川相昌弘
October 24, 2015 01:47
若大将・原監督の退任により、新監督就任の要請を受けていたマッスル千代の富士だが、この要請を受諾し、現役を退く事になった。
巨人フロントにとって、今季、チームが2位で終わった事は僥倖だったのかもしれない。マンネリ打破の為に若大将を解任したいのが本音ながら、優勝されると今季で契約切れとは言え、契約延長に傾かざるをえないからだ。3連覇の後の2位ですら普通のチームならば、引責など考えられないのだが、常に優勝を求められるチームである不文律に乗じ、若大将に対して、いつまで経っても続投の要請はおろか、契約延長しない旨すら話し合おうとはしない事で、単なる契約切れにも拘らず、暗に、若大将の自主退職を強いる方向に持っていき、あくまで球団主導の退任ではないと言う流れを作る狡猾なやり口だ。
となれば、とっくの昔に若大将が退任する方向で動いていなければならないにも拘らず、次候補には全くアテがなく、球団史上例のない監督不在の空白期間を作ってしまう事になる大失態。散々噂にだけは挙がった阪神OBの江川氏だが、しょっちゅう東京ドームに来ているにも拘らず、一向にグラウンドに降りては来ず、個性を出そうとして奇をてらった結果論解説に説得力がないなど、現場からの評判は最悪。実際の所は分からないが、江川氏本人によるとオファーなど来てもいないらしい。今夜の松井さんは当面、(怨敵・ナベツネが存命なので)アメリカの野球に関わっていたい(と言う事にしておきたい)らしく、ハナから候補にすら挙げられない始末。めぼしいOBもいない為、マッスル千代の富士が引退するまでの繋ぎとして、名手・川相ヘッドか、斎藤投手コーチの内部昇格の可能性が有力視されつつあったが、実際に動いたのは、マッスル千代の富士への緊急就任要請だった。一体このドタバタ感は何だろうか…。
幹部候補生として期待されていたマッスル千代の富士が将来的に監督の座に就くであろう事は自明の理であったが、まさか今オフにそういう事態に陥ろうとは誰が予想しえたであろうか。そもそも、マッスル千代の富士自身、来季の現役続行に意欲満々だった。今季は4割近い代打成功率をマークするなど余力は十分に残しており、壊滅的貧打に泣いた巨人において、来季の戦力としても必要な存在だった筈だ。巨人の監督を選手兼任で務めるのは困難とあって、「要請受諾=現役引退」を意味する事を悟り、返答を渋っていたマッスル千代の富士だったが、茂雄には「次の監督はマッスル千代の富士しかいない」などと無責任な事を言われて(フロントに言わされた可能性もあるが)外堀を埋められてしまい、父親の借金を肩代わりして貰う事により、確実視されていたヤクルトの逆指名から急転、巨人入りを決めた…と言う経緯もある以上、どれだけ現役に未練があろうとも、球団に盾突く事など出来る筈もなかったのだろう。
かくして、マッスル千代の富士はマッスル千代の富士と言う代打の切り札を失う形で来季の指揮を執らされる事となった。しかも、よりにもよって、野球賭博問題の渦中と言う最悪の状況下で矢面に立たされる事になろうとは何とも気の毒だ…。更に、野球賭博報道と言う逆風下、華のある指名で無駄に目立ちたくないからなのか、先日のドラフトはどの球団も2位クラスと評価していた桜井(立命大)の1位指名を筆頭に有名選手絶無の地味な指名が続き、果たして、来季の戦力として使える人材がいるのかと早くも不安視されている。若大将の続投なら、高校の後輩である甲子園V投手・小笠原(東海大相模)の指名も十分に考えられたが、若大将カラーの余韻を残さない為かすっかり立ち消えてしまった様だ。とにもかくにも可哀想なマッスル千代の富士なのである。
