広瀬純
September 03, 2010 22:45
◆D3−2G◆
中日は初回二死満塁のチャンスを逃すと、2回には無死一塁から堂上直がゲッツー。3回一死二塁,4回二死一、二塁のチャンスも潰す壊滅的なタイムリー欠乏症を露呈し、残塁を量産。しかし、5回、一死一塁から森野のタイムリー二塁打でようやく1点を先制すると、続くベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに通算1500安打となる32号2ランを叩き込み、巨人先発・内海はこの回限りでKO。3点を追う巨人は6回、一死から坂本が28号ソロを叩き込み、中日先発・吉見をKOすると、代わった高橋から松本,ガッツと連打を浴びせるが、ここで頼みの寿司職人ラミレスが最悪のショートゴロゲッツーに倒れて、1点止まり。3−1の儘、迎えた8回、巨人は二塁打の脇谷を三塁へ進めると、松本のタイムリーで1点差。続くガッツが歩いて、二死一、二塁とワンヒットで同点の場面を作ったが、ここでも寿司職人ラミレスがライトフライとブレーキになり、同点ならず。土壇場9回には守護神・岩瀬に対し、一死から好調の代打・矢野がセンター前に弾き返すが、続く長野がショートゴロゲッツーを食らって、ゲームセット。これで巨人はナゴヤドーム7連敗となり、3位転落。吉見は5回1/3を1失点で降板となったが、リリーフを仰いで、ハーラートップタイの12勝目。
◆C5−4T◆
矢野が今季限りでの引退を表明したこの日、首位固めの準備が整いつつある阪神は相変わらず、打線が好調で2回に藤川俊のタイムリーで2点を先制すると、3回には鳥谷が17号ソロを叩き込み、1点を追加。3点を追う広島はその裏、二死から梵の二塁打,木村の三塁打で1点を返すと、6回には二死満塁のチャンスで代打・石井タクローがレフト前へ2点タイムリーを放ち、一気に同点。しかし、直後の7回、阪神はこの回から代わったチュークに対し、2四球で二死一、二塁とした所でブラゼルがタイムリーを放ち、再び勝ち越し。その裏、広島は2番手・西村に対し、一死から天谷,栗原と連打を浴びせると、二死後、3番手・久保田からルパン広瀬が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、逆転に成功。8回からは岸本−横山と繋いで逃げ切り。一時は勝ち越し点を許した3番手・チュークに2勝目が転がり込んだ。阪神の連勝は5でストップ。
◆YB2−3S◆
0−0で迎えた4回、ヤクルトは先頭の畠山が二塁打を浴びせると、相川の犠打で三進。続く宮本が歩いて、一、三塁となった所で川端がレフト前へ先制タイムリー。6回にはまたも先頭の畠山がヒットで出ると、相川のセカンドゴロの間に二塁へ進んだ所で宮本がタイムリー内野安打を浴びせて、1点を追加。8回には相川,川端のヒットで作ったチャンスに青木がタイムリー二塁打を放ち、3点目。8回まで散発3安打で三塁も踏めずにいた横浜だが、9回、二死走者なしからハーパー,村田の連打にスレッジの四球で満塁とすると、下園が2点タイムリーを浴びせて、ヤクルト先発・由規をKO。なおも一、二塁のチャンスだったが、代わった守護神・林の前にカスティーヨが三振に斬って取られ、あと一歩及ばなかった。由規は完封まであと一人と迫りながら、完投も逃してしまったが、11三振を奪う力投で初の2桁勝利に到達した。
◆Bs11−2H◆
首位を奪回したいソフトバンクだが、先発・小椋が立ち上がりから苦しい投球。初回、二死から後藤を歩かせると、カブレラに先制20号2ランを被弾。続く2回には二死二塁から坂口にタイムリーを浴び、3点目を献上。3回一死から5回一死まで6連続三振を奪い、立ち直ったかに見えたが、二死後、連続四死球でピンチを作った所でカブレラにタイムリー,ティー岡田に32号3ランを浴びて、4失点。6回にも一死から3連打で1点を失い、KO。代わった吉川輝も森山に痛打された後、暴投で9点目を献上し、試合を決定付けられた。偽バファローズ先発の中山はプロ初完投勝利で2勝目を飾った。
◆M1−4F◆
