小田智之
April 24, 2008 22:52
◆G6−2YB◆
横浜先発・那須野に対して、巨人は坂本の二塁打,松田記者の四球の後、ガッツが5号3ランと、栄養費パワーが発動する隙を与えない速攻であっと言う間に3点を先制。那須野は2回限りであえなく降板となった。4回に1点を返されるも、5回には阿部がようやく今季初アーチ。7回、相川のライト前の当たりを強引にダイレクトキャッチを狙ったマッスル千代の富士が後逸し、三塁打としてしまうと、続く代打・内川の犠飛で2点目を献上。何とか突き放したい巨人は8回、寿司職人ラミレスの6号ソロの後、坂本にこの日4安打目となるタイムリーが飛び出して、ダメ押し。余計な追加点でまたもやセーブのつかない状況でのマウンドとなってしまったクルーンは無難に横浜の反撃を断ちきり、巨人は今季初の3連戦3連勝。先発・春風亭半ケツは7回2失点で2勝目をあげた。敗れた横浜はこれで5連敗。
6点中5点が一発と相変わらずの一発依存野球の巨人だが、坂本が4安打の大爆発を見せた事で大分、不快感が薄れた印象。そして、当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスも2安打の活躍。まだまだ李の昇格阻止には予断を許さないが、コンスタントに成績を残し続けて欲しいものだ。初の3タテを果たした巨人だが、巨人が調子を上げてきた…と言うよりは、横浜のチーム状態が悪過ぎる。ここ9試合で1勝8敗。この日は石井タクローを引っ込めて、野中をスタメンに起用したが、カンフル剤にはならなかった。テコ入れするなら、好調・相川の打順昇格とかも考えた方がいいんじゃなかろうか…。
◆D2−2T◆
いきなり中村紀のヘッポコエラーで足を引っ張られた中日先発・ウッチャン。この後、関本,新井と連続三振に斬って取るも、キュラソ星人にタイムリーを許して、先制点を献上。4回には矢野にタイムリーを浴び、2点目。毎回走者を出しながら、一向に返す事の出来ない拙攻を繰り返していた中日だったが、6回、一死満塁から森野の犠飛,中村紀のタイムリー二塁打で同点。試合はその儘、延長にもつれ込んだが、両軍決め手に欠き、12回規定でドロー。セーブのつかない場面ながらも、ラストイニングを締めた藤川の開幕からの連続試合セーブ記録は11でストップした。
川相不在が故の中日の12残塁は言うまでもなく酷いが、阪神はそれをも遙かに凌駕する18残塁。両軍合わせて30残塁と言う怒濤の残塁量産地獄であった。打線も迷走していた阪神だが、継投もかなり迷走気味。先発・福原は3回無失点ながら負傷で降板。久保田は何と4イニングのロングリリーフを強いられ、最後は藤川も登板せざるを得ない状況に追いやられ、セーブ記録もストップする有様。この所、精彩を欠いていた久保田の熱投は素晴らしいものではあったが…。中日も昨日に続いて、人斬り抜刀斎がリリーフ登板。先発の駒が多過ぎるので、この儘、セットアッパーとかに回されたりしないかと心配になってきた。
◆C5−3S◆
またも求道者・前田をスタメンから外して、チームの士気を下げてしまうブラウン監督のダメ采配が炸裂するも、初回、インターフェアーにエラーとヤクルトの守乱で二死満塁のチャンスを貰った広島はシーボルのタイムリーで2点を先制。3回には栗原が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を追加。広島先発・大竹は3回までパーフェクトと上々の滑り出しを見せるも、4回一死から連打と死球で満塁のピンチ。リグスは三振に斬って取るも、宮本を歩かせて、押し出しで1点を献上。しかし、5回、またもシーボルにタイムリー二塁打が飛び出して、点差は再び4点に拡大。ヤクルトは6回に青木の2ランで追い上げるも、7回以降は継投モードに入った広島のリレーに反撃を断たれた。大竹は6回3失点でようやく今季初勝利をあげた。
