中村紀洋
September 18, 2010 23:27
◆T1−0G◆
優勝争いの生き残りを賭けた2,3位の直接対決。阪神先発・能見に対し、巨人は初回から二死一、二塁のチャンスを潰すと、2回には一死一塁から脇谷がゲッツー。3回には二死二塁からガッツが三振に倒れると、4回も一死から連打を浴びせながら、後続を断たれて、無得点。一方、巨人先発・ゴンザレスに対し、阪神は2度のバント失敗を犯すなど、三塁も踏めずにいたが、6回、マット・マートン,鳥谷のヒット,新井の四球で一死満塁と絶好のチャンスでブラゼルの打席を迎えたが、最悪のピッチャーゴロゲッツーに終わり、結局、無得点。0−0の儘、迎えた7回、阪神は一死から代打・キュラソ星人が二塁打を放ち、活路を開くと、二死後、代打の切り札・悠久の若虎・桧山がライト前へに弾き返して、ついに1点を先制。好投を続けてきたゴンザレスはここで無念のKOとなった。阪神は続く8回にも一死一、三塁のチャンスを作るが、新井,ブラゼルと連続三振に倒れて、追加点ならず。土壇場9回、満を持してマウンドに上がった守護神・藤川球に対し、巨人は先頭の阿部がセンター前ヒットで出塁。続く矢野は立て続けにバントを失敗した末の強攻策がショート後方にポトリと落ちる幸運なヒットとなり、一、二塁。ここで古城も立て続けにバントを失敗した挙げ句に強行策に打って出ると、センター前に抜けようかと言う強い打球を平野にダイビングキャッチされ、最悪のゲッツー。それでも二死三塁と一打同点の場面だったが、脇谷はファールで粘ったものの、最後は空振り三振に倒れて、完封負け。能見は7回を無失点で切り抜ける粘りの投球で4月24日以来となる4勝目を飾った。
◆S6−1D◆
初回から一、二塁のチャンスをゲッツーで潰してしまった中日は続く2回、先頭のブランコが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ30号ソロを叩き込み、1点を先制。毎回走者を出しながら、要所を締めていた中日先発・山本昌だったが、4回、2四死球に暴投と独り相撲でピンチを作った挙げ句、飯原に犠飛を許して同点。続く5回には二死走者なしから青木,宮本と連打され、二、三塁とされた所で畠山に走者一掃のタイムリー三塁打を浴び、2点のリードを許してしまう。押せ押せムードのヤクルトは続く6回、相川,川端の連打で山本昌をKOすると、二死後、代打・ユウイチが死球を食らって満塁となった所で福地がタイムリーを放ち、4点目。8回には田中のタイムリー三塁打,武内のタイムリーで2点を加え、試合を決定付けた。館山は6回を1失点の好投で3年連続の10勝目をマーク。
◆YB6−16C◆
初回一死二塁,2回一死一、二塁のチャンスをモノに出来ずにいた広島だが、3回、梵,木村の連打で一、三塁とすると、天谷がレフト線へ先制のタイムリー。一死後、嶋がタイムリー二塁打を浴びせると、二死後、石井タクローがタイムリー内野安打,石原が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、この回、5点。横浜先発・大家はこの回限りでKOとなった。その裏、石川のタイムリーで1点を返されるが、4回、一死満塁から嶋がライト線へ2点タイムリー二塁打を放つと、ルパン広瀬が死球を食らって、満塁となった所で石井タクローが,2点タイムリー。更に、石原が右中間へ2打席連続のタイムリー二塁打を浴びせると、カスティーヨのエラーを誘って、1点を追加し、10点差。広島は終盤にも加点し、ノーアーチながら、計24安打16得点の猛攻で圧勝。大量援護に恵まれた先発・スタルツは6回を3失点で6勝目をマークした。
◆H9−7L◆
両軍共にエースを立てて臨んだ首位攻防3連戦第1ラウンド。西武は片岡の12号先頭打者アーチで先制すると、3回には一死から栗山,中島と連続二塁打を浴びせて、1点を追加。5回には四球の片岡を栗山が送ると、中島,フェルナンデス,中村の3連打で2点を追加。4点を追うソフトバンクはその裏、ペタジーニの10号ソロで1点を返すと、続く6回には田上のヒット,川崎の四球の後、本多が送って二、三塁とした所で松中がライトスタンドへ10号3ランを叩き込み、一気に同点。8回には二死一、三塁から代打・オーティズが勝ち越しタイムリーを浴びせると、続く松田が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、3点のリード。これで決まったかと思いきや、守護神・馬原がよもやの乱調でいきなり一、二塁のピンチを背負うと、中島にタイムリーを浴び、なおも一、三塁の場面でフェルナンデスをゲッツーに仕留めるが、この間に三塁走者の生還を許して、1点差。そして、中村には左中間スタンドへ同点21号ソロを運ばれ、延長に持ち込まれる始末。迎えた11回、ソフトバンクは二死から城所がヒットで出ると、小久保がレフトスタンドへ15号2ランを放り込み、サヨナラ勝ちを収めた。5番手・金沢は1回を無失点に抑え、3年ぶりの白星。
◆F3−0Bs◆
立ち上がりピリッとしない日本ハム先発・ダルビッシュに対し、偽バファローズは初回、いきなり連打を浴びせるが、後藤が最悪のゲッツー。続くカブレラが歩いてチャンスを広げたが、北川が三振に倒れて、二者残塁。続く2回にも一死二、三塁としながら、後続を断たれて、またも二者残塁。ピンチを切り抜けたダルビッシュは3回には三者三振の快投を見せるなど、尻上がりに調子を上げて行く。何とかダルビッシュを援護したい日本ハムは4回、稲葉,小谷野の連打で無死一、三塁とすると、糸井がレフト前へ先制のタイムリー。怒濤のチャンスブレイカーの名を欲しい儘にするあの男はキャッチャーフライに倒れる本領発揮のインケツぶりを見せたが、続く陽が金子圭のタイムリーエラーを誘い、この回2点。偽バファローズは5回一死二塁,6回一死一、二塁,7回一死二塁,8回無死一塁と毎回チャンスを作りながら、あと一本が出ず、ゼロ行進を続けるばかり。日本ハムは8回に陽のタイムリーでダメ押し。ダルビッシュは9回を三者凡退に抑え、完封で12勝目を飾った。
◆E4−3M◆
ロッテは初回、ヒットの西岡を清田が送ると、井口がレフト前ヒット。一気に先制のホームを狙った西岡だったが、牧田の好返球と嶋の好ブロックに阻まれ、タッチアウト。続く2回には一死からサブロー,大松と連打を浴びせるも、斉藤がサードゴロゲッツーに倒れて、またも得点ならず。一方、楽天は3回、先頭の内村が内野安打で出ると、一死後、渡辺のヒット,鉄平の四球で満塁とした所で山崎がレフトへ犠飛を打ち上げ、1点を先制。直後の4回、ロッテは3四死球で二死満塁とするも、斉藤が三振に倒れて、またもチャンスブレイク。しかし、6回、一死から金がライトスタンドへ21号ソロを叩き込み、ようやく同点。しかし、その裏、楽天は一死から山崎がライトフェンス直撃の二塁打を浴びせると、中村紀の四球と暴投で一、三塁となった所で嶋がスクイズを決めて、ロッテ先発・成瀬をKO。粘るロッテは7回、一死二塁から井口のタイムリー二塁打で追い付くと、9回には二死一、二塁から西岡のタイムリーで、ついに勝ち越し。その裏から守護神・小林宏を投入し、逃げ切り体勢に入るが、楽天は先頭の内村が内野安打で出ると、二死後、鉄平が死球を食らい、一、二塁のチャンス。ここで山崎がレフト前へ同点タイムリーを浴びせると、続く中村紀もライト前に弾き返して、サヨナラ勝ちを収めた。楽天2番手・青山は一時は勝ち越し点を献上したものの、5勝目が転がり込んだ。
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August 03, 2010 23:09
◆G6−2T◆
開幕から右肘のリハビリモードが続いていたグライシンガーが得意の阪神戦でようやく今季初登板。しかし、2回、先頭のブラゼルの打球を右脛に食らい、早々と降板を余儀なくされる不運に見舞われてしまう。急遽、マウンドに上がった野間口は後続を断ち切ると、3回二死二塁,4回一死満塁と立て続けにピンチを背負いながらも、あと一本を許さない粘りの投球を展開。一方、阪神先発・スタンリッジは3回まで1安打と上々の滑り出しを見せていたが、4回、先頭のガッツに右中間スタンドへ22号ソロを被弾し、先制点を献上。5回には二死走者なしから連続四死球でピンチを作った所で、松本,ガッツと連続タイムリーを許し、2失点。直後の6回、阪神は巨人3番手・久保からいきなり新井が二塁打を浴びせると、一死後、キュラソ星人が歩いた所でJ.マッケンジーがレフト前へ弾き返して、ようやく1点。なおも一、二塁のチャンスだったが、浅井,代打・林と倒れて、1点止まり。8回には新井,キュラソ星人のヒットで一死一、二塁とするも、後が続かず、またも二者残塁。すると、その裏、巨人は二死走者なしから江戸川,脇谷と連打を浴びせた所で阿部がライトスタンドへ32号3ランを放り込み、ダメ押し。阪神は9回、マット・マートンがタイムリーを放ったものの、4点ビハインドだと言うのに何を血迷ったか、二盗を敢行して憤死するボーンヘッドをかまして、呆気なく試合終了。これで巨人は阪神と入れ替わり、首位返り咲き。緊急登板ながら、4回を無失点に抑えた野間口は今季初勝利。
◆S3−2D◆
初回、押し出し四球で先制点を許したヤクルトだが、その裏、ヒットの青木を田中が送った所で畠山がタイムリー二塁打を放ち、あっさり同点。更に、続くホワイトセルが7号2ランを叩き込み、2点を勝ち越し。中日は2回、先頭の堂上直がヒットで出るも、続くウッチャンがサードゴロゲッツー。4回にも先頭のベンちゃんがヒットを放った後、松井佑がサードゴロゲッツー。この後、一、二塁と再びチャンスを作るが、またもウッチャンに回ってしまい、二者残塁。5回無死二塁,6回二死一、二塁のチャンスも悉く逸する壊滅的なタイムリー欠乏症で一向に点差を縮められずにいたが、7回、2四球で作ったチャンスにベンちゃんがようやくタイムリーを放ち、1点差。しかし、なおも一、二塁のチャンスに代打・堂上剛がセカンドゴロに終わる詰めの甘さで同点ならず。ヤクルトは8回からマツ・オカ−林と繋ぐ必勝パターンで中日の反撃を断ちきった。先発の村中は6回2/3で7安打7四球を許しながらも、2失点で食い止める粘りの投球で8勝目。
◆C5−1YB◆
2回、横浜は一死からスレッジがレフトスタンドへ21号ソロを叩き込み、1点を先制。二死後、カスティーヨの内野安打,武山の敬遠で一、二塁とするも、清水がセカンドゴロに終わり、二者残塁。その裏、ルパン広瀬の6号ソロであっさり追い付いた広島は続く3回には一死から東出が三塁打を放った所で梵がセンターへ犠飛を打ち上げ、勝ち越しに成功。6回には先頭の嶋が8号ソロを放り込むと、ルパン広瀬のヒット、代打・求道者・前田の四球で一死一、二塁とした所で石原がセンター前へタイムリー。更に、代打・石井タクローが内野安打で出て満塁となった所で東出がスクイズを決め、5点目。7回からマウンドに上がった大島は残り3回を1安打無失点に抑える好リリーフで逃げ切り、広島の連敗はようやく6でストップした。先発・篠田は6回を1失点の好投で5勝目。