ただ、個人的にはマッスル千代の富士の引退以上に残念なのが、これにより、名手・川相ヘッドの監督就任の可能性はほぼ永久になくなってしまったのではなかろうかと言う事だ。名手・川相ヘッドの手腕はフロントにも評価されており、今季は若大将がインフルエンザで倒れた際には、代行として指揮を執り、4勝1敗の好成績。OBの広岡氏には「若大将より何倍も監督らしい」と言わしめた。とかくスター選手を監督にしたがる巨人において、名手・川相の存在はいかにも地味過ぎるのは確かだが、この有力候補不在の状況は茂雄と王さん、王さんと茂雄の繋ぎとして藤田元司氏が就任した時と酷似している。藤田氏と言えば、名手・川相の力を引き出した恩師であり、藤田野球の申し子である名手・川相がこのタイミングで監督に就任するのは正に運命的であった筈だ。にも拘らず、この期をむざむざ逸してしまった。果たして、マッスル千代の富士政権が何年続くかは分からないが、退任を余儀なくされる頃には、今夜の松井さんないしは阿部辺りが後任候補として挙がってくる事だろう。名手・川相監督誕生の最大にして最後のチャンスはマッスル千代の富士の無理矢理就任劇により、途絶えてしまったと思わざるをえない。名手・川相政権下で、息子・拓也が一軍に昇格する親子鷹の実現はこのまま夢と消えてしまうのだろうか…(正直な所、拓也の方は一軍昇格どころか支配下登録も厳しいのが現実ではあるのだが…)。
ともあれ、名手・川相監督の目がなくなった事も、マッスル千代の富士が引退する事も極めて残念ではあるのだが、フレッシュな新監督が誕生する事はそれなりに楽しみではある。結果的に、藤田氏就任のケースよりも、むしろ長期政権を握っていた川上氏から現役引退即就任した茂雄に禅譲された時と同じケースになってしまった恰好だが、茂雄は茂雄と言うカリスマ選手を失ったチームを指揮する羽目になり、結局、初年度は球団史上初の最下位と言う最悪の結果を生んでしまっている。あの時の二の舞にならない事を祈るばかりだ。不安材料は多いものの、マッスル千代の富士新監督には逆風に立ち向かって結果を残してくれる事を期待したい。
追記:マッスル千代の富士の監督就任発表から一夜明け、何と井端までが現役引退を表明。マッスル千代の富士同様、大いに余力を残しており、2000本安打まで僅かに88本と迫っていた事もあり、来季の現役続行に疑問の余地はないかに思われた井端だが、「(大学時代からの知り合いである)マッスル千代の富士より先に辞める事はあっても長くやる事はないと思っていた。マッスル千代の富士が辞めた時は一緒に辞めようとジャイアンツに来た時から思っていた」とコメントしており、つまりは、マッスル千代の富士がこういう事にならなければ、現役続行していたと言う事。悪夢の監督人事が更なる職人喪失に繋がってしまった訳だ。今季の巨人はただでさえ貧打に喘いでいたのに、バント成功率は壊滅的で、進塁打すらまともに打てない有様。こういう野球がきっちり出来る貴重な存在であり、内野ならどこでもこなせる井端の引退は多大なる損失と言えるだろう。新組閣で内野守備走塁コーチに就任すると言う噂も挙がっているが、裏方としてではなく、貴重なバイプレーヤーとして、マッスル千代の富士政権の苦難の1年目を支える道を選択して欲しかったと思わずにはいられない。
October 26, 2010 15:07
中日の嫌がらせ政策により、不本意ながら退団を余儀なくされた名手・川相だが、古巣・巨人からの打診を受け、二軍監督として入閣する事が正式に決定。この日、開かれた就任会見で「来季から巨人の2軍監督を任された川相です。8年ぶりに巨人に帰ってきて、巨人のユニホームを着ることになって身が引き締まる思いです。二軍監督として精神的にも肉体的にも強い選手を育てたい」とコメントを残し、若大将・原監督も「巨人の中で実績等、全てにおいて尊敬される選手だった。二軍監督として巨人を前に進めるのは、チームとしても望んでいた事」と川相の手腕に大きな期待を寄せている様だ。当初、キムタクの後釜として、一軍内野守備走塁コーチの就任が濃厚と見られていたが、よもや二軍監督に就任するとは予想外の展開だ。今季の巨人は拙守とバント失敗が大きく響いて、V逸しているだけに、一軍の選手にこの辺りを徹底的に仕込まなければならない筈なのだが、このタイミングで招聘するのに、用意されたポストが何故、二軍監督なのか不思議だ。てっきり全試合ベースコーチャーとして、元気な姿を見る事が出来るかと思っていただけに、ちょっと残念ではあるが、前々任の吉村が現在は野手総合コーチになっているし、前任の岡崎が来季はヘッドコーチになる事を考えると、川相の将来的な一軍昇格の可能性は十二分に考えられるだろう。まぁ、若大将・原政権が続けばの話ではあるのだが…。ともあれ、二軍監督になった以上は、自身がそうだった様に、ドラフト下位から自分だけの武器を見つけて地道な努力で一軍に這い上がっていく様な選手を次々に育て上げて欲しいものである。
