坂口智隆
July 30, 2010 23:13
◆C5−8G◆
中日との3連戦に負け越し、何とか首位戦線に踏み留まりたい巨人だが、この日も相変わらず、先発投手がピリっとせずに大苦戦。先発・藤井は初回から赤松に4号ソロを被弾し、先制点を献上。2回に亀井,阿部の連続二塁打で同点として貰うも、3回、梵のタイムリーで再び勝ち越しを許すと、5回には先頭の岩本に6号ソロを被弾。更に、無死一、二塁のピンチを作って、あえなくKO。代わったロメロは二死までこぎ着けたものの、東出に2点タイムリーを許し、この回3失点。難敵・前田健が相手とあって、4点のビハインドは絶望的かと思われたが、直後の6回、一死からガッツ,寿司職人ラミレスと連打を浴びせると、亀井の四球で満塁となった所で阿部も歩いて押し出しで1点。二死後、脇谷のタイムリーで2点差と詰め寄ると、代打で登場した当ブログ推奨助っ人・江戸川がレフトスタンドへ7号グランドスラムをぶち込んで、一気に逆転。更に、続く坂本も自己最多となる19号ソロを叩き込み、前田健をKO。その裏から、久保−MICHEAL−越智−山口と1回ずつ繋いで、広島の反撃を断ちきった。育成選手から這い上がってきた2番手・ロメロに来日初勝利が転がり込んだ。広島は今季4度目の4連敗。
◆T3−2D◆
一気に首位戦線に躍り出たい中日は初回、ヒットの荒木を大島が送った所で森野が先制のタイムリー二塁打。二死後、ベンちゃんもタイムリーを放って、この回2点。一方、阪神は2回、ブラゼル,キュラソ星人,J.マッケンジー,浅井と4連打を浴びせて、1点を返すと、二死後、平野がタイムリーを放ち、同点。2−2で迎えた4回にはJ.マッケンジーがレフトスタンドへ18号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。2回以降、僅か1安打と二塁も踏めずにいた中日は8回、二死から大島の四球,森野の内野安打で一、二塁とするも、ここで代わった守護神・藤川球の前にブランコが三振に倒れて、同点ならず。9回も引き続きマウンドに上がった藤川球は無難に締めて、逃げ切り。先発のソニックは7回2/3を投げて2失点、12三振を奪う力投で9勝目を飾った。
◆M0−2H◆
4連続三振を奪うなど、まずまずの立ち上がりを見せていたロッテ先発・成瀬だったが、3回、一死から田上に痛打されると、続く川崎をショートゴロに打ち取るも、これを西岡がエラー。このピンチで本多にライト前へ弾き返され、先制点を献上。一方、ソフトバンク先発・山田は2回一死一、二塁,3回二死一、二塁,4回無死一塁,5回一死満塁と再三再四ピンチを背負いながらも、先制点を許さない。成瀬は4回以降、付け入る隙を許さずにいたが、先頭の田上に右中間を深々と破られ、無死三塁のピンチ。一死後、ハマのスペランカーにセンターオーバーのタイムリー二塁打を許し、2点目を献上。ソフトバンクは6回から甲藤−摂津−ファルケンボーグと繋ぐと、最後は守護神・馬原が締めて、完封リレーを達成。山田は5回無失点と粘りの投球で2勝目を挙げ、自らの誕生日に花を添えた。
◆E4−6Bs◆
0−0で迎えた3回、偽バファローズは一死から鈴木が二塁打を浴びせると、坂口がレフト前へ先制のタイムリー。続く4回には一死から3連続四球で満塁とすると、山崎浩のファーストゴロの間に1点を追加。4回までノーヒットと沈黙していた楽天は5回、先頭のルイーズがヒットで出ると、草野のタイムリー二塁打でまず1点。嶋が内野安打で続くと、一死後、聖沢がセンター前へ同点タイムリー。更に、聖沢が二盗を決めて、二、三塁となった所で高須がタイムリーを浴びせ、2点を勝ち越し。しかし、直後の6回、偽バファローズは北川,山崎浩のヒットで一死一、二塁とし、楽天先発・ルイーズをKO。ここで代打・赤田,坂口,代打・荒金と3連続タイムリーで4点を奪い、逆転に成功。2点を追う楽天は8回、二死からリンデンの四球,ルイーズのヒットで一、二塁とするも、草野がレフトへ打ち上げ、二者残塁。最後は岸田の前に3人で打ち取られ、万事休す。偽バファローズ先発・木佐貫は7回を4失点で9勝目。
