高橋光信
July 22, 2008 22:45
◆T7−4G◆
巨人は初回、2四死球にエラーとノーヒットで無死満塁のチャンスを掴むと、寿司職人ラミレス,古城のタイムリーで3点を先制。続く2回には鈴木尚のタイムリーで4点目をあげ、阪神先発・上園はこの回限りでKO。4点を追う阪神は4回、先頭の関本が四球を選ぶと、続く高橋光がライト前ヒット。これを清水が後逸するヘッポコエラーをかましている間に関本は長駆ホームイン。続く代打・庄田のファーストゴロを今度はガッツがヘッポコエラーをかまし、チャンスを広げた阪神はバルディリス,矢野と連続タイムリーを放って、1点差。続く5回には一死走者なしからキュラソ星人のファーストゴロをまたもガッツがヘッポコエラー。関本がヒットで繋いだ後、高橋光がレフト前へタイムリーを放って、同点。庄田もヒットで続いて、内海をKOすると、代わった越智から代打・悠久の若虎・桧山のセカンドゴロの間に勝ち越しに成功。更に、矢野が2点タイムリーを浴びせて、この回一挙4点。巨人は3回以降二塁すら踏めない体たらくで点差を縮める事すら出来ず、自力Vが消滅。阪神にマジック46が点灯した。
7度目の挑戦にして、史上3位タイの早さでマジックを灯した阪神。集中攻撃で4点差を跳ね返す見事な逆転勝利だった。特に、この所の高橋光と矢野の集中力は凄いものがある。投げては、先発の上園は2回4失点KOの背信投球だったが、2番手のアポリー中尉以降6人のリリーフが巨人に反撃の隙を許さなかった。巨人は内海が4点貰いながら、持ち堪えられなかったのも不甲斐なかったが、7失点とは言え、自責点は0.相次ぐエラーでバックに足を引っ張られた部分も否めない。ガッツは膝痛の影響もあるのだろうが、横の打球を追いかけると踏ん張りきれない事を露呈しまくっており、意図的にそこを付け込まれる様な事があると、スタメンでは怖くて使えない…なんて事にもなりかねないのではなかろうか。あの男は古城にスタメンを奪われる始末。7回一死一塁の場面で代打で出てきたが、あえなく三振とインケツぶりは相変わらずで、何の為に昇格してきたのかさっぱり分からない状態だ。
◆D7−1C◆
連敗を止める気が絶無のブラウン監督はまたもや求道者・前田をベンチに軟禁する暗黒オーダーを展開。意気消沈の広島は初回にゲッツー崩れの間に先制するも、そこから4連続三振を食らうなど、中日先発・ウッチャンを調子付かせてしまう。1点を追う中日は3回、一死二塁から荒木のショートゴロが小窪のエラーを誘い、同点。更に、バックアップのセンター・赤松も悪送球をかまして、荒木はこの間に二塁へ。井端が歩いた後、森野が勝ち越しタイムリーを放つと、T.ウッズが歩いて満塁となった所で、ベンちゃんが2点タイムリー二塁打を浴びせて、広島先発・大島をKO。更に、代わった森から中村紀がタイムリー内野安打を放って、5点目。続く小池も四球を選び、またも満塁となったが、谷繁はサードゴロに倒れて、三者残塁。5回には川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに森野が10号ソロを叩き込み、6点目。7回には中村紀の犠飛で7点目を加え、試合を決定付けた。広島は2回以降ゼロ行進のスミ1に終わり、7連敗となった。
広島はこれで泥沼の7連敗。求道者・前田がまたもやフル欠場に追い込まれたとあっては、この結果も半ば必然的と言っていい。ブラウン監督は連敗を阻止する為に活路を見出そうとする様子すら見せず、ただひたすらに求道者・前田をシメ倒す事に邁進している有様で、これではナインの士気も上がる筈がない。まだ前半戦も終わっていないが、ブラウン監督がこんな事を続けている限り、広島の5割越えやAクラスの可能性など全く見えて来ない訳で、今季一杯で失脚する可能性は高まってきた。
◆S4−1YB◆
