川島慶三
July 20, 2009 22:36
◆YB7−1G◆
初回、二死満塁のピンチを切り抜けた横浜はその裏、エラーで貰ったチャンスに森笠,村田の連続タイムリーで2点を先制。3回には村田が19号ソロを叩き込むと、5回には一死一、二塁から森笠が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、5点目。巨人先発・東野はこの回限りでKOとなった。5回まで毎回走者を出しながら、攻めきれずにいた巨人は7回にガッツのタイムリーでようやく1点を返すが、なおも一、二塁のチャンスに寿司職人ラミレスが最悪のゲッツー。すると、その裏、横浜はまたも村田がタイムリーを浴びせると、8回には吉村に11号ソロが飛び出し、試合を決定付けた。横浜先発・ウォーランドは7回途中で降板となったが、1失点と粘りの投球で5勝目。
◆D4−3C◆
0−0で迎えた3回、投手の中田が自ら口火を切るヒットで出ると、井端の内野安打の後、荒木が送って、二、三塁。ここで森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、走者一掃のタイムリー二塁打となり、2点を先制。中田の粘りの投球の前に5回までゼロ行進を続けていた広島だが、6回、二死二、三塁から天谷が2点タイムリーを浴びせて、同点に追い付くと、8回には3番手・浅尾から代打・嶋のタイムリー二塁打で勝ち越しに成功。しかし、その裏、中日は二死一、三塁からベンちゃんのタイムリーで同点とすると、シュルツの暴投でタナボタの勝ち越し点をゲット。9回から岩瀬が出てくるかと思いきや、続投となった浅尾は今度は無難に締めて、6勝目。巨人との差は2.5にまで縮まった。
◆T2−3S◆
2回に川島慶の8号ソロで先制したヤクルトは4回には一死からデントナの四球,ガイエルのヒットで一、三塁とした所で畠山が犠飛を打ち上げ、1点を追加。更に、続く5回には一死満塁のチャンスに今度は福地が犠飛を打ち上げ、3点目。初回に一死満塁のチャンスを逃すなど、毎回走者を出しながら、あと一本が出ずにいた阪神はその裏、一死一、三塁からキュラソ星人の犠飛でようやく1点を返すと、7回には新井のタイムリーで1点差。しかし、反撃もここまで。8回に松岡,9回からは林と繋ぐリレーの前にあと1点が届かなかった。ヤクルト先発のユウキは5回降板ながら、4人のリリーフを仰いで3勝目。
◆H3−4E◆
ソフトバンク先発・大隣に対し、楽天は2回、先頭の山崎武がレフトスタンド18号ソロを叩き込み、1点を先制。4回には一死から鉄平が三塁打を浴びせると、二死後、草野がレフト前へタイムリー。6回にはまたも山崎武がこの日2本目となる19号ソロを放ち、3点目。その裏、ソフトバンクは一死一、二塁からオーティズがタイムリーを浴びせると、松中が歩いて満塁となった所で小久保が右中間へタイムリー。二塁走者・オーティズも一気に同点のホームを狙ったが、惜しくも憤死。続くハマのスペランカーはキャッチャーへのファールフライを打ち上げ、同点ならず。直後の7回、楽天は渡辺直のタイムリー二塁打で貴重な4点目を追加。8回に内野ゴロの間に1点を返された楽天は9回からオールスター休みを見越してか、先発要員の田中が登板。田中はハマのスペランカーをサードゴロに打ち取ると、長谷川,田上と連続三振に斬って取り、今季初セーブ。先発の永井は6回2失点で7勝目。
◆F4−3M◆
3回までに早くも5残塁と拙攻に次ぐ拙攻を繰り返していた日本ハムだったが、4回、ヒットの小谷野を佐藤が送った所で大野がタイムリー二塁打を放ち、先制。更に、二死後、田中にもタイムリーが飛び出して、この回2点。続く5回には糸井の8号ソロ,スレッジの12号ソロと一発攻勢で2点を追加し、ロッテ先発・大嶺をKO。6回まで2安打と抑え込んできた日本ハム先発・藤井だが、7回、先頭の大松に痛打された所で菊地と交代。しかし、この継投が裏目。代わりばな竹原にヒットを浴びた菊地は続くサブローに11号3ランを被弾し、1点差。日本ハムは8回から建山−武田久と繋ぐ必勝リレーを展開し、辛くも1点のリードを守りきって、首位キープ。藤井は6回0/3を1失点で5勝目。
