岸田護
March 22, 2010 19:53
◆F16−5H◆
ビッグステーキ打線(若大将・原辰徳命名)が開幕2連敗の鬱憤を晴らす大爆発。初回に小久保の3戦連続タイムリーで先制を許したものの、その裏、高橋のタイムリーや暴投等で4点を奪い、あっさり逆転に成功。圧巻だったのは2回裏。3四球と犠打を挟んで5打数連続長短打を浴びせると、更に、二死後にも3連打を加え、大量10点のビッグイニングを形成。あっと言う間に試合を決定付けて開幕3連敗を免れた。先発の新助っ人・ケッペルは1回の投球中に左脇腹痛を訴え、2回のマウンドに上がれないと言う背信投球となったが、移籍初登板となる木田画伯が打たせて取る投球で5回を無失点に抑える好ロングリリーフを見せたのは収穫だ。しかし、9回に15点差で登板した江尻は昨日、梨田監督の訳の分からない継投策に振り回されて、リリーフに失敗した事でリズムを崩したか、意気消沈だったソフトバンクに4点も与えてしまい、無駄に活気付けてしまったのは勿体なかった。ソフトバンクは先発・ホールトンが2回途中9失点KOと惨憺たる内容。先発ローテ奪回を狙う大場も2回2/3を5失点と木田画伯とは対照的な結果でローテ入りは大きく遠のいてしまった。尚、昨日ノーヒットに終わったトンガはついにスタメン落ち。大局が決まった終盤に代打で登場したが、四球で歩き、アピールし損ねた。
◆L2−13M◆
WBC使用球はからっきしだが、NPB使用球ならお手の物…な筈だった岸がこの日は大乱調。初回は無難に切り抜けたが、2回にいきなりの3連打で先制点を献上。更に、西岡に犠飛を許した後、ルーキー・荻野貴にプロ入り初となるタイムリーを浴び、3失点。3回にはフクーラに2ランを被弾し、あえなくKO。リリーフ陣も終盤に打ち込まれ、計13失点の大炎上。一方、野球を始めたルーツをでっち上げられると言う水島の呪いの効力がようやく薄れかけてきた唐川は5回までパーフェクトと素晴らしい投球。終盤、栗山に2本のタイムリーを浴び、完封は逃したが、11三振を奪っての2失点完投勝利となり、ロッテは開幕3連戦勝ち越し。快音が響かずにいた金は第3打席でライト前へ弾き返し、11打席目にして、ようやく来日初安打。これで波に乗りたい所だったが、第4,5打席と打ち上げる有様で、手放しでは喜べない内容に終わった。
◆Bs5−4E◆
ノムさんの機嫌を良くさせるだけでしかない三本柱での3連敗は何としても避けたい楽天。初回に鉄平,山崎の連続二塁打で2点先制したのも束の間、ティー岡田のタイムリー等であっさり追い付かれる始末。クリーンアップ揃い踏みとなる中村紀のタイムリーで再びリードを奪うも、6回に永井がラロッカに2ランを被弾し、形勢逆転。8回にもカブレラの2戦連発アーチでダメを押された。楽天は9回に一打同点の場面を作ったが、あと一歩及ばず、悪夢の開幕3連敗で早くも単独最下位。ここまで理不尽に干していた草野を初のスタメンに起用し、いつもなら100球前後で代えたがる所を6回からリードを奪われていたにも拘わらず、永井に128球完投を強いるなど、ブラウン監督から何とかして勝ちたいと言う意識は感じられたが、実を結ばなかった。偽バファローズは先発・山本が3回KOとなったが、明日から3連休と言う訳の分からない日程に乗じて、先発要員の岸田を4回から投入すると言う意表をついた継投が奏功。岸田は8回まで無失点と試合を作り、9回に1点を失ったものの、リリーフを仰ぐ事なく逃げ切る好投を見せた。それにしても、9回に小松も加藤もレスターも出て来ないと言うのは、果たして、岸田を信頼したのか、リリーフ陣に不信感があるのか、岡田監督の胸中はいかに…!?
