ホリンズ
November 30, 2007 06:05
「素行の悪くない巨人直輸入助っ人をとりあえず応援してみる会」会員としては気にかかるのが巨人の助っ人事情だが、ホリンズ,パウエル,GG佐藤の解雇が正式に決まったと発表された。ゴンザレスは11月30日公示の保留選手名簿に残される事になったが、補強の具合次第では今後解雇される可能性もあるにはあるらしい。今季の当ブログ推奨助っ人として掲げていたゴンザレスが辛くも踏み止まった事にはホッとしているが、どちらかと言うと、ゴンザレスよりもホリンズの方が残留するのではなかろうかと思っていた。ホリンズは微妙な成績ではあるものの、シーズン終盤まで一発不敗神話を構築するなど、1年通して一軍に残った近年の巨人直輸入助っ人野手としては優良(あくまで他のヘッポコ助っ人達と比べた相対評価)な部類に入る存在だったし、元々の年俸もバカ高い訳ではなく、「どんな条件でもいいから来季も巨人でやりたい」と大幅ダウンでも受け入れる姿勢だっただけに、ちょっと勿体ない気も…。これはもしかして、福留の獲得に絶対の自信があると言う事を意味しているのだろうか? だが、福留を逃した場合、巨人の助っ人獲得の下手さっぷりから考えると、ホリンズレベルの助っ人すら見つけてくるのは困難な訳で、ゴンザレス同様、もうしばらく保留にしておいた方が良かったんじゃなかろうか…。まぁ、矢野なり亀井なりがレギュラーに定着してくれりゃいいって話なんだが、巨人と言う球団の性格上、それは望み薄な訳であり…。一方、巨人の二塁手,右打者の層の薄さが幸いし(どうも脇谷をひたすら使い続けて育てようと言う気が若大将には全くない様子なので)、年齢が若い事もあってか、とりあえず、解雇を免れたゴンザレス。オープン戦ではまずまずの安定度を見せ、.そこそこの数字は残せるんじゃないかと期待していたのだが、開幕早々に放った一発が、チキンハートなハマのチンピラの動揺を誘ってしまい、直後に手首へ死球を食らうと言う不運に繋がり、閉幕まで引きずる事に…。もし、正式に残留が決まった場合は、来季こそ開幕から出続けて真価を見せて欲しいものだが、どうも今季終盤の使われ方を見ると、コトーっぽい数字に終わってしまいそうな予感も…。直輸入ではないパウエルだが、故障の所為もあるとは言え、昨年までの実績が見る影もなく、よもやの未勝利。流石に、来年もこの体たらくと言う事はないと思うのだが、年俸に見合う働きとなると微妙と言う事か…。石井一に西武へ逃げられ、グライシンガーの退団も濃厚なヤクルト辺り、動いてみてはどうだろうか? そのグライシンガー争奪戦にやっぱりと言うか巨人は乗り出すそうで…。そりゃ、やるだろうさ、グライシンガーは…。だが、余所の優良助っ人をマネーゲームで安易にかっさらってくる様な真似は、もういい加減、やめれ! こんな事ばかり繰り返していると、補強ルートの拡大に努力しようと言う姿勢を失うばかりだろうに…。クルーンもいらんいらん…。豊田に頑張って貰え。GG佐藤の解雇は当然と言うか、何の落胆もしていない。特に素行が悪かったと言う訳でもないが、そもそも獲得の必要性を感じられない選手だったし、ズバ抜けた実力ないしは個性がある訳でもなかったので、さして応援する気にはなれなかった。結局、GG佐藤が残したものは巨人史上初のニックネーム登録名と言う歴史くらいか。そうそう、オビスポは残留…だよね?
