仁志敏久
September 02, 2008 22:55
◆G2−5C◆
逆転優勝へ負けられない試合が続く巨人だが、先発の春風亭半ケツが乱調。2回に嶋,シーボル,石原の3連打で先制を許すと、小窪を歩かせた後、投手のルイスに犠飛を打ち上げられ、2失点。5回には一死から連打と四球で満塁とすると、二死後、嶋に2点タイムリーを浴びて、あえなくKO。巨人はその裏、2本のヒットで一死一、三塁と初のチャンスを作ったが、李,亀井と連続三振に倒れて、二者残塁。巨人は6回、キムタク,ガッツの連打で一、三塁とするも、寿司職人ラミレスのゲッツーの間に1点を返すのが精一杯。広島は9回、押し出し四球でダメ押しの5点目。その裏、巨人は寿司職人ラミレス,李の連打で守護神・永川を引っ張り出すも、ここで代打・大道が最悪のショートゴロゲッツー。この間に寿司職人ラミレスが生還するが、反撃もここまでだった。
ルイスが投打に渡る活躍でハーラートップタイの13勝目をマーク。終始リードを保っていた事で求道者・前田はまたもやフル欠場に追い込まれ、コンディションを落とす事になってしまった。巨人は打線が噛み合わず、チャンスを作ってはゲッツーの間に得点し、走者を全滅させてしまうばかりでは後が続かない。5番に浮上した李は3打席連続三振。最終打席でどん詰まりのヒットを放ち、帳尻は合わせたものの、近日中にバーンサイドとの入れ替えは避けられないか?
◆S12−6D◆
中日は初回、森野,荒木の連打であっと言う間に先制。なおも無死一塁のチャンスだったが、ここからクリーンアップトリオが3連続三振に倒れて、1点止まり。その裏、先発・佐藤充が連打を浴び、青木の併殺の間に同点とされると、続く畠山に9号ソロを被弾し、勝ち越し点を献上。4回、中日は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに13号ソロを叩き込み、追い着くが、それも束の間、その裏、ヤクルトは一死二、三塁から川島慶のタイムリーで2点を勝ち越し。続く5回には中日投手陣の制球難をつき、僅か3安打で大量6点をもぎ取った。中日は終盤、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにT.ウッズ,森野のアーチで4点を返したものの、時既に遅かった。
川相不在が故のタイムリー欠乏症,一発依存症が炸裂し、投げては出る投手出る投手、悉く火だるまに遭って、惨敗を喫した中日はまたまた借金が消滅。ヤクルトは2戦連続の2桁得点と打線が爆発し、3連勝。先発・ゴンザレスは7回2失点の好投で2年ぶりの白星をマークした。
◆YB5−3T◆
初回に鳥谷のタイムリーで先制され横浜だが、2回、金城の2点タイムリー二塁打で逆転すると、続く3回には大西のタイムリーで3点目。2点を追う阪神は4回、二塁打の関本が2つの内野ゴロの間に生還すると、更に、林,高橋光,バルディリスの3連打で同点。しかし、その裏、横浜は一死一、三塁のチャンスを作って岩田をKOすると、代わった渡辺からガッツな貴公子・仁志が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、2点を勝ち越し。6回からは牛田−石井裕−はーちゅんと繋いで、阪神の反撃を断ちきった。
この所、何故か、阪神と相性のいい横浜が小刻みな継投で逃げ切り、対阪神5連勝。ウィリアムスが登録抹消となるなど、リリーフ陣に不安を抱え、先発陣にかかるプレッシャーが増している阪神は期待の岩田が今季最短の3回1/3でKOとなる大誤算。岩田の残した走者を、渡辺が返され、決勝点を許してしまうなど、リリーフ陣の不安もまたもや露呈してしまい、3連敗。
◆F2−0H◆
日本ハム先発・ダルビッシュが5回までノーヒットの快投。約2ヶ月ぶりの登板となったソフトバンク先発・ガトームソンも走者を出しながら、無失点と粘っていたが、4回、稲葉に15号ソロを被弾し、先制点を献上。6回には二死走者なしからまたも稲葉に二塁打を浴びると、スレッジを敬遠した後、小谷野にタイムリー二塁打を浴び、2点目を許してしまう。だが、この日のダルビッシュにはこの2点目すら不要。6回に本多に初安打を浴びたものの、結局、許したヒットはこれが最初で最後。8回まで無失点に抑えると、9回からは守護神・MICHEALが3人で締めて、完封リレーを達成した。
五輪組の活躍で日本ハムが連敗を4でストップ。星野監督にプライドをズタズタにされたダルビッシュはその鬱憤を晴らすがごとく8回1安打無失点と付け入る隙を許さない快投を見せた。ソフトバンクは松中が第2打席で右膝に死球を食らわされ、退場してしまった事もあったが、あまりにも手が出ず、好投のガトームソンを見殺しにしてしまった。
◆E3−10Bs◆
初回、偽バファローズは一死満塁から北川のファーストゴロの間に先制。その裏、楽天は二死二塁から青波の長瀬が通算150号となる5号2ランをぶち込んで、一気に逆転。2回以降、オルティズ,岩隈の投げ合いでゼロ行進が続き、2−1の儘、終盤へ突入。迎えた7回、岩隈が突如、降板し、永井がマウンドへ上がると、これで流れは一気に偽バファローズへ。まず、小瀬のタイムリー二塁打で同点とすると、坂口の四球,塩崎の犠打で一死二、三塁となった所でカブレラが勝ち越しタイムリーを浴びせて、永井をKO。更に、3番手・有銘からローズがタイムリー,北川が犠飛を放って、この回、4点。続く8回には塩崎のタイムリー三塁打等で3点を追加すると、9回には代打で登場した破戒僧・清原の2点タイムリーで試合を決定付けた。
偽バファローズが終盤の猛攻で4連勝を飾り、3月26日以来となる貯金1をマーク。破戒僧・清原はダメ押しとなるタイムリーを放ち、今季初打点。一方、敗れた楽天は5連敗。6回まで1失点に抑えていた岩隈が腰に痛みを訴えて、急遽降板となった事が大きく響いた。岩隈は20勝が懸かっているだけに故障の程度が気になる所だ。
◆M8−5L◆
西武先発・石井一に対して、ロッテは初回、いきなり西岡,オーティズと連打を浴びせると、一死後、サブローが死球を食らって満塁となった所で大松が先制犠飛。続く2回には一死二、三塁から西岡が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせると、オーティズが歩いた後、今江にもタイムリー二塁打が飛び出し、この回3点。4点を追う西武は直後の3回、栗山のタイムリー二塁打で1点を返すと、5回には無死一、三塁から栗山がショートゴロゲッツーに倒れる間に1点を追加。しかし、ロッテは7回、大塚の3号2ラン等、5連打を浴びせて、一気に4点を追加。西武は8回に1点,9回に2点を加え、渡辺俊を引きずり下ろしたものの、最後は荻野の前に後続を断たれた。
ロッテが西岡の4安打を初めとする17安打の猛攻で4連勝。渡辺俊は終盤、疲れが出たのか、完投目前で息切れのKOとなったが、対西武7連勝と相性の良さを見せつけた。これでパ・リーグは2〜5位までが1.5差の間にひしめく大混戦。石井一が今季最短タイの1回2/3KOとなった事が響き、敗れた西武だが、首位独走である事に変わりはなく、マジックは1つ減って18となった。
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August 29, 2008 23:39
◆T7−5G◆