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May 12, 2010 22:36
◆G3−1L◆
交流戦開幕戦は両リーグの首位チーム同士がいきなり直接対決。WBC使用球はからっきしだが、NPB使用球でのナイターの巨人戦とあれば絶対的な自信を持つ西武先発・岸は初回から三者凡退の好スタート。しかし、2回一死から阿部,高橋,李と3連打を浴びて、先制点を献上。一気に畳み掛けたい巨人だったが、ここで長野が最悪のサードゴロゲッツーに倒れ、1点止まり。一方、巨人先発・ゴンザレスは3回までに5三振と素晴らしい立ち上がりを見せるが、4回、二塁打の片岡を三塁へ進められた所で中島に犠飛を許して、試合は振り出しに。西武は続く5回には先頭のブラウンが8号勝ち越しアーチ。7回には中島に7号ソロが飛び出して、3点目。2回のピンチを切り抜けてから、完全に立ち直った岸は3回先頭のゴンザレスにヒットを許した以降は、9回まで21人連続で打ち取り、完投で6勝目をマークした。
◆D5−1H◆
交流戦3連覇を狙うソフトバンクに対し、中日は3回二死走者なしから岩崎達,森野の連続二塁打で先制。続く4回にはベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに13号ソロを叩き込むと、一死一塁から谷繁もタイムリー二塁打を放ち、1点を追加。3点を追うソフトバンクは6回、一死から川崎の3号ソロでようやく1点を返すが、後が続かない。8回には一死からまたも川崎が二塁打を浴びせるが、本多,オーティズと打ち取られ、無得点。すると、その裏、中日は二死三塁から英智,大島と連続タイムリーを浴びせて、ダメ押しの2点を追加。8回途中から登板の浅尾が最後まで投げきって、今季初セーブ。先発の吉見は7回を無四球1失点の好投でハーラートップタイの6勝目。
◆T2−4F◆
前年度パ・リーグの覇者ながら、最下位に低迷し、交流戦で何とか巻き返しを図りたい日本ハムは4回、ヒットの田中を劇団ひちょりが送った所で稲葉がレフト前へ先制タイムリー。更に、小谷野の二塁打,糸井の四球でチャンスを広げると、高橋がタイムリーを放ち、2点目。追いかける阪神は7回、鳥谷の四球,新井のピッチャー強襲ヒットで一、三塁とすると、ブラゼルの内野ゴロの間に1点。更に、連続試合出場記録を更新する為に登場した代打・キュラソ星人が内野安打で繋いだが、葛城イクローはセカンドゴロに打ち取られ、同点ならず。1点差の儘、迎えた土壇場9回、日本ハムは四球の劇団ひちょりを一塁に置いて、稲葉がレフトスタンドへ5号2ランを叩き込み、ダメ押し。その裏、阪神は鳥谷の一発で1点を返すのが精一杯だった。日本ハム先発のケッペルは来日初完投で5勝目をあげた。
◆S1−2Bs◆
偽バファローズは初回、二死一、三塁のチャンスにT−岡田がセカンドゴロと凡退。続く2回には先頭のバルディリスがヒットで出るも、続く山崎浩のセカンドライナーで飛び出し、ゲッツーを食らう始末。その裏、ヤクルトはようやくどん底を抜け出しつつあるガイエルがライトスタンドへ11号先制ソロ。続く3回には内野安打と2四球で二死満塁とするも、宮本が打ち取られ、三者残塁。ピンチを切り抜けた偽バファローズは直後の4回、一死から連打で二、三塁とした所でバルディリスが犠飛を打ち上げ、同点。中盤以降、両軍共に決め手を欠き、1−1の儘、試合は延長に突入。迎えた10回、偽バファローズは一死から内野安打で出た荒金を鈴木が送ると、坂口がタイムリー三塁打を浴びせて、ついに勝ち越し。最後はレスターが3人でピシャリと締めて、逃げ切った。3番手の岸田は1回無失点で3勝目。ヤクルト先発・石川は8回を1失点と今季最高の投球を見せたが、打線の見殺しに遭い、またしても今季初勝利を逃した。
