荒金久雄
June 22, 2010 22:48
◆S1−5G◆
苦手とするヤクルト先発・村中に対し、巨人は2回、一死から松田記者のヒット,マッスル千代の富士の四球で一、二塁とすると、ここでダブルスチールを敢行。この時、村中が暴投を犯し、松田記者は一気に三塁を蹴って、先制のホームイン。4回には寿司職人ラミレスが10年連続となる20号ソロをぶち込んで、2点目を追加。1,2,3回と得点圏に走者を進めながら、あと一本がでないヤクルトは5回、二死走者なしから青木の二塁打,福地のタイムリーでようやく1点。更に、田中,ガイエルと連続四死球で満塁とチャンスを広げたが、畠山はサードライナーに終わり、三者残塁。1点差の儘、迎えた7回、巨人は阿部の四球,マッスル千代の富士のヒットで一死一、三塁とすると、長野がセンター前へタイムリーを放ち、3点目。9回には一死一塁からまたも長野がレフトスタンドへダメ押しの8号2ランを叩き込み、試合を決定付けた。先発の東野は制球に苦しみながらも、6回を1失点で切り抜け、ハーラートップタイの9勝目。
◆D5−2YB◆
ハマのチンピラ,あちゃくらさんの両先発が上々の滑り出しを見せ、4回まで両軍無得点。均衡が敗れたのは5回、横浜はヒットのカスティーヨをハマのチンピラが送ると、下園がライト前へ先制のタイムリー。続く石川も二塁打を浴びせ、追加点のチャンスだったが、内川はファーストライナーに倒れ、1点止まり。4,5回とチャンスを潰した中日は6回、荒木,藤井の連打の後、森野が犠飛を打ち上げて、同点。二死後、ブランコが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ17号2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。ハマのチンピラはこの回限りで降板となった。8回には二死から森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに9号ソロを放つと、続くベンちゃんも川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに17号ソロを放り込み、ダメ押し。9回、浅尾が大西にタイムリーを浴びたものの、ここから代わった守護神・岩瀬がピシャリと締めて、ササキ様に並ぶ史上2位タイの252セーブ目をマーク。あちゃくらさんは7回を1失点に抑え、3勝目。
◆C7−13T◆
初回に新井のタイムリーで先制した阪神は3回には絶好調・ブラゼルが5戦連発となる23号ソロ。その裏、広島は梵の6号2ランで一気に同点とするが、直後の4回、阪神は一死二塁から鳥谷が勝ち越しタイムリー二塁打。その裏、広島は一死二、三塁から大竹の2ランスクイズが決まり、逆転に成功するが、それも束の間、阪神は5回、J.マッケンジーが11号2ランを放り込み、再逆転。粘る広島は6回、連打と四球で無死満塁とすると、石原が押し出し四球を選んで、同点。ここで満を持して代打で登場した求道者・前田だったが、交流戦でのDHによる出場が極めて少なかった事による試合勘の欠落の影響か、よもやのセカンドゴロゲッツー。しかし、細心の注意を注がなければならない求道者・前田との勝負で心身共に激しく疲弊させられた阪神3番手・西村の甘いスライダーを東出がセンター前に弾き返して、2点を勝ち越し。追いかける阪神は8回、二死一、二塁のチャンスに代打・関本が走者一掃の同点タイムリー三塁打を放ち、延長戦に持ち込んだ。迎えた11回、阪神は梵のエラー,桜井の四球゛て二死一、二塁とした所で代打・悠久の若虎・桧山が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせ、2点を勝ち越し。更に敬遠と死球で満塁とした所でマット・マートンが9号グランドスラムをぶち込んで、ダメ押し。1回を無失点に抑えた守護神・藤川球に3勝目がついた。
