川島亮
July 15, 2008 23:17
◆G4−7D◆
6試合白星から遠ざかっている山本昌を何とか援護したい中日は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した荒木の先頭打者アーチで先制すると、更に、一死満塁から中村紀の犠飛で1点を追加。巨人もその裏、マッスル千代の富士が先頭打者アーチを放って、1点差。2回二死一、二塁,3回二死満塁とチャンスを悉く逃してきた中日だが、4回、荒木,井端,森野,T.ウッズの4連打で3点を追加。しかし、その裏、巨人も連打で一、二塁とした所で阿部が9号3ランを叩き込み、再び1点差と詰め寄った。突き放したい中日は6回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに森野が8号ソロ,9回には川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに中村紀が15号ソロを叩き込み、ダメ押し。最後は岩瀬が締めて、逃げ切った。中日はこれで史上4球団目となる通算4500勝を達成。
山本昌が6回4失点と苦しみながらも、上位打線の爆発にも助けられ、7試合ぶりの白星で200勝まであと3つと迫った。今季中の200勝も十分に現実的なものになってきたが、それをフォローする為にも名手・川相の現役復帰を視野に入れて欲しいものである。巨人は一発が効率良く飛び出したものの、マルチ安打を放ったのは猛打賞の坂本のみ。その坂本を全く得点に絡められなかったのは痛かった。4回二死二塁で山口を打席に立たせてしまったのも解せなかった。
◆YB2−4C◆
横浜先発・真田は初回、東出,天谷と簡単に打ち取ったものの、ここからオチョアに9号ソロを被弾し、先制点を献上。2回以降、立ち直りつつあった真田だが、5回、シーボルに内野安打を許した後、石原に5号2ランを放り込まれると、投手の大竹にまで二塁打を浴びて、無念のKO。2番手・山北はこのピンチを凌いだものの、3番手・横山が7回に栗原に11号ソロを叩き込まれてしまう。4点を追う横浜は7回、先頭の村田が23号ソロを叩き込み、ようやく1点を返すと、更に、二死一、三塁から代打・メカゴジラがタイムリー二塁打を放ち、2点差。更に、大西が歩いて満塁と一打同点の場面を作ったが、ガッツな貴公子・仁志が三振に倒れて、三者残塁。最後は永川に反撃を断たれ、4連敗となった。
やはりと言うか、求道者・前田の2試合連続スタメンは無惨に夢と散った。しかも、スタメンどころかフル欠場かよ! まるで求道者・前田不在では一発に賭けるしかない…かの様なやけっぱち一発攻勢でまたまた5割へリーチをかけた広島だが、果たして、これは喜んでいいものか…。一方、求道者・前田不在の広島にすら力負けしてしまう横浜は4連敗。入団前から川相を信奉していたナイスガイ・真田はストライクを揃え過ぎて、2発のアーチに泣いた。
◆T0−6S◆
いきなり先頭の福地を三振に斬って取る幸先のいい立ち上がりを見せた岩田だったが、ここから3連打で満塁とされると、仁志後、飯原に走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、あっと言う間の3失点。更に、自らのエラーで4点目を献上。2回には青木にタイムリー三塁打を浴びるなど、2点を献上。3回以降も攻め立てるヤクルトに対して、阪神は必死の防戦で追加点を阻止するも、打線の方は川島亮の前にチャンスらしいチャンスも作れず、ゼロ行進を続けるばかり。8回には一死満塁と絶好のチャンスで3,4番に繋いだものの、新井は三振,キュラソ星人もライトへ打ち上げ、三者残塁。最後は五十嵐の前に3人で打ち取られ、完封負けとなった。
