牧田明久
September 22, 2010 23:04
◆G6−2YB◆
横浜は2回、一死からスレッジの二塁打,カスティーヨの四球で一、二塁とすると、二死後、武山が歩いて満塁となるも、ここで投手の加賀に回ってしまい、三者残塁。0−0で迎えた4回、巨人は二死走者なしから阿部,マッスル千代の富士,古城,脇谷と4連打を浴びせて、2点を先制。続く5回には坂本が2試合連続の31号ソロ、6回にはマッスル千代の富士が13号ソロと一発攻勢で加点。更に、7回には坂本のヒット,松本の死球で一、二塁とすると、寿司職人ラミレスがレフト線へタイムリー二塁打を浴びせて、5点目。8回にも坂本のタイムリーで1点を加え、ダメ押し。横浜は二死走者なしから、四球を挟んで4連打で2点を返し、クルーンを引っ張り出す粘りを見せたが、一発同点の場面で内川がセカンドゴロに終わり、ゲームセット。巨人はこれで2位に浮上。先発・内海は完封まであと一人と迫りながら、無念のKOとなったが、2年ぶりの10勝目に到達した。
◆D1−0T◆
鬼門・ナゴヤドームで一向に勝てない阪神はこの日も大苦戦。ゴーグルで照明の光を反射させて打者の目を眩ませでもしないと到底通用しない四流投手などと言う理不尽極まりない水島の呪いを受けている中日先発・山井に対し、初回、二死から連打で一、二塁とするも、ブラゼルが三振に倒れて、無得点に終わると、以降もスコアボードにゼロを並べるばかり。しかし、先発・ソニックが7回まで散発3安打と付け入る隙を許さぬ力投で中日に先手を取らせない。0−0で迎えた8回、阪神は死球のマット・マートンを平野が送り、鳥谷がピッチャーゴロに倒れた所で山井をマウンドから引きずり下ろすが、代わった浅尾の前に新井が打ち上げて、またも先制ならず。土壇場9回、表の攻撃で代打を送られたソニックに代わり、マウンドに上がった久保田だが、いきなり藤井,森野,ベンちゃんと3連打を浴びて、無死満塁の大ピンチ。ここでブランコは三振に斬って取り、代打・堂上剛がコールされると、守護神・藤川球が登場。堂上剛はどん詰まりのファーストゴロに倒れるが、悠々アウトのタイミングだと言うのに、ブラゼルが歩調を合わせ損ねながらのランニングスローでホームへ痛恨の悪送球を犯し、中日がタナボタのサヨナラ勝ち。球団新の70試合登板となった浅尾は1回1/3をパーフェクトに抑えて、12勝目をマーク。2試合連続の完封負けの阪神はこれでナゴヤドーム30イニング無得点とまたも鬼門に屈する形で3位転落となった。
◆C4−5S◆
両軍共に、得点圏に走者を進めては、あと一本が出ない拙攻で3回までゼロ行進。迎えた4回、ヤクルトは飯原がエラーで出ると、相川がヒットで続き、宮本が送って、二、三塁とした所で川端がレフトへ犠飛を打ち上げ、ようやく先制。しかし、その裏、広島は赤松,栗原の連打ですかさず同点。6回にデントナの14号ソロで再び勝ち越しを許すが、その裏、栗原,ヒューバーの連打で二、三塁とすると、石川の暴投で労せずして同点。ここでルパン広瀬がレフト前へタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。しかし、僅かに可能性を残しているAクラス入りに執念を燃やすヤクルトは7回、川端,代打・ホワイトセル,青木の3連打で無死満塁とすると、田中のサードゴロの間にまず1点。なおも二、三塁の場面で畠山がセンター前へ弾き返し、二者が返って、一気に逆転。8回に二死一、二塁のピンチを迎えるも、ここで早くも登場した守護神・林が梵を三振に斬って取ると、9回も3人でピシャリと締めて、1点のリードを守りきった。0回2/3を抑えた2番手・押本は3勝目。
◆F1−3E◆
8連勝中の日本ハム先発・武田勝の前に1,2回と3人ずつで片付けられた楽天だが、3回、牧田,平石の連打で一、三塁とすると、井野がショートゴロゲッツーに倒れる間に牧田が先制のホームイン。1点を追う日本ハムは4回、一死から小谷野,糸井の連打で一、三塁とすると、陽のサードゴロが中川の野選を誘い、同点。しかし、直後の5回、楽天は先頭の牧田がレフトスタンドへ4号勝ち越しアーチ。続く6回には聖沢がライトスタンドへ6号ソロを放り込み、3点目。日本ハムは7回、二死から飯山,田中と連打し、一、三塁とするも、代打・ミスタースナイパー・坪井が三振に倒れて、二者残塁。8,9回は3人ずつで打ち取られ、4位転落。これで連覇の可能性が消滅し、ソフトバンクのAクラスが確定した。楽天先発・川井は5回2/3を1失点と踏ん張り、3勝目をマーク。
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