大家友和
September 23, 2010 22:03
◆G2−5YB◆
制球に苦しみながらも1,2回と粘りの投球を続けていた巨人先発・ゴンザレスだが、3回、一死から石川に痛打されると、続くハーパーにライトスタンドへ18号2ランを被弾し、先制点を献上。2点を追う巨人は4回、二死から寿司職人ラミレス,阿部の連続二塁打で1点を返すと、更に、マッスル千代の富士がバットを折られながらも、セカンドの右をしぶとく破るタイムリーを放ち、同点。しかし、6回、ゴンザレスは二死から下園を歩かせると、カスティーヨにレフトスタンドへ勝ち越し19号2ランを被弾すると、8回には2番手・久保が村田にバックスクリーン右へ23号ソロを浴び、点差は3点に拡大。巨人は5回以降、全く快音が聞かれず、9回一死から寿司職人ラミレスが16人ぶりにヒットを放ったが、阿部,マッスル千代の富士と連続三振を喫して、万事休す。本拠地で一発攻勢を食らうと言う完全にお株を奪われた形で痛い星を落とし、1日で3位転落となった。横浜先発・大家は7回を無四球2失点の好投で7勝目をマーク。
◆D1−6T◆
負ければ、中日にマジック点灯を許してしまう所まで追い詰められた阪神は初回、中日先発・吉見の制球難に付け込み、3四球を選んで二死満塁とすると、J.マッケンジーがレフト前へ先制の2点タイムリーを放ち、ナゴヤドームで31イニングぶりの得点をゲット。3回には一死から三塁打を放った鳥谷を新井がセンターへの犠飛で本塁へ迎え入れ、3点目。中日は4回、英智,ベンちゃんのヒットで一死一、二塁とするも、スタメンから外れたブランコに代わり、5番スタメン起用された小池がサードへのファールフライ。堂上直は三振に倒れて、二者残塁。6回、二死から川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに森野の21号ソロでようやく1点を返すと、ベンちゃんもヒットで続いたが、小池がサードライナーとまたもブレーキで1点止まり。突き放したい阪神は7回、マット・マートンが史上4人目のシーズン200安打となる17号ソロを叩き込むと、8回にもマット・マートンがタイムリー二塁打。更に、9回にはブラゼルにタイムリーが飛び出し、ダメ押し。その裏、5点のリードがありながら登板した守護神・藤川球が3人でピシャリと締め、中日のマジック点灯を阻止。1日で2位に再浮上となった。先発の能見は7回を無四球1失点に抑え、無傷の5連勝。
◆C0−3S◆
ハーラーダービー独走体勢を整えたい広島先発・前田健は3回まで1安打無失点と上々の滑り出し。4回も簡単に二死を取ったが、ここでホワイトセルにライトスタンドへ先制15号ソロを被弾。7回には2四球で二死一、二塁のピンチを作ると、鬼崎にライト前タイムリーを浴び、更に、館山の内野安打に梵の悪送球が重なり、3点目を献上。広島は梵が3安打と一人で気を吐くも、7回まで4安打と沈黙。8回二死から木村の四球,天谷のヒットで一、二塁と一発同点の場面で主砲・栗原の打席を迎えるも、ピッチャーゴロに倒れ、二者残塁。ヤクルト先発・館山は9回も無難に抑えて、今季3度目の完封で11勝目を飾った。
◆H9−3M◆
逆転優勝の可能性が大いに出てきたソフトバンクは初回、井口の16号2ランで先制を許すも、その裏、一死満塁からハマのスペランカーのタイムリー内野安打,ペタジーニの押し出し四球であっさり同点とすると、松田がレフトフェンス直撃の勝ち越し2点タイムリー二塁打を浴びせて、ロッテ先発・コーリーを早くもKO。続く長谷川が四球を選び、再び満塁とすると、二死後、川崎に2点タイムリー二塁打,本多に2点タイムリーが飛び出し、この回、大量8点のビッグイニングを形成。Aクラス死守の為にも、簡単には負けられないロッテは3回、井口の2打席連続17号ソロで3点目を挙げるが、後が続かず、4回以降はゼロ行進。一方、2回以降、散発2安打と沈黙していたソフトバンクだが、8回に川崎のタイムリーでダメ押しの9点目。ロッテは9回、3連打で無死満塁としたものの、後続を断たれて、ゲームセット。これで再び日本ハムに同率3位で並ばれる事でなった。ソフトバンクは5連勝でついに首位に浮上すると同時に、優勝マジック2が点灯。先発・和田は7回を3失点で切り抜け、トップタイの17勝目をマークした。
