赤星憲広

December 09, 2009 22:04

12/9 赤星 ニュースを見ていたら「阪神のあの選手が突然の引退発表」などと言う引き。それなりに驚きのニュース的な雰囲気だったので、キュラソ星人はありえないとしても、矢野か下柳辺りかも…などと予想していたら、やがて、シャア少佐である事が分かり、しばし放心状態に陥った。今の阪神では一番贔屓にしていた選手なだけに、納得しようもないいかがわしい理由だったらどうしようかと思ったが、9月12日のダイビングキャッチで悪化させたと思われた持病の頸椎椎間板ヘルニアが実は脊髄損傷と言う想像以上の重傷で、同じ箇所をもう一度やったら、不随…、最悪、命の危険もある…などと言う深刻な状態とあっては、この決断に文句など言えよう筈もない。先月初めには、リハビリも順調に進んでいると言う情報が入ってきたりして、来季は元気にプレー出来る事を期待していただけに、この時期の電撃引退は予想だにしない衝撃だった。そもそも、シャア少佐自身が「引退する事になるとは全く想像していなかった。正直、今でも出来るんじゃないかと言う気持ちはある」と言っているくらいなのだから…。J.マッケンジーの加入でセンターラインが強化されたと思われた矢先、シャア少佐と言う大きな戦力を欠く事となってしまったのは、阪神にとっても大きな痛手である事は間違いない。しかし、それを厭わずに、引退を迷っていたシャア少佐の身の安全を慮って引退を勧めた球団側の判断は英断と言えるだろう。決して大きくない体ながら持ち味を生かした果敢なプレーで9年間闘い続けてきたシャア少佐にはとにもかくにもお疲れ様と言いたい。500盗塁は余裕でクリア出来ると思っていたのにとても残念だ。これからは別の形で球界に貢献して欲しいものである。今オフ、藤本がヤクルトへ移籍してしまい、とうとう「F1セブン」は阪神から絶滅となってしまったか…

逆風を切って走れ―小さな僕にできること
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June 08, 2008 21:47

◆G4−0L◆
巨人先発・内海は3回までパーフェクトと素晴らしい立ち上がり。一方、西武先発・帆足はヒットを浴びても、落ち着いた投球で後続を断ち切り、こちらも先制点を許さない。中盤へと進むに連れ、流れは西武に傾き始めるが、5,6回と二死一、二塁のチャンスにあと一本が出ず、7回には先頭打者を四球で出しながら、ボカチカが最悪のゲッツーと一向に得点を奪えない。8回にはここまで無失点の帆足についに代打・高山を送るもレフトフライと凡退。二死後、栗山の四球,中島のヒットでまたまた先制のチャンスを作るが、ブラゼルの打球は地上スレスレでライト加治前にキャッチされるライナーとなり二者残塁。その裏から、西武のマウンドには2番手・ミャオが上がるが、これで流れは巨人へ移る事に…。一死からキムタクがヒットで出ると、二死後、寿司職人ラミレスがレフト線へ二塁打を放ち、代走・脇谷がノンストップで先制のホームイン。更に、続く松田記者が2試合連続となる3号2ラン。押せ押せの巨人は更に、加治前がライト線へ二塁打を放った後、代打・古城にタイムリーが飛び出して、ダメ押しの4点目。最後はセーブのつかない場面ながらも登板した守護神・クルーンが3人でピシャリと締めて、完封リレー。巨人は4連敗後の4連勝で再び勝率を5割に戻した。

帆足に代打を送ってしまった事が全てを決定付けた。100球に到達したばかりで余力のあった帆足だけに、チャンスだった訳でもないのに、わざわざ代打を送る事はなかったろうに…。ミャオはさほど悪かった様にも見えなかったが、流れに支配されてしまったかの様に寿司職人ラミレスのタイムリーをきっかけに一気に崩れ落ちた。巨人は内海が中盤以降、制球に苦しみながらも好投。プロ初スタメンの加治前はダメ押し点を呼び込む二塁打含む2安打と見事にアピールに成功し、今後もスタメンを勝ち取れる可能性は十分だ。

◆D2−5E
ここ2試合一発でしか得点出来ない無様な展開が続いていた中日だが、この日は2回二死一、三塁から小田に実にチーム26イニングぶりとなるタイムリーが飛び出して、1点を先制。しかし、それも束の間、直後の3回、ショートに犠飛を許して、あっと言う間に振り出しに。追い付いた楽天は5回、二死からヒットと2四死球で満塁としたものの、横川が三振に倒れて、三者残塁。ピンチを逃れた中日はその裏、一死一、三塁のチャンスを作るも、ここで井端がセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。1−1の儘、迎えた土壇場9回、ここまで粘り強く投げていた中田だが、先頭の代打・憲史を四球で歩かせてしまう。続く渡辺直のバントはピッチャー前にまともに転がるも、これを中田が二塁へ痛恨の悪送球。渡辺直に二盗を許して、二、三塁となった所で鉄平にセンターオーバーのタイムリー三塁打を浴び、ついに勝ち越しの2点を献上。続く高須に死球を食らわせた所で中田は失意のKO。代わった浅尾は二死まで持ち込んだものの、フェルナンデスに走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、この回4失点。その裏、中日は一死一、三塁から代打・ピンキー井上がタイムリー。なおも一発で同点の場面だったが、肝心な時に一発は出てくれず、あと一歩届かなかった。

今日も相変わらず、一発が出ないと如何ともしがたい拙攻三昧の中日。先発・中田はよく投げたが、結局、自らのエラーで自滅。それにしても、相当な球数を投げていた中田をあそこまで引っ張ったのも解せないが、それ以上に中田KOの後、今季初登板の浅尾を持ってきたのが全くもって訳が分からなかった。岩瀬とは言わないまでも、もっと他に幾らでもいただろうに。2点差と4点差ではえらい違い。思いっきり結果論にはなるが、2点差ならば、その裏の攻撃で無死一、二塁の後、打たせる事なく送らせて、ピンキー井上のタイムリーで同点となっていたかもしれない。

◆C4−8H◆
高橋があえて大炎上する身を呈した抗議策も全く効果なく、ブラウン監督はこの日も求道者・前田をベンチに軟禁する暗黒采配を発動。無駄かもしれないと思いつつも、長谷川も高橋に倣って、2回に小久保に先制被弾を許した後、松田,的山に連続タイムリーを浴びて、3失点。今ならまだ間に合うと求道者・前田の投入を促したが、ブラウン監督には全く動きなく、広島は初回の二死二塁のチャンスに続き、2回も一死一、二塁のチャンスを逸してしまう始末。しかし、3回、ヒットで出た東出が暴投王子・新垣の相次ぐ暴投により本塁を陥れ、ようやくタナボタの1点をゲット。続く4回には石原が3号2ランを叩き込んで、ついに同点とするも、直後の5回、一死満塁のピンチで柴原のショートゴロの間に勝ち越し点を献上。更に、二死後、長谷川にタイムリー内野安打を浴びると、松田には6号3ランを叩き込まれて、この回、悪夢の5失点。求道者・前田は9回にようやく代打で起用されたものの、5点ビハインドの9回に起用された所で全く意味がなく、広島はこれで3連敗となった。

まだどちらに転ぶか分からない状況ならいいものの、完全に大局が決した所で求道者・前田を出して、一体何がしたいのか。そりゃ、嫌がらせがしたいんだろ…と邪推したくなる程、暗黒オーラに包まれているブラウン采配。高橋に続き、長谷川の自己犠牲も全く報われる事はなく、チームは下降線を辿るばかりで最早、交流戦首位を狙うどころではなくなってきた。ソフトバンクは今季未勝利の新垣がいよいよ初白星のチャンス…と思われたが、不甲斐ない投球におかんむりの王さんは非情の降板指令。結果として、これが奏功した訳だが、新垣もいい加減、しっかりして欲しいものだ。