◆YB1−2M◆
横浜の先発はロッテから厄介払いされた屈辱を晴らさんと怒りに燃える清水。しかし、2回、先頭の大松に先制7号ソロを被弾。その裏、金城の今季初打点となるタイムリーで追い付いて貰った清水は3回、バットでも怒りを燃やし、ライト前ヒットで出塁。この後、二死一、二塁とチャンスを広げたが、依然として不振から立ち直れない主砲・村田があえなく凡退。すると直後の4回、清水はサブローに7号ソロを被弾し、勝ち越し点を献上。以降、8回まで僅か1安打と抑え込み、打っては第2打席で犠打,第3打席で2本目のヒットと、投打に奮闘したが、終わってみれば、サブローの一発が致命傷に…。ロッテは7回から伊藤−薮田−小林宏と繋いで、1点のリードを守りきった。先発の渡辺俊は6回1失点で3勝目を飾った。
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August 19, 2009 23:26
◆G4−0YB◆
巨人先発・東野は3回まで1安打無失点と上々の立ち上がり。打っては3回の第1打席で自ら二塁打を放って、口火を切ると、二死二、三塁となった所でガッツがレフト前へタイムリーを放ち、2点を先制。続く4回には亀井,松田記者の連打で二、三塁とすると、一死後、古城がライト前へ2点タイムリーを放ち、4点目。東野は中盤以降も安定した投球で横浜打線に付け入る隙を許さず、9回からは山口が2安打を浴びながらも、得点を許さず、完封リレーを達成。東野は8回を3安打無失点で6勝目。巨人は4年連続で対横浜の勝ち越しを確定させた。
◆C3−9D◆
一発依存症,タイムリー欠乏症に苛まれ続けている中日は2回、ブランコの二塁打,李の四球で一死一、二塁とすると、藤井が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに10号先制3ラン。続く3回には井端,荒木と連打を浴びせるも、森野がゲッツーでチャンスを潰し、4回にも先頭のベンちゃんがヒットで出るも、後続3人があえなく凡退と、相変わらず、一発が出ないと如何ともしがたく、一向に追加点を奪えない。川相不在の重さを痛感しながらも、粘り強く投げていた先発・あちゃくらさんだが、6回、先頭の末永を振り逃げで出してしまうと、一死後、栗原に16号2ランを被弾し、1点差。二死後、天谷に痛打された所で無念のKOとなった。代わった河原も小窪,代打・喜田と連打を許し、試合は振り出しに。追い付かれた中日は8回、森野の四球,ブランコのヒットで一、三塁とすると、ベンちゃんがタイムリーを放ち、勝ち越し。更に、この後、藤井がタイムリー、代打・立浪が2点タイムリー、荒木が2点タイムリー二塁打と、嘘の様に打線が繋がり、一挙6点のビッグイニングで試合を決定付けた。1回を無失点に抑えた3番手の高橋に2勝目がついた。
◆S4−2T◆