◆F13−4H◆
初回一死一、二塁のピンチを切り抜けた日本ハムはその裏、一死から劇団ひちょり,稲葉の連打で二、三塁のチャンス。小谷野のサードゴロで劇団ひちょりは挟殺されるが、続く糸井が先制のタイムリー内野安打。更に、糸井が二盗を決めて、二、三塁となった所で6月29日以来打点をあげられず、インケツパワーを溜めに溜め込んだあの男がよもやの2点タイムリーを放ち、この回3点。2回には劇団ひちょりのタイムリー,稲葉の犠飛,小谷野のタイムリー二塁打で3点を加えると、3回にも金子誠,稲葉のタイムリーでまたも3点を追加。ソフトバンクは4回に松田の12号2ラン,5回にオーティズの24号ソロと一発攻勢で追い上げるも、その裏、日本ハムは劇団ひちょりのこの日4安打目となるタイムリーで10点目。8回にもダメ押しの3点を加え、試合を決定付けた。4戦連続5失点で白星から遠ざかっていた先発・ケッペルは7回を3失点で6月27日以来となる11勝目。
◆E5−3M◆
ロッテは2回、一死から大松の二塁打,サブローの四球で一、二塁とするも、フクーラがセカンドゴロゲッツー。3回にも二死から連打を浴びせるが、井口が打ち上げて、二者残塁。一方、楽天は3回までノーヒットと沈黙していたが、4回、連続四球で無死一、二塁のチャンス。ここで山崎,ルイーズと連続三振に倒れるも、中村紀がレフトスタンドへ12号3ランを叩き込み、先制。ロッテは5回、一死一、二塁から西岡の走者一掃タイムリー二塁打で1点差と詰め寄るが、その裏、楽天は3連打で満塁とした所で鉄平が犠飛を打ち上げ、4点目。直後の6回、ロッテも負けじと、一死二、三塁からフクーラが犠飛を放ち、再び1点差と詰め寄った。楽天は7回、山崎のタイムリーで貴重な1点を追加。9回、小山は2人の走者を背負ったものの、辛くも逃げ切った。先発・岩隈は6回を投げ、3失点で7勝目をマーク。ロッテは今季初の5連敗。
◆Bs6−5L◆
西武は初回、ヒットの片岡が二盗と内野ゴロで三進すると、栗山の犠飛で先制のホームイン。続く2回には連打で無死一、二塁とするも、後続3人が打ち取られ、追加点ならず。すると、その裏、偽バファローズはティー岡田の25号ソロ,バルディリスの7号ソロで逆転に成功。続く3回には先頭の坂口が三塁打を浴びせると、一死後、後藤がライトスタンドへ10号2ラン。更に、カブレラも三塁打を放った所でティー岡田が2打席連続となる26号2ランを叩き込み、この回4点。2回以降ゼロ行進が続いていた西武は7回にブラウンが20号ソロを叩き込むと、9回にも2打席連続となる21号3ランをぶち込んで、1点差。しかし、最後は上本が三振に倒れ、あと一歩及ばなかった。偽バファローズ先発の金子千は7回を2失点に抑えて、3年連続となる10勝目を飾った。
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June 06, 2010 19:40
◆G4−10E◆
楽天は初回、ヒットの聖沢を三塁まで進めると、中村紀がライトスタンドへ先制8号2ラン。しかし、その裏、巨人は坂本の二塁打,マッスル千代の富士の四球で一、二塁とすると、二死後、阿部が3試合連続となる16号3ランをぶち込んで、一気に逆転。1点を追う楽天は4回、先頭の中村紀が今度はレフトスタンドへ2打席連続9号同点ソロアーチ。6回には先頭の鉄平が歩いた後、中村紀は3打席連続アーチ…ではなく、最悪のゲッツーに倒れるが、今度は山崎が13号ソロを放り込み、勝ち越し。更に、7回には高須が2号3ラン、8回には嶋が3号ソロ,代打・ルイーズの2号2ランと巨人のお株を奪う一発攻勢で大きく突き放した。先発・田中は2回以降は粘りの投球で追加点を許さず、7回3失点でハーラートップタイの8勝目をあげた。
◆T9−2H◆
阪神は初回、一死から平野,マット・マートン,新井と3連打を浴びせて、1点を先制。なおも二、三塁のチャンスだったが、ブラゼル,J.マッケンジーと倒れて、1点止まり。3回には二死から連続四球で一、二塁とするも、ブラゼルがピッチャーゴロとまたもブレーキとなり、追加点ならず。すると4回、ソフトバンクは本多,オーティズの連打で一、三塁。ハマのスペランカーのサードゴロで本多は挟殺されるが、ペタジーニが歩いて一死満塁。ここで柴原はショートゴロに倒れて、ゲッツーと思いきや、セカンド・平野が一塁へ悪送球。ボールが転々とする間に、オーティズに続いて、ハマのスペランカーも一気に生還し、逆転に成功。その裏、桜井の7号ソロであっさり追い付いた阪神は続く5回には鳥谷,平野,マット・マートンの3連打で勝ち越し。6回には5安打を集中して、一挙5点を奪うと、8回にはまたもマット・マートンがタイムリーを放ち、試合を決定付けた。大量援護を貰った先発・ソニックは2失点完投で4勝目をあげた。
◆D0−9L◆
WBC使用球はからっきしだが、NPB使用球ならお手の物…とは言え、ナイター程の安定感は持ち合わせていないデーゲームに引っ張り出されてしまった西武先発・岸と、照明の光をゴーグルに反射させて、打者の目を眩ませる様な卑劣極まりない方法をかまさなければ抑える事が出来ない三流投手と言う水島の呪いの烙印を押されてしまった中日先発・山井がいずれも4回まで散発1安打無失点の好投。均衡が破れたのは5回、西武は先頭のブラウンが二塁打を浴びせると、高山のショートゴロの間に三進。ここで礒?がレフトへ犠飛を打ち上げ、ついに1点を先制。続く6回にはヒットの片岡を三塁へ進めた所で中島が9号2ラン。中日は8回からプロ初登板となる高島を投入するが、これが大誤算。いきなり投手の岸に痛打されるや、3安打4四球の大乱調で5点を失い、完全に試合をぶち壊してしまった。岸は散発2安打完封と全く付け入る隙を許さない投球でハーラートップタイの8勝目。
◆C1−6Bs◆
初回、広島は梵,栗原のヒットで二死一、三塁とするとルパン広瀬が先制のタイムリー二塁打。支配下登録されてから初先発に抜擢されたソリアーノは初回を3人で抑えると、2回も簡単に二死を取るが、ここから突如、制球を乱して、3連続四球で満塁の大ピンチ。ここで大引に同点タイムリー内野安打を浴びるも、続く坂口を打ち取り、何とかピンチ脱出。1−1で迎えた4回、偽バファローズは日高のヒット,木佐貫の四球で二死一、二塁とすると、またも大引がタイムリー二塁打を放って、勝ち越し。続く5回には無死満塁から北川の犠飛,日高のタイムリーで2点を追加。6回には一死一、三塁から後藤の犠飛で5点目。8回には永川勝の暴投で労せずして1点を追加し、ダメ押し。その裏からレスター−岸田と繋いで、広島の反撃を断ちきった。先発・木佐貫は7回を1失点に抑えて、5勝目をマーク。
◆6−3M◆
3回、2四球で一、二塁のチャンスを貰ったロッテは今江のレフト前タイムリーで1点を先制。。5回には一死から投手の渡辺俊がライト前へ弾き返すと、二死後、西岡もヒットで繋いだ所でまたも今江が走者一掃のタイムリー二塁打。3点を追うヤクルトは6回、田中のタイムリーで1点を返すと、続く7回には一死から宮本,藤本の連打で二、三塁とし、ロッテ先発・渡辺俊をKO。ここで代わった伊藤の前に福地は三振に倒れるも、代打・畠山がセンター前へタイムリーを浴びせて、1点差。なおも一、三塁のチャンスに田中がライトスタンドへ2号3ランを放り込み、一気に逆転に成功。続く8回には相川が4号ソロを放ち、6点目。最後はこの日、一軍に復帰した守護神・林がきっちり締めて、5月1日以来、実に35日ぶりとなる7セーブ目。2番手の増渕は1回を無失点に抑えて、今季初勝利。
◆YB1−2F◆
0−0で迎えた3回、日本ハムは一死から劇団ひちょりがレフトスタンドへ今季初アーチとなる先制ホームラン。日本ハム先発・武田勝の前に4回まで僅か1安打と沈黙していた横浜は5回、先頭の村田が9号ソロを叩き込み、同点。毎回の様に走者を出しながら、横浜先発・加賀を攻めあぐねていた日本ハムだが、8回、2番手・牛田にスイッチすると、内野安打の糸井を二塁へ進めた所で大野がレフト前へタイムリーを放ち、ようやく勝ち越し。その裏、横浜は先頭のスレッジが二塁打を浴びせるも、反撃もここまで。後続3人があえなく打ち取られると、9回も三者凡退に終わり、万事休す。武田勝は散発3安打1失点完投で4勝目をマークした。
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April 05, 2009 22:17
◆G1−1C◆
東野,篠田の若き両先発が5回まで一歩も譲らぬ好投を展開。巨人は6回に李の犠飛でついに均衡を破ると、8回無死一、二塁の大ピンチで登板した越智が見事に後続を断ち切り、最後はクルーンが締めて完封リレー…と思いきや、全くストライクの入らないクルーンは打者3人で見限られる体たらく。急遽、代わった山口も梵に同点タイムリーを浴びて、東野の白星を粉砕。結局、延長に入ってからは両軍のリリーフ陣が踏ん張って、引き分けに終わった。この日もアルフォンゾはフル欠場。しかも、スタメンで出たのは脇谷ではなく、キムタク。左の篠田相手でも使って貰えないって、一体、アルフォンゾはいつ使うのか? 延長12回で1点しか取れない様な試合展開で代打ですら起用されないって、もう訳が分からない。ジョンソンやらメンチやらのヘッポコ助っ人が出続けているのに対し、開幕早々快打を飛ばしたアルフォンゾのこの使われなさ加減は故障が発生したとしか思えないのだが、全くそんな情報は入って来ない。脇谷とキムタクの併用でいくつもりなら、ハナからアルフォンゾなんか獲らないでくれ! とりあえず、この日は解説の桑田から「ピンチの時はショートの川相さんの所にいかに打たせるかと言う事ばかり考えていた」と言う素晴らしいコメントを頂いたので、大満足ではある。
◆D6−0YB◆
壊滅的な貧打で連敗を喫した事で堪え性のない大矢監督は松本をスタメンから外し、山崎を1番に昇格、内川,吉村,ジョンソンの打順もそれぞれ入れ替えるなど、早くも大幅な打線のテコ入れを敢行するが、結果は先発・ウッチャンを初めとする中日の5投手の前に5安打完封リレーを食らう始末。先発・小林も初回から四球連発で4失点とあっと言う間に試合をぶち壊して、開幕3連敗。夢の100敗まであと97敗と着実に歩みを進めている。松本のスタメン外しには心底落胆させられた。開幕1番スタメンを託したルーキーをたかだか2試合で見限るのか。こんな事をしていては育つものも育たない。それより、ジョンソンを何とかしろと…。いい加減、メカゴジラを使ってやれよと…。中日はまたも先発投手が快投。6回無失点のウッチャンは微妙に荒れ球だったのが、逆に奏功した印象だ。藤井は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2試合連続アーチ。オープン戦での爆発はやはり本物だったのか?
