藤田一也
May 19, 2010 22:20
◆F3−1G◆
ゴンザレス,増井の両先発が互いに譲らぬ好投を展開し、5回まで両軍ゼロ行進。0−0の儘、迎えた6回、巨人は一死からアーチ量産体勢に入っている坂本がレフトスタンドへ11号ソロを叩き込み、ついに1点を先制。しかし、その裏、日本ハムは一死から田中がヒットで出ると、二死後、稲葉が同点タイムリー二塁打。ここでここまで2タコとインケツパワーを溜め込んでいたあの男が無茶振りで4号2ランをぶち込んで、2点を勝ち越し。巨人は坂本の一発以降、ノーヒットと沈黙し、この2連戦2連敗を喫した。ルーキー・増井は6回1/3を1失点で切り抜け、2勝目をマークした。
◆H9−3T◆
序盤は両軍共に拙攻続きで先制点を奪えない。0−0で迎えた4回、ソフトバンクは先頭のおーティズがレフトスタンドへ14号ソロを放り込むと、二死後、柴原がライトスタンドへ2号ソロを放って、この回2点。阪神先発・上園はこの回限りで降板となった。ソフトバンクも続く5回にも山崎,川崎と連続二塁打を浴びせて、1点を追加。7回にブラゼルのタイムリーで1点を返されるが、その裏、ハマのスペランカーの8号3ラン等、6長短打で一挙5点を奪い、試合を決定付けた。先発のホールトンは5回無失点で降板し、リリーフの援護を仰いで5勝目を手にした。
◆M3−1D◆
ロッテは初回、ヒットの西岡を荻野貴が送ると、二死後、金が歩いて一、二塁となった所で大松がタイムリー二塁打を放ち、1点を先制。3回には二塁打の荻野が森野のタイムリーエラーで生還すると、二死一、二塁となった所で南がセンター前へ弾き返して、3点目。6回まで僅か1安打と沈黙していた中日は7回、連続四球を選んで、先発・マーフィーをKOすると、2番手・伊藤に対し、一死後、荒木が痛打し、満塁となった所で代打・野本が四球を選んで、押し出しでようやく1点。なおも満塁と一打同点のチャンスだったが、森野,ブランコの3,4番が打ち取られ、三者残塁。ピンチを切り抜けたロッテは薮田−小林宏と繋いで中日の反撃を断ちきった。マーフィーは7回途中まで7四球と言う荒れ球で的を絞らせず、被安打1の1失点で2勝目をマーク。
◆Bs2−8C◆
天才の打棒を4回は見られるであろうと言うファンの夢を叩き潰して大惨敗を喫した事に広島首脳陣も猛省したのか、この日はついに求道者・前田が5番DHで実に663日ぶりにスタメン起用された。その求道者・前田はいきなり第1打席で会心の二塁打を放つが、下半身に抱える不安からか、二死後に飛び出したフィオのライト前ヒットで返って来られず、続く小窪が倒れて、先制ならず。しかし、昨日とは対照的に、求道者・前田の出場で士気の高まっている広島は続く3回、石原がレフトスタンドへ3号先制アーチ。4回には二死二、三塁からまたも石原が2点タイムリーを浴びせると、東出もタイムリー二塁打で続き、偽バファローズ先発・小松をKO。その裏、北川の犠飛,バルディリスのタイムリーで2点を返されるが、6回、一死二塁から北川のエラーで1点をあげると、更に、連続四球で満塁とした所で梵のタイムリー二塁打,天谷の犠飛で3点を追加し、試合を決定付けた。3連敗中だった先発のスタルツは6回2失点で来日初勝利。求道者・前田は得点にこそ絡まなかったものの、2安打を放ち、健在ぶりをアピール。今後もビジターでの交流戦での活躍が大いに期待出来そうだ。
◆L3−2S◆
調子は上向きになっているものの、貧弱な味方打線から援護が得られないなど、一向に白星があげられないヤクルト先発・石川。何とか石川を勝たせたいヤクルトは3回、一死から相川の四球,田中、のヒットで一、二塁とした所で宮本が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、2点を先取。しかし、以降は相変わらずの貧打ぶりが炸裂し、一向に追加点を奪えない。何とかこのリードを守りたい石川だったが、4回に中島に8号ソロを被弾すると、7回には二死一、三塁から片岡に同点タイムリー二塁打を浴び、この回限りで無念の降板と、またもや今季初勝利を逃した。土壇場9回、同点ながらマウンドに上がった守護神・林に対し、西武は先頭の大崎が四球を選ぶと、細川が送って、一死二塁。ここでまたも片岡がレフトオーバーのタイムリー二塁打を放ち、サヨナラ勝ちで4連勝。先発・石井一は2年ぶりの完投で5勝目を飾り、史上9人目の12球団勝利を達成。石川どころかチームも白星を逃したヤクルトはこれで泥沼の6連敗。