3タテすれば逆転優勝の可能性も見えてくる巨人だったが、先発・金刃が大乱調。初回から制球に苦しみ、二死一、二塁のピンチを背負うと、キュラソ星人,林と連続タイムリーを浴び、いきなりの3失点。3回にも林にタイムリー三塁打を浴びると、4回にはシャア少佐にタイムリーを許し、5失点KO。代わった林も5回に関本のタイムリー二塁打,6回にはバルディリスの2号ソロで1点ずつ失い、点差は7点に拡大。下柳の前に6回まで2安打と沈黙していた巨人は7回も簡単に二死を取られるが、ここから5連打で3点を返し、下柳をKO。9回にはウィリアムスに対して、代打・マッスル千代の富士のタイムリー等で2点差と詰め寄り、なおも一、二塁と一発逆転の場面を作ったが、最後はガッツがライトフライに倒れて、ゲームセット。
3タテすれば、一気に4ゲーム差まで縮まり、逆転優勝の可能性も大いに見えてくる巨人だったが、大事な初戦を今季未勝利の金刃では荷重だったか、いきなり痛い黒星。打線も下柳との相性は良かった筈が、中盤まで完璧に抑え込まれた。終盤猛追したものの、あまりにも反撃が遅過ぎた。阪神はこれで4度目の点灯となるマジック25。それにしても、9回、あそこまで追い上げられながら、藤川が最後まで出て来なかったのが少々気がかりだ。前日、打たれた事が原因なのか、単に左打者が続くからなのか、はたまた故障なのか…。
◆D4−3C◆
借金生活,Bクラス転落の危機に苛まれる中日が眼下の敵・広島と直接対決。2回、中日は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにT.ウッズの26号ソロで先制すると、更に、栗原のタイムリーエラーでタナボタの2点目。名手・川相を現役復帰させなかった事で不信感を抱かれている首脳陣はまたもや川井を先発起用する事でお茶を濁しにかかっていたが、所詮、カワイであって川相ではない川井では拙攻三昧を繰り広げるチームの空気を変える事が出来ず、3回には無死一、二塁の場面で中村紀は三振,森野はショートゴロゲッツー。5回にも二死一、三塁のチャンスに中村紀が倒れて、二者残塁と一向に追加点を奪えない。5回まで無失点と踏ん張っていた川井も不甲斐ない打線に苛立ちを隠せなくなってきた6回、赤松,オチョア,栗原,嶋と4連打で追い着かれ、失意のKO。追い着かれた中日は7回、李のタイムリー二塁打で再び勝ち越し。しかし、直後の8回、広島はオチョア,栗原の連打でチャンスを作り、石原のタイムリーでまたもや同点。なおも一、二塁のチャンスだったが、梵,代打・緒方と連続三振に倒れて、勝ち越しならず。その裏、中日は2四球で二死一、二塁とすると、デラロサのタイムリーで三たび勝ち越し。最後は守護神・岩瀬が無死二塁のピンチを凌いで、辛くも借金生活を免れた。
中日は井端が右膝を捻って退場するアクシデントに見舞われたが、代わって守備に入ったデラロサが勝負を決めた。相変わらずの拙攻三昧を続けていたが、ブラウン暗黒采配に救われる形で白星を拾ったと言ってもいいだろう。どうやらブラウン監督は意地でも求道者・前田をお立ち台に上げたくないらしい。この試合展開で8,9回のチャンスに求道者・前田を代打起用しないのは、どう考えてもおかしい。左対左なんて要素は最早、建て前てしてすら通用しない。きっとコンディションがどん底状態の求道者・前田なら失敗を見越して起用し、戦犯に仕立てたのだろうが、今の求道者・前田では、逆の展開になる確率は高いのだから、そりゃ使いたがらない訳だ。そんな理由でみすみす3位浮上のチャンスを逃されてはたまったものではない。
◆YB4−2S◆
初回、内野ゴロの間に先制された横浜はその裏、好調・内川のタイムリーであっさり同点。直後の2回、ヤクルトはエラーをきっかけに掴んだチャンスに福川のタイムリーですかさず勝ち越し。1点を追う横浜は3回、内川のヒットと2四球で無死満塁のチャンス。吉村は倒れたものの、続くメカゴジラがタイムリーを放って、同点。なおも満塁のチャンスだったが、金城,相川と倒れて、三者残塁。ヤクルトは5回二死満塁に続き、6回二死一、二塁のチャンスも逃す拙攻続き。その裏、横浜は川端のエラーで出た相川を石井タクローが送ると、二死後、ガッツな貴公子・仁志のセンター前タイムリーでついに勝ち越し。7回には相川のタイムリー内野安打でダメ押し。最後ははーちゅんが3人でピシャリと締め、連敗を4で止めた。
◆H3−3L◆
五輪帰りの杉内,涌井の投げ合いとなったこの試合、先手を取ったのは西武。3回、二死一塁から栗山がタイムリー二塁打を放つと、中島が歩いた後、ブラゼルが2点タイムリー二塁打を浴びせて、3点を先制。しかし、その裏、ソフトバンクは松中の史上34人目の通算300号となる23号2ランで1点差と迫ると、続く4回には二死一、二塁から森本が同点タイムリー。7回には一死満塁と絶好のチャンスを掴むが、ここで松田がショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。一方、6,7,8回と3人ずつで打ち取られていた西武は土壇場9回、一死二、三塁のチャンスを作るが、ボカチカ,片岡と倒れて、二者残塁。試合はその儘、延長へ突入した。西武は11回、一死から細川の14号ソロでついに均衡を破るが、粘るソフトバンクはその裏、代打・吉川の今季初アーチが飛び出し、またも試合は振り出しに。ソフトバンクはラストイニングとなった12回にも2人の走者を出して、一打サヨナラの場面を作ったが、最後は代打・金子がセカンドライナーに倒れて、結局、ドローに終わった。
劣勢からよく粘ったソフトバンクだったが、相手がマジック点灯中の首位・西武とあっては引き分けに持ち込んだと言うより、勝てなかったと言う印象が残ってしまった。12回のチャンスもそうだが、7回の松田のゲッツーも痛かった。あと一押し出来れば、勝てた試合だけに実に勿体ない。川崎の復帰がしばらく望めない以上、早い所、ハマのスペランカーに戻って来て欲しいものだが、復帰か…と思えば延期の繰り返しには困ったものである。
◆Bs7−4F◆
3タテで3位浮上を狙う偽バファローズは初回、小谷野のタイムリー二塁打で2点を先制されるが、その裏、二死一、二塁から濱中の9号3ランで一気に逆転すると、続く後藤も9号ソロを叩き込み、4点目。日本ハムは3回、糸井,田中の連打で一、三塁とするが、稲葉のゲッツーの間に1点を返すのが精一杯。突き放したい偽バファローズは5回、カブレラの29号2ランで2点をあげると、6回には北川の10号ソロで7点目。日本ハムは8回、一死から呪われた助っ人・ボッツの4号ソロで1点を返すと、高橋もヒットで続いたが反撃もここまで、続く高口がゲッツーに倒れると、9回は守護神・加藤の前に3人で打ち取られ、万事休す。
4発のアーチを叩き込む一発攻勢で初戦を取った偽バファローズが3位浮上,借金完済へ大きく前進。逆転3ランの濱中は3安打の大当たりだった。2点を先制しながら、あっさり逆転を許した日本ハムはこれで対偽バファローズ戦7連敗。上位打線はそこそこにヒットが出るが、6番以降は僅か2安打と下位打線の弱さが目立った。2ヶ月連続の負け越しも決まってしまい、偽バファローズとは逆にBクラス転落,借金生活突入の危機である。
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August 13, 2008 23:34
◆G2−4T◆
