小瀬浩之

February 05, 2010 21:42

2/4 小瀬 小林繁氏の急逝に続いて、更なる悲報が球界を襲った。偽バファローズの小瀬浩之選手がキャンプ地で転落死したと言う衝撃のニュースが飛び込んできたのだ。警察の調べによると、事件性はなく、自殺の可能性が高いと見ているとの事。小瀬と言えば、センスを感じさせるバッティングで入団から2年間、規定打席にこそ達していないながらも、成績は上昇カーブを描いており、今年こそはレギュラー獲りを大いに期待される存在として、この春季キャンプでも元気に練習に取り組んでいたと言う。しかも、昨年12月に結婚したばかりと、普通に考えてみると、人生が充実期に入りつつある様にしか見えないのだが、キャンプが始まったばかりのこの時期に自ら命を絶たずにはいられない程の一体、何があったと言うのだろうか!? むしろ、他殺や事故の方が大いに説得力があるくらいだが、そうだったからと言って喜べる訳でもないし、部外者が死因を思索した所で詮無き事だろう。とにかく若手の有望選手が花開く事なくこんな形で去ってしまったのは残念でならない。この大事な時期に、しばらくは平常心でいられないであろう残された偽バファローズナインには同情せずにはいられないが、この悲劇を乗り越えて、彼の分まで充実した野球人生を送って貰いたい。最後に、小瀬選手のご冥福を心よりお祈りします。

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July 16, 2009 23:44

◆T4−6D◆
序盤から点の取り合いとなったこの試合。今季初登板となる久保田に対し、初回に中日がブランコのタイムリー二塁打で先制すれば、その裏、阪神はブラゼルが同点タイムリー。2回に中日が井端のタイムリー二塁打で勝ち越せば、その裏、阪神は一死満塁から関本の犠飛,葛城イクローのタイムリーで逆転に成功。しかし、中日は3回、ベンちゃんの犠飛で追い付くと、英智のタイムリーでまたまた勝ち越し。4回には森野の犠飛で5点目を追加すると、その裏、阪神は内野ゴロの間に1点を返し、再び1点差。中盤に入って、ようやく落ち着いた展開となったが、7回から登板した阪神4番手・ウィリアムスが復帰早々4四球の大乱調でダメ押し点を献上。中日は8回から浅尾−岩瀬と繋ぐ必勝リレーで逃げ切り、単独2位に浮上。先発のあちゃくらさんは5回4失点と不本意な内容ながらも6勝目がついた。

◆C4−5YB◆
2回に無死満塁からゲッツーの間に先制した横浜は4回には下園の犠飛で2点目。その裏、フィリップスの犠飛で1点を返されるが、6回、一死満塁から代打・メカゴジラのタイムリーで2点を追加。3点を追う広島は7回、マクレーンの8号ソロ,石井タクローの2号ソロと一発攻勢で1点差。土壇場9回には守護神・山口から一死一、三塁のチャンスを作り、マウンドから引きずり下ろすと、代わった石井からルパン廣瀬がスクイズを決め、ついに同点。続く石原が敬遠されて、一、二塁となるが、梵は三振に斬って取られ、試合は延長に突入。広島は続く10回にも二死満塁とサヨナラのチャンスを作るが、フィリップスがファールフライに倒れて三者残塁。直後の11回、横浜は先頭の山崎が二塁打で出ると、金城の犠打,吉村のファーストゴロで生還し、勝ち越しに成功。10回のピンチを切り抜けた真田が11回も三者凡退に斬って取り、3勝目。これで横浜は5連勝。敗れた広島は6連敗となった。

7/16 秋山◆H2−3F◆
1勝1敗で迎えた首位攻防第3戦は1点を争う好ゲーム。0−0で迎えた5回、ソフトバンクは先頭の長谷川がヒットで出ると、松田が送った後、田上がセンター前に弾き返して、ついに先制。更に、本多が内野安打で続くと、川崎がファールフライに倒れた所で、日本ハム先発・武田勝は降板。ここで代わった菊地の前にオーティズは三振に斬って取られて、1点止まり。直後の6回、日本ハムは2四球で貰ったチャンスに小谷野が走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、逆転。更に、本多のタイムリーでタナボタの3点目。2点を追うソフトバンクは8回、本多,川崎と連打を浴びせ、一、三塁とすると、オーティズが犠飛を打ち上げ、1点差。なおも4,5番と続く所だったが、松中,小久保といずれもセンターフライを打ち上げて、同点ならず。最後は武田久の前に三者凡退に終わり、この3連戦負け越し。日本ハム2番手の菊地はピンチを凌ぐ好リリーフで2勝目。ソフトバンクは5月13日以来の連敗となった。

