今江敏晃
April 16, 2011 22:36
◆C4−2G◆
昨年、右肘手術の影響で未勝利に終わったリベンジに燃えるグライシンガー。初回から寿司職人ラミレスの2ランで先制して貰いながら、その裏、あっさり追い付かれると、2回にも梵のタイムリー等で2点を勝ち越され、あえなくKO。広島先発のジ・oも4回途中でマッスル千代の富士の打球を膝に受けて、負傷退場となるが、リリーフ陣の踏ん張りで2点のリードを守りきった。3回1/3を投げて、6安打浴びながら無失点と粘りのロングリリーフを見せた今村はプロ初勝利。
◆D1−1T◆
小笠原が3回途中に左足ふくらはぎ痛で1人の走者も浴びないまま降板するアクシデントに見舞われた中日は序盤から小刻みに繋ぐ必死の継投。一方、阪神も1失点と好投のメッセンジャーに6回で代打を送って早くも継投モード。結局、両軍合わせて17投手を送り込む総力戦は延長11回に入った所で3時間半を越えた為、ドロー。阪神のドラ1ルーキー・榎田は2番手としてプロ初登板。2回を投げ、4人の走者を出しながらも、無失点で凌ぎきるまずまずのデビュー。その榎田からヒットを放った森野は史上263人目となる1000安打をマークした。
◆S6−6YB◆
そろそろ今季初白星が欲しいヤクルトは新助っ人・バレンティンの来日初アーチ等で7回までに4点のリードを奪うが、先発・村中が8回に入るや、4者連続出塁で3点を失い、KO。9回には今季初登板となった守護神・林を投入して、逃げきりを図るも、石川にタイムリーを浴びて同点。結局、3時間半ルールにより、延長に入らず引き分けとなり、ヤクルトの初白星はまたもお預け。
◆H4−9L◆
中継ぎから配置転換となった摂津がプロ初先発。オープン戦では快投の連続で大いに期待がかかったが、初回からいきなり3連打の後、中村に被弾とあっと言う間の4失点。1点差まで詰め寄って貰い、立ち直りかけたのも束の間、5回にまたも中村に3ランを浴び、失意の8失点KO。今季まだ登板がなかった為、調整登板となった守護神・馬原も四球連発でKOされる惨憺たる内容だった。
◆F6−7M◆
ロッテ先発・渡辺俊が初回から大乱調でD.ハッセルホフに被弾するなど、いきなりの4失点。その後も立ち直る事なく4回もたずに6失点KO。しかし、ジリジリ追い上げるロッテは6回にケッペルをKOすると、7回には立て続けの送りバント失敗でやむなく強行に切り替えた今江が今季初アーチとなる2ランが飛び出して逆転に成功。最後は薮田が締めて逃げきった。
◆E2−1Bs◆
早くも単独首位に立った楽天はこの日も先発・永井が4回まで無失点に抑える好投を展開すると、5回に松井稼の走者一掃の2点タイムリー二塁打でついに均衡を破る先制点をゲット。ティー岡田の2号ソロで1点差と詰め寄られるが、最後はスパイアーが三者三振の快投で締め括り、首位の座をキープした。
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November 13, 2010 23:21
◆ロッテ3−0SK◆(日韓クラブチャンピオンシップ)
36年もの間、日本一の座から遠ざかっており、今季もウェーバー的には日本6位でしかないにも拘わらず、出場辞退チームが相次いだ事により、日本代表として日韓クラブチャンピオンシップに出る事となったロッテ。たとえ、日本で何位であろうとも、アジアシリーズ,日韓クラブチャンピオンシップの制覇を逸した事のない日本代表としては、断じて敗れる訳にはいかないと言うプレッシャーのかかる中、先発に起用された唐川は初回、いきなり先頭の朴哉相にレフト前へ弾き返されると、林勲に犠打を決められ、一死二塁のピンチ。しかし、金宰荽をセカンドフライ,韓国MVP・朴正権をセンターフライに仕留めて、ピンチ脱出。一方、韓国シリーズを制したSKの先発一昨年オフに巨人から戦力外通告を受けた後、韓国で堂々たる結果を残して、2年ぶりの凱旋登板となったアゴくら。これに対して、ロッテはこの試合を最後に亡命する気満々の西岡,清田と続けてライト前に弾き返して、一、三塁。井口の三塁線への痛烈なライナーはダイビングしたサード・朴廷煥に叩き落とされ、一死となった後、サブローが歩いて、満塁。ここで今江がセンターへのライナー。ここで三塁走者・西岡はタッチアップをせずにスタートを切ってしまう大チョンボをかまし、先制点はお預け…どころか、二塁走者・清田まで飛び出す大チョンボをかましており、センターから二塁へ転送されて、ゲッツーを食らう体たらくで結局、無得点。直後の2回、唐川は一死から鄭相昊に痛打されると、2つの死球を食らわせるなど、二死満塁のピンチを背負うが、朴哉相をセカンドゴロに打ち取り、何とか無失点で切り抜ける。その裏、ロッテは2つの内野安打に四球とクリーンヒットなしで二死満塁のチャンスを掴むと、清田の詰まり気味のゴロがしぶとく二遊間を破って、2点を先制。続く3回には一死から今江,フクーラの連打で一死一、三塁と追加点のチャンス。ここで里崎は見逃し三振に倒れると、SKは早くもアゴくらを下ろして、全炳斗にスイッチ。これに対し、塀内はサードゴロに終わり、二者残塁。4回には一死から西岡のヒット,清田の四球で一、二塁のチャンスを掴むが、ダブルスチールを仕掛けて、清田が憤死。この後、井口が歩いて、一、三塁とするも、サブローが三振に倒れて、またも二者残塁。しかし、続く5回、先頭の今江が左中間スタンドへソロアーチを叩き込み、3点目を追加。投げては、3回以降立ち直った唐川が3,4,5回と3人ずつで斬って取ると、6回からは薮田−内−伊藤がそれぞれ1回を三者凡退に抑える好投を展開。9回からはこの試合を最後に亡命する気満々の守護神・小林宏が3人でピシャリと締めて、完封リレーを達成。11残塁2盗塁死1走塁死の大拙攻を展開しながら、投手陣の頑張りに救われたロッテは辛くも日本球界の面目を保った。
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November 07, 2010 23:55
◆D7−8M◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦)
ソフトバンクの日本シリーズ出場辞退により、既に、日本一を決めながら、名手・川相を無為に現役引退に追い込んだ上、理不尽に放出した事により、楽に勝てる試合をむざむざ逃して、日韓クラブチャンピオンシップの日本代表の座を奪われそうな中日はこの日も先発・吉見が初回からいきなり西岡,清田,井口と3連打を浴びて、あっさり先制を許すと、更に、サブローに犠飛を打ち上げられて、2点目を献上する苦しい展開。しかし、第2戦で快投を見せたロッテ先発・渡辺俊がこの日は不調。これに対し、中日は先頭の荒木が四球を選ぶと、昨日の壊滅的なバント失敗地獄に猛省して特訓でもしたのか、大島がきっちり送って、一死二塁。ここで表の守備で清田の打球を追った際、荒木と交錯して左足を負傷した森野が痛みを堪えながら執念のタイムリーで1点を返すと、ベンちゃんのヒット,ブランコの死球で満塁とチャンスを広げた所で野本がタイムリー,谷繁が犠飛を放って、逆転に成功。続く2回には一死からヒットで出た荒木が二盗を決めた所で大島がライト前へタイムリー。なおも一、三塁のチャンスだったが、負傷した森野に代わり、3回から守備に入っていた堂上直はキャッチャーファールフライに倒れて、二者残塁。渡辺俊はこの回限りでKOとなった。更に、3回には2番手・小野から連打と野選で無死満塁とすると、一死後、荒木の犠飛,大島のタイムリーで2点を追加。2回以降立ち直ったかに見えた吉見は4回も簡単に二死を取るが、ここから里崎に二塁打を浴びると、続く岡田にタイムリーを許し、この回限りで降板。これで流れを引き寄せたロッテは続く5回、2番手・河原に対し、清田,サブローのヒットで二死一、二塁とすると、今江がセンター前へタイムリー。更に、金が死球を食らって満塁となった所で里崎が2点タイムリーを放ち、ついに同点。6−6で迎えた7回、中日3番手・寝損に対し、ロッテは二死走者なしから今江がレフトフェンス直撃のヒットを浴びせると、ベンちゃんの悪送球と、寝損の暴投で三進。ここで金がセンター前へ弾き返して、勝ち越しに成功。その裏、中日は二死走者なしから谷繁,井端と連打を浴びせ、一、二塁とするも、代打・ブーちゃんが空振り三振に倒れて、二者残塁。土壇場9回、この回から登板の中日5番手・浅尾は清田の死球,今江のこの日4本目となるヒットで二死一、三塁とされるも、金を空振り三振に斬って取り、ピンチ脱出。その裏、ロッテは守護神・小林宏を投入するが、中日は先頭のベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、左中間フェンスを直撃する三塁打となると、続くブランコがセンターへきっちり犠飛を打ち上げ、試合は昨日に続いて延長に突入。10回、中日は先頭の井端が一、二塁間を破ると、昨日の壊滅的なバント失敗地獄に猛省して特訓でもしたのか、浅尾がきっちり犠打を決めて、一死二塁。続く荒木が三振に倒れた所でこの日2安打の大島は敬遠されると、代打・平田はライトファールフライに倒れて、二者残塁。迎えた12回、一向に岩瀬を出そうとしない落合監督の不思議継投により、4イニング目を強いられた浅尾から先頭の今江が四球で歩くと、伊藤の犠打で二進。里崎が倒れて、二死となるが、続く岡田がバックホームに備えて浅めに守っていた右中間の頭上を越えるタイムリー三塁打を浴びせて、ついに均衡を破る8点目を獲得。ここでようやく登板となった守護神・岩瀬が塀内を打ち取り、裏の攻撃に望みを繋ぐも、その裏、谷繁がライトフライ,井端が見逃し三振に倒れて、あっと言う間に二死。ここで登場した代打・藤井もショートゴロに倒れて、万事休す。開催中止となった日本シリーズとは何の因果関係もないエキシビジョンマッチに負け越した所で中日の日本一の座は揺らぐ筈もないが、36年もの間、日本一から遠ざかっており、今季もウェーバー的には日本6位でしかないロッテが何故か日本代表を名乗って日韓クラブチャンピオンシップに出場する事となった。
追記:こういう書き方ばかりしていると、ロッテへの中傷と誤解する人もいるかもしれないが、これはあくまで徹底した「クライマックスシリーズ」と言う腐れシステムへの抵抗なのであって、ロッテ自体に何ら問題がある訳ではない事くらい重々承知しているし(それでいてロッテファンにとっては不愉快な内容になっているのは非常に申し訳ないのだが)、川相不在の中日を無闇に擁護している筈もないので、念の為…。リーグ3位チームが日本一になると言う異常事態がついに現実のものとなってしまった事で、来季以降、この腐れシステムが廃止となる事を祈るばかりであるが、妙に熱戦ばかり続いた事で無駄に盛り上がってしまったのが災いして、興行的に成功した印象を残してしまった為、そういう流れにはならないんだろうなぁ、残念ながら…。
