連続フルイニング出場
April 18, 2010 22:01
◆S3−1G◆
立ち上がりこそ制球に苦しんでいたヤクルト先発・村中だが、初回のピンチを切り抜けると、以降は巨人打線に付け入る隙を許さず、6回まで毎回11個の三振を奪ってのノーヒットと言う快投を展開。一方、巨人先発・西村健も5回まで無失点と踏ん張っていたが、6回、ガッツのエラーで先頭打者を許すなど、一死一、二塁のピンチを背負うと、宮本にタイムリー,デントナに犠飛を許して、先制の2点を献上。7回二死から阿部の一打でようやくノーヒットを免れた巨人は8回、一死からエドガーのヒット,村中のエラーで一、二塁とした所で坂本がタイムリーを放ち、1点差。更に、代打・マッスル千代の富士が四球を選んで満塁と一打逆転のチャンスを作ったが、ガッツ,寿司職人ラミレスと頼みの3,4番が悉く打ち上げて、三者残塁。その裏、リリーフ再転向以来、無失点に抑えた事のない山口がガイエルにタイムリーを浴びて、致命的な3点目を献上。最後は守護神・林に三者凡退に仕留められ、地方球場での連勝は11でストップ。村中は8回を3安打1失点12三振の好投で2勝目を飾った。
◆C4−2D◆
2日連続のサヨナラ負けと言う屈辱に見舞われた中日は今季初めて1番セカンド荒木,2番ショート井端と言う本来のアライバコンビが復活。2年越しで執拗に敢行しようとする落合監督の入れ替えコンバート及び1,2番コンビの破壊を阻止する為にも、何としてもこの形で結果を残したいアライバコンビは初回、四球で出た荒木を井端のタイムリー二塁打で返して先制すると言う最高の滑り出しを見せる。更に、森野も四球を選んだがブランコがショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。ベンちゃんも四球で歩いて繋いだものの、野本はショートゴロに倒れて、結局1点止まり。4回にはブランコ,ベンちゃんと連打を浴びせるも、後続3人があえなく凡退。拙攻続きでなかなか追加点を奪えずにいた中日だが、6回、森野の二塁打等で一死満塁とした所で藤井がセンターへ犠飛を打ち上げ、ようやく2点目をゲット。しかし、その裏、プロ初勝利が視野に入ってきた事で堅くなったのか、先発・山内が一死から連続四球と突如、制球を乱して、KO。代わった平井は昨日のヒーロー・ルパン広瀬をセカンドゴロに打ち取るが、続く小窪にタイムリーを浴びて1点差。ここで代打として登場した求道者・前田の鋭い眼光に完全に呑まれてしまった平井は痛恨の暴投を犯して、試合は振り出しに。このまま、求道者・前田と勝負するのはあまりにも危険過ぎると勝負を避けた平井は続く代打・喜田を三振に斬って取り、何とか逆転は免れる。直後の7回、中日は一死から荒木がヒット,井端が四球とアライバコンビでチャンスを作るも、続く森野がショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で無得点。すると、その裏、広島は二死一、二塁から代打・赤松が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を勝ち越し。8回からは高橋−シュルツと繋いで、中日の反撃を断ち、3連戦3連勝。2番手の横山に今季初白星がついた。
◆YB4−8T◆
開幕以来危惧されていた歴史的事件がついに勃発した。右肩痛により攻守に精彩を欠いていたキュラソ星人がスタメンから外され、節目の1500試合に目前と迫っていた連続フルイニング出場記録が1492試合でストップしたのだ。相当な覚悟で不滅の世界記録を断絶させた以上は絶対に勝たなければならない…と言う重度のプレッシャーがかかってしまった阪神は通算勝利数の約1/3を稼がれている苦手・ハマのチンピラの前に3回までゼロ行進。先発・安藤は1,2回とノーヒットで切り抜けていたが、3回、先頭の橋本に初安打を浴びると、ハマのチンピラに犠打を許した後、石川,早川と連打を浴びて、2失点。直後の4回、阪神はブラゼル,桜井の連続タイムリー二塁打で同点とするが、5回、横浜はまたも早川が移籍初アーチとなる2ランを叩き込み、再び2点を勝ち越し。2点を追う阪神は直後の6回、二死走者なしから、またもブラゼル,桜井の連打で1点差。7回から早くもハマのチンピラがマウンドを降りた事で勝機が見えてきた阪神は8回、3番手・桑原謙に対し、鳥谷の四球,J.