◆YB3−9F◆
初回に内川の5号ソロで先制を許した日本ハムだが、直後の2回、稲葉の10号ソロであっさり追い付くと、2四死球にエラーと暴投で労せずして勝ち越しに成功。更に、鶴岡のスクイズ,藤井のタイムリー内野安打でこの回4点。続く3回にも二死一、二塁から4連打で4点を追加し、横浜先発・那須野は栄養費パワーを発動する間もなくKO。横浜は4回に石井タクローのタイムリー二塁打,5回に大西の移籍初アーチでちまちまと1点ずつ返したものの、序盤の大量失点が響き、5連敗となった。日本ハム先発・藤井は5回降板ながらも50日ぶりの2勝目を手にした。

現在、水島の呪いに取り憑かれている横浜と、ちょっと前まで取り憑かれていた日本ハムの激突は、やはり、現在取り憑かれている方に分が悪かった。那須野の大乱調であっさり試合を決められ、5連敗で早くも40敗到達。一向に浮上の兆しが見えない上、畳み掛ける様な呪い攻撃。この儘ではシーズン100敗も決して非現実的な話ではなくなってきた。

◆T4−3Bs◆
阪神は初回、北川のエラー等で作ったチャンスにキュラソ星人の犠飛で先制すると、4回には新井に8号ソロが飛び出して、2点目。一方、アッチソンの前に4回まで1安打と沈黙していた偽バファローズは5回に北川が汚名返上の4号ソロを叩き込むと、6回にはローズの2点タイムリーで逆転に成功。更に、北川も二塁打で続いて二、三塁としたものの、日高,大引と倒れて二者残塁。すると、その裏、阪神は二塁打の新井が2本の外野フライで同点のホームイン。続く7回には二死三塁からシャア少佐のタイムリーで勝ち越しに成功。この1点のリードを久保田−藤川と繋ぐ必勝リレーで守りきった。

先制し、逆転されても、粘り強く再逆転し、得意の継投で逃げ切ると言う持ち味を生かした試合運びの阪神が4連勝で貯金20。特に、新井は3安打2得点1打点とポイントゲッターとしての活躍が目立った。偽バファローズは北川が打っては一発含む2安打、守っては2失策と一人舞台。やはり、北川のサードに多くを期待してはいけないと言う事か。

◆S3−4M◆
4月20日以来白星から遠ざかっているロッテ先発・成瀬の立ち上がりをついて、ヤクルトは宮本,畠山のヒットで二死一、二塁とすると、ここで田中がセンター前へ先制のタイムリー。成瀬は2回以降、立ち直りを見せ、付け入る隙を与えない好投を展開するが、味方打線が今季初先発となる松井の前に4回まで1安打と沈黙。5回に畠山のエラーをきっかけに二死二、三塁のチャンスを作り、勝利投手の権利まであと一人と迫る松井をKOするが、代わった佐藤の前に根元が三振に倒れて、二者残塁。0−1の儘、迎えた7回、ロッテは一死からオーティズ,サブローの連打で二、三塁とすると、今江のタイムリーでついに同点。続いて成瀬の代打・フクーラが犠飛を打ち上げ、勝ち越しに成功。更に、根元のヒット,代打・西岡の四球で満塁とチャンスを拡大させたが、ここで代わった五十嵐の前に里崎が三振に倒れて、2点止まり。すると、その裏からマウンドに上がった久保が二死満塁のピンチを背負い、宮本に押し出し四球を与えると、3番手・川崎が暴投を犯して、やらずもがなの勝ち越し点を献上。粘るロッテは直後の8回、今季無失点の押本から今江が同点タイムリー。土壇場9回、ヤクルトは二死二塁から宮本がセンター前ヒット。二塁走者の川島慶は一気にサヨナラのホームを狙ったが、サブローのストライク返球の前に憤死し、試合は延長に突入。10回からヤクルトは守護神・林を投入するが、これに対して、先頭のオーティズがバックスクリーンへ4号ソロを叩き込み、勝ち越し。最後は荻野がクリーンアップを三者凡退に仕留めて、連敗を3で止めた。

成瀬を引っ込めたおかげで勝ち越したロッテだが、成瀬を引っ込めた所為で逆転され、最終的に試合には勝ったものの、成瀬はまたも勝つ事が出来なかった。毎度、好投しても打線に見殺しにされ、実に不憫。たまりかねて自ら三塁打を放っても、後が続かないし…。あの場面も同点にはなっていたし、まだ一死だったのだから、無理に代打を出さずに成瀬に打たせてりゃ良かったかもしれない。まぁ、一番まずかったのは2番手として選択したのが久保だった事か…。成瀬に勝たせたいと思っているなら、あそこで久保はあるまいに…。

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May 25, 2008 23:19

◆G6−4F◆
序盤から点の取り合いとなったこの試合。まず巨人が初回に寿司職人ラミレス,阿部の連続タイムリー二塁打で2点を先制。すかさず日本ハムが2回にスレッジの7号2ランで追い付くも、その裏、キムタクが2号勝ち越しソロ。1点を追う日本ハムは4回に稲葉の8号2ランで逆転に成功するが、その裏、巨人はまたもキムタクがタイムリー二塁打を浴びせて、同点。4−4で迎えた6回、巨人は飯山のエラー等で二死一、三塁となった所で代打・清水を投入するが、宮本が暴投を犯して、三塁走者・寿司職人ラミレスが労せずして勝ち越しのホームイン。8回には寿司職人ラミレスが17号ソロを叩き込み、6点目。最後はクルーンが締めて、逃げ切りに成功。日本ハムの連勝は5でストップした。

相変わらず、先発が持ち堪えられない巨人だが、ゴンザレスの穴を埋められず、ブレーキが続いていたキムタクが古巣相手にようやく奮起し、日本ハムに交流戦初黒星をもたらした。折角、ヒーローになるチャンスに暴投なんかで勝負が決まってしまった清水は何とも不憫である。西村健はまたまた白星を拾って、ハーラートップタイの6勝目。巨人の先発陣がずっとこんな調子だと、シーズン終了までに何個白星が転がり込むか分からんな…。一区切りついたかと思われた日本ハムに対する水島の呪いだが、まだ終わっていなかったらしく、この日は劇団ひちょりが死球を食らって、左手小指を骨折。明日にも登録抹消となるそうだ…。

◆D5−4
初回、二死満塁のピンチを切り抜けた中日はその裏、四球の井端が中村紀のファーストゴロで二進した所でT.ウッズがチーム22イニングぶりとなるタイムリーを放ち、1点を先制。更に、ベンちゃんが歩いてチャンスを拡大させるも、ピンキー井上は三振に倒れて、二者残塁。続く2回には二死から投手の中田が自ら二塁打を放って活路を開くも、荒木はサードゴロに倒れて、無得点。相次ぐ拙攻に川相不在の重さを痛感し、落胆の色を隠せない中田に対して、ソフトバンクは3回、二死一、二塁から柴原が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、一気に逆転。1点を追う中日は4回、連打と暴投王子・新垣のこの日2個目の暴投で無死二、三塁としながら、小田,中田と連続三振。しかし、2回のチャンスを潰した荒木が汚名返上のタイムリーを放って同点。続く5回には無死二、三塁からベンちゃんが勝ち越しタイムリーを浴びせると、一死後、英智もタイムリーを放ち、4点目。なおも一、二塁のチャンスだったが、小田は最悪のピッチャーゴロゲッツーに倒れて、2点止まり。ソフトバンクは7回、先頭の代打・本間が2号ソロ、8回には小久保が10号ソロを叩き込んで、ついに同点。しかし、その裏からマウンドに上がったホールトンがまたまた背信投球。いきなり先頭の代打・立浪に二塁打を浴びると、一死三塁となった所で井端に犠飛を許して、勝ち越し点を献上。最後は守護神・岩瀬に反撃を断ち切られた。

4月8日以来の復帰登板となった新垣だが、2暴投と本領を発揮した挙げ句の4失点で5回もたずにKO。今日に限って久米や小椋ではなく、先にマウンドに上がったがホールトンも連日の背信投球で2日で2敗を喫してしまった。勝った中日は一発なしで5点と久々にまともに得点を重ねたが、それでも1併殺12残塁と手放しでは喜んでいられない。とりあえず、決勝点へ口火を切ったのが、立浪の一打だった事は喜ばしい限りである。