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November 04, 2010 23:58
◆M10−4D◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦)
親会社が事業を広げている韓国と戦いたくて仕方ないからとシーズン3位にも拘わらず、いけしゃあしゃあと日本代表の座を狙っているロッテは成瀬の中4日起用の可能性も囁かれていたが、勝ちを焦らずにペンが先発登板。これに対して、不振の井端をスタメンから外し、昨日のヒーロー・大島を2番,堂上直をセカンドでスタメン起用するテコ入れを敢行した中日は初回、一死から新2番・大島が四球を選ぶと、森野が三塁線を破る二塁打で続き、二、三塁。ここでベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、犠飛としては十分のレフトフライとなり、大島が先制のホームイン。その裏、10月2日以来の登板となる中日先発・中田賢に対して、ロッテは先頭の西岡がセカンドゴロに倒れるも、井端に代わってセカンドに入った堂上直がいきなりエラー。続き清田は立て続けにヘッポコバントをかまして追い込まれた挙げ句の強攻策で空振り三振に倒れるが、井口,サブローの連打で満塁とした所で今江がレフト線へ2点タイムリー二塁打を放ち、一気に逆転。なおも二、三塁の場面でフクーラ,金と連続タイムリーを浴びせて、この回一挙4点を獲得。3点を追う中日は2回一死から谷繁が四球,3回には先頭の荒木がヒットで出るも、全くの無策の儘、後続が漫然と凡退する淡泊な攻撃を繰り返し、とうとう4回には初の三者凡退。一方、ロッテも2回一死二塁,3回一死一、二塁と得点圏に走者を送りながら、チャンスを潰してきたが、4回、ヒットの西岡が二盗を決めると、清田が送って、一死三塁。井口は三振に倒れるも、続くサブローがレフトスタンドへ2ランを叩き込み、6点目。続く5回には一死から金,里崎と連打すると、岡田もライト前に弾き返して、早くも先発全員安打を達成。この満塁のチャンスに西岡がセンターへ犠飛を打ち上げると、清田も2点タイムリーで続き、3点を追加。中田賢はこの回限りで降板となった。大量8点ビハインドとなった中日は6回、大島,森野の連打で無死一、二塁とすると、一死後、ブランコのタイムリー二塁打でペンをKO。なおも二、三塁のチャンスだったが、ここで代わった古谷の前に野本,谷繁と打ち上げて、1点止まり。7回に暴投でむざむざ10点目を献上してしまった中日は8回、二死一塁からブランコが川相不在では一発に懸けるしかないとばかりに左中間スタンドへ2ラン。9回には守護神・小林宏から一死一、三塁のチャンスを作ったものの、反撃もここまで。荒木,大島と打ち上げて、ゲームセットとなり、ロッテに王手をかけられた。
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October 30, 2010 23:44
◆D2−5M◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦)
ソフトバンクの出場辞退により、開催中止となった今季の日本シリーズ。かくして、日本一は中日に決まった訳だが、親会社が事業を広げている韓国と戦いたくて仕方なく、パ・リーグ3位チームであるにも拘わらず、日本一の中日を差し置いて、日本代表に名乗りを挙げようとしているロッテは立ち上がりからピリッとしない中日先発・吉見に対し、初回はゲッツーでチャンスを潰すも、続く2回、内野安打のサブローを今江が送って、一死二塁のチャンス。金は三振に倒れるも、続く大松がライトフェンス直撃のタイムリー二塁打を放ち、1点を先制。その裏、中日はロッテ先発・成瀬に対し、先頭のベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ同点アーチを叩き込むと、二死後、谷繁が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ放り込み、勝ち越しに成功。逆転を許したロッテだが、直後の3回、一死から清田がバックスクリーンギリギリに飛び込む同点アーチ。続く井口の内野安打,サブローの死球で一、二塁とすると、今江がセンター前へタイムリーを放ち、再び勝ち越し。その裏、中日は先頭の吉見を早くも見限って、代打・小池を投入すると、ライト前ヒットで出塁。しかし、続く荒木のヘッポコバントがキャッチャー小フライとなり、最悪のゲッツー。5回には一死から谷繁が歩くと、二死後、代打・平田がショートへの内野安打を放ち、一、二塁のチャンス。しかし、荒木が空振り三振に倒れて、同点ならず。突き放したいロッテは6回、3番手・平井から途中出場の岡田が内野安打で出ると、里崎がきっちり送って、一死二塁。ここで成瀬の代打・根元はショートゴロに倒れるも、続く西岡がセンター前へタイムリーを放ち、岡田が生還。続く7回には先頭の井口が初球を左中間スタンドへ叩き込み、5点目を追加。ロッテは成瀬を下げてからは、薮田−内−伊藤がそれぞれ1回を3人ずつで仕留めると、9回からは守護神・小林宏を投入。これに対し、中日は先頭の代打・野本がレフト前に弾き返すも、続く森野がセカンドゴロゲッツーに倒れた後、ベンちゃんがヒットを放つ、相変わらずのチグハグな攻撃を展開。最後はブランコがボール球を振らされて三振に倒れ、ゲームセット。理不尽な退団劇により、巨人移籍が決まった事でもう2度と川相に頼れないと言う絶望的な状況をフロントが作り出した為に、現場の動揺が収まらずにいる中日は走者を出してはヘッポコバントをかまし、ゲッツーを食らい、タイムリー欠乏症と一発依存症を発症しまくると言う川相不在の典型的な弊害を大露呈した結果、圧倒的な内弁慶ぶりを打破されての初戦黒星と言う何とも苦しい立ち上がりとなった。
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October 19, 2010 23:30
◆H0−7M◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場権争奪戦)
日韓クラブチャンピオンシップと言うエキシビジョンマッチに出たくて仕方がないロッテと、、リーグ優勝を果たしたチームとして、当然の権利である日本シリーズ出場権を勝ち得ているソフトバンクの最終決戦は第1戦と同じく杉内,成瀬の両左腕エースの激突となった。両投手とも4回まで1安打無失点と譲らぬ好投を展開していたが、3回辺りから制球にバラつきが見え始めていた杉内は5回、二死走者なしから里崎,西岡と連打されると、清田を歩かせ、満塁のピンチ。ここで井口を2−1と追い込みながら、4球目に痛恨の死球を食らわせてしまい、押し出しで先制点を献上。更に、続くサブローにも粘られた挙げ句に押し出し四球を許してしまう。ここで交代かと思われたが、昨日の早過ぎた継投策が失敗した事で秋山監督も逡巡してしまったのか、短期決戦にも拘わらず、単にエースだから代えづらかっただけの事なのか、なおも続投となった杉内は今江にセンター前へ2点タイムリーを浴びて、失意のKO。成瀬相手に4点ビハインドと言う苦しい展開にも、日本シリーズ開催の為に諦める訳にはいかないソフトバンクは6回から、第2戦に完投した和田を中3日で投入。和田は6,7回とピシャリと抑え、反撃を待つが、肝心の打線が成瀬の前に二塁を踏む事すら出来ず、回を追う毎に5回の4点が重くのしかかるばかり。すると、8回、昨日、リリーフに失敗した4番手・ファルケンボーグが一死二塁から金にタイムリー,大松に2ランを被弾とまたも炎上し、致命的な3点を献上。その裏、ソフトバンクは先頭の松田がヒットで出るも、長谷川がサードゴロゲッツーに倒れた後、続く田上にヒットが出るチグハグな攻撃で無得点。9回も三者凡退に終わり、成瀬の前に完封負け。昨日は早過ぎて、今日は遅過ぎた継投策の失敗と打線の不振が大きく響き、このシリーズに屈辱の負け越しを喫したソフトバンクは2004年,2005年に続き、3度目となる日本シリーズの出場辞退を決定。これにより、今季の日本シリーズは2007年以来、3年ぶり4度目の開催中止となる事が決まった。尚、日韓クラブチャンピオンシップ(またはアジアシリーズ)出場権争奪戦へシーズン3位チームが出場するのはこれが史上初。
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October 01, 2010 23:17
◆C5−0T◆
矢野の引退試合が台無しとなる悪夢の逆転劇のショックから立ち直れていないのか、はたまた、最早、これまでと観念し、中日が試合のないうちに優勝を決めさせて胴上げをさせないと言う嫌がらせに走ったのか、立ち上がりから精彩を欠く阪神は初回から無死一、二塁のチャンスにクリーンアップが揃って凡退すると、その裏、先発・秋山が梵に13号先頭打者アーチを被弾し、先制点を献上。4回には栗原,嶋の連打で一、二塁のピンチを作ると、ルパン広瀬の犠打を処理した際に悪送球を犯して、やらずもがなの1点を献上。更に、小窪のヒットで満塁となった所で石原に犠飛を許し、二死後、梵にも2点タイムリーを浴びて、この回4失点となり、この回限りで無念のKO。打線の方も平野が全打席出塁と一人で気を吐くも、3回以降は二塁も踏めないまま、ついに力尽きた。これにより、中日の4年ぶり8度目のリーグ優勝が確定。広島先発・ソリアーノは散発4安打に抑える好投で来日初完封初勝利を飾った。
◆M5−4Bs◆
パ・リーグ最終戦となるこの試合、勝つか引き分けでAクラスが確定となるロッテだが、先発・成瀬が初回からいきなり捕まり、一死一、二塁のピンチを背負うと、ティー岡田,北川と連続タイムリーを浴びて2点を献上。なおも一、二塁のピンチだったが、ここはフェニックス一輝をゲッツーに仕留めて、追加点を阻止。すると、その裏、ロッテは四球とエラーで貰ったチャンスに今江が10号3ランを叩き込み、一気に逆転に成功。4回には一死から今江のヒット,金の四球で一、二塁とした所で大松がセンター前に弾き返して、4点目。立ち直った成瀬の前に2回以降、内野安打1本と沈黙していた偽バファローズは7回、北川,フェニックス一輝の連打で一、三塁とすると、一死後、ここで代わった2番手・内から代打・前田大がセンターへ犠飛を打ち上げ、1点差。その裏、ロッテはサブローのタイムリー二塁打で再び突き放し、2点差の儘、土壇場9回へ突入。ロッテはここ6戦で4試合に失点と安定感を欠く守護神・小林宏ではなく、伊藤を起用。代わりばなフェニックス一輝に三塁打を浴び、続くバイナムのショートゴロの間に1点差と迫られた伊藤だが、前田大,代打・喜田と無難に打ち取り、今季初セーブをマーク。これでロッテは同率で並んでいた日本ハムを退けて、単独3位を確定させた。成瀬は6回1/3を3失点で13勝目。偽バファローズは借金返済に失敗し、史上初となる5位での5割キープは果たせなかった。
