志田宗大
August 21, 2009 22:21
◆S9−6G◆
ヤクルトは初回、ヒットの福地を川島慶が送ると、青木のタイムリーで先制のホームイン。更に、畠山が内野安打で続いたが、飯原がゲッツーに倒れて、1点止まり。2回も一死二塁のチャンスを逃したが、3回、二死一、二塁から飯原が汚名返上のタイムリーを放ち、1点を追加。2点を追う巨人は6回、一死から松本の二塁打,阿部のタイムリーで1点を返すと、更に、寿司職人ラミレスがヒットで繋ぎ、ヤクルト先発・ユウキをKO。二死後、松田記者がタイムリーを放ち、ついに同点。折角、黒星を消して貰った巨人先発・内海だが、その裏、二死二塁から代打・志田に5年ぶりのアーチとなる2ランを被弾し、KO。これで勢いづいたヤクルトは7回には田中のタイムリー三塁打,吉本の今季初アーチとなる2ラン等で一気に4点を追加。巨人は8回に亀井の20号2ランで応戦。その裏、押し出し四球で1点を失うが、土壇場9回、5点差にも拘わらず登板してきたヤクルト守護神・林を攻め立て、一死一塁から代打・大道,坂本の連打で満塁とすると、代打・ガッツが2点タイムリーを放ち、3点差。一発が出れば同点と言う場面で3,4番に回す絶好の展開を作ったが、阿部は三振,寿司職人ラミレスはショートゴロに終わり、連勝は4でストップ。ヤクルト4番手の松岡は1回を三者凡退に打ち取り、無傷の5勝目。
◆D8−2YB◆
3度目の吉見対決となったこの試合。ここまで2度の対決で苦渋を舐めて、今度こそ同姓対決を制したい横浜・吉見は2回に武山のタイムリーで先制点を貰うも、その裏、中日は李のタイムリー二塁打,藤井の犠飛であっさり逆転を許してしまう。更に、4回には一死一、二塁からまたも李にタイムリー二塁打を浴びると、続く藤井には2点タイムリー。更に、谷繁の死球,吉見の犠打で二死二、三塁となった所で暴投と井端のタイムリーを2点を許し、この回5失点であえなくKOと、またもや雪辱を果たせず仕舞い。一方、中日・吉見は6回を2失点で切り抜け、ハーラーダービートップタイに並ぶ13勝目をマークした。
◆T0−9C◆
対中日地獄の連敗ロードからようやく抜け出した広島は2回、一死満塁から石原の押し出し死球で先制すると、負傷した先発・青木高の代打で起用された嶋が犠飛を打ち上げ、2点目。更に、平野のエラーの後、赤松,フィリップス,栗原と3連続タイムリーが飛び出し、大量7点のビッグイニングを形成。中盤は膠着状態となったが、7回、マクレーンの14号2ランでダメ押し。阪神は5回に先頭の葛城イクローがヒットを放った以降、15人連続凡退と全く活路を見出せずに散発4安打完封負けで広島と入れ替わりで5位転落。2回から緊急登板となった広島2番手・長谷川は5回を無失点に抑える好リリーフを見せ、3勝目。
◆H6−2F◆
インフルエンザによる相次ぐレギュラー陣の離脱に苦しむ日本ハムだが、この日は初回から一死満塁のチャンスを掴むと、発熱で隔離されている間にインケツパワーを溜め込んだあの男が先制2点タイムリー。なおも一、二塁のチャンスだったが、金子誠,トンガと連続三振を喫し、追加点ならず。防御率1点台の先発・ダルビッシュには2点でも十分か…と思いきや、インフルエンザの検査では陰性反応だったとは言え、一昨日38度6分の高熱を出していたと言うダルビッシュにキレはなく、2回、オーティズに15号ソロを叩き込まれると、6回には二死走者なしから小久保に痛打された後、またもオーティズにこの日2本目となる16号逆転2ランを被弾。ソフトバンクは8回にも4本の単打を集中して、一気に3点を奪い、試合を決定付けた。ソフトバンク先発・大隣は6回を2失点で6勝目をマーク。日本ハムはこれで3連敗となった。
◆E5−3Bs◆
初回、青波の長瀬のタイムリーエラーで先制を許した楽天だが、その裏、プロ初先発となるルーキー・伊原に対し、山崎武が同点タイムリー。続く2回には草野の死球,宮出の二塁打で二、三塁とすると、一死後、内村がスクイズを決めて、勝ち越しに成功。更に、3回には四球の渡辺直を一塁に置いて、またも山崎武が28号2ランを叩き込み、4点目。2回以降、立ち直り、一人の走者も許さずにいた楽天先発・田中だが、6回、一死から坂口に4号ソロを被弾。7回には二死三塁から暴投を犯して、3点目を献上。8回には2四球で一死一、二塁のピンチを作り、KOとなったが、後を継いだ有銘,川岸が一人ずつ打ち取り、ピンチ脱出。その裏、草野のタイムリー二塁打で貴重名1点を追加すると、最後は福盛が締めて、今季初の6連勝。田中は7回1/3を2失点で自己最多タイとなる11勝目をあげた。
◆L7−12M◆
ロッテは初回、連続四球と内野安打で無死満塁とすると、大松のタイムリーで先制。続いて里崎の押し出し四球,ベニー松山の犠飛,堀のタイムリーで3点を加えると、二死後、早坂に走者一掃のタイムリー二塁打が飛び出し、いきなり大量6点をゲット。2回にG.G.佐藤のタイムリー二塁打で1点を返されるが、3回、堀の3号2ランで突き放す。8点リードを貰い、この日は久々に楽勝と思われた先発・渡辺俊だが、4回に3連打で2点を失うと、5回にも一死から4連打で2点を失うと、無念のKO。一気に畳み掛けたい西武だったが、上本,G.G.佐藤と倒れて、2点止まり。ピンチを脱したロッテは6,7,8,9回と1点ずつ加え、追いすがる西武を振り切った。勝利投手の権利目前で降板となった渡辺俊の後を継いだ2番手のルーキー・上野は1回2/3を無失点に抑え、プロ初勝利を飾った。
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