追記:「原監督がチームとして僕に(バント指導を)求めてきて頂けるなら指導していきたい」と、秋季キャンプ及び来年の春季キャンプでは一、二軍の垣根を越えて指導していく考えも示唆したとの事。これはあくまで川相自身の意向ではあるが、若大将・原監督も川相がいながら、それをお願いしない手はないだろう。
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October 24, 2010 14:53
4年がかりの失脚計画の犠牲となり、あと1年はやりたかったと言う二軍監督の座を追われて、今季限りで中日を退団となった名手・川相。世論の反発を受けない為に球団職員就任打診をされていたと言う噂もあるが、宝の持ち腐れ以外の何物でもない囲い込み政策を拒否し、中日との決別を図った川相に対し、V4を逸した巨人が4月に他界したキムタク内野守備走塁コーチの後釜としての招聘を画策している事が明らかになった。川相が巨人を退団した際、若大将・原監督の下でのコーチ就任が前提条件となっていたが、ナベツネの陰謀により、よりにもよって悪太郎・堀内政権が誕生してしまった事で中日へ移籍しての現役続行となったと言う経緯がある。若大将政権が復権した今、(ナベツネはいるものの)巨人復帰へわだかまりはなくなったと言っていいだろう。今季の巨人はリーグワーストの100失策,バント成功率.648と緻密な野球とは程遠かった。3位に終わったとは言え、首位・中日との差は僅かに1ゲームしかなく、1つのタイムリーエラー,1つのバント失敗がなかっただけでも、V4を達成していた可能性があったとも言える。守備とバントと言えば、「和製オジー」の異名通り、ゴールデングラブを6回受賞し、通算533犠打の世界最多記録を誇る名手・川相の十八番であり、正に、これ以上はない人材だ。ナゴヤドームで大露呈した一発依存の大味な野球から、川相イズムの浸透した緻密な野球への切り替えが進めば、川相を失った中日を打倒してのV奪回の可能性は一気に高まる事だろう。
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September 27, 2010 23:58
名手・川相が今季限りで中日二軍監督の座を追われる事が明らかになった。主犯は不明だが、球団ないしは落合監督の陰謀により、4年前に余力をたっぷり残している状態で理不尽にも現役の座を追われた後、一軍内野守備走塁コーチに就任。一軍の現場に帯同しながら試合には出られないと言う理不尽な状況下、尚、止む事のない川相現役復帰待望論をシャットアウトすべく、今季から二軍監督に追いやられていた。将来の一軍監督就任への布石ではないか?と言うポジティブな見方もあったが、現実は真逆で、バッシングを避けるべく注目度の高い球界の至宝を目立たない様に退団させる為の4年がかりの三段方式だった模様。今季の中日は広島をも下回るリーグ5位の得点数で川相不在が故の繋がりも粘りもない打線の欠陥を大露呈。川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出したホームランと、壊滅的な得点力不足を補わんと投手陣が精魂尽き果てるまで力投を繰り広げた事により、辛うじて首位の座にはいるものの、将来的には不安を大きく抱えている状況。川相二軍監督によって、若手選手達が川相イズムを叩き込まれて成長する事で打開していくしかないと思われていた矢先のこの理不尽な契約解除により、中日は長きに渡って常勝球団を築けたかもしれないチャンスをむざむざ失ったと言っても過言ではないだろう。世間体を考えてか、球団側は川相に対して、球団職員としての残留を要請する可能性もあると見られているが、指導者としては勿論の事、ピンチバンターとしてなら今なお現役で十二分に通用するであろう世界トップクラスの技術を有する川相を球団職員に留めるなど、宝の持ち腐れ以外の何物でもない。中日の球団職員就任を受諾するくらいならば、今季V逸の可能性が高まってきた事でチーム再建の為に打診が来るかもしれない古巣・巨人への復帰を視野に入れて貰いたい所だが、果たして…!?