求道者・前田不在と言う逆境で広島上位打線が繋がりを見せた。栗原,シーボルと苦しんでいた主軸が合わせて4安打5打点の大当たりで求道者・前田の不在を補填。東出も3安打3得点とチャンスメーカーの役割を十二分に果たした……が、求道者・前田の代わりに出てきた嶋は3タコ,梵を外して起用した木村も4タコと、ブラウン采配自体は空転していると言っていい。また、期待のルーキー・松山がついに一軍デビュー。6回に代打で登場したものの、セカンドゴロに終わったが、次こそは頑張って欲しいものだ。グライシンガートレースが断たれたリオスは5失点でまたもKO。そろそろローテ落ちも考えていい時期ではなかろうか。
◆E−H◆
降雨中止。
今のソフトバンクに岩隈なんぞぶつけられたら、3タテ食らうのは目に見えていた訳で、正に、恵みの雨だった。ところで、この試合、ソフトバンクの予告先発はガトームソンだった訳だが、先日の中継ぎ登板は一体何だったのか? リリーフに回すつもりだったが、先発陣がパッとしないので、またローテに戻すつもりなのか? そんな便利屋使い出来るタイプの投手でもない様に思うのだが…。
◆F3−2Bs◆
水島の呪いに苛まれながらも、結果を出し続けているダルビッシュだが、この日は2回にカブレラに一発を叩き込まれて、今季初被弾。先制を許したものの、7回まで散発3安打と相変わらずの安定感を見せるダルビッシュを何とか援護したい日本ハム打線はここまで2安打と抑え込まれてきた小松に対して、田中がスレッジに並ぶチームトップタイの6号ソロを叩き込み、ついに同点。更に、稲葉,高橋と連打を浴びせるも、スレッジがゲッツーを食らってチャンス崩壊。追いつかれた偽バファローズは8回、村松のタイムリー二塁打で再び勝ち越し。更に、一死満塁とチャンスを拡大させたが、代打・古木が最悪のゲッツーに倒れて、1点止まり。土壇場9回、8日ぶりの登板となる守護神・加藤にタイして、日本ハムは二死一塁から高橋,スレッジが連打を浴びせて、同点に追いつき、試合は延長に突入。10回、偽バファローズは二死一、二塁のチャンスを掴むも、下山が凡退し、二者残塁。すると、その裏、日本ハムは先頭の小田に今季初アーチが飛び出して、サヨナラ勝ち。加藤は今季初黒星となった。
ダルビッシュが投げるとこうも味方打線が打てないのは、もしかして、水島の呪いの影響なのだろうか? ダルビッシュ本人は異国の血を含んでいる所為か呪いを跳ね返してしまうので、チーム全体を呪う事で間接的にダルビッシュに被害を与えると言う…。それでも負けないダルビッシュ、恐るべし。さて、田中はまたまたアーチ量産体制に入ったのだろうか。今週の週ベによると、フォーム改造が奏功しているらしいが、それにしたって打ち過ぎだろ…。果たして、シーズン通して、どこまで本数を伸ばすのか今から興味津々だ。
◆M−L◆
降雨中止。
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May 12, 2007 22:55
◆G5−9D◆
昨日は序盤から巨人が圧倒したが、この日は全く逆の展開。巨人先発・久保に対して、中日は初回、井端,荒木の連打でいきなり一、三塁と絶好の先制チャンス。ここで福留,T.ウッズが連続三振を喫したものの、森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに5号3ランを叩き込み、先制。2回には井端,3回には中村紀のタイムリーで1点ずつ加えて、久保をKOすると、4回には2番手・野口を攻め立て、井端の一発などで一気に4点を追加し、早くも試合を決定付けた。巨人は久々のスタメンとなったキムタクが移籍初アーチを含む3打点と気を吐くなど、4点差まで追い上げたが、序盤の大量失点が大きく響いた格好。好調のガッツも4打席快音が聞かれず、連続試合安打は23でストップ。中日先発・中田は6回5失点ながら、打線の援護に恵まれ、チームトップの4勝目を飾った。一見、快勝に見える中日だが、5回以降は拙攻三昧で計13残塁と川相不在を痛感させるばかりで、名手・川相の現役復帰を望む声は日に日に強まっている。
◆S2−3T◆
