今岡誠
October 17, 2010 21:18
◆T6−7G◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場権争奪戦)
巨人の先発は内海と言う大方の予想を覆して、朝井。しかし、いきなり先頭のマット・マートンに痛打された朝井は続く平野に簡単に犠打を許すと、二死後、新井にタイムリーを浴び、あっさり先制点を献上。更に、J.マッケンジーにセンター前へ弾き返されると、続くブラゼルにもライト前へタイムリーを浴び、2失点。直後の2回、巨人は先頭の寿司職人ラミレスがヒットで出るも、阿部が最悪のサードゴロゲッツー。この後、マッスル千代の武士,長野の連打,古城の死球で満塁とすると、短期決戦モードの若大将・原監督は裏をかいてまで起用した朝井を早くも見限り、当ブログ推奨助っ人・江戸川を二軍に落としてまで、一軍に残した日本プロ野球史上最悪のコストパフォーマンスを誇る代打要員・李を投入するが、あえなくショートフライに倒れて、三者残塁。昨日のゴンザレスのリリーフ投入成功に味をしめたのか、若大将・原監督はその裏からグライシンガーを投入。一死からマット・マートンに内野安打を許したグライシンガーだったが、平野,鳥谷と打ち取って、無失点で切り抜ける。直後の3回、巨人は先頭の坂本がヒットで出るも、亀井,ガッツ,寿司職人ラミレスと三者連続三振に斬って取られて、坂本は一塁に釘付け。ソニックの快投で意気上がる阪神はその裏、新井がライト前にポトリと落ちる当たりで一気に二塁を陥れる好走塁を見せると、暴投で三進。ここでJ.マッケンジーの三塁線への痛烈なライナーをガッツがダイビングキャッチし、倒れ込みながら、三塁をベースタッチ。新井は素早く帰塁し、間一髪ゲッツーを免れると、続く桜井がライトへ犠飛を打ち上げ、3点目。直後の4回、巨人は一死からマッスル千代の富士が右中間突破の二塁打を浴びせるが、長野のタイムリーとなるかと思われた二遊間への打球を平野のファインプレーに阻まれると、古城のソニックのグラブを弾いた打球も平野に素早く処理され、結局、無得点。しかし、続く5回、一死からまたも坂本がヒットで出ると、亀井のセカンドゴロを4回に好守を連発した平野が今度はエラー。ここでガッツがライト前へタイムリーを浴びせると、なおも一、三塁の場面で寿司職人ラミレスがセンターへ犠飛を打ち上げ、1点差。更に、阿部もヒットで続き、一打同点のチャンスを作ったが、マッスル千代の富士は三振に倒れて、二者残塁。その裏からマウンドに上がったMICHEALに対し、阪神は先頭の鳥谷がヒットで出塁。新井が三振に倒れた後、J.マッケンジーは最悪のショートゴロゲッツー…と思いきや、これを坂本が大きく弾いて、鳥谷は一気に三塁へ。ここでブラゼルがセンターへきっちり犠飛を打ち上げ、4点目。続く6回には四球の藤川俊を代打・上本が送ると、マット・マートンが敬遠されて、一、二塁となった所で平野が左中間へ走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、2点を追加。阪神は7回から久保田を投入する必勝パターンを展開するが、これに対して、巨人は一死からガッツが二塁打を浴びせると、二死後、またも平野がエラーを犯し、この間にガッツが生還。更に、マッスル千代の富士がライトスタンドへ2ランをぶち込んで、一気に1点差まで詰め寄った。勝機が見えてきた事で巨人はその裏から越智を投入。これに対し、阪神は二死から浅井のヒット,藤川俊の四球で一、二塁とし、代打の切り札である悠久の若虎・桧山を投入するも、空振り三振に倒れて、追加点ならず。阪神は8回から早くも守護神・藤川球を投入する逃げ切り体勢に入るが、これに対し、巨人は二死から亀井が粘って四球を選ぶと、続くガッツが初球を叩いて、ライト線へ二塁打。ここで寿司職人ラミレスが追い込まれながらも、センター前へ弾き返し、二者が返って、ついに逆転。その裏、一死から登板した山口はハイリスクなクルーン投入を避けられるならそれに越した事はないと言う若大将・原監督の期待に応え、9回まで投げ抜き、逃げ切りに成功。久保田,藤川球から5点を奪うよもやの逆転劇で2連勝を飾った巨人は鬼門・ナゴヤドームへ乗り込む事となった。尚、この試合は公式戦でない上、日本シリーズと何ら因果関係のないエキシビジョンマッチであった所為か、代打でも無理矢理出続けていたキュラソ星人は最後までグラウンドに立つ事はなかった。
◆H2−4M◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場権争奪戦)
韓国に手広く事業を広げている為か、日韓クラブチャンピオンシップに出たくて仕方ないロッテは2回、ソフトバンク先発・陽に対し、一死からゼブラ今岡がレフトスタンドへ叩き込み、3戦連続で一発による先制点をゲット。その裏、ソフトバンクはロッテ先発・渡辺俊からハマのスペランカー,ペタジーニのヒットで二死一、二塁のチャンスを作るが、長谷川がサードゴロに打ち取られ、同点ならず。ロッテは4回、2四球で二死一、二塁とすると、大松がセンター前にタイムリーを浴びせて、陽をKO。6回には3番手・甲藤から先頭の今江が右中間へ二塁打を放つと、ゼブラ今岡の犠打で三進した後、金のショートゴロの間に3点目のホームイン。ソフトバンクは7回一死二、三塁,8回二死一、二塁と相次ぐピンチを何とか切り抜けるも、渡辺俊の好投の前に3回以降、二塁も踏めず、全く反撃の糸口が掴めない。土壇場9回、ロッテはヒットの西岡が二盗を決めると、一死後、井口のタイムリー内野安打で貴重な1点を追加。5回二死から走者を出せずにいたソフトバンクはその裏、先頭の本多が右中間突破の二塁打。松中もレフト前ヒットで続いた所で小久保がセンター前へタイムリーを浴びせて、ついに渡辺俊をKO。引っ張り出した守護神・小林宏に対し、ハマのスペランカーはセカンドフライに倒れるが、続く代打・オーティズが歩いて、満塁とチャンス拡大。ここでペタジーニは簡単に初球を打って、ショートフライに倒れるが、続く柴原が押し出し死球を食らって、2点差。なおも満塁とワンヒットで同点の場面を作ったが、山崎はどん詰まりのキャッチャーファールフライに倒れて、あと一歩及ばず。小刻みに加点し、渡辺俊の好投も光ったロッテが2勝目を挙げ、日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場へ辛くも望みを繋いだ。