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September 20, 2010 23:15
◆T4−2G◆
阪神先発のルーキー・秋山に対し、巨人は初回、ヒットの坂本を松本が送ると、二死後、寿司職人ラミレスが右中間を破る先制タイムリー二塁打。3回には一死からヒットの坂本が松本のサードゴロの間に二進すると、ガッツがライト前へ弾き返して、1点を追加。阪神との相性を買われ、右肘のリハビリモードから1ヶ月ぶりの登板となったグライシンガーは1,2回と無難に抑えるが、3回、二死二塁から平野がタイムリーを放ち、1点を献上、続く4回には先頭の新井の打球を右手に受け、その後、何とか二死まで持ち込んだものの、林が4号逆転2ランを被弾。続く坂に死球を食らわせた所でKOとなり、今季初白星はまたもお預けとなった。直後の5回、巨人は二死からガッツ,寿司職人ラミレスと連打を浴びせるが、阿部のレフトへの飛球はフェンス手前で失速し、二者残塁。阪神は6回、ヒットのJ.マッケンジーを代打・藤川俊が送って、一死二塁。ここで代打・関本はショートゴロに倒れるが、坂本がボールを握り損ねて、叩き付けてしまうも、すかさず古城がこぼれ球をキャッチ。飛び出してしまったJ.マッケンジーは三塁でタッチアウトと思いきや、古城の送球が背中に当たり、オールセーフ。代打で登場したキュラソ星人はカウントが悪くなってから歩かされ、満塁となった所でマット・マートンを迎えたが、ここで代わったMICHEALの前にセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で結局、無得点。阪神は7回から登板の久保田が上位打線相手に2回をピシャリと締めると、8回裏、J.マッケンジーがレフトスタンドギリギリに飛び込む26号ソロを放ち、貴重な1点を追加。土壇場9回、守護神・藤川球が二死から古城に痛打されるも、坂本に10球粘られながらも最後は三振に斬って取り、この3連戦勝ち越し。秋山は6回を2失点で食い止め、4勝目をマークした。
◆S4−3D◆
中日は初回、先頭の荒木がヒットで出るも、一死後、森野がゲッツー。続く2回には二死から内野安打と野選で一、二塁とするも、小田がサードゴロに終わり、二者残塁と相変わらずのタイムリー欠乏症を露呈。すると、その裏、ヤクルトは二死二塁から田中が敬遠された所で投手の中沢がライト前へ先制のタイムリー。自ら先制点を叩き出した中沢だったが、直後の3回、逆に投手の寝損に痛打されると、荒木に川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ3号逆転2ランを被弾。続く4回には先頭の堂上直に川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに5号ソロを浴び、この回限りで降板となった。その裏、ヤクルトは青木のタイムリー二塁打で1点差。続く5回には連続四球で一、二塁とすると、一死後、相川が同点タイムリーを放ち、寝損をKO。更に、代わった小林正に対し、代打・デントナ,田中と連打を浴びせて、勝ち越しに成功。1点を追う中日は7回、ブランコのヒット,宮本のエラーで二死一、二塁とするも、藤井がファーストゴロに倒れ、二者残塁。一発が出ないと如何ともし難い展開に最早、繋いでも無駄と振り回す中日打線は7回以降、ノーヒットに終わり、最後まであと1点が届かなかった。ヤクルト2番手・増渕は1回を3人で抑え、2勝目をマーク。
◆YB1−9C◆
初回、一死二塁から天谷のヒットで先制のホームを狙った梵がタッチアウト,2回には一死一塁から石井タクローがゲッツーと攻めあぐねていた広島だが、3回、二死走者なしから梵がライトオーバーの三塁打を浴びせると、木村がライト前へ先制タイムリー。続く4回には一死から栗原が左中間スタンドへ11号ソロを叩き込み、1点を追加。その裏、横浜は先頭のスレッジがレフトスタンドへ28号ソロを放り込み、1点差。広島は6回、栗原の2打席連続となる12号2ランなど、6長短打を集中し、一挙5点を追加。7回には梵の12号ソロ,8回には石原のタイムリーで着々と加点。投げては先発の偽ハンカチ王子・斉藤が11安打を浴びながらも、1失点で踏ん張る粘りの投球を見せ、完投で4勝目をマークした。
◆H5−4L◆
マジック点灯中とは言え、ソフトバンクの猛追に焦る西武は初回、一死から歩いた栗山を一塁に置いて、中島が19号2ランを叩き込むと、続くフェルナンデスも10号ソロと連続アーチで3点を先制。その裏、ソフトバンクは内野安打の本多が二盗と連続暴投で労せずして生還。1−3の儘、迎えた4回、西武は片岡のタイムリー二塁打で1点を追加。3点を追うソフトバンクは5回、先頭の松田がレフトスタンドへ19号ソロを放り込むと、続く6回には死球とエラーで貰ったチャンスにハマのスペランカーがタイムリーを放ち、西武先発・石井一をKO。更に、代わった岡本篤からペタジーニが四球を選んで満塁のチャンス。長谷川,松田は連続三振に倒れるも、代打・オーティズがセンター前へ弾き返し、二者が返って、一気に逆転に成功。7回からは4番手・摂津が2回をピシャリと抑えると、9回から守護神・馬原が登場。原,栗山と痛打され、二死一、三塁のピンチを背負ったが、最後は中島に粘られながらも、空振り三振に仕留め、ゲームセット。ソフトバンクは首位西武に3タテを食らわせて、0.5差と肉迫。3番手・森福は2回1/3を無失点の好リリーフで3勝目を挙げた。
◆F3−2Bs◆
3位浮上を狙う偽バファローズは2回、先頭のカブレラが四球を選ぶと、一死後、バルディリスが三塁線へ二塁打を浴びせ、二、三塁。ここでカラバイヨがレフト線へ走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を先制。日本ハムは3回、二死一、三塁から暴投で1点を返すと、稲葉,小谷野と連続タイムリーを浴びせて、逆転に成功。3回から早くも先発・糸数を諦めて継投モードに入った日本ハムは榊原−林−建山−宮西と中継ぎ陣がいずれも追加点を許さない好投。8回一死から早くもマウンドに上がった守護神・武田久も残り5人の打者をパーフェクトに抑え込み、1点のリードを守りきった。2番手・榊原は2回1/3を無失点に抑え、9勝目。偽バファローズはこれで今季の優勝の可能性が消滅した。
◆E7−9M◆
5位転落の危機に瀕しているロッテは西岡の10号先頭打者アーチで先制すると、エラーで二塁に進んだ井口をフクーラのタイムリーで返し、2点目。更に、連打で二死満塁とチャンスを広げたが、清田がショートゴロに終わり、三者残塁。一方、楽天は2回、山崎の26号ソロで1点を返すと、3回には一死三塁から高須がレフト前へ同点タイムリー。追い付かれたロッテは4回、清田のヒット,西岡の四球で二死一、二塁とすると、今江がライト前へ勝ち越しタイムリー。6回には二死二塁から西岡がこの日2本目となる11号2ランを叩き込むと、今江の3打席連続連続安打の後、井口のタイムリー二塁打で6点目。4点を追う楽天はその裏、二死一、二塁から牧田のタイムリー,斉藤の捕逸で2点を返し、2点差。直後の7回、ロッテは二死から連打と四球で満塁とした所でまたも西岡がタイムリー内野安打を放ち、突き放すが、粘る楽天はその裏、山崎がタイムリーで1点を返すと、続く8回には二死一塁から聖沢が5号2ランをぶち込んで、ついに同点。試合はその儘、延長に突入した。3戦連続サヨナラ負けは何としても避けたいロッテはラストイニングとなった12回、二死走者なしから西岡がヒットで出ると、続く今江のタイムリー二塁打で待望の勝ち越し点をゲット。更に、井口が歩いた後、金にもタイムリーが飛び出し、ダメ押し。最後は守護神・小林宏が3人で締め、雪辱を果たした。6番手・小野は1回を無失点で5勝目。
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September 01, 2010 23:18
◆G3−3S◆
初回、巨人は先頭の坂本がセンター前に弾き返すと、3ヶ月ぶりにスタメンに抜擢された矢野が送った後、ガッツが内野安打で続き、一、三塁。ここで寿司職人ラミレスがレフトへ犠飛を打ち上げ、1点を先制。一方、ヤクルトは4回、二死二塁から相川がレフトオーバーの同点タイムリー二塁打。追い付かれた巨人は5回、先頭の脇谷がヒットで出ると、二死二塁となった所で矢野が右中間突破の走者一掃勝ち越しタイムリー三塁打。更に、続くガッツもライト前へタイムリーを放ち、3点目。2点を追うヤクルトは6回、一死から畠山が二塁打を浴びせ、巨人先発・藤井をKO。代わった久保から、二死後、宮本がタイムリー二塁打を放ち、1点差。8回には3番手・越智に対し、一死から畠山の四球,相川の内野安打で一、三塁とした所でまたも宮本がタイムリー内野安打を浴びせて、ついに同点。試合はその儘、延長にもつれ込んだが、ヤクルトは10回二死満塁、12回一死二塁と絶好のチャンスをモノに出来ず、巨人は延長に入ってからパーフェクトに抑え込まれる始末で、結局、延長12回規定により、ドローに終わった。
◆D3−1C◆
ゴーグルで照明の光を反射させて打者の目を眩ませでもしないと到底通用しない四流投手などと言う理不尽極まりない水島の呪いを受けている中日先発・山井に対して、広島は2回、エラーで貰ったチャンスに岩本のタイムリーで1点を先制。3回には二死一、二塁,4回には一死満塁のチャンスを掴みながら、あと一本が出ず、5回も先頭の天谷が歩いた直後に、栗原がゲッツーを食らうなど、拙攻続きで追加点が奪えない。そうこうしているうちにすっかり当たりが止まり、6回以降は一人の走者も出せない有様。この隙に何とか追い付きたい中日は8回、先頭の谷繁がヒットで出ると、二死後、荒木のタイムリー二塁打でついに同点に追い付き、延長に突入。10回にはヒットの野本を谷繁が送って、一死二塁となった所で岩崎達がレフトスタンドへ川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにプロ初アーチとなる2ランを叩き込み、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。2番手・浅尾は2回をパーフェクトに抑え、9勝目。
◆T10−3YB◆