何とか連敗を止めたい阪神だが、先発・岩田が初回、いきなり先頭の鈴木尚に痛打されると、キムタクに犠打を決められた後、暴投で三進を許した所でガッツにタイムリーを浴び、あっと言う間に先制点を献上。直後の2回、先頭のキュラソ星人がヒットで出るも、続く高橋光が最悪のゲッツーを食らい、結局、3人で攻撃終了。0−1の儘、迎えた4回、阪神は先頭のシャア少佐のサードへのゴロがあの男のヘッポコ悪送球を誘って、一気に三塁を陥れると、関本のサードゴロの間に同点のホームイン。更に、鳥谷がヒットで続いたが、キュラソ星人がセカンドゴロゲッツーを食らい、1点止まり。続く5回には一死から林が四球を選ぶも、今度はバルディリスがゲッツーに倒れて、追加点ならず。巨人も7回二死一、二塁のチャンスを逃すと、9回には一死一塁から松田記者が空振り三振に倒れ、スタートを切っていたガッツが憤死する三振ゲッツーを食らって、延長にもつれ込んだ。10回、巨人は早くも守護神・クルーンを投入するが、全くストライクが入らず、関本,鳥谷と連続四球を与えると、若大将・原監督はあっさり藤田にスイッチ。しかし、これが大誤算。いきなりキュラソ星人にライトスタンドへ19号3ランを放り込まれて、一瞬にして3点のビハインド。その裏、巨人はあの男が同点に繋がるヘッポコラーで溜まりに溜まったインケツパワーを吐き出して、今季初アーチを叩き込むが、走者を溜めなければいけない状況でソロ一発では気勢も上がらず、後続3人が倒れて、万事休す。阪神の連敗はようやく5でストップ。マジック36が再点灯した。
膝の悪いガッツを走らせて三振ゲッツー食らったり、失点してもいないクルーンを早々引っ込めたら藤田がいきなり被弾したりと、若大将の采配が悉く裏目に…。あの男のヘッポコ悪送球さえなければ、完封していたかもしれない辺り、内海も気の毒な事この上ない。阪神としてはキュラソ星人の劇的弾で勝つと言う最高の形で連敗脱出となり、これで一気に息を吹き返すかもしれない。悉く炎上しているリリーフ陣の中で、最後の砦とも言えるウィリアムスがいきなり被弾した上、続く鶴岡にもカウント0−3となった時にはどうなる事かと思ったが、そこから3球あっさりストライクを見逃した鶴岡の消極的姿勢に救われた。
◆C11−5D◆
中日は初回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した井端の先頭打者アーチで先制すると、更に、ピンキー井上のタイムリー等で2点を追加。2回には何と2番で起用された中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに21号2ランを叩き込み、早くも5点のリード。しかし、先発・中田はその裏、石原の犠飛で1点を返されると、3回には5本の単打を集中されて、3点を失い、1点差。そして、5回、二死走者なしから嶋にヒットを浴びると、続くシーボルに10号2ランを被弾し、ついに形勢逆転。広島は8回、無死一塁からついに求道者・前田が代打で登場。ブラウン暗黒采配により、コンディションはどん底に叩き落とされている状態ながら、鋭い眼光で浅尾を威圧し、四球を勝ち取ると、これで意気上がる広島は木村のバントが浅尾のエラーを誘って、満塁となった所で東出がスクイズに成功。更に、代打・赤松が2点タイムリーを浴びせると、一死後、栗原が走者一掃のタイムリー二塁打を放って、試合を決定付けた。2番手・宮崎は2回無失点で今季初白星。
2回で5点もリードしておきながら、それを中田が守りきれず、浅尾がエラーをきっかけに致命的な大量失点。打っては2併殺3走塁死7残塁の大拙攻と最悪の試合運びで中日が川相不在の弊害を大露呈。川相を現役復帰させなかった事を今更、後悔しても遅いと言うしかない。広島は求道者・前田の執念の四球がビッグイニング形成を呼び込んだ。代打などではなく、スタメンで使うべきなのは言うまでもないが、だからと言って、フル欠場に追い込むくらいなら、代打ででも使うべきなのもまた言うまでもない。だが、ブラウン監督はそんな所には目もくれず、逆転アーチを含む3安打3打点の同胞・シーボルの活躍に大喜びなのは想像に難くなく、今後も求道者・前田の積極的起用は期待出来そうもない。
◆YB12−8S◆
初回、村中の暴投連発で労せずして先制した横浜は続く2回には二死二、三塁から石川,ガッツな貴公子・仁志,内川と3連続タイムリーを浴びせて、3点を追加。再三チャンスを逃してきたヤクルトは5回、川端のタイムリー二塁打でようやく1点を返すが、その裏、ガッツな貴公子・仁志に10号ソロを浴びて、再び4点差。勢い付く横浜は続く6回にはハマのチンピラにタイムリーが飛び出すと、なおも二死一、二塁の場面でガッツな貴公子・仁志が2打席連続の11号3ランをぶち込んで、この回4点。更に、7回にも4長短打を集中して、3点を追加。粘るヤクルトはジワジワと1点ずつ返していくと、9回には飯原の5号2ラン等で一気に5点を返し、4点差まで追い上げたが、ここで力尽きた。
ここ2試合白星が続いていた村中だったが、4回4失点KO。リリーフ陣も総崩れの投壊ぶりでヤクルトが惨敗。終盤追い上げただけにリリーフ陣が踏ん張れなかったのが大きく響いた。横浜は吉見の5失点が余計だったが、先発・ハマのチンピラは8回3失点とまずまずの投球で5勝目。打ってはガッツな貴公子・仁志が2発含む3安打5打点の大活躍だった。
◆M2−4H◆
自力優勝消滅の危機に立たされ、負けられないソフトバンクだが、先発・ホールトンが初回一死から根元に痛打されると、橋本には四球を許して、一、二塁のピンチ。しかし、サブロー,大松と打ち取って、ここを切り抜けると、2回以降はすっかり立ち直り、全く走者を許さない完璧な投球を展開。何とか援護したいソフトバンク打線はロッテ先発・清水の前に5回までゼロ行進を続けていたが、6回、先頭の明石が三塁打を浴びせると、続く松中がセンター前に弾き返して、ついに1点を先制。7回には一死一、三塁から本多の併殺崩れの間に2点目。更に、8回には大村のタイムリー二塁打で3点目を追加。ロッテはその裏、二死から神戸が7イニングぶりの走者となるヒットを放つと、金沢,フクーラの代打攻勢で連打を重ねて、ようやく1点を返し、ホールトンをKO。なおも一、二塁のチャンスだったが、代わった篠原の前に代打・竹原がセカンドゴロに倒れて、二者残塁。最後は馬原の前に反撃を断ち切られた。
西武との差を5.5に縮め、マジック点灯を阻止したソフトバンク。何と言ってもこの日はホールトンの好投に尽きるだろう。2〜7回までに8三振を奪ってのパーフェクト投球は圧巻だった。清水も7回2失点と先発としての責任は果たしたが、打線に見殺しにされてしまった。
◆F2−4Bs◆
偽バファローズ先発・小松に対して、日本ハムは初回、二死一、二塁から小田のタイムリーで先制。直後の2回、偽バファローズは先頭のローズが27号同点ソロを叩き込むと、一死後、日高の三塁打に続き、後藤がタイムリー二塁打を放って、勝ち越しに成功。その後、しばらく膠着状態となったが、1−2の儘、迎えた7回、偽バファローズは二死走者なしから後藤が7号ソロを放って、3点目を追加。8回に田中のタイムリー二塁打で1点差と迫られるが、土壇場9回、ローズにこの日2本目となる28号ソロが飛び出して、貴重な1点を追加。最後は守護神・加藤が3人で締めて、逃げ切った。
西武に3タテを食らって自力Vが消滅した事を引きずっているのか、この日も日本ハムは打線が精彩を欠き、4連敗。貯金も残す所、僅かに1つとなってしまい、逆転Vどころか、Aクラス死守すら危うくなってきた。グリンは好投虚しく、13敗目。一方、小松は8回2失点で9勝目と初の2桁勝利へリーチをかけた。
◆E11−7L◆
今日にもマジックが点灯となる西武に対して、楽天は初回、フェルナンデスのタイムリー等で2点を先制。2回に後藤,中村の連続アーチであっさり追い着かれるも、3回、ショートの9号ソロ等で2点を勝ち越し。続く4回にはショート,山崎武のタイムリー等で一気に4点を追加。6点を追う西武は5回、栗山の8号2ランで2点を返すと、7回にはボカチカのタイムリー等で2点を追加し、2点差まで接近。しかし、その裏、楽天は二死一、三塁からショートが走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、10点目。西武は8回に後藤のこの日2発目となる7号ソロで応戦するも、その裏、代打・礒部のタイムリーでダメを押された。