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September 25, 2008 23:14
◆C5−4G◆
連勝街道をひた走る巨人はこの日も初回からガッツの33号2ランで先制。更に、二死満塁と追加点のチャンスだったが、坂本が三振に倒れて、2点止まり。すると、その裏、広島はいきなりの連打で一、二塁とすると、一死後、栗原が20号3ランを叩き込み、一気に逆転。4回にはシーボルが2試合連続の13号ソロを放ち、4点目。2点を追う巨人は5回、先頭の鈴木尚が三塁打で出ると、続くキムタクのタイムリーで1点差。更に、東出のエラーでチャンスを広げるが、寿司職人ラミレスがサードゴロゲッツーを食らうと、李は三振に倒れて、同点ならず。しかし、続く6回、一死から阿部が22号ソロを叩き込み、ついに同点。7回には二死から連打と四球で満塁とし、前の打席で一発かましている阿部に回したが、阿部のレフトへのライナーは伸び過ぎたのが災いして、嶋にキャッチされ、三者残塁。その裏、広島は一死一塁から東出がショートゴロに倒れるも、これを坂本が後逸。天谷が死球を食らって、満塁となった所で先発・グライシンガーはついに降板。代わった越智はオチョアを2−2と追い込んでおきながら、5球目に痛恨の冒頭を犯して、勝ち越し点を献上。土壇場9回、巨人はどこからでも一発の飛び出すクリーンアップからの好打順だったが、守護神・永川の前にガッツ,寿司職人ラミレスと連続三振。李のレフトへのフライもフェンス手前で失速し、万事休す。巨人の連勝は12でストップし、首位陥落となった。
いきなりの一発攻勢で先制し、先発がグライシンガーとあっては、巨人の連勝はまた伸びるのかと思わせたが、グライシンガーがよもやの5失点でついに連勝ストップ。エラーで作ったピンチに暴投で決勝点を失うと言う何とも嫌な負け方での首位陥落。果たして、これで勢いは止まってしまうのか? 接戦を制した広島は中日と並ぶ3位タイに浮上。接戦が故に、殊勲打を打たせたくないブラウン監督の嫌がらせにより、求道者・前田がフル欠場に追い込まれた事だけが口惜しい。
◆T5−3YB◆
序盤は両軍共に拙攻を繰り返し、いずれも塁上を賑わせているにも拘わらず、0−0の儘、中盤へ突入。迎えた4回、阪神は鳥谷の四球,関本のヒットで一、二塁とするも、葛城イクロー,矢野と倒れて、二死。またも残塁か…と思いきや、ここで投手の安藤が自らタイムリーを放って、1点を先制。更に、シャア少佐がヒットで続いた後、平野がタイムリー,ゼブラ今岡が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、この回、大量5点。直後の5回、横浜は二死一塁から石川のタイムリー三塁打でようやく1点を返すと、続く6回には村田のタイムリー二塁打,金城の犠飛で2点を奪い、2点差。しかし、阪神は7回から継投モードに入り、ウィリアムス−アッチソン−藤川と繋いで逃げ切りに成功。並んでいた巨人が敗れた為、単独首位となった。
阪神が3連勝で再び単独首位に。巨人に13ゲーム差を追い着かれたとは言え、首位タイの座を守り続け、先に巨人に陥落させたのは大きいだろう。阪神は残り試合下位球団との対決が多いだけに再び頭一つ抜け出したのはかなり重みがある筈だ。ここに来て、どん底状態の横浜と当たったと言う巡り合わせにもツキを感じる。安藤は自ら先制打を放つ活躍で13勝目を呼び込むと、最後を締めた藤川は史上21人目となる通算100セーブを達成した。
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September 24, 2008 23:45
◆G6−2C◆
初回、いきなりシーボルのエラーで先頭の鈴木尚を出した巨人は続くキムタクがヒットで繋ぐと、ガッツが先制タイムリー。更に、寿司職人ラミレスの併殺崩れの間に2点目を追加。以降、しばらく膠着状態となったが、0−2の儘、迎えた6回、巨人はキムタクの通算1000本安打となるヒット等で作ったチャンスに李のタイムリーで1点を追加。続く7回には一死二塁から、鈴木尚のセーフティバントがまたもシーボルのエラーを誘い、二塁走者・坂本が生還。更に、キムタク,寿司職人ラミレスのタイムリー二塁打でこの回3点。昨日からの連投となった先発・東野は6回まで散発2安打無失点の好投。7回に2エラーのシーボルに汚名返上の12号2ランを浴びたものの、リズムを崩す事なく、最後まで投げきり、プロ初完投勝利を飾った。
昨日、ラストイニングを締めた東野の連投は予想出来たものの、よもや最後まで投げきってのプロ初完投勝利をあげてしまうとは流石に予想外で天晴れと言うしかない。これで巨人は引き分けを挟んで12連勝。ここまで連勝中全試合に飛び出していた一発は出なかったものの、まんべんなくヒットが出る効率のいい攻撃で終始、主導権を握って、首位タイをキープ。広島はシーボルが致命的なエラーを連発。2ランを放ったものの、帳尻は合わせきれなかった。昨日、執念の同点打を放った求道者・前田だが、活躍を恐れたブラウン監督の嫌がらせにより、またもフル欠場に追い込まれ、広島は4位転落となった。
◆D9−3S◆
初回、飯原,福地のタイムリーで2点を先制された中日だが、2回、無死満塁のチャンスを掴むと、早くも先発・小笠原を引っ込め、代打・小池を投入。その小池が押し出し四球を選ぶと、続く李が同点タイムリー。二死後、4番に入った森野がタイムリーを放って、2点を勝ち越し。5回には無死一、二塁からデラロサ,谷繁,代打・立浪と3連続タイムリー。8回には平田,デラロサの連続タイムリーでダメ押し。最後は6点差ありながら、投入された守護神・岩瀬が3人でピシャリと締め、単独3位に浮上した。