◆L1−3E◆
初回、楽天はリンデンに先頭打者アーチが飛び出すと、二死後、山崎武も17号ソロを放ち、2点を先制。続く2回には一死満塁と絶好のチャンスを作るが、リンデン,渡辺直と連続三振に斬って取られ、三者残塁。西武は4回、一死から中島の14号ソロでようやく1点。しかし、楽天は6回、ヒットの鉄平が二盗を決めると、草野のタイムリーで生還し、3点目。西武先発・オツはこの回限りで降板となった。西武は7回、中村のヒット,江藤の四球で無死一、二塁とするが、後続3人があえなく凡退し、二者残塁。楽天は8回から有銘−福盛が3人ずつで抑え、逃げ切りに成功。先発・長谷部は6回0/3を1失点で切り抜け、5勝目

◆Bs10−5M◆
2回、ベニー松山のタイムリーで先制された偽バファローズだが、その裏、連打で二、三塁とした所で大村が同点犠飛。更に、フェニックス一輝が勝ち越しタイムリーを浴びせると、続く小瀬もヒット。二死後、坂口が走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、この回一挙4点。3点を追うロッテは4回にサブローの10号ソロ,5回にもサブローがタイムリーとジワジワ追い上げると、6回にはベニー松山が5号2ランを叩き込んで、逆転に成功。しかし、その裏、偽バファローズは一死一、三塁から小瀬の走者一掃のタイムリー三塁打で再び逆転。続く7回には二死満塁からフェニックス一輝,小瀬と連続タイムリー二塁打を浴びせて、ダメ押しの10点目。一時は逆転を許した2番手・大久保に2勝目が転がり込んだ

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September 29, 2008 22:56

◆T5−3C◆
阪神は先発のルーキー・石川が初回からいきなり無死満塁の大ピンチ。しかし、ここで栗原をホームゲッツーに仕留めると、嶋も打ち取り、ピンチ脱出。2回にも先頭打者を出しながら、ゲッツーで切り抜けた阪神はその裏、ゼブラ今岡が7号先制アーチ。4回には新井,キュラソ星人と連打を浴びせると、ゼブラ今岡はゲッツーを食らうも、鳥谷,関本,矢野と3連打で2点を追加。3点を追う広島は6回、この回から代わったアッチソンに対して、先頭の天谷がヒットで出ると、一死後、連続四球で満塁のチャンス。ここでシーボルが2点タイムリー二塁打を放って、1点差。なおも二、三塁のチャンスだったが、石原,小窪と連続三振に倒れて、2点止まり。しかし、続く7回、二死走者なしから代打・緒方の四球,オチョアの二塁打で二、三塁とすると、栗原がタイムリーを放って、ついに同点。なおも一、三塁と勝ち越しの場面で嶋はショートフライに倒れて、勝ち越しならず。追い着かれた阪神は8回、先頭の新井がヒットで出ると、続くキュラソ星人が25号2ランを叩き込み、再び勝ち越し。8回から登板していた守護神・藤川は9回もきっちり締めて、広島の反撃を断ちきった。

巨人の自滅で点灯した7度目のマジックを2度と消したくない阪神が一時は追い付かれながらも、藤川を同点の8回から投入する執念の継投で広島に傾きかけた流れを引き戻すと、主砲の一発で逃げ切り、マジックを7と減らした。久々にスタメン復帰となった新井も3安打と活躍。中日の試合がない日に、敗れてしまった広島は4位転落。この日は正に、ブラウン監督の嫌がらせ采配がチームを敗北に導いたと断言出来るだろう。1点差に迫った6回一死二、三塁で下位の石原,小窪と続く所で求道者・前田を代打に送らず、8回二死一塁で求道者・前田ではなく赤松を起用。6回はアッチソン,8回は藤川といずれも右投手相手であり、毎度起用しない言い訳にしている「求道者・前田は左に弱い」などと言うでっち上げすら、当てはまらない。そして、2点差つけられた9回一死走者なしになってからようやく起用するまったくもって訳の分からない采配。いや、普通に見れば不可解極まりないが、求道者・前田をシメてシメてシメ倒し、是が非でも肩書き付きタイムリーは阻止する事が目的の采配であるのは明白であり、実に分かりやすい采配だったと言えるだろう。3位や5割と言った自らの続投条件などよりも、求道者・前田をシメ倒す事ばかり躍起になっているブラウン監督の嫌がらせ采配はいつまで続くのか!?