◆L4−1Bs◆
偽バファローズは初回、一死から大引,フェルナンデスの連打の後、カブレラが歩いて、満塁とした所で大村が犠飛を打ち上げ、1点を先制。追いかける西武は2回、先頭の中村がヒットで出ると、一死後、G.G.佐藤が二塁打。小瀬がクッションボールの処理を誤っている隙に中村が同点のホームイン。1−1の儘、迎えた5回、西武はG.G.佐藤,清水と連打を浴びせると、大崎が送って、二、三塁。ここでスクイズを仕掛けた銀仁朗はウエストボールを空振りするが、三本間に挟まれたG.G.佐藤に送球が当たり、ボールが転々とする間にG.G.佐藤が勝ち越しのホームイン。更に、銀仁朗が名誉挽回のタイムリー二塁打を浴びせると、二死後、栗山もタイムリーを放ち、この回3点。西武は6回から大沼−岩崎と繋ぎ、最後は小野寺が締めて、逃げ切った。WBC使用球はからっきしだが、NPB使用球ならお手の物の岸は5回で100球を越える苦しい投球で早くも降板となったが、打線とリリーフ陣に助けられ、3年連続の10勝目。
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April 19, 2009 21:40
◆D5−6G◆
連日、拙攻三昧で川相不在の弊害を露呈している中日だが、この日は守乱で川相不在の弊害を露呈。初回から藤井が悪送球,山井が暴投,ブランコがダブルエラーと怒濤の拙守三昧で悪夢の4失点。しかし、ピリッとしない巨人先発・春風亭半ケツに対し、2回、エラー絡みで1点を返すと、3回には川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにブランコ,ベンちゃんが連続アーチを叩き込み、一気に同点。春風亭半ケツはこの回限りであえなくKOとなった。続く4回には二死二塁から荒木がタイムリーを放ち、ついに勝ち越し。3回から好リリーフを見せていた2番手・寝損は5回も簡単に二死を取ったものの、ここから李を歩かせると、阿部にタイムリー三塁打,坂本にタイムリーを浴びて、あっさり形勢逆転。巨人は6回以降、再三チャンスを作りながら、あと1本が出ない拙攻を繰り返し、一向に突き放せずにいたものの、越智−山口−豊田−クルーンと自慢のリリーフ陣が5回以降、内野安打1本に封じ込め、逃げ切りに成功。またも岩瀬を無駄遣いしてしまった中日はナゴヤドームでは実に7年ぶりとなる対巨人3連戦3連敗。拙攻拙守による大惨敗でチームの雰囲気も悪くなる一方。この絶望的な状況を打破する為にも一刻も早い名手・川相の現役復帰が待たれる所だ。
◆S8−2C◆
シメられこそしなかったものの、「ドカパロSS 超絶無間地獄変」に引っ張り出されてしまった篠田。開幕から16回を1失点と素晴らしい結果を残してきたが、呪い効果が出てしまったのか、3回に川島慶に先制2点三塁打を浴びると、4回には飯原、5回には川島慶に被弾し、悪夢の5失点KO。広島は6回に天谷,石原の一発で応戦したものの、ヤクルトはその裏、4連打で2点を追加し、再び点差は5点に拡大。7回には青木の犠飛でダメ押しの8点目を追加した。広島はソロ2発以外は東出の2安打のみと沈黙し、4連敗。1週間前、大量10点取ったのを最後に、3点取る事すらままならない慢性的な貧打に陥っている。一方、打線好調のヤクルトは連勝を4と伸ばした。
◆YB4−2T◆
初回のチャンスをゲッツーで潰した横浜だが、続く2回、一死三塁から藤田が先制タイムリー。更に、チャンスを拡大させたい所だったが、続く細山田がまたもゲッツーでチャンスを潰し、1点止まり。4回に小林の暴投で同点にしてしまった横浜はその裏、二死満塁のチャンスをまたも潰してしまうが、5回二死から内川に今季初アーチが飛び出し、再び勝ち越し。続く6回には一死から細山田,代打・松本とルーキーコンビが連打を浴びせると、石川が走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、2点を追加。阪神は8回、鳥谷が2号ソロをぶち込むと、一死後、新井が二塁打とチャンスを作ったが、関本,ゼブラ今岡と倒れて、1点止まり。9回にも先頭の狩野がヒットで出るも、後続3人が倒れて、3タテならず。鳥谷が3安打と一人で気を吐いた以外は残りの8人で僅か3安打と打線が繋がらなかった。相変わらず、警戒されまくっているキュラソ星人が2度も四球で歩かされ、後ろの新井が悉く凡退したのも痛かった。小林は走者を出しながらも、要所を締め、6回1失点で今季初勝利。
