小窪哲也
May 21, 2010 23:57
◆E5−4G◆
2回に一死満塁のチャンスを潰した楽天は3回に内村,4回に中村紀といずれも先頭打者がヒットを放ちながら、悉く二盗に失敗。5回には一死一、二塁から内村がゲッツーと怒濤の拙攻三昧。5回まで1安打と好投していた先発・永井だが、味方打線のあまりの不甲斐なさに根負けしたか、6回、一死二塁のピンチで脇谷に先制タイムリーを許すと、二死後、寿司職人ラミレスを歩かせた所で阿部に10号3ランを被弾し、4失点KO。しかし、8回、キャンプから先発として体を作ってきたにも拘わらず、先発として失敗した訳でもないのに、早々と中継ぎに回された挙げ句、いつ二軍に落とされても仕方ない程、炎上を繰り返しても、一向に先発には戻して貰えない3番手・山口に対して、中村紀の4号2ランで2点差。土壇場9回、巨人は守護神・クルーンを投入するが、一死後、連続四球を許すいつもの病気を発症し、KO。ここで代わった福田に対し、嶋が歩いて満塁となった所で代打・憲史は11球粘った末にレフト前へ2点タイムリーを放ち、一気に同点。更に、高須のショートへのゴロが幸運なイレギュラーヒットとなり、再び満塁とした所で鉄平がレフト前へ弾き返して、劇的なサヨナラ勝ち。1回を無失点に抑えた楽天3番手・片山に今季初白星が転がり込んだ。クルーン劇場の開演により、悪夢の逆転負けとなった巨人は3連敗。
◆H1−7C◆
この日も求道者・前田がスタメン起用され、意気上がる広島は初回から一死一、三塁のチャンスを掴むと、栗原がセンター前へ先制タイムリー。4回には一死満塁から小窪が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、3点を追加。6回には一死から求道者・前田がセンター前へ会心のヒットを浴びせると、続くルパン広瀬のヒットで激走を見せて、三塁を陥れる。赤松は三振に倒れたものの、またも小窪がタイムリーを放ち、5点目。更に、8回にはエラーで出た栗原を一塁に置いて、求道者・前田がライトスタンドへ豪快な2号2ランを叩き込み、ダメ押し。大量援護を貰った先発の前田健は9回に高谷のタイムリーで完封こそ逃したものの、散発6安打1失点完投でハーラートップタイの7勝目を飾った。
◆L1−3D◆
西武先発・涌井に対し、中日は初回、いきなり先頭の荒木が三塁打を浴びせ、絶好の先制チャンスを掴みながら、後続3人が内野ゴロすら打てずに荒木は三塁へ釘付け。これで立ち直った涌井の前に2,3回と3人ずつで打ち取られるが、4回、二死一塁からベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに14号2ランを叩き込み、2点を先制。その裏、西武は二死二塁から阿部のタイムリーで1点差とすると、更に、G.G.佐藤の二塁打,細川の四球で満塁のチャンス。しかし、片山はショートゴロに終わり、三者残塁。すると、直後の5回、中日は大島の四球,野本のヒットの後、小山が送って、二、三塁となった所で荒木が犠飛を打ち上げ、3点目。西武は7回、一死から栗山のヒットの後、ウッチャンのエラーで一、二塁とし、ウッチャンをKO。しかし、ここで代わった浅尾の前に中村がショートゴロゲッツーに倒れて、無得点。浅尾は8回も無失点で切り抜けると、最後は守護神・岩瀬が締めて、逃げ切った。ウッチャンは6回1/3を1失点で3勝目。
◆Bs10−6T◆
