グライシンガー
June 16, 2007 20:34
◆H2−3G◆
春風亭半ケツと杉内、両リーグの最多勝同士の対決は下馬評通りの息詰まる投手戦となった。杉内が7回まで散発2安打無失点と言う完璧な投球を展開するのに対し、春風亭半ケツは走者を出しながらも粘って抑える持ち味を発揮し、同じく7回まで無失点。0−0の儘、迎えた8回、杉内はこの回も簡単に二死を取るも、ここで矢野に死球を食らわせてからおかしくなり、続くキムタクにセンター前へ弾き返されると、マッスル千代の富士にはライトスタンドへ放り込まれて、一気に3点を献上。しかし、その裏、ソフトバンクは二死二塁から代打・柴原のタイムリー二塁打で春風亭半ケツをKO。ここで代わった上原も「期間限定ストッパー」の「期間」が大凡の予想通り「今季一杯」であった事が明らかになり、指揮官に騙された事でモチベーションが上がらないのか、続く大村にタイムリーを浴びて、1点差。しかし、水島の呪いに苛まれ続けているソフトバンクの反撃はこれが精一杯。続く田上はライトフライに倒れると、9回も3人で攻撃終了し、連勝は3でストップ。杉内は前回に続いて好投しながら、打線に見殺しにされる形でまたも10勝目はお預け。一方、春風亭半ケツは2位に2差をつける9勝目を飾った。
◆F2−3D◆
中日は初回、制球に苦しむダルビッシュから一死一、二塁のチャンスを掴むと、福留のタイムリー二塁打で先制。更に、四球で二死満塁となった所で谷繁も四球を選んで、押し出しの2点目をゲット。徐々に制球が定まりだしたダルビッシュだが、4回に二死一、二塁から井端にタイムリー内野安打を許し、3点目を献上。一方、中日先発・人斬り抜刀斎は初回のピンチを切り抜けてからは立ち直りを見せ、6回まで無失点投球を展開していたが、7回、先頭の小谷野に痛打されると、続く高橋に3号2ランを叩き込まれて、1点差。更に、一死一、三塁のピンチを作った所でついにKO。しかし、代わった平井が辛くも後続を断ち切ると、8回からは岡本,9回からは岩瀬と繋ぐ必勝リレーを展開し、何とか逃げ切った。日本ハムは引き分け1つを挟んで3連敗。
◆L12−2C◆
3回に梵の犠飛で先制した広島だが、4回、先発・黒田が突如の大乱調。いきなりの4連打で3点を奪われると、更に、細川にタイムリーを浴び、この回、4失点。続く5回にはベンちゃんにバックスクリーンへ7号3ランを叩き込まれて、悪夢の7失点KO。西武は6回にも中島の6号3ランの後、ベンちゃんに2打席連続アーチが飛び出して、4点を追加し、試合を決定付けた。西武は17安打12点の猛攻で3連勝。先発・オツは8回2失点の好投で、自らの連敗を5でストップさせた。2試合連続の2桁失点の広島は3連敗で借金10となり、西武と入れ替わりで交流戦最下位に転落した。
◆M7−11T◆
初回、林の10号ソロで先制を許したロッテだが、3回に早川の2点タイムリー二塁打で逆転すると、その後も着々と加点。7回にはサブロー,里崎の連続アーチが飛び出して、これがダメ押しとなったと思われた。しかし、土壇場9回、阪神が怒濤の猛反撃を開始。8回からマウンドに上がっていた4番手・藤田を3連打でKO。無死満塁の場面でマウンドに上がった守護神・小林雅に対して、桜井がライトフェンス直撃の2点タイムリー二塁打を浴びせると、続く浅井のショートゴロを渡辺正がタイムリーエラー。続く関本が送った所で狩野,シャア少佐の連続タイムリーで一気に同点。なおも二、三塁の場面で林が敬遠されて満塁となった所で小林雅をKO。代わった薮田に対して、打者一巡で回ってきたキュラソ星人がライト前へ2点タイムリーを放ち、勝ち越しに成功すると、更に、二死後、鳥谷,桜井の連続タイムリーで2点を加え、この回、大量9点のビッグイニングを形成。その裏、藤川が3人でピシャリと締めて、連敗を3でストップ。敗戦処理で登板した筈の4番手・桟原に今季初白星が転がり込んだ。
◆Bs1−7S◆