2試合連続20安打と猛打が止まらない阪神打線がこの日も爆発。初回、ヒットのマット・マートンを平野が送った所で鳥谷が先制タイムリー三塁打を浴びせると、続く新井もセンター前へタイムリー,ブラゼルが40号2ランをぶち込んで、この回4点。続く2回には新井,ブラゼルの連続タイムリー二塁打で2点挙げ、横浜先発・藤江はこの回限りで早くもKO。4回には新井が18号2ランを叩き込むと、7回には代打・関本のタイムリー等で2点を加え、ダメ押しの10点目。大量援護を貰った先発の下柳は6回を投げて、1失点に抑え、7勝目を飾った。
◆F6−2H◆
3回、松田の17号ソロで先制された日本ハムだが、その裏、一死から飯山の四球,田中の内野宇安打,劇団ひちょりの四球で満塁とした所で稲葉がレフトへ犠飛を打ち上げ、同点。続く小谷野もセンター前へタイムリーを浴びせて、勝ち越しに成功。6回には3連打で無死満塁とした所で陽が走者一掃のタイムリー三塁打を浴びせて、ソフトバンク先発・和田をKO。更に、代わった甲藤から大野にもタイムリーが飛び出し、この回4点。直後の7回、ソフトバンクも無死満塁のチャンスを作るが、ペタジーニの犠飛で1点を返すのが精一杯。8回以降も日本ハムリリーフ陣の前に反撃を断たれた。日本ハム先発・糸数は6回0/3を2失点で切り抜け、2勝目を挙げた。
◆M16−6E◆
初回、井口の犠飛で先制したロッテは3回、無死満塁から金,今江のタイムリー等で一気に5点を追加。大量6点を追う楽天は4回、4連打を含む5長短打を集中して、5点を奪い返し、1点差と肉迫。しかし、その裏、ロッテは6本の単打で6点を挙げると、更に、清田がタイムリー二塁打を浴びせて、大量8点を獲得。5回には今江のタイムリーで10点差を付け、試合を決定付けた。先発・渡辺俊は4回もたずにKOとなったが、2番手・川越が打者一人を2球で抑えただけで3勝目を掠め取った。
◆L7−4Bs◆
西武は初回、片岡,阿部,栗山,フェルナンデスといきなりの4連打で2点を先制。一死後、佐藤にもタイムリーが飛び出すと、坂田のピッチャーゴロの間にも1点を加えて、この回4点。3回にはエラーと佐藤の二塁打で一死二、三塁とした所で坂田がレフトスタンドへ7号3ランを叩き込み、早くも7点のリード。一方、偽バファローズは5回まで毎回走者を出しながら、1盗塁死6残塁の拙攻でゼロ行進。7回、二死一、二塁のチャンスに荒金がタイムリー二塁打を放ち、ようやく1点を返すと、9回には守護神・シコースキーを攻め立て、一死一、二塁から坂口が5号3ランを叩き込み、3点差。二死後、後藤の二塁打,カブレラの四球で一、二塁と一発で同点のチャンスにティー岡田の打席を迎える絶好の場面を作ったものの、空振り三振に倒れて、あと一歩及ばなかった。西武先発・石井一は7回を自責点0の好投で8勝目をマーク。
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August 15, 2010 22:11
◆G1−5YB◆
巨人の先発は前回、移籍初登板で7回零封の快投を演じた朝井。不振を極める巨人先発投手陣の救世主として、一躍、多大なる期待を背負う事となったが、初回に寿司職人ラミレスの犠飛で先制点を貰いながら、直後の2回、一死二、三塁のピンチを背負うと、武山にタイムリーを浴びて、あっさり同点。更に、大家の犠打の後、内川には2点タイムリーを許して、勝ち越し点を献上。3,4,5回と3人ずつで片付け、立ち直ったかに思われた矢先の6回、村田に痛恨の17号ソロを被弾。その裏、巨人は二死からガッツの内野安打,カスティーヨのエラーで一、二塁とするも、マッスル千代の富士がファーストゴロに終わり、二者残塁。8回には二死から長野がヒットを放ち、横浜先発・大家をKOするが、早くも登場した守護神・山口の前にガッツが空振り三振。土壇場9回、横浜は村田が右中間へ2打席連続の18号ソロをぶち込んで、ダメ押しの5点目を追加。最後は山口が三者三振の快投で締め括り、4連敗を阻止した。大家は7回2/3を自責点0の好投で4勝目。
◆D3−2C◆
中日先発が中田賢一,広島先発が中田廉と言う中田対決となったこの試合、先手を取ったのは広島。2回一死から岩本がヒット,石原が四球で出ると、赤松のファーストゴロで二死二、三塁。ここで中田廉のファーストゴロが新井のタイムリーエラーを誘い、2点を先制。追いかける中日は4回、先頭のベンちゃんが二塁打を放つと、二死後、堂上直が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ4号2ランを叩き込み、一気に同点。6回には2番手・岸本から無死一、二塁と絶好の勝ち越しチャンスを掴むも、森野が最悪のショートゴロゲッツー。続く谷繁も三振に倒れて、勝ち越しならず。8回には二死満塁のチャンスを作るが、一発含む2安打を放っている堂上直がセカンドゴロに終わり、三者残塁。広島も9回に二死二塁のチャンスを生かせず、昨日に続いて延長にもつれ込んだ。迎えた10回、中日は荒木が栗原のエラーで出ると、英智が送った後、ベンちゃんが歩かされて、一、二塁。ここで森野がレフト前へタイムリーを浴びせて、サヨナラ勝ちで3連戦3連勝。1回を3人で抑えた4番手・浅尾に8勝目がついた。
◆T9−6S◆
デーゲームで巨人が敗れた為、勝てば首位返り咲きとなる阪神は2回、相川の11号ソロで先制を許すも、その裏、先頭の新井がすかさず13号同点アーチ。更に、一死後、キュラソ星人がライトスタンドへ10号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。続く3回には先頭のマット・マートンの13号ソロを放り込むと、一死一、三塁からブラゼル,キュラソ星人と連続タイムリーが飛び出し、この回3点。しかし、連勝が止まったとは言え、打線好調のヤクルトは4回、宮本,川端,代打・デントナの3連続二塁打で2点を返すと、続く5回には飯原,ホワイトセルと連打を浴びせて、阪神先発・下柳をKO。続く山岸の犠打で二、三塁となった所で相川がレフト前へ2点タイムリーを放ち、一気に同点。更に、6回にはデントナが12号ソロを叩き込み、ついに勝ち越し。4回以降ノーヒットと沈黙していた阪神だったが、8回、ブラゼルの二塁打,川端のエラーで一、三塁とすると、キュラソ星人,J.マッケンジーと連続タイムリーを放ち、逆転に成功。二死後、マット・マートンが走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、ダメ押し。最後は守護神・藤川球がきっちり締め括った。これで阪神はまたまた首位奪回に成功。2回を無失点に抑えた4番手・久保田に5勝目がついた。
◆H5−9F◆
武田勝,小椋の両先発の投げ合いで序盤は両軍ゼロ行進。試合が動いたのは5回。ソフトバンクは一死からペタジーニがレフト前に弾き返すと、二死後、長谷川がライトスタンドへ2号先制2ラン。しかし、直後の6回、日本ハムは先頭の高口が川崎のエラーで出ると、一死後、小谷野がライトスタンドへ12号2ランを叩き込み、一気に同点。続いて糸井が二塁打を放つと、インケツパワーが充電されたあの男がよもやの勝ち越しタイムリー二塁打。更に、トンガが歩いた後、大野のタイムリー二塁打を放つと、金子誠のショートゴロの間にも1点を追加し、この回一挙5点。3点を追うソフトバンクは8回、長谷川,川崎のヒットで二死一、二塁とすると、本多がレフト前へタイムリーを放ち、武田勝をKO。なおも一、二塁のチャンスだったが、松田がショートゴロに終わり、1点止まり。すると、日本ハムは9回、4長短打で一気に4点を追加し、試合を決定付けた。その裏、武田久がペタジーニに9号2ランを被弾する安定感のなさを露呈したのは不安材料だったが、大局に影響は及ぼさなかった。武田勝は7回2/3を3失点で切り抜け、自己初の5連勝で2年連続の10勝目。
◆L6−1Bs◆
連勝街道をひた走る西武はこの日も2回に高山の先制5号2ランで早くも主導権を握ると、5回にはまたも高山がレフトスタンドへ2打席連続となる6号ソロ。続く6回にはフェルナンデス,ブラウン,代打・原の3連打で1点を追加すると、一死後、上本,佐藤と連続タイムリーを浴びせて、6点目。7回まで散発3安打と三塁も踏めずにいた偽バファローズは8回、先頭の前田大が二塁打を浴びせると、一死後、坂口のタイムリー三塁打でようやく1点。しかし、森山,後藤と倒れて、追加点ならず。9回にも走者2人を出す粘りを見せたが、及ばなかった。コレで西武は8連勝。1ヶ月半ぶりの登板となった先発・オツは6回を2安打無失点の好投で2勝目を挙げた。敗れた偽バファローズは自力優勝が消滅。
◆M6−3E◆
楽天は初回、二死から鉄平のヒット,山崎の四球で一、二塁とすると、中村紀がタイムリー二塁打を放ち、1点を先制。3回には先頭の内村が内野安打で出ると、鉄平がライトスタンドへ7号2ランを放り込み、3点目。その裏、ロッテは的場が内村のエラーで出ると、岡田のタイムリー二塁打で生還。続く4回には2四球で一死一、二塁のチャンスを掴んだ所で清田が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、一気に同点。中盤以降、両軍共に決め手を欠き、3−3の儘、延長に突入。迎えたラストイニング12回裏、ロッテは2四球で一死一、二塁とした所で今江が7号3ランを叩き込み、劇的なサヨナラ勝ち。5番手・薮田は1回を無失点に抑えて、2勝目が転がり込んだ。
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October 06, 2009 23:15
◆YB4−10S◆
福地の5号先頭打者アーチで先制された横浜だが、その裏、メカゴジラ,吉村の連続タイムリーですかさず逆転に成功。3回には内川が17号ソロを叩き込むと、4回にも金城のタイムリーで1点を加え、4点目。3点を追うヤクルトは直後の5回、鬼崎が2号ソロを放り込み、2点差。4−2の儘、迎えた8回、横浜は先発・桑原謙を下げ、継投モードに入るが、桑原謙に手こずっていたヤクルトにとっては、正にラッキーな展開となった。福地,梶本と連打を浴びせると、宮本が送って、一死二、三塁のチャンス。ここで青木が2点タイムリーを放ち、一気に追い付くと、続くガイエルが24号2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。更に、この後、3四死球で二死満塁とした所で福地が走者一掃のタイムリー二塁打を放つと、続く梶本もタイムリー内野安打を放ち、この回、一挙8点のビッグイニングを形成。その裏から五十嵐−林と繋ぐ必勝リレーで逃げ切り、阪神に0.5差と詰め寄った。4番手の押本は1回無失点で2勝目。
◆H0−2Bs◆
