榊原諒
November 20, 2010 15:29
では、続いてパ・リーグ編。
【MVP】
選手名 | 球団 | 1位 | 2位 | 3位 | 点数 |
和田 | H | 76 | 62 | 19 | 585 |
杉内 | H | 59 | 54 | 23 | 480 |
西岡 | M | 44 | 25 | 36 | 331 |
ハマのスペランカー | H | 14 | 20 | 37 | 167 |
ダルビッシュ | F | 4 | 9 | 19 | 66 |
金子千 | Bs | 6 | 8 | 11 | 65 |
ファルケンボーグ | H | 3 | 11 | 11 | 59 |
摂津 | H | 5 | 7 | 11 | 57 |
小久保 | H | 3 | 2 | 3 | 24 |
川崎 | H | 1 | 3 | 9 | 23 |
馬原 | H | 0 | 6 | 3 | 21 |
T−岡田 | Bs | 1 | 0 | 6 | 11 |
成瀬 | M | 1 | 0 | 1 | 6 |
本多 | H | 0 | 1 | 2 | 5 |
中島 | L | 0 | 1 | 2 | 5 |
稲葉 | F | 0 | 1 | 0 | 3 |
片岡 | L | 0 | 0 | 2 | 2 |
岩隈 | E | 0 | 0 | 2 | 2 |
小谷野 | F | 0 | 0 | 1 | 1 |
(白票) | 0 | 7 | 19 | 40 |
相変わらず、最優秀選手ではなく、最高殊勲選手の印象が濃いMVPだけに、一番気がかりだったのは、日韓クラブチャンピオンシップごときエキシビジョンマッチに進出した事で浮かれ果てているロッテに食われ、すっかり優勝チームの印象が消え失せてしまっているソフトバンクが果たして、正当に優勝チーム扱いして貰えているのかと言う点だったが、とりあえず、ソフトバンクから和田が選ばれて、一安心。と言っても、ロッテは突出したヒーローがおらず、200安打越えで首位打者の西岡ですら大活躍のイメージが薄かったのが奏功しているだけの事かもしれないが…。パ・リーグは打点・本塁打の数字が物足りず、投手陣もダルビッシュや金子千が4,5位チームとあって、普通に考えれば、和田,杉内の争いになるのは、目に見えていたか。ダントツ最下位とは言え、10勝しかしていない岩隈に3位票が2票入っているのは、釈然としない。投手だけ3人選んでも、岩隈は入って来ないだろ…。
【新人王】
選手名 | 球団 | 得票数 |
榊原 | F | 84 |
甲藤 | H | 50 |
森福 | H | 15 |
荻野貴 | M | 10 |
トンガ | F | 6 |
清田 | M | 4 |
(該当者なし) | 48 |
独走体勢と思われた荻野貴の戦線離脱により、混沌となってしまったパ・リーグ新人王レース。序盤の貯金だけで荻野貴が取ってしまいやしないかと警戒していたが、流石に、離脱期間が長過ぎた。該当者なしの可能性も予想に入れていたが、結局、中盤戦に驚異の勝ち運を発揮した榊原が混戦を制して、栄冠をゲット。本当の意味での「ルーキー」が殆ど活躍していないだけに、2年目以降の有資格者の争いになるのは分かっていたが、、上位3人が中継ぎ投手なんて珍しい事もあるもんだ。ポストシーズンで大ブレイクした清田だが、いかんせん台頭が遅過ぎた。トンガもアーチ量産時はもしや…と思わせたが、長続きしなかったのが残念。
以下はベストナイン…。
【投手】
選手名 | 球団 | 得票数 |
和田 | H | 59 |
金子千 | Bs | 56 |
ダルビッシュ | F | 50 |
杉内 | H | 36 |
ファルケンボーグ | H | 1 |
成瀬 | M | 1 |
最多勝を分け合った和田&金子千と、二冠のダルビッシュの三つ巴は和田が僅差で逃げきり、初受賞。僅かに遅れを取った杉内も十分、圏内ではあった。ホールド王のファルケンボーグは単純に先発投手陣と比較出来ない部分があるとしても、成瀬をトップ評価すると言うのは、イカレ投票と言わないまでも、少々疑問符が…。
【捕手】
選手名 | 球団 | 得票数 |
嶋 | E | 191 |
細川 | L | 3 |
里崎 | M | 3 |
鶴岡 | F | 3 |
田上 | H | 1 |
上本 | L | 1 |
的場 | M | 1 |
突如、打撃開眼した嶋が満票近い数字で初受賞。ゴールデングラブの受賞はかな〜り微妙だったが、こちらは文句なしだろう。満票取っても不思議ではないくらい、打撃成績では図抜けていた。下位の面々の成績を見ていくと惨憺たるもので(辛うじて里崎がマシな程度か)、よくもまぁ、こいつらに票を入れる気になったもんだと…。特に、的場とかに入れてる奴、誰だよ!