◆H0−7F◆
ソフトバンク先発・小椋が初回から全くストライクが入らず、3四死球で一死満塁のピンチを背負うと、糸井に先制タイムリーを浴び、2点を献上。更に、よりにもよって残塁量産マシンの名を欲しいままにするあの男にまでタイムリーを浴びて、この回3失点。3回の一死満塁のピンチは切り抜けたものの、4回、またも四球から満塁のピンチを作った所で稲葉に犠飛を許して、4点目を献上。7回には2番手・陽が二死から3連続四球でKOされた挙げ句、代わった藤岡が金子誠に走者一掃のタイムリー二塁打を浴びる体たらく。日本ハムは僅か5安打で7点を奪ったのに対し、ソフトバンクは7安打を放ちながら、屈辱の完封負け。日本ハム先発・武田勝はプロ初完封を無四球で飾り、5勝目。
◆E3−5L◆
楽天先発・田中に対し、西武は初回一死一、三塁からブラウンがライト前へタイムリーを浴びせて、1点を先制。続くG.G.佐藤もセンターへ犠飛を打ち上げ、この回2点。3回には黒瀬,中島,ブラウン,G.G.佐藤と4連打を浴びせて、2点を追加。4点を楽天は4回、二死一、二塁から高須,草野と連続タイムリーで2点。なおも二、三塁と一打同点のチャンスだったが、渡辺は三振に倒れて、二者残塁。5回には西武が中島のタイムリーで1点をあげるが、楽天も負けじと聖沢の今季初アーチで応戦。2点を追う楽天は夜会、一死から嶋,鉄平と連打を浴びせるも、中村紀,山崎の4,5番が凡退し、二者残塁。西武は8回から長田−シコースキーと繋いで、2点のリードを守りきった。先発の岸は6回で11安打を浴びながら、3失点で食い止め、ハーラートップに並ぶ9勝目をマークした。
◆M1−9Bs◆
2回に大松の12号ソロで先制された偽バファローズは3回、一死から大引,坂口と連打を浴びせると荒金が走者一掃の逆転タイムリー二塁打。二死後、カブレラもタイムリーを放ち、3点目。5回には荒金,ティー岡田のタイムリー二塁打で2点を追加。更に、7回にはが犠飛、8回には後藤,カブレラが連続タイムリーと着々と加点。9回にも大引にタイムリー二塁打が飛び出し、ダメ押しの9点目。投げては大量援護を貰った先発・木佐貫が8回まで1失点に抑える好投で7勝目をあげた。
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July 13, 2008 22:48
◆G3−0YB◆
巨人は初回、いきなり先頭のマッスル千代の富士が右中間突破の二塁打で出ると、キムタクのライトフライで三進。ここでガッツが2試合連続となる18号2ランを叩き込み、2点を先制。バーンサイドの前に4回まで内野安打1本に抑え込まれていた横浜は5回、二死一塁から投手のウッドが自らヒットを放って、チャンスを広げるも、続く大西はショートフライに倒れて二者残塁。続く6回には一死から内川が二塁打を放って、バーンサイドをKO。二死後、3番手・山口からビグビーが死球を食らって、一、二塁となったものの、吉村はセンターへ打ち上げて、またも二者残塁。すると、その裏、巨人はキムタクの四球,ガッツのヒットで一、三塁とした所で寿司職人ラミレスがイムリーを浴びせて、3点目を追加。7回から上原が3日連続のリリーフ登板。2日連続失点を喫していた上原はこの日も一死から相川に痛打されるが、代打・金城,大西と打ち取って、何とか無失点で切り抜けた。8回からは豊田−クルーンの必勝パターンで3人ずつ打ち取って、完封リレーで4連勝を飾った。