ヤクルトは2回、ヒットで出た畠山が田中の犠打で二進すると、ガッツな貴公子・仁志のタイムリーエラーで先制のホームイン。4回にはヒットの青木がすかさず二盗を決めると、畠山のタイムリーで1点を追加。更に、犠打と暴投で畠山が三進した所で飯原が犠飛を打ち上げ、3点目。ヤクルト先発・村中の前に6回まで無得点に抑え込まれていた横浜は7回、大西のタイムリー内野安打でようやく1点を返すと、ガッツな貴公子・仁志もヒットで続いて、村中をKO。更に、2番手・松岡から内川が四球を選んで、二死満塁で主砲・村田に回すと言う絶好の場面を作ったが、村田はサードゴロに倒れて、1点止まり。ヤクルトは8回、畠山の3号ソロでダメ押しの4点目。土壇場9回、守護神・林がいきなり3連打を浴びて、無死満塁の大ピンチを作ったが、内川をキャッチャーフライに仕留めると、続く村田をセカンドゴロゲッツーに打ち取り、逃げ切った。
横浜先発・小林は初回一死から宮本の頭部に死球を食らわせ、僅か10球で危険球退場。結局、準備不足のリリーフ陣が失点し、黒星に繋がってしまった。打っては好調をキープしていた村田が7,9回のチャンスを悉くブレイク。8回には大矢監督がメカゴジラのファーストゴロをファールだと執拗に抗議し、遅延行為で退場と全てが空回りだった。村中は7回途中まで1失点の好投で6月15日以来の白星をゲット。ヤクルトは再び5割に復帰した。
◆H2−4Bs◆
ソフトバンク先発の怨敵・パウエルに対して、偽バファローズは2回、日高の9号2ランで先制すると、5回にはカブレラのタイムリーで1点を追加。3回を除いて毎回走者を出しながら、攻めきれずにいたソフトバンクだが、7回、先頭の中西が四球を選ぶと、続く高谷がライトスタンドへ2号2ランを放り込み、1点差。更に、一死後、川崎のヒット,松中の四球で一打同点のチャンスを作るが、ここで小久保がセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で2点止まり。直後の8回、偽バファローズは森山のタイムリー内野安打で貴重な1点を追加。最後は守護神・加藤が締めて、最下位を脱出した。
偽バファローズが因縁の相手・パウエルを打ち崩して…と言う程でもないが、まぁ、そこそこ攻略し、5位浮上。投げては近藤が6回無失点の好投を展開して、約1ヶ月ぶりの6勝目。ソフトバンクは1,2番が2安打ずつ放ったものの、3,4番がいい所でブレーキ。小久保は第1打席で史上43人目の3000塁打を達成したものの、これで勢いづく事は出来なかった。
◆F3−2M◆
初回二死一、二塁のチャンスは逃した日本ハムだが、続く2回、先頭の小田がヒットで出ると、二死後、金子誠がタイムリー二塁打を放って、1点を先制。4回には一死から小田が四球を選ぶと、続く小谷野が今季初アーチとなる2ランを叩き込み、3点目。追いかけるロッテは5回、根元のタイムリー二塁打で1点を返すと、続く6回には里崎の12号ソロで1点差。更に、二死後、連続四球とエラーで満塁としたものの、西岡がレフトへ打ち上げ、同点ならず。8回には一死から連打と四球で満塁とするも、西岡,根元と打ち取られ、三者残塁。最後はMICHEALの前に三者凡退に終わり、あと1点が届かなかった。
2試合で26点も取っていたロッテ打線が2度の満塁のチャンスを潰すなど、12残塁の拙攻で僅かに2点と沈黙。史上312人目の1000投球回数を達成した小林宏は3失点完投ながら、メモリアルゲームを飾れなかった。援護を貰うと打ち込まれ、好投すると援護を貰えないと言う不憫な展開が続いている。
◆L14−2E◆
初回に栗山のタイムリーで先制された楽天は直後の2回、草野の今季初アーチとなる2ランで一気に逆転。しかし、その裏、西武が驚異の猛攻を開始。一死後、突如、制球を乱した長谷部から、3連続四球わ選んで満塁とすると、平尾のタイムリー内野安打,佐藤の押し出し四球で逆転に成功。更に、栗山もタイムリーを浴びせて、長谷部をKO。代わった松本から中島も押し出し四球を選んだ後、暴投で平尾が生還。更に、ブラゼルの2点タイムリー二塁打の後、G.G.佐藤が歩いて一、二塁となった所で中村が23号3ラン。二死後、細川の二塁打の後、平尾がタイムリーを浴びせて、この回大量11点のビッグイニングを形成し、2回にして試合を決定付けた。敗れた楽天はついに最下位転落。