デーゲームで巨人が負けた瞬間、マジック52が点灯した阪神だが、ナイターで敗れて、僅か5時間程度でマジック消滅となった。岩田は自己ワーストの6失点KOで防御率1位から大陥落。折角、落合監督の乱心采配で吉見が大炎上となり、新人王レースを巻き返すチャンスが巡ってきたと言うのに、何でこのタイミングで吉見に付き合っちゃうかな…。打っては散発6安打のシャットアウト。シャア少佐が猛打賞でチャンスメイクしまくっているのだが、後続が全く役立たずだった。ヤクルトは4併殺10残塁の大拙攻だったが、序盤の集中打が奏功し、引き分けを挟んで3連勝。
◆H13−4L◆
初回に併殺の間に先制されたソフトバンクだが、2回、小久保の15号ソロで同点とすると、更に、二死二塁から高谷,本多,川崎の3連打で3点を勝ち越し。続く3回には松中が18号2ランを叩き込み、西鉄先発・石井一をKO。更に、代わった山岸から荒金,高谷のタイムリーで2点を追加。4回にも松中の2打席連続アーチで1点を加えたソフトバンクは5回に一死満塁から本多の押し出し四球,川崎の犠飛,松田のタイムリーで3点を奪い、試合を決定付けた。ソフトバンク先発・杉内は7回4失点ながら、打線の援護に恵まれ、8勝目を飾った。
ソフトバンクが15安打13点の猛攻で対西鉄3連勝。スタメン直訴で強行出場の小久保が実に34日ぶりとなる一発を放てば、松中も2打席連発。両主砲がアベックアーチを放てば、脇役陣も活躍。好調・荒金がまたまた3安打の猛打賞をマークすれば、スタメンマスクの高谷も3安打と火を噴いた。
◆F4−4E◆
泥沼の連敗ロードで久しく離れていた指定席・最下位へ逆戻りの危機に瀕している楽天は初回、二死一、三塁からショートの6号3ランで3点を先制。先発のルーキー・長谷部はその裏、三者凡退に斬って取ると、2回も簡単に二死を取ったが、ここで呪われた新助っ人・ボッツに来日初アーチを被弾。楽天は4回に横川のタイムリーで突き放すも、粘る日本ハムは5回に金子誠のタイムリーで1点を返すと、6回には一死二、三塁のチャンスを作って長谷部をKO。更に、代わった朝井から小谷野が犠飛を打ち上げ、なおも二死三塁と一打同点のチャンスが続いたが、ここまで2安打のボッツが三振に倒れて、同点ならず。3−4の儘、迎えた土壇場9回、この回から登板の5番手・川岸が二死まで追い込みながら、稲葉,小田と代打攻勢に連打を浴びると、劇団ひちょりにはタイムリー二塁打を許して、ついに同点。試合は延長にもつれ込んだが、両軍共に決め手を欠き、延長12回規定でドローに終わった。
長谷部は今度こそ待望のプロ初勝利と思われたが、あと一人と言う所で粉砕されてしまった。まぁ、リリーフ陣に消された白星とは言え、この日も微妙〜な内容ではあった訳で、次回以降の登板で胸のすく様な投球で自ら勝ち星を掴み取って貰いたいものだ。ところで、呪われた男として、スタメンを外される所まで墜ちた筈のボッツがスタメン復帰するや否や来日初アーチを含む2安打。どうせなら6回や10回のチャンスでも打って欲しかった所だが、果たして、この調子を持続させて、呪いの影響を打破する事が出来るだろうか?