初回、ヤクルトは一死から3連打で満塁とすると、飯原が死球を食らって、タナボタの押し出しで先制。なおも満塁の場面だったが、野口がセカンドゴロゲッツーに倒れて1点止まり。マメを潰して、離脱していた館山は12日ぶりの先発となったが、先制点を貰った直後の2回、一死からブラゼル,葛城イクロー,狩野と3連打で追い付かれると、4回には一死一塁からまたも狩野にタイムリー二塁打を浴び、勝ち越し点を献上。2回以降、打線沈黙となっていたヤクルトは7回、先頭の野口がヒットで出ると、田中の犠打が野選を、相川の犠打がエラーを誘い、無死満塁のチャンス。館山の代打・吉本はサードゴロに倒れるが、続く川島慶が押し出し死球を食らって同点。更に、福地の犠飛で勝ち越すと、暴投でもう1点を加え、この回3点。直後の8回、代打を出された館山に代わる五十嵐に対し、阪神は一死満塁と一打同点のチャンスを作るが、葛城イクローがセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で無得点。ピンチを脱したヤクルトは9回から守護神・林を投入し、逃げ切った。館山は7回2失点でハーラー単独トップの13勝目。阪神先発・岩田は無四球完投を果たしたが、守備に足を引っ張られ、打線の援護も貰えず、自責点1ながら、3敗目。
◆H2−9L◆
ソフトバンク先発・藤岡に対し、西武は初回、中村の36号2ランで2点を先制。その裏、オーティズのタイムリーで1点を返されるも、3回に二死満塁から礒?が押し出し四球を選んで、1点を追加。続く4回には一死一、二塁から片岡が10号3ランを叩き込み、6点目。ソフトバンクはその裏、先頭の田上が17号ソロを放り込むも、後が続かない。以降も走者を出しながら、あと一本が出ないソフトバンクを尻目に、西武は8回、片岡がタイムリーを放つと、9回にもダメ押しの2点を追加。先発の石井一は7回1/3を2失点で6勝目。西武は試合のなかった楽天と入れ替わり、一夜で3位に浮上した。
◆F−E◆
降雨中止。
◆M2−6Bs◆
0−0で迎えた3回、偽バファローズは先頭の小瀬がヒットで出ると、鈴木の犠打で二進。坂口がヒットで繋いで、一、三塁となった所で阿部がレフト前へ先制タイムリー。なおも一、二塁のチャンスだったが、カブレラがサードゴロゲッツーを食らって、追加点ならず。6回にも一死満塁と絶好のチャンスを作ったが、今度はフェルナンデスがショートゴロゲッツーに倒れ、無得点。ロッテもその裏、二死から三者連続出塁で満塁とするが、里崎がセンターへ打ち上げて、三者残塁。直後の7回、偽バファローズ一死から大引,小瀬と連打を浴びせると、二死後、坂口が走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、待望の追加点。3点を追うロッテはその裏、二死から西岡が四球を選ぶと、早川が今季初アーチとなる2ランを放ち、1点差。突き放したい偽バファローズは土壇場9回、一死一、二塁からまたも坂口が3号3ランを放り込み、ダメ押しの3点を追加。最後はセーブのつかない場面ながらもマウンドに上がった守護神・加藤が締め括った。先発の近藤は7回2失点で7勝目。
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August 14, 2008 22:20
◆C−D◆
名手・川相を現役復帰させなかった大失態に中日首脳陣への風当たりは強くなる一方。そんな逆風を少しでも和らげようと、川井を先発に起用。川井は5回まで散発2安打無失点の好投を見せていたが、所詮、カワイであって川相ではない川井ではチームの士気を高める事が出来ず、中日打線は相変わらずのタイムリー欠乏症を露呈するばかり。迎えた6回、川井は一死から東出をセカンド横へのゴロに打ち取るも、打球から目を切ったデラロサがイレギュラーに対応出来ずにヒットとしてしまうと、川相不在の弊害を痛感した川井は続く赤松に7号2ランを叩き込まれて、先制点を献上。更に、オチョア,栗原と連打を許すも、嶋をセカンドゴロゲッツーに仕留めてチェンジ…と思いきや、またもデラロサがエラーを犯し、川井は失意のKO。代わった金剛もシーボルに犠飛を打ち上げられて、この回3失点。広島は続く7回にも赤松のタイムリー三塁打で1点を追加。広島先発・大竹は5回以降ノーヒットと完璧な投球を展開し、今季初完封で6勝目を飾った。