偽バファローズ先発は無傷の3連勝中のユウキ。2回まで無難に抑えたが、3回、一死二、三塁のピンチを迎えると、寿司職人ラミレスにセンター前へ弾き返され、2点を献上。5回には青木に9号ソロを被弾し、この回限りで降板。一方、金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいな名前で凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガーの前に6回まで僅かに3安打と沈黙していた偽バファローズ打線は7回に二死満塁から代打・水口のタイムリーでようやく1点。なおも満塁と一打同点のチャンスだったが、村松がファーストゴロに倒れて、三者残塁。ピンチを逃れたヤクルトは直後の8回、代打・度会のタイムリーで2点をあげると、9回にも寿司職人ラミレスのタイムリー二塁打でダメ押しの2点を追加。グライシンガー7回1失点の好投で7勝目をマークした。
◆E0−9YB◆
横浜は2回、一死一、二塁から下窪,相川の連続タイムリーで2点を先制すると、更に、石井タクローが送った所で悪の温床・楽天先発・松崎をKO。代わった青山からガッツな貴公子・仁志も2点タイムリーを浴びせて、この回、4点。青山は6回まで無失点に抑える好リリーフを見せたものの、7回に3番手・吉崎に代わると、二死二、三塁のピンチを作ってKO。更に、4番手・戸部は連続四球で押し出しの1点を与えると、続く吉村には走者一掃のタイムリー三塁打を浴びて、8点目を献上。横浜は8回にも小池のタイムリー二塁打でダメ押し。悪の温床・楽天打線はアウトカウントを稼ぐ事しか能のない扱いを受けた水島の呪いの影響か、ハマのチンピラ相手に8回まで無得点に抑え込まれる戸、9回もホセロに3人で捻られ、完封負け。横浜は今季2度目の5連勝となった。
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May 31, 2007 21:51
◆G7−3H◆
水島の呪いと言う強大無比な敵との戦いに苦しめられているソフトバンク。この日は今季最悪の調子と言ってもいい内海相手に初回二死一、二塁,2回一死二塁と攻め立てながら、あと1本が出ない拙攻を繰り返していたが、3回、一死二塁からハマのスペランカーが8号2ランを叩き込み、ついに先制。4回には先頭の田上が3号ソロを叩き込むと、二死後、連打を浴びせて、内海は今季最短のKO。しかし、代わった西村の前にハマのスペランカーが打ち取られ、追加点はならず。先発・新垣は5回まで2安打無失点と危なげのない投球を見せていたが、6回、ついに十八番の暴投をかまして、日本記録まであと4と接近。この回は事なきを得たものの、続く7回、2本のヒットで一死一、二塁のピンチを迎えた所で降板。代わった佐藤もホリンズを歩かせて満塁となった所で3番手・篠原がマウンドに上がったが、ここで代打・矢野に2号グランドスラムを痛恨被弾し、一気に形勢逆転。これで完全に流れを引き寄せた巨人は8回には阿部の10号3ランでダメ押し。最後はセーブのつかない場面ながらも登場した上原が3人でピシャリ。内海以降、4人の投手がノーヒットに抑える完璧なリレーを見せるなど、内海を早々と見限った若大将・原監督の決断が見事に決まり、巨人はこの2連戦2連勝。ソフトバンクは悪夢の逆転負けを喫し、依然として水島の呪いからは解放されていない事をまざまざと見せつけた。それにしても、新垣の降板はちょっと早まったのではなかろうか…。
◆D10−2E◆