1,2回と一、二塁のチャンスを悉く潰してしまった日本ハムだが、3回、先頭の劇団ひちょりが歩いた所で稲葉がライトスタンドへ15号2ランを叩き込み、先制点をゲット。6回にはトンガのヒット,飯山の四球で一死一、二塁とした所で田中がライト前へ弾き返して、1点を追加。その裏、ロッテは西岡のヒット,清田の四球で一、二塁とすると、二死後、フクーラのタイムリーでようやく1点。なおもチャンスは続いたが、今江がファーストへのファールフライに倒れて、1点止まり。1−3で迎えた8回、日本ハムは一死一塁から田中がタイムリー二塁打を放ち、貴重な1点を追加。9回は宮西−武田久と繋いで、ロッテの反撃を断ち切った。来日初先発となった高橋由伸は制球に苦しみながらも、5回2/3を1失点で切り抜け、2勝目をマーク。
◆E4−14L◆
楽天先発・長谷部は立ち上がり、全くストライクが入らず、いきなりの4連続四球で先制点を許した上、続く中村に15号グラントスラムを被弾。ここから三者三振に斬って取り、ようやくエンジンが懸かってきたかに思われたが、続く2回、一死一塁から栗山,中島と連打を浴びて、1点を失うと、二死後、中村を歩かせた所であえなくKO。代わった松崎も佐藤に2点タイムリーを浴びた上、中村紀のエラーにも足を引っ張られ、早くも10点差をつけられる始末。2,3,5回と何とか1点ずつ返して追い上げるも、6回、高山の2点タイムリー,細川の8号2ランで致命的な4点を奪われ、試合を決定付けられた。西武は楽天を安打数で下回りながら、大量10点差をつける効率のいい攻撃で首位を堅守。先発・平野は6回を無四球3失点に抑え、3勝目を挙げた。
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July 04, 2010 21:28
◆G10−2T◆
対阪神5連敗で2ゲーム差と迫られ、首位の座も危うくなってきた巨人だが、この日は連敗の鬱憤を晴らすがごとく、序盤から打線が爆発。初回にガッツの犠飛で先制すると、2回には阿部の28号ソロ,マッスル千代の富士の8号2ランと一発攻勢で3点を追加。更に、3回には寿司職人ラミレス,阿部と連打を浴びせると、一死後、マッスル千代の富士が2打席連続となる9号3ランをぶち込んで、阪神先発・フォッサムをKO。5回にも寿司職人ラミレスに27号ソロが飛び出して、8点目を追加。連日の大逆転劇に8点ビハインドでも戦意を失わない阪神は6回、ブラゼルのタイムリー等で2点を返し、なおも二死満塁として、巨人先発・東野をKO。ここで取っておきの代打・キュラソ星人を投入するが、2番手・山口の前にファーストゴロに終わり、2点止まり。阪神は7回無死一、二塁,8回にも二死一、二塁のチャンスを立て続けに逃してしまい、逆に巨人は7回に長野のタイムリー二塁打,8回には松本のタイムリー二塁打でダメを押し、阪神戦の連敗がようやくストップ。東野は6回途中で降板も、打線の援護に恵まれて、ハーラートップに並ぶ11勝目。
◆S5−8D◆
序盤から乱打戦となったこの試合。まず、2回に両軍共、連続四球から生まれたチャンスを生かして、3点ずつ獲得。3回に中日がベンちゃんのタイムリー二塁打で勝ち越すも、その裏、ヤクルトは相川,宮本の連続タイムリーで逆転に成功。しかし、直後の4回、藤本のタイムリーエラーで追い付いた中日は6回にも藤本のエラーで貰った勝ち越すと、更に、ベンちゃんのタイムリーで点差を拡大。続く7回にも内野ゴロの間に1点を加えて、8点目。8回からは浅尾−岩瀬と繋ぐ必勝リレーで逃げ来たった。先発・中田賢は3回もたずにKOとなったが、3番手・清水が2回を無失点の好リリーフで今季初勝利をあげた。
◆C4−2YB◆
2回に岩本のプロ初アーチで先制した広島は4回にも岩本がタイムリーを放って、2点のリード。4回まで1安打と沈黙していた横浜は5回、先頭のスレッジが内野安打で出ると、続く吉村がレフトスタンドへ2号2ランを叩き込み、一気に同点。追い付かれた広島は6回、ヒットの赤松を二塁に置いて、ルパン広瀬がレフト前へ勝ち越しタイムリーを浴びせると、岩本の3本目のヒットでチャンスを広げた所で石井タクローがタイムリーを放ち、4点目。土壇場9回、横浜は石川のヒット,スレッジの四球で二死一、二塁と長打が出れば、一気に同点と言う見せ場を作ったものの、最後は吉村が三振に斬って取られて、ゲームセット。先発の篠田は7回を2失点の好投で3勝目を飾った。
