加藤健
September 14, 2007 22:38
◆G9−8C◆
一昨日、危険球退場で3回降板となった内海が中1日でマウンドに上がったが、初回から大乱調。一死から3連打を浴び、満塁のピンチを迎えると、栗原の併殺崩れの間に先制点を献上。続く嶋に右中間突破の2点タイムリー二塁打を浴び、3失点。更に、倉にもヒットを浴びるが、一気に本塁を狙った嶋をマッスル千代の富士が刺して、辛くも4点目は阻止。しかし、立ち直りの気配が見えない内海は3回二死から新井,栗原,嶋と3連続二塁打で2点を失うと、5回には新井に一発を浴び、6失点KO。その裏、巨人は広島先発・黒田が一死満塁とこの日初めてのチャンスを作ると、マッスル千代の富士の2点二塁打と代打・矢野の犠飛で3点差まで詰め寄った。しかし、それも束の間、2番手・福田が梵にタイムリー二塁打を浴びると、3番手・山口が暴投で余計な1点を許してしまい、点差は5点と広がった。巨人は7回、一死満塁と言う絶好のチャンスをモノに出来ず、これで試合は決まったかに思われたが、土壇場9回、大波乱が待っていた。広島3番手・上野が四球に連打で無死満塁のピンチを作って、あえなく降板。ここでマウンドに上がった守護神・永川に対して、巨人はまずマッスル千代の富士に2点タイムリーを浴びせると、更に、二死満塁となった所で倉の捕逸で1点を返し、2点差。ニックンが歩いて、またまた満塁となった所で阿部に代わって7回から途中出場している加藤が起死回生の2点タイムリーを放ち、ついに同点。試合は延長に突入した。迎えた11回、巨人は一死満塁のチャンスで9回に同点タイムリーを放った加藤に期待が懸かったが、魅惑のナックルボーラー・フェルナンデスのナックルの前にショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開でサヨナラならず。ラストイニングとなった12回、巨人は豊田が3人で締めて、この試合の負けがなくなると、その裏、最後の代打・大道がいきなり二塁打。ここで続く清水が右中間を深々と破るタイムリー二塁打を放ち、劇的なサヨナラ勝ち。順位は3位と変わらないが、首位阪神に0.5差と詰め寄った。
◆T5−7D◆
阪神に連敗すれば自力Vが消滅してしまう中日は2回二死満塁のチャンスを逃すなど、相変わらずの拙攻ぶりを露呈したが、3回、中村紀のタイムリーで1点を先制。しかし、3回までノーヒットピッチングを見せていた先発・朝倉が4回、突如、制球を乱し、二死一塁から、よもやの4連続四球と、連続押し出しで逆転を許すと藤本には2点タイムリーを浴びて、あえなくKO。直後の5回、中村紀の犠飛と森野のタイムリー三塁打で1点差と詰め寄った中日は7回、一昨年の藤川に並ぶ日本タイ記録の80試合目の登板となる久保田に対し、二死一塁からT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーンへ34号2ランを叩き込み、ついに逆転。しかし、粘る阪神は8回、中日4番手・岡本に対し、先頭のシャア少佐が通算1000安打となるヒットで出ると、シーツが送った後、キュラソ星人がどん詰まりながらもレフト前にポトリと落とすタイムリーを放ち、シャア少佐が同点のホームイン。土壇場9回、阪神は同点の場面ながら、守護神・藤川を投入するが、昨夜も初被弾を喫するなど、疲労の蓄積は隠せず、2安打を浴びて、二死二、三塁のピンチを作ると、またもやT.ウッズにタイムリーを浴びて、勝ち越しの2点を献上。その裏、岩瀬の前に三者凡退に終わり、万事休す。これで中日と阪神の差は0.5となり、巨人も加えて、上位3強が0.5差にひしめく大混戦となった。
◆YB7−9S◆
初回二死一、二塁のチャンスは逃したヤクルトだが、続く2回に一死満塁から青木が押し出し四球を選んで1点を先制。更に、二死後、寿司職人ラミレスが5年連続100打点となる2点タイムリー二塁打を放ち、この回、3点。3回にも青木のタイムリー等で3点を加え、横浜先発・山口をKO。金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいな名前で凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガーに対して、3回まで1安打と抑え込まれていた横浜は4回に反撃開始。藤田が振り逃げで出塁したのを皮切りに5長短打を浴びせて、一気に4点を返すと、続く5回には村田に27号ソロが飛び出して、1点差。突き放したいヤクルトは直後の6回、ガイエルが27号ソロを叩き込むと、8回には青木,寿司職人ラミレスがタイムリー二塁打を放ち、ダメ押しの2点を追加。横浜は8,9回と1点ずつ返したものの、あと一歩及ばなかった。グライシンガーは6回5失点ながら、打線の援護に助けられ、2位に3差をつける15勝目をあげ、最多勝のタイトルに当確ランプを灯した。
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