◆T6−7S◆
序盤から点の取り合いとなった試合は11安打で6点の阪神に対し、ヤクルトが7安打で7点を奪う効率のいい攻撃で競り勝った。福地,青木にもようやくヒットが飛び出したが、ガイエルは開幕戦の一発以外は全くの音無しが続いており、昨年の悪夢再来の予感が…。そんな中、デントナは待望の来日初アーチが飛び出すなど2安打3打点とエンジンがかかってきた。福原が6失点KOと炎上したのが響いた阪神だが、この日もキュラソ星人は2安打と元気一杯。一方、新助っ人・メンチは3タコで開幕3連戦でノーヒットと、スタメン落ちへのカウントダウンが始まりつつある。
◆H2−1Bs◆
岸田,杉内の両先発が走者を出しながらも、6回に浴びたカブレラ,松中のソロアーチのみの1点に抑える好投を展開。均衡が破れぬ儘、延長にもつれ込んだ試合は10回、一死二塁から本多のタイムリー二塁打でソフトバンクがサヨナラ勝ち。8回二死二塁のピンチでついに登場した攝津アッパーは難敵・カブレラを打ち取り、ピンチを逃れると、9回もきっちり締める上々のデビュー。白星こそつかなかったものの、杉内は史上122人目の1000奪三振を達成した。偽バファローズは上位打線は当たっていたが、5番以下は日高の内野安打1本と沈黙したのが響いた格好だ。
◆F6−9E◆
球団初の開幕3連勝を狙う楽天は初回から中村紀の一発等で3回まで4点のリード。来日初先発の新助っ人・ラズナーは3回まで1安打無失点と好投を見せ、開幕3連勝は濃厚か…と思われた矢先、4回にスレッジに被弾してから6連打を浴びて、6失点KOとなり、形勢逆転。粘る楽天は9回に中村紀のタイムリーで追い付くと、延長11回にも中村紀がタイムリーを放つなど、3点を勝ち越し。クリーンアップトリオが10安打6打点と爆発する活躍で楽天は悲願の開幕3連勝。日本ハムは16安打を浴びせながら、3併殺13残塁の拙攻で4回のビッグイニング以外は全く打線が繋がらなかった。あの男は7回一死一、二塁,11回二死一、二塁のチャンスで悉く凡退と、移籍先でもチャンスブレイカーぶりを遺憾なく発揮している。
◆M6−5L◆
オープン戦で好投を続け、巨人時代とは違うと大きな期待を寄せられていた出戻り助っ人・ワズディンだが、初回から里崎のタイムリー,大松の一発で大量4失点。3回に中村の2ラン等で一気に追い付いて貰ったのも束の間、その裏、今江の犠飛で再び勝ち越しを許して、あえなくKO。西武はG.G.佐藤のタイムリーで再び追い付き、同点の儘、土壇場9回へ。ヒットと出たフクーラの代走・早坂が盗塁と暴投で三塁へ進むや、西武は連続敬遠で満塁策を選択するが、一死後、大松に犠飛を許して、サヨナラ負け。殊勲打を打ったから言う訳ではないが、やはり、大松はきっちり使うべきだろう。バレンタインの気紛れでベンチに追いやられるなど、ロッテにとって損失でしかない。ワズディンは結構、期待しているのだが、いきなりの炎上にはガックリ。次回は巻き返して貰いたい。
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April 04, 2009 21:17
◆G3−5C◆
2回に李,阿部が連続アーチと、昨日同様に一発攻勢でリードを奪った巨人。WBCで干された影響が心配された内海も6回まで赤松のソロによる1失点と好投を展開。7回にピンチを作るが、代わった豊田が踏ん張り、いい流れを作っていたが、8回から登板した新加入のM・中村が大誤算。一死から連続四死球の後、栗原,シーボルと連続被弾で4点を失い、一気に形勢逆転。その裏、1点を返し、なおも満塁のチャンスを作りながら、坂本が凡退したのが響き、開幕2連敗。とにもかくにも許せないのが、当ブログ一押し助っ人・アルフォンゾのフル欠場だ。まさか早くも腰痛が再発したとか言うんじゃなかろうな? とりあえず、二軍落ちはしてないので、ドーピングで引っかかった訳ではなさそうだが…。昨日、ヒットを打っているのに、開幕2戦目から外される理由が分からない。代わって入った脇谷が2安打を放ってはいるが、それは結果論。昨日も今日も相手投手は右な訳で、どういう時にアルフォンゾが外されるのかに関しては何とも不明瞭である。脇谷を成長させたいならば、ハナからアルフォンゾなんか獲らないでくれと言いたい所だ。さて、話を広島に移すと、前田健は序盤で失点しながら、気落ちする事なく、しっかり試合を作ったのが、逆転を呼び込んだ。あそこで一発が出る辺り、今季の栗原は4番としての貫禄がついてきた印象だ。
◆D6−0YB◆
開幕投手を本命視されながら、落合監督の博打に付き合わされての第2戦登板となった吉見。昨年も訳の分からない起用法により、掴みかけた新人王を逃した経験から、指揮官に振り回されるのはもう慣れっこになったのか、黙々と投げ続けて、あっと言う間の散発3安打完投勝利。打線は初スタメンとなったルーキー・野本が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにプロ初安打となる先制アーチを放てば、オープン戦の大爆発がフロックでない事を早いうちに証明しておきたい藤井も川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに今季初安打を一発で飾るなど、序盤から主導権を握った。横浜は2試合終わって、1〜3番が全員ノーヒットと言う壊滅的な状況で、夢の100敗まであと98敗と前進。ルーキー・松本はしばらく我慢して使い続けて欲しいものだが、果たして、ジョンソンはいつまで3番を任せるつもりか気になる所だ。
◆T1−5S◆
昨年の高校BIG3の中で唯一、水島の呪いを回避したおかげで着実に成長し、今季、セ・リーグ新人王レースぶっちぎり大本命の呼び声高い由規が今季初登板。6回を投げて、5四死球と制球に苦しみながらも要所を締める粘りの投球で1失点で切り抜けた。打線も初回から川島慶に先制アーチが飛び出すなど、小刻みに得点を奪って、阪神を突き放し、由規は嬉しい白星スタートとなった。福地,青木が未だにノーヒットなのは少々気がかりか。阪神はキュラソ星人がこの日も2安打1打点と気を吐いたが、若い選手に元気がない。新助っ人・メンチはこまたもノーヒットに終わった。
◆H2−5Bs◆
期待の松田が開幕戦早々に骨折で長期離脱確定と言うアクシデントに見舞われ、森本をサードでスタメン,川崎を3番に上げる新オーダーで臨んだソフトバンクだが、近藤の前に翻弄されてしまう。序盤は踏ん張っていた大場も4回に集中打を浴びて、3点を失い、あえなくKO。代わった三瀬もローズに被弾し、試合を決められた。早いトコ、攝津アッパーが見たいのだが、今日も出番なし。偽バファローズもラロッカ,塩崎を外して、大村,大引をスタメン起用するなど、早くもテコ入れを敢行し、完封負けの雪辱を果たした。と言っても、テコ入れ効果と言うよりは、カブレラ,ローズの主軸が5安打2打点3得点と活躍した影響が大か。
◆F5−6E◆
オープン戦では好調だった藤井だが、序盤から制球に苦しみ、四球で溜まった走者を中村紀,高須らのタイムリーで返されると言う最悪の内容で3回5失点KO。昨年僅か2ホーマーの金子誠が早くも一発を放ったり、新助っ人の姫ちゃんが来日初安打を一発で飾ったりと、一発攻勢で1点差まで詰め寄ったが、序盤の5点が大きく響いて、日本ハムは連敗スタート。楽天は球団創立初の開幕2連勝。先発・長谷部が3回もたずにKOされ、昨日は有銘、今日は川岸がセーブをマークするなど、継投も迷走している様子だが、そんな状態でも連勝を飾れたのは大きいだろう。
◆M10−5L◆
小林宏の乱調で初回から3点のビハインドとなったロッテだが、ジワジワと点差を詰めると、5回に西岡,井口のタイムリーなど怒濤の5連打で一気に逆転。リリーフ陣が踏ん張っている間に、8回の今江の3ランで突き放し、1勝1敗の五分に戻した。それにしても、開幕2戦目にして、早くも大松をスタメン落ちさせるバレンタイン采配は相変わらず、萎える。大松は4番ないし、5番でフル出場させれば、相当な数字を残す気がするのだが…。このイラつく采配に付き合わされるのもあと1年の辛抱か…。昨日、3安打と爆発した清水だが、今日は残念ながら2タコと音無しと勢いは持続せず。
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October 22, 2008 22:23
◆L9−0F◆(アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦)
初回のチャンスをゲッツーで潰した西武だが、続く2回、二死から後藤が先制アーチ。続く3回にも二死走者なしから片岡のヒット,栗山の四球で一、二塁とした所で中島がレフト前へタイムリー。更に、中村が歩いた後、礒?も四球を選んで押し出し。日本ハム先発・グリンはあえなくKOとなった。なおも満塁の場面で2番手には先発要員に藤井が登場するが、またも後藤が2点タイムリーを浴びせてこの回4点。6回には3四球で一死満塁と言う絶好のチャンスを逃したものの、7回、二死から中村,礒?の連打の後、またまた後藤がタイムリー二塁打を放ち、6点目。西武先発・涌井は6回までパーフェクトと日本ハム打線に付け入る隙を許さない快投を展開。7回二死から稲葉にレフト前へ弾き返され、快挙は逃したが、気落ちする事なく、スレッジを打ち取ると、8回も3人でピシャリと切り抜ける。すると、その裏、西武は栗山のタイムリー三塁打等で3点を奪い、ダメ押し。涌井は9回、2安打を浴びたものの、後続を断ち切って、完封勝ち。西武は当然の権利である日本シリーズ出場権を行使する事を決めた。
第1戦に続いて、またまたグリンが大炎上し、3回にして大局が決まってしまった。慌てふためいて藤井を2番手で出すくらいなら、先発に使えば良かったものを…。結局、ダルビッシュを第1戦で使わなかったツケが最後まで響いた格好となったが、リーグ制覇した西武が当然の権利を行使して日本シリーズに出る事になったのは何よりだ。あとは巨人が出場辞退する事なく、無事、日本シリーズが開催される事を祈るばかりである。今日も打線が12安打9得点と爆発した西武だが、それ以上に涌井のピッチングが圧巻だった。これで相手がダルビッシュだったなら、たかだかエキシビジョンマッチと言え、かなり熱い試合になったろうに…と思うだに、残念でならない。
◆G3−4D◆(アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦)
2年連続で偽りの日本一の座を掠め取る気満々の中日は初回、巨人先発・グライシンガーに対して、いきなり李が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ先頭打者アーチを放り込むと、二死後、今度はT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ叩き込み、2点を先制。その裏、巨人は中日先発・山本昌から死球を食らった鈴木尚をキムタクの犠打,ガッツのライトフライで三塁へ進めると、寿司職人ラミレスがセンター前へタイムリーを放ち、1点差。4回には二死走者なしから松田記者がソロアーチを放ち、同点に追い付いた。しかし、2回以降もピリッとしないグライシンガーは5回、先頭の李に痛打されると、ピッチャー正面へまともに転がした荒木のヘッポコバントをお手玉し、オールセーフとしてしまう大チョンボ。一死後、T.ウッズの三遊間深い所へのゴロが坂本の野選を誘い、満塁となった所でベンちゃんに痛恨の押し出し四球で勝ち越しを許してしまったグライシンガーはここで無念のKO。一気に畳み掛けたい中日だったが、代わった西村の前に中村紀がサードゴロでホームゲッツーを食らう最悪の展開で1点止まり。再び追いかける展開となった巨人はその裏、代打・亀井がヒットで出ると、鈴木尚が送った後、キムタクがショートの右を破るタイムリーを放ち、すかさず同点。3−3の儘、迎えた8回、巨人は一死一塁から連続四球で満塁のチャンスを作ると、ここで代打・マッスル千代の富士が登場。しかし、マッスル千代の富士のセンター返しの打球を前進守備を敷いていた井端が辛くも抑えると、後ろに反転して、二塁ベースを踏み、その儘、一塁へ転送してゲッツーを完成させるビッグプレーを見せ、結局、無得点。土壇場9回、巨人は守護神・クルーンを投入。一死から森野を歩かせたクルーンは続くT.ウッズを見逃し三振に斬って取り、二死。ここでベンちゃんにセンター前へのどん詰まりの打球を浴びると、果敢に突っ込みながら、ダイレクトキャッチ出来なかった鈴木尚が足を痛めて、担架で運ばれて退場。このアクシデントによるインターバルでテンポを崩されたクルーンは中村紀にファールで粘られた末の7球目、散々、実松のサインに首を振った挙げ句のフォークをセンター前に弾き返され、ついに勝ち越し点を献上。その裏、満を持して登板の守護神・岩瀬があっさり3人で切り抜け、巨人のアドバンテージはあっさり消滅した。