◆H1−9Bs◆
ソフトバンク先発・岩崎に対し、偽バファローズは初回、四球の赤田を二塁へ進めた所でカブレラが先制タイムリー二塁打。続く2回には二死二塁から山崎浩がタイムリー二塁打を浴びせると、さかぐちが歩いた後、赤田がセンター前へタイムリー。続く後藤も四球を選び、満塁となった所でカブレラ,ティー岡田と連続タイムリーを放ち、岩崎をKO。更に、代わった金沢から北川もタイムリーを浴びせて、この回、大量6点を獲得。3,4,5とゼロ行進が続いたが、6回にカブレラのタイムリー,7回には山崎浩の2号ソロで1点ずつ加え、試合を決定付けた。先発の近藤は8回を投げ、内野ゴロの間に許した1点のみで切り抜けて、3勝目をマークした。
◆E5−11F◆
10連勝を目指す日本ハム先発・ケッペル。初回に小谷野の犠飛で先制点を貰うも、2回、連打でピンチを作った所でリンデン,草野と連続タイムリーを許し、3点を献上。3回に糸井,鵜久森の連続タイムリーで追い付いて貰ったのも束の間、その裏、鉄平に同点4号ソロを被弾。すかさず4回に稲葉のタイムリーで追い付いて貰うも、その裏、渡辺にタイムリーを許して、三たび勝ち越し点を献上。粘る日本ハムは5回、鶴岡のタイムリーでまたまた同点に追い付く。そこから試合は膠着状態となり、5−5の儘、土壇場9回へ突入。日本ハムは小谷野のヒット等で一死満塁のチャンスを掴むと、鶴岡,金子誠の連続タイムリーで2点を勝ち越し。なおも満塁の場面で田中がプロ初4号グランドスラムを放り込み、この回一挙6点。最後は宮西が無難に締め括り、ついに貯金生活へ突入。3番手の建山は1回を無失点に抑えて、今季初勝利。
◆M9−7L◆
西武は初回、中島のタイムリーで先制すると、続く2回には二死二塁から星のタイムリーで1点を追加。先発・武隈は2回までに4四球を与えるなど、制球に苦しみながらも3回まで無失点で凌いでいたが、4回、大松,竹原のヒットで一死一、二塁のピンチを作ると、的場に走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて、追い付かれ、無念のKO。続く5回には金のタイムリー二塁打等で2点を勝ち越されるが、直後の6回、連続四球でロッテ先発・小野をKOすると、代打・阿部が送った所で上本のタイムリーにサブローのエラーが重なり、一気に同点。更に、二死後、片岡のタイムリーが飛び出し、勝ち越しに成功。続く7回には一死二塁から高山がタイムリーを放ち、6点目。2点を追うロッテは8回、一死から岡田が内野安打で出ると、四球にエラーで満塁とチャンスを広げた所で井口がレフト前へ同点2点タイムリー。二死後、大松が歩いた後、サブローがタイムリー内野安打を放って、勝ち越し。更に、竹原,根元と連続押し出し四球を選んで、この回一挙5点を獲得。西武は9回坂田,栗山の連続二塁打で1点を返したものの、後続3人が打ち取られ、万事休す。ロッテ4番手・古谷は1回2/3を無失点で切り抜け、2勝目をあげた。
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April 17, 2010 22:48
◆S1−6G◆
巨人先発・東野に対し、ヤクルトは初回、2四球で二死一、二塁のチャンス。ここで宮本はライト前に弾き返すが、一気に三塁を蹴った二塁走者・田中が長野の好返球の前に本塁憤死。これで息を吹き返した東野は4回まで無失点の好投を見せるが、ヤクルト先発・由規の前に巨人打線は4回までノーヒットと先取点を奪えない。0−0で迎えた5回、巨人は先頭の長野が二塁打を浴びせると、亀井のセカンドゴロの間に三進。ここで脇谷がセンターへ犠飛を打ち上げ、ついに均衡を破る先制点をゲット。しかし、その裏、ヤクルトも内野安打の相川を由規が送ると、二死後、田中がタイムリー二塁打を放ち、同点。追い付かれた巨人は7回、エラーとヒットで無死一、二塁した所で開幕以来対右投手32打席ノーヒットが続いている亀井がセンター前へ勝ち越しのタイムリー。更に、脇谷が内野安打で繋いで満塁とチャンスを広げると、一死後、由規の暴投で3点目。更に、二死後、松本がレフト前へ2点タイムリーを放ち、この回4点。9回には鈴木のタイムリーでダメ押しの6点目。最後は越智が3人で締め括り、これで巨人は地方球場で3年越しの11連勝。東野は6回を1失点で切り抜け、3勝目。