◆E2−4H◆
ソフトバンクは初回、二死から松田の16号ソロで先制。続く2回には先頭の田上が左中間突破の二塁打を浴びせると、本間の犠打が岩隈の悪送球を誘い、ボールが転々とする間に田上が本塁を陥れ、2点目。3回一死満塁、4回二死一、二塁のチャンスは逃したものの、5回には一死二、三塁から本間が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、4点目。岩隈はこの回限りで降板となった。ソフトバンク先発・新垣は尻上がりに調子を上げて、8回まで無失点の好投。9回、二死二塁と完封まであと一人と迫りながら、藤井,中村と連打を浴びて、2点を失い、無念のKOとなるが、最後は守護神・馬原が内村を三振に斬って取り、辛くも逃げ切った。

今季、背信投球が続いている新垣が伝家の宝刀・ワイルドピッチを封印し、20勝投手・岩隈に完璧に投げ勝つと言うよもやの展開でソフトバンクが楽天と入れ替わりで最下位脱出。王さんのホークス通算1000勝まであと3つと迫った。楽天は頼みの岩隈が5回4失点KOとなる大誤算で、終盤の粘りも及ばず、再び最下位に逆戻りとなった。

◆F2−1M
ダルビッシュは2,4回を三者三振に斬って取るなど、6回まで2安打無失点の快投。一方、小林宏も初回、先頭の田中に痛打された以降は5回までパーフェクトの好投。6回も簡単に二死を取ったが、ここで唯一のヒットを打たれている田中にライトスタンドへ11号ソロを放り込まれて、先制点を献上。1点を追うロッテは直後の7回、二死からフクーラの四球,里崎のヒットで一、二塁とすると、橋本がタイムリー二塁打を放ち、フクーラが同点のホームイン。1−1で迎えた8回、日本ハムは糸井の二塁打,代打・ミスタースナイパーのヒットで一死一、三塁とし、小林宏をKO。代わった川崎に対して、田中のセカンドゴロが野選を誘い、勝ち越しに成功。ダルビッシュは9回は3人で打ち取って、完投で自己最多の16勝目をマークした。

ダルビッシュが12三振を奪っての1失点完投で投手戦を制し、日本ハムがまたまたロッテと入れ替わりで3位に浮上。打っては田中が同点弾に決勝野選とラッキーボーイになった。一方、小林宏は8回途中まで無四球5安打2失点の好投を展開していたが、打線の援護がなく、12敗目。

◆L3−4Bs◆
初回、偽バファローズは一死から後藤がヒットで出ると、続くカブレラが36号2ランを叩き込み、先制。その裏、西武は一死一塁から中島のタイムリー二塁打で応戦。1−2の儘、迎えた6回、偽バファローズは日高の13号ソロで突き放すが、その裏、西武は後藤,中村と連続アーチをぶち込んで、一気に同点。試合はその儘、延長にもつれ込んだ。迎えた10回、偽バファローズは先頭のローズが二塁打を放つと、北川が送って、一死三塁となった所で小瀬がスクイズを決めて、勝ち越しに成功。その裏、西武は二死から後藤の四球,中村の内野安打で一、二塁としたものの、最後は礒?が三振に倒れて、あと一歩及ばなかった。

主導権を握る偽バファローズに対して、西武は追い付くのが精一杯で一度もリードを奪えない儘、突き放されて、今季ワーストの7連敗。粘り勝ちで接戦を制した偽バファローズはこれで9年ぶりのAクラスが確定。気になるのは香月に3イニングも投げさせ、10回には一打サヨナラのピンチを迎えたにも拘わらず、最後まで守護神・加藤にお呼びがかからなかった事か。最近、安定感を欠く加藤は一昨日のリリーフ失敗で首脳陣からの信頼をかなり失ってしまった様だ。