◆E2−3YB◆
2回に山崎の7号ソロで先手を取られた横浜だが、直後の3回、一死から黒羽根のヒット,早川の四球で一、二塁とすると、二死後、藤田が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、逆転に成功。しかし、楽天はその裏、先頭の聖沢が四球で出ると、二死後、中村紀がタイムリー二塁打を放ち、あっと言う間に同点。2−2で迎えた5回、横浜は一死から早川,石川が連打を浴びせると、またも藤田がタイムリーを放ち、勝ち越し。7回からは真田−牛田−山口と1回ずつをきっちり抑え、1点のリードを守りきった。先発の大家は6回2失点で出戻り2勝目。
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July 12, 2009 20:39
◆T1−2G◆
内海,下柳の両先発左腕がいずれも5回を1安打無失点の好投を展開。均衡が崩れたのは6回。巨人は一死から坂本がセンター前ヒット,鈴木がセカンド内野安打を浴びせて、一、二塁のチャンス。ここでガッツが右中間を破る走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、ついに2点を先制。追いかける阪神は8回、先頭の狩野が二塁打を放つと、二死後、関本がレフト前に弾き返して、狩野が生還。更に、新井がヒットで続き、長打が出れば、一気に逆転と言う場面でキュラソ星人が打席に入ったが、セカンドゴロに打ち取られ、二者残塁。9回も続投となった内海は一死から桜井に痛打されたものの、鳥谷,狩野と打ち取って、今季2度目の完投勝利で4勝目。これで巨人は引き分け1つを挟んで4連勝となった。
◆D4−0C◆
名手・川相の現役復帰待望論が強まる一方だと言うのに、事態の大きさを分かっていないのか、それを無視し続ける落合監督はまたもや川井を先発起用し、お茶濁し采配を敢行。所詮、カワイであって川相ではない川井ではチームの空気を変える事は出来ず、中日は初回からゲッツーを食らう相変わらずの拙攻モード。一向に得られそうにない援護にやきもきしつつも、川井は毎回ヒットを浴びながら、先制を許さない粘りの投球を展開。何とか先手を取りたい中日は4回、一死一、二塁からベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、走者一掃の先制タイムリー三塁打となると、続く藤井もタイムリー二塁打を放ち、この回3点。続く5回には二死三塁からブランコのタイムリー内野安打で4点目。広島は6回、先頭の東出がヒットで出るも、一死後、栗原がショートゴロゲッツー。7回には四球と連打で無死満塁とするが、倉が最悪のホームゲッツー。続く代打・嶋は三振に倒れて、結局、無得点。相次ぐピンチを凌いだ川井は8,9回も0点に抑えて、今季初完投初完封で球団初の開幕9連勝を収めた。広島先発のルーキー・小松は4回3失点KOでプロ初黒星。
◆S1−2YB◆
初回一死一、三塁のチャンスにデントナ,ガイエルの両助っ人が倒れて、先制点を逃したヤクルトだが、続く2回、二塁打の宮本が三進した所で川島慶のタイムリーが飛び出し、1点を先制。先発・石川は7回まで散発2安打無失点と素晴らしい投球を展開していたが、7回裏、一死一塁の場面で代打・飯原を送ってしまい、継投策に走った事が運の尽き。8回から登板の2番手・五十嵐は制球が定まらず、2四球で二死一、二塁のピンチを作ると、村田にタイムリー二塁打を浴び、同点。9回には同点ながらもマウンドに上がった守護神・林がいきなり先頭の石川に痛打されると、二盗と犠打で一死三塁のピンチを背負い、藤田に勝ち越し犠飛を許して、今季初の自責点を献上。土壇場で勝ち越した横浜はその裏、加藤康−山口と繋いで、逃げ切り。横浜2番手の木塚に2勝目が転がり込んだ。