怒濤の拙攻拙守を繰り広げる川相不在の弊害を大露呈しまくっての3連敗中の中日は2回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにT.ウッズのリーグ一番乗りとなる20号ソロで先制すると、更に、一死後、中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに10号ソロを放ち、この回、2点。一方、この日から本格的に水島の呪いに苛まれつつある悪の温床・楽天は直後の3回、二死一塁から渡辺直,高須,礒部の3連打で一気に同点。追いつかれた中日は4回、谷繁が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに3号2ランを放ち、勝ち越しに成功。7回には中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにこの日2本目となる11号3ランを放り込むなど、8長短打で大量6点を奪い、試合を決定付けた。中日先発・小笠原は5回2失点で退いたが、打線とリリーフの援護に助けられ、開幕4連勝。悪の温床・楽天は5番以下はノーヒットと完全に沈黙し、悲願の貯金生活はお預けとなったが、水島の呪いにかかっている事を考えると、貯金のチャンスはもう2度とやって来ない可能性も十二分に考えられる所だろう。
◆C0−2M◆
ロッテは初回、一死一、三塁のチャンスにサブローの打球はファーストへのファールフライ。しかし、これを栗原がよもやの落球。打ち直しとなったサブローは結局、空振り三振に倒れるも、この際、一塁走者・堀が二盗を敢行。嶋が二塁へ送球する間に三塁走者・TSUYOSHIが本塁を陥れ、1点を先制。5回には里崎のタイムリーで2点目を追加。投げては先発・成瀬が7回まで散発4安打無失点の好投を展開。完封ペースだったが、バレンタイン監督は8回から惜しげもなく薮田を投入すると、最後は守護神・小林雅を繰り出しての完封リレーで5連勝。成瀬は開幕から無傷の6勝目をマークした。広島はまたも打線が奮わず3連敗。この日も栗原が4タコのブレーキで守っては2失策と攻守に精彩を欠いた。
◆T6−3L◆
初回3人で切り抜けたボーグルソンは2回もカブレラをショートゴロ,中島を空振り三振に斬ってとり、簡単に二死…と思いきや、狩野が弾いた上に悪送球をかまして、振り逃げを許すと、続く栗山に今季初アーチとなる2ランを叩き込まれて、2点を献上。3回は三者凡退で切り抜け、復調したかに見えたボーグルソンだが、故障が発生し、その裏に代打を送られて降板。すると4回からはチーム事情を考えれば、先発ローテ入りさせた方が有効としか思えない中村泰がまたもやリリーフで引っ張り出されてしまい、次なる先発の機会はまたしばらくはお預けに…。その中村泰が三者凡退に斬ってとると、その裏、阪神は林の8号ソロで1点差。更に、一死一、二塁とした所で鳥谷に3号3ランが飛び出して、一気に逆転に成功。5回には三者三振の力投を見せた中村泰だが、6回、一死一、三塁のピンチを迎えると、カブレラに犠飛を許して、1点差。続く7回からマウンドに上がった久保田も鳥谷のエラーで二死二塁のピンチを迎えると、代打・平尾にレフト前へ弾き返されるも、同点のホームを狙った二塁走者・礒?はキュラソ星人の好返球の前に憤死。何とか突き放したい阪神はその裏、キャラソ星人のゲッツー崩れの間に1点をあげた後、更に、シーツのタイムリーが飛び出して、ダメ押し。8回途中からは藤川を注ぎ込んで逃げ切った阪神は交流戦に入って、初の連勝。緊急登板ながらも好投した中村泰に2勝目がついた。
◆S4−1Bs◆
ただでさえ変な日程になっている交流戦で2試合連続中止となると後々厄介だから…と言わんばかりに雨が降る中、強引に始められたこの試合。初回、ガイエルのタイムリーで先制された偽バファローズだが、直後の2回、牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズが17号ソロを叩き込み、あっと言う間に同点。しかし、ヤクルトは金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいな名前で凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガーが自らを助けるタイムリーで勝ち越すと、続く3回にはガイエルの10号2ランで4点目。無理矢理開催されたこの試合は5回の攻撃が終わるや否や早々と降雨コールドとなる観客にとっては傍迷惑この上ない展開で、ヤクルトが勝ち逃げ。グライシンガーは5回ながらも完投で5勝目をマークした。
