黒田博樹

July 24, 2007 22:23

カリメロ勝◆G4−8YB◆
下降線を辿る一方で、何とか巻き返しを図りたい巨人は後半戦開幕戦にルーキー・金刃を指名するも、いきなり先頭のガッツな貴公子・仁志にライト線への二塁打を浴びると、石井タクローの犠打の後、金城のサードゴロの間にあっさり先制点を献上。その裏、全球団からの白星を狙うカリメロに対して、巨人は再び1番に戻ったマッスル千代の富士がヒットを放つも、松田記者のファーストライナーで飛び出して、一瞬にしてゲッツー。2回には新4番・ガッツの二塁打等で一死一、二塁とするも、ホリンズ,キムタクと倒れて、二者残塁。4回にも2本のヒットで一死一、二塁するも、またも後続が続かない。毎回安打を浴びながらも、何とか踏ん張っていた金刃だが、5回一死からガッツな貴公子・仁志を歩かせた後、石井タクローのバント処理にガッツがもたつき、オールセーフ。更に、金城にラスト前へ弾き返され、満塁となった所で村田に手痛いグランドスラムを叩き込まれて、悪夢の4失点。大量5点を追いかける巨人は6回一死一塁から李に16号2ランが出て、ようやく2点を返すと、7回にも二死一、二塁と一発が出れば、一気に同点のチャンス。しかし、恐怖の残塁量産マシン・ニックンはサードへの凡ゴロに倒れて、二者残塁。続く8回、巨人は李が2打席連続の17号ソロ,阿部が20号ソロ連続アーチで1点差まで詰め寄ったが、追い上げムードに水を差す様に9回、姜が金城に3ランを被弾し、ダメを押された。打線の援護にも恵まれたカリメロは6回2失点で3勝目をあげ、消滅した近鉄を含む13球団からの白星を達成した。

◆D5−8T◆
球宴休みがあったとは言え、回復していよう筈もない半月板損傷を抱えながら、後半戦も強行出場の決意を固めたキュラソ星人が初回から先制タイムリー。しかし、2回、先発の太陽の子エステバン・ジャンが突如、制球を乱し、連続四球で無死一、二塁のピンチ。中村紀をゲッツーに仕留めたものの、ピンキー井上にショートへのタイムリー内野安打を許して、試合は振り出しに。続く3回には投手の山井に内野安打を許すと、荒木の犠打をジャンが痛恨のエラー。一死二、三塁となった所でジャンは腰に痛みを訴えて降板となった。この後、二死満塁となるも、森野をファーストゴロに打ち取り、何とかピンチ脱出…と思いきや、今度はシーツがタイムリーエラーをかまして、勝ち越し点を献上。1点を追う阪神は5回に矢野の一発で同点に追いつくも、6回、3番手・江草が捕まり、一死一、三塁から荒木,井端にタイムリーを浴びて、2失点。直後の7回、阪神は守備で途中出場の関本にタイムリーが飛び出して、1点差と詰め寄ると、続く8回には二死から四球で歩いたシーツをまたも矢野がタイムリー三塁打で返して、ついに同点。更に、続く藤本がタイムリー二塁打を浴びせて、一気に勝ち越し。その裏、T.ウッズのタイムリーで追いついた中日は土壇場9回、同点ながら守護神・岩瀬を投入するも、これが裏目。前半戦終了間際の大炎上から調子を崩しかけている岩瀬はいきなり先頭の鳥谷に痛打されると、シャア少佐に犠打を許した所で代打・狩野にタイムリー二塁打を浴び、勝ち越し点を献上。更に、二死一、二塁となった所でシーツには走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、岩瀬は失意の3失点KO。その裏、藤川も無死満塁の大ピンチを迎えたものの、堂上剛を空振り三振に斬ってとると、荒木をゲッツーに仕留めて、辛くも逃げ切った。

