種田仁
May 11, 2007 23:41
◆G8−1D◆
左手薬指の腱鞘炎で開幕からリハビリモードだった清水がようやく一軍に復帰したのはいいが、入れ替えで二軍落ちとなったのが、よりによもって、当ブログ推奨助っ人・ゴンザレス。何故、ゴンザレス!? 落とされる程の不振ではなかったろうに…と思っていたら、どうも左手を痛めていたらしい。そういう事なら仕方ないが、ハマのチンピラからスナイプされた後遺症が再発したのか、完治していなかったのか、ともあれ早期復帰を願うばかりである。その清水もスタメンで起用された訳ではなかったが、初回から松田記者の2ランなど集中打でいきなり4点を先制した巨人は2回にはガッツが一発浴びせて、中日のエース・人斬り抜刀斎を早々とKO。終盤にはガッツが2本目のアーチを浴びせると、マッスル千代の富士にも一発が飛び出し、ダメ押し。投げては内海が7回1失点の好投で5勝目をマーク。尚、清水は8回に代打で出場したが、ライトフライに倒れた。稀代のチャンスメーカー・川相がコーチ業に収まっている宝の持ち腐れ状態な中日は再三再四のチャンスを悉く潰しまくり、結局、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した中村紀の7号ソロで完封を免れるのが精一杯だった。
◆S3−5T◆
地獄の連敗ロードを脱し、今度は最下位脱出を目指す阪神は初回にゼブラ今岡,2回には狩野のタイムリーで2点のリード。3回に寿司職人ラミレスのタイムリーで1点差とされるも、5回、宮本のよももやのエラーの直後、林,キュラソ星人の連続アーチで大きく突き放した。ヤクルトもその裏、ガイエルの9試合ぶりとなる5号2ランで追い上げたが、6回から早くも継投モードに切り替えた阪神は7回から3夜連続のJFKリレーを展開して逃げ切りに成功。これでヤクルトと入れ替わりで最下位脱出となった。敗れたヤクルトはリーグ20敗一番乗り。
◆YB8−4C◆
吉村の犠飛で先制された広島は3回、新井の12号グランドスラムで一気に逆転に成功。しかし、今季初登板初先発の大島は4回、吉村,相川とタイムリーを浴びて、1点差とされた所で代打・マイケルに今季初アーチとなる逆転3ランを叩き込まれ、KO。これでペースを掴んだ横浜は5回にはメカゴジラに初アーチが飛び出すと、7回には村田がダメ押しアーチ。最後は久々の一軍登板で何とリリーフ起用されたカリメロが3人で締める復活アピールを見せ、逃げ切った。5,6回と無失点で切り抜けた2番手・ゲーリー川村は今季初勝利。
◆M9−5H◆
ロッテ先発・久保が5回まで柴原のタイムリーによる1点に抑えれば、ソフトバンク先発・新垣も荒れ球ながら、4回まで今江のタイムリーによる1点で凌いでいたが、この1点を争うゲームは5回に一気に壊れてしまう。5回裏、新垣はいきなり先頭の青野の一発で勝ち越し点を献上すると、3四球に暴投,連打と大崩れし、今季最短となる4回1/3でKO。この後、2番手・小椋も今江に3ランを叩き込まれるなどして、この回、大量8失点。ソフトバンクは終盤3点を返したものの、ビッグイニングを許してしまった分を取り戻す事は出来ず、連勝は3でストップ。
◆Bs5−7E◆
初回に両軍1点ずつ取り合って迎えた2回、悪の温床・楽天は高須のタイムリーで勝ち越しに成功。しかし、先発・林は制球に苦しみ、2回を投げて1失点ながら、66球も投げさせられて、業を煮やしたノムさんはこの回限りで降板を命じた。悪の温床・楽天は3回にラロッカのエラー,後藤の野選等、偽バファローズ内野陣のミスにつけこんで、2点を奪うと、更に、嶋,鉄平と連続タイムリーを浴びせて、デイビーをKO。5点ビハインドとなった偽バファローズはその裏、大西,後藤のの一発攻勢で3点を返すと、6回には村松のタイムリーで1点差まで追い上げたが、土壇場9回に内野ゴロの間にダメ押しの1点を許し、最後は福盛の前に反撃を断たれた。悪の温床・楽天はこれで球団創立3年目にして、ようやく通算100勝目に到達した。