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August 27, 2008 23:57

◆G3−2YB◆
2回に先頭の村田を死球で出した横浜は続く吉村の25号2ランで先制。2点を追う巨人は4回、ガッツの25号ソロで1点を返すと、6回には連打で作った一、二塁のチャンスに1番スタメンに抜擢された亀井が同点タイムリー。続くキムタクが送って、二、三塁と勝ち越しのチャンスを作ったが、ガッツ,寿司職人ラミレスと倒れて、同点止まり。2−2の儘、迎えた8回、この回から代わった2番手・小山田に対して、一死から代打・大道が2号ソロを叩き込み、ついに勝ち越し。最後はクルーンが3人でピシャリと締めて、逃げ切った。

大道の会心の代打決勝アーチで3連勝を果たした巨人が自力優勝を復活させた。投げては先発・バーンサイドが6回を3安打2失点と好投。リリーフ陣もヒットを許さず、最後を締めたクルーンは2年連続の30セーブ目をマーク。横浜はハマのチンピラが良く投げたが、いかんせん打線が3安打では如何ともし難かった。

◆T1−4D
2回一死一、二塁のチャンスをゲッツーで潰し、3回には一死一、三塁のチャンスを逃し、4回には一死からヒットで出た中村紀が盗塁死と、怒濤の拙攻三昧を繰り広げていた中日だが、5回、一死満塁から荒木のタイムリーでようやく2点を先制。なおも一、二塁のチャンスだったが、李がゲッツーに倒れて、2点止まり。その裏、阪神は高橋光のタイムリー二塁で1点を返すと、続く6回には一死満塁と一打逆転のチャンスを掴むが、ここで林が最悪のピッチャーゴロゲッツーに倒れて、無得点。8回から登板の久保田は二死満塁から押し出し四球と暴投で痛恨の2失点。最後は五輪で失意のどん底に叩き落とされ、怒り心頭の岩瀬の前に3人で抑え込まれて、連勝は5でストップした。

阪神のシニアディレクターに北京に拉致され、訳の分からない起用法で振り回されて、最大級の戦犯扱いされるなど、心に深い傷を負った岩瀬がその阪神相手に敵愾心を燃やし、溜まった鬱憤を晴らす怒りの投球で阪神のマジックを消滅させた。どうなる事やら心配だったが、復帰最初の登板が阪神戦と、ウサを晴らすには絶好の相手だったと言うのは僥倖だった。打線の方は3併殺を食らうなど、相変わらず、無様な攻撃を繰り広げていたが、とにかく今回は岩瀬の復活が見られて何よりだ。

◆S4−1C◆
広島先発・高橋に対して、ヤクルトは2回、先頭の飯原が6号ソロを叩き込んで、先制すると、5回にはオチョアのタイムリーエラーで2点目を追加。3,4回とチャンスを逃した広島だが、その裏、二死三塁から東出がタイムリー二塁打を浴びせて、1点差。7回には二死から小窪が振り逃げで出ると、代打で登場の求道者・前田が怒りのライト前ヒットで続いたが、東出は三振に倒れて、二者残塁。直後の8回、ヤクルトは武内のタイムリーでダメ押しの2点を追加。その裏から、五十嵐−林と繋ぎ、連敗を5で止めた。

5割復帰と3位浮上が懸かっていた広島だが、求道者・前田がまたもやベンチに軟禁された事が大きく響き、僅か1点と沈黙し、痛い黒星。代打で起用された求道者・前田はまたもや怒りのヒットを放ち、これで4打数連続ヒット(5打席連続出塁)。だが、求道者・前田は代打の神様なんて位置付けを目指している訳ではない。折角、調子が上がって来ているのだから、いい加減、スタメン起用を図って欲しいものだ。3位浮上のチャンスだと言う事を分かっているのか!?