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August 22, 2007 21:43
◆G3−1D◆
中日は初回一死からヒットで出た荒木がすかさず二盗を決めると、阿部の悪送球を誘って、一気に三塁。ここで中村紀がセンターへ犠飛を打ち上げ、早くも1点を先制。その裏、巨人は先頭の松田記者が二塁打を放つも、後続3人が悉く打ち上げて、松田記者は二塁に釘付け。突き放したい中日は4,5回と立て続けに満塁のチャンスを掴みながら、いずれも三者残塁と拙攻三昧。川相不在を痛感し、落胆の色を隠せない中日先発・山本昌に対して、巨人は6回、一死から代打・キムタクの四球,マッスル千代の富士のヒットで一、三塁とした所でガッツがライト前へタイムリーを放ち、ついに同点。なおも一、二塁と勝ち越しのチャンスだったが、恐怖のゲッツー量産マシン・ニックンがショートゴロゲッツーに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、勝ち越しならず。追いつかれた中日は直後の7回、二死一、二塁のチャンス。ここでミスター3ラン・森野に期待が懸かったが、ショートゴロに倒れて、二者残塁。するとその裏、巨人は二死走者なしからホリンズに10号ソロが飛び出して、勝ち越しに成功。続く8回には一死からキムタクに2号ソロが飛び出し、3点目。更に、この後、マッスル千代の富士がヒットで出るも、代走・鈴木尚が二盗を仕掛けて憤死。ガッツが二塁打を放ち、再びチャンスを作るも、恐怖の残塁量産マシン・ニックンがショートゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、追加点ならず。拙攻で嫌な空気を作ってしまった巨人だが、9回は守護神・上原が1番から始まる好打順を3人で退けて、ゲームセット。川相不在で一発に賭けるしかない中日において、最大のキーマンとなるT.ウッズを4打席4四球と徹底的に逃げまくる消極策が奏功した巨人は1勝1敗のタイに持ち込み、再びゲーム差は0に。これまで40試合に投げながら、一切勝敗のつかなかった2番手・西村にようやく今季初白星が灯った。山本昌は7回2失点ながら、打線に見殺しに遭い、今季中の200勝達成はいよいよ厳しくなってきた。
◆S2−12T◆
プロ初先発となるルーキー・高市に対して、阪神が序盤から怒濤の一発攻勢。2回に桜井の5号2ランで先制すると、関本も4号2ランを叩き込み、この回、4点。続く3回にはキュラソ星人の26号3ランの後、またも桜井が2打席連続の6号ソロを放ち、早くも8点目。4,5回にもヤクルトのバッテリーエラーで1点ずつ加え、10点目を奪い、試合を決定付けた。大量援護に守られた先発・上園は宮出,寿司職人ラミレスとソロ2発を浴びたものの、5回以降はノーヒットと完璧な投球を見せ、プロ初完投で5勝目。これで阪神は首位・中日に1.5差と詰め寄った。
◆C5−2YB◆
初回、広島は昨夜、大ブレーキとなった新井が意地の先制タイムリーを放つも、2回に内川の2号2ランで横浜が逆転。しかし、その裏、広島は投手の長谷川が自らを助けるタイムリーを放ち、試合は振り出しに。中盤は膠着状態に陥り、2−2の儘、終盤へ突入。迎えた7回、広島は先頭の倉がレフトオーバーの二塁打を放つと、代打・井生のセカンドゴロで三進。ここでハマのチンピラが暴投を犯し、倉は労せずして勝ち越しのホームイン。更に、この後、吉村のタイムリーエラー,栗原のタイムリーでダメ押しの2点を追加。8回に倉の守備妨害を巡って、猛抗議をかましたブラウン監督が遅延行為で退場となるアクシデントはあったが、永川が辛くも凌いで、逃げ切った。
◆H5−2L◆
初回、川崎のタイムリーで先制したソフトバンクは続く2回には本多のタイムリーで2点を追加。先発・杉内が3回にベンちゃんにタイムリーを浴び、2点を返されるも、その裏、一死満塁として、西武先発・帆足をKO。そして、2番手・ハンニバルから田上が2点タイムリー二塁打を放ち、3点差と突き放した。杉内は7回まで2失点で踏ん張ると、8回は藤岡がピシャリと締め、そして、9回には守護神・馬原が三者三振の快投で逃げ切った。杉内は涌井に1差と迫る14勝目。
