一輝

July 28, 2008 23:45

◆C6−4G◆
5月8日以来の先発となる栂野に対して、広島は2回、嶋の5号2ランで先制すると、3回には東出,オチョアのヒットで一死一、三塁とした所で栗原の犠飛で3点目を奪い、栂野はこの回限りでKO。6回には倉の死球,小窪のヒットで二、三塁とすると、一死後、東出の犠飛,西村健の暴投で2点を追加。巨人は7回に一死一、二塁のチャンスでマッスル千代の富士が代打で登場。マッスル千代の富士はファーストゴロに倒れるも、これを栗原がタイムリーエラー。更に、続く代打・大道のサードゴロの間に2点目を追加。しかし、広島はその裏、シーボルがタイムリーを放って、突き放す。巨人は9回、連打でチャンスを作り、守護神・永川を引っ張り出すと、代打・李のタイムリーで2点を返したものの、反撃もそこまでで、連勝は4でストップした。

あの男が3打数3安打の大当たり。好結果がチームの好結果に繋がらない辺りが、あの男のインケツぶりを象徴しているかの様だ。初アーチを打ったのに、左腕相手だからとスタメンから外されてしまった李も代打で2点タイムリー。李とあの男が結果を出し、坂本は2タコで代打を送られると言う展開は非常に不吉極まりない。広島はまたもや求道者・前田がフル欠場となったが、ローテの谷間で登板の栂野相手だった事が幸いした。求道者・前田が軟禁されると造反を続けていた高橋だが、いい加減勝っておかないと立場が危うくなると察知したのか、7回2失点の好投で5月23日以来の白星を手にした。

◆D3−9YB
0−0で迎えた3回、横浜は一死二、三塁からガッツな貴公子・仁志,内川の連続タイムリーで2点を先制。更に、二死後、吉村もタイムリーを浴びせて、この回3点。5回には一死二塁からまたも内川がタイムリー二塁打を放つと、村田もヒットで繋いだ後、吉村が犠飛を打ち上げ、5点目。更に、8回には大西が2点二塁打,村田がタイムリー二塁打と着々と加点。中日は終盤、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに森野,ピンキー井上に一発が飛び出したが焼け石に水だった。

今日も今日とて拙攻三昧で大惨敗の中日。タイムリー欠乏症,一発依存症は前半戦一杯好転する気配はなさそうだ。この拙攻の呪縛から逃れる為にも、名手・川相の現役復帰を決断して欲しいものである。横浜は15安打9得点と打線が爆発。内川は3安打3打点の活躍で、一夜で首位打者の座を奪い返した。投げては先発・ハマのチンピラが大量リードに守られて、今季初完投勝利となった。

◆S4−3T◆
ヤクルト先発・村中は立ち上がりから制球が定まらず、2四球と暴投でピンチを作り、キュラソ星人のセカンドゴロの間に先制点を献上。更に、高橋光にも四球を許した後、鳥谷にタイムリーを浴びて、この回2失点。ヤクルトは2回、四球の畠山を田中が送ると、飯原がタイムリー三塁打。更に、川島慶が歩いた後、福川が同点タイムリー,村中が勝ち越し犠飛を打ち上げ、阪神先発・上園はこの回限りで早くも降板。1点を追う阪神は4回、ジュビロ野口,バルディリス,代打・浅井の3連打で同点。更に、シャア少佐が犠打を決め、二、三塁とチャンスを広げたが、平野の痛烈なライナーが田中に好捕されて、ゲッツーを食らい、勝ち越しならず。追い着かれたヤクルトは6回、バルディリスのエラー,畠山のヒットで一、三塁とすると、田中のセカンドゴロの間に勝ち越しに成功。7回から松岡−押本と繋ぎ、最後は林が三者三振の快投で締め括った。

村中が投打に渡って勝利に貢献。打っては一時は勝ち越し打となる犠飛を放てば、投げては制球に苦しみながらも、粘り強い投球で傷口を広げず、チームの連敗を4で止めた。これで白星は岩田に並ぶ6勝目。防御率も勝率も吉見や岩田の後塵を拝してはいるが、後半戦の投球次第ではまだまだ新人王の望みはありそうだ。一方、上園は前回に続いて2回KOとなる体たらく。おかんむりの岡田監督はローテ降格を示唆した模様だ。