◆L3−4E◆
片岡が右ふくらはぎ痛で今季絶望となった上、デーゲームでソフトバンクが勝ってしまい、よりプレッシャーのかかる西武はエース・涌井に全てを託すが、2回、山崎に27号ソロ,ルイーズに11号ソロと連続被弾で2点を献上。その裏、3四死球を貰うタナボタで押し出しの1点を返すが、なおも二死満塁のチャンスに片岡に代わって、1番に入った栗山がレフトフライに倒れて、三者残塁。直後の3回、楽天は一死から枡田,聖沢と連打を浴びせると、二死後、ルイーズが敬遠されて満塁となった所で中川がレフト前へ弾き返して、2点を追加。涌井はこの回限りで無念の降板となった。その裏、中島の20号ソロで1点を返した西武は6回、二死満塁と一打同点のチャンスを作るが、佐藤がセカンドゴロに倒れて、またも三者残塁。土壇場9回、西武はまたも二死満塁のチャンスを掴むと、フェルナンデスが押し出し四球を選んで、1点差。ワンヒットで逆転サヨナラと言う場面となったが、中村が三振に倒れて、あと一歩及ばなかった。これで西武はついに首位の座から陥落。マジックも自力優勝も消滅した。プロ初登板初先発となった菊地は西武の拙攻にも救われ、5回を2失点で踏ん張り、プロ初勝利。
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August 29, 2010 23:54
◆C11−12G◆
巨人は初回、二死走者なしからガッツ,寿司職人ラミレスと連続二塁打を浴びせて、1点を先制。その裏、広島は一死から木村の三塁打,天谷のタイムリーであっさり追い付くが、直後の2回、巨人は一死から長野がヒットで出た所で脇谷がライトスタンドへ6号2ランを叩き込み、勝ち越し。4回には長野,脇谷の連打の後、朝井が送って、二、三塁となった所で坂本がセンター前へ2点タイムリー。4点を追う広島はその裏、一死から栗原,嶋の連打で二、三塁となった所でルパン広瀬がレフトスタンドへ10号3ランをぶち込んで、1点差に詰め寄ると、続く5回には二死二塁から天谷が同点タイムリーを浴びせて、巨人先発・朝井をKO。更に、代わった久保から栗原がタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。逆転された巨人は直後の6回、先頭の古城が四球で出ると、二死後、ガッツ,寿司職人ラミレス,阿部と3連続四球で押し出しと労せずして同点。なおも満塁の場面で代打・矢野がレフト前へ勝ち越しのタイムリー。更に、長野が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、この回一挙5点。しかし、粘る広島はこの裏、一死満塁のチャンスに梵がセンター前へ2点タイムリー。続いて代打で登場した求道者・前田が歩くと、天谷もタイムリーを放ち、1点差。突き放したい巨人は7回、ヒットの古城を坂本が送ると、二死後、ガッツがレフトスタンドへ29号2ラン。久保,山口,越智と勝ちゲームで起用するリリーフを使い果たした事で8回から早くも引っ張り出された守護神・クルーンは8回は無難に抑えたものの、土壇場9回、二死一塁から岩本に13号2ランを被弾し、1点差に詰め寄られる。更に、代打・倉に痛打された所で無念のKO。代わったMICHEALも石原を歩かせ、一、二塁とワンヒットで同点の大ピンチを背負うが、続く梵をライトフライに打ち取り、辛くも逃げ切った。勝ち越しタイムリーを許した直後に逆転して貰った2番手の久保に7勝目が転がり込んだ。
◆YB2−1D◆
