衣川篤史

May 21, 2008 23:54

◆M5−8G◆
昨日、6点差を跳ね返されたロッテは立ち上がりから精彩を欠き、初回に西岡のタイムリーエラーで先制を許すと、3回には無死一、二塁から坂本のバントを金沢がエラー。ガッツの併殺崩れの間に2点目を許した後、寿司職人ラミレスには3ランを叩き込まれて、この回4失点。5回にも寿司職人ラミレスに2打席連続の16号2ランを被弾した小林宏はあえなくKOとなった。大量7点のリードを貰った内海は4回まで1安打無失点の快投を見せていたが、5回、一死から3連打を浴びると、大塚のショートゴロの間にまず1点。更に、早川に死球を食らわせ、再び満塁となった所で西岡に2点タイムリーを浴び、勝利投手の権利まであと一人と言う所で失意のKO。なおも一、二塁のチャンスは生かせなかったロッテだが、7回には一死一塁からオーティズ,今江の連続タイムリー二塁打で2点差まで詰め寄った。6回以降、ロッテのリリーフ陣の前にノーヒットとすっかり当たりが止まってしまった巨人だが、土壇場9回、1安打で一死満塁のチャンスを掴むとゴンザレスのどん詰まりのショートゴロの間に貴重な1点を追加。8回からは豊田−クルーンと繋ぐ必勝リレーが決まり、この2連戦2連勝を飾った。

今度はロッテが7点差を跳ね返すか…と思われる展開だったが、最後に息切れしてしまった。それにしても、5回まで7点のリードを貰いながら、その裏を投げきれないとは内海も不甲斐ない。KO時は、まだ4点差があったものの、お仕置きの意味もあったかもしれない。これで5試合続けて白星なし。昨年の防御率1位の春風亭半ケツ,奪三振王の内海がこうも勝てないのでは巨人が浮上しきれないのも当然と言うものだ。一方、最下位ロッテも小林宏がまたも炎上し、6敗目を喫する背信投球。前回、9回1失点と久々の好投をしながら、白星を掴めなかったのは痛かったか…。

◆E1−3D◆
2回に一死一、二塁のチャンスをゲッツーで潰すなど、相変わらず、タイムリー欠乏症の中日は4回、渡辺直のエラーで拾ったタナボタのチャンスにT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2試合連続の11号2ランを叩き込み、2点を先制。先発・山本昌は4回まで無失点の好投を展開していたが、5回、二死三塁のピンチ。ここで嶋のセーフティバントがキャッチャー前に転がり、ピンチ脱出…と思いきや、小田がこれをお手玉。三塁走者の生還は許さなかったものの、ピンチが続く状態で、先制点を呼び込むエラーを犯した渡辺直に汚名返上のタイムリーを許し、1点差。しかし、直後の6回、二死二塁からベンちゃんがタイムリー二塁打を放ち、再び点差は2点。8回からは何と先発要員の吉見がリリーフ登板し、3人で抑えると、最後は岩瀬が3人で締め、辛くも逃げ切った。

今日も今日とて一発依存症から抜け出せない中日だが、投手陣の頑張りに救われた。山本昌はバックに足を引っ張られながらも、7回を自責点0の好投で3勝目をあげ、200勝まであと4勝。ここまで防御率0.45と抜群の安定感だ。それにしても、吉見のリリーフ登板には驚いた。交流戦は日程に余裕がある上、中日投手陣は駒が豊富過ぎるので先発を後ろに回すのはアリなのかもしれないが、折角、新人王を狙える位置にいるのにこういう事をしてしまうと、岩田や村中らに突き放される恐れがあるのではなかろうか?

◆H9−4C◆
前日の2安打が効いたのか、ブラウン監督はこの日も求道者・前田をスタメン起用。初回二死一、二塁のチャンスで早速打席が回ってきた求道者・前田は走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を先制。しかし、先発・宮崎がピリッとせず、その裏、松中,柴原にタイムリーを浴び、あっさり追いつかれると、4回には山崎に勝ち越しタイムリーを許して、この回限りで降板。直後の5回、広島は一死二、三塁で回ってきた求道者・前田が敬遠されてしまい、続くシーボルが最悪のゲッツーで無得点。しかし、7回二死一、二塁とまたもチャンスで回ってきた求道者・前田はレフト前へ弾き返す同点タイムリー。それも束の間、その裏、2番手・大島が一死一、二塁のピンチを迎えて降板すると、来日初登板となるシュルツが小久保,辻とタイムリーを浴び、2点を勝ち越される始末。更に、8回には岸本が松中にグランドスラムをぶち込まれ、試合を決定付けられた。

求道者・前田が2安打3打点の大活躍…だが、試合は負け。投手陣の総崩れと13残塁の拙攻が響いた。9回無死一、二塁の場面でも3本目のタイムリーを打ってくれていれば、展開は変わったかもしれないが、流石にそれは欲張りと言うものだろうか。ともあれ、勝ちには繋がらなかったものの、DHとして2戦連続マルチ安打と結果を見せたので、DHのある試合でのスタメンは確保出来そうな気配だ。それにしても、相変わらず、訳の分からない所で岸本を使いたがり、試合をぶち壊すブラウン暗黒采配は健在だ。