◆C8−7D◆
求道者・前田のサヨナラヒットで意気上がる広島の勢いを止めるのに川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに森野が5号2ランを叩き込み、初回から2点を先制した中日。その裏、梵の2号ソロで1点を返されるが、続く2回、広島先発・長谷川が3四球で一死満塁を作る独り相撲の投球でKOとなった後、代わった青木勇から井端の犠飛、森野のタイムリー二塁打で2点を追加。4回には一死一、二塁からまたもや森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに5号3ランを放り込み、7点目。しかし、求道者・前田の一打で乗っている広島はこのまま終わらず、その裏、栗原,小久保のタイムリーで2点を返すと、続く5回には梵,栗原のタイムリーで3点を奪い、1点差。7回に代打で登場した求道者・前田は昨日、サヨナラ打を浴びせた浅尾にリベンジされて、センターフライに倒れたものの、続く8回、守備から入っていた赤松のタイムリー三塁打でついに同点。そして、迎えた土壇場9回、広島は梵の二塁打等で二死二、三塁のチャンスを作ると、ルパン広瀬がセンター前へ弾き返して、昨日に続いての劇的なサヨナラ勝ちを収めた。5番手として登板していた高橋は昨日に続いて白星が転がり込み、出戻り3勝目を飾った。
◆YB7−3T◆
初回に続き、2回も先頭打者を出すピンチを切り抜けた横浜はその裏、先頭のスレッジがライトスタンドへ5号先制アーチ。更に、一死後、吉村,細山田と連続二塁打を浴びせて、1点を追加。2点を追う阪神は4回、一死から新井が3号ソロをぶち込んで、1点差。5回に村田の4号ソロ,吉村のタイムリーで突き放された阪神は8回、鳥谷の2号2ランで再び1点差と詰め寄るが、その裏から登板の4番手・久保田が代わりばなスレッジ,カスティーヨと連続被弾。代わったメッセンジャーも石川にタイムリーを打たれ、とどめを刺された。横浜先発の清水は7回を1失点の好投で2勝目。
◆H3−8E◆
ソフトバンクは初回、オーティズの6号2ランで先制。先発・藤岡はカモにしている楽天相手に1,2回と三者凡退に斬って取る上々の立ち上がりだったが、3回、二死一、二塁のピンチを迎えると渡辺直,高須と連続タイムリーを浴び、同点。続く4回には一死満塁から嶋に勝ち越し2点タイムリーを浴びて、KO。2番手・神内も二死満塁から高須に走者一掃のタイムリー二塁打を許し、この回5失点。大量リードを貰った楽天先発・岩隈は3失点無四球完投で2勝目をマーク。楽天の連敗は4でストップした。
◆M9−0Bs◆
初回、一死三塁のチャンスを逃した偽バファローズは3回にも一死から連打を浴びせながら、赤田,後藤が連続三振。一方、ロッテは偽バファローズ先発・金子の前に3回までパーフェクトと沈黙していたが、4回、先頭の西岡が四球を選ぶと、荻野貴のバント,井口のセンターフライで三進。ここで金の打席で金子が暴投を犯した隙に生還と、ノーヒットで1点を先制。続く5回には大松がチーム初安打を放った後、サブローが史上257人目の通算1000安打となる4号2ランを叩き込み、2点を追加。勢い付くロッテは続く6回にも4長短打を集中して、一気に4点を奪い、金子をKO。ロッテは8回にも神戸,的場の連続犠飛でダメ押し。投げては先発・成瀬が尻上がりに調子を上げ、今季初完封でトップタイの4勝目を飾った。7戦連続2桁安打をマークしたロッテはこれで5連勝。
◆L5−8F◆
