王監督
May 05, 2007 23:59
◆G8−0S◆
巨人が序盤の猛攻で勝負を決めた。初回から一死満塁のチャンスを掴むと、怒濤のチャンスブレイカー・ニックンはあわやゲッツーのショートライナーと相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮するも、続く阿部がセカンドへのタイムリー内野安打を放ち、先制。2回にはマッスル千代の富士のタイムリーで1点を加えると、3回には当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスが復帰初となるタイムリー二塁打。そして、4回には李,ニックンの連続アーチで一気に4点を奪い、試合を決定付けた。先発・久保は2回一死満塁など、再三のピンチを巧みにかわし、大量援護に守られながら、プロ5年目にして初となる完封をマーク。巨人はリーグ20勝一番乗りとなった。拙攻三昧で敗れたヤクルトは今季2度目の4連敗。
◆D4−3YB◆
初回、村田のタイムリーで先制された中日だが、3回に一死満塁のチャンスから福留,T.ウッズの連続タイムリーで4点を奪い、一気に逆転に成功。3点を追う横浜は4回に併殺崩れの間に1点を返し、中日先発・中田はこの回限りで降板。更に、5回には石井タクローのタイムリーで1点差と詰め寄ると、中村紀のヘッポコエラー等で無死満塁と一打逆転のチャンスを掴んだが、ここで内川が最悪のホームゲッツー。続く金城も倒れて、追加点ならず。これで完全に勢いを止められた横浜は6回以降、一人の走者も出せずに、今季2度目の連敗。中日は3連勝で3カードぶりの勝ち越し。5回のピンチを凌ぎきるなど、3イニングを無失点に抑える好リリーフを見せた久本が今季初勝利をマークした。
◆T0−2C◆
連敗地獄に鞭を打つかの様に、シャア少佐が首を痛めてスタメン落ちとなった阪神は1番・ゼブラ今岡,2番・鳥谷の新オーダーで臨んだが、広島先発・佐々岡の前に鳥谷一人が気を吐くだけで一向にチャンスを掴めない。一方、阪神先発・ボーグルソンも4回まで死球を1つ出しただけのノーヒットピッチングを見せていたが、5回、四球の走者を二塁に置いて、嶋にタイムリー二塁打を浴びて、ついに先制点を献上。6回にも新井にタイムリーを許し、2点目。ようやく援護を貰った佐々岡は7回、一死一、三塁と初のピンチを迎えるも、ここで代打・悠久の若虎・桧山をピッチャーゴロゲッツーに打ち取り、この回限りでお役御免。広島は8回から梅津−永川と繋ぎ、完封リレーで4連勝。阪神は好投のボーグルソンを見殺しにして、7連敗となった。
◆H4−1L◆
西武先発・ギッセルは初回に自らのボークでやらずもがなの先制点を与えると、3回には自らの暴投で2点目を献上。更に、小久保に10号2ランを被弾し、4点目。4回以降は立ち直り、好投を見せたものの、時既に遅し。前回の登板でようやくらしさを見せたソフトバンク先発・ガトームソンはこの日も立ち上がりから落ち着いた投球で西武打線を翻弄。カブレラのタイムリーによる1点を失っただけで8回まで投げきると、最後は守護神・馬原が3人で締めて、3連勝で貯金を10とした。この勝利で王さんは監督通算1200勝を達成。
◆F7−3Bs◆
何とか連敗を脱出したい偽バファローズは先発・平野佳が5回無失点の好投。打線の方は八木の前に5回まで抑え込まれていたが、6回、二死一、二塁から水口のタイムリー二塁打で2点を先制すると、続く塩崎にもタイムリーが飛び出し、八木をKO。これで連敗脱出は見えたかに思われたが、その裏、劇団ひちょりの今季初アーチとなる2ランで1点差に詰め寄られると、後藤のタイムリーエラーであっさり同点。続く7回には一死一、三塁のチャンスに劇団ひちょり,田中賢,稲葉の3連続タイムリーを浴びて、一気に3点を勝ち越されると、8回には田中幸に一発を許して、ダメを押されて、8連敗。3連勝の日本ハムは2番手の江尻が今季初勝利。本拠地移転4年目にして初となる「念願だった」札幌ドームでのホームランを含む2安打を放った田中幸は2000安打まであと3本に接近した。
◆M5−1E◆
2回にショートのタイムリーで先制されたロッテだが、その裏、今江の犠飛ですかさず同点とすると、更に、早川がタイムリーを放って、逆転に成功。その後、青山,小林宏の投げ合いで膠着状態に陥ったが、2−1の儘、迎えた8回、ロッテは一死一、二塁から里崎が走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、貴重な2点を追加。更に、この後、今江にも2点タイムリーが飛び出して、ダメ押しの5点目。最後はセーブのつかない場面ながらも、小林雅が登板。一死一、二塁のピンチを迎え、一瞬、ヒヤリとさせたが、後続を断ち切り、連敗をストップさせた。7回1失点の小林宏は4勝目をマーク。
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March 25, 2007 20:22
◆H2−0Bs◆