◆H2−10F◆
立ち上がりからピリッとしないパウエルに対して、日本ハムは初回、一死二塁から田中,稲葉,小谷野の3連続タイムリーで3点を先制。3回にはまたも稲葉がタイムリーを放つと、6回には金子誠の今季初アーチ等で2点を追加。大量6点を追うソフトバンクはその裏、松中の21号ソロでようやく1点を返すが、後が続かない。7回には二死から仲沢の四球,高谷のヒットでチャンスを作るが、本多はセカンドゴロに倒れて、二者残塁。日本ハムは8回、工藤,小谷野のタイムリーでダメ押しの4点を奪い、試合を決定付けて、一夜で2位の座を取り戻した。

パウエルが5回途中4失点KOの背信投球。リリーフ陣も総崩れで10点を失い、打線もヒットが散発で繋がらず、完敗を喫したソフトバンクはあっさり3位転落。逆に入れ替わりで2位浮上となった日本ハムは上位打線が大爆発。工藤の4安打を初め、1〜5番までが揃ってマルチ安打を放つなど、12安打9打点と見事に繋がった。投げては武田勝が7回1失点の好投で1ヶ月ぶりの5勝目を飾った。

◆M4−3E
楽天は初回二死一、二塁のチャンスは逸するも、続く2回に藤井にタイムリー二塁打で1点を先制。3回には一死二、三塁から草野,鉄平と連続タイムリーを浴びせて、2点を追加。しかし、ロッテは4回、一死から橋本,サブローの連打で二、三塁とすると、大松が18号3ランをぶち込んで、一気に試合は振り出しに。楽天は5回二死一、二塁,8回一死二塁,9回二死満塁と再三のチャンスをモノに出来ず、一方、ロッテは5回以降ノーヒットと沈黙。いずれも勝ち越せないまま、延長にもつれ込んだ。迎えた10回、ロッテは二死満塁のチャンスを作ると、ここで大松がライト前へタイムリーを放って、サヨナラ勝ち。

最下位決戦を制したロッテ。84日ぶりに先発マウンドに上った呉が2回もたずにKOされ、代わったゴーグルも炎上したが、久保が3回1/3のロングリリーフで無失点と抑えて試合を作ったのが大きかった。打のヒーローは言うまでもなく、サヨナラ打を含む全打点をあげた大松だろう。楽天は先発要員の片山までリリーフで投入し、食い下がったが、16残塁の大拙攻が痛かった。

◆L2−6Bs◆
西武は初回、先頭の片岡がヒットで出ると、すかさず二盗。栗山のセカンドゴロの間に三進すると、中島の犠飛で先制のホームイン。涌井の前に3回までゼロ行進の偽バファローズは4回、二死一塁から日高のヒット,下山の四球で満塁とすると、フェニックス一輝が5号グランドスラムを叩き込み、一気に逆転に成功。2回以降1安打と沈黙していた西武は6回、片岡のヒット,栗山の四球で一、二塁とすると、日高の捕逸で片岡は三塁へ。ここで中島の併殺崩れの間に片岡が本塁を陥れ、2点目。偽バファローズは9回、カブレラに20号2ランが飛び出し、ダメ押し。その裏、セーブのつかない場面ながらもマウンドに上がった加藤が3人で締めて、逃げ切った。

ローズが腰痛で欠場となった偽バファローズだが、フェニックス一輝が値千金の満塁弾。ダメ押し弾のカブレラは8年連続の20号となった。投げては先発・小松が7回を自責点1の好投を展開。これで偽バファローズは7月の月間首位が確定。8月もこの調子をキープ出来ると、一躍、台風の目になりそうだ。北京に誰一人として拉致されず、現有戦力で戦えるだけにその期待も大きいだろう。

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July 06, 2008 23:24

◆D3−7G◆
これ以上、阪神に離される訳にはいかない中日だが、この日も初回から拙攻の連続で3回までゼロ行進。4回も一死一塁から中村紀が最悪のセカンドゴロゲッツーと思いきや、これを岩舘が痛恨のエラー。タナボタのチャンスを貰った中日は二死後、谷繁が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、レフトオーバーの走者一掃タイムリー二塁打となり、2点を先制。続く5回には小池が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに移籍初アーチを叩き込み、3点目。ウッチャンの前に5回まで散発2安打と沈黙していた巨人は6回、寿司職人ラミレスの23号ソロでようやく1点。続く6回には2番手・吉見に対して、二死走者なしから坂本,代打・清水,マッスル千代の富士の3連打で1点差とすると、岩舘が歩いた後、ガッツが15号グランドスラムをぶち込んで、一気に逆転。9回には鈴木尚の犠飛でダメ押しの7点目を追加。投げては7回から上原−豊田−クルーンとパーフェクトリレーを展開し、この3連戦勝ち越しを飾った。