初回、中日はいきなり先頭の荒木が二塁打を放つも、セサル,ベンちゃんと連続三振。森野もサードゴロに終わり、荒木は二塁に釘付け。すると、その裏、横浜も同じく先頭の内川が二塁打。石川の犠打で三塁へ進めると、二死後、村田がタイムリー二塁打を放ち、先制。3回には大家,内川の連打の後、またも石川が犠打を決めた所でハーパーが犠飛を打ち上げ、1点を追加。2点を追う中日は4回、二死から森野が二塁打を浴びせると、ブランコがレフト前へタイムリーを放ち、1点差。その後、中日は5回二死二塁,6回一死二、三塁,7回一死二塁と再三のチャンスを悉くつぶし、8回も一死からベンちゃんがヒット出た後、森野がセカンドゴロゲッツー。土壇場9回にも無死一、二塁と絶好のチャンスを掴みながら、谷繁がファーストゴロゲッツー。それでも二死三塁と一打同点のチャンスは続いたが、堂上直がセンターフライと最後の最後までタイムリー欠乏症に喘ぎ、ゲームセット。横浜先発の大家は7回を無四球1失点の好投で5勝目。
◆S5−12T◆
今季初登板となるヤクルト先発・山本斉に対し、阪神は初回、ヒットのマット・マートンを平野が送ると、鳥谷がレフト前へ先制のタイムリー。その裏、青木の11号先頭打者アーチで同点とされるが、直後の2回、キュラソ星人の13号,J.マッケンジーの23号と連続アーチで2点を勝ち越し。更に、二死後、マット・マートン,平野,鳥谷の3連打で1点を追加。ヤクルトは4回、四球の田中を一塁に置いて、ホワイトセルが10号2ランを放ち、1点差。突き放しておきたい阪神は直後の5回、二死からキュラソ星人がヒットで出ると、続くJ.マッケンジーがこの日2本目となる24号2ラン。続く6回には一死一塁から鳥谷が16号2ランを叩き込み、8点目。8回には鳥谷のタイムリー,ブラゼルの38号3ランでダメ押しの4点を奪い、首位の座を死守した。先発のソニックは6回を3失点でハーラートップタイに並ぶ12勝目。
◆H2−1M◆
ロッテは初回、先頭の西岡が四球を選ぶと、一死後、二盗に成功。井口が倒れて、二死となるも、金が右中間突破のタイムリー二塁打を放ち、1点を先制。4回には井口の二塁打,金の四球で無死一、二塁とするも、フクーラ,今江,大松と打ち取られ、追加点ならず。ピンチを切り抜けたソフトバンクはその裏、先頭の本多が左中間を破る三塁打を放つと、松田のショートへの内野安打で一、三塁となった所で小久保がセンター前へ同点のタイムリー。更に、続くハマのスペランカーが三塁ベースを直撃するタイムリー内野安打を放ち、勝ち越しに成功。5回には二死満塁のチャンスを作るが、小久保が打ち上げて、三者残塁。一方、ロッテは6回、先頭の清田が二塁打を浴びせて、ソフトバンク先発・大隣をKO。代わった森福から井口もライト前へ弾き返して、一、三塁とするが、金,フクーラと連続三振。今江もセカンドゴロに終わり、同点ならず。ソフトバンクは7回から摂津−ファルケンボーグと繋ぎ、9回から守護神・馬原を投入する必勝リレー。一死二塁と一打同点のピンチを背負ったものの、後続を断って、逃げ切った。大隣は5回0/3を1失点で3勝目。同率での首位攻防戦に勝ち越したソフトバンクは再びロッテを突き放して単独首位に立った。
◆L5−3E◆
0−0で迎えた4回、楽天は一死から四球で歩いた鉄平が二盗を仕掛けて憤死するが、山崎がレフトスタンドへ24号先制アーチ。しかし、その裏、西武はすかさず先頭の中島がライトスタンドへ15号ソロを放り込み、あっと言う間に同点。続く5回にはヒットの阿部を片岡が送った所で栗山がセンター前へ弾き返して、勝ち越しに成功。2−1の儘、迎えた8回、楽天は先頭の代打・嶋がヒットで出ると、二死後、連続四死球で満塁とした所でルイーズがレフト前に2点タイムリーを放ち、逆転に成功。土壇場9回、西武は先頭のフェルナンデスがヒットで出ると、佐藤の犠打がエラーを誘い、一、二塁。代打・原はバントをまともに転がしてしまい、三塁で封殺されるが、続く上本がライトスタンドへ4号3ランを放り込み、劇的な逆転サヨナラ勝ち。連敗をようやく7でストップさせた西武は2位に浮上。一時は逆転打を許した4番手・藤田に4勝目が転がり込んだ。