楽天がノーガードの打ち合いを制して、西武の連勝を阻止。ショート,フェルナンデスの両助っ人がいずれも3安打を放ったのに加え、出戻り助っ人・青波の長瀬も初スタメンで2安打2死球1打点と健在ぶりを見せつけた。渡辺直も2四球3安打の5連続出塁に2盗塁とリードオフマンとして貢献。西武は4発のアーチが飛び出したが、ソロ3発,2ラン1発と走者を溜まっていなかったのが悔やまれる。
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June 01, 2008 23:15
◆H5−4G◆
ゴンザレスの解雇により、昇格を果たした秘密兵器・バーンサイドが2度目の登板。これに対して、ソフトバンクは初回、松中のタイムリー内野安打で先制。3,4回とチャンスを逃したものの、5回にまたも松中が11号2ランを叩き込み、3点目。バーンサイドはこの回限りで降板となった。一方、キムタクを2番に上げて、坂本を8番に回し、清水を7番でスタメン起用するなど、テコ入れを図った巨人だが、ソフトバンク先発・新垣の前にいきなり4連続三振を食らうなど、7回まで散発3安打と沈黙。しかし、8回、先頭の清水がヒットで出ると、新垣が伝家の宝刀・暴投をかまして、二進。ここで坂本がライト線へタイムリー二塁打を浴びせて、新垣をKO。更に、代わった小椋から一死後、代打・大道がセンター前へタイムリーを放ち、1点差。土壇場9回にはここまで3タコだった寿司職人ラミレスが二塁打を放ち、王さんに並ぶ25試合連続安打を記録。一死後、久米を投入し、逃げ切りを図るソフトバンクに対し、いきなり松田記者に二塁打を浴びせると、清水を敬遠されて満塁となった所で坂本がタイムリーを放ち、ついに同点。なおも満塁と勝ち越しのチャンスだったが、矢野が最悪のサードゴロゲッツーに倒れて、同点止まり。その裏、ソフトバンクは一死一、二塁と絶好のサヨナラのチャンスを掴むも、小久保,柴原と連続三振を喫して、延長に突入。3−3の儘、迎えたラストイニングの12回、巨人は四球の坂本を矢野が送った所で途中出場の寺内がタイムリー三塁打を放ち、勝ち越しに成功。しかし、粘るソフトバンクはその裏、柴原,松田と連打を浴びせて二、三塁とすると、長谷川が歩かされて、無死満塁。一死後、森本がレフト前へタイムリーを浴びせて、同点。更に、二死後、川崎の高く跳ね上がった当たりがタイムリー内野安打となり、松田がサヨナラのホームイン。ソフトバンクはこれで4連勝。
粘りに粘って追い付いて、最後の最後で勝ち越した巨人だが、一瞬にして悪夢の展開に…。西村,豊田,クルーンの誰一人として2イニング目に行かせなかったツケが山口に来てしまった。藤田に代える手はなかったのかね? 8番に落とされた坂本は3安打1打点2得点と大活躍だったが、その他のテコ入れ効果は微妙。代打・大道やら途中出場の寺内やらがタイムリーを放つなど、選手起用は当たっていたかに見えたが、寿司職人ラミレスに代走を送ってしまったのも、結果的には痛かった。一方、中盤に拙攻を繰り広げていた所為で突き放しきれず、散々粘られた末の薄氷の勝利となったソフトバンク。新垣はまたまた暴投で降板を余儀なくされる辺り、流石に期待を裏切らない。あそこまで行ったら完封しないといかんだろうに…。9回の久米は逆転される事を覚悟したが、矢野のゲッツーはこれ以上ない最高の形だった。そうそう、クルーンが162kmをマークしたそうな。試合展開には全く影響ないけれど…。
◆L10−3D◆
原因が分かっているにも拘わらず、何ら対策を打たない中日は今日も今日とて拙攻三昧。初回から二死一、二塁のチャンスに中村紀が三振に倒れると、4回にも二死一、二塁の場面で英智がサードゴロに倒れて二者残塁。3回まで無失点に抑えていた先発・中田だが、あまりの拙攻三昧に一体いつになったら援護が貰えるのかと絶望に打ちひしがれたのか、4回、連続四球等で一死満塁のピンチを迎えると、中村にタイムリーを浴びて2点を献上。更に、二死後、細川に3ランを叩き込まれて、5失点KO。何とか流れを変えたい所だったが、落合監督は川井を投入すると言うもう飽き飽きのお茶濁し起用。所詮、カワイであって川相ではない川井にチームの空気を変える事は出来ず、5安打を集中された上、デラロサのエラーに足を引っ張られるなど、大量5失点で試合を決定付けられた。終盤に3点を返した中日だが、10点ビハインドの前には焼け石に水でしかなく、対西武の連勝も8でストップした。
中日は3併殺10残塁の大拙攻。安打数は西武と同じ10本だと言うのに、7点も差をつけられての大惨敗となった。一発が出ないと如何ともしがたく、先発がコケたらもう終わり…と言うチームカラーをまざまざと見せつけた格好だ。もういい加減、川相を復帰させずに、川井でお茶を濁しても何も起きない事に気付くべきだろう。その川井もデラロサでなく川相がサードならば、炎上せずに済んだのだろうが…。
◆E1−2C◆
スタメン落ちを危惧されながら、何とか踏み留まった求道者・前田。ブラウン監督を黙らせる為にも何としても「求道者・前田効果により勝つ」と言う既成事実を作っておきたい広島ナインは初回二死一、二塁と言う先制のチャンスをお膳立てすると、求道者・前田は期待に応えてレフト前へ先制タイムリー。2回以降パーフェクトと沈黙していた広島だが、6回、オチョアのタイムリーで貴重な1点を追加。27日ぶりの先発となった長谷川はこの求道者・前田による先制点を無と化す訳にはいかないと、1,2回の相次ぐピンチを死力を尽くして切り抜けると、3回以降は立ちなおり、6回まで無失点。8回にシュルツが草野のタイムリーで1点を失ったが、早くも投入された守護神・永川がピンチを凌ぐと、9回は3人で仕留めて、1点のリードを守りきった。長谷川は4月6日以来となる2勝目。
チーム一丸となって、求道者・前田の先制打を援護し、長谷川も必死の投球でこの1点を守りきる。紛れもなく求道者・前田効果による勝利と言っていいが、タイムリーの後の3打席凡退したのはまずかった。ブラウン監督はまだまだ本調子ではないとか言いがかりをぬかして、左腕を持って来られたらすかさず幽閉しそうで怖い。
◆F4−5T◆
2回にキュラソ星人の8号ソロで先制した阪神は更に、二死一塁から矢野のタイムリー二塁打で2点目。4回にはまたも矢野がタイムリー二塁打を放ち、1点を追加。3点を追う日本ハムはその裏、二塁打の田中が稲葉のファーストゴロで三進した所で高橋が犠飛を打ち上げ、まず1点。6回にはこの回から代わった江草に対して田中,稲葉と連続タイムリーを浴びせて、一気に同点。試合はその儘、延長にもつれ込んだ。迎えた10回、阪神は一死二塁のチャンスに代走から守備に入っていた藤本がタイムリー三塁打を放ち、勝ち越しに成功。更に、秀太のセカンドゴロが野選を誘い、この回2点。その裏、守護神・藤川は全くストライクが入らず、3四死球で二死満塁のピンチを迎えると、ここでスレッジも歩かせてしまい、押し出し。なおも満塁と一打サヨナラのピンチだったが、最後は飯山をファーストフライに打ち取り、辛くも逃げ切った。
勝つには勝った阪神だが、13個もの残塁を量産。普通なら延長に持ち込まれる様な展開ではなかった筈だ。投げては江草に安定感がなくなってきたり、藤川が乱調だったりと気がかりな点がチラホラと…。シャア少佐がスタメンから外されてしまったのも謎だ。また岡田監督の左対左病が始まってしまったのか?