巨人が投打噛み合い、今季4度目の4連勝で今季最大の貯金6。大事な時に立場もわきまえずに、呑気にモナっていたあの男の昇格は更に、先延ばしとなる事が決まったが、全く必要なさそうだ。今季初勝利でバーンサイドの白星を粉砕した上原だが、この日は何とか無難に投げ終えた。これで8連続リリーフ登板だが、一体いつまで続くのか…? 折角、水島の呪いを解いて貰った横浜だが、3タテ。呪い云々とか言う以前に地力がなさ過ぎるわな…。
◆D4−10S◆
森野,T.ウッズの連続タイムリー,平田の犠飛と珍しく効率のいい攻撃で初回から3点も先制した中日だったが、直後の2回、中2日で久々の先発登板となった吉見が飯原のタイムリーで1点を返されると、一死満塁となった所で福地に走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、あっさり形勢逆転。更に、この後、宮本を歩かせた後、青木にもタイムリーを浴び、あえなくKO。代わった佐藤充も田中,飯原と連続タイムリーを浴びて、この回悪夢の8失点。その裏、中日は森野のタイムリー二塁打で1点を返し、なおも二死満塁と一発が出れば同点と言う場面を作ったが、中村紀はファーストゴロに倒れて三者残塁。その後も中日は3回二死一、二塁,4回一死一塁,5回無死一、二塁,6回無死一塁と再三再四チャンスを掴みながら、悉く無得点に終わる体たらく。すると、7回には代打・川島慶にタイムリーを許し、致命的な2点を献上。これで意気消沈となったか、7回以降ノーヒットに抑え込まれた中日は4カード連続の負け越しとなった。
怒濤の拙攻三昧を繰り広げている打線を川相の現役復帰で立ち直らせようともせず、交流戦から長らく中継ぎに専念させていた吉見を中2日で先発起用する奇襲でお茶を濁そうとした落合監督だが、初回から3点のリードを貰いながら、2回もたずにKOされるなど、完全に裏目に…。ついさっきまで防御率1位をひた走っていた吉見だが、この日の大炎上で防御率は一気に3点台まで落ち込み、新人王の座にも陰りが見えてきた。一方、最早、新人王どころではない増渕も折角、大逆転して貰ったにも拘わらず、2回で降板する不甲斐ない投球だった。
◆T5−2C◆
またまた5割にリーチをかけた状態で、ブラウン監督は散々シメ倒してきた求道者・前田を何を思ったか、突如、スタメン起用。求道者・前田を軟禁するブラウン監督の暗黒采配に抗議するかの様な背信投球を続けてきた先発・高橋はスタメン復帰となった以上、負ける訳にはいかないと調子が悪いながらも、2回まで無失点に抑える粘りの投球を展開。広島は3回、鳥谷のエラーをきっかけに、二死一、三塁のチャンスを作ると、またも赤松が古巣相手に恩返しの先制タイムリー。しかし、5回、阪神は一死三塁からシャア少佐が同点タイムリーを浴びせると、平野がヒットで繋いだ後、新井が犠飛を打ち上げ、勝ち越しに成功。逆転を許した広島は直後の6回、二死二塁から栗原がタイムリーを放って同点。更に、求道者・前田がブラウン監督への怒りを叩き付けるヒットを放ち、チャンス拡大。しかし、求道者・前田効果による勝利の可能性が高まってしまった事を察知したブラウン監督は代走・天谷を投入して、求道者・前田を引っ込める嫌がらせを敢行。これで意気消沈となった広島は続く梵がヒットで繋いだものの、石原が打ち上げて、三者残塁。2−2の儘、迎えた8回、阪神は二死一、二塁から代打・葛城イクローが走者一掃のタイムリー三塁打を浴びせて、2点を勝ち越し。更に、続くバルディリスもタイムリーを放って、ダメ押しの5点目。最後は藤川が3人で締め括った。
求道者・前田が6月29日以来のスタメン、6月23日以来のヒット。執拗な代打起用に反攻していた…訳ではないのかもしれないが、ここまで実に長い苦しみだった。やはり、求道者・前田には1試合最低でも3打席は必要なのだ。それにしても、何故、あそこで代走なのか…。同点でチャンスが潰れれば、まだ勝負所は先になる展開。二塁走者ならまだしも、一塁走者に代走を送る必然性はあったのか? しかも、終盤にもう1打席回ってくるのは確実なのに…。果たして、ブラウン監督は5割到達と求道者・前田への嫌がらせと一体どちらに重きを置いているのかね…。