◆H8−0E◆
6月14日以来の先発となる岩隈に対し、3回まで0点に抑えられていたソフトバンクだが、4回、先頭の松中が13号先制ソロを放り込むと、小久保がヒットで続いた後、ハマのスペランカーも10号2ラン,田上が13号ソロを叩き込む一発攻勢でこの回4点。更に、5回には一死一、二塁から小久保が8号3ランをぶち込んで、7点目。岩隈はこの回限りでKOとなった。ソフトバンクは7回にも小久保の犠飛でダメ押しの8点目。8回からは攝津アッパー−水田と繋いで完封リレーを達成。先発のホールトンは7回無四球無失点の好投で7勝目。
◆F7−6M◆
初回から2四球を許すなど、苦しい立ち上がりのロッテ先発・小野。2回も一死二塁のピンチを凌いだが、3回、先頭の金子誠に8号ソロを被弾し、先制点を献上。1点を追うロッテは4回、二死二塁から里崎,橋本将と連続二塁打を浴びせて、逆転に成功。更に、竹原,今江と連続四球を選んで、満塁としたが、西岡はライトへ打ち上げ、2点止まり。すると、その裏、日本ハムは3連打で無死満塁とすると、一死後、大野が2号グランドスラムをぶち込んで、一気に逆転。3点を追うロッテは5回、フクーラ,井口の連打で二、三塁とすると、大松が犠飛を打ち上げ、3点目。日本ハムは8回に金子誠にこの日2本目となる9号ソロが飛び出し、これで試合は決まったかと思われたが、土壇場9回、守護神・武田久が3連打で無死満塁の大ピンチ。この後、井口,大松と打ち取り、二死まで持ち込んだが、サブロー,里崎と連続タイムリーで3点を失い、延長に持ち込まれた。ラストイニングとなった12回、表の攻撃を凌いで負けがなくなった日本ハムはその裏、小谷野,金子誠のヒットで二死一、三塁のチャンス。ここで梨田監督は劇団ひちょりに代えて、恐怖の残塁量産マシン,怒濤のチャンスブレイカーの名を欲しいままにするあの男を代打に起用。最早、勝負を諦めたのかと思われたが、あの男はここまで14打席ノーヒットで溜めに溜め込んでいたインケツパワーを開放して、ライト前に落として、サヨナラ勝ち。7番手の宮西は2回無失点の好リリーフで無傷の4勝目。ロッテはこれで4連敗となった。
◆L3−2Bs◆
西武先発・帆足に対し、偽バファローズは初回、フェルナンデスが9号先制ソロ。一方、西武は偽バファローズ先発・平野に対し、2回に中村が30号ソロで追い付くと、4回には二死一、二塁からG.G.佐藤のタイムリーで勝ち越し。6回にフェルナンデスのタイムリーで追い付いた偽バファローズは更に、一死満塁とチャンスを広げるも、大引,鈴木と打ち取られ、勝ち越しならず。すると、その裏、西武は一死一、二塁から礒?のタイムリーで再び勝ち越し。偽バファローズは8回、先頭のフェルナンデスがヒットで出るも、カブレラが最悪のゲッツー。9回にも先頭の大引が四球を選ぶが、代打・大村がゲッツー。小瀬がヒットで望みを繋いだが、最後は坂口が倒れて、あと1点が届かなかった。帆足は7回2失点で4勝目をマークした。
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July 01, 2009 22:34
◆G2−1C◆
初回、無死二塁のピンチはかわした春風亭半ケツだったが、続く2回、一死から梵にレフトスタンドへ2号ソロをたたきこまれて、先制点を献上。広島先発のルーキー小松の前に4回まで沈黙していた巨人は5回、先頭の李が死球を食らうと、キムタクのセカンドゴロの間に二進。ここで鶴岡のセンター前へのフライをダイレクトキャッチを狙った赤松が強引に突っ込んで後逸。ボールが転々とする間に李が同点のホームイン。3回以降、安定した投球を続けていた春風亭半ケツだが、8回、一死から代打・嶋,赤松と連打を浴びて、一、三塁のピンチを迎えると、東出に勝ち越しタイムリーを浴び、無念のKO。広島はその裏からシュルツー永川と繋ぐ勝利の方程式が決まり、連敗を4でストップさせた。小松は7回1失点でプロ2勝目を飾った。