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July 22, 2010 21:32
◆全イ3−6全ウ◆(フレッシュオールスター)
川相効果により、チームが浮上すると、自分の手柄が霞んでしまうと恐れた落合監督の陰謀か、現役復帰どころか、一軍ベンチからもはぶられて、二軍に追いやられてしまった名手・川相。二軍監督として1年目の今季、中日の二軍は最下位に喘いでいるものの、一軍に定着出来る力をつけさせるべく、目先の勝利に囚われず、じっくり育成する事を最大課題とする川相イズムは徐々に浸透しつつある。そんな名手・川相が全ウの指揮官として、久々に表舞台に登場。対する全イを率いるのは現役時代、名手・川相とショートの座を争った岡崎二軍監督(巨人)と言う因縁めいた顔合わせとなった。人望溢れる名手・川相を何としても勝たせたいと、球団の枠を越えて、チーム一丸となって臨んだ全ウは初回、全イ先発・戸村(楽天)に対し、今宮(ソフトバンク)がいきなりレフト前へ弾き返すと、田上(阪神)も二塁打で続いて、無死二、三塁のチャンス。ここで森田(阪神)がセンターへ犠飛を打ち上げ、今宮が先制のホームイン。続く2回には一死から土井(偽バファローズ)が四球を選ぶと、岩崎恭(中日),猪本(ソフトバンク)と連続アーチを叩き込み、3点を追加。一方、4点を追う全イはその裏、全ウ先発・今村(広島)に対し、先頭の細谷(ロッテ)がレフトスタンドへソロアーチをぶち込んで応戦。この後、大平(日本ハム)の四球,斉藤(西武)の二塁打で二、三塁とチャンスを広げるが、荒木(ヤクルト),岳野(西武)と打ち取られ、1点止まり。3〜6回までは、両軍のリリーフ陣がいずれも1回を3人ずつで切り抜ける互いに譲らぬ好投を展開し、1−4の儘、終盤へ突入。迎えた7回、全ウは全イ5番手の林(ロッテ)から堂林(広島)が一発を叩き込み、待望の追加点をゲット。更に、8回には育成選手から這い上がり一軍でも奮闘中の星野(巨人)に対し、一死から代打・立岡(ソフトバンク),目下、絶賛売り出し中の岩本(広島)の連打で一、三塁とした所で吉田(中日)がセンターへきっちり犠飛を打ち上げ、6点目。その裏、全イは全ウ7番手・横山に対し、斉藤,加藤政(日本ハム)と連打を浴びせると、二死後、松井淳(ヤクルト)がタイムリー内野安打を放ち、2点目。なおも一、二塁のチャンスだったが、中川(楽天)がショートゴロに打ち取られ、二者残塁。土壇場9回には抑えで出てきた武内(広島)を相手に二死から大平が二塁打,斉藤が右中間を深々と破ってこの日3安打目となるタイムリー三塁打を放って、3点差まで追い上げるも、反撃もここまでだった。名手・川相監督の下、のびのびとプレー出来た全ウが投打に圧倒し、快勝。かくして名手・川相はファンが待ちに待ったお立ち台に登場する事となり、将来性溢れる若き力の成長に目を細めた。優秀選手賞にはスタメンマスクで一発を浴びせた猪本,三者三振の快投を見せた古川(偽バファローズ),2本の長打を含む3打数3安打と大爆発した斉藤,追撃のアーチを放った細谷の4人が受賞。MVPには2ランに1盗塁の活躍を見せた岩崎恭が選ばれ、賞金100万円をゲットした。
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November 03, 2009 23:13
落合監督の陰謀により、とうとう今季も現役復帰をさせて貰えなかった名手・川相だが、何と来季から総合コーチとなる辻二軍監督の後任として、二軍監督に就任する事が決まったそうだ。これで来季の現役復帰はほぼ絶望的にになったばかりか、一塁ベースコーチとして姿を拝む事すら出来ない訳で、関東圏の地上波で川相の映像を見る事は殆ど叶わぬ夢と化してしまったと言っても過言ではなくなり、非常に残念だ。この人事はどういう意図なのかね? 辻が二軍監督として結果を出せていない(ファーム日本一になっても、一軍に定着出来る選手が出ていない)事で失格の烙印を押されて、結果の出せる二軍監督として川相が抜擢されたのか、単に、辻を総合コーチにしたいから、とりあえず川相で穴を埋めるだけなのか? とにもかくにも、決まってしまったものは仕方ない訳で、荒木,井端を球界屈指のコンビに仕上げた手腕を発揮し、二軍の若手を主力に育て上げて貰いたいものである。このポストを踏み台にして、立浪監督への繋ぎとして、一軍監督就任…なんて展開にならんものかね。
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October 01, 1998 23:30
◆巨人終戦! 川相神話、ついに途絶える!