昨年の新人王・田中が右肩痛で登録抹消となる衝撃に見舞われた楽天。今年の新人王候補として期待されながら、未だに白星のない長谷部が先発を託されたが、四球連発で2回もたずに7失点の大乱調だった。惜しいとすら感じさせない内容が続いており、プロ初勝利はまだまだ先になりそうだ。かつての指定席・最下位へとうとう舞い戻ってしまったが、それでも首位との差は8.5と、阪神と巨人の差よりも遙かに近い訳で気落ちする事なく巻き返しを図って欲しいものだ。西武は10者連続得点をマークするなど、怒濤の猛攻でリーグ50勝一番乗り。投げては涌井が無四球完投で8勝目と投打噛み合う完勝だった。
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June 17, 2008 23:25
◆G4−3Bs◆
初回にカブレラの12号ソロで先制した偽バファローズは4回にはローズ,北川,後藤の3連打で1点を追加。偽バファローズ先発・中山の前に3回までパーフェクトに抑え込まれていた巨人だが、4回、マッスル千代の富士が復帰初安打で出ると、続くキムタクがタイムリー二塁打。ガッツのセンターフライで三進したキムタクは続く寿司職人ラミレスの犠飛で同点のホームイン。2−2の儘、迎えた7回、偽バファローズは前田の今季初アーチで勝ち越しに成功。しかし、粘る巨人は8回、ガッツが10号同点ソロ。土壇場9回にはヒットの松田記者を阿部が送って、一死二塁のチャンス。偽バファローズは守護神・加藤を投入するが、坂本がヒットで繋ぐと、代打・清水が四球を選んで満塁となった所で代打・古城がセンターへ打ち上げて、代走・鈴木尚が快足を飛ばして、本塁を陥れ、サヨナラ勝ち。
1点を争うゲームを制し、巨人が四たび5割に復帰。終盤、流れを引き寄せる土壌を作ったリリーフ陣の頑張りが光った。果たして、今度こそ貯金を稼ぐ事が出来るか!? とりあえず、マッスル千代の富士にも1本が出たのも明るい材料だ。偽バファローズは小松をもう少し引っ張っても良かった様な…。先発もこなせる小松をわざわざリリーフに戻して、チマチマ投げさせるのは何だか勿体ない気がする。
◆D5−4L◆
故障を押して出続けていた井端がついに登録抹消となった中日。いきなり荒木,藤井と連続三振に倒れたが、ここか羅クリーンアップの3連打で1点を先制。1点を追う西武は2回、中村の14号ソロで追い付くと、5回には栗山に3号2ランが飛び出して、勝ち越しに成功。その裏、中村紀のタイムリー二塁打で1点差とされるも、直後の6回、中村がこの日2本目となる15号ソロを叩き込み、山本昌をKO。2点を追う中日は7回、中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに12号2ランを放り込み、一気に同点。4−4の儘、迎えた土壇場9回、中日は同点ながらも登板した守護神・岩瀬がきっちり0点に抑えると、その裏、二死走者しから中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2打席連続の13号ソロを放ち、サヨナラ勝ちを収めた。
西武の中村が2発含む3安打2打点と爆発すれば、中日の中村紀も2発含む4安打4打点の大当たり。中村デーとなったこの試合は、より中村が爆発した中日に軍配が上がった。結局、中日は一発頼みかよ…。井端がいても一発依存症だったんだから、井端がいなくなったら、より一発依存になるのはある意味、当然の結果か…。
◆C7−8F◆
難敵・ダルビッシュが相手であろうと関係ないブラウン監督はこの日も求道者・前田をベンチに軟禁。ダルビッシュキラー・赤松の先頭打者アーチと高口のエラーで2点を先制したものの、直後の2回、先発・大竹が一死二、三塁のピンチに鶴岡の犠飛で1点差とされると、投手のダルビッシュにタイムリー二塁打を浴び、あっさり同点。続く3回には田中に9号ソロを叩き込まれて、勝ち越し点を献上。4回にまたも赤松が同点タイムリーを放ったのも束の間、直後の5回、二死満塁から稲田に2点タイムリーを浴び、大竹はここでKO。代わった梅津も鶴岡にタイムリーを許すと、6回には大島が打ち込まれて、2失点。大量5点を追う広島は8回、無死一、二塁のチャンスにようやく求道者・前田が代打で登場するも、ブラウン暗黒采配により、コンディションもモチベーションも低下させられている為にライトフライが精一杯。しかし、求道者・前田の一打を無駄には出来ないと、二塁走者・石原が果敢に三塁へタッチアップ。これで火がついた広島打線は二死後、東出,オチョア,栗原の3連続タイムリーが飛び出して、一気に1点差まで詰め寄った。土壇場9回には一死から石原がヒットで出たものの、最後は代打・喜田がショートゴロゲッツーに倒れて、あと一歩及ばなかった。