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April 21, 2007 18:28
◆T2−5G◆
豊田の大炎上で悪夢のサヨナラ負けを喫し、首位獲りに失敗した巨人。この日はローテ通りならアゴくらの番だったが、ここまで背信投球が続き、阪神と相性が悪い事もあって、二軍から上がってきたばかりの久保が今季初先発を任される事に…。その久保は初回、いきなり一死一、二塁のピンチを迎えるも、キュラソ星人,ゼブラ今岡と連続三振に斬ってとり、無失点で切り抜ける。すると、直後の2回、二死一、二塁のチャンスに覚醒しつつあるホリンズが落ちるボールをうまく掬って、レフトスタンドに叩き込む会心の2号3ランを放ち、3点を先制。阪神は矢野が突き指で欠場している事もあって、前夜のヒーロー・狩野をスタメン起用したが、その期待に応える様に第1打席で痛烈なヒットを放った狩野は4回の第2打席ではレフトスタンドへプロ初アーチをバックスクリーンにぶち込んで反撃の狼煙を上げる。更に、6回の第3打席では2番手・野口から猛打賞となるライト前ヒットを放つと、代打・関本の左中間突破二塁打で一気に三塁を蹴り、見事なスライディングでホームを陥れて、1点差に詰め寄る大活躍。しかし、阪神に傾きかけた流れを再び巨人に引き寄せたのは、またもホリンズ。8回、四球のキムタクを一塁に置いて、会心のタイムリー二塁打を放つと、この後、マッスル千代の富士にもタイムリーが飛び出して、ダメ押しの5点目を追加。3点リードで迎えたラストイニング、昨夜と同じシチュエーションで豊田に名誉挽回のチャンスを与えられるのか注目されたが、若大将・原監督は無情にも林を起用。林は無難に3人で締め括り、昨夜の悪夢再現を回避。久保は3年ぶりの先発での白星を掴んだ。果たして、今後、豊田がどういう扱いを受ける事になるのか気になる所だが、それはさておき、ホリンズが3安打4打点と大爆発したのは嬉しい限り。キムタクも2安打とキープしており、ホント、ゴンザレスの処遇が心配になってきた。そろそろ戻って来ないと、ただの代打要員になってしまうぞ…。阪神は安直起用とも思われた狩野が一発含む3安打の大ブレイク。この儘、勢いに乗れるか注目したい所だ。
◆S7−16D◆
怒濤の拙攻拙守で今季初完封負けを喫し、川相不在の重みを痛感させられた中日。しかし、依然として川相コーチの現役復帰を阻止する圧力が内外からかかっており、川相はベンチで見守るしかない状況。これに業を煮やした福留が初回、無死一、二塁の場面で川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに3号3ランを叩き込むなど、中日は早くも4点を先制。2回に藤井の暴投で1点を加えると、中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに3,5回と2打席連続アーチを放ち、7点目。しかし、先発・吉見は4回もたずに3失点KOされると、3番手・金剛も3連打で2失点、4番手・浅尾も青木に被弾し、6回を終わって1点差まで追い上げられてしまう。何とか突き放したい中日は7回、一死二塁から代打・立浪のヒットを皮切りに四球1つを挟んで7連打の集中攻撃。更に、立浪の代走に起用され、その回のうちに打席が回ってきた新井にも今季初安打となるタイムリー二塁打が生まれ、この回、大量8点。それでもまだ不安なのか、8回にまたも福留が三塁打で出ればサイクルヒットと言う場面で川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにこの日2本目のホームランでダメ押し。10残塁の大拙攻ではあったが、川相不在が故の一発攻勢と7回の集中打が効いて、中日は辛くも首位をキープ。福留はオーバーサイクルとなる5安打5打点の大爆発だった。尚、5番手のラミレスは来日初勝利。また、ヤクルトの寿司職人ラミレスは3回に放ったヒットで史上244人目、外国人としては球団初となる1000本安打をマークした。
