李承菀
April 17, 2009 23:43
◆D3−5G◆
前日、極度の一発依存症で敗れた事による反省からか、この日の中日は井端の先制二塁打の後、内野ゴロで走者を進めた上で、ベンちゃん,野本の連続タイムリーで3点を獲得する堅実な攻撃を展開。しかし、昨日の中日のごとき一発依存野球を巨人が再現。まず2回に李が3号ソロを叩き込むと、4回には寿司職人ラミレスが2号同点2ラン。更に、李が2打席連続4号ソロをぶち込んで、勝ち越しに成功。初回のチャンスこそモノにした中日だが、3回一死満塁,4回二死二塁,5回二死一、二塁のチャンスを悉く潰し、7回も一死一塁から森野が最悪のゲッツー。しかも、8回には暴投でダメ押しの5点目を献上する有様。9回、守護神・クルーンに対して、二死から代打・立浪が内野安打を放ち、望みを繋いだものの、最後は荒木がライトへ打ち上げ、万事休す。結局、初回に打線が繋がったのはたまたまでしかなく、以降は一発が出なければ如何ともし難いタイムリー欠乏症を露呈。この深刻な状況を打破する為にも一刻も早い名手・川相の現役復帰が待たれる所だ。ところで、寿司職人ラミレスの一発はアルフォンゾのアドバイスによる効果だそうだが、肝心のアルフォンゾ本人はまたも干されて、代打で凡退。何度も書いているが、こんな使われ方では慣れるものも慣れないぞ。とにかく我慢して、1週間フル出場させ続けて貰いたいタイプなんだがなぁ…。なまじキムタクが好調なもんだから、キムタクを外してでも使いやがれ!とは強く言えない状況なのも厄介だ。右の代打の一番手も松田記者だし、何故かスタメン争いの比較対象になってしまった李もこの日の2ホーマーで当分、安泰と、アルフォンゾの存在価値が非常に希薄な状態になってきた。最早、寿司職人ラミレスの精神安定剤的存在になってきているが、それはそれで重要なのか? 一旦、二軍に落として、打ちまくって貰ってから上げた方が積極的に使いやすくなる様な気もするのだが…。
◆S6−1C◆
ルイスが謎の顔面麻痺で登板回避を余儀なくされ、急遽、今季初登板となった青木高。しかし、ヤクルトは準備不足な青木高の立ち上がりを捉え、青木のタイムリー二塁打,デントナの2号2ランで早くも3点を先取。一方、広島は6回まで毎回安打を浴びせながら、シーボルのソロアーチによる1点しか奪えない拙攻続き。そうこうしているうちに、ヤクルトは6回にデントナがこの日2本目の3号ソロ,7回には代打・武内の犠飛,8回にも内野ゴロの間に1点と着々と加点。最後は押本が締めて、逃げ切った。先発・石川は7回で9安打を許しながらも、1点で切り抜け、2勝目。
◆YB1−5T◆
依然として5割超のハイアベレージをキープするキュラソ星人がこの日も初回から先制3ランと元気一杯。2回には内川のタイムリーエラーで労せずして4点目をゲット。先発の安藤は毎回の様に得点圏に走者を背負いながらも、7回までに藤田の犠飛による1失点で凌ぎきる粘りの投球を展開。阪神は9回に代打・悠久の若虎・桧山の犠飛で貴重な1点を追加。最後は江草が三者三振の快投で締め括った。
◆M2−1H◆
松田が開幕戦で骨折,ハマのスペランカーが年中行事でリタイアし、新助っ人・アギーラもあまりにもアテにならないとあって、ソフトバンクはこの日、貧打解消すべく、昨年までロッテにいたオーティズの獲得を発表。オーティズ合流まで何とか持ち堪えたいソフトバンクだったが、先発・和田が2回に竹原にタイムリー二塁打を浴び、先制点を献上。打ってはロッテ先発・大嶺の前に7回までゼロ行進と1点のビハインドが重くのしかかるばかり。しかし、8回、バレンタインが好投の大嶺をむざむざ引っ込めた事で流れが変わる事に…。代わりばな、森本が痛打すると、本多が送った後、川崎もヒットを放ち、一、三塁のチャンス。ここで松中のショートゴロの間に森本がついに同点のホームを陥れ、延長に持ち込んだ。しかし、11回、3番手・攝津アッパーが二死走者なしからフクーラに痛打されてからおかしくなり、里崎,井口と連続四球で満塁のピンチ。ここでサブローには痛恨の死球を食らわせてしまい、サヨナラ押し出しと言う最悪の形でプロ初黒星。ピンチになってなお、馬原を使いそびれた儘、終わってしまったのは何とも悔やまれる結果だった。
◆L2−4F◆
ダルビッシュ,涌井の両エースの激突となったこの試合は2回に高橋の2号2ランで日本ハムが先制。ピリッとしない投球が続く涌井に対し、日本ハムは3回に稲葉のタイムリー,4回にはまたも高橋がタイムリーを放ち、4点目。一方、ダルビッシュは3回にボカチカに被弾するも、5回まで散発2安打の好投。6回に突如、制球を乱して、二死一、二塁のピンチから清水にタイムリーを浴びたが、G.G.佐藤を三振に斬ってとり、何とか1点で食い止めた。結局、西武の反撃はここまで。7回以降は3人ずつ打ち取られ、連勝はストップ。日本ハムはこれで3連勝。ダルビッシュは完投こそ逃したものの、8回2失点で2勝目。
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