2回で引っ込める程、酷い内容だった訳でもない小笠原を迷う事なく下ろして、3回からは人斬り抜刀斎を投入,9回には6点差で岩瀬投入と言うなりふり構わぬ落合采配で中日が3位に這い上がった。昨年はリーグ優勝に固執せず、アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦などと言うしょーもないエキシビジョンマッチに照準を合わせて、最後まで鞭を入れなかった落合監督だが、流石に、エキシビジョンマッチにすら出られないかもしれないとあって、鞭を入れた模様。打線の方は16安打放ちながら、ノーアーチで9点と珍しく繋がっての快勝。ヤクルトは先発・石川が2回もたずにKOの背信投球。5回から初の中継ぎ登板となった由規は3安打1四球と一死も取れずにKOされ、完全に試合をぶち壊してしまった。
◆T5−2YB◆
連敗地獄に喘ぐ横浜は初回、村田のタイムリーで先制するも、3回、阪神はゼブラ今岡の6号2ランで逆転に成功。続く4回には2四球に野選とノーヒットで1点を加えると、更に、シャア少佐のタイムリーで4点目。3点を追う横浜は6回、内川の11号ソロで1点を返したものの、阪神は8回、一死満塁からまたもシャア少佐にタイムリーが飛び出して、ダメ押し。9回は守護神・藤川がきっちり締めて、首位タイの座を守った。
4勝0敗,被打率.168と今季、阪神を完全にカモっていたハマのチンピラが連敗ストッパーを託されたが、得意のキュラソ星人こそ3タコに封じ込めたが、6回4失点であえなく降板。打線も阪神の小刻みな継投の前に2点しか奪えず、今季ワーストの8連敗。阪神は攻守に粘りを見せての逆転勝ちでまたも首位の座を明け渡さなかった。
◆H1−4Bs◆
ソフトバンクは2回、二死満塁と絶好の先制チャンスに本多が空振り三振。4回にも先頭の松田が四球で出るも、二盗を仕掛けて憤死した後に小斉に二塁打が飛び出すチグハグな攻撃で一向に先制点を奪えない。味方の援護を待ちながら、4回まで1安打の好投を続けてきたホールトンだったが、5回、先頭の北川に13号先制ソロを被弾。続く6回には一死三塁からまたも北川に犠飛を許して、この回限りで降板。7回には下山,ローズとタイムリーを浴びて、4点目を献上。9回、エラーで貰ったチャンスに内野ゴロの間に完封を免れるのが精一杯で6連敗となった。
王さんが今季限りの退任を表明し、今季本拠地最終戦となるこの日は何としても勝ちたいソフトバンクだったが、またも打線が機能せず、悪夢の6連敗。9回に4点ビハインドながら、最後まで諦めるなと言わんばかりにあえて守護神・馬原を投入した王さんの檄も実らなかった。試合終了後の挨拶で「力を発揮出来なかったのは全て私の責任」と言う王さんの言葉に何とも悲しい気持ちになった。最後に王さんはナインから惜別の胴上げを受けたが、相変わらず、王さんの胴上げ姿は美しい。これだけ綺麗に胴上げされる監督は他に類を見ないだろう。最後の胴上げは日本一の歓喜の胴上げであって欲しかったものだが…。これでソフトバンクと楽天の差は0ゲーム。最下位転落へ風前の灯火となったが、残り8試合全て勝つつもりで奮起して貰いたいものである。
◆L1−9M◆
3回まで5残塁と攻めあぐねていたロッテだが、4回、四球のズレータを一塁に置いて、大松が24号先制2ラン。更に、ベニー松山,細谷のヒットで一死一、三塁とすると、西岡がセンター前へタイムリー。オーティズの内野安打で満塁となった所で里崎,ズレータが押し出し死球を食らうと、またも大松が2点タイムリーを浴びせて、この回一挙7点のビッグイニングを形成。その裏、西武は栗山のタイムリー二塁打で1点を返したものの、ロッテは6回に大塚のタイムリー,8回には橋本の10号ソロで試合を決定付けた。
ロッテが集中攻撃で圧倒し、西武の胴上げを阻止すると同時に3位タイに再浮上。久保は9安打を浴びながら1失点で切り抜ける粘りの投球で今季初完投の3勝目。4回に里崎,ズレータに続いて、3人目の死球を食らったベニー松山は怒り狂って、細川に背負い投げを食らわせて、負傷退場に追い込む大暴れを見せた。西武は涌井が今季ワーストタイの7失点KO。またも優勝に足踏みとなったが、これだけ惨敗しながらの胴上げでは逆にみっともない為、偽バファローズが勝ってくれて幸いだったかもしれない。
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September 11, 2008 22:52
◆D2−4G◆
中日先発・山本昌に対して、巨人は初回、一番に起用された松田記者がいきなり二塁打を浴びせると、キムタクが歩いて、一、二塁。ガッツはファーストゴロに倒れたが、続く寿司職人ラミレスがサードへの内野安打を放って、1点を先制。なおもチャンスは続いたが、マッスル千代の富士がピッチャーゴロゲッツーに倒れて、1点止まり。巨人は2,4回の無死一塁のチャンスもいずれもゲッツーで潰すなど、一向の追加点を奪えない。一方、中日もグライシンガーの前に毎回の様に走者を出しながら、あと一本が出ない拙攻三昧だったが、6回、李,T.ウッズの連打で一、三塁とすると、ベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、犠飛としては十二分のレフトフライとなり、李が同点のホームイン。追い着かれた巨人は直後の7回、先頭の坂本がヒットで出ると、続く阿部が15号2ランを叩き込み、再び勝ち越し。2点を追う中日はその裏、二塁打の谷繁を山本昌が送ると、森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、犠飛としては十二分のレフトフライとなり、1点差。しかし、巨人は8回、マッスル千代の富士のタイムリー二塁打で再び突き放す。その裏、中日は李,ベンちゃんのヒットで一死二、三塁とし、グライシンガーをKO。代わったクルーンから中村紀が四球を選んで満塁とするが、代打・立浪は三振,谷繁もファーストへのファールフライに倒れて、三者残塁。ピンチを切り抜けたクルーンは9回もきっちり締めて、連敗をストップさせた。