◆S1−4C◆
球宴での気迫の一発でチームに勇気をもたらした求道者・前田が先陣に立って最下位脱出へ邁進する事が期待された広島だが、求道者・前田は依然として故障の具合が思わしくないのか、後半戦早々スタメン落ち。しかし、それでも広島は初回、栗原の14号ソロで1点を先制。4回の満塁のチャンスは逃したものの、6回には嶋が8号ソロを叩き込み、2点目。先発・黒田は決して調子がいいとは言えないながらも、粘りの投球でヤクルト打線を封じていたが、6回、先頭の青木に被弾し、1点差。ヤクルトはこの後、一死一、二塁と一打同点のチャンスを潰すと、8回も二死一、二塁のチャンスを逸し、あと1点が届かない。1−2の儘、迎えた土壇場9回、広島は新井のタイムリーと福川の捕逸でダメ押しの2点を追加。黒田は1失点完投で3年連続の2桁勝利を達成した。尚、この試合、宮本が5回に史上5人目となる通算300犠打を達成。その遙か上を行く史上1位の記録は名手・川相の533犠打である。

◆H8−2M◆
開幕早々、水島の呪いに取り憑かれて故障に見舞われ、前半戦僅か1勝と言う屈辱を味わったが、首位奪回へ向け、後半戦はエースとして獅子奮迅の活躍が義務付けられている斉藤和。まだまだ本調子ではないながらも、要所を締める丁寧な投球でロッテ打線を翻弄する。何とか斉藤和を援護したいソフトバンクはロッテ先発・渡辺俊に対して、2回、一死から小久保,柴原,本多の3連打で先制すると、5回にはハマのスペランカーのタイムリー二塁打で1点を追加。更に、6回には山崎のタイムリーで中押しの3点目をゲット。そして、8回には6長短打を浴びせる集中攻撃で5点を奪い、試合を決定付けた。ロッテは9回に代打・竹原の一発等で2点を返すのが精一杯。斉藤和は6回無失点で3月31日以来の2勝目を飾った。

◆Bs3−0F◆
0−0で迎えた3回、日本ハム先発・グリンに対して、偽バファローズは大引,日高と連続三振を喫した直後に平野恵が今季初アーチとなる先制弾。これで流れを引き寄せた偽バファローズは続く4回には牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズが26号ソロ。5回にはまたも平野恵が犠飛を打ち上げて、3点目。この日の偽バファローズ先発・平野佳にとっては3点の援護は十二分だった。立ち上がりから全く危なげのない投球で日本ハム打線に付け入る隙を許さない平野佳は散発5安打で今季初完投初完封で6勝目をマークした。

◆L7−6E◆
150勝へ4度目の挑戦となる西武先発・オツは3回まで1安打無失点と上々の滑り出しを見せるが、肝心の味方打線は約2ヶ月ぶりの登板となる岩隈に対して、先制点を奪えない。すると4回、連打で二、三塁のピンチを迎えたオツは山崎武の犠飛で先制を許すと、更に、続く礒部に3号2ランを叩き込まれて、3失点。6回にも鉄平に8号ソロを被弾したオツは4失点KOとなり、またも150勝ならず。しかし、西武は7回、無死満塁と絶好のチャンスを作ると、細川は三振に倒れたものの、続く中村が5号グランドスラムを放り込み、一気に同点。4−4で迎えた土壇場9回、悪の温床・楽天は二死から草野が内野安打で出ると、続く渡辺直がプロ初アーチとなる2ランを放ち、勝ち越しに成功。その裏、守護神・福盛で逃げ切りを図りたい所だったが、二死一、二塁のピンチから福地に同点タイムリーを許すと、続く片岡には走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて、悪夢の逆転サヨナラ負けとなった