◆M3−2Bs◆
5連勝と勢いに乗るロッテは初回、2四球とエラーで一死満塁とすると、大松が犠飛を打ち上げ、ノーヒットで1点を先制。3回には先頭の西岡がチーム初安打となる三塁打を浴びせると、一死後、フクーラの犠飛で2点目のホームイン。背信投球が続いている小林宏は再三ピンチを背負いながらも、あと一本を許さず、7回まで無失点。しかし、8回、二死からカブレラ,ローズ,北川のクリーンアップに3連打で同点とされ、無念のKO。土壇場9回、偽バファローズは先頭のフェニックス一輝が二塁打で出ると、森山の犠打で三進。しかし、後続を断たれて、勝ち越しならず。すると、その裏、ロッテは二死一、二塁のチャンスにフクーラがタイムリーを放ち、サヨナラで連勝を6に伸ばした。
小林宏が久々の好投を展開したが、肝心な所で粘りきれずにまたも白星はお預け。しかし、チームはサヨナラ勝ちで2年ぶりの6連勝となった。偽バファローズは好投していた小松の降板が早過ぎた感が…。今はなきコリンズ監督じゃあるまいし、100球降板にこだわる必要はなかろうに…。明るい材料と言えば、プロ初スタメンに起用されたルーキー・小瀬が早速2安打と期待に応えた事だろうか。
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July 08, 2008 23:19
◆T5−3G◆
破竹の連勝を続ける阪神はこの日も好調で初回から林のタイムリーで2点を先制。直後の2回、一死満塁と反撃に出た巨人だが、ここで岩舘がセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。4回にも一死一、二塁のチャンスで阿部がゲッツーと攻めあぐねる巨人に対して、阪神はその裏、一死満塁から関本のタイムリー,バーンサイドのボークで2点を追加。更に、5回にはバルディリスのタイムリーで5点目。6回に松田記者のタイムリー二塁打でようやく1点を返した巨人だが、久保田,ウィリアムスと繋ぐ必勝リレーの前に7,8回と三者凡退。土壇場9回、セーブのつかない場面ながらも登板した藤川に対して、いきなり先頭の寿司職人ラミレスが24号ソロを浴びせると、更に、藤川のエラー等で掴んだ二死一、二塁のチャンスに古城がタイムリーを放って、2点差。更に、マッスル千代の富士が歩いて満塁と、ワンヒットで同点の場面を作ったが、最後は代打・鈴木尚がショートフライに倒れて、あと一歩及ばなかった。阪神はこれで7連勝。
阪神の勢いが止まらず、連勝は7まで伸びた。打っては球団新の9戦連続2桁安打。不遇な投球が続いていた岩田にも5月17日以来の白星がついた。藤川が2点を奪うなど、最後まで粘った巨人だが、いかんせん反撃が遅過ぎた。これで巨人は自力Vが消滅。これにより、阪神はアジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦へのマジック55が点灯した模様だが、阪神の目指しているのは優勝なのだから、そんなエキシビジョンマッチへのマジックが点灯しようが知った事ではないだろう。
◆C3−0D◆
いきなり栗原のタイムリーで先手を取られた中日は2回、二死から連打で一、三塁とするが、清水将がショートゴロに終わり、二者残塁。続く3回にも二死走者なしからヒットて連続四球で満塁としながら、ベンちゃんがセカンドゴロに倒れて、三者残塁。4回には一死一塁から清水将がゲッツーを食らうと、5回の二死一、二塁のチャンスにもT.ウッズがセカンドゴロに打ち取られる怒濤の拙攻三昧。2回以降踏ん張っていた山本昌だが、川相不在の弊害を露呈するばかりの不甲斐ない打線に落胆を隠せず、その裏、石原,赤松と2本のタイムリー二塁打で2失点。中日は7回、一死から代打・ピンキー井上が四球を選ぶと、荒木がヒットで続いたが、代打・立浪,森野と凡退し、二者残塁。9回にも一死から谷繁がヒットで出たが、後が続かず、完封負けを喫した。
1併殺10残塁とまたも怒濤の拙攻三昧で中日が大惨敗。井端が7番でスタメンに復帰し、2安打を放ったが、全く得点に結びつかなかった。気の毒なのはまずまずの投球を見せたのに、見殺しにされた山本昌で、200勝にまたも足踏みする羽目に…。広島は求道者・前田がフル欠場に終わり、3点を取るのが精一杯だったが、中日の自滅に救われ、またまた5割へリーチ。すんなり5割を達成したかったら、求道者・前田をスタメンに起用して欲しいものだが…。
◆S5−0YB◆