これ以上、阪神に離された逆転は絶望的になってくる巨人が辛くも崖っ淵で踏み留まった。グライシンガーが粘り強く投げ抜いて、ハーラートップの15勝目。クルーンも見事にピンチを切り抜け、助っ人リレーで3タテを阻止。中日は5回を除いて、毎回走者を出しながら、再三再四のチャンスに犠飛2本で2点を返すのが精一杯と言う拙攻三昧でしぶとく踏ん張っていた山本昌を見殺しにし、連勝は5でストップした。
◆T5−4S◆
Aクラス入りへ望みを繋ぐ為にも3タテは免れたいヤクルトは初回、一死一塁から青木のタイムリー二塁打で先制すると、二死後、飯原にもタイムリーが飛び出し、2点目。しかし、その裏、先発・石川が一死から平野を歩かせると、この日から一軍に復帰したゼブラ今岡に3号2ランを叩き込まれて、あっと言う間に試合は振り出しに。2−2の儘、迎えたお買い、ヤクルトは先頭の青木が四球で出ると、一死後、飯原,梶本と連打を浴びて満塁。ここで川島慶がレフトへ犠飛を打ち上げ、均衡を破る3点目をゲット。続く7回には一死一塁から3連続四球で押し出しの4点目。これで決まったかに思われたが、粘る阪神は土壇場9回、ヤクルト守護神・林に対して、悠久の若虎・桧山が二塁打,葛城イクローが三塁打,矢野が二塁打と3連続長打で一気に追い着くと、一死後、シャア少佐のヒットと平野の敬遠四球で満塁のチャンス。ここでゼブラ今岡が押し出し四球を選んで、3戦連続のサヨナラ勝ちを収めた。
阪神が神懸かりの3連続サヨナラ勝ちでマジックを17と減らし、優勝へのムードは高まるばかり。109日ぶりの一軍復帰となったゼブラ今岡が復帰第1打席で同点アーチを放てば、最後はサヨナラ押し出し四球とポイントゲッターに。それにしても、2試合連続押し出しで決められてしまうとは、ヤクルトも不甲斐ない。昨日はまだしも林が2点差を守れずの逆転押し出しサヨナラではショックも大きいだろう。
◆C4−3YB◆
2回まで吉原の前にパーフェクトと抑え込まれていた広島だが、3回、先頭の喜田が2号ソロを叩き込み、1点を先制。更に、内野安打の小窪を篠田が送ると、二死後、天谷,オチョア,栗原と3連続タイムリーを浴びせて、この回4点。大量援護を貰ったルーキー・篠田は5回まで無失点の好投を展開。6回も簡単に二死を奪ったが、内川,村田と連打を許した後、吉村に28号3ランを被弾し、1点差と詰め寄られ、この回限りで降板となった。8回、一死一、三塁のピンチを迎えた広島は守護神・永川を投入。永川は代わりばな吉村を歩かせて、満塁とすると、続く代打・金城にレフトへあわや逆転タイムリーと言うフライを浴びるも、これを天谷がダイビングキャッチで抑える好プレー。意気に感じた永川は続くメカゴジラを打ち取り、このピンチを切り抜けると、9回も無失点に抑えて、逃げ切った。
広島がワンチャンスを生かして、辛くも逃げ切り、中日との差を2と詰めた。ルーキー・篠田は疲れの見えた6回に崩れたものの、それまでは申し分ない投球を見せ、3勝目。一打逆転のピンチを凌ぎきった永川は球団新の32セーブ目をマークした。横浜は10安打を放ちながら、あと一本が出ず、この3連戦負け越し。リリーフ陣はいずれも好投を見せただけに、吉原が突然崩れた3回だけが悔やまれる結果となった。
◆H2−8E◆
5割復帰を狙うソフトバンクだが、先発・杉内が立ち上がりからピリッとせず、初回、フェルナンデス,青波の長瀬と連続タイムリーで早々と2点を献上。その裏、松田のタイムリーで1点を返して貰うも、4回にショートに11号ソロを被弾すると、続く5回にはまたもフェルナンデス,青波の長瀬に連続タイムリーを浴び、5失点KO。2番手・佐藤も6回に渡辺直のタイムリーで1点を失い、点差は5点に拡大。9回にも中島のタイムリー等で2点を加えて、試合を決定付けた。
楽天が投打噛み合う快勝で2カード連続の勝ち越し。3ヶ月以上も白星から遠ざかっていた先発・田中は7回1失点の好投で久々の7勝目をマークした。ソフトバンクは杉内が5回5失点の背信投球。大局が決まっていたとは言え、リリーフ陣も炎上。打線も楽天を上回る14安打を放ちながら、12残塁の大拙攻で6点差を付けられると言う不甲斐ない試合運びでまたも3連戦に負け越し、5割復帰を逃した。
◆L5−3F◆
初回、稲葉のタイムリー二塁打で先制点を貰ったスウィーニーだが、その裏、四球を連発し、二死満塁のピンチを作ると、中村に押し出し四球を与えて、同点。直後の2回、日本ハムは二塁打の糸井を小谷野の犠打,工藤のスクイズで勝ち越すも、3回、西武は二死一、二塁から中村が同点タイムリー。更に、5回には一死から江藤が6号ソロを叩き込み、ついに勝ち越し。続く6回には片岡の3号2ランで2点を追加。日本ハムは8回に高橋の3戦連続8号ソロで追い上げたものの、最後はグラマンの前に反撃を断たれた。
5連勝中のスウィーニーが制球難で自滅し、5失点KOとなる計算外の展開で日本ハムは再び借金生活に突入。一方、7月22日以来白星のない涌井が立ち上がりこそ苦しみながらも、徐々にペースを上げ、8回3失点で3年連続2桁勝利へリーチ。西武の連敗は3で止まり、マジックは1つ減って13に。4番・江藤は2戦連発アーチで決勝点を叩き出した。大砲が次々と離脱している中、ここ5戦で3発と全盛期を彷彿とさせるバッティングでチームを引っ張っている。
◆Bs6−1M◆