◆T5−1L◆
両リーグ首位同士の対決となったこの一戦。昨年のセ・リーグ新人王・上園がようやく今季初登板。初回二死から連打と四球で満塁のピンチを迎えるも、中村をキャッチャーフライに仕留めて切り抜けると、続く2回には三者三振に斬って取り、立ち直りを見せる。西武先発・オツも初回一死一、二塁,3回一死一、二塁のピンチを凌ぎきる粘りの投球を展開し、0−0の儘、試合は中盤へ突入。迎えた6回、西武は先頭の中島が二塁打で出ると、一死後、G.G.佐藤がタイムリー二塁打を放ち、ついに先制。1点を追う阪神は7回、3番手・小野寺に対して、先頭の鳥谷がセンター前へ弾き返すと、二死二塁となった所で代打・葛城イクローが同点タイムリー。更に、シャア少佐がタイムリーを放って、勝ち越しに成功。畳み掛ける阪神は平野が歩いた後、新井,キュラソ星人が連続タイムリーを浴びせて、この回一挙5点。既に、7回から久保田を投入していた阪神は8回からウィリアムス−藤川と繋ぐJFKリレーで西武の反撃を断ちきった。

巨人投手陣を木っ端微塵に打ち砕いた西武打線だが、阪神の必勝リレーの前に沈黙し、3連勝でストップ。オープン戦で結果を残せず、開幕一軍を果たせなかった上園だが、初登板で6回1失点。若干、制球に不安は残したものの、今後も十分に使えるメドが立ったと言えるだろう。JFKも11日ぶりの揃い踏みでいずれも好投。昨日、ファンの野次に対してぶちキレて怒声を発し、周囲を凍り付かせたシャア少佐は連日の決勝打。周囲の雑音は野球で晴らすしかないと言う事か。

◆S3−10E◆
ヤクルト先発・増渕はいきなり連続四死球でピンチを迎えると、一死後、山崎武,フェルナンデスと連打を浴びて、2点を献上。2点を追うヤクルトは3回、福地の死球,田中のヒットで二死一、二塁とした所で畠山が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、一気に同点。追い付いて貰った増渕だが、直後の4回、先頭のショートに頭部死球を食らわせて危険球退場。この後、楽天は一死一、二塁とチャンスを広げるが、後続を断たれると、続く5回にも二死一、二塁のチャンスに聖沢が空振り三振。しかし、6回、フェルナンデス,横川,嶋の3連打等で2点を勝ち越し。7回には二死満塁から嶋のタイムリー二塁打で2点を追加。楽天は8回にも1点、9回には3点を加えて、ダメ押しの10点目。先発・田中は7回を2点で切り抜け、5月4日以来となる5勝目。

序盤はがっぷり四つだったが、増渕の危険球退場で流れは一気に楽天へ傾いてしまった。一発なしで10点も取られたが、5人の投手で5四球4死球も与えて、自滅した格好だ。着実に打順を落とし、今日はいよいよ8番降格か…と注目されたガイエルは何と5番に昇格…が、3タコ。途中で投手の萩原と入れ替えられてしまい、4打席目は打たせて貰えなかった。あと7打席続けて凡退すると、いよいよ2割を割ってしまう所まで来たが、1割台に落ちるのと、スタメンから落ちるのと、果たして、どちらが先か?

◆C6−5M
何の気紛れか、ブラウン監督はDHが使える訳でもないこの試合で求道者・前田をスタメン起用。理由はどうあれ、この好機を逃したくない広島だったが、先発のルーキー・篠田が3回に5本の単打を集中されて、5失点KO。もしや、勝算の薄い篠田の先発時にスタメン起用する事により、求道者・前田に全責任を負わせようと画策するブラウン監督の陰謀だったのでは?と怒りに打ち震える広島ナインは4回に猛反撃を開始。まずは当の求道者・前田が怒りの4号2ランで反撃の狼煙を上げると、二死後、小窪,倉と連打を浴びせた所で代打・嶋が今季初アーチとなる3ランをぶち込み、一気に振り出しに。しかし、直後の5回、青木勇がサブローにタイムリーを浴びて、あっさり勝ち越し点を献上。この後、逆転を信じて、梅津,シュルツがパーフェクトリリーフを展開すると、迎えた8回、広島は四球のシーボルを小窪が送った所で、代打・緒方が今季初アーチとなる2ランを叩き込み、逆転に成功。最後は守護神・永川が3人でピシャリと締め、1点のリードを守りきった。シュルツは来日初勝利。

同点にした途端、打たれる事を見越して青木勇を投入し、即勝ち越し点を献上したり、逆転した途端、求道者・前田を外して、ナインの動揺を誘ったりと、あの手この手で求道者・前田効果による白星を隠滅しようと陰謀を働きながら、嶋,緒方と代打策が的中してしまうブラウン監督の誤算で広島が逆転勝ち。本当は青木勇でなく岸本投入で被害を拡大させたかったのだろうが、二軍に落としてしまっていてはどうしようもない。あからさまにやるのではなく、采配ミスを装いながら妨害工作を図ると言うバランス調整は意外に難しい様だ。ともあれ、求道者・前田は怒りの一発で逆転勝利に貢献。本当は7回のチャンスに自ら逆転打を放っておきたかった所ではあるが…。

◆YB3−10Bs
横浜先発・ウッドは初回二死一、二塁のピンチを脱出。続く2回にはヒットの後藤を牽制で刺すも、ここから日高,大引と連打を浴びると、二死一、三塁となったところで坂口にタイムリーを浴び、先制点を献上。一方、初回、三者三振と最高の立ち上がりを見せた偽バファローズ先発・中山だが、その裏、先頭の村田に同点被弾。この後、一死満塁のピンチは辛くも凌いだものの、続く3回一死から内川に4号ソロを叩き込まれて、勝ち越し点を献上。横浜は6回にウッドに代打を送り、7回から吉見を投入する継投モードに入るがコレが大誤算。吉見は一死一塁から代打・フェニックス一輝に同点タイムリー二塁打を浴びると、二死後、村松には死球を食らわせ、KO。3番手・加藤もカブレラ,北川にはタイムリーを浴びて、3点を勝ち越されると、更に、4番手・佐藤も後藤に2点タイムリー二塁打を許し、この回、大量6失点。その裏、ガッツな貴公子・仁志のタイムリー二塁打で食い下がったのも束の間、8回に5番手・横山が3失点と打ち込まれ、試合を決定付けられた。横浜はこれで6連敗となり、早くも自力優勝が消滅

横浜の継投ミスに付け込む打線爆発で大石新政権となった偽バファローズがようやく初勝利。日高が5打数5安打の狂い咲きを見せれば、フェニックス一輝は7回からの途中出場ながら、何と猛打賞の活躍を見せた。横浜はウッドがようやく来日初勝利か…と思いきや、リリーフ陣が悉く大炎上でウッドの初勝利を無惨に大粉砕。これでウッドは6試合連続勝敗つかず。いずれも5回以上投げている辺り、打線とリリーフ陣との噛み合わせの悪さを感じさせずにはいられない。

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May 24, 2008 23:08

◆L4−2G◆
先発陣の崩壊が続く巨人だが、この日の先発・野間口も初回にガッツの犠飛で先制点を貰いながら、その裏、ブラゼルに犠飛を打ち上げられ、あっさり同点を許すと、4回にはG.G.佐藤,礒?と連続アーチを叩き込まれ、勝ち越しの2点を献上。更に、5回には中島に被弾。続く6回に先頭のG.G.佐藤に二塁打を浴びた所であえなくKOとなった。再三チャンスを作りながら、モノに出来ずにいた巨人は直後の6回、ボカチカのタイムリーエラーで1点を返し、更に、一死一、三塁とチャンスを広げるも、大道は浅めのセンターフライ,寺内はファーストゴロに打ち取られ、1点止まり。7,8回も先頭打者を出しながら、生かせない巨人は9回も二死から亀井がヒットで出たものの、坂本がショートゴロに倒れて、この2連戦2連敗となった。西武先発・帆足は無傷の5連勝。

大炎上…とまではいかないものの、野間口が4失点KO。巨人は5月11日以来、先発が勝っておらず、一向に先発陣立て直しの気配が見られない。打線もハマのチンピラのイカレた投球でゴンザレスが離脱してからさっぱり。代わりにセカンドに入っているキムタクも2戦無安打である。中途半端な状態で李が復帰したりする前に何とかゴンザレスには戻って来て貰いたいものだが、折角、助っ人枠が空いているならバーンサイドを昇格させてくれんだろうか…。