初回、畠山のタイムリーで先制したヤクルトは3回にも畠山のタイムリー二塁打で2点目。5回には二死三塁から青木がタイムリー二塁打を放ち、3点目。横浜先発・ウッドはこの回限りで降板となった。完全に流れを引き寄せたヤクルトは7回には福地が4号ソロ,8回には一死満塁から宮本のセカンドゴロの間にダメ押しの5点目。投げては先発・川島亮が7回まで1安打無失点と素晴らしい投球を展開。8回からは押本−五十嵐がピンチを背負いながらも、無失点で抑えて、完封リレーを達成した。
投げては開幕からローテを守っているが守っているだけのウッドが5回KO。打っては散発4安打のシャットアウト。投打に精彩を欠き、完敗を喫した横浜は4連敗で借金は今季最多の30となった。水島の呪いは依然、横浜を苦しめ続けている様だ。首位打者の内川も3タコで打率は.365まで落ち込み、3安打で.356まで上げてきた青木との差はいよいよ1分を切ってしまい、最早、首位打者の座も風前の灯火だ。
◆L2−5H◆
悪夢の7連敗から脱したものの、首位戦線に留まる為にも負けられない試合が続くソフトバンクは初回、石井一の立ち上がりを捉えて、レストピッチが先制タイムリー。3回に中島のタイムリー二塁打で追い着かれるも、直後の4回、中西が二塁打で出ると、辻が送った後、連続四球で一死満塁のチャンス。しかし、本多はファーストフライを打ち上げ、川崎もショートゴロに倒れて、三者残塁…と思いきや、これを中島が一塁へ悪送球。ボールが転々とする間に一気に二者が返って、勝ち越し。2点を追う西武は5回、二死走者なしからヒットで出た片岡がすかさず二盗を決めると、栗山のタイムリーで生還し、1点差。何とか突き放したいソフトバンクは7回、一死一、三塁から代打・柴原の併殺崩れの間に1点を追加。杉内は6回以降一人の走者も許さずに西武の反撃を断ちきり、完投で7勝目をマーク。
首位奪回へ何としても3タテしておきたいソフトバンクがまずは初戦を取って、借金を完済。前半はおぼつかない投球だった杉内が後半に入ってから完全に立ち直ったのが大きかった。松中は5タコと大ブレーキだったが、川崎が4度得点に絡むポイントゲッターとして活躍。5番に昇格したレストピッチも先制打含む2安打。ペナント序盤戦で足を引っ張っていたレストピッチがこの儘、好調をキープしてくれると、ソフトバンクの巻き返しも大いに期待出来ると言うものだが…。
◆M5−2F◆
ロッテ先発・清水に対して、日本ハムは初回、田中のタイムリー二塁打で先制すると、更に、スレッジもタイムリーを放って、この回2点。その裏、無死一、二塁のチャンスを逃したロッテだが、続く2回、早川の3号2ランで一気に同点。その後、しばらく膠着状態となったが、2−2で迎えた6回、ロッテはフクーラ,里崎の連打で一、二塁とすると、大松が14号3ランを叩き込み、3点を勝ち越し。清水は2回以降、散発2安打無失点とすっかり立ち直り、完投で7勝目を飾った。
清水は立ち上がり早々に打ち込まれた時はどうなるかと思ったが、あれよあれよとイニングを積み上げて、終わってみれば2試合連続の完投勝利。打ってはこの所、打点を量産している大松が会心の決勝3ラン。4試合で13打点とは恐るべし。日本ハムは謎の新助っ人・ボッツがいよいよデビューとなったが、結果は3タコ。水島氏の草野球チーム名と同じ名前と言うのがいかにも不吉だが、果たして、この男は日本ハムをどんな方向へ導くのか!?
◆E1−5Bs◆
楽天は初回、先頭の中村が二塁打で出ると、高須の犠打で三進。ここで草野がきっちりセンターへ犠飛を打ち上げ、1点を先制。永井の前に2回まで3人ずつで片付けられていた偽バファローズだが、3回、日高,阿部のヒットで一死一、二塁。ここで坂口はファーストゴロに倒れ、最悪のゲッツー…と思いきや、二塁へ転送したフェルナンデスの送球が阿部に当たって、オールセーフ。満塁となった所で下山が犠飛を打ち上げ、日高が同点のホームイン。5回二死から4者連続三振を奪うなど、ピッチを上げていた永井だったが、7回一死一、二塁から阿部に走者一掃の勝ち越し2点タイムリー二塁打を浴びて、KO。偽バファローズは更に、坂口の内野安打の後、下山のセカンドゴロの間に4点目。8回には坂口のタイムリーで試合を決定付けた。
永井は10個の三振を奪いながら、無念のKO。4者連続三振で力を使い果たしたか、突然、制球が甘くなった。楽天はこれでまたまた貯金が消滅。一方、尻上がりに調子を上げていった小松は5回以降はパーフェクトの快投を展開し、プロ初完投勝利。好調のフェニックス一輝はこの日も2安打2得点と勝利に貢献した。
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