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July 14, 2007 21:30

◆G1−8C◆
再調整中の姜も予想された巨人の先発だが、3日前に2回5失点KOとなった木佐貫が中2日で登板。2回に一死一、二塁とされるも、倉を三振ゲッツーに仕留めて、ピンチを脱出。4回には栗原,新井の3,4番を連続三振に斬ってとったものの、オチョアに左中間スタンドへ3号ソロを放り込まれて、先制点を献上。一方、通算100勝を狙う広島先発・黒田に対して、その裏、巨人は一死からガッツ,阿部の連打で一、三塁と絶好のチャンス。しかし、ここで恐怖のゲッツー量産マシン・ニックンがショートゴロゲッツーに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮して、同点ならず。広島は6回一死一、三塁から新井のセンターへの犠飛で貴重な2点目を追加し、木佐貫をKO。その裏、巨人は一死二塁から古城のタイムリーで1点差に詰め寄ると、なおも二死二塁で打席には阿部。一塁が空いている上、次が怒濤のチャンスブレイカー・ニックンとあっては、歩かされると思われた阿部だが、黒田は真っ向勝負で阿部を空振り三振に斬って取り、このピンチを脱出。何とか突き放しておきたい広島は8回、一死からサードゴロを放った松本がガッツのエラーで出ると、栗原がレフト線へタイムリー二塁打。栗原は三塁を狙って、憤死するも、新井が四球で歩いた後、オチョアのライト前ヒットで一気に三塁へ。これを刺そうとしたホリンズの送球が大きく逸れる間に新井が返って、4点目。相次ぐ拙守でむざむざ流れを手放した巨人は更に、嶋にタイムリー,倉には3ランを叩き込まれて、この回、大量6失点。9回にガッツに被弾したものの、黒田は2失点完投で通算100勝を達成した

◆T−D◆
降雨中止。

◆YB−S◆
降雨中止。

◆M−H◆
降雨中止。

◆E−F◆
降雨中止。

◆Bs6−3L◆
初回、G.G.佐藤のタイムリーで先制された偽バファローズだが、その裏、一死から村松,ラロッカの連打で二、三塁とすると、ローズが走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、一気に逆転に成功。3回には一死満塁から北川がきっちり犠飛を打ち上げて、3点目。2点を追う西武は5回、中島,G.G.佐藤の連続タイムリーで同点。追いつかれた偽バファローズは6回、下山に5号ソロが飛び出して、再び勝ち越し。下山は8回にも2打席連続となる6号2ランを叩き込み、ダメ押し。最後は加藤大が3人で締めて、連敗を3でストップさせた。尚、この日、偽バファローズはセラフィニに対して、戦力外通告を行った。

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June 23, 2007 20:53

◆G5−2L◆
共に5連勝同士の対決となったこの試合。21日に亡くなったばかりの実父に白星を誓った巨人先発・春風亭半ケツは初回、いきなり二死満塁の大ピンチを背負うも、ここでG.G.佐藤を空振り三振。続く2回も先頭打者を出しながら、ゲッツーで切り抜ける粘りの投球を展開。すると、その裏、巨人は一死から3連打で満塁とすると、分相応の8番に降格させられた怒濤のチャンスブレイカー・ニックンが長らく続いている不振により充電されたインケツパワーで犠飛を打ち上げ、先制。更に、春風亭半ケツが自らを助けるタイムリーを浴びせると、マッスル千代の富士にもタイムリー内野安打が飛び出して、この回、3点。3回、ガッツのエラーをきっかけに1点を返されるも、その裏、ニックンがまだまだ吐き出しきっていないインケツパワーで2点タイムリーを放ち、5点目。春風亭半ケツは5回にも3連打で無死満塁と言うピンチを迎えるも、カブレラ,ベンちゃんとショートフライに仕留めると、G.G.佐藤もセンターフライに打ち取って、三者残塁。巨人は8回から豊田,9回からは上原を投入する必勝リレーを展開。上原は一死満塁と一発が出れば同点のピンチを作ったが、中島の犠飛による1点に留めて、逃げ切りに成功。春風亭半ケツは7回1失点の好投で両リーグ一番乗りとなる10勝目をマーク。巨人はこれで今季初の6連勝となり、西武の連勝は5でストップした。

