藤田宗一
April 25, 2008 23:43
◆T1−3G◆
2回に二死満塁のチャンスを逃した巨人だが、3回、亀井,ガッツ,マッスル千代の富士の3連打で1点を先制。なおも無死一、二塁のチャンスだったが、寿司職人ラミレスはサードゴロ,阿部はセカンドゴロゲッツーに倒れて、1点止まり。一方、昨日18残塁の大拙攻を展開した阪神は制球に苦しむ木佐貫に対して、3回まで5残塁とこの日も残塁を量産していたが、4回,鳥谷,矢野の連打で無死二、三塁のチャンスを掴むと、坂のセカンドゴロの間に鳥谷が同点のホームイン。追いつかれた巨人は6回、阿部,ゴンザレスの連打の後、キムタクが送って二、三塁。ここで代打・松田記者が坂の野選を呼び込み、勝ち越しに成功。更に、続く坂本もタイムリーを浴びせて、貴重な3点目を追加。その裏から527試合連続救援登板の日本新記録を達成した藤田−アゴくら−山口とそれぞれ1回ずつをノーヒットに抑えると、最後はクルーンが三者三振で締めくくり、巨人は今季初の4連勝。
4四球出していたとは言え、5回まで3安打1失点の木佐貫を下げてまで代打を送った若大将・原監督の采配が結果的に奏功。リリーフ4人も見事なノーヒットリレーを見せた。新記録を達成した藤田はここまで4試合無失点。この調子なら、怨敵・バレンタインとのリベンジを果たす為の交流戦まで一軍に生き残れそうだ。当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスはまたまたマルチ安打でついに打率3割を突破。打席数はやや少ないが、チーム首位打者に躍り出た。これでも李昇格阻止には予断を許さないのが、いつまで経っても安心出来ないのは困り物である。
◆S2−1D◆
0−0で迎えた4回、中日は先頭の李が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに3号ソロを叩き込み、1点を先制。しかし、一発以外に全く活路が開けない中日はこの1点をあげるのが精一杯。ならば、この1点を守り抜かんと、7回まで踏ん張っていた朝倉だったが、8回、一死一塁からリグスのタイムリー二塁打でついに同点とされると、続く宮本にもタイムリーを許して、勝ち越し点を献上。土壇場9回、ヤクルト守護神・林の前にクリーンアップが三者三振にねじ伏せられて、逆転負けを喫した。
またもや川相不在の弊害を大露呈する一発依存野球を展開。川井を見殺し、ウッチャンを見殺し、今日また朝倉を見殺しにしてしまった。たった4安打とは言え、いずれも先頭打者が放っているにも拘わらず、後が全く続かない。こういう展開で一番頼れる男がコーチャーズボックスにいるのだから、全くもって訳が分からない。朝倉も少々引っ張り過ぎたのではなかろうか。7回まで無失点とは言え、球数は既に126球と疲労の色が見えており、落合監督らしくない采配だった。
◆YB3−2C◆
ブラウン監督がまたも求道者・前田を外す暴挙に打って出て、士気の上がらない広島。2回に栗原が先制アーチを放つも、その裏、先発・ルイスが内川にタイムリー三塁打を浴びてあっと言う間に同点。しかし、直後の3回、天谷に2号ソロを飛び出して、再び勝ち越しに成功。4回には先頭のオチョアがヒットで出るも、栗原が最悪のゲッツー。この後、連続四球でチャンスを広げるも、梵が倒れて、二者残塁。5,6回も一死二塁のチャンスを逃すなど、一向に追加点を奪えない。3回以降二塁も踏ませぬ好投を見せていたルイスだったが、7回、無死一、三塁のピンチを背負った後、内野ゴロ2つで2点を返され、形勢逆転。直後の8回、広島は二死一、二塁のチャンスを迎え、ここでようやく求道者・前田が登場するも、代打では本領を発揮出来ず、あえなく三振。これで息の根を止められた広島は9回は三者凡退に終わり、万事休す。横浜の連敗は5でストップした。
まったくブラウン監督はどこまで求道者・前田を外せば気が済むのか…。おかげでどん底の横浜に勝ちを譲ってしまう始末。一発かました栗原だが、とにもかくにも走者の溜まっている所で打ってくれと…。主軸が苦しんでいるのは横浜も同様。村田,吉村の不振がチームの不振に繋がっていると言っても過言ではない。石井タクローはまたも外されてしまい、今度は石川が起用されたが内野安打1本と微妙な内容。そんな中、内川は一人3安打の大爆発。打率5割なのに、毎度スタメンで起用されないのは何故なのかね?