◆Bs9−6F◆
初回、日本ハムはヒットの田中を劇団ひちょりが送ると、二死後、小谷野が先制のタイムリー内野安打。一気に畳み掛けたい所だったが、恐怖の残塁量産マシンの名を欲しい儘にするあの男が打ち上げて、1点止まり。3回には一死満塁からまたも小谷野がレフト前へ2点タイムリー。なおも一、二塁とチャンスが続いたが、怒濤のチャンスブレイカーの名を欲しい儘にするあの男が打ち上げると、トンガも三振に倒れて、二者残塁。4回には一死三塁から飯山がスクイズを決めて、1点を追加。4点を追う偽バファローズはその裏、北川,日高のタイムリーで2点を返すと、続く5回にはカブレラ,ティー岡田の連続タイムリー二塁打で一気に同点。6回に1点ずつ取り合って迎えた7回、日本ハムは一死三塁から稲葉がタイムリーで三たび勝ち越しに成功。しかし、この後、小谷野が三振に倒れると、6回に走者のいない場面でヒットを放ってしまった事だけで第1,2打席で溜め込んだインケツパワーを放出しきってしまったあの男が三振に倒れて、追加点ならず。その裏、偽バファローズはバルディリスのタイムリーがまたまた同点とすると、続く8回には一死から坂口の三塁打の後、森山のタイムリーでついに勝ち越し。更に、後藤,カブレラ,ティー岡田と続く怒濤の5連打でこの回3点。最後は岸田が締め括った。5番手の平野は1回を無失点に抑えて、6勝目。
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August 15, 2010 22:11
◆G1−5YB◆
巨人の先発は前回、移籍初登板で7回零封の快投を演じた朝井。不振を極める巨人先発投手陣の救世主として、一躍、多大なる期待を背負う事となったが、初回に寿司職人ラミレスの犠飛で先制点を貰いながら、直後の2回、一死二、三塁のピンチを背負うと、武山にタイムリーを浴びて、あっさり同点。更に、大家の犠打の後、内川には2点タイムリーを許して、勝ち越し点を献上。3,4,5回と3人ずつで片付け、立ち直ったかに思われた矢先の6回、村田に痛恨の17号ソロを被弾。その裏、巨人は二死からガッツの内野安打,カスティーヨのエラーで一、二塁とするも、マッスル千代の富士がファーストゴロに終わり、二者残塁。8回には二死から長野がヒットを放ち、横浜先発・大家をKOするが、早くも登場した守護神・山口の前にガッツが空振り三振。土壇場9回、横浜は村田が右中間へ2打席連続の18号ソロをぶち込んで、ダメ押しの5点目を追加。最後は山口が三者三振の快投で締め括り、4連敗を阻止した。大家は7回2/3を自責点0の好投で4勝目。
◆D3−2C◆
中日先発が中田賢一,広島先発が中田廉と言う中田対決となったこの試合、先手を取ったのは広島。2回一死から岩本がヒット,石原が四球で出ると、赤松のファーストゴロで二死二、三塁。ここで中田廉のファーストゴロが新井のタイムリーエラーを誘い、2点を先制。追いかける中日は4回、先頭のベンちゃんが二塁打を放つと、二死後、堂上直が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ4号2ランを叩き込み、一気に同点。6回には2番手・岸本から無死一、二塁と絶好の勝ち越しチャンスを掴むも、森野が最悪のショートゴロゲッツー。続く谷繁も三振に倒れて、勝ち越しならず。8回には二死満塁のチャンスを作るが、一発含む2安打を放っている堂上直がセカンドゴロに終わり、三者残塁。広島も9回に二死二塁のチャンスを生かせず、昨日に続いて延長にもつれ込んだ。迎えた10回、中日は荒木が栗原のエラーで出ると、英智が送った後、ベンちゃんが歩かされて、一、二塁。ここで森野がレフト前へタイムリーを浴びせて、サヨナラ勝ちで3連戦3連勝。1回を3人で抑えた4番手・浅尾に8勝目がついた。
◆T9−6S◆