序盤は拙攻、終盤は沈黙と言う淡泊な攻撃で攻めきれなかった中日が逆転負けで首位との差は11.5に拡大。吉見が5失点と言うのは誤算中の誤算ではあるだろうが、寿司職人ラミレスに被弾と言うタイミングでウッチャンを引っ込めた落合監督の継投は何とも意味不明。巨人は小笠原が連日の値千金打だったが、そこに至るまでの坂本,清水,岩舘ら脇役陣のお膳立てが見事だった。で、上原はいつまで中継ぎモードなのか? 星野監督に媚びる為に北京に拉致されるまでこの儘なのか?

◆C3−5S
ブラウン監督の暗黒采配により、この日も求道者・前田がベンチに軟禁されてしまった広島は増渕の前に2回までノーヒットに抑え込まれて、3回も連続三振で二死と追い込まれるが、ここから東出,赤松,オチョアと3連打を放ち、1点を先制。しかし、直後の4回、ヤクルトは一死満塁から川島慶が犠飛を打ち上げ、あっさり同点。6回には青木に11号ソロが飛び出して、勝ち越しに成功。1点を追う広島は7回、二死二塁から東出が同点タイムリー。しかし、8回、ヤクルトは2四球で二死一、二塁とした所で福地が走者一掃のタイムリー三塁打で2点を勝ち越し。更に、続く宮本にもタイムリーが出て、3点差。その裏、広島はオチョアのタイムリーで1点を返すも、なおも一死一塁の場面でシーボルが最悪のゲッツー。9回は林の前に3人で打ち取られ、広島はまたも5割到達に失敗した。

またも接戦を逃して、5割到達に失敗。9回無死一塁の場面で代打起用された求道者・前田は最悪のゲッツーに倒れた訳だが、結果を出せないのは、単に、適性に欠ける代打起用や暗黒采配によるコンディション低下だけが原因ではないのかもしれない。何せたとえ求道者・前田のおかげであっても5割越えでシーズンを終えるとブラウン監督の続投の可能性が高まってしまうのだから、直接、勝利に繋がる一打など打ってしまっては自分の首を絞める事になる…とあっては、迂闊に結果を出す訳にもいかないと言うものだ。ただ、その心理状態をブラウン監督に見透かされてしまうと、代打ですら起用して貰えない危険性も出てくる。この二人の不毛なせめぎ合いは一体いつまで続くのか!?

◆YB7−8T◆
何とか一矢報いたい横浜は初回から村田のタイムリーで先制。なおも一、二塁のチャンスだったが、ビグビーがゲッツーを食らって、1点止まり。すると直後の2回、阪神は無死一、二塁からジュビロ野口の今季初アーチとなる3ランが飛び出して、あっと言う間に逆転に成功。4回にはバルディリスに来日初アーチが飛び出し、4点目。3点を追う横浜はその裏、内川,村田と連打を浴びせると、ここでまたもビグビーがゲッツーに倒れるが、この間に内川が返って、2点差。6回にはビグビー,吉村の連続タイムリー二塁打でついに同点。更に、8回に4番手・ウィリアムス相手に、またもビグビーのタイムリー二塁打で勝ち越し。更に、代打・大西にも2点タイムリー二塁打が飛び出し、この回3点。これで試合は決まったかに思われたが、土壇場9回、横浜守護神・はーちゅんに対して、阪神は一死から矢野がヒットで出ると、二死後、関本,新井と連続タイムリー二塁打を放ち、1点差。そして、続くキュラソ星人がレフトスタンドへ15号2ランを叩き込み、逆転に成功。その裏、藤川が三者凡退に斬って取り、これで阪神は6連勝。

