フォード
April 04, 2008 22:48
◆G1−6T◆
開幕からの連敗がようやく止まった巨人と、開幕からの連勝がついに止まった阪神が激突。いきなりマッスル千代の富士の先頭打者アーチで巨人が先制し、両軍のバイオリズムは変わったかに思われたのも束の間、先発・春風亭半ケツが2回にフォードのタイムリーを許して、あっさり同点。1つ負けたくらいでは勢いは止まっていなかった阪神は4回にはゼブラ今岡,フォードの一発で2点を勝ち越し。更に、6回にはまたまたフォードがタイムリーを放つなど、2点を追加。8回には鳥谷の2号ソロでダメ押し。投げては先発の安藤が2回以降安定した投球で7回まで投げきると、8回から江草−久保田と繋いで逃げ切った。
マッスル千代の富士の一発以降、ゼロ行進。結局、一発が出ないと如何ともしがたい体質は何も変わっていなかった様だ。覚醒が期待されたガッツもシングル1本に留まった。春風亭半ケツはまたも5失点KOで昨年の最優秀防御率投手の面影も見られない。ところで前回、先発として最低限の結果は残した栂野がも早くも中継ぎに回されているのだが、木佐貫の昇格が決まったのだろうか。阪神はフォードがついに爆発。覚醒したかどうかは明日も見てみないと分からないが、鳥谷も絶好調なだけにフォードに当たりが出てくると下位打線も脅威になりそうだ。で、5点差もあるんだから、久保田は使わないでいいんじゃないのかね?>岡田監督
◆D1−6S◆
中日先発・朝倉は2回、先頭のリグスに今季初アーチを浴び、先制点を献上。3回には簡単に二死を取ったものの、青木のセカンドゴロを荒木がよもやのエラー。これで川相不在を改めて痛感し、動揺を隠せない朝倉は続くリグスにも痛打された後、ガイエルに3戦連発となる3ランをぶち込まれる有様。制球に苦しむ村中を相手に2回無死一、二塁,3回二死一、二塁のチャンスを逃すなど、川相不在の弊害を露呈し続ける中日は4回、先頭のベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2号ソロを叩き込み、ようやく1点を返したが、これが中日の放ったこの試合最後のヒットだった。ヤクルトは9回にガイエルのタイムリー等でダメ押しの2点を追加。村中は7回1失点の好投でプロ初白星を飾った。
前回は打ち込まれただけに、オープン戦の好投がフロックと言う可能性も心配されていた村中だが、今回はきっちり結果を残して一安心。売り出し中の川島慶が右手親指靱帯損傷で登録抹消となったのは気になるが、この日は両助っ人が5安打5打点と爆発し、機動力不要の試合運びだった。それにしても、中日は相変わらずの一発依存症の上、荒木,井端,中村紀が揃ってエラーを犯すなど、攻守に渡って川相不在の弊害を遺憾なく発揮。だから、早く現役復帰させろと…。
◆C1−2YB◆
はーちゅん,大竹の両先発がいずれも7回まで無失点と相譲らぬ好投を展開。0−0の儘、迎えた8回、横浜は金城のタイムリーでついに先制。更に、メカゴジラにもタイムリーが飛び出し、この回2点。その裏、広島はオチョアのタイムリーで1点差と詰め寄ると、土壇場9回には一死一、二塁と一打サヨナラの場面を作ったが、ここで代わったマットホワイトの前に緒方,倉の代打攻勢が退けられた。
この日も求道者・前田は無事スタメンに起用され、またまた2安打。しかし、その前を打つ栗原が打線を分断。オチョアも当たっているだけに栗原の不振は痛い。9回に入って、那須野−木塚−マットホワイトとやけにバタバタしていた横浜の継投だが、ヒューズを投入出来ない理由があったのだろうか?
◆M3−6H◆
開幕ダッシュに成功したかに見えたのもほんの一瞬で、いつの間にやら楽天の後塵を拝する状況に陥ってしまったソフトバンクは杉内投入で巻き返しを図る。初回にエラーに乗じてチャンスを作り、悩める主砲・松中のタイムリー内野安打で先制したはいいものの、2回に杉内が今江にタイムリー内野安打を許して、あっさり試合は振り出しに…。均衡が破れたのは6回、二死からヒットと2四球で満塁としたソフトバンクは井手のタイムリー二塁打で2点を勝ち越し。杉内が早くも5回限りで退き、必死の継投で逃げ切りを図るも、8回に柳瀬が連打を浴びてKO。代わったニコースキーも3本のタイムリーを許して、この回、悪夢の5失点。9回は荻野の前に3人で打ち取られ、首位奪回ならず。ロッテの連敗は4でストップした。
6回のマウンドに一度は上がった杉内が久米とスイッチしたのは、王さんのひらめきだったのか、杉内に故障が発生したのか? 結果的に杉内の早期降板が痛かった。ガトームソンが前に回り、ストッパー専念となった矢先のニコースキーが打ち込まれたのもショックだろう。早め早めの継投と言うより、勝っているにも拘わらず、後手後手に回った継投の様な印象だった。で、結局、バレンタインは荻野をストッパーにするつもりなの?
◆Bs2−3F◆
先発の駒不足に悩む偽バファローズだが、この日は何と鴨志田がプロ初先発。いきなり3連続四球と言う凄まじい立ち上がりとなったが、劇団ひちょり,田中と立て続けに二盗を仕掛けて憤死する日本ハムの拙攻に助けられ、無失点で切り抜ける。その裏、壊滅的な不振に喘ぐカブレラに奇跡的な先制タイムリーが飛び出したが、直後の2回、依然として制球の定まらない鴨志田は2四球等で二死満塁のピンチを作り、劇団ひちょりに走者一掃の逆転タイムリー三塁打を浴びて、早くもKO。中盤は膠着状態となったが、偽バファローズは7回に日高の一発で1点差。8回には先頭のラロッカが二塁打と絶好のチャンスを作ったが、後続3人が倒れて、同点ならず。最後はMICHEALに反撃を断たれて、あと一歩及ばなかった。
今日のビッグボーイズのコーナー♪ ラロッカが4の2,ローズは2タコだが2つの四球を選び、カブレラは先制タイムリーを放って4の1。ラロッカがマルチ安打を記録したり、カブレラにタイムリーが飛び出すだけで大事件の様に思えてしまうくらい感覚が麻痺している。しかし、8回にラロッカの作ったチャンスをバッサバッサと叩き折るローズ,カブレラは流石だ。それにしても、先発・鴨志田かよ! 幾ら何でも他にいなかったのか?
◆L4−2E◆
破竹の7連勝で悲願の単独首位に立った楽天はこの日も初回からいきなりの3連打であっと言う間に先制する幸先のいい立ち上がり。しかし、先発・インチェがピリッとせず、2回に細川に同点タイムリーを許すと、3回には栗山に被弾し、勝ち越しを許す。そして、4回には不振のまつさかに2点タイムリーを浴びて、この回限りであえなくKO。楽天は6回にフェルナンデスの4号ソロで1点を返したものの、8,9回と立て続けに満塁のチャンスを逃して、連勝はついにストップした。
渡辺直が打っては3安打、走っては1走塁死,2盗塁死、守っては1エラーの大暴れ。こいつがもう少し落ち着いていれば、楽天の連勝は続いた…かも…。先発・インチェも新垣顔負けの3暴投をかますなど、バタバタした投球だったが、そんな中、ノムさんにシメられまくっているグスマンが2番手として3回無失点の好リリーフ。今季初めて見せた勇姿は今後の起用法にどう影響するのか注目だ。
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