◆YB−F◆
前回、連敗ストッパーとして貢献したカリメロだが、この日はピリッとせず、初回から3安打を浴びて、先制点を献上。一方、スライド登板となったダルビッシュは2三振を奪うなど三者凡退に斬ってとる上々の立ち上がりとなったが、試合前から振っていた雨が強くなり、結局、2試合連続の降雨中止となった。
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May 19, 2007 17:54
◆D4−3G◆
負ければ首位転落となる巨人は2回、李の11号ソロで1点を先制。しかし、3回、先発の姜が突如、制球を乱し、一死満塁から連続押し出し四球で逆転を許すと言う昨年の精密機械のごとき制球力は見る影もない醜態を晒し、あえなくKOとなる背信投球。代わった西村も続く森野に7試合連続打点となるタイムリーを浴びて、この回、3失点。更に、4回には福留にタイムリー二塁打を許し、4点目を献上。3点を追う巨人は6回、二死走者なしから,ガッツ,李,ニックンのクリーンアップ3連打により、2点を返し、1点差まで詰め寄ったが、反撃もここまで。地元で無類の強さを誇る中日先発・中田は8回3失点で3年越しのナゴヤドーム12連勝。中日は連勝を8に伸ばし、ゲーム差0ながら、勝率で巨人を上回り、首位に返り咲いた。
◆T6−0YB◆
連敗から解き放たれた阪神がこの日も初回から先手を取る。鳥谷の二塁打等で1点を先制すると、3回にはシーツが4号ソロ。そして、5回には関本のタイムリーの後、またもシーツが2打席連続5号2ランを放ち、3点を追加。8回にも鳥谷のタイムリーでダメを押すと、先発・杉山が8安打3四死球と走者を出しまくりながらも、要所を締める粘りの投球で今季初完投を2年ぶりの完封で飾った。敗れた横浜はこれで6連敗となり、ついに貯金が消滅。先発の土肥はよもやの開幕5連勝中だったが、5回途中KOと言う本領発揮の投球を展開し、今季初黒星を喫した。
◆C2−6S◆
0−0で迎えた3回、ヤクルトは先頭の青木から怒濤の5連打で3点を先制すると、更に、一死後、城石にも2点タイムリーが飛び出して、この回、大量5点のビッグイニングを形成。広島先発・佐々岡はここで早くもKOとなった。5回には長谷川の暴投でタナボタの1点を追加。金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいな名前で凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガーは序盤は毎回走者を出す苦しい投球で、5回に梵に2ランを浴びたものの、6回2失点と先発の役目を果たすと、7回からは遠藤−木田画伯がパーフェクトリリーフを見せて、チームの連敗をようやく7で止めた。この所、好調の広島だったが、雨で試合が流れた事により気勢が削がれたか、連勝は4でストップ。再び借金生活に逆戻りとなってしまった。
◆H0−5F◆
昨夜は一発攻勢で勝ち、水島の呪いを打破したかに思われたソフトバンクだが、やはり、水島の呪いはそんな簡単に払拭出来るものではなかった。この日の相手は対戦成績8連勝中の日本ハム。しかも、先発投手はガトームソンに対して、日本ハムは今季初登板の2年目・木下と、普通にやれば、ソフトバンクの有利は揺るがない筈だった。しかし、始まってみれば、日本国籍でないからと存在を抹殺される呪いをかけられているガトームソンが立ち上がりからピリッとせずに初回に稲葉のタイムリー,2回に劇団ひちょりの犠飛で1点ずつ失うと、6回には小谷野,鶴岡と連続タイムリーを許して、4失点KO。一方、打線の方は木下に3回までノーヒットと抑え込まれると、4回にはエラー絡みで一死一、二塁のチャンスを掴みながら、小久保のセンターフライで二塁走者・ハマのスペランカーが三塁へ暴走して憤死。6回には無死一、二塁からハマのスペランカーのヒットで本塁を狙った大村が憤死。なおも一、二塁のチャンスにも松中,小久保の4,5番があえなく凡退。もたついているうちに8回に2番手・三瀬が当たっていない青波の長瀬に被弾し、ダメ押し点を献上。結局、木下にプロ初完封初勝利を許して、今季初の零敗。対日本ハムの連勝も8でストップした。