◆M5−12H◆
2回に3点を先制して貰った杉内だが、その裏、いきなり3連打を浴びるなど、2点を失うと、4回にはベニー松山に同点被弾。更に。連続四死球でピンチを作った後、竹原に2点タイムリーを浴び、勝ち越し点を献上。しかし、直後の5回、ソフトバンクは小久保,長谷川の連続タイムリーで追い付くと、田上の犠飛,柴原のタイムリーで一気に2点を勝ち越し。7失点のロッテ先発・小林宏はこの回限りでKOとなった。ソフトバンクは8回にも小久保の2号3ラン等で大量5点を奪い、ダメ押し。ソフトバンクは今季初の連勝で開幕カード以来の3連戦勝ち越しを決めた。杉内は6回5失点ながら、打線の援護に恵まれ、2勝目をマーク。
◆Bs15−0E◆
偽バファローズの助っ人四天王が大活躍。ローズが先制アーチ含む2発3安打を放てば、フェルナンデスが3号2ラン含む4安打3打点。カブレラは唯一の安打が4号3ランで、ラロッカも2安打と、4人で計4発10安打8打点。助っ人の活躍で貰った大量15点のリードをバックに、先発・岸田は余裕のプロ初完封と、投打に圧倒した偽バファローズは連敗を3でストップさせた。
◆L6−8F◆
3タテは免れたい西武は初回から中島,中村の連続タイムリー等であっと言う間に3点を先制。しかし、直後の2回、日本ハムは2回、姫ちゃんのタイムリー,田中の犠飛等であっさり同点に。3−3で迎えた5回、西武はまたも中島,中村に連続タイムリーが飛び出し、再び3点を勝ち越し。しかし、粘る日本ハムは6回、高橋が追撃3号ソロを叩き込むと、7回には姫ちゃんのタイムリーで1点差。8回の満塁のチャンスは逃したものの、土壇場9回、代打・ミスタースナイパー・坪井,金子誠の連続タイムリー二塁打でついに逆転。更に、糸井がタイムリーを浴びせて、ダメ押し。最後は武田久が3人でピシャリと締めて、これで日本ハムは5連勝。西武は地元で3タテの屈辱に見舞われ、今季初の3連敗となった。
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April 16, 2009 22:15
◆S6−2G◆
依然としてWBCで干された後遺症に苦しむ内海はこの日もピリッとせず、先制して貰ったのも束の間、2回に田中浩の二塁打等で追い付かれると、5回には連続四球でピンチを作った末に川島慶に3ランを叩き込まれて、あえなくKO。初回のガッツの先制弾以降、追加点を奪えない巨人は6回にもガッツにこの日2本目のアーチが飛び出したが、単発止まり。その裏、宮本のタイムリー三塁打,相川の犠飛で更に、突き放された巨人は7回、川島慶のエラーで一死満塁と絶好のチャンス。ここで当ブログ一押し助っ人・アルフォンゾがようやく登場。もっと打席数を増やして、少しでも日本の投手に慣れたい所なのに無為に干され続けて試合勘も薄れる一方と言う苦しい状況ながら、粘りに粘ってフルカウントまで持ち込んだアルフォンゾは高めのボール球を見送って押し出し…と思いきや、何故か、ストライクとジャッジされ、無念の見逃し三振。続く代打・松田記者もレフトへ打ち上げ、三者残塁。ヤクルトは8回から五十嵐−林と繋いで逃げ切り、巨人の連勝を6でストップさせた。
◆T4−3D◆
初戦は快投,2戦目は大炎上だった浅尾だが、この日も初回から鳥谷に2ランを被弾する苦しい立ち上がり。ソニック相手に3回まで1安打と沈黙していた中日は4回に井端が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに今季初アーチを叩き込むと、6回には森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに4号ソロをぶち込んで同点。2回以降、走者を出しながらも、何とか踏ん張っていた浅尾だが、7回、またも鳥谷に勝ち越しタイムリーを浴び、KO。