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October 08, 2009 23:28
◆S5−0T◆
連勝すればAクラスが確定するヤクルト・阪神最後の2連戦。立ち上がりからピリッとしない安藤に対し、ヤクルトは初回、二死満塁のチャンスを逸すると、続く2回にも二死二塁で無得点。しかし、3回、一死から宮本がライト線へ二塁打を放つと、青木のサードゴロを捌いた新井が一塁へ悪送球を犯し、タナボタの先制点をゲット。二死後、ユウイチがライトオーバーのタイムリー二塁打を放ち、この回2点。6回には先頭の青木がヒットで出ると、ガイエル,ユウイチは連続三振に倒れるも、伏兵・川本がレフトスタンドへ3号2ランを叩き込み、2点を追加。7回には一死から連続内野安打で一、三塁とすると、宮本のショートゴロの間にダメ押しの5点目。先発・館山は散発5安打完封でハーラーダービートップタイに並ぶ16勝目。ヤクルトは阪神と入れ替わりで3位に浮上。明日、阪神を下せば、3年ぶりのAクラスが確定する。
◆Bs11−1F◆
1,2回と一死二塁のチャンスを逃した偽バファローズだが、3回、二塁打の山崎浩が坂口のセカンドゴロで三進した所で大村がライト前へ先制タイムリー。この後、2つの四球で二死満塁とすると、日高も四球を選んで、押し出しで1点を追加。続く4回には四球とエラーで貰ったチャンスに北川,後藤と連続タイムリーを浴びせて、3点を追加。5回に1点を返されるも、6回、無死満塁から北川の押し出し四球,後藤のゲッツー,稲田のタイムリーエラーで3点を加えると、更に、日高,阿部の連打で9点目。7回にも北川の犠飛,下山のタイムリーで2点を加え、点差は10に拡大。8回からは菊地原−ボーグルソン−香月−加藤−大久保−川越と、6人のリリーフが1人抑えては即交代する6人6殺と言うファンサービスになってるんだかなってないんだか分からない複雑怪奇な継投で逃げ切った。先発の岸田は7回を自責点0の好投で初の2桁勝利に到達した。
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July 04, 2009 22:57
◆D4−2G◆
タイムリー欠乏症は深刻を極めるばかりの中日はグライシンガーの前に5回まで1安打と沈黙。しかも、唯一の安打は投手の吉見の内野安打とあって、野手陣はノーヒット。4回に連続四死球とボークで貰ったチャンスもむざむざ潰す有様で、6回まで無失点の好投を続ける吉見はまたもや見殺しにされてしまうのか…と思われたが、6回裏、井端,ブランコのヒットでようやくまともなチャンスを作った中日はベンちゃんのタイムリーでついに先制。1点を追う巨人は直後の7回、一死二塁から李の16号2ランで逆転するも、その裏、グライシンガーが一死二塁のピンチを作り、KOとなると、代わった山口が乱調で連続四球で満塁とした挙げ句、荒木,森野と連続タイムリーで3点を失い、失意のKO。リードを奪った中日は浅尾−岩瀬と繋ぐ必勝リレーが決まり、1勝1敗のタイに戻した。吉見は7回2失点で8勝目。
◆YB13−7C◆
広島は2回、石井タクロー,ルパン廣瀬が連続内野安打で出ると、一死後、前田健の犠打でエラーを誘い、満塁とした所で末永がタイムリー二塁打を浴びせて、2点を先制。3回にはマクレーンが5号ソロを叩き込むと、5回にもマクレーンが2打席連続の6号ソロ。更に、続く石井タクローが移籍初アーチをぶち込んで、5点目。4回までパーフェクトの快投を見せていた前田健だったが、5回、一死からメカゴジラに痛打されてからおかしくなり、下園にも連打されると、二死後、石川に走者一掃のタイムリー二塁打,代打・ジョンソンに10号2ランを浴び、あっと言う間に1点差。6回に謎の新助っ人・フィリップスのタイムリーで突き放すも、その裏、二死満塁のピンチからまたも石川に同点2点タイムリーを浴びて、KO。代わった林も代打・金城,吉村と連続タイムリーを浴びて、3点を勝ち越される始末。完全に勢いに乗った横浜は続く7回にも村田の14号2ラン等で4点を追加し、ダメ押し。16安打を放ちながら、残塁は僅かに3と言う効率いい攻撃で13点を奪い、圧勝。2番手の高崎に今季初勝利が転がり込んだ。