【一塁手】
選手名 | 球団 | 得票数 |
カブレラ | Bs | 128 |
小久保 | H | 50 |
金 | M | 15 |
T−岡田 | Bs | 8 |
フクーラ | M | 1 |
小谷野 | F | 1 |
すっかり中距離ヒッターっぽくなってしまったカブレラが2年ぶり4度目(他DHで1度)の受賞。カブレラとしては、大人しい数字ではあるのだが、他にめぼしい候補がいなかった。金は水島の呪いにさえかからなければ、打点王もベストナインもゲットしていたかもしれなかっただけに気の毒である。「ドカパロ」に置いて、存在を抹殺される事より、むしろ引っ張り出される事の方が恐ろしいのだと、まざまざと見せつけられた。小久保の50票は優勝チーム補正か?
【二塁手】
選手名 | 球団 | 得票数 |
田中 | F | 125 |
本多 | H | 42 |
井口 | M | 21 |
片岡 | L | 13 |
後藤 | Bs | 2 |
打率2位の田中が2年連続4度目の受賞。盗塁王の本多が追いすがったが、何だかんだで田中も34盗塁しているし、やはり、盗塁と言う要素はベストナインにおいて、あまり強みにはならない様だ。盗塁王を分け合い、ほぼ同じ打率の片岡に大差をつけている辺り、一応、本多に優勝チーム補正は付いていたのだろうか? それにしても、細川と言い、後藤と言い、こういう形で検証すると、FA戦線の目玉扱いされているのが何だか不思議に思えてくる。
【三塁手】
選手名 | 球団 | 得票数 |
小谷野 | F | 146 |
今江 | M | 56 |
中村 | L | 1 |
日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦のMVPなど、微塵も評価される筈がなく、今江を抑えて、打点王の小谷野が余裕の初受賞。長期離脱が響いた中村はフル出場していれば、本塁打王だったかもしれないと思わせる底力は見せたものの、今季に限って言えば、1票貰えたのが不思議なくらいである。だから、どうせ大局に影響しないだろ…的な投票はやめろっつーの!
【遊撃手】
選手名 | 球団 | 得票数 |
西岡 | M | 191 |
川崎 | H | 6 |
中島 | L | 6 |
200安打越えの首位打者・西岡が圧倒的大差をつけて3年ぶり3度目の受賞。昨年の大不振から巻き返した川崎だが、ここまでの差をつけられるとは思わなかった。打率に盗塁と、西岡とアピール出来る点が同じとは言え、この差は大き過ぎる気が…。中島もあの成績でこれ程の惨敗は予想外。もしや、西岡には亡命補正でも付いてるんじゃないか?