代わったパヤノもキュラソ星人にタイムリー二塁打を浴び、4点目を献上。土壇場9回、久々のマウンドに上がった守護神・藤川は森野,ブランコと連続三振に斬って取った所でベンちゃんに川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに被弾し、1点差とされたものの、続く野本を三振に抑え、5連敗を阻止。2回をパーフェクトに抑えた2番手・アッチソンに今季初白星がついた。中日は僅か4安打でうち3本がソロアーチと言うとてつもなく悪い意味で中日らしい無様な試合展開で大惨敗。極度の一発依存症,タイムリー欠乏症を解消する為にも一刻も早い名手・川相の現役復帰が待たれる所だ。
◆C1−2YB◆
3回まで両軍1安打ずつと静かな立ち上がりとなったこの試合、均衡が破れたのは4回。広島は二死走者から栗原が左中間スタンドへ3号ソロを放り込み、待望の1点を先制。しかし、6回、ここまで内野安打1本に抑えてきた長谷川が投手のウォーランドに二塁打を浴びると、Kジローには内野安打を許し、一、三塁となった所で山崎の併殺崩れの間にウォーランドが同点のホームイン。長谷川はこの後、2四球で満塁とピンチを広げたが、石川をレフトフライに打ち取り、辛くもピンチ脱出。横浜は8回二死一、二塁から、メカゴジラがライト前に弾き返すも、一気に生還を狙った二塁走者・内川が本塁憤死。広島も9回二死満塁のチャンスに東出が凡退し、延長に突入。10回、横浜は守護神・永川に対して、一死満塁のチャンスを掴むと、メカゴジラが押し出し四球を選んで、ついに勝ち越し。その裏は石井が3人で締めて、1点のリードを守りきった。何とこれで横浜は2カード連続の勝ち越し。村田が驚異的な回復を見せていると言う情報も入っており、夢の100敗が徐々に遠のこうとしている。
◆H5−12L◆
2点ビハインドで迎えた3回、ソフトバンクは森本のタイムリーの後、昨年僅か1ホーマーの川崎が今季初アーチとなる3ランを放ち、一気に逆転。折角、援護して貰った大隣だが、直後の4回、中村,G.G.佐藤の連打で1点を返されると、続く平尾には逆転2ランを浴び、この回限りで無念の降板。勢いづく西武は5回には中村が5号3ランを叩き込むと、7回にも中村が2打席連続6号3ランを放つ等、4点を追加し、ダメ押し。オツは5失点で6回途中降板ながらも、打線の援護に恵まれ、開幕2連勝。ソフトバンクはこれで3カード連続の負け越し。壊滅的不振のアギーラをついにスタメンから外し、松中,小久保で3,4番を組む新オーダーで5点を奪ったが、投手陣が総崩れでは如何ともし難かった。
◆F7−1Bs◆
2回にローズの5号ソロで先制された日本ハムはその裏、タイムリーなしながら、ゲッツー崩れやエラーの間に一気に4点を返し、逆転。4回には田中の犠飛等で2点を加えると、6回には金子誠,劇団ひちょりのダブルスチールが決まって、ダメ押しの7点目。今季初登板となった先発・武田勝はローズの一発以外は得点を許さず、プロ完投勝利を無四球でマークした。
◆M11−7E◆
2−2で迎えた5回、ロッテは無死一、二塁から西岡のタイムリーで勝ち越しに成功。なおも一、二塁のチャンスだったが、続く井口はショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。サブローもサードゴロに終わり、1点止まり。すると、直後の6回、楽天は鉄平,青波の長瀬の連続二塁打で逆転。更に、一死後、山崎武もタイムリーを浴びせて、この回、3点。その裏、1点を返されたものの、7回には青波の長瀬の走者一掃タイムリー二塁打で2点を追加。これがダメ押しとなったかと思いきや、その裏、ロッテは西岡の1号ソロ,里崎の1号2ランと一発攻勢で一気に同点。9回のサヨナラのチャンスは逃したものの、延長10回、一死満塁から井口がレフトスタンドへサヨナラグランドスラムを叩き込み、劇的勝利を収めた。敗れた楽天は首位陥落。
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June 29, 2008 20:32
◆C6−1G◆