◆F1−0Bs◆
偽バファローズ先発・岸田に対し、初回二死一、二塁のチャンスを逃した日本ハムだが、続く2回、金子誠のタイムリー三塁打で先取点をゲット。中盤に入ってからも、4回二死一、二塁,6回無死一、二塁とチャンスを作るが、岸田の粘りの投球の前にあと一本が出ない。一方、偽バファローズも日本ハム先発・ダルビッシュの前に8回まで散発4安打と沈黙。1−0の儘、迎えた土壇場9回、偽バファローズは先頭の平野恵がヒットで出ると、二死後、ローズ,北川と連続四球を選んで満塁のチャンス。しかし、最後は下山がサードゴロに倒れ、2試合連続の1−0での完封負けとなった。
◆M4−6E◆
悪の温床・楽天は初回に草野の7号ソロで先制すると、4回にはショートのタイムリー二塁打で2点目。2点を追うロッテは5回、約3ヶ月ぶりのスタメン復帰となったズレータのタイムリーと一場のボークで同点。しかし、直後の6回、悪の温床・楽天は一死満塁から鉄平がライトオーバーのタイムリー二塁打を放ち、2点を勝ち越し。ロッテ先発・久保はここでKO。更に、この後、ふぇるなんです,牧田の連続タイムリーで2点を加え、この回、一挙4点。粘るロッテはその裏、オーティズのタイムリー二塁打で悪の温床・楽天先発・一場をKOすると、代わった牧野から里崎が犠飛を打ち上げ、2点差。なおも一死一、二塁のチャンスだったが、ズレータがゲッツーに倒れて、2点止まり。結局、ロッテの反撃はここまで。7回以降は一人の走者も出せず、あと2点が届かなかった。
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June 08, 2007 23:57
◆G3−2E◆
悪の温床・楽天は水島の呪いに苛まれながらも、春風亭半ケツから山崎武の2ランで先制。先発・有銘は5回まで無失点の好投を見せると、6回も簡単に二死。しかし、ここから連打を浴びた後、ホリンズに痛恨の3ランを浴び、形勢逆転。7回から林−豊田と繋いだ巨人は最後は上原が三者三振の快投を見せ、1点差を守りきった。春風亭半ケツはハーラーダービートップ独走の8勝目。
◆D8−7L◆
山本昌が3四球で満塁とした挙げ句に連続タイムリーで一掃されるなど、立ち上がりから大乱調。すぐさま5点を返して逆転して貰ったにも拘わらず、5回に3連打を浴びて、無念の5失点KO。それでも中日は7回に川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した福留の一発で勝ち越し、守護神・岩瀬を投入す瑠逃げ切りパターンに持ち込んだが、一死一塁から中島に2ランを叩き込まれ、悪夢の逆転を許す。今度は西武が守護神・小野寺を注ぎ込み、逃げ切りを図るも、粘る中日は四球と内野安打で二死一、二塁とした所で英智が走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、逆転サヨナラ勝ち。岩瀬は不本意ながらも今季初勝利。岩瀬を攻略しておきながら、再逆転を許してしまった西武はこれで7連敗。
◆C4−6H◆
水島の呪いにより、骨折で登録抹消となっていた川崎を万全でないながらも緊急昇格させたソフトバンクだが、4回まで青木高の前にノーヒットと沈黙するなど、虚弱投手・里中にパーフェクトを食らわされた呪いの後遺症は依然として払拭出来ない。すると、先発・ガトームソンが根負けし、4回裏に栗原に先制3ランを許してしまう。しかし、6回、代打・ブキャナンの一発でようやく1点を返すと、7回にはハマのスペランカーのソロ,代打・柴原のタイムリーでついに同点。その裏、2番手・佐藤が嶋に勝ち越し弾を浴びるも、直後の8回、またもハマのスペランカーのタイムリーで同点。更に、小久保に2点タイムリーが飛び出して、勝ち越し。最後は馬原が締めて、連敗を脱出。ソフトバンクは10試合ぶりに5点以上を獲得。呪いから復帰した川崎は無安打に終わったが、チームの呪い打破へ光明が見えてきた。
