巨人優勝

October 02, 2007 21:23

◆G5−4S◆
名手・川相を無為に引退に追い込んだツケが回って、中日が痛い黒星を喫した事により、5年ぶりのV奪回へ王手を懸けた巨人。まずまずの立ち上がりを見せていた先発・内海だが、3回、簡単に二死を取ってから、青木,田中浩と連打を浴びると、ここで史上初の3ヶ月連続月間MVPに輝いた寿司職人ラミレスに29号3ランを被弾。3点を追う巨人はその裏、当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスが12球粘っての3号ソロで1点を返すと、続く4回には一死二塁から李が同点30号2ランをぶち込んで、史上初の左打者30発カルテットが完成。しかし、直後の5回、ヤクルトは川本の二塁打の後、ガッツの走塁妨害,青木の四球で無死満塁とすると、田中浩はショートゴロゲッツーに倒れるも、この間に川本が勝ち越しのホームイン。その後、両軍必死の継投策を展開し、3−4の儘、土壇場9回へ突入。この回からマウンドに上がった館山に対して、先頭のガッツが死球で出塁。しかし、代走・鈴木尚が牽制に引っかかって憤死する大チョンボ。この後、李が四球を選び、打席にはニックン。恐怖のゲッツー量産マシンぶりを極度に恐れた若大将・原監督はここで何と犠打を指示。この状況でアウト1つを潰してまで図ったこの作戦が結果的に奏功する事になった。一塁が空いた事で阿部は敬遠されて一、二塁。ここで代打・矢野の何もしなければセカンドゴロだったかもしれない打球を館山がグラブを伸ばして弾いてしまい、矢野は一塁へ執念のヘッドスライディングで内野安打を勝ち取り、館山をKO。二死満塁でマウンドに上がった花田に対して、清水はセカンドベース付近への高く弾んだゴロ。清水も執念のヘッドスライディングを敢行するが、その必要はなかった。守備には定評のある宮本がよもやの一塁悪送球を犯し、ボールが転々とする間に二塁走者・阿部が一気に本塁を陥れ、5年ぶり31度目のリーグ優勝を5年前と同じサヨナラゲームで飾った

◆YB5−0T◆
優勝が消え、Aクラスが確定した事で張り合いがなくなってしまった阪神に対し、Bクラス確定ながらも戦闘意欲を失わない横浜は初回、金城のタイムリーで先制すると、続く2回には高崎のタイムリーの後、一死満塁からまたも金城が犠飛。更に、田中シュータのタイムリーエラーでこの回、3点を追加。その後、しばらく拙攻が続いたが、6回、この日大当たりの金城がライトスタンドへ14号ソロを放り込み、5点目。先発のルーキー・高崎は7回を投げて、ジュビロ野口に2安打されただけの無失点と言う素晴らしい投球を展開。8回からは横山−マットホワイトと繋ぐ完封リレーを達成し、高崎は待望のプロ初勝利を手にした。

◆Bs1−2H◆
偽バファローズ先発・加藤康に対して、ソフトバンクは初回、一死から川崎が歩くと、ハマのスペランカーがヒットで繋ぎ、一、二塁。ここでブキャナンがタイムリー二塁打を放ち、先制すると、更に、井手の内野ゴロの間に2点目を追加。2回以降は全く得点の入る気配がなかったが、投手陣が粘りを見せた。先発・スタンドリッジが5回を除いて毎回走者を出しながらも、7回まで無失点で切り抜けると、8回から登板の水田も先頭打者を出しながら、ゲッツーでピンチを脱出。9回からマウンドに上がった守護神・馬原は二死から迎に今季初アーチを浴び、更に、木元,大引と連打され、一打同点のピンチを迎えたものの、最後は代打・平下を三振に斬ってとり、辛くも逃げ切った。

◆M2−1L◆
ジョニー黒木が戦力外通告されると言う衝撃に見舞われたこの日、成瀬の最多勝を援護する為にも涌井を叩いておきたいロッテは3回、一死からTSUYOSHI,早川の連打でチャンスを作ると、フクーラがきっちり犠飛を打ち上げ、1点を先制。6回には二死満塁と絶好のチャンスを掴んだものの、ワトソン博士がサードゴロに倒れて三者残塁。すると、直後の7回、ここまで3安打無四球に抑える好投を展開してきた先発・小林宏が先頭のベンちゃんを歩かせると、二死二塁となった所でG.G.佐藤にタイムリーを浴び、ついに同点。しかし、それも束の間、ロッテはその裏、先頭の今江がレフトスタンドへ8号ソロを放り込み、すかさず勝ち越しに成功。この1点リードを荻野,薮田と繋いで守りきり、7回1失点の小林宏は13勝目。涌井は2失点完投ながら援護がなく、18勝目ならず。

◆E3−11F◆
スタメンの合計本塁打が3本と言う史上最弱打線で武田勝の初の10勝を無惨に打ち砕いてしまった事を反省したのか、とりあえず、田中賢,青波の長瀬をスタメンに復帰させた日本ハム。それでも5人がノーアーチのスタメンだったが、この小粒な打線が爆発。初回から5本の単打で2点を先制すると、飯山に走者一掃のタイムリー二塁打が飛び出して、いきなり5得点。続く2回には工藤,青波の長瀬の連続タイムリーで2点を加えると、5回には飯山が2点タイムリー。7回には途中出場の稲田にタイムリー三塁打が飛び出して、11点目。先発・八木は4回に連続四死球の後、フェルナンデスに被弾して3点を失ったものの、5回を散発2安打で切り抜けると、6回からは大量リードとあって、菊地−山本と言う余裕のリレーで悪の温床・楽天の反撃を断ちきった。

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