赤松真人
April 22, 2009 22:23
◆S2−3G◆
未だにWBCで干されていた影響を払拭出来ずにいる内海は初回こそ3人で抑えたものの、続く2回にデントナに4号ソロを被弾し、先制点を献上。3回以降は踏ん張っていたものの、6回、阿部のエラーに足を引っ張られた末、川島慶に犠飛を許して、2点目を失った。ヤクルト先発・館山の前に5回までゼロ行進を続けていた巨人は6回、一死一、二塁から亀井のタイムリーでようやく1点。更に、李もヒットで続いて満塁としたが、阿部は浅いレフトフライ。好調・坂本もセカンドゴロに倒れて、三者残塁。7回には二死から脇谷が三塁打を放ち、館山をKOしたものの、2番手・パレットの前にガッツがショートゴロに打ち取られ、同点ならず。突き放したいヤクルトだが、7回に続いて、8回にもこの日4個目のゲッツーを食らって、チャンスを生かせない。すると、その裏、巨人は二死一、三塁から坂本が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、一気に逆転。9回は満を持して登板の守護神・クルーンが無難に抑えて、逃げ切り。巨人は早くも今季2度目の5連勝となった。内海は悪い内容ではなかったものの、またも初白星ならず。3番手の山口に今季初白星が転がり込んだ。
◆D6−2T◆
中日は初回、ベンちゃんのタイムリーで先制。ヘッポコ助っ人ぶりを露呈したメンチが二軍落ちとなり、和製オーダーで臨む阪神は3回、二死三塁から関本が同点タイムリー。その裏、満塁のチャンスを逃すなど、4回まで早くも7個の残塁を量産していた中日だが、その裏、一死一、三塁から野本のゲッツー崩れの間に勝ち越し。更に、藤井,小山と連打を浴びせて、この回3点。6回に1点を返されるも、その裏、ベンちゃん,野本の連続タイムリーで2点を追加。阪神は9回、二死一、二塁のチャンスを作り、岩瀬を引っ張り出したものの、引っ張り出してしまったが故に反撃を断たれて、3連敗。何だかんだで黒星を免れてきた先発・久保はついに移籍初黒星を喫してしまった。
◆YB4−5C◆
WBCで肉離れを起こした村田が驚異の回復力で早くも戦線復帰となった横浜だが、先発・はーちゅんが立ち上がりに捕まり、栗原のタイムリー等で2点を献上。3回にトリプルエラーに乗じて1点を返したものの、直後の4回、シーボルにタイムリー二塁打を浴びて、再び点差は拡大。2点を追う横浜は5回、内川のタイムリーに天谷のエラーが重なるタナボタでついに同点。7回に1点ずつ取り合って迎えた土壇場9回、横浜は同点の場面ながら、守護神・石井を早くも投入。簡単に二死を取った石井だが、ここで赤松に2号ソロを被弾し、痛恨の勝ち越し点を献上。その裏、広島は守護神・永川が先頭打者を出しながらも、後続を断ち、1点のリードを守りきった。広島の連敗は4でストップ。復帰初戦の村田はまだ本調子とはいかないのか、外野にすら打球を飛ばせず、4タコに終わった。
◆F2−3H◆
ソフトバンク先発・ホールトンに対して、日本ハムは2回、一死一塁から姫ちゃんの2号2ランで2点を先制。直後の3回、ソフトバンクは四球の森本を本多が送った所で川崎がタイムリーを放ち、1点差。中盤は両軍共に攻めあぐね、2−1の儘、試合は終盤へ突入、迎えた8回、この回から代わった3番手・建山に対して、ソフトバンクは一死から松中が内野安打で出ると、続く小久保がレフトスタンドへ3号2ランを叩き込み、逆転に成功。日本ハムはその裏、一死二塁から稲葉がライト前へ弾き返すが本塁を狙った二塁走者・田中が憤死。続くスレッジが歩いて、一、二塁と望みを繋いだが、小谷野はショートゴロに倒れて、二者残塁。最後は馬原の前に反撃の芽を摘み取られ、あと一歩及ばず。主砲の一発で逆転を収めたソフトバンクは4連勝でようやく借金を完済した。
◆E2−1M◆
8日前と同じ顔合わせとなった田中,渡辺俊の両先発が互いに譲らぬ息詰まる投手戦を展開。田中が7回を散発2安打に封じ込めれば、渡辺俊も負けじと6回まで4安打無失点の好投を展開していたが、7回、二死一塁から内村に二塁打を浴び、二、三塁のピンチ。ここで嶋にライト前へタイムリーを許し、ついに2点を献上。待望の援護を貰った田中は8,9回も反撃の余地を許さず、3試合連続完投勝利をマーク。ここまで27イニングで僅かに1失点と言う驚異的な安定感はダルビッシュや岩隈も顔負けだ。そんな田中に2度続けて当たってしまい、打線の援護を全く得られない儘、好投虚しく連敗を喫した渡辺俊は気の毒と言うしかないだろう。
◆Bs6−3L◆
西武先発・石井一が立ち上がりから大乱調。いきなり先頭の濱中を歩かせると、下山,カブレラと連続タイムリーを浴びて2失点。更に、ローズを歩かせると、一死後、ラロッカに5号3ランを叩き込まれ、この回限りであえなくKO。大量5点を追う西武は3回、細川のタイムリー等で2点を返し、3点差とするが、4回以降はチャンスらしいチャンスも掴めず、点差が縮まらない。5−2の儘、迎えた8回、偽バファローズは平野の暴投でタナボタのダメ押し点をゲット。最後はセーブのつかない場面ながら登板した加藤が大引のタイムリーエラーで1点を返されるが、そこから三者三振の力投を見せて、西武の息の根を止めた。西武は2番手・平野が2回から最後まで投げきると言うほぼ完投紛いのロングリリーフを1失点で凌ぐ好投を見せており、最初から平野を先発にしていればと悔やまずにはいられない。
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