ワズディン

June 02, 2009 22:19

◆M0−0G◆
春風亭半ケツ,渡辺俊の両先発が息詰まる投手戦を展開。渡辺俊が7回まで僅か1安打に抑え込む快投を演じれば、春風亭半ケツも負けじと7回まで4安打無失点。巨人は8回、二死満塁と絶好の先制チャンスを掴むが、ガッツがショートゴロに倒れて、三者残塁。土壇場9回、バレンタインは突如、渡辺俊からシコースキーにスイッチ。これ幸いと、一死一、二塁のチャンスを掴んだ巨人だったが、ここから阿部,工藤と倒れて、またも先制ならず。その裏、ロッテは先頭の堀が二塁打を放ち、一打サヨナラのチャンス。ここで春風亭半ケツはサブローを敬遠して、一塁を埋めると、続く井口をキャッチャーゴロゲッツーに仕留める。なおも二死二塁のピンチだったが、里崎をセカンドゴロに打ち取り、0−0の儘、延長に突入。10回、この回から代わった越智に対して、ロッテは一死から竹原が四球,代打・大松がヒットで出て、一、二塁のチャンス。しかし、ここから今江,代打・西岡と連続三振に斬って取られて、サヨナラならず。結局、両軍共に決め手に欠き、1点も取れぬ儘、延長12回規定で引き分けに終わった

◆Bs5−7D◆
中日は2回、ブランコが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに13号ソロを叩き込むなど、2点を先制。中日先発・あちゃくらさんは毎回ピンチを背負いながら、しぶとく踏ん張っていたが、4回、無死一塁から北川のサードゴロに仕留めて、ゲッツー…と思いきや、森野が二塁へヘッポコ悪送球をかまして、オールセーフ。川相不在の重さを改めて痛感し、落胆の色を隠せないあちゃくらさんは二死二、三塁から大引に走者一掃の同点二塁打を浴びると、更に、内野安打と四球で満塁とピンチを広げた所でフェルナンデスに走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、この回、悪夢の5失点。3点を追う中日は7回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにベンちゃんが14号ソロをぶち込んで2点差とすると、続く8回には森野が汚名返上の2点タイムリーを放ち、同点。更に、ブランコが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにこの日2本目の14号2ランを放り込み、勝ち越しに成功。その裏から浅尾−岩瀬と繋いで、逃げ切った。逆転勝ちしたものの、相変わらずの一発依存症による結果オーライの展開とあっては手放しに喜べる筈もなく、名手・川相の現役復帰を待望する声はますます強まる一方だ

◆H7−3YB◆
ホールトン,マストニーと助っ人同士の先発対決となったこの試合、横浜が2回にメカゴジラの史上101人目の通算1500安打となる3号ソロで先制。1点を追うソフトバンクは4回、無死一、二塁から松中が同点タイムリーを浴びせると、小久保のセカンドゴロの間に勝ち越し。更に、ハマのスペランカーが2号2ランを叩き込み、この回一挙4点。続く5回には川崎がタイムリー二塁打を放って、5点目を追加。横浜は7回、先頭の村田がヒットで出ると、続くメカゴジラがこの日2本目となる4号2ランを放ち、ホールトンをKO。ここで代わった攝津アッパーが後続をピシャリと断ち切ると、その裏、ソフトバンクは松中のタイムリー二塁打で2点を奪い、試合を決定付けた。ソフトバンクはこれで3連勝。ホールトンは7回途中まで3失点で4勝目。敗れた横浜は4連敗となった。

6/2 前田健◆F1−2C
破竹の連勝街道を驀進中の広島だが、この日は日本ハム先発・糸数の前に4回までパーフェクトに抑え込まれてしまう。しかし、広島先発・前田健も4回まで無失点と譲らない。0−0で迎えた5回、広島は四球の嶋を一塁に置いて、ルーキー・岩本がプロ初打点となるタイムリー二塁打を放ち、均衡を破る先制点をゲット。更に、続く石原もタイムリーを浴びせて、この回2点。8回までゼロ行進を続けていた日本ハムは9回、この回から代わった守護神・永川から先頭の田中がヒットで出ると、すかさず二盗。一死二塁となった所で稲葉がタイムリーを浴びせて、1点差と詰め寄ったが、ここから高橋,小谷野が連続三振に倒れて、あと一歩及ばず。辛くも逃げ切った広島はこれで8年ぶりの7連勝となり、ついに借金を完済。前田健は8回3安打無失点の好投で4勝目を飾った。

◆E3−2T◆
楽天は初回、二死一、二塁から鉄平のタイムリー二塁打で先制。更に、中島が死球を食らって、満塁とチャンスを広げたが、中村紀が三振に倒れて三者残塁。1点を追う阪神は3回まで毎回得点圏に走者を進めながら、6残塁の大拙攻を続けていたが、4回、関本の2点二塁打でようやく逆転に成功。しかし、その裏、楽天は一死一塁から中村紀,憲史,嶋,中村真と4連打を浴びせて、再び逆転。阪神は5回以降、散発2安打と三塁も踏めず、1点のビハインドが最後まで重くのしかかって、3連敗。逆に3連敗でストップさせた楽天の先発・ラズナーは7回を2失点で踏ん張り、3勝目。ところで、5回、キュラソ星人のサードへのファールフライをカメラマン席に飛び込みながら掴んだ中村紀のプレーは、「楽天のサードはファールフライを全てキャッチャーに任せる不要な存在」と断言されたも同然な「ドカパロSS 超絶無間地獄変」に対するあてつけとしか思えず、爽快感を覚えた。

◆L7−3S◆
1,2回と1点ずつ奪われ、2点のビハインドとなった西武は3回、ヤクルト先発・石川に対して、片岡のタイムリー二塁打で1点を返すと、続く栗山の4号2ランで逆転。5回には一死満塁から中村が18号グランドスラムをぶち込んで、大きくリードを広げた。ヤクルトは7回無死満塁のチャンスを作るも、代打・武内がショートフライ,川島慶はショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で無得点。8回に青木の4号ソロが飛び出すも、後が続かず、9回も一死一、二塁としながら、後続を断たれた。西武先発・ワズディンは7回途中まで2失点で切り抜け、日本では7年ぶりとなる白星を掴んだ

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