序盤から偽バファローズ打線が猛攻を展開。初回、後藤の3号2ランで先制すると、続く2回には5四死球を稼いで3点を奪い、阪神先発・フォッサムをKO。3回には坂口,後藤のタイムリー等で3点を追加。大量8点のリードを貰った先発・金子千は4回までパーフェクトの快投で4勝目を手にするのは確実と思われたが、5回、先頭の新井をバルディリスのエラーで生かしてから、突如として、変調。ここからキュラソ星人,J.マッケンジーと連続二塁打を浴びると、一死後、桜井,葛城イクローと連続被弾し、勝利投手の権利まであと二人と迫りながら、無念のKO。更に、2番手・香月も連打を浴びるなどして、1点を追加され、この回、悪夢の6失点。勢い付く阪神は続く6回には新井の二塁打,キュラソ星人の四球の後、J.マッケンジーが送って、一死二、三塁と一打同点のチャンス。しかし、ブラゼル,桜井と倒れて、無得点に終わると、以降は一人の走者も出せず仕舞い。偽バファローズは7回に4連打で2点を加えて、ダメ押しの10点目。4番手の平野に無傷の3勝目がついた。
◆M6−3S◆
最初の快投はどこへやら、すっかりダメ助っ人臭が漂っているヤクルト先発・バーネットはまたも初回から大炎上。いきなり四球連発で押し出しで先制点を許すと、サブロー,フクーラと連続タイムリー二塁打を浴びた後、里崎に早くもこの日4個目の四球を許した所で今江にもタイムリーを浴びて、大量5失点。バーネットは以降、6回までに1失点と立ち直りを見せたが、貧打に喘ぐヤクルトにとっては、初回の5失点はあまりにも痛過ぎた。ヤクルトは6回に宮本の1号2ラン,8回に青木の5号ソロと一発攻勢で3点を返したが、及ばなかった。ロッテ先発・成瀬は7回を2失点に抑え、6勝目をあげた。
◆F1−4YB◆
ようやく調子を上げてきた日本ハムは初回、エラーで貰ったチャンスに糸井が先制タイムリー。先発のダルビッシュは3回まで得点を許さず、連続イニング無失点記録を31まで伸ばしたが、4回、一死から昨年までの同僚・スレッジに同点11号ソロを被弾し、記録はストップ。6回の満塁のピンチは凌いだが、続く7回には村田のタイムリー等で勝ち越しの2点を失い、無念の降板。横浜は9回にも二死満塁からスレッジが押し出し四球を選んで、貴重な1点を追加。その裏から守護神・山口がきっち日本ハムの反撃を断ちきった。先発のハマのチンピラは8回を自責点0の好投で3勝目をマークした。
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April 21, 2010 23:17
◆G4−2YB◆
56年ぶりに京都での公式戦に臨んだ巨人は初回、坂本の内野安打,はーちゅんのエラーでいきなり無死一、二塁のチャンス。ココで5試合ノーヒットとブレーキが続いていたガッツがライト前へ先制タイムリー。二死後、阿部にもタイムリー二塁打が飛び出し、この回2点。3回、先発・ゴンザレスが二死走者なしから石川に初安打を許してからリズムを崩したか、続く早川に死球を食らわせると、内川に走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、同点。しかし、その裏、巨人は二死二塁から阿部が2打席連続のタイムリーを放ち、勝ち越し。5回にはまたもガッツが早くも猛打賞となる7号ソロをぶち込んで、4点目。巨人は6回から早くも継投モードに切り替えると、小林−金刃−久保と繋いで、最後は越智が締めて、横浜の反撃を断ちきった。ゴンザレスは5回降板と不本意な内容ながら、2勝目をマークした。
◆D2−2S◆
初回、二死から連打で一、三塁と絶好の先制チャンスを逃したヤクルトだが、続く2回、死球の飯原を一塁に置いて、デントナが6号先制2ラン。開幕4連敗と不振の先発・石川だが、この日は3回までパーフェクトと上々の滑り出しを見せるなど、6回まで無失点の好投を展開。今度こそ今季初白星が見えてきたかと思われた矢先の7回、先頭のブランコに痛打されると、ベンちゃんに川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに6号2ランを浴び、試合は振り出しに。石川は8回を投げ終えた所で降板となり、この日も初勝利ならず。中日は9回一死一、三塁とサヨナラのチャンスに代打・セサルがショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で延長に突入。中日は再三のサヨナラチャンスを悉く潰してしまい、結局、延長12回規定でドローに終わった。