デーゲームで巨人が敗れた為、勝てば首位返り咲きとなる阪神は2回、相川の11号ソロで先制を許すも、その裏、先頭の新井がすかさず13号同点アーチ。更に、一死後、キュラソ星人がライトスタンドへ10号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。続く3回には先頭のマット・マートンの13号ソロを放り込むと、一死一、三塁からブラゼル,キュラソ星人と連続タイムリーが飛び出し、この回3点。しかし、連勝が止まったとは言え、打線好調のヤクルトは4回、宮本,川端,代打・デントナの3連続二塁打で2点を返すと、続く5回には飯原,ホワイトセルと連打を浴びせて、阪神先発・下柳をKO。続く山岸の犠打で二、三塁となった所で相川がレフト前へ2点タイムリーを放ち、一気に同点。更に、6回にはデントナが12号ソロを叩き込み、ついに勝ち越し。4回以降ノーヒットと沈黙していた阪神だったが、8回、ブラゼルの二塁打,川端のエラーで一、三塁とすると、キュラソ星人,J.マッケンジーと連続タイムリーを放ち、逆転に成功。二死後、マット・マートンが走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、ダメ押し。最後は守護神・藤川球がきっちり締め括った。これで阪神はまたまた首位奪回に成功。2回を無失点に抑えた4番手・久保田に5勝目がついた。
◆H5−9F◆
武田勝,小椋の両先発の投げ合いで序盤は両軍ゼロ行進。試合が動いたのは5回。ソフトバンクは一死からペタジーニがレフト前に弾き返すと、二死後、長谷川がライトスタンドへ2号先制2ラン。しかし、直後の6回、日本ハムは先頭の高口が川崎のエラーで出ると、一死後、小谷野がライトスタンドへ12号2ランを叩き込み、一気に同点。続いて糸井が二塁打を放つと、インケツパワーが充電されたあの男がよもやの勝ち越しタイムリー二塁打。更に、トンガが歩いた後、大野のタイムリー二塁打を放つと、金子誠のショートゴロの間にも1点を追加し、この回一挙5点。3点を追うソフトバンクは8回、長谷川,川崎のヒットで二死一、二塁とすると、本多がレフト前へタイムリーを放ち、武田勝をKO。なおも一、二塁のチャンスだったが、松田がショートゴロに終わり、1点止まり。すると、日本ハムは9回、4長短打で一気に4点を追加し、試合を決定付けた。その裏、武田久がペタジーニに9号2ランを被弾する安定感のなさを露呈したのは不安材料だったが、大局に影響は及ぼさなかった。武田勝は7回2/3を3失点で切り抜け、自己初の5連勝で2年連続の10勝目。
◆L6−1Bs◆
連勝街道をひた走る西武はこの日も2回に高山の先制5号2ランで早くも主導権を握ると、5回にはまたも高山がレフトスタンドへ2打席連続となる6号ソロ。続く6回にはフェルナンデス,ブラウン,代打・原の3連打で1点を追加すると、一死後、上本,佐藤と連続タイムリーを浴びせて、6点目。7回まで散発3安打と三塁も踏めずにいた偽バファローズは8回、先頭の前田大が二塁打を浴びせると、一死後、坂口のタイムリー三塁打でようやく1点。しかし、森山,後藤と倒れて、追加点ならず。9回にも走者2人を出す粘りを見せたが、及ばなかった。コレで西武は8連勝。1ヶ月半ぶりの登板となった先発・オツは6回を2安打無失点の好投で2勝目を挙げた。敗れた偽バファローズは自力優勝が消滅。
◆M6−3E◆
楽天は初回、二死から鉄平のヒット,山崎の四球で一、二塁とすると、中村紀がタイムリー二塁打を放ち、1点を先制。3回には先頭の内村が内野安打で出ると、鉄平がライトスタンドへ7号2ランを放り込み、3点目。その裏、ロッテは的場が内村のエラーで出ると、岡田のタイムリー二塁打で生還。続く4回には2四球で一死一、二塁のチャンスを掴んだ所で清田が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、一気に同点。中盤以降、両軍共に決め手を欠き、3−3の儘、延長に突入。迎えたラストイニング12回裏、ロッテは2四球で一死一、二塁とした所で今江が7号3ランを叩き込み、劇的なサヨナラ勝ち。5番手・薮田は1回を無失点に抑えて、2勝目が転がり込んだ。