◆F11−1D
川相不在が故のタイムリー欠乏症,一発依存症は交流戦に入っても留まる所を知らない中日だが、事態の重さを全く理解していないのか、はたまた外部(茂雄)から圧力がかかっているのか、落合監督はまたもや川井を先発させてお茶を濁す事に…。しかし、カワイであって川相ではない川井にチームの空気を変える事は出来ないのは中日ナインも最早、重々承知しており、この日も初回から一死一、二塁のチャンスを逃す体たらく。しかも、その裏、川井が稲葉のタイムリー,高橋の4号2ランであっと言う間に3失点。4回に先頭の中村紀が四球を選ぶも、続くT.ウッズはサードゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。ここでベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに6号ソロを叩き込み、ようやく1点を返したものの、その裏、川井は二死一、二塁のピンチを作ってKO。代わった朝倉は小谷野に走者一掃のタイムリー三塁打,更に、田中にもタイムリー二塁打を浴びて、この回3失点。これで完全に流れを引き寄せた日本ハムは6回に2点,7回にも3点を加えて、ダメ押し。中日は結局、ベンちゃんの一発のみに終わる大惨敗となった。

川相不在を川井投入で補填しようと言う落合監督の理不尽な策はまたもや失敗。川井自身もこれで5試合白星から遠ざかる事となった。打撃陣は交流戦に入ってから4試合で僅かに5点。しかも、タイムリーによるものは僅か1点と一発依存症,タイムリー欠乏症の深刻ぶりは誰の目にも明らかだと言うのに、何故、手を打たないのか。せめて交流戦仕様で立浪がスタメンで起用されれば…と思うのだが、出ずっぱりなのはデラロサで結果は12タコと来るから頭が痛い。立浪は交流戦でもこんな扱いとなると、不振から立ち直るきっかけを掴めない儘、今季限りの引退が見えてきて、非常に心配である。

◆H2−5T◆
0−0で迎えた3回、ソフトバンクは一死からヒットで出た長谷川を的山が送ると、本多がセンター前へ先制タイムリー。3回まで杉内の前にパーフェクトに抑え込まれていた阪神だが、4回、何故かスタメンを外されたシャア少佐に代わって、いきなり1番に起用されたバルディリスがチーム初安打を放つと、関本の犠打で二進。ここで新井が同点タイムリー二塁打。続くキュラソ星人が四球を選んで、一、二塁とチャンスを拡大させたものの、桜井,鳥谷と連続三振に倒れて、勝ち越しならず。追いつかれたソフトバンクは6回二死から松田が4号ソロを放り込み勝ち越しに成功。2−1の儘、迎えた土壇場9回、ホールトン投入で逃げ切りを図るソフトバンクに対し、阪神は鳥谷,フォードの連打で無死二、三塁。ここから代打・葛城イクロー,ジュビロ野口と連続三振を喫するも、藤本が四球で繋いで満塁となった所で、8回に代走から守備に入っていたシャア少佐がスタメンを外された鬱憤を晴らす2点タイムリーを放ち、逆転に成功。続く新井もタイムリーを放って、ダメ押しの2点を追加。最後は守護神・藤川が三者三振の快投で締め括った。

ソフトバンクは4連勝目前でホールトンが大誤算。完投出来たかは微妙だが、杉内はもう少し引っ張っても良かったんじゃなかろうか…。何にしてもクリーンアップが12タコで勝とうと言うのは虫のいい話か…。阪神は黒星2つ続いたウィリアムスが1度の充電が奏功したか、3人でピシャリの好投で今度は白星をゲット。1番にバルディリスが起用されていたのは何事かと思ったが、代走→守備→打撃と出ていた辺り、シャア少佐はケガした訳でもなかった様で…。最近、不振だった訳でもないし、イマイチ腑に落ちない。今回の決勝打で「興奮した。今までの野球人生でも何本かに入るヒット」と言っている所を見ると、スタメン落ちは何やらいわくがありそうで気になる。

◆Bs3−4C◆
虎視眈々と求道者・前田の幽閉を図る機会を狙っているブラウン監督は昨日、ノーヒットだった上に相手が左の山本だからと、またもや求道者・前田をベンチに軟禁。存在感だけで相手を威圧する求道者・前田を欠く苦しい展開を強いられた広島だが、初回、栗原のタイムリーで1点を先制。6回にはオチョアの7号2ランで3点目。6回まで散発2安打の好投を見せていた先発・ルイスだが、7回一死からカブレラに三塁打を浴びた後、ローズには12号2ランを叩き込まれ、1点差。しかし、直後の8回、広島は二塁打の小窪を赤松が送った後、東出がスクイズを決めて、貴重な1点を追加。土壇場9回、完投目前のルイスに対して、偽バファローズは坂口,村松と連打を浴びせて、KO。代わった永川からもカブレラにタイムリーを浴びせて、1点差。この後、一死満塁と一打サヨナラのチャンスを掴んだものの、日高,後藤と倒れて、三者残塁。偽バファローズはこれで最下位転落となった。ルイスはハーラートップタイの6勝目。

恐れていた通り、求道者・前田幽閉策が再発動。左相手だからと引っ込めておきながら、ちゃっかり嶋をスタメン起用しているのはどういう事だ! そんなに左対左を言い訳にするなら、オール右打線にしてみろってんだ! そんな感じながら、試合に勝ってしまったのは果たして幸なのか不幸なのか。フル欠場でも勝てたのだから、使う必要はない…などとぬかして、明日も求道者・前田を無為に外す暗黒采配が発動されるかもしれないと思うと気が気でない。一方、大石新政権は2戦連敗で最下位転落。コリンズ色を消そうと画策した村松と坂口を入れ替える新オーダーをたった1試合で辞めてしまうのもどうかと思うぞ…。

◆E2−1YB◆
かつての同僚・グスマンに対して、横浜は初回二死一、二塁,2回無死一、二塁と相次ぐ先制のチャンスに後が続かない。2回まで無失点に抑えていた小山田だが、3回、突如、制球を乱して、聖沢,渡辺直と連続四球を与えた所で負傷降板。急遽代わった2番手・高崎は聖沢を牽制で刺したものの、高須に四球。草野をサードゴロに打ち取ったかと思えば、これを村田がお手玉し、満塁となった所で、今度は山崎武にも四球を与えて、押し出しで先制点を献上。楽天は続く4回にフェルナンデス,鉄平,藤井の3連打で2点目を追加。更に、聖沢が送って、二、三塁とするも、渡辺直,高須と内野ゴロに倒れて、1点止まり。2点を追う横浜は7回一死から吉村が11号ソロを叩き込み、1点差。更に、二死一、二塁と一打同点のチャンスを作るも、ガッツな貴公子・仁志はショートゴロに倒れて、同点ならず。8回以降は川岸−有銘−小山と繋ぐ継投モードの前に一人の走者も出せず、あと1点が届かなかった。横浜はこれで5連敗。

一向に泥沼から抜け出せず、連敗ロード,最下位ロードを驀進する横浜。小山田のアクシデントがあったものの、次々に繰り出された投手陣は(高崎以外)頑張ったが、こういう時に打線が沈黙するとは何とも巡り合わせの悪い。逆に、打てない時はグスマンが古巣相手に好投と噛み合わせが良かった楽天は交流戦3勝1敗とまずまずのスタートで3位浮上。小山が昨日に続いての好投で守護神復活の兆しを見せているのも大きいだろう。

◆M4−3S◆
初回にフクーラのタイムリーで先制したロッテは2回には神戸がライトスタンドへプロ初アーチ。更に、4回には大松が7号ソロと着々と加点。前回、大炎上の渡辺俊は4回まで無失点と復調の気配を見せていたが、5回、二死一、三塁と初のピンチを迎えると、ここから福地,川端,ユウイチと3連続タイムリーであっさり追いつかれてしまう。6回一死一、二塁のピンチは切り抜けたものの、続く7回一死から福地に痛打された所で無念のKO。ここは代わった川崎が凌ぎ、3−3の儘、試合は土壇場9回へ突入。同点の場面ながらも守護神・林を投入してきたヤクルトに対して、ロッテはオーティズ,大松と連打を浴びせて、一、三塁。ここで今江がライトへ犠飛を打ち上げ、サヨナラ勝ち。林は初のリリーフ失敗で来日初黒星。

