飯原誉士唐川侑己

July 11, 2008 23:32

◆G4−1YB◆
横浜は初回、一死からガッツな貴公子・仁志,内川の連打で一、三塁するも、村田は空振り三振に倒れ、スタートを切っていた内川も二塁で憤死する三振ゲッツー。続く2回には3連打で無死満塁としながら、後続3人があえなく凡退し、三者残塁。すると、その裏、巨人は松田記者の5号ソロであっさり先制。4回には一死二、三塁からグライシンガーがスクイズを決めると、更に、マッスル千代の富士,岩舘の連続タイムリー二塁打でこの回3点。序盤のピンチを凌いだグライシンガーは3回以降立ち直り、7回まで無失点の好投。8回から上原が連夜のリリーフ登板となったが、いきなり内川に被弾すると、続く村田にもフェンス直撃の二塁打を浴びたものの、何とか後続3人を打ち取ると、9回からは守護神・クルーンがピシャリと締めて、巨人は2位に浮上した。

今季2度目の3連勝を狙った横浜だが、序盤のチャンスを生かせずに黒星。2回の無死満塁での無得点は何とも痛く、これでグライシンガーを完全に調子に乗せてしまった。完封ペースのグライシンガーだっただけに、8回で上原と代えられてしまったのは少々釈然としない。しかも、いきなり被弾し、村田にも二塁打を浴びた時にはどうなる事かと…。上原のリリーフ登板は本当に北京に拉致されるまで続くのだろうか…。打線の方はガッツ,寿司職人ラミレスがノーヒットに終わった中、2番・岩舘が2本の二塁打,8番・寺内が3安打と伏兵の起用が的中した。立場も状況もわきまえずにモナっていたあの男が一軍に上がって来ていたら出られなかったかもしれない二人だけに期するものがあった筈だ。今後もあの男が上がってくる余地のない活躍を見せて貰いたいものである。

◆D2−4S
立ち上がりからピリッとしない人斬り抜刀斎に対し、1,2回と攻め立てながら攻めあぐねていたヤクルトだが、投手の石川が自ら二塁打を放って口火を切ると、福地が死球で繋いだ後、宮本が送って二、三塁。二死後、畠山がセンター前へタイムリーを浴びせて、2点を先制。6回まで2併殺を食らうなど、相変わらずの拙攻三昧を繰り広げ、ゼロ行進を続けていた中日だが、7回、一死三塁から英智のタイムリーでようやく1点。更に、中村紀がヒットで続き、石川をKOすると、代わった松岡の暴投と言うタナボタで同点。しかし、それも束の間、直後の8回、ヤクルトは二死満塁から代打・飯原がレフト前へタイムリーを放ち、2点を勝ち越し。その裏から押本−林と繋いで逃げ切った。

ヒットが出たのは僅かに3イニング。その為、残塁は3に留まったが、併殺はきっちり2個食らうなど、相変わらずの不甲斐ない攻撃で人斬り抜刀斎を見殺してしまった中日はついに3位転落。4位・広島との差も僅かに2とあって、この儘では、Bクラス転落も時間の問題だ。この日はベンちゃん,中村紀が相次いで負傷退場となるなど、不安要素は増えるばかり。この絶望的な状況を打破する為にも一刻も早く名手・川相の現役復帰を視野に入れて欲しいものである。

◆T2−1C◆
阪神先発・ボーグルソンはは5回までに二安打無失点の好投を見せるも、肝心の味方打線が前田健の前に1併殺6残塁の大拙攻で一向に先制点を奪えない。この展開に根負けしたボーグルソンは6回、二死走者なしから赤松,嶋,栗原と3連打を浴びて、ついに先制点を献上。1点を追う阪神は8回、2番手・シュルツから先頭のキュラソ星人が二塁打。一死三塁となった所で守護神・永川が登板するが、鳥谷が四球を選んだ後、代打・高橋光が同点犠飛を打ち上げ、試合はその儘、延長に突入。迎えた11回、阪神は一死から矢野がヒットを放つと、平野の犠打がエラーを誘う。二死後、関本がレフト前へ弾き返して、矢野がサヨナラのホームを踏んだ。