5点リードがあるからと、ダルビッシュを7回で下げてみたら、えらい事になりかけた日本ハムだが、辛くも逃げ切り。先発全員がヒットを放ったが、中でもスレッジが4安打と爆発した。広島はとにもかくにも求道者・前田のコンディションが万全でなかった事が悔やまれる。タイプ的に代打で使われている限り、そう簡単に浮上してくるとは思えないのだが、それを分かっているからこそ、ブラウン監督はスタメンで浮上のきっかけを掴ませる様な真似は極力回避しようと図る筈。この負のスパイラルはいつまで続くのか…。
◆T5−3E◆
序盤は拙攻続きの両軍だったが、先手を取ったのは阪神。3回、四球で出たシャア少佐が二盗と犠打で三塁まで進むと、渡辺直のタイムリーエラーで先制のホームイン。しかし、直後の4回、楽天は3連打であっと言う間に追い付くと、更に、山崎隆のプロ初打点となる犠飛で勝ち越し。毎回走者を出しながら、あと一本が出ずにいた阪神だが、7回、無死一、二塁から関本が犠打を決めると、ここで新井が犠飛を打ち上げ、ついに同点。直後の8回、山崎武のタイムリーで再び勝ち越しを許すものの、その裏、一死から連打で一、二塁とすると、代打・高橋光が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、逆転に成功。更に、シャア少佐がヒットを放った後、小山の暴投で5点目を追加。最後は藤川が3人で締めて、連敗を3で止めた。
シャア少佐が出ては、関本が送り、シャア少佐が出ては、関本が送り…と重ねる事、実に4打席連続。1試合4犠打で日本タイ記録となったが、これだけやって、シャア少佐はエラーで1回ホームを踏んだだけ。無駄に手こずった阪神だが、終盤の集中打で何とか逃げ切り、連敗を脱出。粘り負けた楽天だが、ノムさんはこれで史上最多タイとなる監督通算1453敗目となった。
◆YB1−14M◆
水島の呪いにより疲弊しきっている横浜相手にロッテが序盤から容赦のない猛攻を展開。初回、サブローの今季初アーチとなる3ランなど、5長短打を集中し、いきなり5点を先制。横浜先発・桑原謙は早くもこの回限りでKOとなった。更に、3回には西岡,ズレータに一発が飛び出すなど、6長短打で一気に6点を追加し、早くも試合を決定付けた。ロッテは終盤にもオーティズ,里崎の一発でダメ押しし、計18安打14点。大量リードを貰った先発・成瀬は7回を吉村の一発による1失点のみで切り抜け、4月20日以来となる4勝目。横浜は今季4度目の5連敗となった。
惨憺たる結果に水島の呪いの影響を痛感し、涙が止まらない。負け方も酷い上、連敗も止まらない。このチームは一体、何に救いを見出せばいいのか…。相次ぐトレードで足掻いているが、果たして、それで活路が開けるのかどうか…。そのトレードの第1弾として獲得した入団前から名手・川相を信奉していたナイスガイ・真田がこの日3番手として移籍初登板。走者を出しながらも、2回を無失点。先発として期待されている真田だが、まずは中継ぎで結果を残し、次のステップへの足がかりを掴んだのは何よりだ。一方、打線に見殺され、リリーフに白星を消され…と、まだ3勝しかしていないのが嘘の様な成瀬にようやく白星。これだけワンサイドな展開だと、「成瀬で勝った」感が足りないが、長らく白星から遠ざかっていただけに嬉しい1勝だろう。
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September 05, 2007 21:41
◆D1−3G◆
