秦裕二
August 04, 2007 22:16
◆S6−8G◆
左膝痛のガッツが3試合ぶりにスタメン復帰となったものの、6戦連続無安打の松田記者が今季初のスタメン落ちとなり、2番には久々に清水が入る事となった。復帰2度目の登板となるパウエルは2回に自らのタイムリーで先制点を叩き出しながら、その裏、ガイエルを歩かせた後、3連打を浴びて、あっさり逆転を許してしまう。直後の3回、ガイエルのタイムリーエラーで同点となったのも束の間、その裏、先頭の寿司職人ラミレスに被弾し、勝ち越し点を献上。更に、一死二、三塁のピンチで宮出に犠飛を許して、4点目を失ったパウエルはこの回限りであえなく降板。2点を追う巨人は直後の4回、無死一、二塁と絶好のチャンスを作るも、鈴木尚が最悪のゲッツー。代打・ホリンズは死球で歩いたものの、マッスル千代の富士が見逃し三振に倒れて、二者残塁。その裏、ガイエルの一発で3点差と突き放された巨人だが、5回、エラーで掴んだチャンスにガッツの犠飛で1点を返すと、続く6回にはまたもエラーで貰ったチャンスに清水が今季初アーチとなる3ランを叩き込み、逆転に成功。更に、この後、ガッツにも25号2ランが出て、この回、大量5点のビッグイニングを形成。パウエルは早々と降板したものの、4回以降、リリーフ陣が踏ん張りを見せ、9回からは守護神・上原が4日連続の登板。リグスにタイムリーを浴び、1点を許したものの、後続を断ち切り、19セーブ目。育成枠あがりの2番手・山口には2勝目がついた。巨人は8月に入ってから未だ無傷の4連勝。
◆YB5−0D◆
昨夜は珍しく爆発した中日打線だが、この日は初回から一死一、三塁のチャンスを逃すいつもの拙攻モードが復活。いきなり川相不在の重さを痛感し、落胆の色を隠せない先発・小笠原はその裏、一死二塁から金城にタイムリー二塁打を浴びて、先制点を献上。1点を追う中日だが、横浜先発・秦ののらりくらりとした投球に翻弄され、打線が繋がらず、一向に点を奪えない。好投を見せていた秦だが、大矢監督は6回からスパッと吉見にスイッチする継投策へ。これを機に流れを引き寄せたい中日だったが、あえなく三者凡退に打ち取られると、その裏、村田に17号ソロで痛恨被弾。7回には何故か引っ張り出された先発要員の朝倉が金城にタイムリーを浴びると、8回には鈴木,久本が2点を失い、ダメを押された。横浜は早めの継投策が奏功し、完封リレーを達成。連敗を3で止め、貯金消滅を免れた。秦は今季初勝利。
◆C0−7T◆
広島先発・高橋に対して、2回、桜井のタイムリー二塁打で先制した阪神は更に、ジュビロ野口のタイムリーで1点を追加。続く3回にはシーツに7号2ランが飛び出して4点目。中盤はあと一本が出ずにいたが、7回、キュラソ星人が24号2ランを叩き込むと、8回には藤本がダメ押しのタイムリー。投げては先発のルーキー・上園が6回を無失点の好投。7回からは江草、9回からは桟原とJFKを完全に温存しての完封リレーで3連勝。上園は4勝目をマークした。
◆E4−3H◆
今季5戦全敗と鬼門となりつつあるFC宮城で何とか白星をあげたいソフトバンクは3回、川崎のタイムリーで先制。しかし、毎回安打を浴びるなど、この日は調子がイマイチの先発・杉内が4回、一死一、二塁のピンチから3試合ノーヒットで6番に降格させられた上、今季10タコと抑え込んでいるカモの山崎武に36号3ランを叩き込まれて、一気に形勢逆転。直後の5回、ソフトバンクは一死一、二塁から本多のタイムリー二塁打で1点差と詰め寄ると、川崎のセカンドゴロの間にも1点を加えて、同点。3−3の儘、迎えた8回、依然として一人で投げ続ける杉内は一死から連続四球で自らピンチを作ると、吉岡にタイムリーを浴び、ついに勝ち越し点を献上。土壇場9回、小山に対して、ソフトバンクは2つの四球で一打同点のチャンスを掴んだものの、最後は川崎が打ち取られ、3連敗。またも鬼門突破を果たせなかった。
◆M18−3F◆
7月の月間MVPに輝くなど、絶好調の成瀬に対して、稲葉を外すなど、ズラリと7人もの右打者(うちスイッチの青波の長瀬含む)を並べた日本ハムだが、初回はあえなく三者凡退。一方、ロッテ先発・伊集院光の弟子・金村に対して、ロッテは二死走者なしからフクーラが6月13日以来となる4号ソロを叩き込み、先制すると、更に、サブローが歩いた後、オーティズにも5号2ランが飛び出し、この回、3点。続く2回にはフクーラ,サブローの連続タイムリーでまたも3点,更に、3回に今江,4回にはサブローがそれぞれ犠飛を打ち上げ、着々と加点すると、5回にも4長短打で4点を加え、試合を決定付けた。日本ハムは打線改造も実らず、5回までゼロ行進。6回に稲葉に代わって3番に入った高橋に2ランが出るも、あまりにも遅過ぎた。ロッテは17安打で今季最多の18点を奪う猛攻を見せ、3連勝。大量リードと言う事で6回でお役御免となった成瀬は余裕の10勝目を飾った。一方、伊集院光の弟子・金村は12点を失うまで投げさせられる屈辱を味わわされ、試合終了前に早々と球場を去るなど、ヒルマン監督との確執が再燃しないか心配される所だ。
◆L5−6Bs◆
序盤から両軍激しい点の取り合い。初回に西武がカブレラのタイムリーで先制すれば、直後の2回、偽バファローズは礒?のエラーで同点とした後、前田のタイムリーで勝ち越し。しかし、その裏、西武も細川のタイムリー二塁打ですかさず同点とすると、続く中村が6号2ランを叩き込み、再び勝ち越し。3回、牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズが3試合連続の34号ソロで1点を加えた偽バファローズは再び2点差とされた5回にはまたもローズが2打席連続となる2ランを叩き込み、ついに同点。試合はその儘、延長に突入した。迎えた10回、偽バファローズは一死からラロッカ,ローズの連打で一、三塁とした所で北川が犠飛を打ち上げ、ついに均衡を破る6点目をゲット。あとは加藤大が締めて、逃げ切った。
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