◆H2−3Bs◆
ソフトバンクは2回、一死満塁と絶好のチャンスを掴むも、辻,高谷と倒れて三者残塁。続く3回にも二死から松中の二塁打,小久保の四球で一、二塁とするが、松田が打ち上げて二者残塁。すると、直後の4回、偽バファローズは無死一、二塁のチャンスにローズが最悪のゲッツー。しかし、続く濱中が歩くと、濱中が一、二塁間で挟まれている隙に三塁走者・坂口が本塁を陥れ、1点を先制。続く5回には下山が8号ソロを放ち、2点目。その裏、ソフトバンクは二死から松中がヒットで出ると、続く小久保が20号2ランを叩き込み、一気に同点。更に、6回には一死二塁から連続四球で満塁とし、偽バファローズ先発・小松をKOするが、本多,代打・本間と打ち取られ、三者残塁。同点の儘、迎えた土壇場9回、ソフトバンクは好投の大隣を下げ、早くも守護神・馬原を投入するが、これが裏目。一死から連打で一、三塁のピンチを背負うと、小瀬にスクイズを決められ、勝ち越し点を献上。その裏、加藤の前に三者凡退を喫し、3位転落となった。

五輪前に既に壊れかけていた川崎が五輪で完全に壊されてしまい、疲労骨折で今季絶望の危機に…。五輪の結果が結果だけに川崎の頑張りは何一つ報われなかった事になり、実に不憫だが、WBCの時と言い、国際大会に行く度にケガして帰ってきて長期離脱するのも考えものだ。五輪野球の暫定ラストイヤーでメダルを掠め取る事よりも、王さんのラストイヤー(?)でペナントを勝ち取る事に邁進してくれよ。川崎の復帰を心待ちにしていただけに、この離脱はやはり痛過ぎる。2試合で9安打と爆発していた本多も雨天中止で勢いが止まってしまい、5タコ。松中,小久保の両主砲は気を聞いたが、10残塁の拙攻も大きく響き、好投の大隣を見殺しに…。折角、戻ってきたのに、全然セーブのつく場面を作って貰えない馬原が同点の場面で上がってみれば、今季初黒星と、どうにも明るい材料が見えて来ないソフトバンクである。

◆M0−1F
両軍共に走者を出しながら、あと一本が出ず、0−0の儘、中盤へ突入。迎えた5回、日本ハムは二死走者なしから稲田の四球,田中のヒットで一、二塁とすると、稲葉がライト前へ弾き返して、稲田が先制のホームイン。1点を追うロッテは7回、2本のヒットで一死一、三塁とするも、代打・早川,根元と倒れて、二者残塁。9回にも守護神・MICHEALからサブローの四球,ベニー松山のヒットで長打が出れば一気に逆転サヨナラと言う場面を作ったが、最後は田中雅が三振に倒れて、完封負けとなった。

日本ハムが最少得点を守りきる完封リレーで2位浮上。先発・グリンは7回零封の好投で対ロッテ14イニング連続無失点と相性の良さを見せつけた。ロッテはベニー松山が3安打でいずれも大きなチャンスを築いたが、全て報われず仕舞いで3連敗。水島の呪いに取り憑かれている根元はこの日も3タコ。これで最近27打席で僅かに1安打と不振は深刻を極め、今週中にも3割を割りそうな勢いだ。

◆L7−2E◆
3回に渡辺直のタイムリーで先制を許した西武だが、4回、四球のG.G.佐藤を一塁に置いて、中村が逆転の33号2ラン。中村は続く5回にも二死一、二塁のチャンスに2打席連続の34号3ランをぶち込んで、一気に4点差。直後の6回、併殺の間に1点を返されるも、その裏、すかさず細川の13号ソロで突き放す。8回には栗山のタイムリーでダメ押しの8点目。土壇場9回、楽天は二死満塁と粘りを見せ、守護神・グラマンを引っ張り出したが、最後は代打・高須がショートゴロに倒れて、万事休す。

西武が一発攻勢で逆転勝ちを収め、マジックを23と減らした。中村は2発5打点の大活躍。ローズに3差の34号とホームランキング争いで独走体勢に入りつつある。五輪で計り知れない精神的ダメージを受けたG.G.佐藤も本職のライトを守っているうちにほぐれてきたのか、この日は2安打1四球て勝利に貢献。先発の石井一は6回を2失点で切り抜け、2年ぶりの2桁勝利をマークした。

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