川相の代わりに川井でお茶を濁そうと言う姑息な手段に打って出た中日だが、折角、好投していた川井の足を拙攻拙守で引っ張っての完敗。散発3安打で三塁も踏めない有様ではどうしようもないだろう。中村紀を2番に入れると言う訳の分からないオーダーもいつまで続けるつもりなのか? 精彩を欠く中日が相手とは言え、大竹の投球は素晴らしかった。あまりにも付け入る隙がないもんだから、終盤に求道者・前田の出番を作れなかったが、そこで文句を言う訳にもいくまい。
◆YB1−6S◆
ヤクルト先発・石川に対して、横浜は5回まで毎回安打を浴びせながら、一向に先制点を奪えない。横浜先発・小林も援護を待ちながら、7回を無失点の好投を展開。その裏、横浜は死球で出た石井タクローを相川が送った所で好投の小林に代打・呉本を投入するが、あえなく三振。続く石川もファーストゴロに倒れて、結局、無得点。8回、代打を送られた小林に代わって石井裕がマウンドに上がるが、代わりばな福地に三塁打を浴びると、代打・川島慶を歩かせて一、三塁となった所で飯原に犠飛を許して、先制点を献上。しかし、その裏、横浜はガッツな貴公子・仁志がヒットで出ると、内川の犠打が石川のエラーを誘い、一、二塁となった所で吉村が同点タイムリーを放って、石川をKO。なおも一、二塁のチャンスだったが、ビグビーは最悪のセカンドゴロゲッツーに倒れると、大西もセカンドゴロに倒れて、勝ち越しならず。1−1で迎えた土壇場9回、ヤクルトはノーヒットで一死満塁とタナボタのチャンスを拾うと、福地が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、3点を勝ち越し。更に、続く川島慶が3号2ランを叩き込み、試合を決定付けた。
逆転新人王を狙う小林が7回3安打無失点と申し分のない投球を見せたが、打線が10残塁の拙攻で見殺し。また、9回同点の場面で牛田−山北と繋ぐ辺りが意味不明だ。はーちゅん投入は早いにしても、他にいなかったのか? ヤクルトも石川を見殺しにしてしまったものの、横浜が勝手に動いて小林を下げてくれた事に救われ、辛くも白星を拾った。
◆M12−6H◆
王さんが食事を腹部に詰まらせた影響で休養を余儀なくされると言う衝撃的な事態に見舞われ、秋山コーチが代行監督を務める事となったソフトバンクは3回に明石のタイムリーで1点を先制。しかし、3回までパーフェクトの好投を見せていた新垣が4回、自らのエラーで初の走者を出してからおかしくなり、続く根元に逆転3号2ランを被弾。更に、一死満塁から橋本にタイムリー,ベニー松山に押し出し四球を許すと、二死後、早川には4号グランドスラムを叩き込まれて、この回、悪夢の8失点。大量7点を追うソフトバンクは6回、一死から4連打で3点を返し、なおも二塁に走者を送ったが、荒金,高谷と連続三振に倒れて、3点止まり。楽天は7回、サブローのタイムリー,大松の19号3ランで一気に4点を追加し、ダメ押し。ソフトバンクは9回、2点を返して粘りを見せたものの、反撃もそこまでだった。
王さんの欠場で少なからず動揺もあったであろうソフトバンクだが、だからと言って、いや、だからこそこの試合はきっちり勝っておきたかった。未だに白星のない新垣は素晴らしい立ち上がりで今度こそ初勝利…と期待させたが、自らのエラーをきっかけに大崩れし、終わってみれば8失点KOの背信投球。打線もロッテを4本も上回る14安打を放っておきながら、11残塁の拙攻で逆に6点もの差を付けられる有様だった。
◆F0−2Bs◆