4年ぶりk最多勝を狙うソフトバンク先発・杉内だったが、初回、小瀬のヒットに小斉のエラーが重なり、二死二塁のピンチを迎えると、帰国したローズに代わって4番手に入った後藤にタイムリーを浴び、先制点を献上。続く2回には阿部,日高と連打を浴びた後、山崎浩に犠打を許して、一死二、三塁のピンチ。ここで岡田をショートゴロに打ち取るも、今度は川崎のエラーに足を引っ張られて、2点目を献上。何とか杉内を援護したいソフトバンクはその裏、一死から長谷川の内野安打,松田の二塁打で二、三塁とワンヒットで同点のチャンス。しかし、小斉,田上とあえなく凡退し、無得点。6回には明石の四球,本多の内野安打で無死一、二塁のチャンス。ここで送りバントを仕掛けた川崎だったが、打球を殺しきれず、三塁封殺。オーティズが三振に倒れて、二死となった所で小久保がショートへの内野安打を放つも、本多が本塁を狙って挟まれ、川崎が巻き添えを食らって憤死。終盤はチャンスも掴めず、無念の完封負け。杉内は自責点0で完投したものの、攻守に渡って足を引っ張られ、最多勝の夢はほぼ潰える事となった。偽バファローズ先発・近藤は8回無失点の好投で9勝目。
◆F5−4L◆
今日こそ優勝を決めたい日本ハムは2回、二死三塁から鶴岡のタイムリー二塁打で1点を先制。続く3回には劇団ひちょりが内野安打とエラーで二塁へ進むと、一死後、高橋のタイムリーでホームイン。更に、4回には一死から鶴岡が死球を食らうと、金子誠がレフトスタンドへ14号2ランを放り込み、4点目。しかし、この日も粘りを見せる西武は5回、3四球で二死満塁のチャンスを拾うと、片岡がレフト前へ2点タイムリー。7回には星,銀仁朗の連打の後、原が送って、二、三塁とした所で片岡のサードゴロの間に1点差。土壇場9回、守護神・武田久を投入し、逃げ切りを図る日本ハムだったが、西武は一死から星がヒットで出ると、二死二塁となった所で代打・大崎が起死回生のタイムリーを放ち、ついに同点。試合は延長にもつれ込んだ。10回二死一、二塁,11回一死一、三塁とサヨナラのチャンスを悉く逸していた日本ハムだが、12回、小谷野の二塁打,紺田の敬遠四球の後、代打・飯山の犠打で二、三塁とした所で金子誠がセンターへ犠飛を打ち上げ、サヨナラ勝ち。既に、楽天の敗戦で確定していた2年ぶり5度目となるリーグ優勝に劇的勝利で花を添えた。6番手の建山は1回無失点で5勝目が転がり込んだ。
◆M5−2E◆
逆転Vへ一縷の望みを繋いでいる楽天は2回、山崎武のヒットの後、連続四死球で無死満塁のチャンス。宮出は三振に倒れたものの、続く聖澤がタイムリー内野安打を放ち、2点を先制。しかし、先発・岩隈がピリッとせず、その裏、先頭のサブローに22号ソロを被弾すると、続く3回には一死三塁のピンチで堀にタイムリーを浴び、追い付かれてしまう。直後の4回、楽天は草野,宮出のヒットで二死一、二塁とするも、先制タイムリーの聖澤が三振に倒れて、勝ち越しならず。7回<二死二塁のチャンスも逃した楽天は8回にも2四死球で一死一、二塁としながら、草野がショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で均衡を破れない。その裏、一死から3番手として福盛がマウンドへ上がったが、これが裏目。代わりばなサブローを三振に斬って取るも、ここから大松,今江と連続二塁打を浴び、勝ち越し点を献上。更に、橋本将を敬遠した後、里崎に走者一掃のタイムリー三塁打を浴び、この回悪夢の3失点。土壇場9回、ロッテは抑えのシコースキーを抑え、逃げ切り体勢。シコースキーは先頭のリンデンに痛打されるも、代打・憲史,聖澤と打ち取って、二死。すると、ここで最早、どこが優勝しようが知った事ではないバレンタインは今季限りでの引退を表明したゴーグルを投入。優勝の可能性が残っているチームへの敬意が感じられない勝敗度外視采配に対し、一気に巻き返したい楽天だったが、代打・青波の長瀬は簡単に初球を打ち上げてしまい、万事休す。西武が執拗な粘りで日本ハムを食い止めていたものの、自ら星を落として、日本ハムの結果を待たずして、球団創設初優勝の可能性が消滅した。8回のピンチに登場するや否やゲッツーであっさり切り抜けた3番手の荻野に3勝目がついた。
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June 28, 2009 21:57
◆G7−1S◆
1勝1敗で迎えた首位攻防第3戦は内海,石川の左腕エース対決。内海が三者凡退と上々の立ち上がりを見せたのに対し、石川はいきなり先頭の坂本に二塁打を浴びた事でリズムを崩したか、一死後、ガッツにタイムリー三塁打,寿司職人ラミレスに犠飛を許して、2点を献上。2回以降走者を出しながらも、要所を締める粘りの投球で踏ん張っていた石川だが、6回、一死二塁から松田記者にタイムリー三塁打を浴びると、阿部を歩かせた後、李に3試合連続の15号3ランを叩き込まれて、この回限りでKO。巨人は続く7回にもガッツのタイムリー二塁打でダメ押しの7点目。内海は8回に相川に4号ソロを浴び、完封こそ逃したものの、4安打無四球完投で3勝目。首位攻防3連戦を2勝1敗と勝ち越した巨人はヤクルトとの差を3ゲームと広げた。
◆C1−2D◆
名手・川相の現役復帰待望論が叫ばれている中、一向に手を打とうとしない落合監督はまたもや川井を先発起用する事でお茶を濁す有様。しかし、所詮、カワイであって川相ではない川井ではチームの空気を変える事は出来ず、中日は初回から一死二塁のチャンスを逃すいきなりの拙攻モード。相変わらずのタイムリー欠乏症ぶりに川相不在を痛感し、落胆の色を隠せない川井はその裏、二死二塁のピンチで栗原にタイムリーを浴び、先制点を献上。1−0の儘、迎えた4回、一死からブランコが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに21号ソロを叩き込み、追い付くと、続くベンちゃんも川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに19号ソロをぶち込んで、勝ち越しに成功。6回には荒木のヒット,ベンちゃんの四球で二死一、二塁とするも、藤井が打ち上げて、二者残塁と相変わらず、一発が出ないと如何ともし難い様子。まともな援護が得られない中、川井は2回以降追加点を許さず、8回に浅尾を挟んで、9回から守護神・岩瀬が登場。いきなり先頭のルパン廣瀬に二塁打を浴びた岩瀬は石原に犠打を許して、一死三塁のピンチ。しかし、代打・緒方,梵と打ち取って、辛くも逃げ切り、3連戦3連勝。7回1失点の川井は開幕7連勝となった。これで連勝を6と伸ばした中日だが、極度の一発依存症,タイムリー欠乏症は一向に治る気配がなく、先発投手の頑張りにおんぶにだっこ状態とあって、とても連勝中のチームとは思えない重苦しい空気に包まれるばかり。この絶望的な状況を打破する為にも一刻も早い名手・川相の現役復帰が待たれる所だ。
◆T3−2YB◆
阪神先発・ソニックに対し、横浜は2回、先頭の下園が2号ソロを叩き込み、1点を先制。5回には二死走者なしから内川がレフト線へ二塁打を浴びせると、続く村田がレフト前へタイムリーを放ち、2点目を追加。未だに白星のない横浜先発・マストニーに対して、阪神は5回まで毎回走者を出しながら、あと一本が出ず、ゼロ行進。7回には狩野,葛城イクローと連打わ浴びせて、マストニーをKOするが、代わった木塚の前にシャア少佐が最悪のショートゴロゲッツー。続く関本もピッチャーゴロに打ち取られ、結局、無得点。土壇場9回、阪神は2点ビハインドながらも、守護神・藤川を投入する執念の継投を展開。藤川は2四球を出しながらも、無失点で切り抜けると、その裏、抑えの山口に対し、一死から3連打で満塁の大チャンス。ここで代打・悠久の若虎・桧山が犠飛を打ち上げ、まず1点。なおも一、二塁の場面で関本が走者一掃のタイムリー三塁打を浴びせて、逆転サヨナラ勝ちを収めた。
◆L5−7H◆
ソフトバンク先発・ホールトンに対し、西武は初回、四球の栗山を一塁に置いて、中島が11号先制2ラン。ソフトバンクが4回にハマのスペランカー,松田のタイムリーで追い付くも、その裏、西武はG.G.佐藤の11号2ランですかさず勝ち越し。再び2点を追う展開となったソフトバンクは5回、オーティズの11号ソロで1点差とすると、7回には松中が10号2ランを叩き込み、逆転に成功。しかし、粘る西武は8回、栗山が同点タイムリー二塁打。更に、一死一、三塁とチャンスを広げたが、礒?,G.G.佐藤と連続三振に斬って取られ、勝ち越しならず。すると、直後の9回、ソフトバンクは一死二塁からオーティズがこの日4安打目となるタイムリー二塁打を浴びせて、勝ち越し。更に、二死後、小久保もタイムリーを放ち、ダメ押し。最後は守護神・馬原が3人でピシャリと締め、逃げ切った。ソフトバンクはこれで日本ハムに並ぶ首位タイに浮上。3番手のファルケンボーグに4勝目がついた。
◆M3−2F◆
試合前から、いつコールドになるとも知れない空模様とあって、早く主導権を握りたい両チームだが、先手を取ったのはロッテ。2回、先頭のサブローが二塁打を浴びせると、続く橋本将が先制タイムリー。更に、二死一、二塁となった所で西岡もタイムリーを放ち、2点目。3回まで1安打と沈黙していた日本ハムだが、4回、先頭の劇団ひちょりが内野安打で出ると、続く稲葉がライトスタンドへ10号2ランを叩き込み、一気に同点。追い付かれたロッテは6回、二塁打のベニー松山がバーナムJr.のセカンドゴロで三進。ここで今江がスクイズを決めて、勝ち越しに成功。この回の攻撃が終了した所で強くなった雨の為に試合が中断。結局、その儘、コールドとなり、ロッテが勝ち逃げに成功。先発・小野は6回までとは言え、今季初完投で4勝目。
◆Bs3−4E◆
初回は簡単に3人で打ち取った偽バファローズ先発・平野だったが、続く2回、2四球で二死一、二塁のピンチを背負うと、平石にタイムリーを浴び、先制点を献上。3回には中村真に2号2ラン,山崎武に13号ソロを被弾し、3失点。4点を追う偽バファローズは4回、大村の犠飛でようやく1点。この後も、5回二死一、二塁,6回無死二塁のチャンスを作りながら、あと一本が出ず。8回には連続四死球で無死一、二塁とするも、後続を断たれて、二者残塁。土壇場9回、二死二、三塁からフェルナンデスの走者一掃のタイムリー二塁打で1点差と詰め寄り、なおも一打同点のチャンスが続いていたが、ラロッカがサードゴロに打ち取られ、ゲームセット。楽天先発のルーキー・井坂は6回途中まで1失点と粘りの投球でプロ2勝目。
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September 04, 2008 23:37
◆G6−2C◆