◆YB3−2C◆
久々に打線が爆発して初戦を取った広島だが、2回無死一、三塁と言う先制チャンスを逃すと、その裏、吉村のタイムリーで先制点を献上。先発・佐々岡はこの1点のみで5回まで投げきったが、打線は4,5回と一、二塁のピンチを逃し、早くも7残塁。そして、6回、3連続四球で無死満塁と絶好のチャンスに好調・倉に打順が回ったが、ショートゴロゲッツーの間に同点に追いつくのが精一杯。しかし、1−1で迎えた土壇場9回、先のチャンスではしくじった倉が値千金の一発を叩き込み、ついに勝ち越しに成功。あとは守護神・永川投入で逃げ切るだけだったが、一死から連打を浴びて、二死二、三塁のピンチを迎えると、代打・マイケルに走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて、悪夢の逆転サヨナラ負け。今季初の連勝チャンスを寸前で逃した広島は明日の一戦で初の3連戦勝ち越しを懸ける事になるが、死球退場となった求道者・前田が出られるかどうかが気がかりだ。
◆F2−11H◆
開幕早々、水島の呪いに苛まれ、依然としてエースらしい投球が出来ずにいる斉藤和は4回まで3安打無失点とまずまずの立ち上がり。打線の方は初回一死満塁のピンチに小久保,ブキャナンが連続三振を喫するなど、ゼロ行進を続けていたが、5回、ハマのスペランカーのタイムリーでようやく1点を先制。しかし、その裏、斉藤和は劇団ひちょりのタイムリー二塁打であっさり追いつかれると、何とこの回限りで降板し、またも白星つかず仕舞い。その後、1点ずつ取り合って迎えた7回、突如、ソフトバンク打線が爆発。本多のタイムリーで勝ち越した後、ハマのスペランカー,松中が連続アーチ。更に、アダムにも来日初アーチとなる2ランが飛び出して、この回、一挙7点のビッグイニングで試合を決定付けた。ソフトバンクは11日ぶりの連勝で再び貯金生活が復活した。スタメン8人が15安打4発と打ちまくった中、唯一、ブキャナンだけが5タコ4三振の大ブレーキだったのが、何だか物悲しい。斉藤和も悪くはなかったが、5回で降板を命じられる様ではエースとしては失格だ。まさかどこか痛めたのではあるまいな? 敗れた日本ハムは今季初の3連敗。
◆L1−7Bs◆
同僚・涌井と激しく月間MVPを争うオツは開幕5連勝を懸けて先発マウンドに登ったが、立ち上がりから制球に苦しみ、2回には押し出し四球で先制点を与えるなど、2失点。続く3回には後藤にタイムリー二塁打を浴びると、更に、4回にはローズの2点タイムリー二塁打等で3点を失い、あえなくKO。一方、偽バファローズ先発・デイビーは7回を投げ、福地のタイムリーによる1点のみに抑える好投を展開し、2勝目をマーク。前回は3タテを食らった偽バファローズだが、ようやく対西武初勝利となった。
◆E3−5M◆
ここまで好投を続けながら、なかなか打線と噛み合わない成瀬。この日もロッテ打線は悪の温床・楽天先発・青山の前に3回まで無得点と沈黙。落胆の色を隠せない成瀬に対して、悪の温床・楽天は3回、鉄平,塩川,礒部の3連打で2点を先制すると、更に、ショートにもタイムリーが飛び出し、3点目。しかし、直後の4回、フェルナンデスのエラー等で満塁のピンチを背負った青山はワトソン博士に押し出し四球を許すと、里崎にはタイムリーを浴びて、1点差。更に、5回には青野の内野ゴロの間についに同点。追いついて貰った成瀬だが、その裏、二死から礒部を歩かせると、何を血迷ったかバレンタインはこんな中途半端な所で成瀬を下ろし、成瀬はまたも白星を掴めず。3−3で迎えた7回、ロッテはズレータのタイムリーで、ついに勝ち越し、青山をKOすると、更に、里崎の犠飛で貴重な5点目を追加。最後は小林雅が締めて、3連勝。嫌がらせの様なタイミングで引きずり下ろされた成瀬からバトンを受けたゴーグルは3年ぶりの白星をゲットした。
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