◆M4−12YB◆
初回に1点を先制された横浜は2回、金城の3号ソロであっさり追い付くと、2回には大西のタイムリー二塁打で勝ち越し。4回には二死満塁からガッツな貴公子・仁志が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、ロッテ先発・成瀬はこの回限りでKO。5回には吉村に12号ソロが飛び出すと、8,9回にも集中打で3点ずつ追加し、ダメ押し。先発・那須野は大量援護をバックに栄養費パワーを発動させ、6回2失点で4勝目。
あまりの弱さに同情こそされても、呪いをかけられる謂われなど微塵もないと言うのに、水島の呪いに苛まれている横浜があまりの逆境についにぶちキレたのか、成瀬を4回でマウンドから引きずり下ろすなど、計15安打12点を奪っての圧勝。呪いが本格化すると思われるのは来週以降からである為、今のうちに何とか立て直しを図りたい所だろう。それにしても、成瀬はこれで5試合白星なし。前回の9回無失点で復調したかと思われたが、昨年の様な抜群の安定感はまだまだ取り戻せていない様で心配だ。
◆Bs9−3S◆
初回二死一、二塁のピンチを切り抜けた偽バファローズはその裏、二死からヒットと四球で一、二塁とすると、北川も宮本のエラーで出塁し、満塁。ここで日高がライト前へ先制2点タイムリー。3回には下山の4号ソロで1点を加えると、5回には逸し満塁から北川,日高,後藤と3連続タイムリーで一気に4点を奪い、ヤクルト先発・リオスをKO。終盤にも2点を加えてダメを押した。先発・山本は7回まで無失点の好投を展開。8回に3点を失い、完投こそ逃したものの、大量リードに守られて、5勝目を飾った。
カブレラがまたも歯痛で欠場の醜態を晒したが、カブレラなど必要ないとばかりに、下山が3安打4得点,北川が3安打3打点,日高が2安打4打点と中軸が機能した偽バファローズ打線が快勝。ヤクルト先発・リオスはリーグトップの7敗目。いつもの調子であえなくKOとなった印象だが、意外にも5回もたずに降板したのは今回が初めてだった。今日もスタメンとなったガイエルは大局が決まった後の帳尻合わせタイムリーを含む2安打。ここからまた6番→5番と打順を上げていく事が出来るか!?
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May 14, 2008 23:24
◆YB5−2G◆
巨人は2回、先頭の寿司職人ラミレスがヒットで出ると、当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスが先制タイムリー二塁打。二軍から再昇格となった先発・金刃は初回のピンチは切り抜けたものの、続く2回に二死満塁とまたもピンチを迎えると、ガッツな貴公子・仁志に走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、一気に3点を献上。更に、内川,村田にも連続タイムリーを許し、あえなくKO。巨人は5回一死一、二塁,6回無死一、二塁のチャンスを立て続けに逃すと、8回にも二死から連打を浴びせながら、無得点。9回に途中出場の阿部に一発が飛び出したが、単発では如何ともしがたく、連敗を喫した。
巨人に敵愾心を燃やすガッツな貴公子・仁志が連夜の大活躍。結局、横浜の得点はこの回だけで、3回以降は散発3安打と沈黙したが、栄養費パワーを発動させた那須野を初めとする投手陣がよく粘った。巨人もリリーフ陣は頑張ったが、いかんせん先発・金刃が悪過ぎた。折角、ローテに復帰出来るかもしれないとチャンスが脆くも砕け散ってしまった格好だ。また、当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスは3安打の大活躍。折角、悉く大きなチャンスを作ったと言うのに、悉くキムタクに潰されたのにはゲンナリだ。
◆S1−4D◆
ヤクルト先発・リオスに対し、毎回走者を出しながら、残塁を生産するだけの無為極まりない攻撃を相変わらず、続けていた中日だが、4回二死三塁からリオスの暴投でタナボタの先制点をゲット。6回にはT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに7号ソロを叩き込み、2点目。先発の山本昌は再三のピンチを凌ぎながら、6回まで来たものの、二死三塁から、まるでリオスに付き合うかの様に暴投をかまして、1点を献上。更に、ガイエルには死球を食らわせ、無念のKO。ここは2番手・平井が切り抜けると、直後の7回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに李が6号ソロをぶち込んで、3点目。更に、9回には中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに8号ソロを放り込み、ダメ押し。最後は守護神・岩瀬を投入し、逃げ切った。
暴投にソロ3発で全得点をあげると言う大味単調な試合運びは健在。中日以上に拙攻を繰り広げたヤクルトと、粘り強く投げてくれた山本昌に救われたが、またも結果オーライの展開だったと言っていい。こんな調子で目前に迫る交流戦を無事に乗り切れるのか? 最悪の事態に陥る前に名手・川相の現役復帰を視野に入れて欲しいものである。試合内容はともかくとして、山本昌に白星がついたのは喜ばしい事だ。これで200勝まであと5つ。今季中の達成も十分に見えてきたが、無事に達成させるには、やはり川相の援護が必要だろう。
◆C2−4T◆
求道者・前田不在でたまたま圧勝してしまった事により、幽閉する格好の理由が出来たとばかりにブラウン監督がまたもや求道者・前田をベンチに隔離すると言う恐れていた通りの展開に発展。あまりにもミエミエの展開で昨夜から覚悟が出来ていた広島は落胆する気持ちを隠しながらも、2回に小窪,梵と連打を浴びせると、倉のセカンドゴロの間に先制点をゲット。しかし、5回まで粘っていた先発・大竹が6回にキュラソ星人,悠久の若虎・桧山と連続二塁打で追いつかれると、7回にはエラーに野選とノーヒットとピンチを背負って、内野ゴロで勝ち越された挙げ句、新井に2ランを叩き込まれて、一気に3点を勝ち越された。その裏、広島は赤松のタイムリーで1点を返し、2点差。2−4の儘、迎えた土壇場9回、満を持してマウンドに上がった守護神・藤川を迎え、簡単に二死を取られた広島だが、ここでついに求道者・前田が代打で登場。ブラウン監督の執拗な嫌がらせ政策により、心身共に最悪のコンディションながらも、怒りを燃やす求道者・前田はセンター前へ執念のヒット。赤松も続いてライト前ヒットとチャンスを拡大させたが、最後は天谷がピッチャーゴロに倒れて、万事休す。
不遇な扱いに耐えながら放った執念の一打も報われず。大体、9回二死走者なしなんかで求道者・前田を投入する事自体、あまり意味がない。どうせ出すなら、7回二死二塁の場面だろう。にも拘わらず、あの場面で出てきたのは森笠。まったくもって訳が分からない。結果的に森笠は内野安打を放ち、赤松のタイムリーを呼び込みはしたものの、それは単なる結果オーライと言うものだ。求道者・前田がヒットを放っても負けたと言う事で、ブラウン監督は出しても負けるならスタメンに入れる必要はないなどと強引な理屈で更なる幽閉策に走りそうで気が気でない。交流戦に入ってからDHとして、連日起用される事を祈りたいものだが、何せブラウン政権下だけに期待薄である。昨日は大活躍だった栗原,シーボルもそれぞれ1安打とパッとせず、そう簡単に覚醒はしてくれそうもない。広島は一体いつになったら浮上してくるのか? とにもかくにも、ガンガン求道者・前田を使えと!