◆T3−6S◆
初回にキュラソ星人の犠飛で先制されたヤクルトは直後の2回、一死一、二塁から相川が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、逆転すると、続く3回には青木が7号ソロ。その裏、阪神は一死から平野が三塁打を浴びせると、二死後、連続四球で満塁のチャンス。しかし、ブラゼルが三振に倒れて、三者残塁。ヤクルトは5回には小田切勉のタイムリーで4点目を追加。3点を追う阪神は6回、先頭の新井が川島慶のエラーで出塁すると、続くキュラソ星人が14号2ランをぶち込んで、1点差。突き放したいヤクルトは8回、関本のエラーの後、小田切勉のタイムリー二塁打,相川のタイムリーで2点を追加。その裏から、五十嵐−林と繋いで、阪神の反撃を断ちきり、連敗を4でストップさせた。先発の由規は7回を3点に抑え、5勝目をあげた。
◆F3−7H◆
日本ハム先発・八木に対し、3回まで毎回安打を浴びせながら、先制点を奪えないソフトバンクに対し、ソフトバンク先発・杉内の前に2回まで3人ずつで抑えられていた日本ハムは3回、二死二塁から田中のタイムリーで先制。4回に松中の11号2ランで逆転されるも、その裏、二死から小谷野,糸井,鶴岡の3連打で再逆転。1点を追うソフトバンクは7回、先頭の小久保がヒットで出ると、続くハマのスペランカーが8号2ランを放ち、逆転に成功。9回には2四球で貰ったチャンスで田上が12号3ランをぶち込んで、試合を決定付けた。杉内は終盤は安定した投球を見せ、今季3度目の完投で9勝目をマーク。ソフトバンクは首位・日本ハムに0.5差に詰め寄った。八木の開幕からの連勝は6でストップ。
◆E1−3L◆
初回に中島の13号ソロ,草野の5号ソロで1点ずつ取り合い、1−1で迎えた4回、西武は先頭の礒?が3号ソロを放ち、勝ち越しに成功。8回には一死一塁から礒?,G.G.佐藤が連続二塁打を浴びせて、貴重な3点目を追加。先発の石井一は2回以降、さしたるピンチも作らず、8回まで投げきると、最後は小野寺が無難に締めて、逃げ切った。石井一は8回を散発4安打1失点の好投で4勝目。楽天は5連敗で今季最多の借金4となった。
◆M1−4Bs◆
5月3日以来の登板となる岸田に対し、ロッテは3回、バーナムJr.の四球,今江のヒットで一、二塁とすると、西岡が先制タイムリー。更に、フクーラが送って、二、三塁とチャンスを広げたが、大松,井口の3,4番があえなく凡退し、1点止まり。1点を追う偽バファローズは6回、先頭の坂口が二塁打で出ると、大引が送った所でフェルナンデスが同点タイムリー。更に、ラロッカが二塁打で繋いだ所で北川にもタイムリーが飛び出し、勝ち越しに成功。9回には山崎浩,鈴木のタイムリーでダメ押しの2点を加えると、最後は守護神・加藤が3人で締めて11セーブ目。岸田が7回1失点の好投で4勝目となり、復帰登板を飾った。
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April 19, 2009 21:40
◆D5−6G◆