昨日6番に落ちたガイエルが今度は7番降格と着実に打順が下がっている。とりあえず、1安打打ったから、明日の8番降格はないか…。ヤクルトはワンチャンスを生かして、一気に同点に追いついたまでは良かったが、後が続かず、ついに頼みの林が初黒星。しかし、何であのタイミングで林を投入したのかね? まずは押本なんじゃないの? サヨナラ勝ちで最下位を脱出したロッテだが、渡辺俊は5回に崩れたのが響き、4試合白星なしなのは気になる所。神戸に待望の初アーチが飛び出したのは明るい材料か。

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May 15, 2008 23:48

◆YB2−3G◆
横浜先発・ハマのチンピラに対して、巨人は先頭の亀井が二塁打で出ると、坂本の犠打で三進。ここでガッツがタイムリー二塁打を浴びせて、1点を先制。二死後、阿部,ゴンザレスと連続死球を食らって、満塁となったものの、隠善がライトフライに倒れて三者残塁。これで立ち直ったハマのチンピラは2回以降、付け入る隙を許さない好投を展開。一方、巨人先発・内海に対して、横浜は3回に村田のタイムリーで同点とすると、6回にはまたも村田がレフトスタンドへ11号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。1点を追う巨人は8回、この回からマウンドに上がった吉見に対して、キムタクのヒット,坂本の四球で二死一、二塁とすると、代わった横山から寿司職人ラミレス,阿部と連続タイムリーを浴びせて、逆転に成功。土壇場9回、クルーンは一死から代打・ビグビーを三振に取りながら、振り逃げを許してしまうと、二死後、大西を歩かせ、打席には1,2戦と痛い目に遭わされているガッツな貴公子・仁志。ここで暴投を犯して、二、三塁と一打サヨナラの場面が出来上がる何とも不吉な展開。しかし、ここをサードゴロに仕留めて、何とか3タテは免れた。

ハマのチンピラの苦手巨人から3年ぶりの白星はリリーフ陣に粉砕されてしまった。そもそも、あの投球内容,球数で7回に代打を送られてしまう事が不可解だ。ガッツな貴公子・仁志の3夜連続復讐劇が炸裂するか!?と思われたが、流石に、そうは続かなかったか。巨人は数少ないヒットが効果的に飛び出し、粘り勝ち。それにしても、初回にゴンザレスがハマのチンピラに死球を食らった時にはヒヤリとさせられた。昨年のゴンザレスは開幕戦にハマのチンピラに手首を叩き折られた所為で丸一年棒に振ったも同然だからなぁ。

◆S8−4D◆
極度の一発依存症,タイムリー欠乏症,内野陣の拙守等、川相を復帰させるだけで全て解決する問題を抱えながら、一向に対処しようとしない首脳陣,フロントに落胆の色を隠せない人斬り抜刀斎は初回から6長短打を集中され、5点を失う大炎上。直後の2回、T.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに8号ソロを叩き込み、1点を返したが、4回に田中のタイムリーで再び5点差と突き放される。中日は6回、3連打で無死満塁とすると、李のセカンドゴロの間にまず1点。二死後、ベンちゃんがようやくタイムリーを放ち、2点差まで詰め寄ったが、8回、宮出のタイムリー等で2点を失い、試合を決定付けられた。

森野が左足を痛めて戦線離脱。前半戦絶望との噂も囁かれているが、そんな危機的状況も委細構わず、名手・川相をコーチャーズボックスに拘留する中日が無惨に敗れるのは自明の理。どうすればこの状況を打開出来るか分かっている人斬り抜刀斎はさぞや歯痒い思いに駆られている事だろう。ヤクルトは初回の集中打が効いて、快勝。ガイエルが実に23日ぶりのマルチ安打を放ち、復調の気配が見えてきたのも明るい材料だ。23日前は.319の高打率だったんだよなぁ…。

◆C2−5T◆
どういう気紛れか、はたまた何か企んでいるのか、ブラウン監督は求道者・前田を久々にスタメン起用。求道者・前田が出て勝ったと言う既成事実を何としても作りたい広島ナインは奮起し、初回からオチョアのタイムリーで1点を先制。投げては先発の宮崎がこれまでの不振を払拭する粘り強い投球で6回まで1安打無失点の好投を展開。その裏、広島は2つの四球で二死一、三塁のチャンスを作り、打席には求道者・前田。いずれも走者を置いて立った2打席では凡退してしまった求道者・前田だったが、ここでセンター前へ弾き返すタイムリーを放ち、2点目を追加。しかし、直後の7回、この儘、勝たれては幽閉策に支障が生じると恐れたブラウン監督は守備固めと称して、赤松を入れ、求道者・前田を引っ込める嫌がらせ行為に打って出ると、これが効果覿面。動揺した宮崎は突然崩れ、無死満塁の大ピンチを背負ってKO。ここで代わった梅津は代打・悠久の若虎・桧山に2点タイムリー二塁打を浴び、あっさり同点。何とか二死まで持ち込んだ梅津だが、シャア少佐にタイムリーを許して、勝ち越し点を献上。以降も横山,コズロースキーとリリーフ陣が悉く失点するのに対し、阪神は7回から渡辺−ウィリアムス−藤川と繋ぐパーフェクトリレーで逃げ切った。先発・ボーグルソンは今季初白星。

求道者・前田の執念のタイムリーも報われず、逆転負け。これでブラウン監督が求道者・前田を出した所で何ら白星に繋がらないと言う口実で幽閉策を再開するかもしれないと思うと気が滅入る。宮崎は今季一番の投球だったと思うが、ブラウン監督の奸計にハマって、無念のKO。ピンチでの梅津投入も逆転劇を誘導しようとしたブラウン監督の策略だったのかもしれない。思い返せば、求道者・前田は一死一、二塁での第1打席,無死一塁での第2打席で凡退したのが痛かった。その原因が嫌がらせ政策により、コンディションが悪化の一途を辿り、ポテンシャルを発揮出来ない事にある事を考えると、何もかもブラウン監督の手の平で踊らされている様で欝になる。

◆H3−10L◆
1勝1敗で迎えた第3戦。大村を2番に入れ、復帰した本多を9番に起用するテコ入れを敢行したソフトバンクは初回から満塁のチャンスを掴むも、松田が倒れて三者残塁。続く2回、本多の犠飛で1点を先制するが、直後の3回、先発・パウエルが突如崩れ、片岡,栗山,中島と3連続タイムリーを浴びて、3失点。2点を追うソフトバンクは4回に長谷川の2号2ランで追いつくが、6回、中村に被弾し、勝ち越し点を献上。これで流れを掴んだ西武は続く7回には細川の7号ソロを皮切りに四球を挟んで4連打を浴びせるなど、一気に5点を追加。8回にはボカチカに10号ソロが飛び出して、ダメ押しの10点目。先発・オツは大量援護に守られて、6度目の先発にして、ようやく今季初白星を飾った。

大村,本多がスタメンに戻って来て、あとはハマのスペランカーが帰ってくるのを待つばかりと、ベストオーダーが蘇りつつあるソフトバンクだが、5回以降ノーヒットと完全に沈黙。パウエルも終盤は完全に息切れしていた。と言うか、今のパウエルに7イニング目を投げさせたらあかんだろう。一方、西武先発・オツはようやく初勝利。好投と言うには微妙な内容だが、とにもかくにも白星と言う結果が欲しかっただけに、いい気分で交流戦に臨む事が出来そうだ。