名手・川相がスタメンに定着してから7連勝中の巨人は、この日はいつまで経っても三沢を代えない茂雄の謎の采配により、0−7の大劣勢に陥った。しかし、ここまで築き上げてきた川相神話は、今日も生きていたか、吉村のタイムリー等で、8回までに、6−7と一点差まで詰め寄った! しかし、何故か破戒僧・清原を守備要員として使い切る奇行により、9回には、吉原、堀田と貧弱な代打しか残っていなかった為、あと1点は届かず。川相神話も茂雄のヘッポコ采配には勝てなかったと言う事か。これで巨人は今季の優勝が完全消滅。この戦力でこのザマと言う正に、メークミラクルを演出した今季の長嶋巨人だった。
◆4番吉村、会心の2安打!
破戒僧・清原の故障もあり、150号ホームランへのチャンスを多く与えようと言う事で、4番ファーストでスタメンに名を連ねた吉村は、第1打席で一、二塁間を破るヒットを打つと、第3打席ではライト線へ痛烈なライナーを放ち、これがタイムリーヒットとなった。茂雄も、本来、誰が4番に座るべきだったか、思い知らされたであろうが、もう手遅れ。あまり活躍されると、素人にも、その事がバレてしまうのを恐れたか、チャンスを多く与える筈の吉村を第4打席を待たずして、故障している破戒僧・清原に代えてしまう奇行に出て、またまた顰蹙を買った。吉村引退の影で、この日、金石も引退を表明した。
◆ヨシ佐藤、花道! 最速140km!
ヨシ佐藤が引退試合として、ロッテ戦に先発した。44歳以上の先発登板は若林忠志以来、45年ぶりの事。2回を投げ、3安打2失点ながら、最速140kmをマークするなど、往年の速球を見せつけたヨシ佐藤は「いつかユニフォームを脱ぐ日が来る。残念な気持ちはあるが、今はホッとしている。今まで応援してくれたファンの方に、一言有難うと言いたい」と語った。チームはこの引退に花を添えるべく15安打10点と打ちまくり快勝。奇跡の逆転優勝へ夢を繋いだ。
◆本西、戦力外通告に激怒!
オリックスがペナントを捨ててまで放出した本西だったが、同じく元オリックスの古溝と共に戦力外通告を受けた。「まだ動けるのに何で、と言う気持ちだ!」と、この決定に不満をあらわにした本西は、他球団へ移籍しての現役続行を目指す方向だ。
◆湯上谷、FA移籍!?
名前の漢字が難しい事で有名な湯上谷が、今オフ、FA権を行使する事を表明した。「球団の対応次第。評価の一番高い所に行きたい」と、移籍も辞さない構えだ。若手の台頭により、居場所がなくなりつつある湯上谷だけに、FA移籍は大いにありうると言えるだろう。
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September 29, 1998 23:30
◆業師・正田、現役引退!
業師・正田の引退試合が、この日、行われた。2番セカンドでスタメン出場した正田は、優勝がかかっていて容赦のないアゴくら相手にノーヒットに終わったが、顔は満足気であった。試合後の引退セレモニーで「小さな体を補う為に何をすべきか、その答えは人に負けないくらいの練習と努力でした。燃え尽きてグラウンドを去っていける自分を幸せな男だと思います」と熱く語り、140発の花火とナインの胴上げで祝福され、グラウンドに別れを告げた。
◆川相効果で7連勝!
巨人−阪神今季最終戦と言う事で、故・村山実追悼ナイターとなったこの試合。3−3で迎えた8回表「吉村さんが最後の甲子園なので、何とか繋ぎたいと思った」と言う名手・川相の華麗なライト前タイムリーで勝ち越した巨人は、最後は槙原が締め勝利を収めた。飯塚実が去り、川相がスタメンに定着してから、これで7連勝。やはり、名手・川相のいる巨人の強さは本物だ。先の横浜3連戦で、3試合目の9回まで川相を干していたのは、あまりにも愚かな選択だった。尚、阪神はこの敗戦により、今季の最下位が確定した。
◆ジョニー黒木、無四球完封も最下位確定!
もう1試合も落とせない近鉄相手に、ジョニー黒木が6回までパーフェクトの熱投で、いてまえ打線を封じ込めた。結局、近鉄は大村が2安打放った以外は、一人もランナーを出せず、黒木に今季初の無四球完封勝利を許した。西武が敗れたとは言え、近鉄の優勝は依然として苦しい状況だ。勝ったロッテだが、5位のオリックスの勝利により、この日で最下位が確定した。
◆またもパンジャいじめ、奇跡の逆転Vなるか!?