マッケンジーのヒットで一死一、二塁とすると、この日二塁打2本と当たっているブラゼルがライトスタンドへ7号3ランを叩き込み、一気に逆転。更に、二死二塁と追加点のチャンスを作った所でようやくキュラソ星人が実に11年ぶりとなる代打で登場し、辛くも連続試合出場記録をキープするが、結果は粘った末にセカンドゴロに終わり、追加点ならず。9回にもキュラソ星人に代わって4番に入った新井のタイムリー,J.マッケンジーの犠飛でダメ押し。最後はセーブのつかない場面ながら登場した守護神・藤川球が吉村,橋本と連続三振。最後は代打・藤田をレフトフライに仕留めて、ゲームセット。キュラソ星人を外す大英断を果たした試合を何とかものにした。3番手の西村は2勝目。
◆H1−0E◆
田中,大隣の両先発が息詰まる投手戦を展開。田中は5者連続三振を奪うなどソフトバンク打線を力でねじ伏せ、8回まで散発4安打無失点。一方、大隣は奪った三振は僅かに3つと田中とは対象的に打たせて取る投球で楽天打線を翻弄し、8回まで散発3安打無失点。0−0で迎えた土壇場9回、ソフトバンクは安定した投球を続けていた大隣をあえて引っ込め、摂津を投入する継投モードに切り替えるが、摂津は流れを変える事なくきっちり3人で打ち取り、サヨナラに望みを繋ぐ。するとその裏、依然として続投の田中に対し、ソフトバンクは先頭のオーティズが四球で出塁。代走・城所は二盗を敢行すると、嶋の悪送球の間に一気に三進。小久保が三振に倒れた後、明石がスクイズを仕掛けるが、スタートが遅れた城所は三本間に挟まれて、タッチアウト。この間に明石が二塁を陥れて、一塁が空いた事でハマのスペランカーが敬遠され、一、二塁となった所で松田の打球は左中間を深々と破り、二塁から明石が返って、劇的なサヨナラ勝ち。2番手・摂津に今季初勝利がついた。
◆M2−3Bs◆
何としても3タテは免れたい偽バファローズは先発・木佐貫が7戦連続2桁安打の好調ロッテ打線相手に5回まで僅か1安打に抑える好投を展開。肝心の打線がロッテ先発・渡辺俊の前に同じく5回まで1安打と封じ込まれてきたが、6回、坂口のヒット,カブレラの四球で二死一、二塁とした所でラロッカがレフト前へ弾き返して、ようやく1点を先制。しかし、その裏、ロッテは二死二塁からチーム唯一のヒットを放っている金がレフト前へタイムリーを浴びせて、あっさり同点。追い付かれた偽バファローズは8回、一死からまたもラロッカがレフトスタンドへ5号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。更に、9回にもカブレラのタイムリーで貴重な1点を追加。その裏、守護神・レスターを投入し、逃げ切りを図る偽バファローズに対し、ロッテは先頭の代打・フクーラがヒット。二死後、西岡が四球を選ぶと、荻野貴がライト前へタイムリーを放ち、1点差。更に、井口が歩いて満塁のチャンスでこの日2安打の金にサヨナラ打の期待が懸かったが、ショートへのハーフライナーに終わり、あと一歩及ばず、連勝は5でストップ。木佐貫は8回を1失点、10三振を奪う力投で2勝目。
◆L3−0F◆
糸井が左足内転筋痛でスタメンを外され、劇団ひちょりを今季初スタメンに起用した日本ハム。その劇団ひちょりは早速、第1打席で二塁打を浴びせるも、日本ハムが4回までに放った安打はこの1本のみでは如何ともし難い。味方の援護を待って粘りの投球を続けてきた武田勝だったが、4回、一死から中村に5号ソロを被弾し、ついに先制点を献上。6回には一死満塁のピンチを作って無念のKO。代わった武田久も高山に犠飛,後藤にタイムリーとピンチを凌げず、2失点。3点を追う日本ハムは7回、先頭の稲葉がヒットで出るも、ここでゲッツー量産マシンの名を欲しいままにするあの男がショートゴロゲッツー。この後、高橋がヒットを放つと言うチグハグな攻撃で無得点。8回にも二死走者なしから劇団ひちょりの死球,田中のヒットで一発が出れば同点と言う場面を作るも、反撃もここまで。飯山がショートゴロに終わり、二者残塁となると、9回は抑えのシコースキーの前に三者凡退に終わり、完封負け。西武先発・帆足は完封こそ逃したものの、8回を無四球無失点で2勝目をマークした。
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