この試合、最大のヒーローは中村紀でなく、井端だろう。それ程、8回のプレーは見事だった。あそこでゲッツーを完成出来なければ、クルーンがすんなり抑えて逃げ切ったかもしれない。8回まではやぶれかぶれの一発とタナボタの押し出しでしか点を奪えない相変わらずの無様な攻撃を繰り広げていたが、試合展開そのものは緊迫感があり、この接戦を制した中日が流れに乗ってしまう危険性が出てきた。巨人はクルーンで負けるのは珍しい事ではないが、グライシンガーが5回もたずにKOとは大誤算。何より衝撃的なのは、阿部に続いて、鈴木尚が戦列離脱した事だろう。ケガの具合は分からないが、あの様子では明日以降の出場は難しそうだ。シーズン終盤、万全の布陣で逆転Vを果たした巨人だが、ここに来て主力が相次いでリタイアとは不吉極まりなく、優勝チームが日本シリーズに出られないと言う昨年の悪夢が再現されてしまうのか、気が気でない。それにしても、この期に及んで、中日を応援すると言う阪神ファンが結構いる様子なのだが、今年の展開ですら、巨人ではなく中日に勝って欲しいと言う心理は到底、理解しがたいね。
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October 04, 2008 23:14
◆G3−4D◆
3位確定へ王手をかけた中日は2回、先頭の森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに19号ソロを叩き込み、先制。続く3回には二死から李,荒木の連打で二、三塁とするも、ベンちゃんはライトフライに倒れて、二者残塁。1点を追う巨人は4回、ガッツが35号同点アーチ。中日は6回無死二塁,7回二死二塁のチャンスにも後が続かない。しかし、9回、代打を出されたグライシンガーに代わって、マウンドに上がったクルーンから連続四球で無死一、二塁のチャンスを貰うと、一死後、中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに24号3ランを叩き込み、一気に勝ち越し。その裏、守護神・岩瀬が二死満塁のピンチから坂本にタイムリーを浴び、1点差と迫られたものの、最後は代打・亀井を打ち取って、3位を確定させた。
相変わらずのタイムリー欠乏症に苛まれた中日がこれまた相変わらずのやぶれかぶれの一発依存野球で辛勝。この展開で山本昌に白星をつけられない辺り、何とも不甲斐ないが、結果オーライのAクラス確定となった。一方、巨人は8回にグライシンガーに代打を送ってしまったのが裏目。チャンスだった訳でもなく、無理に代打を送らず、続投でも良かったと思うのだが、それ以上に不可解だったのが9回からのクルーン投入。打たれた事自体は結果論になるが、絶対的な安定感に欠けるクルーンを山口も越智も豊田も使っていない状況で、延長に入った訳でもないのにいきなり投入したのは理解に苦しむ采配だった。それにしても、何だかんだで被本塁打ゼロだったクルーンがよりにもよって、この場面で今季初被弾とは…。
◆S2−2T◆
デーゲームで巨人が敗れ、またまたマジック点灯のチャンスとなった阪神は初回、3ヶ月ぶりに登板のルーキー・加藤に対して、一死から関本,新井の連打の後、キュラソ星人が歩いて、満塁とすると、ゼブラ今岡の犠飛で1点を先制。しかし、その裏、ヤクルトは一死一塁からゼブラ今岡のエラーで二、三塁とすると、畠山が2点タイムリーを浴びせて、逆転に成功。1点を追う阪神は4回、一死二塁から鳥谷のタイムリーで同点。更に、矢野が二塁打を放ち、二、三塁と勝ち越しのチャンスを作るが、平野,下柳と倒れて、同点ならず。6回には一死から2四球と内野安打で満塁とするも、代打・葛城イクロー,シャア少佐と打ち取られ、三者残塁。7回には一死一塁からキュラソ星人がゲッツーを食らい、またも無得点。試合はその儘、延長へもつれ込んだが、両軍決め手に欠き、結局、12回既定でドローとなった。
いきなりエラー絡みで逆転を許す不吉な展開となった阪神だったが、今日は4人のリリーフ陣が(火付け役となった久保田が出なかった所為か)7回を1安打無失点とほぼ完璧な投球を展開し、昨日の雪辱を晴らした。と言っても、肝心の打線がヤクルト投手陣を捉えきれずにドロー。未勝利のルーキー・加藤を捉えきる前に継投モードに入られてしまったのがまずかった。これで一応、巨人に0.5差をつけて再び単独首位に立った阪神だが、引き分け数が並んだ事により、両軍共に同率で全日程を終える可能性も出てきた。え〜と…、その場合、どうなるんだっけ? 今季の対戦成績やら昨年の順位で決まるなら、巨人の優勝になっちまうけど、それこそ正真正銘のプレーオフが開催されたりするのか? プレーオフやった挙げ句にアジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦…って、凄ぇアホみたいだけど…。
◆YB14−5C◆
3位浮上へ望みを繋ぎたい広島の先発はルイス。しかし、泥沼の連敗地獄に喘ぐ横浜相手に初回から二死一、二塁のピンチを背負うと、吉村,金城,相川と3連続タイムリーでいきなりの3失点。3回には内川に12号ソロを被弾。4回には下園のタイムリー二塁打を浴びた後、またも内川に13号3ランを叩き込まれ、悪夢の8失点KO。5回以降も、出る投手出る投手、大炎上。シーボルが2打席連発アーチを叩き込んだものの、焼け石に水でAクラスの夢は断たれた。9月13日以来の白星を飾った横浜の連敗は14でストップ。
ルイス登板となれば、横浜の15連敗は濃厚かと思われたが、ルイスがよもやの4回8失点KO。調子づいた横浜は18安打14点の猛攻で実に21日ぶりの白星を手にした。広島はこれで今季もBクラスが確定。この日も求道者・前田がまたまたフル欠場に追い込まれる始末だった。相変わらず、3位へ執念を見せようと言う気が全く感じられない指揮官のやり口がルイスら投手陣のモチベーションを削いだのは想像に難くない。しかし、これだけの惨敗を喫しても、ブラウン監督は求道者・前田をシメ倒し、シーボルが2発4打点と(勝利に全く繋がらない)活躍を見せた事でご満悦の様子。これで続投の条件の1つである3位が消滅した訳だが、もう1つの条件である5割の可能性はまだ残されている。
◆E4−3L◆
0−0で迎えた3回、西武は二死から原が二塁打を放つと、続く中島がセンター前へ先制タイムリー。1点を追う楽天は4回、先頭の中島が三塁打を浴びせると、続く中村のタイムリーで同点のホームイン。追い付かれた西武は6回、一死満塁から松坂のタイムリーで勝ち越すも、その裏、楽天は代打・草野の犠飛,鉄平のタイムリーで逆転。しかし、それも束の間、西武は7回、先頭の中島が21号同点ソロを叩き込み、試合は延長に突入した。迎えた10回、楽天はフェルナンデスのヒット,山崎武の四球,高須のヒットで無死満塁とすると、中村がレフト前へタイムリーを放ち、サヨナラ勝ちを収めた。
特に、乱打戦と言う訳でもないのに、両軍早め早めの継投を展開し、4時間半近くのロングゲームとなったが、最後は楽天がサヨナラゲームで連敗を脱出。これでソフトバンクと同率5位タイとなり、最後に残されたソフトバンク3連戦に最下位を懸けて戦う事となった。西武はこれで全日程が終了。最早、勝敗などどうでもいい立場だが、そんな試合でブラゼルが後頭部に死球を食らって退場。日本シリーズへ向け、大事に至らない事を祈るばかりだ。
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July 29, 2008 23:42
◆C2−6G◆
初回、巨人は一死から四球で出た寺内がガッツの史上49人目となる300二塁打で返して、1点を先制。更に、二死後、松田記者が6号2ランを放ち、この回、3点。3回には寿司職人ラミレスが30号ソロを放って4点目を追加。広島はその裏、二死から寿司職人ラミレスのタイムリーエラー,栗原のタイムリーで2点を返し、2点差。5回には先頭の赤松がサードゴロに倒れるも、あの男のヘッポコエラーで出塁。折角貰ったチャンスにも拘わらず、赤松は牽制で刺される大チョンボをかまし、結局、無得点。巨人は8回にガッツの20号ソロ,9回に阿部の13号ソロと一発攻勢でダメ押し。8回から登板した上原が9回も締めて、今季初セーブをマークした。
前半戦最終戦も求道者・前田をシメ倒す姿勢を崩さないブラウン監督。4点ビハインドの9回一死走者なしなどと言う場面で代打起用した所で何にもならない事など、勿論、分かっていてやっている嫌がらせ行為なのだろう。巨人は6安打で6得点。うち4発のアーチで5得点と得意の一発攻勢が炸裂。李はまたも左だからとスタメンを外されてしまい、7回に代打で三振。折角、一軍復帰したと言うのに、何とも消化不良の儘、北京に拉致される事に…。北京に拉致と言えば、上原が2回を1安打無失点で今季初セーブ。復調しない儘、拉致されて星野効果だけで復活などされてはたまらない若大将だったが、拉致される前に復調の兆しを見せた事には安堵している事だろう。
◆D5−4YB◆
横浜は2回、吉村の振り逃げをきっかけに一、三塁のチャンスを掴むと、ジェイジェイの犠飛で先制。その裏、中日は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに中村紀が18号2ランを叩き込み、逆転。1点を追う横浜は4回に村田が30号ソロを放ち、追い着くと、6回には一死三塁からまたも村田が犠飛を打ち上げ、勝ち越し。その裏、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した中村紀のこの日2発目のアーチで追い着かれるも、直後の7回、ビグビーの8号ソロで再び勝ち越し。中日は8回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにまたまた中村紀が3発目のソロアーチを放ち、同点。土壇場9回にはヒットの平田を井端が送ると、二死後、森野がタイムリーを放って、サヨナラ勝ちを収めた。
川相を現役復帰させない儘、前半戦最終戦を迎えてしまった中日。失意のどん底に叩き落とされ、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに中村紀が3発を叩き込んだ事で辛くも白星を拾ったが、こんなやぶれかぶれの野球で掴んだ白星を手放しで喜んでいる訳にはいかないだろう。戦力補強のリミットまであと2日。この2日のうちに何としても名手・川相の現役復帰に踏み切って欲しいものである。尚、内川は3タコで一夜にして再び首位打者から陥落した。
◆S3−4T◆
阪神先発・ボーグルソンに対して、ヤクルトは初回、畠山の4号2ランで先制。阪神は3回に3連打で無死満塁とすると、キュラソ星人が同点2点タイムリー。なおもチャンスは続いたが、後続3人が打ち取られ、勝ち越しならず。その裏、ヤクルトの機動力作戦で勝ち越しを許したボーグルソンだが、4回、自らの一発ですかさず取り返すと、5回には高橋光が2号ソロを放って、勝ち越しに成功。3−4で迎えた8回、突然、雷雨に見舞われ、試合中断。結局、その儘、降雨コールドとなって、阪神が連敗を脱出した。
突然の局地的豪雨により、ヤクルトが無念のコールド負け。この後、久保田,藤川と控えていたとは言え、僅かに1点差だっただけに何とか続行したい所だった。阪神はボーグルソン−リーソップ−ウィリアムスと助っ人3人リレーで連敗阻止。3勝目をあげたボーグルソンは同点アーチを放つなど、投打に渡って勝利に貢献した。
◆H2−5F◆
一昨日、リリーフでプロ初勝利をあげたばかりの陽がよもやの中1日で先発登板するも、これが大誤算。立ち上がりから全くストライクが入らず、3四死球で一死満塁のピンチを作ると、小谷野にも死球を食らわせ、押し出しで先制点を許して、失意のKO。更に、2番手・高橋秀が高橋,鶴岡とタイムリーを浴びて、この回大量5失点。ソフトバンクは2回、松田のタイムリー三塁打で1点を返すと、一死後、連続四球で満塁とした所で高谷がタイムリーを放ち、2点目。なおも満塁のチャンスだったが、本多,川崎と倒れて、三者残塁。5回にも満塁のチャンスを作ったソフトバンクだが、仲沢がショートゴロに終わり、またも三者残塁。日本ハムは6回から継投モードに入り、建山が2回を無難に抑えると、8回からは武田久−MICHEALと繋ぐ必勝リレーでソフトバンクの反撃を断ち切った。
2番手・高橋秀が5回2/3を1失点。投げたばかりの陽を無理矢理先発させるくらいなら、最初から高橋秀を使っておけば良かったのに…と思わずにはいられない展開でソフトバンクは痛い連敗。陽はノーヒットで4失点とあまりにも酷過ぎた。打線もスウィーニーののらりくらりとした投球を攻めきれず10残塁の拙攻が響いた。日本ハムは呪われた男・ボッツがこの日も4タコとブレーキ。そろそろ登録名を「ジェイソン」に変えた方がいいのではなかろう。楽天が青波の長瀬を獲得したらしいが、呪われた男を獲るくらいなら、青波の長瀬を残しておけば良かった…と言われない様にボッツには奮起を期待したい。
◆M8−2E◆
長谷部,伊志嶺のルーキーバッテリーで臨んだ楽天だが、初回からフクーラにタイムリーを浴び、先制点を献上。3回に草野のタイムリーで同点として貰った長谷部だが、4回、連続四球と大松のヒットで無死満塁の大ピンチ。ここからサブロー,今江と打ち取り、二死まで持ち込んだものの、竹原に走者一掃のタイムリー二塁打を浴びると、更に、渡辺正,大塚と連打を浴びて、無念のKO。2番手・永井も堀にタイムリーを許して、この回、悪夢の6失点。楽天は5回以降、山崎武の14号ソロのみの1安打に抑え込まれ、連敗となった。