巨人は2回、一死から松田記者がヒットで出ると、阿部のショートゴロで二進。ここで岩舘がレフト前へタイムリーを放ち、1点を先制。5月20日以来の登板となる春風亭半ケツは5回まで散発2安打無失点の好投を見せていたが、6回、内野安打と四球で二死一、二塁のピンチを迎えると、若大将・原監督は越智にスイッチ。しかし、越智はいきなり初球を栗原にタイムリーされ、春風亭半ケツの白星を粉砕。1−1の儘、迎えた土壇場9回、広島は同点ながらも守護神・永川を早くも投入。これに対して、巨人は一死一塁から代打・ガッツがヒットで繋ぐと、途中出場のマッスル千代の富士がセンター前へタイムリーを放ち、ついに勝ち越し。更に、二死後、古城が歩いて満塁となった所で寿司職人ラミレスが20号グランドスラムをぶち込んで、ダメ押し。その裏、二軍調整から上がってきた上原が今季初のリリーフ登板。無難に3人で締めて、復調をアピールした。
散々、左対左理論を盾に幽閉してきたくせに、度重なる幽閉策でコンディションが落ちきったと見るや、求道者・前田をスタメン起用。半ば必然的な4タコに陥らせ、やはり左相手には使えないと言う既成事実を作るブラウン監督の暗黒采配で求道者・前田の次なるスタメンの機会がまたまた遠ざかってしまった。今季は安定した投球を続けてきた守護神・永川だったが、この試合に勝って3位浮上&5割到達などと言う事になっては、ブラウン監督の増長を促すだけだと察知したのか、5失点の大炎上で試合をぶち壊した。求道者・前田幽閉策に反発して、自らを犠牲にする投球が続いていた先発・高橋は求道者・前田がスタメン復帰した事で6回1失点と試合を作ったものの、結局、こんな結末となってしまうとは…。一方、巨人はマッスル千代の富士もガッツもスタメンから外れ、またまた二軍紛いのオーダーを余儀なくされたが、結局、試合を決めたのはこの二人の活躍だった。春風亭半ケツは白星こそつかなかったが、まずまずの投球で次回に期待を持たせる内容。上原も無難な内容だったが、問題は先発で投げた時にどうなるかだ。まだ昨年作りきってしまったリリーフの体から戻りきれていないのだとしたら、今回の投球はあまり参考にならないのかもしれないが…。
◆YB−D◆
降雨中止。
◆S9−4T◆
一軍復帰から無傷の3連勝をマークしている上園だが、いきなり先頭打者から関本のエラーで足を引っ張られた挙げ句に畠山に先制タイムリーを浴びると、武内にはタイムリー三塁打,ウィルソンにもタイムリー内野安打を許して、早くも3失点。しかし、直後の2回、阪神が猛反撃。鳥谷のタイムリーで1点を返した後、無死満塁から上園が押し出し四球を選んで1点差。更に、一死後、関本がエラーの汚名返上とばかりに同点タイムリーを浴びせると、二死後、キュラソ星人にもタイムリーが飛び出し、勝ち越しに成功。2回以降沈黙していたヤクルトだが、6回、武内の二塁打,田中の内野安打で一、三塁とすると、ウィルソンのセカンドゴロの間に武内が返って、ついに同点。続く7回には4番手・ウィリアムスを攻め、一死一、三塁のチャンスを作ると、代打・川島慶が犠飛を打ち上げ、勝ち越し。8回には飯原,宮本のタイムリーの後、青木が8号2ランをぶち込み、試合を決定付けた。
2回にあっさり3点差を逆転した時には完全に阪神ペースかと思われたが、以降、怒濤の拙攻三昧。終わってみれば13個の残塁を量産し、ヤクルトに反撃の隙を与えてしまった。再三のピンチを耐え凌いだヤクルトは終盤、ウィリアムス,久保田と続く阪神自慢のリリーフ陣を見事に攻略しての会心の逆転勝利だった。
◆H2−15E◆
貯金生活を死守したい楽天は2回、先頭のフェルナンデスがヒットで出ると、続く山崎武がレフトスタンドへ11号2ランを放り込み、2点を先制。4回にも山崎武が2打席連続アーチを叩き込むと、更に、この後、5長短打を浴びせて、この回一気に5点。5回には山崎武,高須,中島の3連打で8点目を奪い、ソフトバンク先発・和田をKO。完全にペースを握った楽天はこの後、2番手・西山を攻め立て、この回大量6点を奪うと、6回には中島の3号2ランで15点目。ソフトバンクは終盤2点を返すのが精一杯。楽天先発・岩隈は7回無失点でハーラー独走の12勝目。