【外野手】
選手名 | 球団 | 得票数 |
ハマのスペランカー | H | 195 |
T−岡田 | Bs | 157 |
栗山 | L | 111 |
糸井 | F | 52 |
鉄平 | E | 50 |
坂口 | Bs | 15 |
稲葉 | F | 9 |
オーティズ | H | 8 |
サブロー | M | 6 |
聖沢 | E | 2 |
松中 | H | 1 |
高山 | L | 1 |
荻野貴 | M | 1 |
劇団ひちょり | F | 1 |
膝の高さから飛び降りただけで命を落としかねない貧弱な体で何と140試合も出ると言う奇跡を見せてくれた事に感動した記者の投票が殺到したのか、ハマのスペランカーがトップ当選で悲願の初受賞。開幕前からの多大な期待に応えて、見事、本塁打王に輝いたT−岡田も堂々の初受賞。3人目は僅差の戦いが予想されたが、結果は栗山が2年ぶり2度目の受賞となった。個人的には、糸井を推していたので、ちょっと残念。他にも鉄平,坂口など、似通った数字の選手が並んでおり、誰が獲っても理解は出来る状況ではあったが、その中で、栗山が4位以下にこれだけの差を付ける事が出来た決定的なポイントは一体何だったのか、イマイチ分からない。
【指名打者】
選手名 | 球団 | 得票数 |
フクーラ | M | 75 |
山崎 | E | 59 |
カブレラ | Bs | 36 |
ブラウン | L | 15 |
オーティズ | H | 4 |
中村 | L | 4 |
T−岡田 | Bs | 4 |
稲葉 | F | 2 |
小久保 | H | 1 |
ペタジーニ | H | 1 |
あの男 | F | 1 |
北川 | Bs | 1 |
フクーラが17年目にして、ついに初受賞。打撃専業のDHとしては、イマイチ、パッとしない数字で規定打席にも到達していない訳だが、他の面々がそれ以上にパッとせず、DHが本業でなかったりしているのだから、仕方ない。該当者なしじゃダメなの? やはり、DHにはもう少し長打力を求めたい所なのだが、山崎は長打力が及第点でも、打率が低過ぎたのが、頂けなかったと言う所だろう。それにしても、あの男に1票入れる暇があったら、他に幾らでも入れる奴がいるだろ! .262 7本 47打点なんて数字でリーグ随一のDHにあてがうくらいなら、いっそ白票にしろよ!
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September 24, 2010 22:17
◆E2−4F◆
何としても3位を死守したい日本ハムだが、8月12日以来の登板となる先発・木田画伯が立ち上がり制球が定まらず、初回一死から連続四球でピンチを作ると、山崎にレフト前へタイムリーを浴び、先制点を献上。なおも一、二塁のピンチはルイーズ,中川と連続三振に斬って取り、1点で食い止めたが、続く2回にも二死一、三塁のピンチを作って、無念のKO。しかし、早くも引っ張り出された「勝ち運○」の2番手・榊原が枡田を三振に斬って取り、切り抜けると、直後の3回、連打と犠打で作った一死二、三塁のチャンスに稲葉がライト前へ2点タイムリーを放ち、逆転に成功。更に、この後、二死一、二塁とチャンスを広げたが、よりにもよって、ここで恐怖の残塁量産マシンの名を欲しい儘にするあの男に回ってしまい、案の定、三振で残塁を量産する本領発揮のチャンスブレイクをかまし、追加点ならず。すると、4回、牧田にレフトスタンドへ5号ソロを叩き込まれて、試合は振り出しに。2−2で迎えた6回、日本ハムは連続死球に内野安打で無死満塁の大チャンス。ここから大野,飯山と連続三振に倒れ、二死まで追い込まれるが、田中がセンター前へ弾き返して、2点を勝ち越し。楽天は7回、先頭の平石がヒットで出るも、代打・中村真がセカンドゴロゲッツーを食らい、直後、渡辺がヒットを放つチグハグな展開で、結局、無得点。日本ハムは9回から守護神・武田久を投入すると、3人でピシャリと締めて逃げ切った。これで日本ハムが単独3位に浮上。榊原は5回を投げるロングリリーフを1失点で切り抜け、とうとう10勝目に到達した。
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June 18, 2010 23:48
◆G5−0D◆