◆F1−10H◆
首位戦線に留まる為にも、これ以上負けられないソフトバンク。武田勝の前に3回まで攻めあぐねていたが、4回一死からレストピッチが四球を選ぶと、二死後、4月30日以来のスタメンに抜擢された荒金がレフトスタンドへ今季初アーチとなる2ランを叩き込み、2点を先制。一方、日本ハムは5,7回といずれも一死一、二塁のチャンスをモノに出来ず、8回までゼロ行進。なかなか突き放せずにいたソフトバンクだが、土壇場9回、松中の17号2ランなど8長短打を集中し、一挙8点のビッグイニングを形成。先発・和田は完封まであと一人と言う所で小谷野にタイムリー二塁打を浴びたものの、完投で8勝目を飾った。
小久保がまたまたスタメンから外れてしまったソフトバンクだったが、久々にスタメン復帰の荒金が先制2ランを含む4安打3打点の大活躍で連敗阻止に貢献。投げては和田が8安打を浴びながらも、1点で食い止め、無四球完投勝利。最悪の3タテは回避して、辛うじて首位戦線に踏み留まった。上位打線が稲葉以外ノーヒットに抑え込まれるなど、完敗を喫した日本ハムだが、西武も負けたのは不幸中の幸いだった。
◆E2−7M◆
連敗ロードに喘ぐ楽天はこの日も初回からゲッツーでチャンスを潰す不安な立ち上がりとなったが、続く2回、無死一、二塁から鉄平のタイムリーで先制。なおも一、二塁のチャンスだったが、後続3人が打ち取られ、1点止まり。岩隈の前に3併殺を喫するなど、6回まで無得点に抑え込まれていたロッテは7回、無死一、二塁からオーティズのタイムリーでついに同点。更に、今江が死球を食らって満塁となった所で西岡,サブローの代打攻勢で連続タイムリーを浴びせて、3点を勝ち越し。その裏、楽天は代打・草野のタイムリーで2点差と詰め寄るも、9回にサブローに被弾するなど、致命的な3点を失い、試合を決定付けられ、5連敗で5位転落。勝ったロッテは5連勝で4位浮上となった。
負ければ5位転落と言う状況で8連勝中の岩隈を立てて、必勝体制で臨んだ楽天だったが、好投していた岩隈が突然崩れて、連敗は5にまで伸びてしまった。立ち上がり不安定だった渡辺俊を攻めきれなかったのも大きく響いた。ロッテは終盤に怒濤の集中打で逆転勝ちの5連勝。代打攻勢も見事にハマるなど、勢いが出てきた。来週末の西武3連戦までこの勢いを持続出来ると面白い事になりそうだが、果たして…!?
◆Bs4−1L◆
西武の独走を止める為にも3連敗は許されない偽バファローズだが、西武先発・オツの前に4回まで1安打と沈黙。しかし、偽バファローズ先発・金子も負けじと5回まで1安打無失点の好投。何とか金子を援護したい偽バファローズはその裏、突如、制球を乱したオツから一死満塁のチャンスを掴むと、前田,坂口の連続タイムリーで2点を先制。更に、二死後、カブレラも2点タイムリーを浴びせて、オツをKO。金子は8回に中村に21号ソロを浴びて、完投は逃したものの、最後は守護神・加藤がピシャリと締めて、ようやく西武に一矢報いた。
偽バファローズが唯一のチャンスを集中打で見事にモノにし、3タテを阻止。投げては金子が強力西武打線を8回3安打1失点に抑え込む好投を見せた。前回はかなり危なっかしかったが、今回は申し分ない内容でこれで3連勝と復調の気配が見えてきた。3位以下はかなり接近している状態なだけに、金子が安定して白星を計算出来る存在に戻ってくれると、偽バファローズにも這い上がるチャンスは十分に出てきそうだ。
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