広島は初回、ヒットの赤松を天谷が送った後、オチョアのタイムリーであっと言う間に先制。更に、栗原がヒットで続くと、二死後、石原もタイムリーを浴びせて、2点目。その裏、巨人は一死一、二塁からシーボルのタイムリーエラーで1点を返すと、6試合ぶりのスタメンとなったマッスル千代の富士のタイムリー二塁打で同点。更に、阿部が歩いて満塁とチャンスを広げたが、あの男があえなく三振と怒濤のチャンスブレイカーぶりを遺憾なく発揮すると、これに愕然とした坂本も三振に倒れて、三者残塁。2回以降、両軍共に残塁を積み重ねながら、スコアボードはゼロを積み重ね、2−2の儘、8回へ突入。巨人は先頭のガッツが2試合連続となる28号ソロを叩き込み、ついに均衡を破る3点目。続く寿司職人ラミレスが二塁打を浴びせて、大竹をKOすると、代わったブラウワーから代打・大持ち,キムタクのタイムリーで3点を追加し、試合を決定付けた。
1点を争うゲームだと、迂闊に起用すれば、勝利の立役者になりかねないと言うブラウン監督の歪んだ思考により、求道者・前田はまたもやフル欠場に追い込まれ、好投の大竹を見殺し。これで広島はまたもや3位浮上のチャンスを逃したばかりか、5位へ転落してしまった。巨人はガッツが昨日に続いての一発でまたまた決勝点を叩き出し、阪神に4.5差と接近。金刃は今季初白星コソのが下ものの、7回2失点と次回に希望を持たせる内容だった。3番手・山口にはまたも白星が転がり込み、何と2桁勝利へリーチとなった。
◆S5−3D◆
打線好調のヤクルトは3回、先頭の福川が5号ソロを叩き込み、先制。更に、二死二塁のチャンスに青木がタイムリー二塁打を放つと、畠山が歩いた後、飯原もタイムリーを浴びせて、この回3点。続く4回には一死一、三塁から福地のサードゴロが野選を誘い、1点を追加すると、5回には福川の犠飛で5点目。先発の出戻り助っ人・ダグラスは川相不在の中日相手に8回まで内野安打1本を許しただけの完璧な投球を展開。完封ペースのダグラスだったが、9回からは木田画伯がマウンドへ。これ幸いと中日は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに森野14号ソロ,T.ウッズの30号2ランで2点差にまで詰め寄り、守護神・林を引きずり出したが、反撃もここまで。
ヤクルトが5戦連続2桁安打で今季初の5連勝を果たし、広島と入れ替わりで4位浮上。この日は何と言っても、ダグラスの快投に尽きるだろう。ここまでとは行かないまでも、ダグラスが安定した投球でローテを守る様だと、Aクラス浮上へ大きな力になりそうだ。明日から好調・巨人との3連戦が始まるが、この勢いを持続出来るか!? 一方、3連敗の中日は先発・ウッチャンが5回もたずに5失点KO。打ってはダグラスの前に完璧に抑え込まれる有様。木田画伯から苦し紛れの2ホーマーで無理矢理叩き出した3点など明日に何も繋がりそうもない。広島が敗れた事で3位転落は免れたが、最早、5位転落すら時間の問題だ。
◆YB6−3T◆(降雨ノーゲーム)
連敗に喘ぐ阪神はこの日も大苦戦。先発・福原が初回から4連打を浴びて3失点。直後の2回に自らのタイムリーとシャア少佐の2点二塁打で追い着いたのも束の間、3回、吉村に勝ち越し3ランをぶち込まれるが、3回終了時に強くなった雨で試合が中断し、その儘、ノーゲームとなった。
対横浜7連敗は濃厚か…と思われる展開だった阪神だが、局地的なゲリラ豪雨に救われ、5連敗とマジック消滅を免れた。3回6失点の福原にとっては正に恵みの雨だった。対照的に肩を落としたのは横浜。クリーンアップトリオが6打数6安打と大爆発。先発の吉原もいい立ち上がりとは言えなかったが、プロ初勝利を掴めそうな展開だっただけに、全て台無しになってしまったのは残念だ。
◆F4−3H◆
0−0で迎えた4回、日本ハムは二塁打の田中が稲葉のファーストゴロで三塁へ進むと、スレッジが歩いた後、小谷野が犠飛を打ち上げ、田中が先制のホームイン。直後の5回、ソフトバンクは二死一、二塁から松田が同点タイムリー。7回には二死一、二塁から大村,荒金の連続タイムリーで2点を勝ち越し。しかし、粘る日本ハムはその裏、呪われた助っ人・ボッツの5号ソロで1点を返すと、続く8回には二死二塁からスレッジのタイムリーでついに同点。土壇場9回、フトバンクは二死から辻が二塁打で出るも、荒金が打ち上げて、勝ち越しならず。すると、その裏、日本ハムは四球のボッツを高橋が送った所で金子誠がレフト前へ弾き返して、代走・紺田がサヨナラのホームを陥れた。
相変わらず、西武の援護ばかりしている日本ハムがしぶとく粘ってサヨナラ勝ちを果たし、5位転落の危機を回避。ソフトバンクは折角、西武が敗れたと言うのに、またもお付き合いで3位転落。これで日本ハム相手に8つの負け越しと相性の悪さが出てしまった。先発・杉内はまずまずの内容だったが、毎回の13残塁と言う拙攻が大きく響いた。
◆E4−6Bs◆
何とか連敗を脱したい楽天は3回、一死から嶋,聖沢,渡辺直の3連打で先制すると、続く内村がスクイズを決めて、2点目。先発・木谷は4回まで4四死球を与えながらも、ノーヒットと好投していたが、5回、先頭の北川に初安打を許すと、一死後、坂口,下山に連打を浴びて、満塁のピンチ。ここでカブレラを三振に斬って取ったものの、続くローズに34号グランドスラムをぶち込まれ、一気に形勢逆転。偽バファローズは7回にもカブレラの32号2ランで6点目。楽天はその裏、代打・山崎武のタイムリーで1点を返すと、9回には守護神・加藤から先頭の中村がプロ初アーチを叩き込んだが、後が続かなかった。
絶好調の偽バファローズと絶不調の楽天の対決は下馬評通り、偽バファローズの3タテで終了。楽天が今季初の7連敗となったのに対し、ローズ,カブレラのアベックアーチで逆転した偽バファローズは今季初の6連勝でとうとう2位にまで浮上。100試合以上消化しての2位は何と10年ぶりだそうだ。明日から始まる首位・西武との3連戦でこの好調をキープして3タテする様な事があると、波乱が起きる可能性も生まれるだけに大いに期待したい。
◆M4−3L◆
初回に橋本の犠飛で先制したロッテは続く2回には早川のタイムリー,3回には今江のスクイズで着々と加点。5回まで無失点の好投を見せていた清水だが、6回二死走者なしから佐藤をインターフェアーで出してからリズムを狂わせ、栗山のヒット,中島の四球で満塁とすると、礒?にタイムリー二塁打を浴びて、2失点。続く7回には一死三塁のピンチを作ってKOとなると、2番手・シコースキーが二死後、片岡に同点タイムリーを浴びて、清水の白星は消滅。追い着かれたロッテはその裏、二死から今江が12号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。最後は守護神・荻野が締めて、逃げ切った。
一度は追い着いた西武だが、涌井が踏ん張りきれずに6カードぶりの負け越しを喫した。ロッテは今江がスクイズに決勝アーチと活躍。先発・清水は3点のリードを守りきれなかったが、川崎の好リリーフが光った。水島の呪いに取り憑かれている根元は(全く得点には絡んでいないが)18打席ぶりにヒットが飛び出し、辛くも3割陥落を免れた。
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August 20, 2008 23:42
◆S0−5G◆
初回、3四死球で一死満塁のチャンスを掴んだ巨人は松田記者の走者一掃タイムリー二塁打で一気に3点を先制。4回には先頭の坂本が2試合連続の5号ソロを叩き込むと、二死後、寺内,ガッツの連続二塁打で5点目を追加。先発・バーンサイドは7回まで散発2安打無失点と素晴らしい投球を展開。8回からは越智−山口と繋いで、完封リレーを達成した。
村中が立ち上がりから四球連発で自滅し、逆ハーラートップタイとなる11敗目。打線も散発3安打で二塁すら踏めない有様。ヤクルトはこれで対巨人7連敗と完全にカモにされている。ここ3試合5回もたずにKOと、1ヶ月以上白星から遠ざかっていたバーンサイドは久々の好投で5勝目。投打噛み合っての快勝を飾った巨人は貯金10とした。
◆YB7−4D◆
一向に好転しない戦局を打開したい中日だが、名手・川相を現役復帰させなかった事を悔やむばかり。首脳陣は苦し紛れに川井を先発させると、川井は4回まで無失点の好投。しかし、所詮、カワイであって川相ではない川井ではチームの空気を変える事が出来ず、中日打線は4回無死一、二塁のチャンスを逃すなどゼロ行進を続けるばかり。耐えかねた川井は5回、先頭の相川に先制被弾すると、一死後、3連打で2点目を失い、あえなくKO。代わった金剛も5本のヒットを集中されて、この回、悪夢の7失点。その後、中日は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した西川のプロ初アーチ等で4点を返したものの、5回の7点が最後まで重くのしかかる結果となった。
もういい加減、川相の代わりに川井でお茶を濁すのはやめて貰いたい。素直に川相を復帰させろと…。まぁ、今季はもう手遅れな訳で今更言っても仕方ないのだが…。川井は前回に続いて、突如の変調で序盤の好投を台無しにしてしまった。いずれも打線が全く援護点をくれない点で共通しており、何とも不憫である。横浜はワンチャンスを生かして快勝。ハマのチンピラは4失点ながらも今季2度目の完投で4連勝となった。
◆C3−4T◆
阪神先発・岩田の前に5回まで1安打と抑え込まれていた広島は6回、内野安打の小窪を二塁へ進めると、東出のタイムリーでついに先制。しかし、直後の7回、この回から登板の3番手・ブラウワーが3連打であっさり追い着かれると、一死後、代打・悠久の若虎・桧山,シャア少佐,平野と3連続タイムリーを浴び、失意のKO。土壇場9回、先頭打者として登場した代打・求道者・前田が怒りのライト前ヒットで出ると、一死満塁から栗原の2点タイムリーで1点差まで詰め寄り、なおも二、三塁とサヨナラのチャンス。しかし、嶋,石原と打ち取られ、あと一歩及ばなかった。
岩田が7月8日以来、5試合ぶりの7勝目をマーク。6回1失点でも見殺しにされてしまうのか…と心配されたが、岩田の代打・悠久の若虎・桧山が逆転への狼煙を上げてくれた。新人王争いのライバル・吉見の復帰が近いとあって、この1勝は大きいだろう。一方、広島は救世主・ルイスが7月4日以来の登板。6回二死まで1安打無失点との好投を見せていたと言うのに、ここで謎の降板。単に球数制限による既定路線だったのか、故障発生なのか気になる所だが、ルイス降板が致命的となったのは間違いない。致命的と言えば、折角、ブラウン監督がいないのに求道者・前田がスタメンを外された事も問題だ。ようやく登場した9回に怒りのヒットで反撃の口火を切ったが、あまりにも遅過ぎた。
◆L7−1H◆