◆D4−6H◆
主砲・松中に続き、自打球を受けたハマのスペランカーのスタメン落ちの可能性も噂されていたが、ただでさえ水島の呪いにより落ちている攻撃力を下げる訳にはいかなかった。それでも人斬り抜刀斎の前に5回までゼロを並べる湿りっぷりは変わらず。打線がアテにならない以上、頼みの綱はハーラートップの先発・杉内だったが、2回、谷繁のタイムリーで先制を許すと、3回には福留,森野のタイムリーを浴び、2点を献上。更に、4回にはプロ初スタメンに起用され、第1打席で早速プロ初安打と気を良くしている柳田にプロ初アーチを許し、4失点KOとなる背信投球。しかし、5回に来日初登板となる謎の新助っ人・スタンドリッジが2四球を出しながらも無失点で切り抜け、水島鎖国政権に抗った事で流れが変わったのか、直後の6回、沈黙していたソフトバンク打線が突如、覚醒。先頭の本多の内野安打を皮切りに5長短打で一気に同点に追いつくと、更に、松田が今季初アーチとなる2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。2点を追う中日は7回一死一、二塁,8回二死二、三塁と立て続けにチャンスを作るも、ソフトバンクの小刻みな継投の前に後続を断たれ、得点ならず。最後は馬原が締めて、連敗は4でストップした。スタンドリッジは来日初登板初白星

◆C4−1E◆
地獄の連敗ロードに陥っている広島と水島の呪いに苛まれている悪の温床・楽天のネガティブ対決は悪の温床・楽天が山崎武の先制26号ソロで26イニングぶりの得点をあげるも、所詮、アウトカウント稼ぎ要員としてしか見られていない呪いを受けている打線はこれ以降、広島先発・黒田の前に完全に沈黙。悪の温床・楽天先発・有銘は点を取れない以上、完封するしかないと言う意気込みで5回まで無失点投球を展開していたが、6回、突如、制球を乱して、一死満塁のピンチを背負うと、ここで出てきた代打の求道者・前田の鋭い眼光にビビったか、押し出し死球を食らわせて、ついに同点。一気に畳み掛ける広島はこの後、代打・喜田,東出の連続タイムリーで3点を勝ち越し。黒田は1失点完投で7勝目を飾り、チームの連敗を6で止めた

◆T4−6F◆
32イニング連続無失点中の阪神投手陣だったが、この日は先発・福原が初回から青波の長瀬のタイムリー二塁打であっさり先制点を失ったばかりか、続く小谷野に頭部死球を食らわせて、危険球退場となる体たらく。緊急登板となった江草も工藤,金子誠と連打を浴び、この回、3失点。いきなり3点のビハインドとなった阪神だが、その裏、日本ハム先発・ダルビッシュに対して、猛反撃。無死二、三塁から林のタイムリーで1点を返すと、続くキュラソ星人が15号3ランを叩き込み、打者4人であっさり逆転に成功。1点を追う日本ハムは5回、金子誠にこの日2本目となるタイムリーを放ち、同点。日本ハムが立ち直ったダルビッシュ一人で阪神打線を抑え込むのに対し、阪神は小刻みな継投を展開し、6回から早くもウイリアムスを投入するJFKリレーモードで互いに譲らず、試合は4−4の儘、延長に突入。迎えた11回、既に2回を投げた藤川がマウンドを降りてしまい、7番手として橋本健がマウンドに上がったが、二死一塁から小谷野にレフトスタンドへ痛恨被弾。その裏、武田久が一死から鳥谷に二塁打を浴びた所でようやく守護神・MICHEALが登場。MICHEALは代わりばな矢野にレフトへの大飛球を浴びるも、フェンス手前で失速。続く藤本は空振りの三振に斬ってとり、4連勝で交流戦初優勝を飾った。

◆S17−3M◆
ヤクルト打線が大爆発。ロッテ先発・小林宏に対して、初回、ガイエルの15号3ラン等でいきなり4点を先制すると、4−1で迎えた4回には田中浩が2点タイムリー二塁打を浴びせて、小林宏をKO。続く5回には2番手・ゴーグルに対し、田中浩の2点タイムリー三塁打やロッテ内野陣の乱れに乗じて、4点を加え、10点目。終盤にも藤田をつるべ打ちにするなど、今季最多の20安打17得点金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいな名前で凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガーは打つ方では4打数4三振と完全に野手任せだったが、本業の投げる方では8回を6安打3失点に抑え、8勝目をマーク。チームの連敗を3でストップさせた。敗れたロッテは今季初の4連敗