2回、小谷野の犠飛で先制された日本ハムだが、その裏、ダルビッシュがまさかの大炎上。一死後、高山,礒?の連打で追い付かれると、続くG.G.佐藤にも痛打された後、連続四球とよもやの押し出しで勝ち越し点を献上。更に、原に犠飛,栗山を歩かせた後、中村にもタイムリーを浴び、大量5失点。折角、ダルビッシュを攻略したと言うのに、4回まで好投していた西武先発・ミャオが突如、崩れてしまう。一死から連打と礒?のタイムリーエラーで1点を返されると、二死後、飯山にヒットを浴びて満塁となった所で稲葉に2号満塁弾を叩き込まれて、一気に形勢逆転。日本ハムは6回にも鶴岡,9回には飯山のタイムリーでダメを押し、連敗を4でストップさせた。3回以降立ち直ったダルビッシュは7回で148球に達し、マウンドを譲ったが、10三振と開幕から続く2桁奪三振記録を5試合と伸ばして3勝目。
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July 12, 2007 20:57
◆G3−4T◆
連敗ロードに喘ぐ巨人だが、追い打ちをかける様に李が左手親指付け根の炎症悪化により、移籍後初の登録抹消。緊急事態に立たされた若大将・原監督は開幕から1番を任せてきたマッスル千代の富士を今季初の4番に起用し、同じく2番に固定してきた松田記者を2番,大道を8番で移籍初のスタメン起用するなど、大幅なテコ入れを敢行した。しかし、そんな小手先の小細工が簡単に実を結ぶ事はなく、今季初登板初先発となる岩田に対して、3回まで僅かに1安打と沈黙。4回に阿部の犠飛でようやく先制するも、後が続かない。四球の走者はやたらに出すものの、全くヒットが出ず、残塁を量産するばかり。しかし、この所、壊滅状態にあった巨人投手陣は福田−林−西村−野口−豊田と繋ぐ必死の継投で1点のリードを守り続ける頑張りを見せる。何とかリードを保った儘、9回に上原に繋ぎたい所だったが、8回、豊田が二死一、二塁から矢野にレフト線へタイムリー二塁打を浴び、ついに同点。上原,藤川の両守護神が同点ながらも早くも9回から登場し、2イニングを無失点に抑えるなど、両軍勝ち越せない儘、ラストイニングの12回へ突入。11回から登板している会田はここに来て、全くストライクが入らなくなり、連続四球でピンチを作ると、桜井に2試合連続の2号3ランを叩き込まれ、ついに勝ち越し点を献上。その裏、巨人は阿部のタイムリーの後、小田嶋が粘りに粘った末にセンターの頭上を越える移籍初安打となるタイムリー二塁打を浴びせて、1点差まで詰め寄ったものの、あまりにも遅過ぎた反撃は報われる事なく、最後は鈴木尚がショートゴロに倒れて、ゲームセット。中日が敗れた事で首位の座は辛くも保たれたものの、泥沼の連敗は6と伸びてしまった。
◆YB6−3D◆
横浜先発・カリメロに対して、中日は2回、先頭のT.ウッズがヒットで出るも、森野,中村紀と倒れて、二死。しかし、やはり、川相不在では一発に賭けるしかないと察知したピンキー井上が3号先制2ラン。0−2で迎えた4回、横浜は一死から吉村が内野安打で出塁。続く鈴木なおのりは空振り三振に倒れるも、この時、何を勘違いしたのか、鈴木なおのりの足に当たったボールを谷繁が全く拾いに行かず、カバーに行った中田がスタートを切っていた吉村を刺そうとして悪送球をかまし、一気に生還を許すと言う訳の分からないプレーで1点差。川相不在による守備の緩みを痛感し、動揺を隠せない中田は続く5回には突如、制球を乱して、満塁のピンチを迎えると、村田に犠飛を許して、同点とされてしまう。7回にピンキー井上のタイムリー二塁打で再び勝ち越した中日だが、8回から代わった岡本が二死二塁から代打・古木にタイムリーを許して、またも試合は振り出しに。土壇場9回、何とか延長に持ち込みたい中日は3番手として新助っ人・クルスを投入。しかし、いきなり先頭のガッツな貴公子・仁志を歩かせるなど、二死一、二塁のピンチを迎えると、ここでメカゴジラに5号3ランを叩き込まれて、悪夢のサヨナラ負けとなった。
◆S2−3C◆