勝っても自力Vが復活する訳ではないが、これ以上、西鉄に離される訳にはいかないソフトバンクの先発・新垣は2回まで無失点とまずまずの立ち上がり。しかし、3回、十八番の暴投でピンチを作り、ボカチカにタイムリーを浴びて、先制点を献上。続く4回には一死二、三塁から細川のサードゴロを捌いた松田のバックホームが三塁走者に当たるツキのなさで一気に2点を失うと、更に、またも暴投でピンチを広げた後、片岡のタイムリー内野安打が本多の悪送球を誘い、この後、またまた暴投をかまして、この回4失点。6回に大村の一発でようやく1点を返したソフトバンクだが、西鉄はその裏、すかさず片岡のタイムリーで5点差に戻すと、7回には中村のタイムリーでダメを押した。
暴投王子・新垣がプロ野球新記録となる怒濤の5暴投(4回の1イニング3暴投はタイ記録)と遺憾なく真価を発揮し、6回6失点KO。打っては西鉄と同じ9安打を浴びせながら、12残塁の大拙攻で1点しか奪えない体たらくで、今季9度目の3連敗を喫してしまった。西鉄のマジックは2つ減って26。貯金は今季最大の18となった。西鉄先発・オツは6回1失点で6勝目。
◆F3−6M◆
初回に内野ゴロの間に先制された日本ハムは2回、金子誠の2点タイムリー二塁打で逆転に成功。しかし、直後の3回、ロッテは先頭の今江が9号ソロを叩き込み、あっさり追い着くと、更に、サブローがヒットで続いた後、竹原が3号2ランを放り込み、勝ち越しに成功。3回以降立ち直った清水は7回まで無失点の好投を見せるが、8回にエラーでピンチを作り、降板。二死後、2番手・川崎が小谷野にタイムリーを浴び、1点差となるが、土壇場9回、ロッテは塀内の今季初アーチ,今江のこの日2本目となる10号ソロと2発のアーチが飛び出し、試合を決定付けた。
今江の2発を初め、要所で飛び出した一発が効き、ロッテが逃げ切り。勝ったり負けたりを繰り返してきた清水だが、何だかんだで2桁勝利にリーチをかけた。日本ハムは藤井が3回もたずにKOとなったのも誤算だが、武田久が2被弾し、ダメ押しを許したのも気がかり。2試合続けて無失点で切り抜け、一時の不振を脱したかに思われたが、まだまだ完全復調とは言えない様だ。注目のボッツは3打数1安打。呪われている事がステータスだっただけに、調子を上げてくると、逆に注目する要素が薄れていくと言うのは皮肉なものだ。
◆Bs5−4E◆
初回、死球にエラーとノーヒットで先制した偽バファローズは3回には坂口の2号ソロで1点を追加。5回には無死三塁から小瀬の犠飛で3点目。楽天は6回、無死満塁からショートの2点タイムリーで1点差と詰め寄り、なおも一、二塁のチャンスだったが、後続3人が打ち取られ、同点ならず。すると、その裏、偽バファローズはカブレラの27号ソロで4点目。8回に1点ずつ取って迎えた土壇場9回、偽バファローズは守護神・加藤を投入。加藤は二死一、二塁から鉄平にこの日4安打目となるタイムリーを浴び、1点差まで詰め寄られるが、最後はショートをライトフライに仕留めて、辛くも逃げ切った。
小刻みに1点ずつ加えていた偽バファローズが楽天の追い上げをかわして、この2連戦を1勝1敗のタイに持ち込んだ。先発・小松は粘りの投球で7回を2失点で切り抜け、自己初の2桁勝利に到達。中押しアーチのカブレラはこれが史上最速934試合目での通算300号(史上33人目)となった。楽天は鉄平が4安打1四球の5打席5出塁と気を吐いたが、なかなか得点に絡めなかった。
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June 09, 2008 23:57
◆G3−9L◆
初回からG.G.佐藤の先制タイムリーを含む3安打を浴びるなど、フラフラな立ち上がりのグライシンガーだったが、その裏、寿司職人ラミレスの2点タイムリーで逆転して貰うと、直後の2回には三者三振の快投を見せ、立ち直ったかに見えた。しかし、3回にブラゼルに17号逆転3ランを叩き込まれると、続く4回にも中島に13号3ランを被弾し、この回限りで失意のKO。その裏、巨人は売り出し中のルーキー・加治前が2号ソロを放つも、後が続かない。5回以降、リリーフ陣の踏ん張りで膠着状態となったが、西武は9回にブラゼルのタイムリー二塁打,G.G.佐藤の犠飛で2点を奪い、試合を決定付けた。加治前の一発以降、ノーヒットに抑え込まれた巨人はまたも貯金に失敗し、借金生活に逆戻りとなった。
グライシンガーが西武強力打線に粉砕され、今季最短の4回7失点KO。オツも勝利投手にはなったものの、ピリッとしない投球だった。両軍共に光ったのは2番手投手。巨人2番手・東野はマウンドに上がるや否や、いきなり三者三振に斬って取るなど、3回を無失点。西武2番手・大沼も3回を投げてパーフェクトに抑える快投だった。
◆D6−3E◆
この日も初回から一死二塁のチャンスを逃した中日は3回にも二死から荒木が二塁打で出るも、井端が倒れて無得点。先発・山本昌は相変わらずの不甲斐ない打線に辟易としながらも4回まで無失点に抑える力投を展開。何とか山本昌を援護したい中日はその裏、二死一、二塁から英智が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、左中間を深々と破る走者一掃のタイムリー三塁打となり2点を先制。更に、小田もレフト前へタイムリーを放ち、この回3点。5回まで無失点の好投を続けてきた山本昌だが、6回、一死から渡辺直に痛打されると、続く高須にタイムリー二塁打を浴びた所で無念の降板。ここで代わった吉見は2四死球で二死満塁のピンチを作ると、代打・憲史に2点タイムリーを許し、試合は振り出しに。しかし、その裏、中日は中村紀,ピンキー井上,英智の3連打で2点を勝ち越し。更に、二死二塁となった所で荒木がタイムリーを放ち、6点目。最後は守護神・岩瀬が締めて、逃げ切った。
序盤はもたついたものの、タイムリーだけで6点も奪うと言う奇跡的な展開で中日が快勝。惜しむらくは、山本昌に白星をつけられなかった事だ。あと一歩早く中押し出来ていれば…。山本昌の白星を潰した上、ちゃっかり掠め取ったのは吉見。交流戦に入って中継ぎに回され、新人王レースに足踏みをすると危惧されていたが、これで交流戦2勝目。阪神・岩田が打線に見殺しに遭っている隙にリードを広げる事になろうとは…。
◆C6−1H◆
高橋,長谷川の尊い犠牲も虚しく、この日もブラウン監督は求道者・前田をベンチに軟禁。求道者・前田支援対策としての先発投手の故意炎上をブラウン監督に見破られているのではないかと睨んだルイスは故意炎上を断念し、5回まで無失点投球を展開。打っては初回に嶋が2点タイムリーを浴びせると、3回には栗原の7号ソロで3点目。ソフトバンクは6回二死一塁から小久保のタイムリー二塁打でようやく1点。7回には先頭の長谷川が死球で出るも、後続3人が凡退。8回には一死からヒットと四球で一、二塁とするも、ここで代わった永川の前に小久保がゲッツーに倒れて、またも無得点。その裏、広島は無死満塁から代打・緒方の犠飛,小窪の2点タイムリー二塁打でダメ押し。9回は引き続きマウンドに上がった永川が締めて、連敗を3で止めた。
求道者・前田を引っ張り出す為に尽力しても、ブラウン監督にはのれんに腕押しだと察知したルイスが目先の勝利を優先。これが長期的展望で見て、チームにとって良かったのかどうかは分からないが、結局、この日も求道者・前田は勝負所でも何でもない場面でファンに対する帳尻を合わせのごとき代打起用にモチベーションが上がらずあえなく凡退と言う憂き目に…。勝つには勝ったが釈然としない空気になっている事は否めず、今後の浮上にも暗雲が漂って来ている。
◆YB13−3F◆
横浜は3回、ガッツな貴公子・仁志の3号2ランで2点を先制。先発のルーキー・佐藤は3回までノーヒットの快投を演じていたが、4回、先頭の紺田に6年目のプロ初アーチを被弾すると、二死後、4連打で逆転を許し、あえなくKO。しかし、その裏、横浜は無死満塁から石井タクローのタイムリーで追い付くと、更に、相川のセカンドゴロで勝ち越した後、代打・メカゴジラにもタイムリーが飛び出して、この回3点。続く5回には一死二塁から村田に16号2ランが飛び出して、7点目。勢いの止まらない横浜は6回には2点、7回には4点を奪い、大量10点差をつけて連敗を脱出した。
あまりの苦境ぶりを気の毒に思い、日本ハムが手を抜いてくれた…訳ではないだろうが、横浜が水島の呪いに苦しみ続けている鬱憤を晴らすがごとく17安打13点の猛攻で5連敗を脱出。その前に勝った時も15安打12点と打線が爆発したが、連敗地獄でストレスをひたすら溜め込まないと打線が繋がらないのだろうか…。はーちゅんは実に2週間ぶりの登板。水島氏に目をつけられてから初の登板だったが、大量点差もあって無難に終わったのは何よりだ。
◆T4−1Bs◆
序盤は下柳,近藤の投げ合いで両軍ゼロ行進が続いていたが、試合が動いたのは4回。阪神は先頭の関本が大引のエラーで出塁すると、続く新井の二塁打の後、キュラソ星人がタイムリーを放って、2点を先制。更に、葛城イクローがヒットで続いた後、鳥谷,矢野と連続犠飛を打ち上げて、近藤をKO。4点を追う偽バファローズは6回、一死一、二塁からローズのタイムリーでようやく1点。なおも一、三塁のチャンスだったが、北川がショートゴロゲッツーに倒れて、1点止まり。8回には一死満塁と一発逆転のチャンスを作るが、北川,濱中と倒れて、三者残塁。阪神は9回に守護神・藤川が三者三振の快投を見せ、5連勝を飾った。
阪神がワンチャンスを生かして、5連勝。ワンチャンス…と言っても、繋がったのが1度きりだっただけの話で実は結構、拙攻三昧だった…。投げてはリリーフを仰ぐ事を前提にしているかのごとく、下柳が6回で降りる気満々のペース配分で飛ばしまくると、江草を挟んで、JFKに繋ぐ万全のリレーが炸裂したが、久保田に死球を食らわされた大引は右手人差し指骨折。先日は藤川が日本ハム・高橋を血祭りにあげるなど、JFKは下柳から死神ボールでも伝授されているんじゃあるまいな…。どうせ使うなら長期に戦うセ・リーグ相手に使わんと非効率的だと思うが…。
◆S3−5M◆
西岡の先頭打者アーチで先制を許したロッテだが、2回、田中,武内,川本の3連打で逆転に成功。1点を追うロッテは5回、四球の西岡を一塁に置いて、里崎が4号2ランを叩き込み、一気に逆転。その裏、福地の一発で追い付かれるも、直後の6回、今江が5号ソロを放ち、再び勝ち越し。更に、7回にはサブローのタイムリーで貴重な1点を追加。土壇場9回、ヤクルトは2本のヒットで二死一、二塁と攻め立てたものの、最後は宮本がファーストライナーに倒れて、万事休す。
4連敗中の村中が2発のアーチに泣いて、またも勝てずに降板。3回→4回→4回2/3→4回2/3→5回と、徐々に投げるイニングは伸びてきているが、徐々に過ぎるので先発の責任を果たせる様になるのはいつになるやら…。これしか投げていないのに3戦連続で100球越えている辺り、とにかく無駄球が多過ぎる。ボール球を振って貰えなくなってきているので、制球力を上げていかないと、次も早期降板は免れないか?