◆YB5−1Bs◆
偽バファローズ先発・平野佳に対し、横浜は初回、ガッツ名貴公子・仁志の先頭打者アーチで先制すると、3回にはメカゴジラのタイムリー三塁打,村田の11号2ランで3点を追加。村田は8回にもこの日2本目となる12号ソロを叩き込み、ダメ押しの5点目。投げては先発・ハマのチンピラが序盤こそ制球に苦しんだものの、徐々に立ち直り、8回まで散発3安打無失点。9回も簡単に二死を取り、完封目前と言う所で後藤に被弾したものの、完投で5勝目をマーク。チームは3連勝で約1ヶ月ぶりの貯金1となった。

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June 03, 2007 16:40

◆L1−4G◆
0−0で迎えた3回、巨人は二死二塁のチャンスで松田記者がタイムリー二塁打を放ち、1点を先制。しかし、その裏、西武もすかさずG.G.佐藤のタイムリー二塁打で1点を返し、試合は振り出しに。追いつかれた巨人は5回、先頭のホリンズがレフトスタンドへ6号ソロをぶち込んで、勝ち越すと、更に、二死二塁から、またも松田記者がタイムリーを放ち、3点目。8回にはマッスル千代の富士が11号ソロを放り込み、ダメ押し。投げては先発・木佐貫が6回を1点に抑えると、7回からは林−豊田と繋いで、最後は満を持して上原が登場。一死から礒?に二塁打を浴びたものの、代打・大島,佐藤と打ち取り、ゲームセット。これで巨人は今季初の5連勝。敗れた西武は4連敗となった。

◆H4−1D◆
「パ・リーグの疫病神」の名を欲しいままにする水島氏により、虚弱投手・里中ごときにパーフェクトに抑え込まれると言う呪い漫画を描かれて以来、打線沈黙が続いているソフトバンクはこの日も中日先発・中田の前に5回まで3安打と抑え込まれるゼロ行進。それでも味方の援護を待ちながら、必死の力投を続けていた先発・杉内だったが、6回、一死二塁から立浪にタイムリーを許し、ついに1点を献上。しかし、その裏、ソフトバンクは2安打1四球で一死満塁のチャンスを作ると、ここで小久保がレフトスタンドへ怒りの15号グランドスラムを叩き込み、逆転に成功。杉内は8回まで1失点で切り抜けると、最後は守護神・馬原が締めて、連敗を脱出。杉内はハーラー単独トップとなる9勝目。7試合ぶりに4点を獲ったとは言え、小久保の一発のみとあって、まだまだ打線が目覚めたとは言いがたく、水島の呪いを払拭したと見るには予断を許さない状況だ。

◆E0−2C◆
2併殺を喫するなど、松崎を攻めあぐね、好投の黒田をなかなか援護出来ずにいた広島だが、5回、先頭の喜田がヒットで出ると、倉が送った後、松本のセカンドゴロが高須がエラーし、一、三塁のチャンス。ここで梵のセカンドゴロ併殺崩れの間に喜田が先制のホームイン。8回にはヒットの梵を三塁まで進めた所で新井がセンター前へ弾き返して、貴重な2点目を追加。黒田は三塁を踏ませぬ完璧な投球で完封を果たし、6勝目をあげ、チームの連敗を4で食い止めた。悪の温床・楽天はまたも夢の貯金生活に届かず、借金生活に逆戻り。

◆F2−0T◆
中村泰をあくまで中継ぎで使いたいのか、何故か、ダーウィンを先発で起用する岡田監督の不思議采配が炸裂するも、ダーウィンは3回まで無失点の好投を展開。一方、日本ハム先発・グリンの前に3回をパーフェクトに抑え込まれていた阪神は4回、3四球で二死満塁のチャンスを掴むも、悠久の若虎・桧山がファーストへのファールフライに終わり、三者残塁。すると、その裏、一死から青波の長瀬,小谷野と連続二塁打を浴びて、先制点を献上。更に、高橋に犠飛を許して、この回2失点。グリンは7回に連続四球を与えた所で降板となったが、代わった武田久がこのピンチを切り抜けると、8回も無失点。そして、9回からは抑えのMICHEALが後続を断ち切り、完封リレーを達成。これで日本ハムの連勝は11と伸びた