和田がよもやの10失点KO。4回7失点の段階で降板させても良さそうなもんだが、これだけ大敗だと交代タイミングもクソもないな。これでソフトバンクは首位戦線から一歩後退し、楽天に0.5差と詰め寄られてしまった。松中も小久保も大村も退いて、完全に捨てゲームと化した9回に中西,明石,長谷川の若手トリオに3連打が飛び出したのはちょっと熱かったが、13点差は如何ともしがたかった。ノムさんは誕生日に球団新の20安打と言う猛攻での快勝にすこぶるご機嫌だったそうな。
◆Bs1−9F◆
初回は簡単に3人で打ち取られた日本ハムだが、続く2回、稲葉,高橋,スレッジの3連打で先制。更に、一死後、鶴岡に2点タイムリーが飛び出し、この回、3点。続く3回には一死一、二塁ら稲葉,高橋と連続タイムリーで2点を追加。5回にも稲葉の犠飛で1点を加えた日本ハムは9回にも3点を追加し、ダメ押し。投げては約2ヶ月ぶりのマウンドとなる武田勝が6回を投げて、ローズの一発による1点のみに抑え、4月8日以来の4勝目。
水島の呪いで骨折に見舞われた武田勝がまずまずの好投で復帰初戦を白星で飾ったのは何より。同じく水島の呪いで骨折に見舞われていた高橋も2安打と活躍。あとはこれまた水島の呪いで戦線離脱中の劇団ひちょりの復帰を待つばかりだが、折角、水島の呪いから立ち直ろうと言うこの時期に来日した新助っ人の名前が水島氏の草野球チームと同じ「ボッツ」であるのが非常に不吉。水島ワールドは鎖国体制なだけに助っ人には呪いの影響が及ばない事を祈るばかりだ。
◆L9−5M◆
初回、中島のタイムリーで先制を許したロッテだが、直後の2回、里崎が2試合連続8号ソロを叩き込み、同点。しかし、その裏、西鉄は後藤の今季初アーチとなる2ランですかさず勝ち越し。2点を追うロッテは4回、四球の里崎を一塁に置いて、大松が11号2ランを放ち、再び同点。追い付かれた西鉄は5回、栗山のタイムリー二塁打で三たび勝ち越すと、一死後、ブラゼルのタイムリーで5点目。更に、G.G.佐藤がヒットで繋ぐと、中村,後藤と連続アーチをぶち込んで、この回一挙6点のビッグイニングを形成。ロッテは6,7回と1点ずつ返したものの、反撃もそこまでだった。
小林宏が9失点KOとまたまた背信投球で8敗目。防御率も6点台に迫る勢いでそろそろ二軍での再調整も考える時期ではなかろうか…。唐川の復帰も近いそうだし…。西鉄はピッタリと背走してくる日本ハムの接近を許さず、3連戦勝ち越し。オツは5回3失点で降板と、冴えない投球内容だったが、打線の援護に恵まれた。
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March 18, 2008 23:09
◆G0−4D◆
川相を無為に放出した巨人と、川相がいるにも拘わらずコーチ業を強いる中日。いずれも川相不在の影響で打線が繋がらず、サッカー紛いのロースコアゲームを続けている両軍が激突。一向に当たりの出ない打線に業を煮やし、高まる一方の川相現役復帰待望論を軟化させるべく、落合監督はまたも懲りずに川井を先発起用。3回を1安打無失点で切り抜ける好投を展開したものの、カワイであっても川相ではない川井が川相現役復帰待望論を和らげる事など土台無理のある話で、落合監督の姑息な作戦はまたも失敗に終わった。2番手の吉見は3回を内野安打1本に抑える好投でこれでオープン戦の連続無失点を15イニングにまで伸ばした。打線は李,T.ウッズの助っ人コンビが5安打3打点と気を吐いたが、日本人選手は僅かに2安打と沈黙。実に12日ぶりに4点以上取ったものの、まだまだ課題を残す状況だ。巨人はこの日から北京五輪予選に出ていた李が復帰したが、2タコ。李復帰の煽りを受けて、チーム首位打者であるにも拘わらずスタメンを外されてしまったゴンザレスはここで一発かました所で開幕二軍は免れないとがっくりきたのか、代打で登場もセカンドゴロと凡退。またオーストラリア代表の座を蹴ってまで開幕一軍を目指して頑張ってきたと言うのに、韓国代表でチームを離れていた李がただ戻ってきただけで助っ人枠が埋まってしまい、開幕二軍が確定的となった事に落胆の色を隠せないバーンサイドも押し出し四球を与えるなど不本意な内容。また、開幕ローテ入りへ当落線上のアゴくらは5回を3失点と微妙な内容に終わり、合否は次回へ持ち越しとなった。