西岡のが11号先頭打者アーチで先制された偽バファローズだが、2回、ローズが35号バックスクリーン弾を放ち、同点。続く3回にはカブレラの34号ソロで勝ち越すと、ローズが二塁打で続いた後、後藤がタイムリーを放ち、この回2点。5回には一死一、二塁からローズがこの日2本目となる36号3ランを叩き込み、6点目。2回一死から19人連続凡退と沈黙していたロッテは8回二死から代打・ベニー松山,根元の連打で一、三塁と久々のチャンスを作ったが、西岡がセカンドゴロに倒れて、二者残塁。9回も一死一塁からズレータがゲッツーを食らい、3連戦3連敗となった。
偽バファローズが3発5打点と言う両助っ人の一発攻勢でロッテを3タテ。先発・岸田は8回を無四球1失点の好投で4勝目をマークした。西武との差は詰められなかったものの、ここ12戦で11勝とまだまだ勢いは衰える気配がない。一方、ロッテは清水が6失点KO,打っては先頭打者アーチによるスミ1と投打に精彩を欠いた。フェンス激突で負傷退場させられると言う水島の呪いをかけられたばかりの大松は心配されたケガこそ回避したものの、3タコといい所がなかった。
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May 06, 2008 23:12
◆G4−8T◆
阪神が2回にゼブラ今岡の一発で先制すれば、巨人は3回に亀井が同点タイムリー。1−1で迎えた4回、阪神はゼブラ今岡の犠飛で勝ち越すと、続く鳥谷のタイムリー,矢野の二塁打で巨人先発・春風亭半ケツをKO。更に、この後、関本の犠飛,アッチソンのタイムリー,ガッツのエラーでこの回大量5得点。その裏、巨人は阿部のタイムリー,ゴンザレスの2号2ランで2点差まで詰め寄るも、阪神は7回にキュラソ星人,鳥谷のタイムリーでダメ押しの2点を追加。巨人は6,8,9回と得点圏に走者を送りながら、あと一本が出ず、3連勝でストップ。阪神は巨人に続いて史上2チーム目となる球団創設4500勝を達成した。
◆D1−1C◆
相変わらず、学習能力の欠片も感じさせないブラウン監督はまたまた求道者・前田をベンチに追いやる嫌がらせを敢行。そんな状況で広島は初回に天谷のタイムリーで先制するも、以降は残塁の山を量産するばかりの拙攻三昧。一方、川相不在の中日も初回に井端の犠飛で追いついてからは全く打線が繋がらず、走者を出しては塁上に残してしまうタイムリー欠乏症を何度となく露呈。結局、延長に入っても決め手を欠く両軍はいずれもスミ1の儘、追加点をあげられず、延長12回規定でドロー。広島は13残塁,中日は2併殺11残塁の大拙攻だった。
◆YB2−1S◆
リオス,ウッドの両助っ人先発が互いに譲らず、0−0の儘、試合は中盤へ突入。迎えた5回、ヤクルトは二塁打の宮本をユウイチが送ると、飯原が歩いた後、米野がスクイズを決めて、ついに待望の1点を先制。ヤクルトは6,7回にも全く同様の形で一死三塁のチャンスを掴むも、後続を断たれ、追加点を奪えない。7回まで無失点と粘りの投球を続けてきたリオスだが、8回二死から二人の走者を許した所で石井タクローに同点タイムリーを浴びると、更に、自らの牽制悪送球で痛恨の勝ち越し点を献上。9回ははーちゅんの前に3人で打ち取られたヤクルトは4連敗。横浜は今季初の連勝となった。
◆E4−8H◆
大隣はまたも立ち上がりに苦しみ、初回から二死満塁のピンチを迎えると、高須,山下と連続タイムリーを浴びて、3失点。しかし、ソフトバンクは4回、小斉のプロ初アーチで反撃の狼煙を上げると、なおも一死一、二塁から主砲・松中が7号3ランを叩き込んで、一気に逆転。更に、6回には二死満塁から的山の押し出し死球と川崎のタイムリー内野安打で2点を追加。楽天はその裏、山下の一発で応戦するも、ソフトバンクは9回にも小斉のタイムリー,森本の犠飛でダメを押し、5連勝をマーク。大隣は7回4失点ながらも、4月2日以来となる3勝目を飾った。
◆L3−1F◆
2年目のダースがプロ初登板初先発。水島の呪いを断ち切るインドの血を引くダースは初回こそ陽のエラーで先制点を失うも、5回まで追加点を許さない上々のデビュー。1点を追う日本ハムは4回に四球の田中を一塁に置いて、スレッジのタイムリー三塁打でついに同点。1−1の儘、迎えた土壇場9回、日本ハムは一死から連打で一、二塁のチャンスを掴むも、小山,金子誠と倒れて、二者残塁。ピンチを免れた西武はその裏、ボカチカが7号2ランを叩き込んで、サヨナラ勝ちを収めた。先発の石井一は移籍初完投で5勝目。
◆Bs3−1M◆
3回に西岡の一発で先制点を貰った成瀬だが、4回、先頭のカブレラに痛打されると、ここからローズ,北川と連続三振に斬って取るも、濱中に4号2ランを叩き込まれて、形勢逆転。更に、7回には下山にタイムリー二塁打を浴びて、3点目を失い、この回限りで無念のKO。偽バファローズ先発・山本は7回を西岡の一発のみに抑えると、8回からは山口−加藤と繋いで逃げ切った。
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October 01, 2007 21:34
◆C5−3D◆
崖っ淵に立たされている中日だが、初回からゲッツーでチャンスを潰すなど、相変わらずの拙攻モード。人斬り抜刀斎,朝倉らが予想された中、起用された先発・小笠原は2回に梵,嶋と連続二塁打を浴びて、先手を許してしまう。最早、川相不在では一発に賭けるしかないと改めて痛感した谷繁は直後の3回、ライトスタンドへ同点6号ソロ。続いて小笠原の打席を迎えると、落合監督は一死走者なしと言う場面ながら、早くも代打・清水将を投入するスクランブル采配を展開。清水将は凡退したものの、荒木が二塁打で繋ぐと、井端がライト前へタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。その裏からは朝倉がスクランブル登板。3回はピシャリと3人で抑えた朝倉だが、続く4回、新井に痛打されると、続く求道者・前田にタイムリー二塁打を浴びて、同点。更に、梵に内野安打を許すと、一死後、倉に犠飛を打ち上げられて、勝ち越し点を献上。リードを奪われた中日は6回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに井端が5号ソロを放り込み、またも振り出しに戻す。3−3で迎えた8回裏、中日4番手・鈴木は一死から求道者前田に二塁打を浴びせると、梵を歩かせ、一、二塁のピンチ。ここで嶋に右中間突破の走者一掃タイムリー三塁打を許して、痛恨の2点を献上。土壇場9回、広島守護神・永川に対して、中日は二死一、三塁のチャンス。ここで代打・新井弟が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はレフト頭上を襲ったものの、ルパン広瀬に好捕され、万事休す。小笠原の降板と、朝倉の登板を焦り過ぎた落合監督の継投ミスと、川相不在を象徴付ける様なタイムリー欠乏症が響き、中日は無念の逆転負け。これで巨人のマジックは1となったが、これから2日間試合のない中日は巨人が連敗してくれる事をただ祈るしかなくなった。