今度こそプロ初白星を掴みたかった長谷部だが、四球で自滅し、7失点KO。惜しくも何ともない投球が続き、防御率も10点台まで落ち込んでしまい、そろそろ二軍で再調整した方がいいのではなかろうか。一方、大量リードを貰った小林宏は7回を2失点で約2ヶ月ぶりとなる3勝目。
◆L4−2Bs◆
近藤,石井一の両先発がいずれも5回まで無失点の好投を展開。迎えた6回、偽バファローズはカブレラ,ローズと連続アーチが飛び出して、2点を先制。しかし、その裏、今度は自らのエラーでピンチを招き、KO。代わった吉野がブラゼルのタイムリーで1点を返されると、なおも一、二塁のピンチで3番手・本柳がG.G.佐藤に21号3ランを放り込まれて、一気に形勢逆転。偽バファローズは8回、2つの四球で二死一、二塁のチャンスを作るが、ここで代わったグラマンの前に阿部がショートゴロに倒れて、二者残塁。グラマンは9回もきっちり締めて、2点のリードを守りきった。
6月4日以来白星から遠ざかっていた石井一が連続被弾で先制されながらも、G.G.佐藤の一発に救われ久々の8勝目。対する近藤は6回途中でKOとなったが、打たれたヒットは僅かに3本。リリーフ陣が抜群の安定感を誇っている訳でもなし、あのタイミングでの交代は少々早かったでのはなかろうか。
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June 17, 2008 23:25
◆G4−3Bs◆
初回にカブレラの12号ソロで先制した偽バファローズは4回にはローズ,北川,後藤の3連打で1点を追加。偽バファローズ先発・中山の前に3回までパーフェクトに抑え込まれていた巨人だが、4回、マッスル千代の富士が復帰初安打で出ると、続くキムタクがタイムリー二塁打。ガッツのセンターフライで三進したキムタクは続く寿司職人ラミレスの犠飛で同点のホームイン。2−2の儘、迎えた7回、偽バファローズは前田の今季初アーチで勝ち越しに成功。しかし、粘る巨人は8回、ガッツが10号同点ソロ。土壇場9回にはヒットの松田記者を阿部が送って、一死二塁のチャンス。偽バファローズは守護神・加藤を投入するが、坂本がヒットで繋ぐと、代打・清水が四球を選んで満塁となった所で代打・古城がセンターへ打ち上げて、代走・鈴木尚が快足を飛ばして、本塁を陥れ、サヨナラ勝ち。
1点を争うゲームを制し、巨人が四たび5割に復帰。終盤、流れを引き寄せる土壌を作ったリリーフ陣の頑張りが光った。果たして、今度こそ貯金を稼ぐ事が出来るか!? とりあえず、マッスル千代の富士にも1本が出たのも明るい材料だ。偽バファローズは小松をもう少し引っ張っても良かった様な…。先発もこなせる小松をわざわざリリーフに戻して、チマチマ投げさせるのは何だか勿体ない気がする。
◆D5−4L◆
故障を押して出続けていた井端がついに登録抹消となった中日。いきなり荒木,藤井と連続三振に倒れたが、ここか羅クリーンアップの3連打で1点を先制。1点を追う西武は2回、中村の14号ソロで追い付くと、5回には栗山に3号2ランが飛び出して、勝ち越しに成功。その裏、中村紀のタイムリー二塁打で1点差とされるも、直後の6回、中村がこの日2本目となる15号ソロを叩き込み、山本昌をKO。2点を追う中日は7回、中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに12号2ランを放り込み、一気に同点。4−4の儘、迎えた土壇場9回、中日は同点ながらも登板した守護神・岩瀬がきっちり0点に抑えると、その裏、二死走者しから中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2打席連続の13号ソロを放ち、サヨナラ勝ちを収めた。
西武の中村が2発含む3安打2打点と爆発すれば、中日の中村紀も2発含む4安打4打点の大当たり。中村デーとなったこの試合は、より中村が爆発した中日に軍配が上がった。結局、中日は一発頼みかよ…。井端がいても一発依存症だったんだから、井端がいなくなったら、より一発依存になるのはある意味、当然の結果か…。
◆C7−8F◆
難敵・ダルビッシュが相手であろうと関係ないブラウン監督はこの日も求道者・前田をベンチに軟禁。ダルビッシュキラー・赤松の先頭打者アーチと高口のエラーで2点を先制したものの、直後の2回、先発・大竹が一死二、三塁のピンチに鶴岡の犠飛で1点差とされると、投手のダルビッシュにタイムリー二塁打を浴び、あっさり同点。続く3回には田中に9号ソロを叩き込まれて、勝ち越し点を献上。4回にまたも赤松が同点タイムリーを放ったのも束の間、直後の5回、二死満塁から稲田に2点タイムリーを浴び、大竹はここでKO。代わった梅津も鶴岡にタイムリーを許すと、6回には大島が打ち込まれて、2失点。大量5点を追う広島は8回、無死一、二塁のチャンスにようやく求道者・前田が代打で登場するも、ブラウン暗黒采配により、コンディションもモチベーションも低下させられている為にライトフライが精一杯。しかし、求道者・前田の一打を無駄には出来ないと、二塁走者・石原が果敢に三塁へタッチアップ。これで火がついた広島打線は二死後、東出,オチョア,栗原の3連続タイムリーが飛び出して、一気に1点差まで詰め寄った。土壇場9回には一死から石原がヒットで出たものの、最後は代打・喜田がショートゴロゲッツーに倒れて、あと一歩及ばなかった。
5点リードがあるからと、ダルビッシュを7回で下げてみたら、えらい事になりかけた日本ハムだが、辛くも逃げ切り。先発全員がヒットを放ったが、中でもスレッジが4安打と爆発した。広島はとにもかくにも求道者・前田のコンディションが万全でなかった事が悔やまれる。タイプ的に代打で使われている限り、そう簡単に浮上してくるとは思えないのだが、それを分かっているからこそ、ブラウン監督はスタメンで浮上のきっかけを掴ませる様な真似は極力回避しようと図る筈。この負のスパイラルはいつまで続くのか…。
◆T5−3E◆
序盤は拙攻続きの両軍だったが、先手を取ったのは阪神。3回、四球で出たシャア少佐が二盗と犠打で三塁まで進むと、渡辺直のタイムリーエラーで先制のホームイン。しかし、直後の4回、楽天は3連打であっと言う間に追い付くと、更に、山崎隆のプロ初打点となる犠飛で勝ち越し。毎回走者を出しながら、あと一本が出ずにいた阪神だが、7回、無死一、二塁から関本が犠打を決めると、ここで新井が犠飛を打ち上げ、ついに同点。直後の8回、山崎武のタイムリーで再び勝ち越しを許すものの、その裏、一死から連打で一、二塁とすると、代打・高橋光が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、逆転に成功。更に、シャア少佐がヒットを放った後、小山の暴投で5点目を追加。最後は藤川が3人で締めて、連敗を3で止めた。
シャア少佐が出ては、関本が送り、シャア少佐が出ては、関本が送り…と重ねる事、実に4打席連続。1試合4犠打で日本タイ記録となったが、これだけやって、シャア少佐はエラーで1回ホームを踏んだだけ。無駄に手こずった阪神だが、終盤の集中打で何とか逃げ切り、連敗を脱出。粘り負けた楽天だが、ノムさんはこれで史上最多タイとなる監督通算1453敗目となった。
◆YB1−14M◆
水島の呪いにより疲弊しきっている横浜相手にロッテが序盤から容赦のない猛攻を展開。初回、サブローの今季初アーチとなる3ランなど、5長短打を集中し、いきなり5点を先制。横浜先発・桑原謙は早くもこの回限りでKOとなった。更に、3回には西岡,ズレータに一発が飛び出すなど、6長短打で一気に6点を追加し、早くも試合を決定付けた。ロッテは終盤にもオーティズ,里崎の一発でダメ押しし、計18安打14点。大量リードを貰った先発・成瀬は7回を吉村の一発による1失点のみで切り抜け、4月20日以来となる4勝目。横浜は今季4度目の5連敗となった。
惨憺たる結果に水島の呪いの影響を痛感し、涙が止まらない。負け方も酷い上、連敗も止まらない。このチームは一体、何に救いを見出せばいいのか…。相次ぐトレードで足掻いているが、果たして、それで活路が開けるのかどうか…。そのトレードの第1弾として獲得した入団前から名手・川相を信奉していたナイスガイ・真田がこの日3番手として移籍初登板。走者を出しながらも、2回を無失点。先発として期待されている真田だが、まずは中継ぎで結果を残し、次のステップへの足がかりを掴んだのは何よりだ。一方、打線に見殺され、リリーフに白星を消され…と、まだ3勝しかしていないのが嘘の様な成瀬にようやく白星。これだけワンサイドな展開だと、「成瀬で勝った」感が足りないが、長らく白星から遠ざかっていただけに嬉しい1勝だろう。
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June 05, 2008 23:34
◆M1−4D◆
ロッテ先発のルーキー・唐川に対して、中日は初回から四球で出た荒木が牽制死するなど、いきなりの拙攻。2回には先頭の中村紀が二塁打で出るも後続3人があえなく凡退。しかし、3回、連打と四球で一死満塁とすると、ベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、犠飛としては十二分のライトフライとなり、1点を先制。更に、続く中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ10号3ランを叩き込み、この回、一挙4点を獲得。一方、ロッテは中日先発・小笠原に対して、毎回の様に走者を出しながら、9年目・南のプロ初アーチによる1点のみしか奪えないなど、中日に優るとも劣らない拙攻三昧。7回一死から連打で一、三塁とし、小笠原をKOするも、代わったウッチャンの前に西岡が浅いセンターフライに倒れて、二死。続く堀は四球を選んで満塁と一発が出れば逆転と言う場面を作ったものの、里崎はレフトへフライを打ち上げて、三者残塁。8回には二死から連打を浴びせるも、代打・フクーラの打球はセンター正面のライナーとなって、二者残塁。中日は中日で4回以降散発2安打と完全に沈黙し、一向に追加点が奪えず、1−4の儘、土壇場9回へ突入。守護神・岩瀬を投入した中日に対して、ロッテは一死から西岡がヒットで出塁。しかし、堀,里崎と内野ゴロに打ち取られ、ゲームセット。
初登板から3連勝と言う鮮烈デビューを飾りながら、交流戦に入った途端にKO続きの唐川。それでも黒星だけは回避してきたが、とうとうプロ初黒星を喫してしまった。失点したのは3回のみだっただけに痛いイニングとなった。4回以降立て直したのは明るい材料で次の登板への期待を抱かせる内容ではあった。序盤は拙攻,終盤は沈黙の中日は唯一繋がった3回の攻撃だけで白星をゲット。と言っても、結局、タイムリーはゼロで一発依存症は相変わらず。先発の小笠原がコケなかった…と言うより、ロッテが中日以上の拙攻を繰り広げた事に救われた格好だ。
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April 01, 2008 23:05
◆G3−4D◆
対中日3連戦に照準を合わせる為、ヤクルトをナメくさって裏ローテをぶつけてみれば、悪夢の3連敗。もうこれ以上連敗を伸ばせない状況でエース・上原を先発マウンドに送り込んだ巨人は初回にガッツ,阿部のタイムリー,2回にはマッスル千代の富士の犠飛で早々と3点をリード。川相不在で全く元気のない中日打線だったが、4回、ガッツのエラーに乗じて1点を返すと、6回には川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに李が2ランを叩き込み、ついに同点。巨人が3回以降、内野安打1本と完全に沈黙している隙に、土壇場9回、中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2号ソロをぶち込んで、中日が勝ち越しに成功。待望のリードを奪った中日は守護神・岩瀬を投入し、逃げ切りに成功。巨人は球団ワーストタイの開幕4連敗となった。
相変わらず、一発依存野球しか打つ手のない中日にもうんざりだが、そんな野球に脆くも敗れてしまうこれまた一発依存野球の巨人にもうんざり。川相を失ったチームと言うのは、こうも淡泊で脆いものなのか…。表ローテをぶつけて置きながら、いきなり黒星。そこに至るまでに3連敗と言うのは完全に誤算なのだろうが、それが故にこの逆転負けは巨人にはかなりショックだろう。一体、いつになったらクルーンの出番が来るのか? 早いトコ、クルーンが使い物になるのか否か見極めたいものである。
◆C3−5T◆
求道者・前田をスタメンから外すと言う暴挙で惨敗を喫した事をブラウン監督も反省したのか、この日は求道者・前田がスタメン復帰。いきなり先発・高橋がキュラソ星人に被弾するなど、3点を先制されたが、その裏、求道者・前田はスタメン落ちの鬱憤を晴らすタイムリー。立ち直りかけていた高橋だったが、5回に4連打で2点を失い、失意のKO。この後、広島はオチョア,栗原のアーチで追い上げたが、最後は藤川の前に三者三振を喫して、開幕3連敗。