連日、拙攻三昧で川相不在の弊害を露呈している中日だが、この日は守乱で川相不在の弊害を露呈。初回から藤井が悪送球,山井が暴投,ブランコがダブルエラーと怒濤の拙守三昧で悪夢の4失点。しかし、ピリッとしない巨人先発・春風亭半ケツに対し、2回、エラー絡みで1点を返すと、3回には川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにブランコ,ベンちゃんが連続アーチを叩き込み、一気に同点。春風亭半ケツはこの回限りであえなくKOとなった。続く4回には二死二塁から荒木がタイムリーを放ち、ついに勝ち越し。3回から好リリーフを見せていた2番手・寝損は5回も簡単に二死を取ったものの、ここから李を歩かせると、阿部にタイムリー三塁打,坂本にタイムリーを浴びて、あっさり形勢逆転。巨人は6回以降、再三チャンスを作りながら、あと1本が出ない拙攻を繰り返し、一向に突き放せずにいたものの、越智−山口−豊田−クルーンと自慢のリリーフ陣が5回以降、内野安打1本に封じ込め、逃げ切りに成功。またも岩瀬を無駄遣いしてしまった中日はナゴヤドームでは実に7年ぶりとなる対巨人3連戦3連敗。拙攻拙守による大惨敗でチームの雰囲気も悪くなる一方。この絶望的な状況を打破する為にも一刻も早い名手・川相の現役復帰が待たれる所だ。
◆S8−2C◆
シメられこそしなかったものの、「ドカパロSS 超絶無間地獄変」に引っ張り出されてしまった篠田。開幕から16回を1失点と素晴らしい結果を残してきたが、呪い効果が出てしまったのか、3回に川島慶に先制2点三塁打を浴びると、4回には飯原、5回には川島慶に被弾し、悪夢の5失点KO。広島は6回に天谷,石原の一発で応戦したものの、ヤクルトはその裏、4連打で2点を追加し、再び点差は5点に拡大。7回には青木の犠飛でダメ押しの8点目を追加した。広島はソロ2発以外は東出の2安打のみと沈黙し、4連敗。1週間前、大量10点取ったのを最後に、3点取る事すらままならない慢性的な貧打に陥っている。一方、打線好調のヤクルトは連勝を4と伸ばした。
◆YB4−2T◆
初回のチャンスをゲッツーで潰した横浜だが、続く2回、一死三塁から藤田が先制タイムリー。更に、チャンスを拡大させたい所だったが、続く細山田がまたもゲッツーでチャンスを潰し、1点止まり。4回に小林の暴投で同点にしてしまった横浜はその裏、二死満塁のチャンスをまたも潰してしまうが、5回二死から内川に今季初アーチが飛び出し、再び勝ち越し。続く6回には一死から細山田,代打・松本とルーキーコンビが連打を浴びせると、石川が走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、2点を追加。阪神は8回、鳥谷が2号ソロをぶち込むと、一死後、新井が二塁打とチャンスを作ったが、関本,ゼブラ今岡と倒れて、1点止まり。9回にも先頭の狩野がヒットで出るも、後続3人が倒れて、3タテならず。鳥谷が3安打と一人で気を吐いた以外は残りの8人で僅か3安打と打線が繋がらなかった。相変わらず、警戒されまくっているキュラソ星人が2度も四球で歩かされ、後ろの新井が悉く凡退したのも痛かった。小林は走者を出しながらも、要所を締め、6回1失点で今季初勝利。
◆M5−12H◆
2回に3点を先制して貰った杉内だが、その裏、いきなり3連打を浴びるなど、2点を失うと、4回にはベニー松山に同点被弾。更に。連続四死球でピンチを作った後、竹原に2点タイムリーを浴び、勝ち越し点を献上。しかし、直後の5回、ソフトバンクは小久保,長谷川の連続タイムリーで追い付くと、田上の犠飛,柴原のタイムリーで一気に2点を勝ち越し。7失点のロッテ先発・小林宏はこの回限りでKOとなった。ソフトバンクは8回にも小久保の2号3ラン等で大量5点を奪い、ダメ押し。ソフトバンクは今季初の連勝で開幕カード以来の3連戦勝ち越しを決めた。杉内は6回5失点ながら、打線の援護に恵まれ、2勝目をマーク。
◆Bs15−0E◆