折角、渡辺もウィリアムスも攻略し、3点ビハインドから3点リードまで奪ったと言うのに、はーちゅんが9回に悪夢の4失点で逆転を許すと言う展開は果たして、阪神が凄過ぎるのか、水島の呪いが凄過ぎるのか! 打たれても打ち返す阪神の破竹の連勝はまたも止められず、中日との差は開く一方だ。

◆M6−7H◆
今日こそ連敗を止めたソフトバンクは初回、ヒットで出た本多が二盗を決めると、川崎のタイムリーで先制のホームイン。この後、川崎が二盗を仕掛けて憤死。続いて四球で出た大村も二盗を仕掛けて憤死。更に、松中も四球と4人連続出塁を果たしながら、1点しか奪えずに5人で攻撃終了と嫌な立ち上がり。しかも、2,3回と三者凡退に抑え込まれているうちに、その裏、フクーラのタイムリー二塁打で追い着かれると言う重苦しい展開となったが、直後の4回、一死満塁からレストピッチのタイムリー,明石の犠飛で2点を勝ち越し。しかし、ロッテは5回、オーティズ,里崎のタイムリーで追い着くと、更に、サブローの犠飛,ベニー松山のタイムリー二塁打で2点を勝ち越し。しかし、粘るソフトバンクは8回、二死走者なしから長谷川がヒットで出ると、代打・柴原が3号2ランを放り込み、ついに同点。土壇場9回には一死から本多,川崎の連打で二、三塁とした後、大村のショートゴロが野選とエラーを誘って、一気に2点を勝ち越し。しかし、粘るロッテはその裏、先頭の西岡が四球で出ると、一死後、フクーラのタイムリー二塁打で1点差。更に、4番手・久米から2つの四球を選んで、二死満塁と一打サヨナラのチャンスを作ったが、最後はベニー松山がレフトへ打ち上げて、あと一歩及ばなかった。ソフトバンクの連敗は7でストップ。

最後の最後まで苦しみ続けた試合を何とか逃げ切り、ソフトバンクがようやく連敗地獄を抜け出した。スタメン復帰のレストピッチがタイムリーを放ったり、柴原が代打で2ランを放ったりと、松中がサードゴロでヘッドスライディングを見せてチームを鼓舞したりと、ナイン総出で必死に戦った結果だが、たった1勝の何と遠い事か…。あそこで久米がベニー松山に打たれていたら…と思うとゾッとする。一方、ロッテは連勝が3でストップし、最下位の逆戻り。小林宏が5回KOとまたも背信投球だった。

◆F5−8Bs
両軍2回までノーヒットと静かな立ち上がりとなったが、3回、偽バファローズはフェニックス一輝の2号ソロで先制すると、続く4回にはローズの22号ソロで2点目。その裏、併殺崩れの間に1点を返されるが、直後の5回、フェニックス一輝,ローズがいずれも2打席連続アーチを叩き込み、2点を追加。日本ハムは6回、稲葉,スレッジと連続アーチをぶち込み、偽バファローズ先発・金子をKO。追い上げられた偽バファローズは直後の7回、北川が7号3ランを叩き込み、一気に突き放す。粘る日本ハムはその裏、3四死球で掴んだ二死満塁のチャンスに小谷野が2点タイムリーを放って、2点差。しかし、偽バファローズは9回、カブレラの16号ソロでダメ押しの8点目。最後は守護神・加藤がピシャリと締めて、逃げ切った。

偽バファローズが6発のアーチで全得点を上げる怒濤の一発攻勢で1日で最下位を脱出。決勝3ランの北川も見事だっだが、2打席連発を含む4安打のフェニックス一輝の活躍が光っていた。先発の金子は6回途中で降板となったが、打線の援護にも恵まれて、先発復帰後2連勝。内容は微妙でも白星がついてくる事で調子に乗っていければいいのだが…。

◆L5−7E◆
初回から2つの四球を出すなど制球が不安定な西鉄先発・オツは2回にも2四球等で二死満塁のピンチを迎えると、高須にタイムリー二塁打を浴びて、2点を献上。岩隈の前に3回まで無得点に抑え込まれていた西鉄だが、4回、無死一、二塁から後藤,中村,礒?の3連続タイムリーで逆転すると、一死後、ボカチカも犠飛を打ち上げ、4点目。続く5回には中村のタイムリーで1点を追加。3点を追う楽天は6回、四球のショートを一塁に置いて、横川が4号2ランを叩き込み、1点差と詰め寄ると、7回には無死満塁から山崎武がゲッツーに倒れる間に1点を返して、試合は振り出しに。押せ押せの楽天は続く8回には一死満塁からフェルナンデスのタイムリーで2点を勝ち越し。最後は川岸が無難に抑えて、プロ初セーブをマークした。