求道者・前田が2安打,不振の栗原に待望の一発と明るい材料はあったが、高橋がダメ過ぎた。果たして、巨人とどちらが先に勝てるのか? 阪神はキュラソ星人があわやサイクルの大活躍で2000安打まであと6本。2安打2四球とキュラソ星人をアシストした新井も1000安打までこれまたあと6本と迫った。藤川は相変わらず、安定しているが、2試合続けて被弾の久保田は少々心配だ。
◆YB9−6S◆
恨み骨髄の巨人を3タテし、息巻くヤクルトはこの日も巨人憎けりゃ、元巨人まで憎いとばかりにカリメロ相手に4回までに4得点。経歴が似ているからとグライシンガー級の期待をされている新助っ人・リオスが4回まで無失点の好投を展開していたが、確か開幕第2戦のグライシンガーは6回3失点で勝敗つかずに降板だった筈…などといらぬ事を思い出してしまい、5回に6連打を浴び、4失点。6回にもボーク絡みで勝ち越し点を許し、結局、6回5失点で降板と言うグライシンガー以下の結果に終わった。青木の2ランで再びリードを奪ったヤクルトだが、8回、3番手・花田が5連打で4点を失う大乱調で逆転負け。横浜新ストッパー・ヒューズはようやく来日初セーブ。
ノムさんを上回る実働27年と言う日本新記録を達成したカリメロだが、5回4失点と言う苦い結果に。中盤まで完全に主導権を握っていたヤクルトはリオスの余計な微調整が裏目に…。再び奪ったリードを守りきれないなど、やはり、後ろの投手への不安は拭いきれないのが心配だ。それにしても、3戦連続マルチ安打中の小関は今度は足を生かした内野安打2本含む3安打。一体、この狂い咲きぶりはどうなっているのか? あまりにも好調過ぎるので、そろそろ三塁ベース辺りを踏み外しやしないかと気になって仕方がない。
◆H0−6F◆
武田勝,新垣の両先発が互いに譲らず、6回無失点の好投を展開。均衡が破れたのは7回。日本ハムは一死三塁から稲田のタイムリーでついに先制。これで流れを引き寄せた日本ハムは続く8回には稲葉がタイムリー三塁打。4番に抜擢された高橋が2号2ラン。9回には田中に走者一掃のタイムリー三塁打が飛び出して、ダメ押し。最後は武田久−MICHEALと繋ぐ必勝パターンで完封リレーを達成。日本ハムは西武と入れ替わりで最下位を脱出した。
この日は伝家の宝刀・暴投も犯さず、粘り強く投げていた新垣だが、打線に見殺されているうちに、ボーク2つと新たな必殺技を完成させてしまい、無念のKO。ソフトバンク打線も散発3安打では如何ともしがたいだろう。川崎と松中に当たりが出てこないと、やはり厳しい。そろそろと思われる小久保の復帰が待ち遠しいものだ。一方、日本ハムは5回から8回までに5犠打を集中させるなど、徹底したスモールベースボールでプレッシャーをかけ、新垣を打ち崩した。4番を下ろされたスレッジが意地の2安打。新4番の高橋が2ランと打線組み替えも奏功。今年の高橋は当たっているので、4番固定でもいいかもしれない。
◆E7−4M◆
何故か平日の真っ昼間から行われたこの試合。例によって、グスマンを使いたくないオーラを漂わせるノムさんのプレッシャーに苛まれる一場さまは3回、連打でピンチを作って、先制点を献上。しかし、連勝モードで勢いに乗る楽天は4回に礒部の犠飛で追いつくと、5回には藤井のタイムリー,高須の2ランで3点を勝ち越し。4回に三者三振を奪うなど、立ち直りの兆しが見えていた一場さまだったが、6回に4本の集中打で同点を許し、あえなくKO。同点で迎えた7回、楽天はフェルナンデスの3ランで一気に勝ち越し。あくまでグスマンを使いたくないノムさんは小山−青山と繋いで逃げ切り、5連勝。楽天は球団創設時の開幕戦で勝って以来、1102日ぶりの貯金をゲットした。
一場さまは期待を裏切ったが、追いつかれても突き放しての連勝は今季の楽天の地力の高さが窺える。それにしても、徹底してグスマンを使わんなぁ〜。小山が使えないからグスマンを抑えにした筈なのに、その小山を使ってでもグスマンは使わない。先発再転向の話とか出ているのだろうか? 一方、バレンタインは伊藤とアブレイユの使い方が相変わらず、意味不明。勝負所に出てきては、悉く勝敗を決定付けられるゴーグルは自分こそが「プロ失格」である事を自覚し、頭を丸める事を決意した模様。
◆Bs10−6L◆
偽バファローズ先発・光原が一死も取れずに5失点KO。壊滅的貧打を誇る偽バファローズ打線とあって、早くも勝負は決したかと思われた。しかし、こちらもピリッとしない西武先発・オツに対して、偽バファローズはジワジワと追い上げる。そして、3点差で迎えた5回に飛び出した浜中の待望の移籍初アーチが価値ある逆転グランドスラムとなって、オツをKO。更に、偽バファローズは8回には4長短打で4点を奪い、大量10点をゲット。初回は猛攻を見せた西武だが、これで気が緩んだか、2回以降はさっぱりだった。
ようやく爆発した偽バファローズ打線。不振のラロッカも3安打と気を吐いたが、ローズは2三振含む4タコ,スタメン復帰のカブレラもタイムリー1本出たものの、2三振とまだまだ復調したとは言いきれない。前回2回もたなかった光原は今度は1回すらもたずにKOでローテ落ちの危機。緊急登板となった山本が5回無失点と見事なロングリリーフで先発ローテへ殴り込みか? オツも前回7失点、今回6失点と立て続けの乱調ぶりは気がかりだ。
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October 31, 2007 22:03
◆D4−2F◆
不戦勝とは言え日本一に輝きながら、リーグ制覇もしていないチームに敗れた上、調子ぶっこいて日本一を自称されると言う3年前の屈辱を日本ハムにも味わわせたいと執念を燃やす中日の先発はリーグ制覇した巨人に日本シリーズ出場辞退を決意させるきっかけを作った小笠原。これに対して、日本ハムは初回、先頭の劇団ひちょりがショートゴロに倒れるも、これを井端が痛恨のエラー。いきなり川相不在の弊害を露呈して、浮き足立っている隙に畳み掛けんと、田中賢がきっちり犠打を決めて、一死二塁。稲葉がショートライナーに倒れた後、青波の長瀬が歩いて、一、二塁となったものの、小谷野は見逃し三振に倒れて、先制ならず。一方、前日スウィーニーを無駄使いしてしまった日本ハムの先発は第2戦で四球連発で押し出しを許す不甲斐ないリリーフを見せた吉川が中2日で登板。これに対して、このシリーズ、キーマンとなっている荒木が内野安打で出ると、井端が死球で出塁。ここで森野が犠打を決め、一死二、三塁となった所でT.ウッズはサードゴロに倒れるも、これを先の攻撃でチャンスを潰してしまった小谷野が今度はエラーを犯して、荒木が先制のホームイン。更に、中村紀が歩いて満塁となった所で李のファーストゴロ併殺崩れの間に井端が返って、2点目を追加。なおも一、三塁のチャンスだったが、平田は空振り三振に倒れて、相変わらず、タイムリー欠乏症に好転の兆しが全く見えていない事を露呈。2点を追う日本ハムは3回二死から、このシリーズ、未だに快音が聞かれずにいた首位打者・稲葉がセンターの頭上を越える二塁打でようやくヒットを放つと、好調・青波の長瀬がまたも歩かされて、一、二塁となった所でこの日アンラッキーボーイとなっている小谷野がライトフライに倒れて、二者残塁。しかし、続く4回、先頭の工藤がサード強襲のヒットで出ると、続く金子が右中間を深々と破るタイムリー二塁打を放ち、1点差。なおも無死二塁のチャンスだったが、鶴岡,吉川,劇団ひちょりと倒れて、1点止まり。流れを徐々に引き寄せ始めた日本ハムは続く5回には田中賢,稲葉が連続三振に倒れるも、二死走者なしと言う事でようやくまともに勝負して貰えた青波の長瀬が左中間突破の二塁打を浴びせると、アンラッキーボーイの小谷野は運良く四球を拾い、更に、工藤が内野安打を放って、満塁とした所で小笠原をKO。代わった鈴木も制球が定まらず、金子誠が押し出し四球を選んで、ついに同点。一気に勝ち越したい所だったが、続く鶴岡はライトフライに倒れて三者残塁。追いつかれた中日はその裏、2つの四球で一死一、二塁とすると森野がライト前に弾き返して、満塁と言う場面で打席にはT.ウッズ。しかし、ここで吉川の暴投と言う呆気ない形で勝ち越し点をゲット。しかし、一向にタイムリーが出ない中日はなおも二、三塁の場面でT.ウッズ,中村紀が倒れて、二者残塁と相変わらずの拙攻を展開。6回にも2つの四球で二死一、二塁のチャンスを貰いながら、荒木の打ち上げたライト線へのファールフライを稲葉に好捕され、二者残塁とまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。直後の7回、3番手・平井に対して、日本ハムは攻守で気を良くしている稲葉からの打順だったが、稲葉はショートゴロに倒れて、まず一死。ここで青波の長瀬は完全に逃げ腰な中日投手陣にまたまた歩かされて、苛立ちを露わにしながら一塁へ。二死後、工藤も歩いて、一、二塁となった所でヒルマン監督は9回に打席が回ってくる事が確定している青波の長瀬を下げてまで、代走・飯山を送ったものの、この日2安打2打点の金子誠はセカンドゴロに倒れて、代走の送り損となってしまった。その裏、このシリーズようやく初登板となる武田久がいきなり先頭の井端を歩かせると、森野には二塁打を許して、無死二、三塁の大ピンチ。一塁が空いている状況で敬遠策も考えられる中、T.ウッズとは敢然と勝負を挑み空振り三振に斬って取ったものの、続く中村紀にセンター前へのタイムリーを浴び、痛恨の4点目を献上。二塁走者の森野も一気に本塁へ突入。タイミングは完全にセーフだったが、劇団ひちょりの好送球と鶴岡の完璧なブロックで5点目は何とか死守。この間に二塁を陥れない中村紀のチョンボでプレッシャーをかけられずに済んだ武田久は続く李を打ち取って、何とか1点で食い止める。青波の長瀬を下げてしまった状況で点差を2点と広げられた日本ハムは直後の8回、先頭の代打・ミスタースナイパー・坪井がヒットで出るも、続く代打・紺田は空振り三振。劇団ひちょりは痛恨のサードゴロゲッツーに倒れ、3人で攻撃終了。土壇場9回、中日は満を持して守護神・岩瀬を投入。岩瀬は田中賢,稲葉と連続三振に斬って取ると、青波の長瀬の代走として4番に入っていた飯山に代わる代打・高橋をショートゴロに退けて、逃げ切りに成功。これで中日はアジアシリーズ出場権獲得へ王手をかけたが、日本ハムの拙攻拙守,四球による自滅モードに救われた格好で、懸案事項である拙攻三昧は相変わらずとあって川相の来季現役復帰待望論は強まる一方。青波の長瀬が徹底して逃げられまくったおかげで、11個の残塁を量産する中日以上の拙攻を展開し、崖っ淵に立たされた日本ハムはダルビッシュに全てを託すしかなくなった。
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October 30, 2007 22:15
◆D9−1F◆
不戦勝とは言え日本一に輝きながら、リーグ制覇もしていないチームに敗れた上、調子ぶっこいて日本一を自称されると言う3年前の屈辱を日本ハムにも味わわせたいと執念を燃やす中日の先発・朝倉に対して、日本ハムは初回、一死から田中賢がピッチャー強襲安打を浴びせるも、続く稲葉がセカンドゴロゲッツーに倒れて、3人で攻撃終了。一方、スタメン全員で計3本塁打と言う超貧弱打線を組まれて、むざむざ2桁勝利のチャンスを潰されたショックから未だに立ち直れずにいる日本ハム先発・武田勝はその裏、いきなり先頭の荒木に死球を食らわせると、簡単に二盗を許し、一死後、森野を歩かせて、一、二塁となった所でT.ウッズにセンター前へ弾き返され、先制点を献上。更に、中村紀,李と連続タイムリー二塁打を浴びて、二死も取れずに失意のKO。実質的に緊急登板と言ってもいい2番手・スウィーニーも準備不足からか平田,谷繁と連打を浴びると、朝倉に犠打を許した後、荒木,井端と連続タイムリーを許して、これまたあっと言う間にKO。3番手・建山が森野を打ち取ったものの、この回大量7点のビッグイニングとなり、早くも試合を決定付けられた。日本ハムは直後の2回、工藤がタイムリー二塁打を放ち、今シリーズ初めて青波の長瀬の一発以外で得点を奪ったが、後続を断たれると、その裏、谷繁のタイムリー二塁打で2点を奪われ、ダメを押された。序盤の大量点に焦燥感を募らせるばかりの日本ハムを相手に朝倉は7回までに8安打を浴びながらも、落ち着いた投球で2回の1点のみに抑えると、8回からは4人のリリーフを注ぎ込んで、中日は余裕の逃げ切り勝利を果たした。懸案事項であって打線の繋がりが解消されたかに見えた中日だが、3回一死一塁のチャンスはT.ウッズがゲッツーで潰し、4回には二死一、二塁のチャンスを逃すと、5,6,7回と三者凡退と沈黙。8回には一死一、二塁としながら、後続を断たれるなど、3回以降は完全に息切れして、いつも通りの拙攻三昧。初回の7点がなければ、どう転んでいたか分からない有様で依然として課題は山積みと言っていいだろう。一方、その中日を遙かに下回る日本ハム打線の沈黙ぶりは深刻を極めており、必要以上に先発投手にプレッシャーをかける原因にもなっているだけに、打線の奮起に期待したい所だ。
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October 28, 2007 22:13