近藤,藤井の両先発がいずれも走者を出しながら、あと一本を許さない粘りの投球で先制点を許さない。近藤は7回,藤井は8回限りで降板となったが、リリーフ陣も踏ん張って、0−0の儘、延長にもつれ込んだ。迎えた11回、この回から代わった武田久に対して、偽バファローズは1安打2四球で二死満塁とすると、ここまで4タコだった坂口がレフト前へタイムリーを放って、ついに2点を先制。その裏、日本ハムは二死走者なしから四球とヒットで一、二塁と粘りを見せたものの、最後は代打の代打・高口がレフトへ打ち上げ、完封負けとなった。
10回までゼロ行進と言っても、両軍11残塁の拙攻戦。一昨日、MICHEALを使いそびれて、敗れた事を反省したのか、この日の日本ハムは9回同点の場面で武田久を使う前にいきなりMICHEALを投入し、MICHEALは期待に応えて、2回をパーフェクト。しかし、援護がなくては如何ともしがたく、結局、またもや武田久が打たれて負けてしまうと言う歯痒い展開で5連敗。とうとう貯金が消滅してしまった。陽だの、ボッツだの1割打者を代打に使いまくるくらいなら、小田を使い続ければいいのに…。左対左に拘ると、まったくロクな事がない…。
◆E2−8L◆
0−0で迎えた4回、西武は一死から後藤が二塁打で出ると、続く中村が30号2ランを叩き込み、先制。二死後、細川にも11号ソロが飛び出し、この回3点。その裏、楽天はフェルナンデスの11号2ランで2点を返すが、直後の5回、西武は江藤,礒?のタイムリーで2点を追加し、再び3点差。更に、7回にはボカチカの17号2ランでダメ押しの2点を追加。8回には細川にこの日2本目となる12号ソロが飛び出し、ダメ押し。投げては先発・オツが8回2失点の好投で5勝目をマークした。
昨日は敗れたとは言え、打線は当たっていた西武がまたも打線爆発で快勝。もう1ヶ月近く連敗をしていない事が、下位の追随を許さずに独走体勢を固めつつある何よりの要因だろう。ここ4試合白星が遠ざかっていたオツが今季最長の8回を投げて白星を掴んだのも大きい。楽天は背信投球が続いていた長谷部がついに敗戦処理に降格。細川にダメ押し弾を浴びるなど、依然として心許ない投球が続いているが、ノムさんは二軍に落とす気はないのだろうか…。
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June 11, 2008 23:56
◆F0−1G◆
日本ハム先発・ダルビッシュの前に巨人は5回まで僅かに1安打と沈黙。しかし、「(押切)もえちゃん、来ないかな。始球式くらいやってくれたらいいのに」などと梨田監督に茶化されて怒り心頭の巨人先発・野間口も走者を出しながら、あと一本を許さず、5回まで無失点の粘りの投球を展開。何とか野間口を援護したい巨人は6回、二死走者なしから寿司職人ラミレスがライトスタンドへ18号ソロを叩き込み、ついに待望の1点を先制。すると、その裏、若大将・原監督は何と無失点投球の野間口を引っ込め、山口にスイッチ。これに対して、日本ハムは先頭の田中がエラーで出ると二盗に成功。一死後、スレッジがヒットで繋ぎ一、三塁となった所で小谷野がスクイズを敢行。しかし、転がらず、ホームベース手前で跳ねてしまった打球はすぐさま阿部に抑えられ、突っ込んできた田中がタッチアウトとなった上、小谷野も一塁で刺される最悪のゲッツー。0−1の儘、迎えた土壇場9回、巨人守護神・クルーに対して、日本ハムは簡単に二死を取られ、三木も空振り三振に倒れて、ゲームセット…と思いきや、これが振り逃げとなった九死に一生を得ると、続く代打・小田がヒットを放ち、長打が出れば、一気に逆転サヨナラのチャンス。しかし、最後は糸井が空振り三振に倒れて、今度こそゲームセットとなった。