◆T2−1Bs◆
プロ初登板初先発となるルーキー・上園に対して、偽バファローズは初回に北川の犠飛であげた先制点以降、一向に得点を奪えないスミ1状態。しかし、先発・平野佳が8回まで散発4安打の無四球で無失点に抑える快投を展開。阪神は6回から橋本ー久保田と繋ぎ、9回には負けている状態ながらも、藤川を投入する執念のリレーで追加点を許さず、試合は0−1の儘、土壇場9回裏に突入。コリンズ監督は何を血迷ったのか、ここまで101球と完封ペースの平野佳から加藤大にスイッチするもこれが大裏目。加藤大は一死満塁のピンチを作った挙げ句、藤本に押し出し四球で同点を許し、あえなくKO。なおも満塁の場面てで代わった高木に至っては、いきなり鳥谷に押し出し死球を食らわせる最悪の形でサヨナラ負けとなり、連勝は4でストップした。
◆S0−2F◆
吉川,館山の投げ合いで両軍5回までゼロ行進。迎えた6回、日本ハムはここまで2安打と当たっている青波の長瀬が2ランを叩き込み、ついに先制。吉川はその裏、二死一、二塁のピンチを迎えた所で降板となったが、押本が後続を断ち切ると、試合は8回表が終わった所で降雨コールド。吉川は3度目の先発で待望のプロ初勝利を果たし、チームの連勝も14と伸びた。ヤクルトは7回までに8安打4四球と走者を出しまくりながら、あと1本が出ない拙攻が響いた。
◆YB1−12M◆
初回、フクーラの2号2ランで先制したロッテは以降も小刻みに加点し、5回まで毎回得点。終盤にもダメ押しの5点を加え、計16安打12点と横浜投手陣を粉砕。投げては先発・清水が大量リードに気を抜く事なく、8回まで散発5安打無失点の好投を展開。9回もあっさり二死を取り、今季初完封を目前にしながら、金城,吉村と連続二塁打を浴びて、ついに1点を献上。完封は逃したものの、今季初の完投勝利で2勝目を飾った。チームはこれで4連勝。
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May 02, 2007 23:40
◆D3−5G◆
5000勝へリーチをかける巨人は初回から朝倉の暴投で労せずして先制すると、3回にはマッスル千代の富士の7号ソロで先制。、その裏、谷繁のタイムリー二塁打で1点を失うも、5回には鈴木尚の犠飛で再び2点差。5回まで無難に抑えていた先発のルーキー・金刃だったが、6回、一死一、三塁のピンチを迎えると、森野のピッチャーゴロで2点目を失った所で降板。プロ初勝利を粉砕した過去のある会田に後を託したが、会田はここで中村紀に同点タイムリー二塁打を浴び、またも金刃の白星を粉砕。この後、巨人は最近、軟禁状態だった豊田−林と繋ぐ必死の継投を見せ、試合は延長に突入した。10回、中日は一死一、二塁と絶好のサヨナラのチャンスに代打・立浪が登場するも、サードへのファールフライに終わり、続く森野も空振り三振に倒れて、二者残塁。一方、巨人は11回、今季初の2イニング目となる中日守護神・岩瀬に対して、二死から鈴木尚が内野安打で出ると、ここで鈴木尚にスタメンを奪われたホリンズが代打で登場し、ライト線へ怒りのタイムリー三塁打を放って勝ち越し。更に、続くマッスル千代の富士もタイムリー二塁打を放って、岩瀬をKO。最後は期間限定ストッパー・上原が3人で締め括り、プロ初セーブ。これで巨人は球界初の通算5000勝を達成。一方、2回にT.ウッズが暴言退場となった事が大きく響いた中日は6連敗でついに借金生活に突入。この詰めの甘さはひとえに攻守に渡って果てしなく頼りになる名手・川相がベンチにいながらコーチ業に収まっていると言う宝の持ち腐れ状態にある事が原因であるのは言うまでもなく、一刻も早い名手・川相の現役復帰を願う声は日に日に高まっている。
◆YB4−0T◆