◆F1−8D◆
中日は日本ハム先発・グリンに対して、いきなり先頭の荒木が初球をセンター前に弾き返すと、すかさず初球から二盗に成功。更に、井端のライト前へのポテンヒットで一、三塁となった所で森野がセンターへ犠飛を打ち上げ、1点を先制。しかし、続くT.ウッズがショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で1点止まり。2,3回と3人ずつで片付け、すっかり立ち直ったかに見えたグリンだが、4回一死からクリーンアップ相手に3連続四球で満塁の大ピンチ。ここで打席に入った中村紀は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、ライトフェンスを直撃するタイムリー二塁打となり、二者生還。グリンはここで無念のKO。代わった吉川は続く李をセカンドゴロに打ち取るも、ここから谷繁,藤井と連続四球を与えて、痛恨の押し出し。この回、僅か1安打で3点を許す事となった。4点を追う日本ハムはここまで中日先発・中田の前にノーヒットと沈黙していたが、その裏、一死から青波の長瀬が2試合連続のアーチを架けて、ようやく1点を返す。1−4で迎えた6回、日本ハム3番手・押本に対して、中日は一死から中村紀がセンター前へ弾き返すと、続く李が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ2ランを叩き込み、点差は5点と拡大。その裏、日本ハムは先頭の劇団ひちょりがショートへの内野安打で出ると、田中賢のサードゴロ,稲葉のセンターフライで三進。ここで青波の長瀬はセンター前へ弾き返すも、青波の長瀬シフトでセカンドベース後方に守っていたショート・井端への正面のライナーとなり、得点ならず。直後の7回、この回からマウンドに上がった4番手・菊地に対して、中日はヒットの荒木がまたも二盗に成功。井端のバントはピッチャー前にまともに転がしてしまい、進塁はさせられなかったが、ここで森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに右中間スタンドギリギリに飛び込む2ランを放って、ダメ押しの8点目。大量点差とあって、落合監督は完投ペースの中田を8回で下げ、9回から石井,クルス,高橋と言ったリリーフ陣をテスト登板させる余裕の継投で逃げ切りに成功。1勝1敗のタイに持ち込んで、舞台をナゴヤドームへ移す事となった。四球による相手の自滅もあって、結果的には大勝した中日だが一発依存症,タイムリー欠乏症が解消されたとは言いきれず、楽観視してはいられない状況に代わりはないだろう。
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October 14, 2007 21:16
◆D5−3T◆
たかだかアジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦などと言うエキシビジョンマッチごときにペナンレースでの酷使三昧を払拭する程の集中力は高められない事を久保田がまざまざと見せつけて惨敗を喫し、モチベーションが上がって来ない阪神は新人王内定と見られる先発・上園が初回から制球を乱して、一死満塁のピンチを迎えると、中村紀にレフト前へ弾き返され、2点を献上。なおも一、二塁の場面で李に川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ3ランを叩き込まれて、早くも大量5失点。対戦防御率1点台の中日先発・中田相手に絶望的なリードを奪われてしまった阪神は3回までノーヒットと沈黙していたが、4回、2本のヒットで二死一、三塁とすると、ジュビロ野口のレフト前タイムリーでようやく1点。中日は初回こそ大量点をあげたものの、2回以降は拙攻三昧で一向に得点を奪えない持病が発症しており、最早、追加点は期待出来ないと察知したのか、落合監督は5回1失点の中田を6回から早くも引っ込めて、先発要員の小笠原を2番手で投入。これに対して、阪神は7回、ジュビロ野口,関本の連打で無死一、二塁と絶好のチャンスを掴むも、代打・高橋光,鳥谷と打ち上げてしまうと、シャア少佐はサードゴロに倒れて、二者残塁。しかし、続く8回、3番手・岡本から先頭のシーツがヒットで出ると、キュラソ星人がセンターオーバーの二塁打。一塁から長駆激走して本塁へ突入したシーツは微妙なタイミングながら、谷繁のタッチを巧みにかわして、ホームイン。続くゼブラ今岡のセンターフライでキュラソ星人が三進した所で引っ張り出した守護神・岩瀬から代打の悠久の若虎・桧山がセンターへ犠飛を打ち上げて、2点差。何とか突き放したい中日はその裏、森野のヒット,T.ウッズの死球で無死一、二塁とするも、先制打を放った中村紀は空振り三振。代打の切り札・立浪もサードへの凡フライに倒れると、平田も空振り三振を喫して、二人の走者は釘付けとまたまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を大露呈。しかし、最後は岩瀬が3人で締めて、辛くも逃げ切りに成功。連勝で勝ち越しを決めた中日は日本シリーズ開催阻止を懸けて、東京ドームへ乗り込む事となった。しかし、依然としてタイムリー欠乏症に冒されており、この儘では巨人相手に東京ドームで空中戦に挑まなくてはならないとあって落合監督も頭を抱えるばかりで、川相の来季現役復帰待望論はより一層強まっている。
◆F1−8M◆
アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦などと言うエキシビジョンマッチに負け越した所で長いシーズンを制覇した栄光が何ら霞む事はないが、万一、2位チームごときに負け越してしまった場合は日本シリーズを出場辞退する覚悟で臨んでいる日本ハムは第1ステージで2回もたずにKOされたロッテ先発・小林宏に対して、一死から田中賢がヒットで出ると、すかさず二盗。ここで稲葉がセンター前へタイムリーを浴びせて、1点を先制。またズルズルと行ってしまうのかと心配された小林宏だったが、ここから青波の長瀬,高橋と連続三振に斬って取り、追加点を阻止。1点を追うロッテは直後の2回、シーズンの最終登板でヒルマン監督の史上最弱スタメンオーダーと余計な継投策に足を引っ張られて、10勝目を潰された事で落胆の色を隠せない武田勝に対して、先頭のサブローが四球を選ぶと、続く里崎がレフトスタンドへ2ランをぶち込んで、一気に逆転。続くオーティズもスタンドへ放り込むと、更に、二死一、二塁のチャンスに早川のタイムリーが飛び出して、武田勝はあえなくKO。3点ビハインドとなった日本ハムは3回、一死から劇団ひちょりが三塁打を浴びせるも、田中賢は空振り三振。続く稲葉もショートゴロに倒れて、劇団ひちょりは三塁に釘付け。続く4回には一死から高橋が四球を選ぶと、小林宏が右ふくらはぎの痙攣で降板するアクシデント。緊急登板となった2番手・高木だったが、代打・川島,小谷野を打ち取り、ピンチ脱出。ロッテは昨夜、中日が見せた川相不在と言う絶望的な状況を打破する為の苦肉の一発依存野球で何かを悟ったのか、5回にサブローが一発を放つと、8回には里崎がこの日2本目のアーチ、そして9回には早川がダメ押しのホームランと一発攻勢で着々と加点。その裏、小林雅がマウンドに上がったが、幾ら何でも7点差あってはコバマサ劇場が開演される事もなく、平穏無事に三者凡退で締めて、逃げ切りに成功。これでロッテは1勝1敗のタイに戻した。
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October 06, 2007 20:57
◆S1−8D◆
中日は初回、二死三塁からT.ウッズのライト前タイムリーで先制すると、李が二塁打で続いた後、平田のどん詰まりの打球がプロ初安打となり、2点を追加。3点を追うヤクルトはその裏、二死満塁のチャンスに宮本がファーストへのファールフライに倒れて、三者残塁。その後も3回一死一、二塁,4回二死一、三塁のチャンスを悉く逃す川相不在の中日顔負けの拙攻を展開。一方、2回以降沈黙していた中日打線だが、6回一死一、二塁から李がタイムリーを放つと、二死後、代打・立浪が歩いて満塁となった所で中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに代打満塁ホームランをぶち込んで、試合を決定付けた。ヤクルトは9回に途中出場の中井美穂の旦那が2打席連続となるヒットを放ったのをきっかけに森野のタイムリーエラーで完封を免れるのが精一杯。これで広島と同率の5位に並ばれてしまった。
◆C10−1YB◆
佐々岡の引退試合となるこの日、広島打線が大爆発。初回一死二塁から、栗原,新井,求道者・前田とクリーンアップが3連打を浴びせて、2点を奪うと、更に、二死後、嶋が史上252人目の通算100号となる14号3ランを叩き込み、この回、いきなり5点を先制。続く2回には栗原,新井が連続タイムリー。5回には無死満塁のチャンスを作って、横浜先発・吉見をKO。ここで梵のゲッツーの間に1点を加えると、またも嶋がタイムリー二塁打。7回には4番・新井に27号ソロが飛び出して、10点目。投げては先発・大竹が7回を2安打無失点と素晴らしい投球を展開。8回には偽ハンカチ王子・斉藤がきっちり抑えると、9回からは横山が相川,金城と打ち取って、いよいよ佐々岡が最後のマウンドへ登場。金村弟の引退試合ではファールフライをあえて見送った村田だが、10点ビハインドとは言え、本塁打王のタイトルが懸かっているだけに温情の三振は出来ない真剣勝負となった。佐々岡は力が入り過ぎているのか、ボール先行でカウントは1−3。ここで投じられた5球目は外角高めに外れるボール球でフォアボールと思われたが、これをあえてフルスイングに行った村田の打球は左中間スタンドに飛び込むリーグ単独トップに躍り出る36号ソロ。ある意味、メモリアルとも言える被弾でもう一人投げられる事となった佐々岡は何も懸かっていない代打・鈴木なおのりを空振り三振に斬って取り、18年の現役生活に幕を閉じた。
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September 21, 2007 21:10
◆G5−1YB◆
3強中、最も負け数が多い事から、残り試合全戦必勝対戦で臨む巨人は中2日で中継ぎとしてスクランブル登板したばかりの春風亭半ケツが中2日で先発登板。2回まで3安打を浴びながら、0点で凌いできた春風亭半ケツに対して、手痛い一発を浴びせたのが、昨年までの同僚・ガッツな貴公子・仁志。3回、先頭打者として打席に入るとレフトスタンドへ10号先制アーチ。先制点を失ったもの、4回以降はパーフェクトと素晴らしい投球を見せる春風亭半ケツを何とか援護したい巨人は6回まで1安打と抑え込まれていた横浜先発・はーちゅんに対して、7回、一死一、三塁からニックン,清水の連続タイムリーで逆転に成功。更に、二死後、阿部に代わってスタメンマスクを被っていた加藤がプロ初アーチとなる貴重な3ランを叩き込み、一気に4点のリード。9回はセーブのつかない場面ながらマウンドに上がった守護神・上原が2安打を浴びながらも、0点で切り抜け、2位浮上。8回1失点の春風亭半ケツは14勝目を飾った。
◆D5−3C◆
人斬り抜刀斎,黒田の両エースの対決となったこの試合、広島が3回に倉の一発で1点を先制。4回までに6個もの残塁を量産し、川相不在を痛感するばかりの中日は5回、二死一、二塁からミスター3ラン・森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに15号3ランを叩き込み、逆転に成功。しかし、7回、人斬り抜刀斎はこのリードを守れず、7回二死一、二塁のピンチで嶋に走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて、振り出しに。追いつかれた中日は8回に3四球で二死満塁とタナボタのチャンスを貰いながら、代打の切り札・立浪がレフトフライに打ち取られ、三者残塁。試合はその儘、延長に突入した。10回も2四球で一死一、二塁のチャンスを逃した中日だか、11回、四球の井端を荒木が送った所で中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに19号2ランを叩き込み、サヨナラ勝ち。阪神と入れ替わりで首位に返り咲いた中日だが、タイムリー欠乏症&一発依存症は深刻を極めており、来季の川相現役復帰待望論はますます強まるばかりだ。尚、敗れた広島は最下位転落。
◆S8−1T◆