◆F6−5M◆
初回二死一、二塁のチャンスを逃したロッテだが、続く2回に一死満塁から西岡の犠飛で先制。その裏、日本ハムは小谷野がタイムリーを放ち、すかさず同点。1−1で迎えた5回、ロッテはまたも西岡が4号ソロを叩き込み、勝ち越すが、それも束の間、その裏、日本ハムは鶴岡の今季初アーチとなる2ランで逆転に成功。1点を追うロッテは直後の6回、金沢のタイムリーで追いつくと、宮西のボークで労せずして勝ち越し点をゲット。8回にもノーヒットで1点を加え、これでダメ押しになったかと思われたが、その裏、成瀬が連打で一死二、三塁のピンチを迎えてKO。2番手・川崎が田中を歩かせたて満塁となった所で3番手・アブレイユが高橋に2点タイムリーを浴び、一気に同点。勢いづく日本ハムは土壇場9回、一死から小山の四球,紺田のヒットで二、三塁とすると、劇団ひちょりがセカンドへのゴロ。バックホームをしようとした根元だが、アブレイユと交錯し、ファンブル。この間に小山が返って、連夜のサヨナラ勝ちとなった。

どうも今季の成瀬は乗り切れない。アブレイユが打たれたとは言え、結果的に5失点。ロッテのリリーフ陣は投球内容も役割分担も不安定極まりないだけに、ピンチを作った上で降板する様ではダメなのだ。今週の「ドカパロ」は日本ハム的には大人しい内容だった為か、水島の呪い効果は及ばず、日本ハムは連夜の劇的勝利。呪い的には来週,再来週辺り、どうなる事やら恐ろしいのだが、とにかく今のうちに出来るだけ勝っておきたい所だろう。

◆E1−2Bs◆
0−0で迎えた4回、楽天は先頭のショートが二塁打を浴びせると、続く山崎武がレフト前へ弾き返す先制タイムリー。更に、フェルナンデスも歩いて、一、二塁とチャンスを拡大させたが、後続3人があえなく凡退し、1点止まり。すると、直後の5回、偽バファローズは日高,村松のタイムリーで逆転に成功。迎えた6回、楽天は先発・朝井を早くも引っ込め、昨日のノーゲームでデビュー戦が幻と消えたルーキー・長谷部が再デビュー。いきなり四球を連発して、二死満塁のピンチを迎えた長谷部だが、辛くも切り抜けると、続く7回も一死一、二塁のピンチをゲッツーで凌ぎ、デビュー戦を投げ終えた。偽バファローズは先発の小松が7回1失点でマウンドを降り、8回に岸田−菊地原を挟んで、最後は8日ぶりの登板となった守護神・加藤が3人でピシャリと締め、1点差を守りきった。小松は開幕4連勝。

先週はあんなに当たっていた楽天打線が今週に入ってからすっかり湿りきって、3連敗。地元での神通力もすっかり消え失せてしまった様だ。昨日、4球投げただけの長谷部は日を改めて、先発起用されると思っていたのだが、よもやのリリーフ登板。折角のデビュー戦なのに、何とも中途半端な形。2回無失点とは言え、2安打3四球を許すなど、アップアップの投球内容で色々な意味で中途半端だった。

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April 27, 2008 22:20

◆T4−3G◆
亡命する気満々で覇気のない上原をついに登録抹消に踏み切った若大将・原監督は重苦しいチームの空気を変えるべく内海を中4日で先発起用。内海は3回まで毎回の4四球と制球に苦しみながらもあと一本を許さず粘っていたが、5回、ヒットの関本を二塁に置いて、シャア少佐にセンター前へ弾き返されて、ついに先制点を献上。ようやくリードを貰った阪神先発・杉山だが、直後の6回、二死から連続四球と突如、制球を乱してピンチを作ると、寿司職人ラミレスにレフトオーバーの走者一掃タイムリー二塁打を許して、逆転を許してしまう。巨人は続く7回には二塁打のゴンザレスをキムタクが送って一死三塁のチャンス。ここで若大将は内海を引っ込めて、代打・松田記者を起用すると、これが見事に的中。松田記者はバットを折られながらもレフト前にポトリと落とす執念のタイムリーを放ち、貴重な1点を追加。2点を追う阪神は8回、先頭のシャア少佐がサードゴロに倒れるも、これを弾いたキムタクが焦って悪送球。ボールが転々とする間にシャア少佐は快足を飛ばして、一気に三塁を陥れると、代打・ゼブラ今岡が一、二塁間真っ二つのタイムリー。更に、新井が歩いて、一、二塁とチャンスを拡大させるも、キュラソ星人がサードゴロに倒れると、続くフォードも最悪のセカンドゴロゲッツーに倒れて同点ならず。土壇場9回、巨人は二死満塁で4試合連続打点中の坂本に回ったが、センター右への落ちるかと思われたフライをシャア少佐のスライディングキャッチに阻まれて、ダメ押しならず。その裏、守護神・クルーンを投入して逃げ切りを図るも、ヒットと四球でいきなり無死一、二塁のピンチ。何とか二死一、三塁までこぎつけたが、ここでシャア少佐にタイムリー内野安打を許して、ついに同点。更に、クルーンは藤本を歩かせて満塁とすると、続く新井にも痛恨の押し出し四球を与えて、悪夢のサヨナラ負け。尚、クルーンはこの判定を不服として、主審に暴言を吐き、試合終了後であるにも拘わらず、退場処分を食らわされた。

中4日で内海投入,その内海を6回で下げて松田記者を代打に起用するなど、勝利への執念を見せた若大将だったが、最後の締めでクルーンが自滅。と言うか、そもそも8回のキムタクのエラーが痛かった。弾いた段階で投げても間に合わない所を無理に投げて、ただのサードゴロを三塁打にしてしまうとは…。9回に満塁のチャンスを逃したのも致命的。それらを呼び込んだのは、全てシャア少佐だった。これで阪神は9カード連続負け越しなし。この安定した戦いぶりはいつまで続くのか?

◆S2−4D◆
新人王を狙う吉見と増渕が直接対決。相変わらず、タイムリー欠乏症の中日に対して、増渕は2回、先頭のベンちゃんを歩かせると、続く森野に川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに7号2ランを被弾し、先制点を献上。一方、吉見は3回までパーフェクトの素晴らしい立ち上がりを見せるも、4回、先頭の伏兵・川島慶にプロ初アーチを浴び、1点差。突き放したい中日は6回、一死一、三塁の場面で吉見が川相不在の打線がアテにならないとあっては自分で決めるしかないとばかりに決死のセーフティスクイズを敢行して、3点目を奪い、増渕をKO。ヤクルトは7回に宮本のタイムリー二塁打で再び1点に詰め寄ったが、中日は9回、荒木が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2号ソロを叩き込み、ダメ押し。最後は岩瀬が締めて、逃げ切りに成功。吉見は8回2失点で開幕4連勝を飾った。

勝つには勝ったが、またもや怒濤の一発依存野球。13安打放ってもタイムリーが出ない。1〜4番までで10安打を放ちながら、得点も打点も荒木のソロアーチによる1点のみ。無得点に終わる方が難しい野球をやっている感じだ。これで33イニング連続タイムリーなしと言う深刻極まりないタイムリー欠乏症ぶりである。この間、投手陣がかなり非常に頑張っている為、大事に至っていないだけの事。事態が悪化する前に川相の現役復帰を視野に入れるべきだろう。

◆YB3−1C◆
全く学習能力がないのか、ブラウン監督はまたも求道者・前田をベンチに幽閉。そんな逆境下ながら、初回に栗原が先制タイムリーを放ったものの、後が続かない。2回の二死二、三塁のチャンスを逃すと、以後、2度と二塁を踏む事はなかった。広島先発・青木高に対して、5回まで毎回安打を放ちながら、攻めあぐねていた横浜だが、6回、先頭の金城がヒットで出ると、続く村田がレフトスタンドへ6号2ランを叩き込み、一気に逆転。8回には内川のタイムリーでダメ押しの3点目。プロ初先発となったルーキー・小林は7回まで1失点の好投を見せると、ゲーリー川村を挟んで、最後は何と先発要員のはーちゅんが締めて、ルーキー時代以来となる6年ぶりのセーブ。小林はプロ初勝利を飾った