初回一死一、二塁,2回二死満塁のチャンスを悉く逃す拙攻モードの阪神に対して、横浜はその裏、鈴木なおのり,金城が連打を浴びせた後、吉村がきっちり犠飛を打ち上げ、1点を先制。更に、この後、3回に内川のタイムリー三塁打,4回には相川のタイムリーで小刻みに加点。6回にはガッツな貴公子・仁志にもタイムリーが飛び出し、ダメ押しの4点目。先発・ハマのチンピラは3回以降、完全に立ち直り、阪神に付け入る隙を許さない好投を展開。完封が懸かった土壇場9回に二死満塁と一発で同点の大ピンチを背負ったが、ここで売り出し中の代打・狩野をセカンドゴロに打ち取って、今季初完投初完封で2勝目をマークした。横浜はこれで4連勝。逆に敗れた阪神は4連敗となった。
◆C1−0S◆
金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいな名前で凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガーと大竹の両先発が走者を出しながら要所を締める粘りの投球で8回まで無失点と互いに譲らず、0−0の儘、試合は土壇場9回へ。広島は同点ながら早くも守護神・永川を投入し、9回を三者凡退で切り抜けると、ヤクルトもその裏、木田画伯にスイッチする継投策に打って出る。木田画伯は嶋,倉,松本高と三者三振に斬ってとる気迫の投球を見せ、試合は延長へ。迎えた10回、広島は永川に2イニング目を任せず、梅津を投入。二死一、二塁のピンチを迎えた梅津だが、飯原を打ち取って何とかこの場面を凌ぐと、広島はその裏、四球の森笠を送って、二死二塁。ここで栗原はサードへのゴロに倒れるも、これを度会がよもやの後逸。ボールが外野へ転々とする間に森笠が一気に返って、今季初のサヨナラ勝ち。梅津に2年ぶりの白星がついた。まさかのサヨナラ負けを喫したヤクルトは広島と入れ替わりで最下位へ転落。
◆H2−4E◆
連勝街道驀進中のソフトバンクだが、この日は17日ぶりの先発となった和田が不調。2回に山崎武の10号先制2ランを許すと、4回にも山崎武に被弾。更に、5回に塩川にタイムリーを浴びて、4失点。一方、悪の温床・楽天先発のルーキー・田中はプロ初勝利をゲットしたソフトバンク相手に自信をつけたか、3回までノーヒットに抑える上々の滑り出しを見せるなど、6回まで無失点の好投を展開。7回にブキャナンに2ランを浴びて、この回限りで降板となったが、リリーフの援護を仰いで、プロ2勝目をマーク。最後を締めた福盛は実に13日ぶりのセーブとなり、チームの連敗はようやく5でストップし、5位に浮上。またもやルーキーに苦渋を舐めさせられたソフトバンクの連勝は9でストップし、首位陥落となった。
◆L11−8Bs◆
西武は初回、二死走者なしから中島,カブレラ,ベンちゃんの3連打で先制すると、更に、続くリーファーが5号3ランをかっ飛ばし、早くも4点のリード。一方、偽バファローズは右膝靱帯手術から2年ぶりの復帰登板となる西武先発・河原に対して、牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズの10号ソロで応戦するも、3回にカブレラに6号2ラン,G.G.佐藤に7号ソロと立て続けに被弾した川越はあえなくKO。1点ずつ取り合った後、偽バファローズは5回にラロッカの10号2ラン等で4点を返し、勝利投手の権利を目前にした河原をKOするも、7回に大島,中島のタイムリーで致命的な3点を失い、試合を決定付けられた。9回にも粘りを見せたが及ばず、これで偽バファローズは5連敗で最下位に転落。3連勝で首位に返り咲いた西武は4番手で登場したミッチーに白星がつき、ミッチーは全て中継ぎでの3勝目をマークした。
◆M4−0F◆
3回に青野のスクイズと小技で先制したロッテだが、この後は4回にワトソン博士の4号ソロ、5,7回には今江の2打席連続アーチと一発攻勢で1点ずつ加えて、4点のリード。先発の渡辺俊はほぼ毎回走者を出しながらも、7安打打たれながらも、全て散発と落ち着いた投球で後続を断ち切り、2年ぶりの完封で2勝目。防御率リーグトップに躍り出た。雨天中止を挟んだ事で勢いが止まってしまったか日本ハムの連勝は4でストップ。田中幸はこの日もスタメンに起用されたが、3タコに終わった。