◆H4−11L◆
3タテを目指すソフトバンクだったが、西武打線が2戦目にしてその希望を無惨に粉砕。3回に中島の犠飛で先制すると、4回にはG.G.佐藤が10号ソロ,ボカチカが8号2ランと一発攻勢で突き放す。5回には連続四球を選んで、ガトームソンをKOすると、代わった柳瀬からG.G.佐藤が2打席連続となる11号3ラン。更に、6回には栗山の犠飛等で2点を加えると、7回にはボカチカにこの日2本目となる9号2ランが飛び出して、11点目。西武先発・涌井はその裏、レストピッチに2号3ランを被弾し、この回限りで降板となったが、大量援護に守られて、4勝目をマークした。
折角、止めた西武の勢いをたった一夜で取り戻されてしまった。涌井から4点取っても、11点取られては話にならない。ガトームソンは相変わらず、不規則極まりない登板間隔に振り回されている感が否めず、気の毒ではあるのだが…。それにしても、ボカチカが9番に入る西武打線は恐ろしい。ソフトバンクなら不動のクリーンアップだろう。いや、西武でもクリーンアップを任せられるのだろうが、9番に置いておける余裕が羨ましい。
◆F4−3M◆
ロッテ先発・小林宏に対して、日本ハムは2回、稲葉,スレッジの連打の後、内野ゴロ2つで1点を先制。一方、ダルビッシュは立ち上がりから制球に苦しみながらも、5回まで無失点投球を続けていたが、6回、根元,フクーラに連続二塁打を浴びて、試合は振り出しに。その後、両軍共に決め手を欠き、1−1の儘、延長に突入となった。迎えた11回、ロッテは守護神・MICHEALから大松が会心の6号2ランを叩き込み、ついに勝ち越し。これで決まったかに思われたが、その裏、日本ハムが猛反撃。まず3番手・川崎から先頭の田中がヒット。代わった荻野に対し、代打・鵜久森もヒットで続くと、三木の犠打が金沢のエラーを誘い、まず1点。一死後、小谷野がライト前へ同点タイムリーを浴びせると、なおも一、三塁の場面で高橋が犠飛を打ち上げ、見事な逆転サヨナラ勝ちを収めた。
GWが明けて、「週刊少年チャンピオン」の発売が再開されてしまった事により、水島の呪いの再燃が危惧されていたダルビッシュ。今週は潜在的にはともかく、表層的にはさほどにシメられなかった為か、大事には至らなかったものの、8回1失点で白星を掴めない辺り、やはり、呪いの効果だろうか。呪いから最も遠い水曜日に登板すると言う作戦はそれなりに効果はあったのかもしれないが、完全に呪いを断ち切るまではいかなかった。とは言え、チームは起死回生の逆転サヨナラ。ロッテは守護神不在に泣いた。
◆E−Bs◆
オープン戦で左膝半月板を損傷し下手すれば、前半戦絶望とも見られていた大学BIG3の一角・長谷部がついに公式戦デビュー。先頭の坂口をピッチャーゴロに仕留めたものの、ここで雨が強くなり、試合中断。結局、その儘、中止が決定。長谷部は僅か4球投げただけでデビュー戦が幻と消えてしまう事となった。
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May 13, 2008 22:44
◆YB4−3G◆
巨人は初回、四球で歩いた亀井を坂本が送った所でガッツがレフト前へ先制のタイムリー。4回には一死二塁から寿司職人ラミレスがレフトスタンドへ12号2ランを叩き込み、3点目。先発の春風亭半ケツは6回まで散発2安打無四球と言う好投を見せていたが、7回、先頭の内川に痛打されると、続く村田にライトスタンドへ10号ソロをぶち込まれ、1点差。2−3の儘、迎えた土壇場9回、守護神・クルーン投入で逃げ切りを図る巨人に対し、横浜は内川のヒット,代打・ビグビーの死球で一死一、二塁とすると、吉村がタイムリーを放ち、ついに同点。なおも一、二塁とサヨナラのチャンスだったが、代打・メカゴジラ,鶴岡と連続三振に倒れて、延長に突入。10回、巨人は先頭のゴンザレスがヒットで出るも、隠善がヘッポコバントをかまして、最悪のゲッツーとなり、チャンス崩壊。すると、その裏、クルーンを下げて投入した越智が先頭の代打・石井タクローに痛打されると、大西の犠打で一死二塁となった所でガッツな貴公子・仁志にタイムリーを許して、サヨナラ負けを喫した。
6回まで完全に主導権を握っていた巨人が悪夢のサヨナラ負け。西村健,山口も使い果たしていたし、同点にされたとは言え、球は走っていたので、クルーンを10回までは引っ張るかと思ったのだが、まさかの越智投入。クルーンを下げてしまった段階で12回まで耐えきれる余力は巨人にはなかった様に思う。それにしても痛いのは隠善のバント失敗。折角、ゴンザレスが活路を開いたと言うのに…。そこまで2安打していただけに強行していれば…と言う声もあるだろうが、流石にあの場面でのバント策は妥当だろう。勝った横浜だが、スタメンを外された石井タクローが口火を切る意地のヒットを放ったのはちょっと嬉しい。はーちゅんはこれで2勝目と、ハマのチンピラに勝利数が並んだ。いかんせんリリーフで先発要員との白星勝負は分が悪いが、どうせハマのチンピラは公約を守ってくれなどしないので、拘っても仕方のない話である。
◆S4−1D◆
相変わらず、ヒットを打っては残塁を産み出すばかりの拙攻で3回までゼロ行進を続けていた中日だが、4回、二死からベンちゃん,中村紀,李の3連打でようやく1点を先制。しかし、その裏、ヤクルトは無死二、三塁からガイエルの走者一掃タイムリー二塁打であっさり逆転に成功。更に、内野ゴロ2つでガイエルを迎え入れ、3点目。中日先発・朝倉はこの回限りでKOとなった。その後、膠着状態に陥ったが、3−1の儘、迎えた8回、ヤクルトは二死からヒットで出た福地が二盗を決めると、田中のタイムリーで4点目を追加。最後は守護神・林が締めて、逃げ切った。
残塁は一桁の7に留まったが、2併殺2走塁死。ヤクルトが5安打で4点取っているのに対し、中日は11安打で僅かに1点とその効率の悪さは如実に表れている。守っては4回に暴投でピンチを広げ、ガイエルのしみったれたサード後方の凡フライを2点二塁打にされた上、リグスのセカンドゴロで荒木からの送球を受けたT.ウッズがベースを踏み損ねるチョンボ。更に、武内のショートライナーをつかんだ井端が一塁へ悪送球と、よく3失点程度で済んだと言える怒濤の拙守三昧。川相不在の弊害を攻守に渡って大露呈しての大惨敗で3連敗。いよいよ泥沼の連敗ロードが始まってしまうのか? 最悪の事態に陥る前に名手・川相の現役復帰に踏み切って欲しいものである。
◆C9−3T◆
ナインの不安を煽る事にご執心のブラウン監督はまたもや求道者・前田をベンチに幽閉する大暴挙。この逆境下、2回、エラーと敬遠で二死一、二塁のチャンスを貰った広島は投手のルイスが自らを助けるべく走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を先制。5回には天谷,オチョア,栗原の3連続二塁打の後、四球を挟んで小窪もタイムリーを浴びせて、3点を追加。バルディリスのタイムリーで1点を返された直後の8回裏には6本の単打を集中し、ダメ押しの4点を追加。阪神は9回にキュラソ星人の通算400号が飛び出したものの、焼け石に水だった。ルイスは7回無失点でハーラートップタイの5勝目。
四番降格やら二軍降格やらを示唆されようとも、スタメンで使って貰えていると言う事はそれだけで求道者・前田よりも遙かに厚遇を受けているのだと言う事が身に染みたのか、栗原が4安打3打点,シーボルも2安打1打点と活躍。投げてはルイスが7回を散発3安打無四球と完璧な投球を展開。投打が噛み合っての完勝で見事に首位・阪神を撃破した。しかし、これでブラウン監督が求道者・前田を使わずとも勝てるなどと幽閉策の正当性をでっち上げるかもしれないと思うと欝になる。
◆H4−2L◆