求道者・前田が外れて、スミ1の逆転負け。ブラウン監督は一体いつになったら懲りてくれるのか…。数多く打席に立ち、試行錯誤しながら、打撃技術を積み上げていく求道者・前田を代打に回すメリットがあるのだろうか…。一方、横浜はルーキー・小林がプロ初先発初勝利。求道者・前田不在の広島打線とは言え、無四球1三振と安定した制球で丁寧に打たせて取る投球が光った。驚いたのははーちゅんのリリーフ登板。どうやら今後、ストッパーに回すつもりらしい。小林が出てきたとは言え、先発ローテに余裕がある筈もないのだが、マットホワイトじゃダメなのかね? ここでストッパーに回されるとハマのチンピラとの賭けに負ける事はほぼ確定してしまう訳だが、どうせ公約は守って貰えないだろうから、あまり気にしてはいないだろう。

◆H5−3M◆
連敗地獄に陥り、借金が日に日に増えていくばかりのソフトバンクだが、この日は今季初めて松中を3番に下ろし、小久保を4番に据える新オーダーを展開。これが初回から奏功し、4番を外された松中がいきなり先制のタイムリー二塁打。更に、柴原にもタイムリーが飛び出し、この回、2点。3回には、またも松中が4号2ランを叩き込むと、松田もタイムリーを放って、3点を追加。ソフトバンク先発・和田の前に3回まで1安打と沈黙していたロッテだが、4回、大塚の犠飛で1点を返すと、6回にはまたも大塚がタイムリー。7回には橋本がタイムリー二塁打を浴びせて、和田をKO。なおも二死二塁のチャンスだったが、代わった久米に今江が打ち取られ、1点止まり。ソフトバンクは4回以降、川崎が2安打はなった以外はノーヒットとすっかり当たりが止まってしまったが、8回から登板したホールトンが残り2回をノーヒットに抑え込み、連敗を4でストップさせた。

テコ入れの結果、小久保は4タコと大ブレーキだったが、松中が2安打3打点の活躍。決して好調ではない小久保を4番に回し、一発は少ないながらも3割前後をキープしている松中を3番に落としたのは、松中に活を入れると言うよりは、ハマのスペランカー不在の状況で3番がキーポイントと見た様な気がする。レストピッチは相変わらずのインケツぶりで、大村の早期復帰が待たれる所だ。

◆E5−0F◆
水島の呪いの影響か1点取るのもひと苦労と言う壊滅的状態の日本ハム打線。初回に一死一、二塁と先制のチャンスを掴むも、高橋が最悪のゲッツー。2回には三者三振に斬って取られると、3回の二死一、二塁のチャンスも逃してしまう。最早、完封を狙うしかないと踏ん張っていたグリンだったが、4回、フェルナンデスに6号2ランを放り込まれて、ついに先制点を献上。これで流れを掴んだ楽天は6回にはフェルナンデス,山崎武の連続タイムリー二塁打で2点、7回には渡辺直のタイムリーでダメ押しの5点目。楽天先発・田中は走者を出しながらも、要所を締める粘りの投球を見せ、今季2度目の完封で3勝目。楽天は5連勝で2位に浮上した。

2試合連続完封負けで23イニング連続無得点。二軍ですらさして戦力になっていないトンガの一発に賭けるしかないと言う訳の分からないチームにされてしまった水島の呪いの影響はいつまで続くのか? そんな日本ハム相手に田中は余裕の完封で楽天は得意の地元で5連勝。不敗神話は途切れても、13勝1敗と言う驚異の内弁慶ぶりは全く揺らがないが、週明けからは敵地で6連戦。これをどう凌げるか!?

◆L10−3Bs◆
打線好調の西武が序盤から畳み掛ける攻撃。初回にブラゼルの犠飛で先制すると、2回にはボカチカが3号2ラン。4回にはボカチカ,栗山のタイムリーで3点を奪い、近藤をKO。更に、5回は細川に3号3ランが飛び出し、試合を決定付けた。偽バファローズは6回にローズが10号2ランを放つも、8回にはボカチカにこの日2本目のアーチを浴び、ダメを押された。9回に4安打を集中し、1点を返したが、焼け石に水で4連敗となった。

29得点で3タテの西武打線が凄いと言うより、29失点で3タテ食らった偽バファローズ投手陣が酷過ぎると言った印象。それなりに得点は取っているのだが、8点取っても勝てない状態では打撃もしんどいだろう。そんなチーム状態だと言うのに、コリンズ監督は7点ビハインドの7回に加藤を起用すると言う訳の分からない采配で空気を悪くする。2度続けてリリーフに失敗したくらいで、守護神にこの扱いはないのではなかろうか。楽な場面で調整登板…のつもりかもしれないが…。近藤も開幕2連勝後は3連敗。0→2→3→5→6と、投げる度に確実に失点が増えており、次回は7〜8点取られそうな気配だ。

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September 17, 2007 17:46

◆T4−1G◆
0.5差で迎えた首位攻防戦。阪神先発・下柳に対して、巨人は2回二死から阿部,ゴンザレスが連続内野安打でチャンスを作るも、ホリンズがピッチャーゴロに倒れて、二者残塁。一方、巨人先発・木佐貫に対して、阪神は3回一死一、二塁のチャンスは逃したものの、続く4回、二死走者なしから葛城イクローの四球,矢野のヒットで一、二塁とすると、関本がライト前へタイムリーを浴びせて、1点を先制。1点を追う巨人は6回、一死から松田記者が左中間スタンドへ10号ソロを叩き込み、ついに同点。1−1で迎えた7回、阪神は一死からシャア少佐がピッチャー強襲安打で出ると、続くシーツの二塁打で快速を飛ばして、一気に勝ち越しのホームを陥れ、木佐貫をKO。更に、8回には3番手・西村から矢野のタイムリー二塁,悠久の若虎・桧山の犠飛でダメ押しの2点を追加。7回から久保田−ウィリアムスと繋いできた阪神は土壇場9回、満を持して守護神・藤川を投入。藤川は3人できっちり締めて、リードを守り、阪神は一夜で首位を奪回した。敗れた巨人は首位から一気に3位転落となった。

◆S7−8D◆
初回から制球に苦しむヤクルト先発・石井一から、一死満塁のチャンスを掴んだ中日は森野が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、3点を先制。更に、二死後、英智が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに3号2ランを叩き込み、いきなり大量5得点。その裏、ヤクルトは寿司職人ラミレス,ガイエルの連続アーチで2点を返し、3点差。直後の2回、中日は依然として制球の定まらない石井一から、二死満塁とするも、李がサードへのファールフライに終わり、三者残塁。しかし、4回、二死一、二塁から寿司職人ラミレスが真正面の何でもないフライを落球するタイムリーエラーを犯し、労せずして2点を追加。ヤクルトは5回に寿司職人ラミレスが汚名返上の2点タイムリー二塁打。6回にT.ウッズのタイムリーで突き放されるも、その裏、川本が6号2ラン。そして、7回には青木が19号ソロを放ち、1点差。土壇場9回、中日のマウンドには守護神・岩瀬が登場。いきなり中村紀のヘッポコエラーに足を引っ張られ、川相不在を痛感して、落胆したか、続く度会にもライト前へ弾き返され、無死一、二塁の大ピンチを背負ったが、ここから青木を空振り三振,田中浩をゲッツーに仕留めて、見事にこのピンチを脱出。これで中日は2位に浮上した。

◆YB6−3C◆
ハマのチンピラが4回を1安打,長谷川が4回を無安打といずれも三塁を踏ませない好投を展開。5回に広島は連打で無死一、三塁と先制のチャンスを掴むが、相川,ハマのチンピラと内野ゴロに打ち取られると、ガッツな貴公子・仁志は三振に倒れて、二者残塁。広島も6回に二死一、二塁と初のチャンスを掴むが、ここで4番・新井がセンターフライに倒れて、二者残塁。0−0の儘、迎えた7回、横浜はガッツな貴公子・仁志,金城が一発を放つなど、5長短打を浴びせて、一気に6点を先制。広島は8回に新井のタイムリー二塁打等で実に32イニングぶりの得点となる2点を返すと、9回も梵の一発で3点差。引っ張り出した守護神・クルーンに対しても、一死二、三塁のチャンスを作ったが、最後は東出,オチョアと連続三振に倒れて、5連敗となった。