ハーラーダービー独走中の岩隈が5回5失点KO。オツも6回途中で4失点KOと、実績抜群の両先発が打ち崩されたが、明暗を分けたのはリリーフ陣の差だった。大沼と言い、ミャオと言い、炎上したと言うよりは四球で自滅した格好。岩隈を攻略しておきながら、試合を落としてしまうとは西鉄には何とも悔やまれる展開だろう。

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May 20, 2008 23:06

◆M11−12G◆
デビューから3連勝の快投を続けてきたルーキー・唐川に対して、巨人は2回に脇谷のタイムリー二塁打で2点を先制。しかし、巨人先発・春風亭半ケツが大乱調。その裏、大塚,オーティズのタイムリーで簡単に追いつかれると、3回には無死満塁から今江に2点二塁打を浴び、あえなくKO。代わった越智も二死まで取りながら、3連続タイムリーを浴び、この回、悪夢の6失点。これで唐川の4連勝は決まったかに思われたが、粘る巨人は4回に1点を返すと、5回には二死一、二塁から,阿部,ゴンザレス,松田記者の3連打で3点を奪い、唐川はプロ入り初のKO。巨人は7回にも4連打で2点を追加し、ついに同点。その裏、ロッテは金沢のタイムリー,フクーラの押し出し四球で再び勝ち越すも、粘る巨人は直後の8回、ガッツのタイムリーで1点差。なおも一、三塁の場面で寿司職人ラミレスが14号3ランを叩き込み、一気に逆転。土壇場9回、守護神・クルーンは1点差まで詰め寄られたものの、何とか後続を断ち切り、両軍合わせて37安打23得点の大乱打戦に終止符を打った。

春風亭半ケツが3回KOの体たらくで、6点ビハインドと言う絶望的な状況から巨人が大逆転。点差は僅かに1点だが、ガッツ,阿部,ゴンザレスと3人が4安打を放つなど、ロッテより9本も多い23安打を放っておきながら負ける訳にはいかないだろう。ただ、DHが使える事で折角、スタメンを勝ち取った鈴木尚はスタメンでただ一人ノーヒット。三振2つにキャッチャーフライと自慢の足を全く使えなかったのは何とも勿体ない。それにしても、唐川がついにプロの洗礼を浴びてしまい、開幕4連勝目前でKO。この日も無四球と制球は良かったが、ストライクを揃え過ぎてしまった感じだ。いつでもストライクを取れると言う事は、いつでもボール球を投げられる事にも繋がる訳で、もう少し遊び球を使ってもいいのではなかろうか。

◆E6−1D◆
交流戦を迎え、相手がパ・リーグに変わっても、川相不在が故の無様な戦い方に何ら変わりはない中日は楽天先発・永井の前に5回まで散発 2安打と沈黙。先発・小笠原は毎回の様にピンチを背負いながら、2回に嶋のタイムリーで許した1点のみに食い止める粘りの投球を展開。何とか小笠原を援護したい中日は6回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにT.ウッズが10号ソロを叩き込み、ようやく同点。しかし、8回、小笠原は先頭の草野に痛打され、KO。代わった平井は一死一、三塁とピンチを広げると、フェルナンデスにタイムリーを浴び、勝ち越し点を献上。更に、3番手のウッチャンも3本のタイムリーを許して、試合を決定付けられた。楽天先発・永井は8回1失点で4勝目。

ソロ一発による1点のみと言うタイムリー欠乏症,一発依存症を露呈すると言う最悪の交流戦スタートとなった中日。DHとしての出場が期待された立浪もスタメンどころか、代打ですら出番なし。平井,ウッチャンが悉く打ち込まれるなど、中継ぎ陣も崩壊。井端も致命的なエラーでダメ押し点を呼び込んでしまうなど、まるでいい所がなかった。この事態を打開する為にも一刻も早い名手・川相の現役復帰が待たれる所だ。