最近、パンジャキラーぶりを発揮している小林が好投虚しく、リードを許したものの、ププ会々長,下痢ニールのホームランで逆転勝利を飾った。これで、借金を1にまで減らしたオリックスは西武に4ゲーム差と接近。奇跡の逆転Vに、また一歩近づいた!?
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September 27, 1998 23:30
◆鉄人・大野、ラスト登板!
セ・リーグ最年長投手・大野の引退試合がこの日、行われた。146kmを記録するなど、とてもこの日で引退するとは思えない投球を披露し、最後まで超人ぶりを見せつけた。試合後行われた引退セレモニーで、多くのファンが見守る中、「我が選んだ道に悔いはなし! 背番号24番、そしてファンの皆様、有難うございました」との言葉を残した大野は、22年間の現役生活に、ピリオドを打った。通算成績は148勝100敗138S 防御率2.90。
◆吉村、涙の引退会見!
昨日の緒方に続いて、吉村も今季限りでの引退を表明した。試合後の記者会見で「ここ数年は代打ばかりでしたが、僅か1打席にも凄い声援を送ってくれたファンの方に本当に感謝したい」と、17年間の現役生活を涙ながらに振り返った。今季の吉村は、巨人の22年ぶりとなるキャプテンに就任し、代打の切り札として、好成績を残していた。通算150号まであと1本と迫っている吉村は残り4試合に全てを賭ける。今後は、評論家としてネット裏から野球を勉強する予定との事。
◆川相効果で6連勝!
飯塚実が去り、川相がスタメンに定着した途端に、6連勝を飾った。この間、使った投手は、僅かに延べ8人。やはり、バックに名手・川相がいると、安心して投げられるようだ。先の横浜3連戦で、3試合目の9回まで川相を干していたのは、あまりにも愚かな選択だった。尚、この日、完投勝利を飾った桑田は15勝目を挙げ、ハーラートップに並んだ。
◆清原、ノムさんにゴマすり!?
ヤクルトとの最終戦。試合前、清原が、謎の行動を起こした。まずはカツノリの元へノムさんのサインをねだると、三塁側ベンチにノムさんが姿を見せるや、清原が走り寄り「色々有難うございました」と挨拶。人目をはばかり。逆に、オロオロしてしまったノムさんは「清原は今時珍しい、昔気質の選手や。タニマチに金を払って貰って飲み食いしている選手が多い中、あいつは身銭を切って、後輩にはおごってやったりして、豪快に遊んどるらしい」とコメント。礼を尽くされたが故の建前か、はたまた、本気で勘違いしているのか!?
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September 26, 1998 23:30
◆川相効果で5連勝!
飯塚実が去り、川相がスタメンに定着した途端に巨人が5連勝を飾った。この間、使った投手は、僅かに延べ7人。やはり、バックに名手・川相がいると、安心して投げられるようだ。先の横浜3連戦で、3試合目の9回まで川相を干していたのは、あまりにも愚かな選択だった。
◆核弾頭・緒方、ついに引退!
藤田政権下で盗塁王に2度輝くなど、不動の1番として活躍した緒方が今季限りで引退する事が明らかになった。かつては「おがたこういち」と言えば、彼だったが、近年は、腰痛に悩まされ、広島の緒方とは、すっかり立場が逆転。一時期、西武へのトレードが噂になったが、結局、立ち消えてしまった様だ。
◆ヨシ佐藤、500試合登板達成!
今季限りで引退するヨシ佐藤が500試合登板を達成した。500試合登板と引退試合を一緒にしたくないと言う理由で、引退試合前の達成となったが、プロ入り初完封まであと一人だった金田には実にいい迷惑だ。
◆松坂、横浜を逆指名!
かねてから、横浜一本と言っていた松坂(横浜高)が改めて横浜以外なら、日石入りし、シドニー五輪を目指す方針を明らかにした。現在、横浜の他に、日本ハム、ヤクルトが指名する方向でいるが、この牽制球に、どう対応するか!? 上原(大体大)獲りに負けた近鉄辺りが、またちょっかいをかけて、ヨッシャーと引き当て、福留の再現と、やりそうで怖い。
◆ヤクルト、イースタン制覇!
ヤクルトが、城の2安打などの活躍に加え、ルーキー・五十嵐のパーフェクトピッチング(6回降雨コールドの為、参考記録)で、ロッテを下し、19年ぶりにイースタンリーグを制覇した。
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