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April 21, 2007 18:28
◆T2−5G◆
豊田の大炎上で悪夢のサヨナラ負けを喫し、首位獲りに失敗した巨人。この日はローテ通りならアゴくらの番だったが、ここまで背信投球が続き、阪神と相性が悪い事もあって、二軍から上がってきたばかりの久保が今季初先発を任される事に…。その久保は初回、いきなり一死一、二塁のピンチを迎えるも、キュラソ星人,ゼブラ今岡と連続三振に斬ってとり、無失点で切り抜ける。すると、直後の2回、二死一、二塁のチャンスに覚醒しつつあるホリンズが落ちるボールをうまく掬って、レフトスタンドに叩き込む会心の2号3ランを放ち、3点を先制。阪神は矢野が突き指で欠場している事もあって、前夜のヒーロー・狩野をスタメン起用したが、その期待に応える様に第1打席で痛烈なヒットを放った狩野は4回の第2打席ではレフトスタンドへプロ初アーチをバックスクリーンにぶち込んで反撃の狼煙を上げる。更に、6回の第3打席では2番手・野口から猛打賞となるライト前ヒットを放つと、代打・関本の左中間突破二塁打で一気に三塁を蹴り、見事なスライディングでホームを陥れて、1点差に詰め寄る大活躍。しかし、阪神に傾きかけた流れを再び巨人に引き寄せたのは、またもホリンズ。8回、四球のキムタクを一塁に置いて、会心のタイムリー二塁打を放つと、この後、マッスル千代の富士にもタイムリーが飛び出して、ダメ押しの5点目を追加。3点リードで迎えたラストイニング、昨夜と同じシチュエーションで豊田に名誉挽回のチャンスを与えられるのか注目されたが、若大将・原監督は無情にも林を起用。林は無難に3人で締め括り、昨夜の悪夢再現を回避。久保は3年ぶりの先発での白星を掴んだ。果たして、今後、豊田がどういう扱いを受ける事になるのか気になる所だが、それはさておき、ホリンズが3安打4打点と大爆発したのは嬉しい限り。キムタクも2安打とキープしており、ホント、ゴンザレスの処遇が心配になってきた。そろそろ戻って来ないと、ただの代打要員になってしまうぞ…。阪神は安直起用とも思われた狩野が一発含む3安打の大ブレイク。この儘、勢いに乗れるか注目したい所だ。
◆S7−16D◆
怒濤の拙攻拙守で今季初完封負けを喫し、川相不在の重みを痛感させられた中日。しかし、依然として川相コーチの現役復帰を阻止する圧力が内外からかかっており、川相はベンチで見守るしかない状況。これに業を煮やした福留が初回、無死一、二塁の場面で川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに3号3ランを叩き込むなど、中日は早くも4点を先制。2回に藤井の暴投で1点を加えると、中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに3,5回と2打席連続アーチを放ち、7点目。しかし、先発・吉見は4回もたずに3失点KOされると、3番手・金剛も3連打で2失点、4番手・浅尾も青木に被弾し、6回を終わって1点差まで追い上げられてしまう。何とか突き放したい中日は7回、一死二塁から代打・立浪のヒットを皮切りに四球1つを挟んで7連打の集中攻撃。更に、立浪の代走に起用され、その回のうちに打席が回ってきた新井にも今季初安打となるタイムリー二塁打が生まれ、この回、大量8点。それでもまだ不安なのか、8回にまたも福留が三塁打で出ればサイクルヒットと言う場面で川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにこの日2本目のホームランでダメ押し。10残塁の大拙攻ではあったが、川相不在が故の一発攻勢と7回の集中打が効いて、中日は辛くも首位をキープ。福留はオーバーサイクルとなる5安打5打点の大爆発だった。尚、5番手のラミレスは来日初勝利。また、ヤクルトの寿司職人ラミレスは3回に放ったヒットで史上244人目、外国人としては球団初となる1000本安打をマークした。