偽バファローズの助っ人四天王が大活躍。ローズが先制アーチ含む2発3安打を放てば、フェルナンデスが3号2ラン含む4安打3打点。カブレラは唯一の安打が4号3ランで、ラロッカも2安打と、4人で計4発10安打8打点。助っ人の活躍で貰った大量15点のリードをバックに、先発・岸田は余裕のプロ初完封と、投打に圧倒した偽バファローズは連敗を3でストップさせた。
◆L6−8F◆
3タテは免れたい西武は初回から中島,中村の連続タイムリー等であっと言う間に3点を先制。しかし、直後の2回、日本ハムは2回、姫ちゃんのタイムリー,田中の犠飛等であっさり同点に。3−3で迎えた5回、西武はまたも中島,中村に連続タイムリーが飛び出し、再び3点を勝ち越し。しかし、粘る日本ハムは6回、高橋が追撃3号ソロを叩き込むと、7回には姫ちゃんのタイムリーで1点差。8回の満塁のチャンスは逃したものの、土壇場9回、代打・ミスタースナイパー・坪井,金子誠の連続タイムリー二塁打でついに逆転。更に、糸井がタイムリーを浴びせて、ダメ押し。最後は武田久が3人でピシャリと締めて、これで日本ハムは5連勝。西武は地元で3タテの屈辱に見舞われ、今季初の3連敗となった。
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April 12, 2009 19:49
◆G6−6T◆
初回に寿司職人ラミレス,李のタイムリーで早々と3点を先制された阪神だが、直後の2回、新井の2号ソロの後、狩野のピッチャー強襲安打で左手に打球が直撃した春風亭半ケツが負傷降板。緊急登板となった栂野から桜井に1号逆転3ランが飛び出し、春風亭半ケツをKO。1点差がどうしても届かずにいた巨人だが、6回、一死一塁から李の2号2ランで逆転すると、続く阿部にも2号ソロが飛び出し、6点目。しかし、抑え投手陣がまたも不安を露呈。M.中村が8回に桜井にタイムリー三塁打を浴びると、土壇場9回にはクルーンが坂本のエラーで足を引っ張られた末に新井にタイムリーを浴びて、同点。一気に畳み掛けたい阪神だったが、ここで送りバントを仕掛けた関本がまともに転がしてしまい、二塁走者が封殺されると、何を血迷ったか、重盗を仕掛けて、新井が三塁で憤死。ここでメンチがセンター前に弾き返すが、本塁を狙った関本が鈴木のストライク返球の前に憤死と、チグハグな攻撃の連続で同点止まり。その裏、同点ながらマウンドに上がった藤川は先頭打者を出したものの、鈴木のヘッポコバントを故意にショートバウンドで処理し、ゲッツーに仕留めると、松田記者のピッチャーライナーも好捕、と好守連発で切り抜け、延長に持ち込んだ。結局、両軍共に決め手に欠き、延長12回規定でドロー。開幕8試合連続無失策と言う球団記録を続けてきた巨人だが、9試合目に出てしまった初エラーが大痛恨。貰ったチャンスで追い付いた阪神も勝てるチャンスは自ら潰してしまう有様。とにもかくにも訳が分からなかったのが新井(と関本)の盗塁だった。
◆C10−0D◆
16日以降、水島の呪いに苛まれる事が濃厚な篠田だが、呪いにかかる前に少しでも結果を出しておかねばと必死の投球で3回までパーフェクト。一方、今季初登板となった山本昌は3回に捕まり、石原,嶋,梵のタイムリーで5失点。続く4回にも5長短打で5点を失い、自己ワーストの10失点で失意のKO。大量援護を得た篠田はプロ初完投を散発4安打無四球完封で飾った。昨日に続いて、四球1つ選ぶ事の出来ない淡泊な攻めに中日首脳陣は頭を抱えるばかりで、名手・川相の現役復帰を望む声は高まる一方だ。それにしても、山本昌の様な実績ある大ベテランを10点取られるまで晒し者にし続けた首脳陣の罪はとてつもなく重いのではなかろうか。
◆YB5−3S◆
