鈴木郁洋
April 21, 2010 23:17
◆G4−2YB◆
56年ぶりに京都での公式戦に臨んだ巨人は初回、坂本の内野安打,はーちゅんのエラーでいきなり無死一、二塁のチャンス。ココで5試合ノーヒットとブレーキが続いていたガッツがライト前へ先制タイムリー。二死後、阿部にもタイムリー二塁打が飛び出し、この回2点。3回、先発・ゴンザレスが二死走者なしから石川に初安打を許してからリズムを崩したか、続く早川に死球を食らわせると、内川に走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、同点。しかし、その裏、巨人は二死二塁から阿部が2打席連続のタイムリーを放ち、勝ち越し。5回にはまたもガッツが早くも猛打賞となる7号ソロをぶち込んで、4点目。巨人は6回から早くも継投モードに切り替えると、小林−金刃−久保と繋いで、最後は越智が締めて、横浜の反撃を断ちきった。ゴンザレスは5回降板と不本意な内容ながら、2勝目をマークした。
◆D2−2S◆
初回、二死から連打で一、三塁と絶好の先制チャンスを逃したヤクルトだが、続く2回、死球の飯原を一塁に置いて、デントナが6号先制2ラン。開幕4連敗と不振の先発・石川だが、この日は3回までパーフェクトと上々の滑り出しを見せるなど、6回まで無失点の好投を展開。今度こそ今季初白星が見えてきたかと思われた矢先の7回、先頭のブランコに痛打されると、ベンちゃんに川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに6号2ランを浴び、試合は振り出しに。石川は8回を投げ終えた所で降板となり、この日も初勝利ならず。中日は9回一死一、三塁とサヨナラのチャンスに代打・セサルがショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で延長に突入。中日は再三のサヨナラチャンスを悉く潰してしまい、結局、延長12回規定でドローに終わった。
◆T1−2C◆
0−0で迎えた3回、阪神は二死走者なしからマット・マートン,平野,鳥谷の3連打で1点を先制。直後の4回、広島は二死走者なしから嶋がヒットで出ると、ルパン広瀬の二塁打で一気に同点を狙うが、本塁憤死。6回には二死走者なしから末永が三塁打を浴びせるも、主砲・栗原が三振に倒れて、どうしても1点が届かない。しかし、7回、先頭の嶋が二塁打で出ると、またも飛び出したルパン広瀬のレフト前ヒットで今度こそ同点のホームイン。更に、この後、二死二、三塁とチャンスを広げるが、東出がショートゴロに終わり、勝ち越しならず。追い付かれた阪神は8回、マット・マートンが歩いた後、この日も代打で無事、連続試合出場記録を伸ばしたキュラソ星人が実に12年ぶりの代打安打。一死後、新井が歩かされて、満塁とするも、J.マッケンジー,ブラゼルが連続三振を喫し、三者残塁。同点の儘、迎えた土壇場9回、広島は二死走者なしから小窪が今季初アーチをぶち込んで、ついに勝ち越し。最後は守護神・シュルツがピシャリと3人で締めて、逃げ切り。先発の前田健は8回を1失点10三振の力投で3勝目。しかし、たまたま勝ったから良かったものの、この試合展開で求道者・前田を最後まで使いそびれた首脳陣の決断力のなさには大きな課題が残された。
◆H7−1L◆
西武先発・石井一に対し、ソフトバンクは初回、ヒットの川崎を本多が送った所で松田がレフトスタンドへ2号2ランを叩き込み、先制。今季初登板初先発となる高橋秀は毎回走者を出す苦しい投球ながら、5回に降板するまで原のタイムリーによる1点のみと、先発として最低限の仕事を遂行。6回から早くも摂津−ファルケンボーグと繋ぐ必勝リレーモードに入ったソフトバンクは何と8回の頭から守護神・馬原を投入。まずはきっちり馬原が8回を締めると、その裏、ソフトバンクは二死満塁から本多が走者一掃のタイムリー三塁打を放つなど、一挙5点を奪って、試合を決定付けた。6点差ついても続投となった馬原は9回も無難に抑えて、6セーブ目。高橋秀は今季初勝利となった。
◆Bs8−4F◆
吉川の暴投,鈴木のタイムリー二塁打で2点のリードを奪われた日本ハムは5回、二死満塁のチャンスを掴むと、田中の押し出し四球でまず1点。更に、続く陽がライト前へ2点タイムリーを浴びせて、逆転に成功。その裏、坂口のタイムリーで追い付かれるも、直後の6回、高橋の今季初アーチで再び勝ち越し。その裏から吉川を下げ、谷元を投入するが、水島の呪いに苛まれ、伸び悩んでいる谷元はいきなり連打を浴びると、迎に犠打を許した後、鈴木に逆転1号3ランを被弾。鈴木は8回にもダメ押しの2点タイムリー二塁打を放ち、この日4安打6打点の大爆発。2番手の加藤に今季初白星がついた。
◆E0−6M◆
プロ初登板初先発となるルーキー・戸村の荒れ球に2回まで走者を出しながらも的が絞れずにいたロッテだが、3回、一死二塁から井口,金が連続タイムリー二塁打。更に、大松もヒットで続くと、二死後、フクーラにもタイムリーが飛び出し、戸村をKO。この後、2番手・片山の暴投で1点を加え、この回4点。4,5,6回とノーヒットに終わり、当たりが止まっていたが、7回にサブローのタイムリー、9回には大松のタイムリーで1点ずつ加えて、ダメ押し。投げては先発・小野が5回まで無失点に抑えると、6回からは4人のリリーフがきっちり仕事を果たして、完封リレー。小野は5回途中に左臀部を痛めて、降板を余儀なくされたが、リリーフの援護を仰いで開幕から無傷の3勝目をあげた。
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