黒羽根利規
August 20, 2010 23:57
◆G12−5T◆
4戦で僅か14安打と言う壊滅的貧打に陥っている巨人打線だが、右ふくらはぎに打球を食らって欠場が続いていた阿部が痛みを押して1週間ぶりにスタメン復帰するや、完全に息を吹き返した。初回、一死から9試合ぶりにスタメン起用された松田記者,ガッツ,寿司職人ラミレスの3連打で早くも先制点を挙げると、二死後、当ブログ推奨助っ人・江戸川にもタイムリーが飛び出し、2点目。2回に林のタイムリーで1点を返されるが、その裏、一死一塁から坂本が23号2ラン。4回に代打・桜井のタイムリーで2点差とされるも、5回、寿司職人ラミレスが39号ソロ,阿部が36号と連続アーチを叩き込むと、更に、J.マッケンジーのタイムリーエラーでこの回3点。3戦連続2桁得点と好調の阪神打線は6回、代打・関本のタイムリー,マット・マートンの犠飛で2点を返し、更に、平野が二塁打で続き、二、三塁とチャンスを広げるが、鳥谷が三振に倒れて、二者残塁。巨人は後半になっても攻撃の手を緩めず、その裏、寿司職人ラミレスのタイムリーで1点を追加すると、7回には坂本がタイムリー。そして、8回には当ブログ推奨助っ人・江戸川の11号2ランでダメ押しの12点目。先発のゴンザレスは5回2失点で降板と不本意な内容ながら、打線の援護に恵まれて、約3ヶ月ぶりとなる4勝目をマーク。貧打に喘いだ鬱憤を晴らす16安打12得点の猛攻で連敗をストップさせた巨人は一夜で2位再浮上となった。
◆D0−3S◆
ナゴヤドームで破竹の快進撃を続けている中日だが、この日はヤクルト先発・館山の前に3回まで無得点と苦しい展開。先発の寝損は3回までノーヒットと館山を上回る立ち上がりを見せていたが、4回二死一塁から相川,ユウイチと連打を浴びて、先制点を献上。5回には先頭の青木に10号ソロを被弾すると、6回には野口に二塁打,ユウイチに死球を許して、一死一、三塁のピンチを作った所で降板。2番手・小林正も代わりばな川端に犠飛を打ち上げられて、3点目を献上。館山は散発4安打無四球と三塁も踏ませぬ素晴らしい投球で今季初完封の7勝目。中日の連勝は7でストップ。本拠地の連勝も12で止まり、一夜で3位に逆戻りとなった。
◆C3−4YB◆
3回まで4安打3四球と塁上を賑わせながら、攻めあぐねていた横浜だが、4回、先頭の稲田が四球で歩くと、一死と、加賀の犠打が野選を誘い、一、二塁となった所で内川が先制のタイムリー二塁打。続く5回には先頭の村田がレフトスタンドへ20号ソロを叩き込み、1点を追加。しかし、その裏、広島は二死から天谷が四球を選ぶと、続く岩本が羅致すタンドへ7号同点2ラン。更に、石原,代打・木村,東出と3連打を浴びせて、勝ち越しに成功。1点を追う横浜は7回、下園の内野安打,稲田の二塁打で二死二、三塁とすると、途中から守備に入っていた黒羽根がセンター前へ2点タイムリーを浴びせて、逆転に成功。その裏、広島は二死一、三塁と一打同点のチャンスを掴むが、梵がショートゴロに倒れて、無得点。8,9回は三者凡退に終わり、3連敗。横浜3番手・篠原は打者一人を打ち取っただけで2勝目が転がり込んだ。
◆E2−5H◆
ソフトバンクは初回、一死から内野安打で出た本多が二盗を決めると、二死後、小久保がタイムリー内野安打を放ち、1点を先制。3回には一死から本多のヒット,松田の四球で一、二塁とした所でまたも小久保がレフトスタンドへ13号3ランを叩き込み、4点目。3回まで毎回走者を出しながら、あと一本が出ずにいた楽天は4回、先頭のルイーズがレフトスタンドへ8号ソロを放り込み、ようやく1点。1−4で迎えた6回、ソフトバンクは二死から江川が三塁打を浴びせると、中村紀のタイムリーエラーで5点目を追加。7回に本多のタイムリーエラーで1点を返されるが、8回からはファルケンボーグ−馬原と繋ぐ必勝リレーで楽天の反撃を断ち切った。先発の山田は6回0/3を自責点1で食い止める粘りの投球で4勝目。
◆F5−4L◆
本ハム先発・ダルビッシュはいきなり5者連続三振を奪うなど、2回までに6つのアウトを全て三振で取る圧巻の立ち上がり。その裏、トンガの9号ソロで先制点を貰うと、6回まで無失点投球を続けていたが、7回、一死からブラウン,大島,高山と3連打を浴びて、同点とされると、二死後、浅村に勝ち越しタイムリー,片岡に走者一掃のタイムリー三塁打を浴び、この回4失点。西武は9回から守護神・シコースキーを投入し、逃げ切りを図るが、日本ハムは糸井,あの男と連打を浴びせると、二死後、飯山が今季初アーチとなる値千金の同点3ランをぶち込んで、試合は延長に突入。迎えた10回、日本ハムは一死から小谷野,糸井の連打で一、二塁とすると、高口がタイムリー二塁打を放ち、サヨナラ勝ち。2番手・菊地は1回を3人で退け、今季初白星。
◆M3−1Bs◆
成瀬,木佐貫の両先発が無難な立ち上がりを見せ、3回まで両軍無得点。迎えた4回、ロッテは先頭の今江,井口の連打で二、三塁とすると、一死後、フクーラがセンター前へタイムリーを放ち、2点を先制。続く5回には四球の清田がカブレラの悪送球で二塁へ進むと、二死後、井口がライト前へタイムリーを放ち、3点目。直後の6回、偽バファローズは一死から大引が二塁打を放つと、二死後、下山がライトフェンス直撃のタイムリー三塁打。しかし、続く後藤はライトフライに倒れて、1点止まり。8回には一死二塁から大引のサードゴロを今江がエラー。しかし、一塁へ送球の間に二塁走者のフェニックスが三塁を欲張り、タッチアウトとなる大チョンボ。続く坂口が死球を食らい、ロッテ先発・成瀬をKOするが、代わった小野の前に下山がセカンドゴロに倒れて、二者残塁。9回も守護神・小林宏に対し、二死からティー岡田,バルディリスと連打を浴びせるが、代打・カラバイヨがサードゴロに終わり、ゲームセット。成瀬は7回2/3を投げて、1失点の好投で2年連続の10勝目。
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