小野公誠

October 12, 2008 23:15

◆T4−1D◆
新人王への望みを繋ぐべく、2桁勝利を狙いたい岩田は3回まで毎回走者を出しながら、無失点で凌いできたが、4回、先頭のベンちゃんを歩かせると、森野に犠打を許した後、T.ウッズにタイムリーを浴び、先制点を献上。中日は先発のウッチャンが2回をパーフェクトに抑えると、何と3回からは人斬り抜刀斎がマウンドに上がり、2回を四球1つ出しただけのノーヒットピッチング。更に、5回からは山本昌が登場。これに対して、阪神は6回、一死から岩田が自ら執念のチーム初安打を放つと、シャア少佐,関本も連打で続き、満塁のチャンス。新井は三振に倒れたものの、キュラソ星人,鳥谷と連続押し出し四球を選んで、逆転を果たし、山本昌をKO。更に、4番手・斉藤からも代打・悠久の若虎・桧山が押し出し四球を選び、3点目。8回には平野のタイムリーでダメ押し。最後は守護神・藤川が3人でピシャリと締めて、岩田は10勝目をマークした。

岩田が執念の一打で反撃の狼煙を上げて、3連続押し出しと言う寒い形ながらも逆転劇を呼び込み、10勝目を掴んだ。セーフティリードとは言えない状況で、この所、不振のアッチソンへのスイッチと言うのは冷や汗をかかされたが、無難に抑えてくれて何よりだ。同じく新人王候補で2桁勝利をマークしている山口(巨人…11勝),吉見(中日…10勝)と比べ、既定投球回数に到達していると言う点は大きな強みだろう。中日はアジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦の為の調整登板なのか、ウッチャン−人斬り抜刀斎−山本昌と豪華リレーを展開するが、山本昌が突如の乱調で不安を残した。打線も相変わらずのタイムリー欠乏症を露呈する始末だった。

◆S4−3YB◆
2回、ヤクルトは飯原の四球,武内,田中の連打で無死満塁とすると、川本のセカンドゴロゲッツーの間に飯原が先制のホームイン。更に、高市が歩いた後、福地がタイムリーを放ち、この回2点。5回には二死走者なしから飯原に9号ソロが飛び出して、3点目。6回まで1安打と沈黙していた横浜だが、7回、藤田,吉村の連打で一、二塁とすると、村田が単独本塁打王を確定させる46号3ランを叩き込み、一気に同点。追い付かれたヤクルトは8回、二死走者なしから代打・小野が現役最後の打席で今季初アーチを叩き込み、勝ち越し。9回は守護神・林が三者凡退に斬って取り、1点差を守りきった。

今季初登板初先発の高市が5回を1安打6三振の無失点と好投。しかし、6回、この日が引退試合となる河端にスイッチさせられたのが運の尽き。河端が接待で斉藤俊を三振に斬って取った後、3番手・押本の乱調で高市のプロ初勝利は脆くも粉砕されてしまった。粉砕したのは村田。最後の4戦で3発の固め打ちで追いすがる寿司職人ラミレスを突き放して、2年連続の本塁打を獲得した。ヤクルト4番手には石川が登板し、横浜の石川に初球で簡単に犠打を許すと言うショボい形でルイスを抜き、防御率1位のタイトルを強奪。また、河端,小野同様、今季限りでの引退が決まっている真中と度会も代打で登場。一方、自ら引退の時期を決める事を許されず、戦力外通告を受けた鈴木なおのり,石井タクローもそれぞれ代打で起用され、横浜での現役生活に別れを告げた。

◆Bs2−7F◆(アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦)
既に、今季の日本一の資格は失ったと言うのに、偽りのアジア一の称号は欲しいらしい両チーム。初戦を落とし、後がない偽バファローズは新人王獲得は確実と見られる小松を先発マウンドに送り込んだ。小松は初回を三者凡退に仕留めると、続く2回も簡単に二死を取るが、ここから小谷野,ミスタースナイパー・坪井と連打を浴びると、呪われた助っ人・ボッツを歩かせて満塁のピンチ。ここで金子誠にタイムリー内野安打を許して、先制の2点を献上。一方、日本ハム先発・藤井は3回までパーフェクトの好投。しかし、4回、先頭のフェニックス一輝を歩かせると、二死二塁となった所でローズにタイムリーを浴び、1点差。直後の5回、日本ハムは一死から1安打2四球で満塁のチャンス。ここで高橋は最悪のショートゴロゲッツー…と思いきや、後藤がタイムリーエラーを犯して、再び2点差。偽バファローズは7回から小松を下げて、継投モードに入るが、これが裏目。2番手・菊地原が先頭の田中に二塁打を浴びると、二死後、3番手・岸田が小谷野,ミスタースナイパー・坪井と連続タイムリーを許し、2失点。更に、4番手・川越は呪われた助っ人・ボッツに致命的な2ランを叩き込まれて、この回4失点。8回にカブレラの犠飛で1点を返した偽バファローズは9回、MICHEALから連続四球を選び、無死一、二塁と粘りを見せたが、反撃もここまで。後続3人があえなく凡退して、アジアシリーズ進出の道は断たれた。

ダルビッシュとの直接対決を回避して登板した小松だったが、日本ハムの勢いは止められず、リリーフ陣の完全崩壊で試合を決定付けられ、今季の偽バファローズは終戦…って、もうとっくに終戦してるんだから、今更、エキシビジョンマッチに出られるかどうかなどで一喜一憂しても仕方あるまい。日本ハムは藤井が最高の立ち上がりを見せ、7回途中まで1失点の好投。スタメンに抜擢されたミスタースナイパー・坪井は4打数4安打の大爆発でベンチの期待に応えた。

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