内藤のプロ初アーチ等で3回までに3点のリードを奪った横浜だが、初回からピンチの連続だった小林が4回に田中浩の犠飛で1点を返されると、5回には青木のタイムリー二塁打で1点差に詰め寄られ、KO。その裏、ヤクルト先発・川島亮も内川,吉村の連続二塁打で5点目を失い、KOとなった。6回にはガイエルの4号ソロ,ジュビロ野口のタイムリー二塁打で1点ずつ取り合ったが、7回から山口−石井がノーヒットリリーフで、ヤクルトの反撃をかわした横浜が今季初めて3連戦に勝ち越し。夢の100敗へ足踏みする事となった。
◆H5−4F◆
序盤から取っては取られのシーソーゲーム。2回に高橋の一発で先制されたソフトバンクは、その裏、高谷のタイムリーですかさず追い付くと、3回には松中が勝ち越し二塁打。直後の4回、スレッジの2ランで逆転されるも、その裏、森本,本多の連続タイムリーで再逆転。これでようやく流れを引き寄せたソフトバンクは6回には川崎のタイムリーで貴重な1点を追加。9回に馬原が1点差と詰め寄られたものの、何とか後続を断ち切り、連敗を3で止めた。先発・杉内は7回1失点で今季初勝利。
◆Bs4−1M◆
初回にカブレラの犠飛で先制されたロッテは4回、好調・サブローの2試合連続アーチで同点。1−1で迎えた5回、偽バファローズは先頭の後藤が2号勝ち越しソロを放つと、更に、一死二、三塁から坂口の犠飛で3点目。続く6回に不振に喘ぐフェルナンデスに待望の今季初アーチが飛び出し、ダメ押し。先発・岸田は7回を1失点、12三振を奪う力投で今季初勝利。ロッテはこれで5連敗となってしまった。
◆E4−1L◆
来日初登板は大炎上したラズナーだが、この日は2回に中村に被弾したものの、6回までに許したヒットはその1本のみと言う好投を展開。何とかラズナーを援護したい打線は5回までに毎回走者を出しながら、1併殺1盗塁視死6残塁と拙攻続き。しかし、6回、一死から山崎武,草野,ショートの3連打でようやく追い付くと、礒部が犠飛を打ち上げ、勝ち越し。続く7回には3四球で貰った満塁のチャンスにスタメンを外されていた青波の長瀬が代打で登場するや、ライト前へタイムリーを浴びせて、2点を追加。ラズナーは8,9回も無難に抑え、散発3安打1失点の完投で来日初勝利。西武の連勝は3でストップした。
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July 29, 2007 17:20
◆G9−0C◆
1勝1敗出迎えた第3戦、巨人が初回から怒濤の猛攻を見せた。いきなり先頭のマッスル千代の富士の二塁打を浴びせると、一死後、ニックンがレフト前に弾き返して、一、三塁となった所でガッツが23号先制3ラン。更に、李がヒットで続いた所で今度は阿部が21号2ランを叩き込み、大量5点のビッグイニングを形成。早くも主導権を握った巨人はこの後も3回にニックンが12号ソロ,5回にマッスル千代の富士が24号ソロ,そして、6回には李の19号ソロに続いて、阿部がこの日2本目となる22号ソロと、得意の一発攻勢で着々と加点。先発の福田は阿部に「怪投」と称される荒れ球が逆に奏功し、8回一死まで無失点投球。この後、野口−西村と繋いで完封リレーを達成し、この3連戦勝ち越しを決めた。
◆S1−2D◆
初回、李のタイムリーで先取点を奪った中日だが、その裏、すかさず寿司職人ラミレスのタイムリー二塁打で追いつかれてしまう。しかし、直後の2回、堂上剛が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにプロ初アーチを叩き込み、再び勝ち越し。立ち上がりから制球が定まらない中日先発・中田に対して、ヤクルトは4回二死満塁と一打逆転のチャンスを掴むも、代打・真中が空振り三振に倒れて、三者残塁。6回表の攻撃が終わった所で激しい雷雨に見舞われ、試合は中断。結局、雨は弱まる気配がなく、コールドゲームとなり、中日が勝ち逃げに成功。中田は5回投げただけだが、1失点完投でまんまと8勝目を手にした。