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July 31, 2010 23:20
◆C0−5G◆
よもやの前田健撃破に成功し、勢い付く巨人は昨夜のヒーロー・江戸川を7番ファーストでスタメン起用,不振の松本をスタメンから外すなど、テコ入れを敢行。初回、松本に代わり、2番に起用された長野がレフト線へ二塁打を浴びせると、二死後、寿司職人ラミレスがレフトスタンドへ33号先制2ラン。2点を追う広島は1回一死二塁,2回二死一、二塁,3回一死二塁と立て続けに得点圏に走者を進めながら、あと一本が出ない。すると巨人は4回、先頭の阿部が死球を食らうと、一死後、脇谷がライトスタンドへ4号2ラン。その裏、広島は二死から小窪のヒット,ガッツのエラーで一、二塁とするも、代打・天谷がセカンドゴロに終わり、二者残塁。続く5回には東出のヒット,梵の四球で無死一、二塁とするも、クリーンアップがあえなく凡退し、またも無得点。0−4の儘、迎えた8回、巨人は一死から四球で歩いた松本が牽制に引っかかる大チョンボ。しかし、ここで嫌なムードを断ち切るべく亀井がライトスタンドへ5号ソロを叩き込み、5点目を追加。広島は9回も先頭打者を出しながら、代打・ヒューバーがゲッツー。この後、東出がヒットを放つと言うチグハグな攻撃を展開。2併殺11残塁の拙攻が大きく響き、完封負けを喫した。巨人先発・オビスポは7回を無失点の好投で2勝目。7月4日の東野以来、実に27日ぶりに先発投手に白星がついた。
◆T5−5D◆
阪神は初回、いきなり鳥谷,平野が連続ヒット。マット・マートンは三振に倒れたものの、4番・新井が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を先制。しかし、直後の2回、阪神先発・鶴はブランコ,ベンちゃんと連打を許し、一、三塁のピンチ。堂上剛をゲッツーに仕留める間に1点を返されるが、これでこの回は凌げるかと思いきや、谷繁に二塁打を浴び、堂上直を敬遠して、勝負に出た投手の中田賢に同点タイムリーを許す体たらく。続く3回には二死からベンちゃんを歩かせると、堂上剛に川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに3年ぶりの勝ち越し2ランを被弾。阪神はその裏、一死一、二塁のチャンスにブラゼル,キュラソ星人が連続三振。四回、二死二、三塁のチャンスには平野が凡退。5回一死一塁,6回一死一、二塁のチャンスも生かせずにいたが、7回二死からブラゼルが33号ソロを叩き込み、1点差。続く8回にはJ.マッケンジーのヒット,代打・関本の四球で一、二塁とした所で鳥谷がタイムリー二塁打を放ち、ついに同点。なおも二、三塁と勝ち越しのチャンスだったが、平野のセカンドライナーで飛び出した鳥谷が戻れずにゲッツーを食らい、同点止まり。土壇場9回、中日はこの回から登板の久保田に対し、堂上直,大島のヒットで二死一、三塁とすると、森野がレフト前へ勝ち越しのタイムリー。これで決まったかと思いきや、その裏、守護神・岩瀬が一死から新井に二塁打を浴びると、二死後、代打・狩野,J.マッケンジーと連続死球で満塁のピンチ。ここで浅井に同点タイムリー内野安打を許し、延長に突入。5−5で迎えた12回、中日は無死満塁と絶好の勝ち越しチャンス。しかし、ベンちゃんが三振に倒れると、英智,谷繁と打ち上げて、3人の走者は釘付け。その裏、阪神は三者凡退に終わり、結局、12回規定ドローに終わった。
◆S1−7YB◆