◆Bs6−2YB◆
いずれも内野ゴロの間に1点を取り合って迎えた4回、偽バファローズは北川が5号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。6回には二死から北川,ローズと連打を浴びせた所でアレンがタイムリー二塁打を放ち、横浜先発・吉見をKO。7回には一死満塁から那須野の暴投,水口のタイムリーで2点を追加。更に、8回には牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズの19号ソロでダメ押しの6点目。最後は加藤大が1点を失ったものの、大事には至らず、逃げ切り。先発・ユウキは6回1失点の好投で2勝目。敗れた横浜はこれで6連敗。

◆M5−1S◆
ロッテ先発・渡辺俊は初回、一死二塁のピンチを寿司職人ラミレス,ガイエルと連続三振で切り抜けると、その裏、TSUYOSHIが2号先頭打者アーチを浴びせて、1点を先制。毎回の様に走者を出しながら、あと1本が出ずにいたヤクルトだが、6回、二死走者なしから寿司職人ラミレス,ガイエル,宮出と3連打が飛び出して、ついに同点。スミ1が続いていたロッテだが、8回、一死二、三塁からフクーラが走者一掃の勝ち越しタイムリー二塁打を浴びせ、ヤクルト先発・藤井をKO。更に、2番手・花田からサブロー,ベニー松山もタイムリーを放ち、この回、4点。これで一気に楽になった渡辺俊は9回も無難に抑え、完投で6勝目をマーク。敗れたヤクルトの連勝は3でストップした。

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May 20, 2007 17:26

◆D1−5G◆
何としても3連戦3連敗は免れたい巨人は中日先発・山本昌から初回、一死満塁と絶好の先制チャンスを掴むも、ここで恐怖のゲッツー量産マシン・ニックンが最悪のセカンドゴロゲッツーに倒れる本領発揮のチャンスブレイク。一方、中日はその裏、巨人先発・春風亭半ケツに対して、いきなり先頭の井端がライトフェンスを直撃。井端は一気に二塁を狙ったものの、マッスル千代の富士のストライク返球の前に憤死し、結局、3人で攻撃終了。共に先制のチャンスを逃し、2回はいずれも三者凡退に終わったが、3回、巨人はマッスル千代の富士の9号ソロと李のタイムリー二塁打で2点を先制。2点を追う中日は5回、森野,李のヒットで一死一、三塁とした所で小田が犠飛を打ち上げ、1点差。何とか突き放したい巨人は直後の6回、松田記者,李のヒットで一死二、三塁とした所で初回の怒濤のチャンスブレイクでインケツパワーが充電されたニックンが7号3ランを叩き込み、5点目をゲット。春風亭半ケツはその後も粘りの投球で8回まで投げきると、9回からはセーブのつかない場面ながらも上原が登場。いきなり無死一、二塁のピンチを背負ったが、後続を断ち切って、連敗を阻止。春風亭半ケツは9回にマウンドを譲った事で開幕から0点台で来ていた防御率がついに1点台となってしまったが、ハーラー単独トップの6勝目をマーク。巨人は1日で首位に返り咲く事となったが、これで今年も「セ・リーグ首位チームは交流戦で大転落」のジンクスと戦う事になってしまった。中日は7試合連続打点と連勝の立役者となっていた森野が2安打ながらも打点がつかず、連勝も7でストップした。

◆T1−0YB◆
中継ぎで9戦13回無失点と好結果を残していた中村泰が今季初先発。中村泰は初回に先頭打者を出しながら、その後、三者三振で切り抜けると、2回の無死三塁の大ピンチも何とか凌ぎきってからは尻上がりに調子を上げていき、中盤に入ってからは横浜打線を完全に翻弄。一方、横浜先発・加藤も3回まで無失点の好投を見せていたが、4回、一死一、二塁のピンチを迎えた所で突如、降板。しかも、緊急登板となった山北が林にタイムリーを浴び、先制点を献上。阪神はこの後も再三再四チャンスを掴みながら、残塁を量産するばかりの拙攻三昧だったが、7回からは久保田−ウィリアムスと繋いで、最後は守護神・藤川が締めて2試合連続の完封勝ち。中村泰は6回9三振無失点の好投で今季初勝利。阪神は3連勝で交流戦へ弾みをつけたのとは対照的に横浜は泥沼の7連敗で借金生活に突入すると同時に4位へ転落となった。