金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいな名前で凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガー,青木高の両先発がいずれも3回をパーフェクトと素晴らしい立ち上がり。しかし、4回、広島は先頭の東出が両軍通じて初安打となる二塁打で出ると、森笠のファーストゴロで三進。ここで栗原がタイムリー二塁打を放ち、ついに1点を先制。更に、二死後、オチョアにもタイムリーが飛び出して、この回、2点。無失点投球を続けていた青木高は7回、ガイエル,宮出と連打を浴びた所でKOとなるも、代わった宮崎が後続を断ち、ピンチ脱出。しかし、続く8回、ヤクルトは二死から青木,田中浩と連続アーチを叩き込み、一気に同点。2−2で迎えた土壇場9回、8回に代打を出されたグライシンガーに代わり、マウンドに上がった霊感投手・高井に対して、広島は一死から代打・ルパン広瀬がレフトスタンドへ4号ソロを放り込み、勝ち越しに成功。最後は帰ってきた守護神・永川が2つの三振を奪うなど、3人で締める快投を見せ、広島の連敗はようやく7でストップ。敗れたヤクルトの連勝も7で止まった。
◆H4−1E◆
恐怖のパ・リーグ撲滅漫画「ドカパロSS 地獄変」は今日からオールスター。呪いの対象がセ・リーグに向いているうちに何とか体勢を立て直したいソフトバンクは2回、先頭の小久保が19号先制弾を叩き込むと、更に、二死一、二塁から大村が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、3点目。この後、ソフトバンクは3回一死二塁,4回二死一、二塁,5回無死一、二塁と立て続けにチャンスを作りながら、あと一本が出ない拙攻三昧。そうこうしているうちにここまで無失点に抑えてきた先発・杉内が6回にフェルナンデスのタイムリーで2点差と迫られる不吉な展開。7回にも先頭の吉岡に痛打された杉内だが、続く礒部をゲッツーに仕留めて、傾きかけた流れを引き戻す。続く8回には二死一、二塁の場面で代わった守護神・馬原が山崎武を空振り三振に斬って取り、ピンチ脱出。すると、その裏、ソフトバンクは吉岡のタイムリーエラーでダメ押しの4点目を追加。これで楽になった馬原は9回も無難に締めて、対悪の温床・楽天の連敗を4でストップさせた。杉内は完投こそ逃したものの、1失点の好投で11勝目。
◆F8−0Bs◆
偽バファローズ先発・デイビーに対して、日本ハムは2回、一死から3連打で満塁とすると、続く鶴岡もライト前へ弾き返して、1点を先制。金子誠のファーストゴロの間に2点目をあげると、ここで劇団ひちょりがレフト前へ2点タイムリー。この後、田中賢,稲葉と連続死球を食らって、押し出しとなると、青波の長瀬もライト前へ2点タイムリー。デイビーはよもやの大量7失点であえなくKO。日本ハムは4回にも二死走者なしから3連打で1点を追加。投げては先発のルーキー・吉川が立ち上がりこそ制球に苦しんだものの、2回以降は安定した投球で偽バファローズ打線を翻弄し、散発5安打でプロ初完封を飾った。
◆L5−3M◆
初回、4番に起用された謎の新助っ人・オーティズのタイムリーで先制された西武だが、その裏、二死走者なしから中島のヒット,G.G.佐藤の四球で一、二塁とした所でベンちゃん,栗山,貝塚と3連続タイムリーで一気に逆転。ロッテ先発・吉井は続く細川に死球を食らわせた所で1回もたずにKOとなった。この満塁のピンチは何とか凌いだ2番手・高木だが、続く2回にG.G.佐藤に18号2ランを浴びて、2点を献上。4点を追うロッテは5回にまたもオーティズのタイムリーで1点を返すも、以降はなかなか攻めきれない。一方、西武も再三チャンスを掴みながら、あと一本が出ない膠着状態。土壇場9回、ロッテは一死からTSUYOSHI,早川の連続二塁打で2点差まで追い上げたものの、この日2安打のフクーラ,この日3安打のオーティズがいずれも凡退し、あと一歩及ばなかった。西武先発・涌井は8回途中まで2失点の好投でハーラートップの12勝目をマークした。ロッテは吉井を投げさせる暇があったら、ゴーグルを先発起用した方がいいんじゃなかろうか?
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