◆Bs3−7T◆
相手打線を覚醒させる事に定評のあるオルティズは初回から2安打でピンチを作り、キュラソ星人の犠飛で先制を許し、今回も阪神打線を爆発せさてしまうのでは?と思われたが、2回以降は粘りの投球で6回まで追加点を許さない。その間に偽バファローズは4回に四球2つで貰ったチャンスに後藤のタイムリー二塁打が飛び出し、同点とすると、6回には一死満塁から後藤の押し出し死球,フェニックス一輝の犠飛で2点を勝ち越し。しかし、直後の7回、オルティズは無死満塁のピンチを作って、KO。代わった菊地原は二死まで持ち込みながら、昨年までの同僚・平野に走者一掃のタイムリー三塁打を浴び、一気に形勢逆転。更に、3番手・山口は新井に2ランを叩き込まれて、この回、大量5失点。阪神は8回にもフォードのタイムリー二塁打でダメ押し。偽バファローズは7回以降、阪神の継投策の前に沈黙し、3連勝ならず。試合後、コリンズ監督は突然、退団を申し出た事が明らかになった

来日初の2戦連続黒星を喫したウィリアムスを温存し、優先度を下げられていた久保田を挟んで藤川に繋ぐリレーで逃げ切った阪神。これをきっかけに久保田に安定感が戻ってくればいいのだが…。それにしても、今日こそはやってくれるかと思われたオルティズが終わってみれば、6回4失点KO。しつこい様だが、一体、どの辺がパウエル以上なのか? いや、パウエルも大した事はないのだが、少なくともオルティズよりはマシだろう。電撃辞任のコリンズ監督だが、確かに有能な指揮官とは言えなかったものの、今季の偽バファローズの低迷はコリンズ監督がどうのこうのと言う次元じゃないだろう。解任じゃなくて辞任な訳で、引責辞任する程、壊滅的な成績でもなかった事を考えると、むしろコリンズ監督の方から偽バファローズを見限った印象だが…。

◆F4−3YB◆
3回に内川のタイムリーで先制された日本ハムだが、その裏、連打で一死二、三塁のチャンスを作ると、田中が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、一気に逆転。1点を追う横浜は6回、一死から内川,村田,ビグビーの3連打で同点。日本ハム先発・ダルビッシュは僅か88球ながらも、腰の張りを訴えて、7回限りで降板となり、8回からは星野がマウンドに上がったが、いきなり先頭の内川に3号ソロを被弾し、勝ち越し点を献上。しかし、粘る日本ハムはその裏、エラー絡みでチャンスを作り、稲葉の同点タイムリーでハマのチンピラをKO。続くスレッジが歩いて一死満塁。ここで代打・高橋のショートゴロ併殺崩れの間に勝ち越しに成功。9回は武田久が3人で抑えて、1点差で逃げ切った。

ダルビッシュの7回で早くも降板。原因が腰の張りとあって、いよいよ水島の呪いが来てしまったのかもしれない。これで3試合白星から遠ざかっているのも不気味である。しかし、試合の方は日本ハムが逆転勝ち。下位打線はさっぱりだったが、1〜4番までの4人がうまく繋がった。武田久は3試合連続セーブとMICHEALの穴を埋めている。ハマのチンピラはエラーで足を引っ張られ、またも黒星。防御率1.99で2勝5敗って、どれだけ不憫なのか…。まぁ、果たす気のない公約なんぞ掲げている段階で勝ってやらなくては…とバックに思われていないのは確かだが…。

◆L4−5S◆
「青木がいないと終わってしまうチーム」など、昨年までの同僚・石井一の再三に渡る挑発に怒りを燃やすヤクルトは初回、新4番・畠山のタイムリーで先制すると、ガイエルも犠飛で続いて2点目。2回に細川の犠飛で1点を返されるも、4回に衣川のタイムリー,5回には畠山の犠飛で着々と加点し、石井一はこの回限りでKO。しかし、その裏、西武は二死から栗山のヒット,中島の四球で一、二塁とした所でブラゼルに13号3ランが飛び出して、一気に同点。追いつかれたヤクルトは直後の6回、死球の宮本を二塁に進め、またも衣川がタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。7回以降は松岡−押本−林の防御率0点台トリオが西武打線の反撃を断ちきった。先発・リオスは4月12日以来となる2勝目を飾った。

古巣に対して、無駄にでかい口を叩きまくる石井一を青木不在で終わってしまう筈のヤクルト打線が粉砕。黒星こそつかなかったが、5回4失点KOでは実質、負けたも同然だろう。4番就任2試合目となる畠山も先制タイムリーに、中押し犠飛の2打点と結果を出した。リグスは久々のスタメンとなったが、2タコでユウイチに代打を送られるなど、まだまだ復調の気配は見えてこない様だ。

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