◆H0−5M◆
ロッテは初回、エラーで拾ったチャンスにフクーラの犠飛で先制点をゲット。3回には大塚の2号ランニング2ランホーマーで3点目。4回以降、清水,杉内の投げ合いが続き、膠着状態となったが、0−3の儘、迎えた8回、ロッテは22日ぶりにスタメン復帰したズレータが2点タイムリー二塁打を放ち、ダメ押し。清水は最後まで安定した投球でソフトバンク打線に付け入る隙を与えず、散発4安打完封を収めた。
不振に喘いでいたズレータが復帰し、スタメンに助っ人が3人。西岡が1番に専念出来る様だと、ロッテ打線も乗ってきそうだ。大松には4番打ち続けて欲しくもあったが…。清水は3試合連続完投勝利と安定感が増してきた。この日は完投しながら、三振は僅かに1個と徹底して打たせて取る投球が光った。岩隈との対戦は運良く雨で回避したソフトバンクだが、結局、清水に完封食らって、これで19イニング無得点。守っては長谷川と激突して、大塚のランニングホーマーを呼んでしまったハマのスペランカーが右腓骨骨折で前半戦絶望とついに本領を発揮。投げては杉内が5失点と、明るい材料が全くなく、借金を積み重ねるばかり。まだ4月ではあるが、王さんがラストイヤーになるかもしれないと言う年にこんな戦いぶりが続く様では泣けてくる。そろそろ新助っ人野手の緊急獲得でも視野に入れた方がいいかもしれない。
◆E6−1F◆
この日も内弁慶ぶりを遺憾なく発揮する楽天は初回にショートの2号ソロで先制すると、3回にはフェルナンデスがタイムリー。4回にスレッジの犠飛で1点を返されるも、5回にはショート,フェルナンデスが連続タイムリー。更に、8回にもショート,フェルナンデスが連続タイムリーを浴びせて、ダメ押しの6点目。スライド登板となった先発・岩隈は8回まで無四球1失点の好投で4勝目をマークした。
楽天が得意の本拠地で投打噛み合っての快勝。首位打者・山崎は3タコとお休みだったが、ショート,フェルナンデスの助っ人コンビが2人で6安打6打点と全得点を叩き出す大活躍。岩隈もスライド登板の影響を全く感じさせない好投を展開。8回1失点でも防御率が下がるなんて凄いやね。日本ハムはクリーンアップ以外、ノーヒットの体たらく。日本ハム打線など、どいつもこいつもアウトカウントを稼ぎ要員でしかない…と言う水島の呪いはいつまで続くのか…。
◆L9−5Bs◆
西武は初回、偽バファローズ先発・川越の立ち上がりを捉え、中島の4号2ラン,G.G.佐藤の5号ソロと一発攻勢で3点を先制。偽バファローズは3回に後藤の2号ソロ,4回には日高のタイムリーで1点差と追い上げるも、その裏、西武は中村の5号ソロで突き放す。2点を追う偽バファローズは直後の5回、村松,カブレラの連続タイムリーで追いつくと、7回にはまたもカブレラがタイムリーを放ち、ついに勝ち越し。しかし、粘る西武は8回にブラゼルが同点タイムリーを浴びせて、延長に突入。迎えた11回、西武は二死満塁のチャンスに赤田が2年ぶりの一発となるサヨナラ満塁ホーマーを叩き込み、3連敗を免れた。偽バファローズは2試合連続のサヨナラ負け。
西武が一発攻勢で劇的勝利。しみったれた内野安打でもサヨナラと言う場面で昨年ノーアーチの赤田がグランドスラムとは驚いた。昨日、サヨナラ弾を浴びているとは言え、加藤を投入すべきではなかったか…。幾ら何でも、あの場面で高木はないだろう…。大島が左打ちだから…と言うただそれだけの理由だとしたら、浅はかと言うものだ。
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