◆H10−0F◆
ソフトバンクは初回一死二、三塁から小久保のショートゴロが金子誠の野選を誘い、1点を先制。二死後、田上がタイムリーを浴びせて、この回、2点。これで主導権を握ったソフトバンクは続く2回には川崎が走者一掃の2点タイムリー三塁打。5回には一死二塁のチャンスを作って、日本ハム先発・スウィーニーをKOすると、代わった山本から松中がタイムリーを放ち、5点目。止まらないソフトバンク打線は6回には井手のスクイズと本多のタイムリーで2点、7回には小久保が2ラン,松田がソロと一発攻勢で3点を加え、10点目。投げては先発・新垣が何と暴投ゼロの散発4安打完封と言う快投を見せ、3ヶ月ぶりの7勝目。これでソフトバンクは首位・日本ハムに1差と肉迫した。

◆Bs5−4M◆
初回に里崎のタイムリー,2回に今江の6号ソロと2点のリードを奪われた偽バファローズだが、4回、一死一塁からローズ,北川の連打で満塁とすると、アレン,後藤の連続タイムリーで逆転に成功。更に、大引が歩いた後、前田にもタイムリーが飛び出して、4点目。偽バファローズは以降も再三チャンスを掴みながら、立て続けにゲッツーを食らうなど、追加点が奪えない。一方、ロッテも5,6回とチャンスを潰していたが、8回、ベニー松山が11号ソロを叩き込み、1点差。土壇場9回、偽バファローズは守護神・加藤大に全てを託すも、二死一、三塁から代打・橋本に同点二塁打を許し、昨日に続くリリーフ失敗。試合は延長に突入した。ラストイニングとなった12回、表の攻撃で勝ち越せず、この日の勝ちがなくなったロッテは小林雅を投入し、何とか引き分けに持ち込みたい所だったが、加藤大に負けじと劇場を開演してしまうのがこの男。いきなり先頭の北川に痛打された小林雅は下山の犠打の後、後藤を敬遠して、一塁を埋めてから、前田にもヒットを浴び、一死満塁。ここでコリンズ監督は三塁走者・北川に対して、投手の山本を代走に起用。代打・日高は三振に倒れ、二死となったものの、続く木元がショートの右を破って、代走・山本が悠々とサヨナラのホームを踏んだ

◆L9−0E◆
悪の温床・楽天先発・グスマンに対して、西武は2回無死一、二塁から中島のタイムリーで1点を先制。二死後、栗山がヒットで繋いで満塁となった所で片岡の今季初アーチがグランドスラムとなって、この回、一挙5点でグスマンをKO。続く3回には細川の犠飛で1点を追加。7回にはベンちゃん,江藤が連続アーチ,8回には片岡がこの日2本目のアーチを掲げ、ダメ押しの9点目。先発・帆足は散発2安打と三塁も踏ませない完璧な投球で今季初完投初完封を果たし、2勝目をマーク。これで西武は悪の温床・楽天と並ぶ4位タイに浮上した。

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August 02, 2007 22:26

◆YB0−2G◆
「ホワイト」とすると、ソフトバンクからクレームが来るかもしれないと恐れたのか、登録名をフルネームにされた謎の新助っ人・マットホワイトに対して、巨人は昨日に続いてニックンが初回に先制アーチ。1点を貰った春風亭半ケツは2回一死二塁,4回二死二塁に続き、5回にも一死一、二塁と再三のピンチを背負いながら、あと1本を許さない粘りの投球。一方、マットホワイトも2回以降は二死までは走者を許さない安定した投球を展開。迎えた6回裏、横浜は先頭の野中がヒットで出ると、ここで何とメカゴジラが犠打を敢行。一塁が空いた事で村田が歩かされると、続く金城も粘って四球を選び、一死満塁の大チャンス。ここで吉村の打球がピッチャー前へ高く跳ね上がると、これを春風亭半ケツが素早く処理して、本塁へ送球。タッチプレーならば確実にセーフのタイミングだったが、フォースプレーだった為に、三塁走者・野中は間一髪アウトとなると、続く下窪は三振に倒れて、三者残塁。続く7回にも二死一、二塁のチャンスを掴むと、メカゴジラが一塁右へ火の出る様当たり。李が打球の勢いに弾いている間に激走し、執念のヘッドスライディングを見せたメカゴジラだが、素早くベースカバーに入った春風亭半ケツの足が僅かに早く、ここも無得点。8回には巨人2番手・豊田から二死三塁とするも、代打・鈴木なおのりが凡退と、どうしても1点が届かない。0−1の儘、迎えた土壇場9回、横浜4番手・木塚はよりにもよって第1打席で既にインケツパワーを使い果たしているニックンに四球を与えて、ただで出塁させてしまう大失態を犯し、失意のKO。5番手・那須野は続く李も歩かせると、阿部からは三振を奪ったものの、スタメンを外れていた代打・ガッツにセンター前へのタイムリーを浴び、痛恨の2点目を献上。最後は守護神・上原の前に3人で締められ、完封負け。春風亭半ケツは7回無失点でハーラー単独トップとなる12勝目を飾った。

◆C−D◆
台風接近の為、中止。

◆T6−5S◆
0−0で迎えた3回、阪神は四球の関本をボーグルソンが送った所で鳥谷が先制タイムリー二塁打。5回にはシャア少佐のタイムリー内野安打とキュラソ星人の犠飛で2点を追加。3点を追うヤクルトは6回、先頭の青木が二塁打を放つと、その後、2四死球で一死満塁のチャンス。ここでリグスが2号グランドスラムを叩き込み、一気に逆転に成功。しかし、その裏、阪神は二死満塁からシャア少佐が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、再逆転。こうなれば、あとはJFKに繋ぐだけ。久保田−ウィリアムスから、9回にバトンを受けた守護神・藤川は代わりばな、いきなりの連打で1点差とされると、なおも二死三塁のピンチ。ここで田中浩に対して、カウント2−1からハーフスイングの空振り三振を取るも、これを矢野が後逸。振り逃げで同点…と思われたが、田中浩は自分がスイングを取られていた事に気付かず、ただの暴投だと勘違いして、しばらく打席上で立ち尽くす大チョンボ。三塁走者・福川がホームに到達してから、ようやく事態に気付き、スタートを切ったが、時既に遅く、一塁でアウトとなり、福川は幻の同点ホームインとなった。

◆H−Bs◆
先週は西武ナインの搭乗予定飛行機のトラブルで中止となった福岡ドームでの試合だが、今度は台風が迫っている事で来場者の安全を考慮すべく、ドーム球場であるにも拘わらず、僅か7日の間に異なる理由で2度目の中止となった。

◆L2−3F◆
日本ハムは初回、劇団ひちょりの2号先頭打者アーチで1点を先制。ダルビッシュの前に4回まで2安打と沈黙していた西武だが、5回、一死一、二塁のチャンスを迎えると、福地がセンター前へタイムリーを放ち、同点。1−1で迎えた7回、日本ハムは一死一塁からジョーンズのタイムリー三塁打に続き、工藤にもタイムリーが飛び出し、2点を勝ち越し。土壇場9回、西武は守護神・MICHEALから中島のタイムリーで1点差にまで詰め寄ったが、反撃もそこまで。日本ハムを4本も上回る11安打を放ちながら、11残塁の拙攻が響いた。ソフトバンクの試合が中止となった為、日本ハムはこれで単独首位に浮上。先発・ダルビッシュは7回1失点で9勝目をあげた。

◆M12−1E◆
未だに白星のない悪の温床・楽天先発・一場だが、初回からフクーラ,オーティズにタイムリーを浴びて、3点を失うと、2回には早川のタイムリーで4点目を許し、あえなくKO。ロッテは更に、4回にも二死満塁からサブロー,オーティズの連続タイムリーで3点を加えると、6回にはまたもサブローのタイムリー二塁打,オーティズの2ランで3点を追加し、10点目。8回にもダメ押しの2点を加え、ここまで一発含む4安打5打点の大当たりで三塁打が出ればサイクルヒットのオーティズに回ったが、気負ってしまったか、セカンドフライに倒れて、サイクルならず。ロッテは15安打12点の猛攻で快勝。投げては先発・清水が憲史に一発を浴びただけの7回1失点で4勝目をマークした。

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