◆D4−1T◆
中日はこの日も初回から一、二塁のチャンスを逃すなど、相変わらずのタイムリー欠乏症ぶりをまざまざと見せつけ、一向に得点を奪えない体たらく。しかし、先発の小笠原が不甲斐ない打線の援護をひたすらに待ちながら、6回まで阪神打線を0点に抑える粘りの投球を展開。何とかこの好投に報いたい中日は6回、荒木のヒット,森野の四球で一、二塁とした所でブランコが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに22号3ランを叩き込み、ついに先制。更に、藤井が三塁打を浴びせると、デラロサが歩いた後、谷繁のサードゴロの間に4点目を追加。7回から継投モードに入った中日投手陣の前に阪神は鳥谷の6号ソロで完封を免れるのが精一杯だった。小笠原は6回無失点で3勝目。これで中日は8連勝となったが、依然として、破滅的な一発依存症,タイムリー欠乏症は深刻を極めており、先発投手陣の調子が落ちてきた時の不安は募るばかりで名手・川相の一刻も早い現役復帰が待たれる所だ。
◆YB9−5S◆
序盤から打撃戦となったこの試合。初回に横浜が内川,メカゴジラのタイムリー二塁打で2点を先制すると、直後の2回、ヤクルトはガイエルの12号ソロ,相川の5号ソロと一発攻勢で同点。その裏、藤田のタイムリー三塁打で勝ち越されるも、3回、無死満塁からデントナが2点タイムリーを浴びせて、一気に逆転。しかし、横浜はその裏、細山田のタイムリーでまたも同点。4−4で迎えた5回、ヤクルトは一死一、三塁から、またもデントナが犠飛を打ち上げ、勝ち越しに成功。粘る横浜は6回、死球の吉村を一塁に置いて、またも藤田が2号2ランを叩き込み、逆転。続く7回にはメカゴジラが6号ソロを叩き込むと、8回には村田,ジョンソンにタイムリーが飛び出し、ダメ押し。6回二死から打者一人を抑えただけのカリメロに2勝目が転がり込んだ。
◆H−Bs◆
降雨中止。
◆F10−5E◆
楽天先発のルーキー・藤原は初回、2三振を含む三者凡退と上々の滑り出し。しかし、続く2回、7安打を集中されて6点を失う大炎上となり、失意のKO。これで完全に主導権を握った日本ハムは4回に稲葉のタイムリー二塁打で1点を追加すると、5回には金子誠の6号2ラン等で3点を加え、10点目。楽天は終盤5点を返す意地を見せたが、序盤の失点があまりにも大き過ぎた。ソフトバンクが雨で試合を流した事で日本ハムは単独首位に躍り出た。先発の武田勝は7回を1失点無四球の好投で4勝目。
◆L11−6M◆
初回、井口のタイムリーで先制された西武だが、その裏、中島のタイムリー二塁打ですかさず同点。続く2回には連打と犠打で一死二、三塁とすると、佐藤の犠飛で勝ち越し。更に、銀仁朗がヒットで繋ぐと、片岡,栗山と連続タイムリーを浴びせて、3点を追加。4点を追うロッテは5回、先頭の今江の5号ソロで1点を返すと、続く6回には片岡のタイムリーエラーの後、今江が2打席連続6号3ランを叩き込み、一気に逆転。しかし、その裏、西武は一死二塁から佐藤のタイムリー三塁打であっさり追い付くと、続く銀仁朗の犠飛で再び勝ち越し。これで流れを引き寄せた西武は7回には押し出し四球と暴投でタナボタの2点を加えると、8回にも中島のタイムリー二塁打でダメ押しの2点を追加。WBC使用球はからっきしだが、NPB使用球ならお手の物…の筈が6点を失ってしまった西武先発・岸だが、打線の援護に恵まれ、8勝目をマークした。
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