3回に栗山の犠飛、4回に中村の犠飛で2点をリードされたソフトバンクだが、5回、先頭の松田が反撃の狼煙を上げる3号ソロ。この後、二死二塁から川崎がセンター前へタイムリーを放ち、同点。続く6回には一死から小久保の四球,柴原のヒットで一、三塁とすると、松田のショートゴロが野選を誘い、勝ち越しに成功。1点を追う西武は7回、二塁打の高山を細川が送って、一死三塁とした所で和田をKO。しかし、代わった久米の前にボカチカ,片岡が連続三振に倒れて、同点ならず。ソフトバンクは8回に二死二塁から代打・レストピッチのタイムリーで貴重な1点を追加。最後はホールトンが締めて、5セーブ目。西武の連勝は6でストップした。
好投と言う印象は全くないのだが、のらりくらりと傷口を最小限に留め、何だかんだで最終的に白星を拾うと言う今季の和田らしい投球がまたもや炸裂。3安打の小久保,一発含む2安打2打点の松田もいるが、この試合の真のヒーローはやはり、7回のピンチをピシャリと締めた久米だろう。また、大村がついにスタメン復帰。残念ながら3タコに終わり、代打で出たレストピッチがタイムリーを放つと言う皮肉な展開に終わったが、守備も無難にこなし、常時出場出来る日も近そうだ。
◆F2−8M◆
3度目の先発となるルーキー・唐川を援護すべく、ロッテは2回に早川の一発で先制すると、4回には二死走者なしから今江のヒットの後、3連続四球で押し出しの2点目。なおも満塁のチャンスにフクーラ,オーティズの連続タイムリーが飛び出して、この回5点を奪い、日本ハム先発・グリンをKO。大量援護を貰った唐川は4回までパーフェクトと素晴らしい立ち上がりだったが、5回、先頭の稲葉に初安打となる6号ソロを被弾。しかし、ロッテは直後の6回、大松のタイムリー二塁打で2点を奪い、ダメ押し。唐川は完投こそ逃したものの、8回2失点の好投で無傷の3勝目をマークした。
唐川がまたまた快投。四球を出さず、三振は奪う小気味いい投球が冴え渡った。24イニングで僅かに1四球と言う制球力の高さは素晴らしい。これで大場,久米に並ぶ3勝目。内容を考えると、現段階では新人王レースの最右翼にのし上がってきたと言っても過言ではないだろう。打っては10安打で8点を奪う効率のいい攻めで日本ハムを圧倒。ノムさんに反感を買ってでも、強行に雨天中止に踏み切った効果は確実に表れている様だ。
◆E2−8Bs◆
偽バファローズ先発・近藤は初回、簡単に二死を取ったものの、ここからショートに二塁打,山崎武にタイムリーを許して、先制点を献上。しかし、2回以降は走者を許しながらも、あと一本を許さず、追加点を与えない。先発・永井が6回まで散発3安打の好投を見せるなど、最少リードを守り続けていた楽天だが、7回、先頭のカブレラのサードゴロがイレギュラーヒットとなった事から歯車が狂い始める。続く後藤のファーストゴロをフェルナンデスがエラー。一死一、三塁となった後の日高の打席で永井は痛恨の暴投を犯して、同点を許すと、日高のピッチャーゴロを弾いて焦った永井は一塁へ悪送球。二、三塁となった所で大引のショートゴロを今度は渡辺直が一塁へ悪送球し、二人の走者が一気に生還。更に、二死一、二塁から北川に走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、永井は悪夢の5失点KO。完全に流れを引き寄せた偽バファローズは続く8回にも日高の犠飛で1点を加えると、9回にも下山の2点タイムリーで試合を決定付けた。
極度の内弁慶ぶりに陰りが見え始めている楽天。ましてや、この日はホームゲームとは言え、宮城ではなく福島での試合だった為、思う様に力が発揮出来なかったか、終盤に力尽きた。それにしても、7回の守乱は酷過ぎる。バックに足を引っ張られたと言っても、永井自身も暴投とエラーをかましているとあっては、内野陣を責められないだろう。
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September 09, 2007 19:46
◆G8−9T◆
首位奪回を狙う巨人はマッスル千代の富士を1番,李を4番に戻す開幕さながらのオーダーを展開。初回にいきなりの3連打で先制されたものの、その裏、マッスル千代の富士が歩いた後、矢野,ガッツの連続タイムリーであっさり逆転。更に、無死満塁とした後に阿部の犠飛で3点目をあげるが、なおも一、二塁のチャンスでホリンズ,キムタクと倒れて、今一歩攻めきれない。中4日登板となった春風亭半ケツだが、2点のリードを貰いながら、3回に浜中に被弾すると、4回には二死走者なしから関本を歩かせた後、代打・狩野にタイムリー三塁打を浴びて、追いつかれる。更に、5回には連打で二、三塁のピンチを迎えると、キュラソ星人に走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて、無念のKO。2点を追う巨人はその裏、連続四死球で一、二塁とすると、一死後、ニックンがタイムリー二塁打。更に、阿部のセカンドゴロの間に1点を返して、同点。5−5で迎えた7回、阪神は先頭のシーツがサードゴロ。この際、シーツが際どいプレーでもないのに、わざわざベースの内側へ足を運んでファースト・李の足を踏みつけた事に若大将・原監督が激昂し、あわや乱闘騒ぎ。勝利への執念を見せる若大将・原監督だが、3番手・西村が二死から葛城イクローを歩かせると、シャア少佐には二塁打を浴びて、二、三塁のピンチ。ここで矢野にレフトの右へ弾き返されると、浅めに守っていたレフトの矢野が後ろへ抜かれて、シャア少佐も一気にホームイン。この後、関本が執念のヘッドスライディングで内野安打を勝ち取ると、藤本が歩いて、満塁となったが、鳥谷はレフトへ打ち上げて、三者残塁。その裏から阪神はJFKモードになるかと思いきや、ウィリアムスが体調不良の為、依然として登板出来る状態にないのか、マウンドには江草が登場。しかし、一死から李を歩かせると、ニックンにライトスタンドへ運ばれて、またまた同点。その後、豊田,久保田の両セットアッパーが踏ん張り、試合は延長に突入。迎えた10回、巨人は守護神・上原を投入するが、いきなり関本に痛打されると、藤本に犠打を許した後、鳥谷には右中間突破のタイムリー三塁打を浴びて、勝ち越し点を献上。更に、続く藤原にもタイムリーを許して、痛恨の2失点。その裏、10連投となる藤川に対して、巨人は代打・清水がヒットで出ると、一死後、暴投で二進。矢野は三振に倒れるも、続くガッツがレフト線へタイムリーを浴びせて、1点差。更に、代走・鈴木が二盗を決め、ワンヒットで同点の場面で、李が歩いて一、二塁。しかし、ここで怒濤のチャンスブレイカー・ニックンが先の同点アーチでインケツパワーを使い果たしたか、中途半端なスイングで空振り三振に倒れるインケツぶりを発揮し、万事休す。巨人はこの3連戦全て1点差の3連敗で3位転落。一方、阪神はこれで25年ぶりの10連勝となった。
◆D4−1S◆
金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいな名前で凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガーはここで勝てば、最多勝へ大きく前進する事となるが、初回、いきなり井端,荒木と連打を許して、一、三塁のピンチを迎えると、ここから中村紀,T.ウッズ,森野,李と4連続タイムリーを浴びて4失点。2回以降は立ち直りを見せたグライシンガーだが、5回、連続エラーで掴んだチャンスに代打を送られ、白星ならず。グライシンガーに代わる代打・真中が四球を選び、満塁となった所で青木の犠飛で1点を返したものの、田中浩が凡退し、1点止まり。ピンチを逃れた中日先発・中田は8回まで1失点で切り抜けると、最後は岩瀬が締めて、史上6人目の通算150セーブを達成した。
◆C3−4YB◆
