矢野謙シ

May 31, 2007 21:51

◆G7−3H◆
水島の呪いと言う強大無比な敵との戦いに苦しめられているソフトバンク。この日は今季最悪の調子と言ってもいい内海相手に初回二死一、二塁,2回一死二塁と攻め立てながら、あと1本が出ない拙攻を繰り返していたが、3回、一死二塁からハマのスペランカーが8号2ランを叩き込み、ついに先制。4回には先頭の田上が3号ソロを叩き込むと、二死後、連打を浴びせて、内海は今季最短のKO。しかし、代わった西村の前にハマのスペランカーが打ち取られ、追加点はならず。先発・新垣は5回まで2安打無失点と危なげのない投球を見せていたが、6回、ついに十八番の暴投をかまして、日本記録まであと4と接近。この回は事なきを得たものの、続く7回、2本のヒットで一死一、二塁のピンチを迎えた所で降板。代わった佐藤もホリンズを歩かせて満塁となった所で3番手・篠原がマウンドに上がったが、ここで代打・矢野に2号グランドスラムを痛恨被弾し、一気に形勢逆転。これで完全に流れを引き寄せた巨人は8回には阿部の10号3ランでダメ押し。最後はセーブのつかない場面ながらも登場した上原が3人でピシャリ。内海以降、4人の投手がノーヒットに抑える完璧なリレーを見せるなど、内海を早々と見限った若大将・原監督の決断が見事に決まり、巨人はこの2連戦2連勝。ソフトバンクは悪夢の逆転負けを喫し、依然として水島の呪いからは解放されていない事をまざまざと見せつけた。それにしても、新垣の降板はちょっと早まったのではなかろうか…。

◆D10−2E◆
怒濤の拙攻拙守を繰り広げる川相不在の弊害を大露呈しまくっての3連敗中の中日は2回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにT.ウッズのリーグ一番乗りとなる20号ソロで先制すると、更に、一死後、中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに10号ソロを放ち、この回、2点。一方、この日から本格的に水島の呪いに苛まれつつある悪の温床・楽天は直後の3回、二死一塁から渡辺直,高須,礒部の3連打で一気に同点。追いつかれた中日は4回、谷繁が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに3号2ランを放ち、勝ち越しに成功。7回には中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにこの日2本目となる11号3ランを放り込むなど、8長短打で大量6点を奪い、試合を決定付けた。中日先発・小笠原は5回2失点で退いたが、打線とリリーフの援護に助けられ、開幕4連勝。悪の温床・楽天は5番以下はノーヒットと完全に沈黙し、悲願の貯金生活はお預けとなったが、水島の呪いにかかっている事を考えると、貯金のチャンスはもう2度とやって来ない可能性も十二分に考えられる所だろう

◆C0−2M◆
ロッテは初回、一死一、三塁のチャンスにサブローの打球はファーストへのファールフライ。しかし、これを栗原がよもやの落球。打ち直しとなったサブローは結局、空振り三振に倒れるも、この際、一塁走者・堀が二盗を敢行。嶋が二塁へ送球する間に三塁走者・TSUYOSHIが本塁を陥れ、1点を先制。5回には里崎のタイムリーで2点目を追加。投げては先発・成瀬が7回まで散発4安打無失点の好投を展開。完封ペースだったが、バレンタイン監督は8回から惜しげもなく薮田を投入すると、最後は守護神・小林雅を繰り出しての完封リレーで5連勝。成瀬は開幕から無傷の6勝目をマークした。広島はまたも打線が奮わず3連敗。この日も栗原が4タコのブレーキで守っては2失策と攻守に精彩を欠いた。

◆T6−3L◆
初回3人で切り抜けたボーグルソンは2回もカブレラをショートゴロ,中島を空振り三振に斬ってとり、簡単に二死…と思いきや、狩野が弾いた上に悪送球をかまして、振り逃げを許すと、続く栗山に今季初アーチとなる2ランを叩き込まれて、2点を献上。3回は三者凡退で切り抜け、復調したかに見えたボーグルソンだが、故障が発生し、その裏に代打を送られて降板。すると4回からはチーム事情を考えれば、先発ローテ入りさせた方が有効としか思えない中村泰がまたもやリリーフで引っ張り出されてしまい、次なる先発の機会はまたしばらくはお預けに…。その中村泰が三者凡退に斬ってとると、その裏、阪神は林の8号ソロで1点差。更に、一死一、二塁とした所で鳥谷に3号3ランが飛び出して、一気に逆転に成功。5回には三者三振の力投を見せた中村泰だが、6回、一死一、三塁のピンチを迎えると、カブレラに犠飛を許して、1点差。続く7回からマウンドに上がった久保田も鳥谷のエラーで二死二塁のピンチを迎えると、代打・平尾にレフト前へ弾き返されるも、同点のホームを狙った二塁走者・礒?はキュラソ星人の好返球の前に憤死。何とか突き放したい阪神はその裏、キャラソ星人のゲッツー崩れの間に1点をあげた後、更に、シーツのタイムリーが飛び出して、ダメ押し。8回途中からは藤川を注ぎ込んで逃げ切った阪神は交流戦に入って、初の連勝。緊急登板ながらも好投した中村泰に2勝目がついた。

◆S4−1Bs◆
ただでさえ変な日程になっている交流戦で2試合連続中止となると後々厄介だから…と言わんばかりに雨が降る中、強引に始められたこの試合。初回、ガイエルのタイムリーで先制された偽バファローズだが、直後の2回、牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズが17号ソロを叩き込み、あっと言う間に同点。しかし、ヤクルトは金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいな名前で凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガーが自らを助けるタイムリーで勝ち越すと、続く3回にはガイエルの10号2ランで4点目。無理矢理開催されたこの試合は5回の攻撃が終わるや否や早々と降雨コールドとなる観客にとっては傍迷惑この上ない展開で、ヤクルトが勝ち逃げ。グライシンガーは5回ながらも完投で5勝目をマークした。

カリメロ◆YB−F◆
前回、連敗ストッパーとして貢献したカリメロだが、この日はピリッとせず、初回から3安打を浴びて、先制点を献上。一方、スライド登板となったダルビッシュは2三振を奪うなど三者凡退に斬ってとる上々の立ち上がりとなったが、試合前から振っていた雨が強くなり、結局、2試合連続の降雨中止となった。

ランキング投票にご協力下さい→ 人気blogランキング



Amazon Search
サーチ:
キーワード:
Amazon.co.jp のロゴ
Clock Link
プロ野球Freak
Recent Comments
Amazon.co.jpロゴ
  • ライブドアブログ