◆YB3−2C◆
久々に打線が爆発して初戦を取った広島だが、2回無死一、三塁と言う先制チャンスを逃すと、その裏、吉村のタイムリーで先制点を献上。先発・佐々岡はこの1点のみで5回まで投げきったが、打線は4,5回と一、二塁のピンチを逃し、早くも7残塁。そして、6回、3連続四球で無死満塁と絶好のチャンスに好調・倉に打順が回ったが、ショートゴロゲッツーの間に同点に追いつくのが精一杯。しかし、1−1で迎えた土壇場9回、先のチャンスではしくじった倉が値千金の一発を叩き込み、ついに勝ち越しに成功。あとは守護神・永川投入で逃げ切るだけだったが、一死から連打を浴びて、二死二、三塁のピンチを迎えると、代打・マイケルに走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて、悪夢の逆転サヨナラ負け。今季初の連勝チャンスを寸前で逃した広島は明日の一戦で初の3連戦勝ち越しを懸ける事になるが、死球退場となった求道者・前田が出られるかどうかが気がかりだ。
◆F2−11H◆
開幕早々、水島の呪いに苛まれ、依然としてエースらしい投球が出来ずにいる斉藤和は4回まで3安打無失点とまずまずの立ち上がり。打線の方は初回一死満塁のピンチに小久保,ブキャナンが連続三振を喫するなど、ゼロ行進を続けていたが、5回、ハマのスペランカーのタイムリーでようやく1点を先制。しかし、その裏、斉藤和は劇団ひちょりのタイムリー二塁打であっさり追いつかれると、何とこの回限りで降板し、またも白星つかず仕舞い。その後、1点ずつ取り合って迎えた7回、突如、ソフトバンク打線が爆発。本多のタイムリーで勝ち越した後、ハマのスペランカー,松中が連続アーチ。更に、アダムにも来日初アーチとなる2ランが飛び出して、この回、一挙7点のビッグイニングで試合を決定付けた。ソフトバンクは11日ぶりの連勝で再び貯金生活が復活した。スタメン8人が15安打4発と打ちまくった中、唯一、ブキャナンだけが5タコ4三振の大ブレーキだったのが、何だか物悲しい。斉藤和も悪くはなかったが、5回で降板を命じられる様ではエースとしては失格だ。まさかどこか痛めたのではあるまいな? 敗れた日本ハムは今季初の3連敗。
◆L1−7Bs◆
同僚・涌井と激しく月間MVPを争うオツは開幕5連勝を懸けて先発マウンドに登ったが、立ち上がりから制球に苦しみ、2回には押し出し四球で先制点を与えるなど、2失点。続く3回には後藤にタイムリー二塁打を浴びると、更に、4回にはローズの2点タイムリー二塁打等で3点を失い、あえなくKO。一方、偽バファローズ先発・デイビーは7回を投げ、福地のタイムリーによる1点のみに抑える好投を展開し、2勝目をマーク。前回は3タテを食らった偽バファローズだが、ようやく対西武初勝利となった。
◆E3−5M◆
ここまで好投を続けながら、なかなか打線と噛み合わない成瀬。この日もロッテ打線は悪の温床・楽天先発・青山の前に3回まで無得点と沈黙。落胆の色を隠せない成瀬に対して、悪の温床・楽天は3回、鉄平,塩川,礒部の3連打で2点を先制すると、更に、ショートにもタイムリーが飛び出し、3点目。しかし、直後の4回、フェルナンデスのエラー等で満塁のピンチを背負った青山はワトソン博士に押し出し四球を許すと、里崎にはタイムリーを浴びて、1点差。更に、5回には青野の内野ゴロの間についに同点。追いついて貰った成瀬だが、その裏、二死から礒部を歩かせると、何を血迷ったかバレンタインはこんな中途半端な所で成瀬を下ろし、成瀬はまたも白星を掴めず。3−3で迎えた7回、ロッテはズレータのタイムリーで、ついに勝ち越し、青山をKOすると、更に、里崎の犠飛で貴重な5点目を追加。最後は小林雅が締めて、3連勝。嫌がらせの様なタイミングで引きずり下ろされた成瀬からバトンを受けたゴーグルは3年ぶりの白星をゲットした。
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