連敗を脱してから息を吹き返しつつある阪神はこの日も2回、狩野のタイムリー二塁打で先制。4回には鳥谷のタイムリーで2点を追加。先発の杉山は5回まで無失点の好投を見せていたが、6回、寿司職人ラミレス,宮出とタイムリーを許し、1点差に詰め寄られた所でKO。阪神は7回からウィリアムス,8回から久保田と繋ぎ、最後は守護神・藤川と、4夜連続のJFKリレーを展開し、1点差を守りきって3連勝。またも貧打に泣いたヤクルトは3連敗となった。
◆YB8−3C◆
ここ2試合無失点投球で連勝中の佐々岡だったが、この日は序盤から大炎上。初回こそ3人でピシャリと抑えたが、2回、村田に特大アーチで先制されてからおかしくなり、鶴岡にも2点タイムリーを浴びて、この回3失点。更に、続く3回にはまたも村田,鶴岡にタイムリーを許すなど、6連打を浴びて、5点を失い、失意のKO。一方、この所、巨人以外の相手にもまともな投球を見せ始めている横浜先発・土肥は大量リードにホッとしたか、直後の4回、新井に2ラン、5回には石原にソロアーチを被弾。その後も再三ピンチを背負ったが、あと一本を許さず、7回途中まで投げきると、リリーフ陣の援護を仰いで逃げ切った。これで土肥は開幕5連勝でハーラートップタイに並んだ。連敗を喫した広島だが、二軍から再び這い上がってきたルーキー・宮崎が2回を無失点と、昨日に続いて好投。開幕から投げる度に失点してきた事を考えれば、大分安定感が増してきた感じ。いずれも負け試合ではあるが、僅差の展開でこの投球が出来るかどうかが気になる所だ。
◆M1−1H◆
ソフトバンク先発・ガトームソンの立ち上がりをついて、ロッテは初回、先頭のTSUYOSHIがいきなり二塁打を浴びせると、早川のセカンドゴロで三進。ここでフクーラがきっちりセンターへ打ち上げ、あっと言う間に1点を先制。しかし、ガトームソンはここから立ち直り、2回以降は付け入る隙を許さない好投を展開。一方、ロッテ先発・小林宏の前に6回まで散発3安打と沈黙していたソフトバンク打線だが、7回、小久保が12号ソロを放り込み、ついに同点。試合はその儘、延長にもつれ込んだが、両軍共にリリーフ陣が踏ん張り、チャンスらしいチャンスも掴めず、結局、12回規定でドローとなった。
◆Bs4−5E◆
ウィット,山崎武の一発等で4回までに3点のビハインドとなった偽バファローズだが、4回裏にラロッカの13号ソロ,後藤の犠飛で1点差。5回に高須のタイムリーで突き放されるも、6回、草野のタイリーエラー,大引のタイムリーでついに同点。終盤は両軍決め手に欠き、試合はその儘、延長へ突入した。迎えた10回、悪の温床・楽天は偽バファローズ抑えのカーターに対して、四球とエラーで一、三塁と言うタナボタのチャンスに高須がこの日2本目のタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。その裏、福盛が二死満塁の大ピンチを背負ったものの、何とか凌いで3連勝。尚、先発の岩隈は6回途中で右ふくらはぎに違和感を訴え、降板を余儀なくされた。
◆L2−3F◆
日本ハムは2000安打へ足踏みが続いている田中幸をスタメンから外し、代わりにここまで打率.053と壊滅的な不振に喘いでいる小田を起用したが、これが見事に的中。2回、スタメン起用に燃える小田は二死一、二塁の場面でセンター前へ先制タイムリー。その裏、無死一、二塁のチャンスをゲッツーで潰した西武だが、続く3回、佐藤のタイムリー二塁打で同点。日本ハムは直後の4回にまたも小田のタイムリーで勝ち越し。小田は第3打席でもヒットを放ち、3の3の大当たりだった。6回に江尻の暴投で再び追いつかれた日本ハムだが、7回、2本のヒットで一死一、三塁とした所で稲葉がライト前に弾き返し、三たび勝ち越し。その裏から登板の武田久が2イニングを無難に抑えると、最後は守護神・MICHEALが3人で締めて、実に41日ぶりとなる3セーブ目をマーク。日本ハムは11残塁の拙攻三昧だったが、西武も10残塁と付き合ってしまい、2試合連続の1点差負けとなった。
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