◆YB7−9T◆
優勝を逃しながら、アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦などと言うエキシビジョンマッチ出場へ未練を残し、眼下の敵・横浜の息の根を止めたい阪神は初回、関本,キュラソ星人のヒットでチャンスを作ると、ゼブラ今岡がレフトスタンドへ3号先制3ラン。5回には二死二塁から連続四球で満塁とすると、またもゼブラ今岡がセカンドへのタイムリー内野安打を放ち、2点を追加。しかし、その裏、関本の野選,田中シュータのエラー等、拙守でピンチを作り、1点を返されてから流れは横浜へ。6回からマウンドに上がった横浜3番手・ゲーリー川村が2イニングで5三振を奪う快投を展開すると、7回裏、横浜は防御率0点台のウィリアムス相手に2本の内野安打でチャンスを作ると金城が13号3ランを叩き込み、1点差。何とか突き放したい阪神は9回、二死一、二塁から関本,シーツ,キュラソ星人の3連続タイムリーが飛び出し、決定的な4点を追加。その裏、阪神はなまじ点差が開いた事で藤川ではなくダーウィンを投入するが、鈴木なおのり,ガッツな貴公子・仁志,相川と3連打で2点を失い、あえなくKO。結局、引っ張り出された藤川は金城をセカンドゴロゲッツーに仕留めると、続く村田には33号ソロを被弾するも、吉村をセンターフライに打ち取り、辛くも逃げ切った。これで阪神はAクラスを確定。先発・下柳は3年連続の10勝目。
◆Bs4−0L◆
悪の温床・楽天の後塵を拝する事が確定している偽バファローズは西武も屈辱の道連れにせんと、やる気満々。これに対して、2年ぶりの2桁勝利へ2度足踏みしている西武先発・オツは3回まで無失点投球を見せていたが、4回、木元にタイムリーを浴びて、先制点を献上すると、何故か5回を終わった所で降板させられ、2桁勝利ならず。2番手・岡本に対して、偽バファローズは二死満塁から迎がタイムリーを放ち、2点を追加。更に、7回には3番手・ミャオから北川がタイムリーを浴びせて、ダメ押しの4点目。偽バファローズ先発の金子は西武打線に全く付け入る隙を許さず、三塁も踏ませぬ投球で今季2度目の完封で6勝目を飾った。
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June 19, 2007 21:53
◆G5−2M◆
加藤哲信者や、後ろ向き極まりないロッテファンから「巨人はロッテより弱い」などと、いつまでもウダウダ言われ続ける事に業を煮やしたか、若大将・原監督は江川氏が二軍に落とせ!と叫んでやまない怒濤のチャンスブレイカー・ニックンをスタメンから外し、目の前でガッツを敬遠されまくるなど、敵軍からナメられきっている李を6番に落とすテコ入れを敢行。それが奏功したかはともかく、マッスル千代の富士の先頭打者アーチで先制すると、2回にはキムタクがタイムリーを放ち、1点を追加。6回には4番に復帰した阿部とホリンズの連続アーチが飛び出して、4点目。先発・木佐貫は6回まで4安打無失点の好投を見せていたが、7回、根元にプロ初アーチとなる2ランを被弾した所でKO。しかし、その裏、松田記者の8号ソロで突き放すと、8回からは豊田,9回からは上原と繋ぐ必勝リレーが決まり、対ロッテ3年越しの連敗は9でストップした。
◆D1−0Bs◆
井端を5番に入れる新オーダーで臨む中日に対して、偽バファローズ先発・カーターは2回、3安打で一死満塁のピンチを迎えた上、谷繁の打球を顎に食らって、文字通りのKO。しかし、代わった高木が後続を見事に断ち切る。3回も併殺でピンチを切り抜けた高木だが、4回、2つの四球で迎えたピンチで谷繁にタイムリーを許し、ついに先制点を献上。中日先発・朝倉の前に4回までパーフェクトと沈黙していた偽バファローズは5回、先頭のローズがチーム初安打となる二塁打を放つと、続く北川のヒットで本塁を狙うも憤死。二死後、後藤がヒットで繋いだものの、日高が三振に倒れて、二者残塁。以降、両軍、全くチャンスを掴めない儘、土壇場9回へ突入。この回から代わった守護神・岩瀬に対して、偽バファローズは一死からラロッカ,ローズの連打で一、二塁とするも、北川,下山と倒れて、結局、完封負け。朝倉は8回無失点の好投で4勝目。
◆YB5−0H◆
水島の呪いからの脱却へ必死のソフトバンクは毒をもって毒を制そうとでも言うのか、アダム,ブキャナンの両助っ人を登録抹消する水島鎖国政策を再現。しかし、この毒はあまりにも劇薬だった。地獄ワールドの再現が事態の好転に繋がる事はなく、4回まで毎回の5残塁1走塁死1併殺と拙攻三昧。投げては先発・新垣が2回に投手の吉見に先制タイムリーを許すと、3回には金城に3ランを浴びて、4失点。十八番の暴投こそかまさなかったものの、4回限りであえなく降板となる体たらく。横浜は5回にも内野ゴロの間に5点目を追加。ソフトバンクは8回に無死一、二塁とするも、ハマのスペランカー,小久保,大村のクリーンアップがあえなく凡退。結局、これが最後のチャンスとなり、吉見の前に無惨な完封負けで3連敗。一向に衰えを知らない水島の呪いから、果たして、解放される日は来るのだろうか!?
