小松剛
July 01, 2009 22:34
◆G2−1C◆
初回、無死二塁のピンチはかわした春風亭半ケツだったが、続く2回、一死から梵にレフトスタンドへ2号ソロをたたきこまれて、先制点を献上。広島先発のルーキー小松の前に4回まで沈黙していた巨人は5回、先頭の李が死球を食らうと、キムタクのセカンドゴロの間に二進。ここで鶴岡のセンター前へのフライをダイレクトキャッチを狙った赤松が強引に突っ込んで後逸。ボールが転々とする間に李が同点のホームイン。3回以降、安定した投球を続けていた春風亭半ケツだが、8回、一死から代打・嶋,赤松と連打を浴びて、一、三塁のピンチを迎えると、東出に勝ち越しタイムリーを浴び、無念のKO。広島はその裏からシュルツー永川と繋ぐ勝利の方程式が決まり、連敗を4でストップさせた。小松は7回1失点でプロ2勝目を飾った。
◆D4−1T◆
中日はこの日も初回から一、二塁のチャンスを逃すなど、相変わらずのタイムリー欠乏症ぶりをまざまざと見せつけ、一向に得点を奪えない体たらく。しかし、先発の小笠原が不甲斐ない打線の援護をひたすらに待ちながら、6回まで阪神打線を0点に抑える粘りの投球を展開。何とかこの好投に報いたい中日は6回、荒木のヒット,森野の四球で一、二塁とした所でブランコが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに22号3ランを叩き込み、ついに先制。更に、藤井が三塁打を浴びせると、デラロサが歩いた後、谷繁のサードゴロの間に4点目を追加。7回から継投モードに入った中日投手陣の前に阪神は鳥谷の6号ソロで完封を免れるのが精一杯だった。小笠原は6回無失点で3勝目。これで中日は8連勝となったが、依然として、破滅的な一発依存症,タイムリー欠乏症は深刻を極めており、先発投手陣の調子が落ちてきた時の不安は募るばかりで名手・川相の一刻も早い現役復帰が待たれる所だ。
◆YB9−5S◆
序盤から打撃戦となったこの試合。初回に横浜が内川,メカゴジラのタイムリー二塁打で2点を先制すると、直後の2回、ヤクルトはガイエルの12号ソロ,相川の5号ソロと一発攻勢で同点。その裏、藤田のタイムリー三塁打で勝ち越されるも、3回、無死満塁からデントナが2点タイムリーを浴びせて、一気に逆転。しかし、横浜はその裏、細山田のタイムリーでまたも同点。4−4で迎えた5回、ヤクルトは一死一、三塁から、またもデントナが犠飛を打ち上げ、勝ち越しに成功。粘る横浜は6回、死球の吉村を一塁に置いて、またも藤田が2号2ランを叩き込み、逆転。続く7回にはメカゴジラが6号ソロを叩き込むと、8回には村田,ジョンソンにタイムリーが飛び出し、ダメ押し。6回二死から打者一人を抑えただけのカリメロに2勝目が転がり込んだ。
◆H−Bs◆
降雨中止。
◆F10−5E◆
楽天先発のルーキー・藤原は初回、2三振を含む三者凡退と上々の滑り出し。しかし、続く2回、7安打を集中されて6点を失う大炎上となり、失意のKO。これで完全に主導権を握った日本ハムは4回に稲葉のタイムリー二塁打で1点を追加すると、5回には金子誠の6号2ラン等で3点を加え、10点目。楽天は終盤5点を返す意地を見せたが、序盤の失点があまりにも大き過ぎた。ソフトバンクが雨で試合を流した事で日本ハムは単独首位に躍り出た。先発の武田勝は7回を1失点無四球の好投で4勝目。
◆L11−6M◆
初回、井口のタイムリーで先制された西武だが、その裏、中島のタイムリー二塁打ですかさず同点。続く2回には連打と犠打で一死二、三塁とすると、佐藤の犠飛で勝ち越し。更に、銀仁朗がヒットで繋ぐと、片岡,栗山と連続タイムリーを浴びせて、3点を追加。4点を追うロッテは5回、先頭の今江の5号ソロで1点を返すと、続く6回には片岡のタイムリーエラーの後、今江が2打席連続6号3ランを叩き込み、一気に逆転。しかし、その裏、西武は一死二塁から佐藤のタイムリー三塁打であっさり追い付くと、続く銀仁朗の犠飛で再び勝ち越し。これで流れを引き寄せた西武は7回には押し出し四球と暴投でタナボタの2点を加えると、8回にも中島のタイムリー二塁打でダメ押しの2点を追加。WBC使用球はからっきしだが、NPB使用球ならお手の物…の筈が6点を失ってしまった西武先発・岸だが、打線の援護に恵まれ、8勝目をマークした。
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