交流戦ではパ・リーグ相手に苦戦を強いられ、リーグ戦再開で調子を取り戻したい両チーム。巨人先発・内海は3回まで7三振と素晴らしい立ち上がり。一方、2回に満塁のピンチを切り抜けた中日先発・ウッチャンだったが、3回、脇谷のヒット,マッスル千代の富士の死球で二死一、二塁とされると、ガッツにタイムリーを浴び、先制点を献上。巨人は5回にも一死満塁と絶好のチャンスを作るが、ガッツ,寿司職人ラミレスの3,4番が倒れて、三者残塁。しかし、続く6回、先頭の阿部が18号ソロを叩き込み、ウッチャンはこの回限りでKO。続く7回には2番手・清水昭から無死一、二塁とした所でガッツがレフトスタンドへ15号3ランを放り込み、ダメ押し。内海は2回以降は二塁も踏ませない完璧な投球を展開し、散発2安打無四球の今季初完封で6勝目を飾った。
◆C−S◆
降雨中止。
◆YB−T◆
降雨中止。
◆L8−1H◆
ソフトパンクは初回から3安打を浴びるなど、不安定だった西武先発・涌井の立ち上がりを捉えきれず、先制点を奪えない。一方、西武は2回、二死満塁のチャンスで片岡が走者一掃の先制タイムリー三塁打を浴びせると、続く栗山もタイムリーを放ち、この回4点。4−0の儘、迎えた6回、ソフトバンクはペタジーニの2号ソロでようやく1点を返すが、西武は8回、二死走者なしから代打・佐藤の二塁打,オーティズのエラー,阿部の四球で満塁とすると、細川が4号グランドスラムをぶち込んで、一気に試合を決定付けた。尻上がりに調子を上げた涌井は8回を1失点の好投でーハーラートップタイの9勝目。ソフトバンク先発・山田は4回もたずにKOとなり、プロ初黒星。
◆Bs0−3F◆
0−0で迎えた3回、日本ハムは二死走者なしから金子誠が四球を選ぶと、田中のタイムリー二塁打で先制のホームイン。更に、後藤のタイムリーエラーで1点を加えると、続く4回には一死から糸井がライトスタンドへ6号ソロを放り込み、3点目。先発の糸数が右脇腹を痛めて、3回一死で降板を余儀なくされるアクシデントに見舞われたが、そこから4人の中継ぎ陣が8回まで無失点で繋ぐと、最後は武田久が完封リレーを決めて、今季26度目の登板にしてようやく今季初セーブ。緊急登板で2回2/3を無失点の好リリーフを見せた2番手・榊原に2勝目がついた。偽バファローズ先発・金子千は3安打完投ながら、味方打線が見殺しにしてしまった。
◆M−E◆
降雨中止。
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June 15, 2010 21:53
◆YB5−2H◆
1,2,3回と毎回2個ずつ、早くも6個の残塁を量産した横浜だが、4回、2四球と石川の二塁打で二死満塁とした所で内川がレフトスタンドへプロ入り初となるグランドスラムをぶち込んで、一気に4点を先制。一方、横浜と同様に毎回残塁を築いてきたソフトバンクは5回、代打・柴原の3号ソロ,ハマのスペランカーの13号ソロと一発攻勢で応戦。4−2の儘、迎えた8回、横浜は一死から橋本が2号ソロを放り込み、貴重な1点を追加。8回からマウンドに上がっていた守護神・山口が9回もピシャリと抑え、横浜は何とか10連敗を免れた。先発のルーキー・加賀は5回2失点で2勝目をマーク。
◆S2−10F◆
日本ハムは初回、二死走者なしから稲葉がレフトスタンドへ先制の11号ソロアーチ。稲葉は3回にも2打席連続となる12号ソロ。4回には二塁打の糸井を金子誠が送った所で陽がレフト前へタイムリー。続く5回には二死走者なしから死球と野選で作ったチャンスで糸井のタイムリー二塁打に続き、金子誠が3号3ラン。更に、この後、鶴岡にもタイムリーが飛び出し、この回5点。ヤクルト先発・館山はあえなくKOとなった。日本ハムは9回にも代打・高口の2号ソロ,陽のタイムリーで2点を加え、ダメ押しの10点目。先発・増井は1回を投げ終えた所で右肩痛により降板するアクシデントに見舞われたが、2回以降、6人のリリーフが散発4安打2失点の好投でヤクルトの反撃を断ちきった。2番手の榊原は2回無失点でプロ初勝利。この日、日本ハムが勝った事により、交流戦は上位6球団をパ・リーグで占める事が確定した。ヤクルトの連勝は5でストップ。
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