◆C6−10F◆
序盤から両4番のバットが火を噴いた。まず、青波の長瀬が初回に先制のタイムリー二塁打を浴びせると、その裏、新井が16号逆転2ラン。3回に青波の長瀬が左打席で14号逆転2ランを放てば、その裏。新井も負けじと同点タイムリー二塁打を放ち、日本ハム先発・木下は今季最短のKO。3−3で迎えた6回、青波の長瀬が今度は右打席で2打席連続の15号ソロを放ち、日本ハムが3たびリードを奪う。青波の長瀬のスイッチアーチはこれで史上最多の7度目。日本ハムはこの後も高橋,稲葉とアーチ攻勢で加点し、青波の長瀬は3打席連続16号ソロを叩き込む。8回には金子誠のタイムリーでダメ押しの10点目。9回に謎の温存が続いていたMICHEALが13日ぶりのマウンドに上がり、嶋に3ランを浴びたものの、大局には響かなかった。2番手の武田勝は5回を2安打無失点に抑える好リリーフを見せ、3勝目。敗れた広島は5連敗となった。
◆T1−0E◆
アウトカウントを稼ぐ事しか能がない無体な扱いを受ける水島の呪いに苛まれている悪の温床・楽天打線はこの日もさっぱり打てず、阪神先発・下柳の前にゼロ行進。全く期待出来ない打線に辟易としながらも、3回まで何とか阪神打線を抑えてきた悪の温床・楽天先発・永井だが、4回、2四球で一死一、二塁のピンチを迎えると、ゼブラ今岡にタイムリーを許し、先制点を献上。阪神は7回から久保田−ウィリアムスと繋いで、藤川が締める必勝パターンで完封リレーを果たし、虎の子の1点を守りきった。
◆S2−9L◆
地獄の10連敗から、一転4連勝と本来の力を取り戻してきた西武は初回こそ二死満塁のチャンスを逃したが、2回に細川の6号2ランで先制。その裏、ヤクルトは二塁打のガイエルが牽制悪送球で三進すると、宮出のショートゴロの間に生還。更に、この後、二死満塁で青木に回す絶好の場面を迎えたが、青木は空振り三振に倒れて、三者残塁。突き放したい西武は4回、G.G.佐藤に16号ソロが飛び出し、3点目。8回に1点ずつ取り合って迎えた9回、西武は中継ぎ降格の5番手・石川に対し、江藤の満塁弾等、5長短打で試合を決定付ける5点を奪い、5連勝。先発・涌井は22日ぶりの白星でハーラートップに並ぶ9勝目。
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May 30, 2007 21:18
◆G6−2H◆
水島の呪いと言う強大な敵との戦いを強いられているソフトバンク。祟られて離脱していた主砲・松中が帰ってきたものの、巨人先発のルーキー・金刃の前に7回まで僅かに2安打と手も足も出ない。援護を貰えない中、力投を続けていた先発・和田だが、4回に李に痛恨被弾し、先制点を献上。6回には連打を浴びて、無死一、三塁の大ピンチ。ここで怒濤のチャンスブレイカー・ニックンを空振り三振に斬ってとったものの、阿部を歩かせた後、ホリンズに犠飛を打ち上げられて、2点目を失ってしまう。2−0で迎えた8回に二死満塁とこの日初めてのチャンスを作るも、本多がショートゴロに倒れて、三者残塁。ピンチを脱した巨人はその裏、阿部のタイムリー二塁打,ホリンズの2ラン等で大量4点を奪い、ダメ押し。プロ初完封を目前にした金刃だったが、一死から松中に一発を浴び、ついに完封は消滅。この後、更に、斉藤秀の犠飛で2点目を許したものの、プロ初完投で5勝目を飾った。
◆D2−4E◆
先週から水島の呪いの伏線を張られ、明日から本格的に呪われるのではないかと危惧されているルーキー・田中が先発登板。初回は3人で切り抜けた田中だったが、続く2回、一死から森野に三塁打を浴びた後、中村紀にタイムリーを許して、先制点を献上。更に、李にも二塁打を浴びた後、谷繁には犠飛を許して、この回2失点。3回以降は走者を出しながらもあと1本を許さない粘りの投球を見せたものの、肝心の味方打線が中日先発・朝倉に翻弄され、ゼロ行進を続けるばかり。結局、田中は7回途中でKOとなり、またも白星ならず。しかし、土壇場9回、完封目前の朝倉に連打を浴びせて、守護神・岩瀬を引きずり出すと、渡辺の野選等で一死満塁となった所でショートの犠飛,代打・鷹野のタイムリーでついに同点。続く鉄平はセカンドゴロゲッツーに倒れて、同点止まり…と思いきや、森野,渡辺のダブル悪送球で一気に二者が生還し、勝ち越しに成功。最後は福盛が締めて、悪の温床・楽天は借金完済となった。
◆C3−4M◆
初回の無死一、二塁のチャンスは逃した広島だが、続く2回に東出のタイムリーで先制。4回には阪神から移籍の喜田がプロ初アーチを叩き込むと、5回には求道者・前田にタイムリーが飛び出して、3点目。広島先発・青木高の前に5回までパーフェクトと完璧に封じ込まれていたロッテだが、6回、竹原のチーム初安打となる二塁打を皮切りに、代打・早川,TSUYOSHIの連続犠飛で2点を返すと、続く7回には2番手・林からベニー松山が4号2ランを放り込み、逆転に成功。土壇場9回、守護神・小林雅は二死から連打を浴び、長打が出ればサヨナラと言うピンチを作ったものの、最後は栗原を打ち取り、辛くも逃げ切り。3番手として登板し、一死を取っただけのゴーグルに3勝目が転がり込んだ。広島は梵,東出の1,2番コンビが7安打1四球と出塁しまくったが、3番栗原が5タコと大ブレーキだったのが響いた。
◆T3−1L◆
4連敗中の阪神はこの日も、2回に福地のタイムリーで先制される苦しい展開。西武先発・岸にタイして、初回一死二塁,2回無死一、二塁と攻め立てながら、要所を締められていた阪神だが、4回、一死から林が内野安打で出た所でゼブラ今岡が2号2ランを放ち、一気に逆転。更に、続く悠久の若虎・桧山にも今季初アーチが飛び出して、この回、3点。リードを貰った先発・下柳は6回まで1失点で切り抜けると、7回からは久保田を投入する必勝パターン。ウィリアムスが登録抹消となっている事で、間を挟まずに8回途中から登場した藤川は4者連続三振の快投で西武の反撃を断ちきり、連敗を脱出した。
◆S−Bs◆
降雨中止。
◆YB−F◆