◆T9−4YB◆
前回、腰の痛みを訴え、序盤で降板した太陽の子エステバン・ジャンが中4日で登板。初回はエラーに2四死球で満塁,2回は振り逃げを許すなど、一、三塁のピンチを背負うバタバタとした投球ながらも、無失点で切り抜けていたが、3回、メカゴジラに8号ソロを浴び、ついに先制点を献上。しかし、その裏、横浜先発ルーキー・高崎に対して、阪神は一死満塁からシーツの走者一掃タイムリー二塁打で一気に逆転。5回に内野ゴロの間に1点差と詰め寄られるも、その裏、鳥谷,シャア少佐の連続タイムリーで3点差と突き放す。そして、続く6回には関本,鳥谷がいずれも2ランを叩き込み、ダメ押しの4点を追加。横浜は9回に無死満塁とするも、内野ゴロ2つで2点を返すのが精一杯だった。ジャンは5回降板ながら、打線の援護に助けられ、6勝目を飾った。
◆H4−3L◆
西武の大遅刻により、中止になった杉内−涌井の最多勝対決が2日後にスライドされて実現。福岡ドームを苦手とする涌井に対して、ソフトバンクは初回、川崎の2号ソロで先制すると、4回には2四球と内野安打で掴んだ無死満塁のチャンスにブキャナンがタイムリーを浴びせて、2点を追加。杉内は4回までパーフェクトの快投を見せていたが、5回、G.G.佐藤,ベンちゃんと連打を浴びて、無死一、二塁のピンチ。ここから中村,江藤と連続三振に斬って取るも、続く細川にレフトスタンドへ放り込まれて、一気に振り出しに。その後、両投手の投げ合いが続き、3−3の儘、試合は土壇場9回に突入。西武が杉内の前に三者凡退に斬ってとられたのに対し、その裏、ソフトバンクは2安打1四球で一死満塁の大チャンス。ここで大村は3打席連続の三振に倒れるも、続く川崎がライト前に弾き返して、劇的なサヨナラ勝ちで6連勝。杉内は完投で涌井に並ぶハーラートップタイの13勝目。
◆F4−3M◆
2回に鶴岡のタイムリーで先制されたロッテは3回、先頭の今江がライトスタンドへ同点5号ソロを叩き込む。しかし、その裏、日本ハムは劇団ひちょり,田中賢,稲葉の3連打で2点を勝ち越し。4回に併殺崩れの間に1点を失うも、その裏、またも田中賢にタイムリーが飛び出して、突き放す。2点を追うロッテは直後の5回、今江,TSUYOSHIの連打の後、早川が送ると、里崎のショートゴロの間に今江が返って1点差。しかし、7回一死二塁のチャンスは武田久に封じられると,8回には一死満塁と絶好の場面を作りながら、守護神・MICHEALに断ち切られてしまう。MICHEALは9回も3人でピシャリと締めて、1点差を守りきり、21セーブ目。
◆Bs4−2E◆
最下位攻防戦第3ラウンドは偽バファローズが初回から先手を取った。ヒットの平野恵が村松の犠打とグスマンの暴投で三進すると、ラロッカのサードゴロの間に先制のホームイン。4回には牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズの31号ソロで2点目を追加。先発・岸田は5回まで散発2安打無失点の好投を展開。6回に高須のタイムリー二塁打で1点を返されるも、その裏、偽バファローズは無死満塁として、悪の温床・楽天先発・グスマンをKOすると、代わった山村から北川のゲッツーの間に1点。更に、アレンのタイムリーで貴重な4点目を追加。土壇場9回、相変わらず、不安定な守護神・加藤大は山崎武に35号ソロを叩き込まれた上、一発で同点のピンチを作ったものの、辛くも逃げ切り、14セーブ目。これで偽バファローズは一夜で最下位脱出に成功した。
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