水島の呪いに苛まれ、不覚の黒星スタートとなったソフトバンク。昨日の二の舞は御免とばかりに、ここしばらくは「ドカパロ」で放置されている和田を先発起用すると、この和田が5回までノーヒットと期待に応える好投。打っては昨日2発のハマのスペランカーが今度は先制タイムリーと、またも活躍。8回途中からは昨日、大炎上の藤岡が打者2人をきっちり抑えて、汚名を返上すれば、最後は守護神・馬原が締めての4安打完封リレーで王さんに266日ぶりとなる白星をプレゼント。偽バファローズ先発・吉井は7回途中まで2失点と好投したが、打線に見殺しにされてしまった。
◆L2−9E◆
裏金問題発覚後、不敗で意地を見せてきた西武だが、この日は糖尿病助っ人・ジョンソンが3点を失い、苦しい展開。打っても2回に無死満塁、4回に二死満塁と悉くチャンスを逃す拙攻ぶり。G.G.佐藤の一発で1点差に詰め寄るも、9回に3番手・岩崎の大炎上で一気に6失点と突き放されて、万事休す。悪の温床・楽天は、前半は粘るが後半に持ち堪えられないと言う恒例のパターンとは逆の展開で今季初白星。先発・青山は粘りの投球で約10ヶ月ぶりの白星。横浜時代はダメ外国人ぶりを見せつけた出戻り助っ人・ウィットがよもやの2ホーマー。青波の長瀬のごとく、日本での対応力を確かに身につけて帰ってきたのだとすれば、今後、悪の温床・楽天が台風の目になる可能性も見えてくる………かもしれない。
◆M0−0F◆
最下位・悪の温床・楽天で途中入団ながら7勝となれば、日本一(と言っても、もうガッツ,SHINJO,岡島はいないが)の日本ハムでは一体何勝出来るやら…と大いに期待されているグリンが9回を散発4安打零封と素晴らしい投球。しかし、肝心の味方打線は小林宏の前に11三振を喫しての9回無失点に抑え込まれ、延長に入ると同時に両先発は降板。ロッテは10回に二死一、二塁と絶好のチャンスを掴んだが、3番手・武田勝の前にTSUYOSHIが倒れ、サヨナラならず。結局、両軍相譲らぬまま、延長12回既定でドロー。サブロー,高橋がそれぞれ3安打と気を吐いたが、得点には結びつかず、遺恨対決は2戦連続の引き分けとなった。これだけ打てないのにベニー松山を10回までベンチに置いておくなど、相変わらず、バレンタインの采配はよく分からないのぅ。ケガでもしたの?
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March 24, 2007 23:36
◆H5−8Bs◆
開幕戦直前、恐怖のパ・リーグ撲滅漫画「ドカパロSS 地獄変」にて、シメてシメてシメられまくっているソフトバンク。孫オーナーが始球式に登場し、いきなり打ち砕かれると言う景気の悪い展開を見せつけられた為か、上戸彩を採用したが、こんなチャラい人選で事態が好転する筈もなかった。開幕戦では3戦負けなしだった斉藤和だが、岩鬼にシメられまくって呪いをかけられた所為か、いきなり初回から先制点を許したばかりか、1年間野球をやっておらず、牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズに被弾。果たして、ブランクをものともしないローズが凄いのか、日本の野球が甘かったのか……、いや、やはり、水島の呪いの威力が凄まじいのだろう。斉藤和、中盤以降は調子を上げて、逆転にも成功したと言うのに、王さんも何を焦ったのか、7回途中で継投策に切り替え、これが大失敗。三瀬,柳瀬と打ち込まれて追いつかれると、9回には藤岡が本多の痛恨のエラーにも足を引っ張られて、4失点の大炎上。262日ぶりの実戦復帰となった王さんだったが、無念の黒星スタートに…。ただ、どれくらいの成績を残すかよりも、一体何試合、無事に出られるのかと言う点について注目されているハマのスペランカーがいきなり2発3安打の活躍を見せたのは収穫だ。ホント、何試合出られるのかね…。出れば、数字はついてくるんだが…。
◆L5−2E◆
裏金問題で揺れる西武に対する皮肉として、悪の温床・楽天は開幕戦のマウンドに栄養費の申し子・一場を起用…すれば面白かったのだが、一場は調子が上がらず、順当にエース・岩隈を送り出すしかなかった様だ。汚れたフロントと現場は無関係と訴えたくて必死の西武は事件発覚以降、オープン戦不敗で乗りきると、開幕戦でも地力の強さを発揮。リーファー,G.G.佐藤の連続アーチで先制すると、ベンちゃんにも一発が飛び出して、岩隈をKO。国外亡命した霊感投手・松坂なき後、8年ぶりの開幕マウンドを任されたオツは草野にプロ初アーチを献上するも、6回2失点とまずまずのピッチングを見せると、7回以降はリリーフ3人で1回ずつを締めて、逃げ切った。ノムさんはこれでドン川上に並ぶ開幕戦6連敗。
◆M4−4F◆
バレンタインの嫌がらせ挑発行為にヒルマンが怒り心頭となり、遺恨対決となったこのカード。ガッツ,SHINJOが抜けて小粒になった日本ハム・ビッグステーキ打線(若大将・原監督命名)は繋ぐ攻撃で、清水を攻略し、6回まで4点のリード。投げては若きエース・ダルビッシュが5回まで散発2安打と素晴らしい投球を展開。日本ハムの勝利は揺るがないと思われたが、6回二死満塁のピンチにロッテ最高の補強人員・ズレータにグランドスラムを被弾し、一気に振り出し。結局、7回途中で降雨コールドのドローと言う開幕戦ではパ・リーグ41年ぶりの珍事で遺恨対決第1ラウンドは痛み分けに終わった。
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