金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいな名前で凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガーは2回までノーヒットと上々の立ち上がりを見せると、打ってはその裏、自ら先制2点タイムリー二塁打の活躍。直後の3回、先頭の関本に被弾し、1点差とされるも、ヤクルトは4回、二死満塁から田中浩が走者一掃のタイムリー二塁打を放つと、続く寿司職人ラミレスが25号2ランを放り込み、一挙5点のビッグイニングを形成。直後の5回、阪神は二死満塁のチャンスを作ったものの、シーツがセカンドゴロに倒れて、三者残塁。ここで無得点に終わった事が致命傷となり、結局、グライシンガー−木田画伯の前に追加点をあげる事なく、首位から一気に3位転落となった。グライシンガーは8回1失点で最多勝をほぼ確定とする16勝目をマークした。
◆L3−0H◆
主砲・松中が戦線離脱となったソフトバンクはこの日も得点力不足を露呈する苦しい展開で、新人王を狙う西武先発・岸に対して4回まで僅かに1安打と沈黙。味方打線の援護をひたすらに待って力投を続けていた先発・杉内だが、4回、突如、制球を乱し、4四球による押し出しで先制点を献上。7回には栗山,片岡と連続タイムリーを許して、無念のKO。ソフトバンクは中盤には3度得点圏に走者を進めたものの、あと一本が出ず。9回も先頭の小久保が四球で歩いたが、ここで代わったグラマンの前に代打・井手が最悪のゲッツーを食らう有様で、完封負けで3連敗。一方、勝った西武は5連勝。岸は完投こそ逃したものの、9回途中まで無失点の好投で10勝目をあげ、新人王に望みを繋いだ。
◆F13−5Bs◆
マジック点灯を狙う日本ハムだったが、先発・スウィーニーが3回二死から4連打を浴びて、3点を献上。続く4回にも連打を浴びて、あえなくKOとなった。しかし、代わった金沢がきっちり後続を断ち切ると、その裏、日本ハムは3連打で無死満塁とした所で高橋が9号グランドスラムをぶち込んで、一気に逆転。5回にも稲葉のタイムリーで1点を加えたが、直後の6回、偽バファローズは日高のタイムリー二塁打等で2点を返し、試合は振り出しに。5−5の儘、迎えた8回、日本ハムは6長短打を浴びせる集中攻撃で一挙8点を勝ち越し、試合を決定付けた。2位のソフトバンクが敗れた為、マジック8が点灯した。
◆E9−3M◆
バレンタイン監督はこの大事な時期に何を血迷ったのか、出れば火だるまの吉井を先発に指名。3戦連続完封負けを喫している悪の温床・楽天が相手だからとナメくさったのかは分からないが、湿りまくった悪の温床・楽天打線ですら吉井は通用せず、3回に草野の8号2ランで先制されると、4回には礒部にタイムリー,5回にはショート,フェルナンデスと連続タイムリーを許して、あえなく5失点KO。ロッテは終盤3点を返したものの、リリーフ陣も打ち込まれて、吉井分の点差を縮める事すら出来なかった。悪の温床・楽天先発・一場は7回途中まで3点で凌ぎ、5勝目。山崎武は帰国したローズに並ぶダメ押し42号を放ち、両リーグでの本塁打王のタイトルをほぼ確定させた。
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September 08, 2007 21:04
◆G1−2T◆
破竹の連勝でついに勝てば首位と言う所まで来た阪神は昨夜の勢いをその儘に鳥谷が先頭打者アーチを浴びせて、1点先取。いきなり先制点を許した久保だが、3回から6回までノーヒットと尻上がりに調子を上げていく。一方、今季未だに白星のない阪神先発・安藤は内野ゴロを打たせまくり、5回までパーフェクトの快投を展開。しかし、6回、先頭の李に痛恨の同点被弾。安藤の好投に報いたい阪神は直後の7回、一死から葛城イクローが2号ソロを叩き込み、再び勝ち越しに成功。更に、この後、二死満塁のチャンスを掴んだが、シャア少佐がサードゴロに倒れて、三者残塁。1点を追う巨人だが、継投策に切り替わった阪神相手に走者を出しながらも、あと一本が出ず、7,8回と無得点。そして、土壇場9回、9連投の藤川に対し、巨人は先頭の矢野がレフト線へ二塁打と一打同点のチャンスを作って、クリーンアップに繋ぐ大仕事。しかし、ここから藤川はストレート一本でマッスル千代の富士を空振り三振に斬って取ると、ガッツをキャッチャーへのファールフライに仕留めて、二死。そして、怒濤のチャンスブレイカー・ニックンをセンターフライに打ち取り、ゲームセット。阪神は9連勝でついに単独首位に浮上。先発・安藤は待望の今季初白星となった。
◆D5−2S◆
0−0で迎えた4回、ヤクルトはガイエルの25号ソロで先制すると、6回には一死三塁から寿司職人ラミレスの犠飛で1点を追加。T.ウッズが欠場となった中日はヤクルト先発・川島の前に6回まで1安打と沈黙していたが、7回、代打・立浪の犠飛でようやく1点。8回から継投策に打って出たヤクルトだが、中日は2番手・花田にいきなり連打を浴びせると、二死一、二塁となった所で代わった4番手・館山から代役4番の中村紀が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、一気に逆転。更に、連続敬遠で満塁となった所で英智が2点タイムリーを放ち、ダメ押し。9回からは日本タイ記録の入団以来5年連続50試合登板となった守護神・岩瀬が3人できっちの締めて、35セーブ目をあげた。
◆C4−1YB◆
横浜は2回、無死満塁のチャンスを掴むと、相川のピッチャー強襲安打で1点を先制。なおも満塁のチャンスが続いていたが、後続3人が倒れて1点止まり。広島打線は4回まで横浜先発・山口の前にノーヒットだったが、5回、求道者・前田がチーム初安打で出ると、続く栗原が21号2ランを叩き込み、逆転に成功。更に、二死後、途中出場の尾形が2号ソロを放ち、3点目。直後の6回、横浜は一死から連打を浴びせるも、代打で登場したメカゴジラがゲッツーに倒れる最悪の展開で無得点。一方、広島は7回一死から3連打を浴びせて、貴重な21点を追加。広島先発・高橋は2回に相川の打球を胸に受け、大事を取って降板となったが、2番手・宮崎が3回を無失点に抑える好リリーフを展開するなど、5人のリリーフ陣が踏ん張り、横浜に追加点を許さなかった。10残塁の拙攻が響いた横浜は6連敗。
◆H3−0Bs◆
0−0で迎えた3回、ソフトバンクは二死一、三塁からハマのスペランカーのサード内野安打で1点を先制。以降もチャンスを重ねながら、あと一本が出ずにいたが、7回、一死から本多,川崎の連打で一、三塁とすると、ハマのスペランカーのショートゴロの間に待望の2点目を追加。更に、松中にもタイムリーが飛び出して、偽バファローズ先発・デイビーをKO。投げては先発・杉内が7回を散発3安打無失点の好投を見せれば、8回からは水田−馬原と繋ぎ、完封リレーで4連勝。杉内は涌井に1差と迫る15勝目。今季11度目の零敗となる偽バファローズはこれで対ソフトバンク6年連続の負け越しが決定。
◆F1−5L◆
ミスターファイターズ・田中幸が来年の契約を結んで貰えない事が発覚し、引退の危機に立たされ、ヒルマン監督も家族の事を理由に今季の成績如何に関わらず、今季限りでの退団を表明する衝撃に見舞われた日本ハムは6連敗中の西武相手に大苦戦。0−0で迎えた4回、G.G.佐藤の一発で先制を許すと、5回に小谷野の同点アーチが飛び出したのも束の間、直後の6回、先発・吉川が連続四死球でKO。代わった押本が一死満塁とピンチピンチを広げた所で中村に勝ち越しタイムリーを浴び、KO。更に、3番手・歌藤が代打・栗山に2点二塁打,銀仁朗に犠飛を許し、この回、4失点。勝ち越した西武は7回から継投策に切り替え、逃げ切りに成功。6連敗及びビジターでの11連敗をストップさせた。尚、この試合、ベンちゃんが第1打席に史上247人目の1000安打を達成。
◆E2−10M◆
ロッテは初回に、サブローのタイムリーで先制すると、3回には二死一、二塁から大松のタイムリーで悪の温床・楽天先発・一場をKO。更に、この足、ズレータにもタイムリーで出ると、4回にはTSUYOSHIがタイムリー。その裏、ショートのタイムリーで2点差と詰められるも、直後の5回、大松の5号2ランで再び4点差。完全に流れを掴んだロッテは7回に大松,ズレータが連続タイムリー、8回にはオーティズの犠飛の後、またまた大松がタイムリーを浴びせて、ダメ押し。打線が先発全員の19安打10得点と爆発すれば、投げては先発・久保が2失点で今季2度目の完投を果たす快勝で3連勝。
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January 13, 2007 20:16
少々、出遅れてしまったが、偽バファローズの話。近鉄との合併問題は言わずもがな、仰木さんが亡くなり、中村GMが監督になった事による弊害など、色々とおかしい方向に傾きまくっている偽バファローズだが、今オフも長田&鴨志田と言う不釣り合いな交換要員による幹部候補生・松田記者の巨人放出に始まり、ガルシアの解雇,前川の無免許運転&轢き逃げ事故、追い打ちをかける様に中村が交渉決裂で退団確定。更に、FA組の塩崎,日高とは依然として契約を結べていないなど、暗いニュースが続く一方。こんな最悪のタイミングで就任してしまったコリンズ監督には同情するしかない。バレンタイン,ヒルマンの成功を見て、安直に外国人監督招聘に走った感もあるが、どうせなら、昨年招聘しておけば良かったのになぁ…と思わずにはいられない。1年間、中村監督を挟んだ事は何ら収穫をもたらさなかったと言う印象しか受けないし、何より、我らがガルシアが解雇されずに来季も残留だったかもしれないのに…。とりあえず、塩崎,日高は残留でまとまりそうだとの事。結局、どこの球団にも手を挙げて貰えなかったらしい。かつては、金銭的負担の少ない塩崎や日高と言った中堅クラスはお買い得扱いされていたが、人的補償は実は効果的だ…と言う事が近年、証明されてきている為、引き抜かれる事を恐れて獲得を控えるケースが増える事で、今後、このクラスは逆にFA移籍しづらい状況になってきたのではなかろうか。
11月31日を勝手に生み出した男,パンジャキラーとして名を馳せた前川。成績が下降線を辿る一方の近年だったが、よもやこんな形で一躍、フューチャーされる事になろうとは…。人身事故は言わずもがな、無免許がまず過ぎた。4年間以上ってのも呆れ果てるよなぁ。ちゃんと免許を書き換えてさえいれば、被害者も軽傷だったし、即座に警官が駆けつけてきたからと言って前川もパニクって逃げたりはしなかった筈。そこで誠意を見せれば、こんな大事には至らなかったろうに…。免許が失効しているかどうかなんて個人レベルの問題を管理していなかったからと言って、これを管理不行き届きと痛烈批判するのは、流石に、球団側が可哀想だ。逃げた後、隠蔽工作まで図ったらしく、余計に印象を悪くした前川には向かい風が吹くばかり…。まぁ、自業自得なんだが…。今の所は無期謹慎処分だが、このまま、解雇されてしまう可能性も高いとは思う。万一、寛大な処置をして貰ったならば、今までにない程、必死に取り組んで、野球で取り返して欲しいものである。
一方、中村に関しては、メッツに亡命しようとした頃からネガティブな印象しかなく、今回の件もあまり同情していない。何故、中村はああも無駄に強気と言うか自信過剰なのかね。今オフ、大幅ダウンの選手が続出している事もあってか、偽バファローズも調子ぶっこいて協約上限を超える60%減とかやっちまったのかもしれないが、はっきり言って、昨年の中村では年俸8000万円だって高いくらいだと思う。ベース額の大幅ダウンには妥協しつつ、その一方で出来高をたんまり要求して、来季はその出来高を満額回収してみせるぜ!くらいの気概で臨んで貰いたかったものだが、その交渉を代理人に任せっきりの上、ついには退団要求…となれば、尚更、印象が悪い。破戒僧・清原が心配して電話をかけてきた段階で翻意し、表面上は頭を下げておけば良かったものを、最後になって、ようやく自ら足を運んだ交渉も決裂。中村の言い分は60%減は協約違反だとか、公傷を認められない件に終始するばかり。公傷の定義と言うのは曖昧なものではあるが、主観的には「試合中のアクシデントにより、回避しえなかった大怪我」を公傷として認める範囲と思っているので、中村に公傷は認められないと思う。中村の故障は昨年の左手首手術を引きずっていた事が最大要因だと思うし、完治していない状態ながらチーム状況を考えて、強行出場を続けた事は評価するにしても、無理して出た所で、結局、あの試合数であの成績な訳だし…。偽バファローズでなければ、年俸は2000万程度でもいいとぬかしている様だが、無駄に交渉が長引いた事により、各球団の補強政策はすっかり終局に向かいつつある状況に加え、あまりにもイメージが悪過ぎる所為か、偽バファローズ側のトレード打診にも積極的姿勢を見せる球団はない様子(よもや、巨人が動くまいな…と、不安だったが、獲得する意思はないらしく一安心)。まぁ、安価でいいって事なら、どこかしら拾ってくれる可能性はあるかもしれないが…。浪人も覚悟しているとの事だが、投手はともかく、生きた球を長期に渡って体験出来ない打者の一年間の浪人はとてつもないハンデになるだろう。我を通し続けるならば、そのくらいは覚悟するしかあるまい。最早、全盛期の面影などまるで感じられない現状でのこの行為は自分の力(野球の実力は勿論、人間性を含めて)を過信している様にしか思えないのだが…。
noriの決断―中村紀洋のフルスイング野球人生
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