◆C5−2S◆
広島は3回、無死満塁のチャンスで東出,栗原と連続タイムリーで2点を先制。この後、新井のゲッツーの間に1点を加えると、更に、森笠のタイムリー,松本の押し出し四球でこの回、一挙5点。一点集中攻撃で大量点を取ったら、あとはさっぱりと言う広島の恒例パターンで4回以降は二塁すら踏めなかったが、先発・黒田が立ち上がりから安定した投球で6回を無失点。7回にガイエルに被弾し、9回にもガイエルにタイムリーを浴びたものの、僅か89球の省エネ投球で意外にも今季初の完投勝利を飾った。チームは再び5割に復帰し、3位に浮上。

◆H4−5F◆
恐怖のパ・リーグ撲滅漫画「ドカパロSS 地獄変」にて、虚弱投手・里中にパーフェクトなどと言う不名誉極まりない事を描かれて以来、呪いに取り憑かれているとしか思えない嫌な負け方が続いているソフトバンクだが、この日も小田のタイムリーで先制されると、2回には劇団ひちょりのタイムリーと稲葉の犠飛で3点を失い、先発・田之上は早くもKO。更に、2番手・小椋も稲葉に犠飛を許して、4点差。呪いの影響をひしひしと感じながらも、むざむざ負けられないソフトバンクはその裏、柴原の5号2ランで2点差。日本ハムは5回に小谷野のタイムリーで1点を追加。先発の伊集院光の弟子・金村がピリッとせず、3回を投げ終えた所であえなく降板となったが、4回から登板の武田勝が7回まで無失点に抑える完璧なロングリリーフを展開。ソフトバンクは8回二死一塁の場面でマウンドに上がった3番手・武田久に対して、ヒゲが生えているから似てなくても本人だと認識して貰えると言うしょーもない理由で試合前にフィーチャーされ、試合中は完全に放置される呪いをかけられ怒り心頭のハマのスペランカーが7号2ランを叩き込み、1点差と詰め寄ると、土壇場9回には守護神・MICHEALから小久保,アダムと連打を浴びせて、長打が出れば一気にサヨナラと言うチャンスを作るも、ここから柴原,代打・ブキャナンと凡退。そして、最後は虚弱投手・里中のパーフェクト達成時、最後の打者として描かれてしまう呪いを受けてしまった田上がライトフライに倒れて、同点にすら出来ずにゲームセット。この日は王さんの誕生日だと言うのに、今季初めて日本ハムとの3連戦に負け越してしまう何とも嫌な展開で波乱含みの交流戦に臨む事となってしまった。尚、この試合、劇団ひちょりは3安打の大当たりで連続試合安打を24と伸ばし、大下弘の球団タイ記録に56年ぶりに並んだ

◆E3−8M◆
未だに白星のない清水を何とか援護したいロッテは初回、二塁打の今江をフクーラが返して、1点を先制すれば、3回にはサブローのタイムリー二塁打,ベニー松山の2点タイムリーで3点を追加。4点の援護を貰った清水は3回まで無失点で凌いでいたが、4回、先頭の山崎武に19号ソロを被弾し、1点を献上。ロッテはすかさず、5回にベニー松山のタイムリー二塁打,竹原の犠飛で2点を追加。粘る悪の温床・楽天はその裏、山崎武の犠飛で1点、6回には藤井のタイムリー二塁打で1点とジリジリ追い上げるも、ロッテは8回に青野の8号2ランでダメ押し。清水は6回3失点で降板となったが、打線に援護に恵まれて、8度目の先発でようやく今季初勝利を手にした。

◆Bs5−2L◆
西武先発・ギッセルに対して、偽バファローズは初回、大西の先頭打者アーチで1点を先取。5回には一死から大引,日高,大西の3連打で2点目を追加。投げては今季初先発のユウキが7回二死までノーヒットと言う快投を展開。8回に連打でピンチを作った所でユウキは降板し、その後、内野ゴロの間に1点を返されたが、その裏、偽バファローズは北川の4号3ランで一気に突き放した。西武は9回にカブレラのタイムリーで1点を返したが、及ばず、3連敗となった。偽バファローズは今季初の3連勝。

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