◆T1−2C◆
0−0で迎えた3回、阪神は二死走者なしからマット・マートン,平野,鳥谷の3連打で1点を先制。直後の4回、広島は二死走者なしから嶋がヒットで出ると、ルパン広瀬の二塁打で一気に同点を狙うが、本塁憤死。6回には二死走者なしから末永が三塁打を浴びせるも、主砲・栗原が三振に倒れて、どうしても1点が届かない。しかし、7回、先頭の嶋が二塁打で出ると、またも飛び出したルパン広瀬のレフト前ヒットで今度こそ同点のホームイン。更に、この後、二死二、三塁とチャンスを広げるが、東出がショートゴロに終わり、勝ち越しならず。追い付かれた阪神は8回、マット・マートンが歩いた後、この日も代打で無事、連続試合出場記録を伸ばしたキュラソ星人が実に12年ぶりの代打安打。一死後、新井が歩かされて、満塁とするも、J.マッケンジー,ブラゼルが連続三振を喫し、三者残塁。同点の儘、迎えた土壇場9回、広島は二死走者なしから小窪が今季初アーチをぶち込んで、ついに勝ち越し。最後は守護神・シュルツがピシャリと3人で締めて、逃げ切り。先発の前田健は8回を1失点10三振の力投で3勝目。しかし、たまたま勝ったから良かったものの、この試合展開で求道者・前田を最後まで使いそびれた首脳陣の決断力のなさには大きな課題が残された。
◆H7−1L◆
西武先発・石井一に対し、ソフトバンクは初回、ヒットの川崎を本多が送った所で松田がレフトスタンドへ2号2ランを叩き込み、先制。今季初登板初先発となる高橋秀は毎回走者を出す苦しい投球ながら、5回に降板するまで原のタイムリーによる1点のみと、先発として最低限の仕事を遂行。6回から早くも摂津−ファルケンボーグと繋ぐ必勝リレーモードに入ったソフトバンクは何と8回の頭から守護神・馬原を投入。まずはきっちり馬原が8回を締めると、その裏、ソフトバンクは二死満塁から本多が走者一掃のタイムリー三塁打を放つなど、一挙5点を奪って、試合を決定付けた。6点差ついても続投となった馬原は9回も無難に抑えて、6セーブ目。高橋秀は今季初勝利となった。
◆Bs8−4F◆
吉川の暴投,鈴木のタイムリー二塁打で2点のリードを奪われた日本ハムは5回、二死満塁のチャンスを掴むと、田中の押し出し四球でまず1点。更に、続く陽がライト前へ2点タイムリーを浴びせて、逆転に成功。その裏、坂口のタイムリーで追い付かれるも、直後の6回、高橋の今季初アーチで再び勝ち越し。その裏から吉川を下げ、谷元を投入するが、水島の呪いに苛まれ、伸び悩んでいる谷元はいきなり連打を浴びると、迎に犠打を許した後、鈴木に逆転1号3ランを被弾。鈴木は8回にもダメ押しの2点タイムリー二塁打を放ち、この日4安打6打点の大爆発。2番手の加藤に今季初白星がついた。
◆E0−6M◆
プロ初登板初先発となるルーキー・戸村の荒れ球に2回まで走者を出しながらも的が絞れずにいたロッテだが、3回、一死二塁から井口,金が連続タイムリー二塁打。更に、大松もヒットで続くと、二死後、フクーラにもタイムリーが飛び出し、戸村をKO。この後、2番手・片山の暴投で1点を加え、この回4点。4,5,6回とノーヒットに終わり、当たりが止まっていたが、7回にサブローのタイムリー、9回には大松のタイムリーで1点ずつ加えて、ダメ押し。投げては先発・小野が5回まで無失点に抑えると、6回からは4人のリリーフがきっちり仕事を果たして、完封リレー。小野は5回途中に左臀部を痛めて、降板を余儀なくされたが、リリーフの援護を仰いで開幕から無傷の3勝目をあげた。