◆S6−0YB◆
新人王を狙う2年目の増淵が2度目の登板。6回を投げて、2安打無失点と安定した投球を見せ、開幕ローテ入りへ当確ランプを灯した。前回、大炎上だったルーキー・加藤も2回を無失点と持ち直すと、新ストッパー候補の林も3人でピシャリと抑えて、完封リレー。打っては初回に3つの盗塁を仕掛けて掻き回し、2点を奪うなど、高田監督の掲げる機動力野球を展開。売り出し中の川島慶も盗塁に加え、オープン戦初アーチと活躍した。横浜先発の高崎は4回5失点と期待を裏切る投球で開幕ローテ入りは微妙になってきた。
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March 12, 2008 23:07
◆D2−6L◆
チーム防御率のオープン戦記録を更新しようかと言う勢いの中日投手陣だが、その反面、チーム打率は1割台に落ち込みつつある低迷ぶりで勿論、12球団ぶっちぎりの最下位。全く効率的に機能しない打線に耐えかねて、名手・川相の現役復帰待望論は日に日に強まる一方だが、落合監督はまたもや苦肉の策として、川井に白羽の矢を立てて先発起用。前回はそれで僅かに軽減された外部の声だが、所詮、付け焼き刃。ショートではなくピッチャーだから…と言う以前に、そもそもカワイではあっても川相ではない川井による効果がそれ程、安定して得られよう筈もなかった。2回までは何とか凌いでいた川井だが、3回にG.G.佐藤,4回には中村に被弾するなど、5回4失点でKO。打線は相変わらずのタイムリー欠乏症ぶりで、皮肉な事に唯一のタイムリーがわざわざ中途半端な助っ人を雇うくらいなら川相を復帰させろと槍玉に挙がるデラロサによるもの。あとは平田が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにソロアーチを叩き込んだだけで、またも2点しか奪えない有様。そんな不甲斐ない中日打線を相手に西武の新助っ人・キニーは6回を2安打1失点に抑え込み、開幕ローテ入りを決定的なものにした。
◆YB4−6H◆
ローテ入りを期待される新助っ人・D.ウィリアムスがまたまた背信投球。4連打を浴びるなど、3回2失点。「今日はリラックスして野球を楽しめた。それが一番の収穫」などと悠長な事をぬかしているが、前回の1回4失点に続いての乱調で開幕一軍すら危うい状況だ。ソフトバンク不沈の鍵を握ると言われる主砲・松中は3号先制弾を放ち、現在、オープン戦二冠。と言っても、打率が一向に上がって来ないのが気がかり。新助っ人・レストピッチも2ランを含む3安打とペースを上げてきた。
◆S2−1F◆
開幕一軍の結論までのタイムリミットが目前に迫っており、少しでも多くの打席に立ちたいと言うのに、またもスタメンを外されてしまったトンガは8回にようやく代打で登場するが、松岡の高めの吊り球に手を出して、空振り三振。連続ノーヒットを14打席と伸ばしてしまい「完全にやばいっス」と、またまた弱気の虫が顔を出す始末。そのトンガを叱咤しした所、球団から注意されてしまったダルビッシュは初回かそら押し出し四球を与えるなど、制球に苦しみながらも、5回2/3を7三振1失点で切り抜ける貫禄の投球で開幕投手へ確かな手応え。一方、3年目の新人王を狙うヤクルト先発・村中も3回で5安打5四球を許す乱調ながらも、1点で凌ぎきる粘りの投球を展開。血マメが出来た為、大事を取って降板したが、この後、鎌田が2回無失点,松岡が4回無失点とリリーフ陣も好投を見せた。開幕スタメンへ猛アピールを続けている川島慶は古巣相手に2安打2四球と全打席に出塁。1打点1得点と全得点に絡む活躍だった。
◆M4−1Bs◆
清水が新球シュートを試しながら、5回を無失点。これで3試合で9回無失点と調整遅れを取り戻す万全の仕上がり具合。打っては不振に喘いでいたズレータがダメ押し2ランを含む2安打と復調の気配。一方、偽バファローズ先発・高木は4回を投げて堀の一発による1点のみに抑えるまずまずの投球内容だった。
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