2回に村田の25号ソロで先制した横浜は続く3回には二死一、二塁から金城が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、3点のリード。追いかける広島は4回に新井が25号ソロを叩き込むと、続く5回には梵がタイムリー三塁打を放ち、1点差。しかし、6回二死一、三塁,7回無死一塁,8回二死一、二塁と再三の同点のチャンスを潰し、試合は土壇場9回へ突入。満を持して、登板した守護神・クルーンは石原,代打・森笠と連続三振に斬ってとり、あっと言う間に二死。しかし、ここから梵にヒット,東出に四球を許して、一、二塁とした所でオチョアに同点タイムリーを浴び、延長戦に突入。迎えた10回、横浜は広島守護神・永川に対して、東出のエラーで出塁した相川をガッツな貴公子・仁志のタイムリー二塁打で返して、勝ち越しに成功。その裏は吉見−加藤と繋いで、連敗を6でストップさせた。
◆H4−5Bs◆
ソフトバンクは初回、先頭の本多が内野安打で出るも牽制死。この後、川崎が三塁打を放つチグハグな展開に嫌なムードが漂ったが、二死後、松中がタイムリーを放って先制。前回の禊ぎの勝利を馬原に粉砕され、今度こそ白星を掴みたいガトームソンは3回までパーフェクトの好投を展開。4回二死から3人の走者を出して作った満塁のピンチも切り抜けたが、4回、日高のタイムリー,村松の犠飛で2点を失い、リードを許してしまう。しかし、その裏、ソフトバンクは一死二塁から本多,川崎,ハマのスペランカーと3連続タイムリーを浴びせて、逆転に成功。4−2の儘、迎えた7回、ガトームソンが先頭の大引にヒットを許した所で王さんは継投策に切り替えるが、これが裏目。代わった篠原が一死二、三塁とピンチを拡大させた上、村松にタイムリーを浴びてKO。更に、柳瀬−ニコースキーと繋いで、二死満塁となった所で5番手・水田が北川に2点タイムリーを浴びて、またも形勢逆転。勝ち越した偽バファローズは高木−大久保と繋ぎ、9回は守護神・加藤大が三者三振の快投で締め、1点差を守りきった。6回に登板し、1イニングを無失点で切り抜けた2番手のルーキー・小松にプロ初勝利が転がり込んだ。
◆F4−8L◆
優勝を争う大事な時期の相次ぐサプライズ人事に未だ動揺を隠せない日本ハムはこの日も先発・八木が2回に中島に先制2ランを被弾。3回に田中賢の2号2ランで追いついて貰ったのも束の間、直後の4回、今度はベンちゃんに2ランを浴びて、勝ち越し点を献上。八木は5回にも赤田のタイムリー二塁打を許して、KO。代わった押本もG.G.佐藤に2ランを浴び、この回、3失点。その裏、高橋のタイムリーで2点を返すも、直後の6回、銀仁朗のタイムリーでまたも突き放された。西武先発・小野寺は5回でマウンドを降りたが、6回以降に登板した4人のリリーフが無失点に抑えて、この3連戦勝ち越しを決めた。
◆E4−3M◆
毎回チャンスを掴みながら、ロッテが攻めあぐねている隙に悪の温床・楽天は3回、高須のタイムリー等で2点を先制。2点を追うロッテは5回、代打・塀内のタイムリーで1点を返すと、続く6回、無死二、三塁から大松が同点犠飛。更にズレータがヒットで続いた後、里崎のサードゴロの間に勝ち越しに成功。しかし、その裏、悪の温床・楽天は二死走者なしから3連打で追いつき、ロッテ先発・渡辺俊をKO。3−3で迎えた8回裏、悪の温床・楽天は今江のエラーで貰った一死三塁のチャンスにフェルナンデスが犠飛を打ち上げ、ついに勝ち越し。最後は小山が無難に締めて、逃げ切った。
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July 13, 2007 20:52
◆G3−0C◆
7連敗から脱出したばかりの広島は守護神・永川が帰ってきた事により、役に立ったかどうかは別として暫定ストッパーを任せていた大竹を先発起用。これに対して、前夜の無茶なヘッドスライディングで右足首を痛めたマッスル千代の富士が一夜にして四番どころか、スタメンから外されてしまった巨人はそのマッスル千代の富士に代わり、スタメン起用された亀井が2回、バックスクリーン横へ今季初アーチとなる先制弾を叩き込むと、3回にはガッツが20号2ランと一発攻勢で3点を奪い、大竹は4回であえなく降板。自分から始まった連敗ロードを何としても止めたいと意気込む巨人先発・金刃は毎回走者を出しながらも、7回まで無失点に抑える粘りの投球を展開。8回は簡単に二死を取り、完封も見えてきた矢先、栗原にセンター前へ弾き返された所で無念の降板。しかし、代わった豊田が前日の汚名返上とばかりに新井を打ち取ると、9回は上原が3人で締めての完封リレーを達成し、連敗はようやく6でストップ。8回二死まで無失点の好投を見せた金刃は7勝目をマークした。
◆T−D◆
降雨中止。
◆YB1−0S◆
前回完封のハマのチンピラと前回8回無失点の館山がこの日も好投。ハマのチンピラはヤクルト打線に付け入る隙を許さぬ投球を見せるのに対し、館山は毎回の様に走者を出しながらも要所を抑える粘りの投球。0−0で迎えた8回、ヤクルトは一死から城石が二塁打を浴びせると、二死後、青木が敬遠され、田中浩のサードゴロを村田がエラーして満塁と、この日初のチャンス。しかし、ここで寿司職人ラミレスがショートゴロに倒れて、三者残塁。序盤は苦しんでいた館山も尻上がりに調子を上げていき、7回以降は一人の走者も出さず、試合は両軍ゼロ行進の儘、延長へ突入した。迎えた10回裏、横浜は四球で歩いた古木が内野ゴロで二進した所でガッツな貴公子・仁志がレフト前へタイムリーを浴びせ、劇的な2戦連続サヨナラ勝ちを収めた。ハマのチンピラは2試合連続完封で7勝目。
◆M5−6H◆
水島の呪いがセ・リーグに移りつつあるうちに調子を取り戻したいソフトバンクだが、この日も大苦戦。初回、先発・ガトームソンが3試合ぶりに4番に復帰したサブローのタイムリー二塁打で先制点を献上。3回に川崎のタイムリーで追いついても、その裏、TSUYOSHIにタイムリー二塁打,4回に松中の一発で追いついても、その裏、またもTSUYOSHIに犠飛と、悉く突き放されてしまう。6回、小久保に20号ソロが飛び出し、三たび追いついたソフトバンクは7回には橋本,青野と相次ぐエラーに乗じて、ついに勝ち越しに成功。しかし、8回、ガトームソンから水田にスイッチしたのが大失敗。二死一、二塁のピンチを迎えた水田はベニー松山に走者一掃の逆転タイムリー二塁打を浴びて、ガトームソンの白星を粉砕。土壇場9回、ロッテは守護神・小林雅を投入し、逃げ切りを図るが、またもやコバマサ劇場が開演される事に…。明石,代打・松田と簡単に打ち取られ、二死走者なしと絶対絶命の状況に追い込まれたソフトバンクだが、ここから大村,川崎,ハマのスペランカー,松中と怒濤の4連打を浴びせて、再逆転に成功。最後は守護神・馬原が3人で締めて、逃げ切った。ガトームソンの白星を粉砕した水田はちゃっかり5勝目を強奪。
◆E2−6F◆
悪の温床・楽天の先発は謎の新助っ人・バス。初回にフェルナンデスのタイムリー二塁打で援護を貰ったバスだが、3回二死から田中賢に内野安打を許すと、続く稲葉に10号2ランを叩き込まれ、形勢逆転。更に、5回には田中賢にタイムリー二塁打を浴び、デビュー戦は5回3失点で降板。2点を追う悪の温床・楽天は6回に山崎武の両リーグ一番乗りとなる30号ソロで1点差。しかし、直後の7回、日本ハムは一死満塁から小谷野,工藤の連続タイムリーで3点を追加し、試合を決定付けた。先発・ダルビッシュは1失点ながら、5回で早くも降板となったが、8勝目を飾った。
◆Bs2−5L◆
0−0で迎えた3回、西武は二死走者なしから礒?が四球を選ぶと、ここから中島,G.G.佐藤が連続二塁打を浴びせて、2点を先制。5回には中島,栗山のタイムリーで2点を追加。4点を追う偽バファローズはその裏、大引の2号ソロでようやく1点を返すも、後が続かない。西武は8回に福地のタイムリーでダメ押しの5点目。今季初登板初先発・宮越は6回途中でマウンドを降りたものの、その後、4人のリリーフを仰いで、今季初勝利をマークした。西武はこれで3連勝。逆に、敗れた偽バファローズは3連敗となった。
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