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May 24, 2008 23:08
◆L4−2G◆
先発陣の崩壊が続く巨人だが、この日の先発・野間口も初回にガッツの犠飛で先制点を貰いながら、その裏、ブラゼルに犠飛を打ち上げられ、あっさり同点を許すと、4回にはG.G.佐藤,礒?と連続アーチを叩き込まれ、勝ち越しの2点を献上。更に、5回には中島に被弾。続く6回に先頭のG.G.佐藤に二塁打を浴びた所であえなくKOとなった。再三チャンスを作りながら、モノに出来ずにいた巨人は直後の6回、ボカチカのタイムリーエラーで1点を返し、更に、一死一、三塁とチャンスを広げるも、大道は浅めのセンターフライ,寺内はファーストゴロに打ち取られ、1点止まり。7,8回も先頭打者を出しながら、生かせない巨人は9回も二死から亀井がヒットで出たものの、坂本がショートゴロに倒れて、この2連戦2連敗となった。西武先発・帆足は無傷の5連勝。
大炎上…とまではいかないものの、野間口が4失点KO。巨人は5月11日以来、先発が勝っておらず、一向に先発陣立て直しの気配が見られない。打線もハマのチンピラのイカレた投球でゴンザレスが離脱してからさっぱり。代わりにセカンドに入っているキムタクも2戦無安打である。中途半端な状態で李が復帰したりする前に何とかゴンザレスには戻って来て貰いたいものだが、折角、助っ人枠が空いているならバーンサイドを昇格させてくれんだろうか…。
◆F11−1D◆
川相不在が故のタイムリー欠乏症,一発依存症は交流戦に入っても留まる所を知らない中日だが、事態の重さを全く理解していないのか、はたまた外部(茂雄)から圧力がかかっているのか、落合監督はまたもや川井を先発させてお茶を濁す事に…。しかし、カワイであって川相ではない川井にチームの空気を変える事は出来ないのは中日ナインも最早、重々承知しており、この日も初回から一死一、二塁のチャンスを逃す体たらく。しかも、その裏、川井が稲葉のタイムリー,高橋の4号2ランであっと言う間に3失点。4回に先頭の中村紀が四球を選ぶも、続くT.ウッズはサードゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。ここでベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに6号ソロを叩き込み、ようやく1点を返したものの、その裏、川井は二死一、二塁のピンチを作ってKO。代わった朝倉は小谷野に走者一掃のタイムリー三塁打,更に、田中にもタイムリー二塁打を浴びて、この回3失点。これで完全に流れを引き寄せた日本ハムは6回に2点,7回にも3点を加えて、ダメ押し。中日は結局、ベンちゃんの一発のみに終わる大惨敗となった。
川相不在を川井投入で補填しようと言う落合監督の理不尽な策はまたもや失敗。川井自身もこれで5試合白星から遠ざかる事となった。打撃陣は交流戦に入ってから4試合で僅かに5点。しかも、タイムリーによるものは僅か1点と一発依存症,タイムリー欠乏症の深刻ぶりは誰の目にも明らかだと言うのに、何故、手を打たないのか。せめて交流戦仕様で立浪がスタメンで起用されれば…と思うのだが、出ずっぱりなのはデラロサで結果は12タコと来るから頭が痛い。立浪は交流戦でもこんな扱いとなると、不振から立ち直るきっかけを掴めない儘、今季限りの引退が見えてきて、非常に心配である。
◆H2−5T◆
0−0で迎えた3回、ソフトバンクは一死からヒットで出た長谷川を的山が送ると、本多がセンター前へ先制タイムリー。3回まで杉内の前にパーフェクトに抑え込まれていた阪神だが、4回、何故かスタメンを外されたシャア少佐に代わって、いきなり1番に起用されたバルディリスがチーム初安打を放つと、関本の犠打で二進。ここで新井が同点タイムリー二塁打。続くキュラソ星人が四球を選んで、一、二塁とチャンスを拡大させたものの、桜井,鳥谷と連続三振に倒れて、勝ち越しならず。追いつかれたソフトバンクは6回二死から松田が4号ソロを放り込み勝ち越しに成功。2−1の儘、迎えた土壇場9回、ホールトン投入で逃げ切りを図るソフトバンクに対し、阪神は鳥谷,フォードの連打で無死二、三塁。ここから代打・葛城イクロー,ジュビロ野口と連続三振を喫するも、藤本が四球で繋いで満塁となった所で、8回に代走から守備に入っていたシャア少佐がスタメンを外された鬱憤を晴らす2点タイムリーを放ち、逆転に成功。続く新井もタイムリーを放って、ダメ押しの2点を追加。最後は守護神・藤川が三者三振の快投で締め括った。
ソフトバンクは4連勝目前でホールトンが大誤算。完投出来たかは微妙だが、杉内はもう少し引っ張っても良かったんじゃなかろうか…。何にしてもクリーンアップが12タコで勝とうと言うのは虫のいい話か…。阪神は黒星2つ続いたウィリアムスが1度の充電が奏功したか、3人でピシャリの好投で今度は白星をゲット。1番にバルディリスが起用されていたのは何事かと思ったが、代走→守備→打撃と出ていた辺り、シャア少佐はケガした訳でもなかった様で…。最近、不振だった訳でもないし、イマイチ腑に落ちない。今回の決勝打で「興奮した。今までの野球人生でも何本かに入るヒット」と言っている所を見ると、スタメン落ちは何やらいわくがありそうで気になる。
◆Bs3−4C◆
虎視眈々と求道者・前田の幽閉を図る機会を狙っているブラウン監督は昨日、ノーヒットだった上に相手が左の山本だからと、またもや求道者・前田をベンチに軟禁。存在感だけで相手を威圧する求道者・前田を欠く苦しい展開を強いられた広島だが、初回、栗原のタイムリーで1点を先制。6回にはオチョアの7号2ランで3点目。6回まで散発2安打の好投を見せていた先発・ルイスだが、7回一死からカブレラに三塁打を浴びた後、ローズには12号2ランを叩き込まれ、1点差。しかし、直後の8回、広島は二塁打の小窪を赤松が送った後、東出がスクイズを決めて、貴重な1点を追加。土壇場9回、完投目前のルイスに対して、偽バファローズは坂口,村松と連打を浴びせて、KO。代わった永川からもカブレラにタイムリーを浴びせて、1点差。この後、一死満塁と一打サヨナラのチャンスを掴んだものの、日高,後藤と倒れて、三者残塁。偽バファローズはこれで最下位転落となった。ルイスはハーラートップタイの6勝目。
恐れていた通り、求道者・前田幽閉策が再発動。左相手だからと引っ込めておきながら、ちゃっかり嶋をスタメン起用しているのはどういう事だ! そんなに左対左を言い訳にするなら、オール右打線にしてみろってんだ! そんな感じながら、試合に勝ってしまったのは果たして幸なのか不幸なのか。フル欠場でも勝てたのだから、使う必要はない…などとぬかして、明日も求道者・前田を無為に外す暗黒采配が発動されるかもしれないと思うと気が気でない。一方、大石新政権は2戦連敗で最下位転落。コリンズ色を消そうと画策した村松と坂口を入れ替える新オーダーをたった1試合で辞めてしまうのもどうかと思うぞ…。
◆E2−1YB◆
かつての同僚・グスマンに対して、横浜は初回二死一、二塁,2回無死一、二塁と相次ぐ先制のチャンスに後が続かない。2回まで無失点に抑えていた小山田だが、3回、突如、制球を乱して、聖沢,渡辺直と連続四球を与えた所で負傷降板。急遽代わった2番手・高崎は聖沢を牽制で刺したものの、高須に四球。草野をサードゴロに打ち取ったかと思えば、これを村田がお手玉し、満塁となった所で、今度は山崎武にも四球を与えて、押し出しで先制点を献上。楽天は続く4回にフェルナンデス,鉄平,藤井の3連打で2点目を追加。更に、聖沢が送って、二、三塁とするも、渡辺直,高須と内野ゴロに倒れて、1点止まり。2点を追う横浜は7回一死から吉村が11号ソロを叩き込み、1点差。更に、二死一、二塁と一打同点のチャンスを作るも、ガッツな貴公子・仁志はショートゴロに倒れて、同点ならず。8回以降は川岸−有銘−小山と繋ぐ継投モードの前に一人の走者も出せず、あと1点が届かなかった。横浜はこれで5連敗。
一向に泥沼から抜け出せず、連敗ロード,最下位ロードを驀進する横浜。小山田のアクシデントがあったものの、次々に繰り出された投手陣は(高崎以外)頑張ったが、こういう時に打線が沈黙するとは何とも巡り合わせの悪い。逆に、打てない時はグスマンが古巣相手に好投と噛み合わせが良かった楽天は交流戦3勝1敗とまずまずのスタートで3位浮上。小山が昨日に続いての好投で守護神復活の兆しを見せているのも大きいだろう。
◆M4−3S◆
初回にフクーラのタイムリーで先制したロッテは2回には神戸がライトスタンドへプロ初アーチ。更に、4回には大松が7号ソロと着々と加点。前回、大炎上の渡辺俊は4回まで無失点と復調の気配を見せていたが、5回、二死一、三塁と初のピンチを迎えると、ここから福地,川端,ユウイチと3連続タイムリーであっさり追いつかれてしまう。6回一死一、二塁のピンチは切り抜けたものの、続く7回一死から福地に痛打された所で無念のKO。ここは代わった川崎が凌ぎ、3−3の儘、試合は土壇場9回へ突入。同点の場面ながらも守護神・林を投入してきたヤクルトに対して、ロッテはオーティズ,大松と連打を浴びせて、一、三塁。ここで今江がライトへ犠飛を打ち上げ、サヨナラ勝ち。林は初のリリーフ失敗で来日初黒星。
昨日6番に落ちたガイエルが今度は7番降格と着実に打順が下がっている。とりあえず、1安打打ったから、明日の8番降格はないか…。ヤクルトはワンチャンスを生かして、一気に同点に追いついたまでは良かったが、後が続かず、ついに頼みの林が初黒星。しかし、何であのタイミングで林を投入したのかね? まずは押本なんじゃないの? サヨナラ勝ちで最下位を脱出したロッテだが、渡辺俊は5回に崩れたのが響き、4試合白星なしなのは気になる所。神戸に待望の初アーチが飛び出したのは明るい材料か。
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