降雨中止。
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April 25, 2007 22:17
◆G12−1YB◆
巨人打線が序盤から大爆発。まず初回、四球で歩いたマッスル千代の富士が松田記者のレフト線二塁打で一気に本塁を陥れる好走塁で先制すると、続くガッツがライトスタンドへ豪快な4号2ラン。更に、この日スタメン起用に燃える脇谷にもタイムリーが飛び出し、この回、4点。3回には好調・ホリンズが3号3ランを叩き込めば、マッスル千代の富士もタイムリーを放って、4点を奪い、横浜先発・加藤を早々とKO。6回には李の5号3ラン,途中出場の矢野のタイムリー二塁打でまたも4点を加え、ダメ押し。巨人先発・金刃は5回まで1安打無失点と言う素晴らしい投球を展開。6回の二死一、二塁のピンチも4番・村田を空振り三振に斬ってとり、プロ入り初完封が見え始めたが、7回一死から内川に痛恨の一発を許し、完封ならず。結局、金刃は自己最長の8回を1失点と言う内容で開幕3連勝で新人王獲りへまた一歩前進した。
◆D5−1C◆
広島の先発は投げても投げても見殺されるばかりの青木高。この日も3回まで無失点と上々の滑り出しを見せたと言うのに、味方打線は今季初登板の久本相手に4回までリーヒットと完全に沈黙。相変わらずの不甲斐なさに落胆の色を隠せない青木高に対して、中日はその裏、福留が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに6号ソロを叩き込み、均衡を破る先制点をゲット。広島は直後の5回に森笠がようやくチーム初安打を放つと、嶋のタイムリー二塁打ですかさず同点。しかし、その裏、中日は中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに4号ソロを叩き込み、あっと言う間に勝ち越しに成功。更に、6回には福留が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2打席連続の7号2ランを放ち、青木高は4失点KOでまたもプロ初白星は先送りに…。この後、中日は二死満塁のチャンスを掴むが、清水が空振り三振に倒れて三者残塁と川相不在の弊害を露呈したが、8回、井端のタイムリー二塁打でダメ押し、辛くも首位をキープ。川相不在が故の一発依存攻勢に沈んだ広島は僅か3安打に抑え込まれての完敗で4試合連続のサヨナラ負けを回避した…って、結局、4連敗では到底、喜んでいる場合ではない。頼むからいい加減、青木高を助けてやれよ!
◆T7−2S◆
阪神は初回、ヤクルト先発・石井一の立ち上がりを捉え、ゼブラ今岡,林の連続タイムリーで2点を先制。ヤクルトは2回に今季初スタメンとなる畠山に2年ぶりの一発が飛び出すも、その裏、シャア少佐の犠飛で1点を返され、再び2点差。その後、しばらくは膠着状態となったが、3−1で迎えた6回、阪神は関本の犠飛,鳥谷の2点三塁打で貴重な3点を追加。7回にはシーツにようやく今季初ホーマーが飛び出して、ダメ押し。先発・下柳は6回を1失点で切り抜けると、江草,福原のリリーフを仰いで2勝目をマーク。先制タイムリーのゼブラ今岡は4打数4安打の大当たりだった。
◆H9−3L◆
雨で流れた翌日の試合、ソフトバンクがローテを動かさず杉内を先発起用したのに対して、西武は涌井がスライド登板。0−0で迎えた4回に、西武はG.G.佐藤の5号2ランで2点を先制。涌井は4回まで2安打無失点の好投を展開。開幕5連勝で月間MVPは当確か…と思わせる立ち上がりだったが、勝利投手の権利が懸かった5回、柴原,ブキャナンと連打を浴び、続く森本には漕手一層のタイムリー三塁打を許して、あっさり同点。これで勢い付いたソフトバンクは一死後,大村,本多,ハマのスペランカーとまたも3連打で3点を追加し、涌井は今季初のKOとなった。ソフトバンクは終盤にも着々と加点。杉内が6回2失点で切り抜けると、7回からは佐藤−ニコースキーと繋いで逃げ切ったソフトバンクは4連勝。敗れた西武は首位陥落となった。
◆F1−3M◆
泥沼の連敗モードに突入し、田中幸がヒットを打つ事しか明るい材料のない日本ハムは3回、先発・スウィーニーがTSUYOSHIにタイムリーを浴びて、先制点を献上。その裏、陽がプロ初安打となる二塁打で反撃の狼煙を上げた後、劇団ひちょりが同点タイムリー。しかし、直後の4回、 田中幸のエラー等でピンチを招き、橋本の犠飛,今江のタムイリーで2失点と再び追いかける展開に…。勝ち越して貰ったロッテ先発・久保は2回を除いて毎回、走者を出しながらも、連打を許さず、8回まで1点で凌ぎきる粘りの投球を見せると、最後は守護神・小林雅が締めて、5連勝で首位浮上。日本ハムはこれで2年ぶりの6連敗。スタメン起用され、2000本安打へのカウントダウンを一気に縮めたかった田中幸も3打席連続三振を含む4タコと散々な内容に終わってしまった。
◆Bs7−3E◆
18歳の田中,42歳の吉井と言う24歳もの年齢差がある先発対決となったこの試合、序盤は両者共に譲らず、3回まで0−0の締まった展開となったが、先に崩れたのはルーキー。4回、大引のタイムリー内野安打,日高のスクイズ,大西のタイムリー二塁打で3失点。直後の5回に山崎武の一発で援護して貰うも、その裏、3連打を浴びた田中はあえなくKOとなった。しかし、KOされても不思議と負けがつかないのが田中。悪の温床・楽天は6回、偽バファローズ2番手・本柳からショート,礒部のタイムリー二塁打で2点を返し、反撃。不敗神話続行の可能性を予感させた矢先の7回、偽バファローズはラロッカの7号ソロ等で2点を加え、ダメ押し。そのまま逃げ切って、悪の温床・楽天と入れ替わりで4位に浮上。開幕3連敗だった吉井はようやく今季初勝利。一方、田中は5度目の先発でついにプロ初黒星を喫してしまった。
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