オチョアがスタメンから外れたにも拘わらず、求道者・前田をスタメンで使わず、1点を争う展開で11回まで戦ったにも拘わらず、求道者・前田をフル欠場に追い込むブラウン暗黒采配で敗れるべくして敗れた広島は借金2となり、またまた5割が遠のいた。粘り強く投げていた前田健の力投が報われなかったのは残念だ。阪神は7回から5人の投手がそれぞれイニングの頭から入れ替わり立ち替わりマウンドに上がったが、こういう継投の仕方で誰一人失敗しない辺りが素晴らしい。この展開でJFKを全く引っ張る事なく、いずれも1回だけですっぱりと代えたのには驚いた。

◆F3−2H◆
日本ハムは3回、二死から劇団ひちょりがヒットで出ると、続く高口のタイムリー三塁打で先制のホームイン。5回には二塁打で出た小谷野が鶴岡の犠打,金子誠の犠飛で生還すると、更に、劇団ひちょりのヒットの後、また高口がタイムリー二塁打を浴びせて、3点目。ダルビッシュの前に5回まで1安打と沈黙していたソフトバンクは6回、一死から高谷,本多,川崎の3連打で1点を返すと、続く7回には無死二塁からスタメン復帰の小久保にタイムリーが飛び出して、1点差。しかし、反撃もここまで。以降、9人連続凡退に終わり、あと1点が届かなかった。

ダルビッシュが完投で3年連続の2桁勝利に到達。チームの連敗を3で止めた。大隣も3失点の無四球完投と決して悪い投球ではなかったが、相手が悪かった。3番以下は3安打に抑え込んだものの、劇団ひちょりに4安打,高口に2本のタイムリーと1,2番コンビにしてやられてしまった格好だた。ソフトバンクの連勝は3でストップし、西武との差は5と拡大してしまった。

◆E0−4M
唐川,青山の両先発が毎回の様に走者を出しながらも、要所を締める粘りの投球を展開し、7回まで共に無失点。迎えた8回、ロッテは先頭の根元が四球で歩くと、二盗に成功。里崎のヒットで一死一、三塁となった所で大松が犠飛を打ち上げ、ついに均衡を破る先制点をゲット。9回には根元に2号ランニング3ランが飛び出し、ダメ押し。8回途中から川崎−荻野と繋いで完封リレーを達成。唐川は完投は逃したものの、7回1/3を無失点で5勝目。ロッテは再び最下位から脱出した。

「ドカパロ」での登場予告をされた途端の連続KOで二軍に身を隠した唐川。しばらく横浜が呪われる展開が続くと見たか、再昇格で立て続けの好投を演じた訳だが、よもや今週で横浜戦が終わってしまととは誤算だろう。来週からロッテ戦が始まってしまうとあって、予告通り、唐川が引っ張り出されてしまう可能性は高まってきた。同じく高校BIG3の一角・トンガは結果も出してない段階でピエロ役を演じさせられ、未だにファームで苦しんでいるが、既に結果を残している唐川には呪いに屈する事なく、何とか踏み留まって欲しい所だ。

◆Bs4−12L◆
西武打線が序盤から大爆発し、あっさりと試合を決めた。初回の二死一、二塁のチャンスは逃したものの、2回に中村の19号ソロ等で3点を先制。続く3回には中島,ブラゼルが連続アーチを叩き込み、偽バファローズ先発・オルティズはこの回で早くもKO。4回には2番手・近藤を攻め立て、中村のこの日2本めとなる20号2ランなど、5長短打で一挙5点を奪い、試合を決定付けた。偽バファローズは終盤、4点を返したものの、焼け石に水で最下位転落。西武先発・帆足は7回3失点で8勝目。

西武は4発20安打12点の猛攻で連敗を3でストップ。沈黙していた相手打線を目覚めさせてしまうと言う来日当初に発揮しまくったオルティズの特殊能力が再び発動してしまった。折角、混パになりつつある状況でまた西武を上昇気流に乗せてしまうのは避けたいだけに、偽バファローズには死力を尽くして、この3連戦勝ち越して欲しいものだが…。

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