◆H4−3C◆
DHが使える状況においても、幽閉する様な事があれば、計り知れないバッシングの嵐に遭うと察知したのか、ブラウン監督は求道者・前田をスタメン起用。これに対して、ソフトバンク先発・和田はいきなり三者三振の快投を見せるが、続く2回、無死一塁で対峙した求道者・前田を抑える事で集中力を消耗してしまったのか、二死から三連続四球の押し出しで先制点を献上。1点を貰った大竹だが、4回一死一、二塁のピンチを迎えると、小久保に逆転3ランを被弾。2点を追う広島は5回、オチョアに5号2ランが飛び出し、同点に追いつくが、それも束の間、その裏、川崎のタイムリーで勝ち越し点を献上。この後、求道者・前田は2安打を放ち、チャンスを作ったが、いずれも後が続かない。9回にはホールトンからヒットで出た東出が小窪の犠打,代打・喜田のファーストゴロで三塁まで進んだものの、最後は代打・嶋が三振に倒れて、あと一歩及ばなかった。

折角の求道者・前田の2安打も報われず、無念の1点差負け。求道者・前田が打って勝つ…と言う状況を作り出さない限り、ブラウン暗黒采配はいつ発動するとも限らないだけに勝っておきたかった。だが、DHが使える12試合では、流石のブラウン監督も求道者・前田を外しづらい筈。このチャンスに何としても結果を出したいものだ。ソフトバンクは下降気味だった川崎と小久保はいずれも1週間ぶりのマルチ安打と復調の兆し。先発・和田はまたも好投とは言いきれない微妙〜な内容で何となく5連勝。今季はずっとこんな感じなのだろうか。

◆Bs4−3T◆
阪神は初回、偽バファローズ先発・近藤の立ち上がりを捉え、二死三塁からキュラソ星人のタイムリーで1点を先制。5回には新井,キュラソ星人と連続タイムリーで2点を追加。阪神先発の下柳は6回まで無失点の好投を見せていたが、7回、二死一、二塁のピンチを迎え、KO。代わった渡辺に対し、北川がタイムリーを浴びせると、3番手・ウィリアムスからはローズのタイムリーで1点差。更に、濱中が歩いて満塁となった所で、フェニックス一輝にプロ初打点となる2点タイムリーを許し、ついに形勢逆転。阪神は直後の8回、二死三塁のチャンスを掴むも、ここで早くも登板した守護神・加藤の前に代打・バルディリスがレフトフライに倒れて、同点ならず、9回も三者凡退に終わり、ゲームセット。

阪神は新井,キュラソ星人が全打点をあげる活躍で3点リードを奪いながら、得意の継投が失敗して逆転負け。打点をあげた試合は全勝と言う新井の不敗神話がついに崩壊した。下柳を引っ張り過ぎた感もあるが、ウィリアムスの2度続けてのリリーフ失敗はショックも大きい筈だ。久保田に続いて、ウィリアムスまで安定感を失う様だと交流戦で一気に調子を落としてしまう可能性もあるだろう。散々拙攻を続けてきた偽バファローズだが、終盤にようやく打線が繋がった。今季初スタメンのフェニックス一輝が見事に期待に応えた格好だ。

◆F6−3YB◆
日本ハムは2回に稲葉,高橋,スレッジの3連打で先制すると、更に、二死満塁から劇団ひちょりが押し出し四球を選んで、2点目。4回には逸し満塁から高口が2点タイムリーを放ち、4点目。横浜先発・那須野は栄養費パワーが発動せず、この回限りで降板となった。横浜は7回にエラー絡みで1点を返すも、その裏、稲葉のタイムリーで突き放され、8回には内川の2点二塁打で追い上げるも、その裏、劇団ひちょりのタイムリーでダメを押された。9回、日本ハムは暫定ストッパー・武田久が3人で切り抜け、2セーブ目。先発・グリンは7回を自責点0の好投で4月6日以来となる2勝目を飾った。

昨年の交流戦覇者・日本ハムがV2へ向けて、幸先のいいスタート。日程に余裕のある交流戦ではダルビッシュの登板比率がやたらと高くなると思われるが、間もなく訪れる水島の呪いで勢いが止まらない事を祈るばかりだ。一方、日程に余裕があろうがなかろうが、先発陣全てが安定感を欠く横浜は早速黒星。内川,ビグビーが好調なだけに村田,吉村に安定感が出て来て欲しい所だが…。

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