0−0で迎えた5回、横浜は一死から吉村がレフトスタンドへ3号ソロを叩き込み、1点を先制。その裏、ヤクルトは先頭のホワイトセルが四球を選ぶと、二死後、宮本がタイムリー三塁打を放ち、ホワイトセルが同点のホームイン。追い付かれた横浜は直後の6回、二死走者なしからハーパーのヒット,村田の四球で一、二塁とした所でスレッジがライトスタンドへ20号3ランを叩き込み、勝ち越し。更に、カスティーヨ,吉村の連打の後、橋本が走者一掃のタイムリー三塁打。そして、投手の大家にまでタイムリーが飛び出し、この回一挙6点を獲得。自らのダメ押し打で気を良くした大家は以降、一人の走者も許さず、完投で3勝目をマークした。
◆M5−14H◆
ソフトバンクは2回、エラーで貰ったチャンスに森本のタイムリーで先制。続く3回には一死一、三塁から小久保,ハマのスペランカー,松田と3連続タイムリーを浴びせて、ロッテ先発・吉見をKO。更に、二死後、長谷川が歩いた所で田上,川崎,本多とまたも3連続タイムリーが飛び出し、大量8点のビッグイニングを形成。5回には一死一、二塁から小久保のタイムリー,ハマのスペランカーの犠飛,松田のタイムリー内野安打で3点を加えると、続く6回にも根元のタイムリーエラー,城所のタイムリーで2点をあげ、試合を決定付けた。ロッテは9回に3点を返す粘りを見せたが、序盤の大量失点があまりにも痛かった。ソフトバンク先発・杉内は7回を自責点1の好投で同僚・和田に並ぶトップタイの13勝目を飾った。
◆F9−7L◆
連敗を止め、巻き返しを図りたい西武だが、頼みのエース・涌井が大乱調。初回の一死二塁のピンチは辛くも切り抜けるが、続く2回にも連打を浴びて、無死一、二塁のピンチ。ここでトンガをゲッツーに仕留めるも、大野に今季初アーチとなる先制2ランを被弾。4回には高橋にタイムリー二塁打を浴びると、5回には劇団ひちょりにタイムリー,小谷野に9号2ランを被弾。更に、6回にもトンガに3号ソロを叩き込まれるなど、1つの三振も奪えずに失意の8失点KO。8−1と日本ハムのワンサイドゲームになると思われた矢先の7回、この回から代わった日本ハム2番手・高橋由伸が連打と四球でいきなり無死満塁のピンチを背負うと、一死後、片岡に押し出し四球を与えて、あえなくKO。更に、代わった宮西が代打・平尾に犠飛を許した後、栗山,中島,フェルナンデスと3連続タイムリーを浴びて、2点差と詰め寄られてしまう。その裏、小谷野の2打席連続10号ソロで突き放した日本ハムは9回から武田久を投入し、逃げ切り体勢。依然として昨年の安定感を取り戻せずにいる武田久は代わりばな片岡,代打・原と連打を浴びて、一、三塁のピンチを迎えると、栗山に犠飛を許したものの、中島をショートゴロゲッツーに打ち取り、辛くも逃げ切った。先発の武田勝は6回を1失点に抑え、8勝目。
◆E5−8Bs◆
2回、偽バファローズは二死走者なしから北川がライトスタンドへ先制9号ソロ。4回には先頭のカブレラがヒットで出ると、ティー岡田が23号2ラン。更に、北川が歩くと、バルディリスがタイムリー二塁打。二死三塁となった所で坂口にもタイムリーが飛び出し、この回4点。毎回安打を放ちながら、攻めあぐねていた楽天は5回、草野,嶋と連打を浴びせると、一死後、聖沢がタイムリーを放ち、ようやく1点。なおも一、三塁のチャンスだったが、高須のゲッツーの間に1点を加えるのが精一杯。直後の6回、偽バファローズは一死二、三塁から荒金がレフトへ犠飛。続く7回には四球のカブレラを一塁に置いて、またもティー岡田がこの日2本目となる24号2ランを叩き込み、8点目。粘る楽天はその裏、内野ゴロの間に1点を返すと、続く8回には高須の四球,鉄平のヒットで一、二塁とした所で山崎が走者一掃のタイムリー二塁打。更に、一死後、ルイーズがヒットで繋いだが、草野がファーストゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で2点止まり。最後は岸田の前に3人で打ち取られ、ゲームセット。偽バファローズ先発・小松は10安打浴びながらも、6回1/3を3失点で凌ぎ、5勝目を挙げた。
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