交流戦優勝
June 23, 2007 20:53
◆G5−2L◆
共に5連勝同士の対決となったこの試合。21日に亡くなったばかりの実父に白星を誓った巨人先発・春風亭半ケツは初回、いきなり二死満塁の大ピンチを背負うも、ここでG.G.佐藤を空振り三振。続く2回も先頭打者を出しながら、ゲッツーで切り抜ける粘りの投球を展開。すると、その裏、巨人は一死から3連打で満塁とすると、分相応の8番に降格させられた怒濤のチャンスブレイカー・ニックンが長らく続いている不振により充電されたインケツパワーで犠飛を打ち上げ、先制。更に、春風亭半ケツが自らを助けるタイムリーを浴びせると、マッスル千代の富士にもタイムリー内野安打が飛び出して、この回、3点。3回、ガッツのエラーをきっかけに1点を返されるも、その裏、ニックンがまだまだ吐き出しきっていないインケツパワーで2点タイムリーを放ち、5点目。春風亭半ケツは5回にも3連打で無死満塁と言うピンチを迎えるも、カブレラ,ベンちゃんとショートフライに仕留めると、G.G.佐藤もセンターフライに打ち取って、三者残塁。巨人は8回から豊田,9回からは上原を投入する必勝リレーを展開。上原は一死満塁と一発が出れば同点のピンチを作ったが、中島の犠飛による1点に留めて、逃げ切りに成功。春風亭半ケツは7回1失点の好投で両リーグ一番乗りとなる10勝目をマーク。巨人はこれで今季初の6連勝となり、西武の連勝は5でストップした。
◆D4−6H◆
主砲・松中に続き、自打球を受けたハマのスペランカーのスタメン落ちの可能性も噂されていたが、ただでさえ水島の呪いにより落ちている攻撃力を下げる訳にはいかなかった。それでも人斬り抜刀斎の前に5回までゼロを並べる湿りっぷりは変わらず。打線がアテにならない以上、頼みの綱はハーラートップの先発・杉内だったが、2回、谷繁のタイムリーで先制を許すと、3回には福留,森野のタイムリーを浴び、2点を献上。更に、4回にはプロ初スタメンに起用され、第1打席で早速プロ初安打と気を良くしている柳田にプロ初アーチを許し、4失点KOとなる背信投球。しかし、5回に来日初登板となる謎の新助っ人・スタンドリッジが2四球を出しながらも無失点で切り抜け、水島鎖国政権に抗った事で流れが変わったのか、直後の6回、沈黙していたソフトバンク打線が突如、覚醒。先頭の本多の内野安打を皮切りに5長短打で一気に同点に追いつくと、更に、松田が今季初アーチとなる2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。2点を追う中日は7回一死一、二塁,8回二死二、三塁と立て続けにチャンスを作るも、ソフトバンクの小刻みな継投の前に後続を断たれ、得点ならず。最後は馬原が締めて、連敗は4でストップした。スタンドリッジは来日初登板初白星。
◆C4−1E◆
地獄の連敗ロードに陥っている広島と水島の呪いに苛まれている悪の温床・楽天のネガティブ対決は悪の温床・楽天が山崎武の先制26号ソロで26イニングぶりの得点をあげるも、所詮、アウトカウント稼ぎ要員としてしか見られていない呪いを受けている打線はこれ以降、広島先発・黒田の前に完全に沈黙。悪の温床・楽天先発・有銘は点を取れない以上、完封するしかないと言う意気込みで5回まで無失点投球を展開していたが、6回、突如、制球を乱して、一死満塁のピンチを背負うと、ここで出てきた代打の求道者・前田の鋭い眼光にビビったか、押し出し死球を食らわせて、ついに同点。一気に畳み掛ける広島はこの後、代打・喜田,東出の連続タイムリーで3点を勝ち越し。黒田は1失点完投で7勝目を飾り、チームの連敗を6で止めた。
◆T4−6F◆
32イニング連続無失点中の阪神投手陣だったが、この日は先発・福原が初回から青波の長瀬のタイムリー二塁打であっさり先制点を失ったばかりか、続く小谷野に頭部死球を食らわせて、危険球退場となる体たらく。緊急登板となった江草も工藤,金子誠と連打を浴び、この回、3失点。いきなり3点のビハインドとなった阪神だが、その裏、日本ハム先発・ダルビッシュに対して、猛反撃。無死二、三塁から林のタイムリーで1点を返すと、続くキュラソ星人が15号3ランを叩き込み、打者4人であっさり逆転に成功。1点を追う日本ハムは5回、金子誠にこの日2本目となるタイムリーを放ち、同点。日本ハムが立ち直ったダルビッシュ一人で阪神打線を抑え込むのに対し、阪神は小刻みな継投を展開し、6回から早くもウイリアムスを投入するJFKリレーモードで互いに譲らず、試合は4−4の儘、延長に突入。迎えた11回、既に2回を投げた藤川がマウンドを降りてしまい、7番手として橋本健がマウンドに上がったが、二死一塁から小谷野にレフトスタンドへ痛恨被弾。その裏、武田久が一死から鳥谷に二塁打を浴びた所でようやく守護神・MICHEALが登場。MICHEALは代わりばな矢野にレフトへの大飛球を浴びるも、フェンス手前で失速。続く藤本は空振りの三振に斬ってとり、4連勝で交流戦初優勝を飾った。
◆S17−3M◆
ヤクルト打線が大爆発。ロッテ先発・小林宏に対して、初回、ガイエルの15号3ラン等でいきなり4点を先制すると、4−1で迎えた4回には田中浩が2点タイムリー二塁打を浴びせて、小林宏をKO。続く5回には2番手・ゴーグルに対し、田中浩の2点タイムリー三塁打やロッテ内野陣の乱れに乗じて、4点を加え、10点目。終盤にも藤田をつるべ打ちにするなど、今季最多の20安打17得点。金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいな名前で凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガーは打つ方では4打数4三振と完全に野手任せだったが、本業の投げる方では8回を6安打3失点に抑え、8勝目をマーク。チームの連敗を3でストップさせた。敗れたロッテは今季初の4連敗。
◆YB5−1Bs◆
偽バファローズ先発・平野佳に対し、横浜は初回、ガッツ名貴公子・仁志の先頭打者アーチで先制すると、3回にはメカゴジラのタイムリー三塁打,村田の11号2ランで3点を追加。村田は8回にもこの日2本目となる12号ソロを叩き込み、ダメ押しの5点目。投げては先発・ハマのチンピラが序盤こそ制球に苦しんだものの、徐々に立ち直り、8回まで散発3安打無失点。9回も簡単に二死を取り、完封目前と言う所で後藤に被弾したものの、完投で5勝目をマーク。チームは3連勝で約1ヶ月ぶりの貯金1となった。
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