ダルビッシュは1失点完投ながら、味方打線の見殺しに遭い、寿司職人ラミレスの一発に泣いた。巨人は野間口の交代機にビックリ。左が3人続くと言う事で代えた様だが、寿司職人ラミレスの一発がなくても代えるつもりだったのか気になる所。いきなりピンチを背負い、継投策は失敗したかに思われたが、小谷野のヘッポコスクイズに救われた。フォースプレーでもないのにゲッツーって、ありゃ酷過ぎるよ。
◆H5−2D◆
ソフトバンクは初回二死一、二塁から柴原が先制タイムリー。1点を追う中日はその裏、中村紀,ピンキー井上と連打を浴びせるも、中村紀が牽制死。この後、デラロサもヒットで続いたものの、英智,小田と倒れて、無得点。3回には一死から四球で出た井端がガトームソンのボークで二進。二死後、ベンちゃんの内野安打で一、三塁とチャンスを広げたものの、中村紀がショートゴロに倒れて二者残塁。4回も先頭のピンキー井上がヒットで出るも、後続3人が倒れて、ピンキー井上は一塁に釘付け。無様な攻撃を繰り広げるばかりの味方打線に落胆の色を隠せない小笠原はその裏、一死から5連打で3点を失い、失意のKO。ソフトバンクは5回にも小久保の一発で5点目を追加。中日は6回一死一、二塁のチャンスを作り、ガトームソンをKO。代わった藤岡に対して、デラロサが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、レフトオーバーのタイムリー二塁打となり、二者生還。なおも一死二塁と追加点のチャンスだったが、後が続かず2点止まり。その後も7回無死一塁,8回二死一、二塁と悉くチャンスを逃す中日は9回もエラーと死球で無死一、二塁と言うタナボタのチャンスにもT.ウッズがセンターフライ,ベンちゃんはセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で万事休す。
1併殺11残塁と相変わらず、中日は怒濤の拙攻三昧。一発が出ず、先発が4回もたずにKOとあっては勝ちようがなかった。4〜7番で8安打も放っているのに、この繋がらなさ具合はどういう事か。逆に、ソフトバンクは打線が繋がり、効果的な一発でダメ押し。2度続けて中13日登板となったガトームソンも登板間隔の長さにもめげず、養毛剤パワーを発揮して、2連勝。まさか中13日が理想の間隔なんじゃあるまいな…。
◆M1−0C◆
求道者・前田幽閉策に拍車がかかるブラウン暗黒采配。左打者にはボールが見易いアンダースローの渡辺俊が相手であろうと、甘やかす事などなく、この日もベンチに幽閉。失意のどん底に叩き落とされた広島は先頭の赤松がヒットを打った以降は延々と凡打の山を築くばかり。最早、完封するしか勝機はないとばかりに大竹は立ち上がりにピンチを背負いながらも、粘りの投球で4回まで無失点で踏ん張っていたが、5回一死一、二塁のピンチに西岡にタイムリー二塁打を浴び、ついに先制点を献上。8回一死から小窪にようやくチーム2本目のヒットが飛び出したが、ブラウン監督は求道者・前田を代打に送る気配など微塵も見せず、結局、この回も無得点。9回も二死から栗原がヒットで望みを繋いだが、最後は本来ならば、求道者・前田が座る筈の5番DHで起用された嶋がショートゴロに打ち取られ、完封負けを喫した。
結局、求道者・前田はフル欠場。1−0なのだから、どこで代打起用しようとも意味はあった筈なのだが、何故、お呼びがかからないのか。そりゃ、勿論、嫌がらせをしているから…以外の理由が思い当たらないくらい、最後まで使わなかった理由が分からない。この試合展開で求道者・前田が出ないとあっては、渡辺俊もさぞや楽だった様で散発3安打の今季初完封。とにもかくにも可哀想なのが広島先発の大竹。1失点完投も指揮官の暗黒采配により、何一つ報われる事はなかった。
◆L4−6T◆