負ければ、首位陥落となる巨人は中日先発・山本昌に対して、2回一死一、三塁からホリンズのタイムリー二塁打で先制すると、更に、松田記者のタイムリーで2点を追加。中日相手に3年間白星のない巨人先発・木佐貫は5回までパーフェクトと完璧な投球を展開。6回に英智に初安打を許し、一死二塁のピンチを迎えるも、崩れる事なく後続を断ち切った。7回二死走者なしから、またも天敵・T.ウッズに33号ソロをバックスクリーンへ叩き込まれて、完封の夢は断たれたが、9回からは守護神・上原がきっちり締めて、首位の座を守った。木佐貫は8回1失点で11勝目。敗れた中日はついに3位転落。
◆S5−3C◆
初回、オチョアに先制弾を許したヤクルトだが、3回一死一、三塁から田中浩が同点タイムリー。更に、ラミレスのサードゴロの間に1点を加え、勝ち越しに成功。5回には宮出が9号2ランを叩き込み、2点を追加。直後の6回、1点を返されるも、その裏、川本が4号ソロを放り込んで、再び点差は3点。土壇場9回、広島は一死二、三塁のチャンスを作り、館山を引っ張り出すと、求道者・前田のセカンドゴロの間に1点。更に、代打・森笠が歩いて、一発で逆転のチャンスを作ったが、最後は代打・嶋が三振に倒れて、万事休す。これで広島はヤクルトと入れ替わりでまたも最下位へ逆戻りとなった。
◆T3−2YB◆
横浜は3回二死二塁から村田のタイムリーで1点を先制。横浜先発・三橋の前に3回までパーフェクトに抑え込まれていた阪神だが、4回、鳥谷の一発で同点とすると、続く5回には二死二塁の場面で早くも先発・上園を引っ込めてまで起用された代打・高橋光がタイムリーを放ち、勝ち越し。更に、連続四球で満塁とチャンスを拡大させたものの、シーツはセンターフライに倒れて、三者残塁。続く6回にはメカゴジラのタイムリーエラーで3点目。6回から久保田−ダーウィン−ウィリアムスと繋いだ阪神は9回から満を持して藤川を投入。藤川は一死から内川に三塁打を浴び、続く相川のファーストゴロの間に生還を許したものの、最後は代打・マイケルを三振に仕留めて、1点差で逃げ切った。これで阪神は6連勝となり、中日を抜いて2位に浮上。上園は5回降板ながらも、金刃に1差と迫る6勝目で逆転新人王の可能性も見えてきた。
◆H5−1E◆
初回を無難に抑えたソフトバンク先発・和田は2回も連続三振で簡単に二死。しかし、ここから牧田に痛打されると、暴投で二進を許した後、鉄平にタイムリーを浴びて、先制点を献上。しかし、その裏、ソフトバンクは連打で無死一、三塁とすると、松田がセンターへ同点犠飛。4回には二死からまたも松田が三塁打を浴びせると、一軍復帰となった大村がタイムリーを放ち、勝ち越し。続く5回にはハマのスペランカー,松中に連続タイムリーが飛び出して、4点目。8回には川崎がダメ押しのタイムリー。最後はセーブのつかない場面ながらもマウンドに上がった守護神・馬原が2人の走者を出しながらも、何とか後続を断ち切った。先発・和田は8回途中まで1点に抑え、12勝目。
◆Bs0−2F◆
8月の月間MVPに輝いたダルビッシュが5回まで6三振のパーフェクトに抑え込む快投を展開。一方、偽バファローズ先発・平野佳も全投球で6三振。オリックス平野佳も2回を除いて毎回安打を浴びながらも、粘りの投球で無失点を続けていたが、7回、先頭の高橋にレフトスタンドへ8号ソロを叩き込まれて、0−0の均衡が破れた。その裏、偽バファローズは二死一、二塁と初のチャンスを掴んだが、後藤がショートフライに倒れて、二者残塁。すると、8回、日本ハムは青波の永瀬の犠飛で貴重な2点目を追加。最後は守護神・MICHEALが締めて完封リレーを達成。ダルビッシュは8回無失点10個の三振を奪う力投で14勝目を飾った。平野佳は8回途中まで2失点の好投も虚しく、両リーグトップの12敗目。
◆M2−1L◆
西武は4回まで7安打を浴びせながら、一向に点を奪えない拙攻三昧。西武先発・オツはなかなか貰えない援護を待ちながら、6回まで2安打無失点の力投を展開。何とかオツを援護したい西武は7回、二死三塁から福地のタイムリーでついに待望の先制点をゲット。しかし、それも束の間、その裏、ロッテはオーティズのタイムリー二塁打であっさり追いつくと、更に、早川のタイムリーで勝ち越し。8回からは薮田−小林雅がパーフェクトリレーを見せて、逃げ切りに成功。先発・小野は7回1失点で5勝目。
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