金刃
April 04, 2007 21:42
◆G3−6D◆
ルーキー・金刃がプロ初先発初登板と言う大事な試合であろう事か当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスがケガで外れてしまった。代わりにキムタクをセカンドに入れるのはいいとして、打順もそのまま5番に起用するのは何とも不可解だ。謎のテコ入れに不安を感じながらも、3回まで無失点踏ん張っていた金刃だが、4回、中村紀の犠牲ライナーでついに先制点を献上。その裏、一死一塁の場面で謎の5番・キムタクが空振り三振に倒れたものの、阿部がヒットで繋いだ所でニックンが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに無茶振りでライトスタンドに叩き込み、一気に逆転に成功。5回、勝利投手の権利がかかる金刃に対して、中日は先頭の谷繁が出るも、長峰がヘッポコバントをかまして、最悪のゲッツー。名手・川相にコーチ業なんかさせてる暇があったら、ピンチバンターに起用しろよ!と苛立ちを隠せない井端が二塁打を放ちながら、牽制死するなど、チグハグな攻撃でチャンスを逸してしまう。その裏、先頭打者とあって代打を出される可能性も考えられたが、その儘、打席へ贈られた金刃は見事にプロ入り初ヒットを放ち、気を良くしての6回のマウンドへ。しかし、一死一塁でT.ウッズを迎えると言うこんなタイミング若大将・原監督は会田にスイッチする謎の采配を敢行するも、これが裏目。会田は初球いきなり川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにT.ウッズにライトスタンドへ放り込まれ、一瞬にして金刃のプロ初勝利は消滅する最悪の事態に…。これで流れを一気に引き寄せたい中日は7回にも先頭の森野がヒットで出るも、続く谷繁がヘッポコスリーバント失敗。そして、名手・川相にコーチ業なんかさせてる暇があったら、ピンチバンターに起用しろよ!と苛立ちを隠せない代打・沢井がセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で結局、3人で攻撃終了。3−3の儘、迎えた土壇場9回、巨人は同点ながら早くも守護神・豊田を投入。開幕戦では素晴らしい投球を見せた豊田だったが、この日はピリッとせず、いきなり二人の走者を背負うと一死後、森野に川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに3試合連続となる勝ち越し3ランを叩き込まれて、轟沈。その裏、満を持して登板の岩瀬が三者三振の快投でようやく今季初セーブ。単独首位に立った中日だが、ヘッポコバントを連発しての一発攻勢と川相不在の弊害を大露呈。事態を重く見た落合監督が名手・川相に現役復帰を打診するのも時間の問題か!?
◆S−T◆
降雨中止
◆C2−3YB◆
不振の緒方を外して尾形を今季初スタメンに起用したのは分かるとしても、求道者・前田までスタメンから外してしまった事で意気消沈の広島。まさか、また足をやっちまったのか!?と広島ファンも不安感一杯だ。相川のタイムリーで先制された直後に、嶋の2戦連続アーチで追いついた広島だが、4回には満塁のチャンスを逃すなど、この日も一向に点が入らない。代打を出された先発・長谷川の後を継いだ2番手・宮崎が6回、村田に一発を浴び、再び1点を追う展開となったものの、その裏、同点弾の嶋が今度はタイムリー二塁打を放って、またも同点。この後、一死一、二塁となった所でブラウン監督は緒方,求道者・前田と立て続けに送り出す最強代打攻勢を敢行。いかんせん不振の緒方はあえなく凡退したが、求道者・前田はセンター右へ貫禄のタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。この後、広島は必死の継投で1点のリードを守りきり、連敗を脱出。不本意な投球ながらもルーキー・宮崎に幸運なプロ初白星が転がり込んだ。勝ったとは言え、今日も僅かに3点では楽観とはしていられない。今日はたまたまいい場面で代打に使えたとは言え、求道者・前田がスタメン落ちの段階で広島は常に大ピンチである事は間違いないだろう。
◆L0−3H◆
調査委員会の報告により、5選手に約6000万円もの裏金を回していた事が新たに発覚した西武。試合前から、腐れフロントの失態に集中力を乱された現場はソフトバンク先発・杉内の前に走者を出しながら、攻めあぐねる拙攻三昧。そうこうしているうちにグラマンが4回、松中のタイムリーで先制されると、5回にはハマのスペランカー,松中と連続タイムリーを許して、3点差。ソフトバンク先発・杉内は元気のない西武打線を相手に7回を5安打無失点。8回に柳瀬を挟み、最後は守護神・馬原が締めて、完封リレーを達成した。尚、中押しタイムリーを放ったハマのスペランカーだが、ついに故障発生! 第4打席でサードゴロに倒れ、一塁を駆け抜けた際、左太腿裏側が硬直し、途中交代。肉離れではなく、軽度の筋硬直と言う見方が強く、病院には行かずに様子を見る模様。開幕10戦目での故障は「もう」と見るべきか、「ようやく」と見るべきか…。とりあえず「まさか」と言うよりは「やっぱり」なのは誰もが思う所だろうが…。
◆Bs3−4M◆
テコ入れが趣味としか思えないバレンタインの気まぐれ采配により、未完の大器・大松がついに4番の座に。しかし、その大松に限らず、ロッテ打線は6回まで僅かに根元のヒット1本と沈黙。それでも、味方の援護を待ちながら、投げ続ける先発・小野が偽バファローズに先制点を与えない。0−0の儘、迎えた7回、ロッテはズレータの2ランでようやく2点を先制すると、8回には早川が走者一掃のタイムリー三塁打を放って、貴重な2点を追加。4点を貰って、完封目前の小野だったが、土壇場9回、ローズに外国人史上初の1000打点突破となる2ランを放り込まれ、降板。更に、守護神・小林雅も続く北川に被弾し、1点差。今年もコバマサ劇場は盛況なのか…と思われたが、後続3人をいずれも内野ゴロに仕留めて、辛くも逃げ切りに成功。
◆E4−3F◆
開幕直後とは言え、よもや悪の温床・楽天相手に最下位決戦を余儀なくされるとは夢にも思わなかった日本ハム。最下位を脱出しておきながら「居心地が悪い」などと嫌味をぬかすノムさんに居心地のいい指定席に戻らせてやらんとばかりに好調・青波の長瀬が先制アーチをぶち込めば、ルーキー・金子に2点タイムリー二塁打が飛び出して、中押し。先発の新助っ人・スウィーニーは打たせて取る投球で7回を3安打無失点の好投を見せると、2番手・武田勝が3人でピシャリと締めて、守護神・MICHEALに繋ぐ。3点差でMICHEAL登場とあっては、最早、最下位脱出を疑う日本ハムファンは殆どいなかった筈だ。しかし、悪夢は起こった。代わりばな、フェルナンデスに被弾した事で狂いが生じたか、この後、MICHEALは連打と四球で満塁のピンチを作った挙げ句、鉄平に2点タイムリーを許して、試合は延長に突入。10,11回と2人の走者を出すなど、押せ押せの日本ハムだったが、あと一本が出ず、ラストイニングも無得点に終わって、この日の最下位脱出が消滅。何とかドローに持ち込みたい所だったが、5番手・押本が礒部にタイムリー二塁打を浴びて、痛恨のサヨナラ負け。MICHEALが炎上してしまっては仕方ないと言うしかないが、それにしても、打線も元気がない。悪の温床・楽天はこれで3連勝。ノムさんの居心地のいい席に戻るまでは、もうしばらくかかりそうだ。
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