西武先発・石井一に対して、阪神は初回、二死一、二塁から今季2度目のスタメンに抜擢された高橋光が走者一掃の先制タイムリー二塁打。阪神先発・上園はその裏、無死満塁の大ピンチを背負うも、そこから三者連続三振に斬って取り、ピンチ脱出。直後の2回に、阪神はフォードに実に102打席ぶりとなる2号ソロが飛び出して、3点目。4回に中村の12号ソロで1点を返されるも、直後の5回、キュラソ星人の犠飛等で2点を追加。4点を追う西武はその裏、片岡のタイムリー,ブラゼルの犠飛で2点を返すと、7回にはボカチカの12号ソロで1点差。しかし、阪神は直後の8回、代打・悠久の若虎・桧山のタイムリー三塁打で貴重な1点を追加。最後は藤川が三者三振で締めて逃げ切った。
この日も先発の上園が5回であっさり降板し、6回から渡辺&JFKに繋ぐ必勝パターンで16三振を奪った阪神が6連勝。左の石井一対策として5番にスタメン起用された高橋光が見事に結果を出した。しかし。幾ら石井一が降板したからって、3回二死一、二塁でもうお役御免とは何だか可哀想な気がした。
◆E3−5S◆
ヤクルトは3回までに1盗塁死5残塁の拙攻で一向に先制点を奪えない。一方、楽天も初回に満塁のチャンスを逃すなど、攻めあぐねていたが、3回、高須,ショートの連続タイムリーで2点を先制。ヤクルトは4回に二死一、二塁、5回にも二死満塁のチャンスを逃すなど、ゼロ行進を続けていたが、6回、二死三塁から宮本の3号2ランで一気に同点。続く7回には一死からユウイチがヒットで出ると、代走・飯原がすかさず二盗。ここで田中がタイムリーを放って、勝ち越しに成功。粘る楽天は8回、川島慶の相次ぐエラーに乗じて、同点に追い付き、延長に持ち込んだ。迎えた10回、ヤクルトは2四球で二死一、二塁とした所で福地が走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、勝ち越しに成功。最後は守護神・林が3人で仕留めて、辛くも白星を収めた。
楽天が粘りきれずに黒星。9回無死一、二塁とサヨナラのチャンスで打ち上げてゲッツーを食らった鉄平のヘッポコバントが致命的でノムさんもぼやきが止まらない。ヤクルトは連続エラーで試合を長引かせた川島慶が汚名返上の四球で勝利を呼び込んだ。エラー後、川島慶は相当テンパっていたらしく、決勝打の福地に抱きつき、「男なのに気持ち悪い」などと言われてしまう始末だった。
◆Bs6−5YB◆
偽バファローズ先発・金子は3回までノーヒットの好投を展開していたが、4回にガッツな貴公子・仁志に先制4号ソロを被弾すると、ビグビーにはタイムリー,大西には2号3ランを浴びて、この回、悪夢の5失点。一方、横浜先発・桑原謙は6回まで無失点に抑えていたが、森山にタイムリーを浴びて、KO。更に、代わった吉見がカブレラにタイムリーを浴びるなど、この回3失点。押せ押せの偽バファローズは続く8回無死一、二塁のチャンスを作り、守護神・はーちゅんを引っ張り出すと、下山が送った後、暴投と後藤の犠飛でついに同点。更に、森山の内野安打の後、坂口がタイムリーを浴びせて、勝ち越しに成功。最後は守護神・加藤が3人でピシャリと締めて、逆転勝ちを果たした。
横浜は5点のリードを引っ繰り返されての逆転負け。しかも、負け投手がはーちゅんとあっては、水島の呪いの影響だと思わずにはいられない。打線も5点を奪った4回に集中した4安打がこの試合の全安打で5回以降はパーフェクトと言う詰めの甘さが大きく響いた。それにしても、3回までの投球を見るに今日こそはいけるかと思われた金子はたった1回の炎上で全て台無しに。いつになったら、6回の壁を突破出来るのやら…。
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