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September 28, 2009 23:00
◆D10−1G◆
(今年はアジアシリーズ非開催にも拘わらず)アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦と言う日本シリーズとは何の関係もないエキシビジョンマッチで優位に立つ為にも、少しは巨人にプレッシャーをかけておきたい中日は初回、一死から井端が二塁打で出ると、森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに23号2ランを叩き込み、先制。更に、この後、二死満塁とチャンスを広げたが、谷繁がレフトフライに倒れて三者残塁。しかし、3回にはブランコ,ベンちゃんの連打で一、三塁とすると、今季初スタメンに抜擢された堂上剛が犠飛。更に、野本が二塁打で繋いだ後、今度は谷繁が犠飛を打ち上げ、この回2点。巨人先発・東野はこの回限りでKOとなった。4点を追う巨人は5回、鶴岡のタイムリーでようやく1点を返すが、その裏、3番手・木村正が代打・平田の犠飛,鶴岡の捕逸で2点を許し、点差は5点に拡大。中日は更に、6回、野本のタイムリーで2点を加えると、7回にはベンちゃんがタイムリー,8回には井端にタイムリーが飛び出し、10点目。投げては先発・中田が5回1失点で5勝目。6回以降は4人のリリーフがそれぞれ1回を無失点に抑えた。巨人の連勝は10でストップした。
◆S7−1T◆
ヤクルトは3回、一死から高木のヒット,関本のエラー,田中の内野安打で満塁のチャンス。しかし、ここで宮本がショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で先制ならず。ピンチを脱した阪神は直後の4回、一死からブラゼル,桜井の連打と矢野の四球で満塁とするも、安藤,平野と倒れて、三者残塁。0−0の儘、迎えた6回、二死一、二塁からユウイチが走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、ついに2点を先制。直後の7回、代打・悠久の若虎・桧山のタイムリーで1点差と詰め寄られるが、その裏、一死から連続四球で一、二塁とすると、吉本,青木の連続タイムリーで3点を追加。更に、二死二、三塁から鬼崎がタイムリーを放ち、この回、大量5点を奪って、試合を決定付けた。これでヤクルトは今季3度目の6連勝。先発・高木は6回2/3を1失点で切り抜け、無傷の3勝目。今季、対ヤクルト4戦4勝とキラーぶりを見せつけていた安藤を起用しながら、痛い星を落とした阪神はヤクルトとの差を1.5と広げられた。
◆C9−5YB◆
ヤクルトと阪神が潰し合っている隙に何とかAクラスへの望みを繋ぎたい広島は初回、ヒットの東出を一塁に置いて、小窪が先制タイムリー二塁打。続く天谷が歩いて一、二塁となった所で栗原,マクレーンが連続タイムリー。更に、喜田が歩いた後、ルパン廣瀬が犠飛を打ち上げ、いきなり4点を獲得。続く2回には小窪のタイムリー二塁打,天谷の犠飛,喜田のタイムリー二塁打で3点を加え、早くも7点のリード。4回まで僅か1安打と湿っていた横浜打線だが、5回に吉村の14号ソロで1点を返すと、続く6回には一死三塁から内川の犠飛で2点目。更に、7回には一死満塁から東出のタイムリーエラーで2点を加え、3点差。しかし、その裏、広島は一死二塁からルパン廣瀬が5号2ランを叩き込み、ダメ押し。横浜は9回にジョンソンの24号ソロで1点を返したが、及ばなかった。広島の連敗は5でストップ。先発の青木高は6回2失点で2勝目。
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