◆E4−12M◆
試合は序盤から乱打戦。初回にズレータのタイムリーで先制したロッテは2回にはフクーラが2点タイムリー,3回には塀内が犠飛を打ち上げ、早くも4点のリード。しかし、悪の温床・楽天はその裏、5長短打で4点を返して、一気に同点。追いつかれたロッテは直後の4回、ベニー松山のタイムリー二塁打で、すかさず2点を勝ち越すと、5回にも2点を追加した後、7回には竹原のプロ初アーチ等でダメ押しの4点を追加。試合はこの回の攻撃が終わった所で降雨コールドとなり、ロッテが圧勝。先発の小林宏は4失点ながらも、打線の援護に恵まれて、5勝目をマークした。
◆Bs6−1L◆
ソフトバンクが水島の呪いに取り憑かれている事に乗じて、連敗を脱出した偽バファローズは3回まで西武先発・山崎の前にパーフェクトと沈黙していたが、4回、四球とヒットでチャンスを作ると、北川がライトスタンドへ3号3ランを放り込み、先制。6回には2番手・正津からエラーで貰ったチャンスにラロッカがタイムリーを浴びせると、牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズが12号2ランを叩き込んで、ダメ押し。投げては先発・平野佳が6回まで1安打無失点の快投を展開。7回にG.G.佐藤に被弾して、1点を失ったものの、7回途中からはリリーフの援護を仰いで、逃げ切り、2勝目をマークした。
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April 20, 2007 22:26
◆T5−4G◆
鬼門・ナゴヤドームでの悪夢の逆転負けによる悪いムードを何とか地元・甲子園で断ち切りたい阪神だったが、右脇腹を痛めたマッスル千代の富士のスタメン落ちにより、チャンスが回ってきた鈴木尚の三塁打の後、投手の内海にタイムリーを許して先制点を献上。自らの先制打で気を良くした内海は6回までノーヒットと素晴らしい投球を展開。好投の内海に何とか追加点の欲しい巨人だが、6回一死一、二塁のチャンスには恐怖の残塁量産マシン・ニックンがショートゴロゲッツーに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮すると、7回も無死一、二塁のチャンスを逃す拙攻三昧。すると、その裏、シーツのどん詰まりのフライがチーム初安打となるツキに恵まれた阪神はここまで2三振だった浜中のタイムリーでついに同点。試合は延長に突入した。1−1の儘、迎えたラストイニング12回、既に、JFKを使い果たし、江草を投入してきた阪神に対して、巨人は無死一、二塁のチャンスにで鈴木尚がヘッポコバントをかまして、三塁で封殺…と思いきや、江草の送球が大きく右へ逸れ、ゼブラ今岡が後逸。ボールが転々とする間に二塁走者・阿部が生還し、労せずして勝ち越し点をゲット。更に、この後、代打・加藤の犠飛,小坂の今季初安打となるタイムリーでこの回3点。。最後は守護神・豊田が締めて逃げ切り…と思いきや、鳥谷,シャア少佐に連続タイムリーで追いつかれるよもやの展開。なおも満塁のピンチに今季初打席となる代打・狩野にレフトへ弾き返されて、悪夢のサヨナラ負け。狩野はこの劇的な一打がプロ初安打だった。打線に見殺されながらも9回を投げきった内海の好投,会田−林の必死の継投で粘り、やっと掴んだ3点ものリードが豊田の炎上により、全て台無し。11回まで僅か4安打に抑えてきたってのに、12回だけで6安打って何やねん! 開幕戦に三者三振で守護神復活か…と思わせたら次の試合で3失点…に続いて、今度は三者三振で守護神復活か!?と言う次の試合で4失点…。この凄まじいムラっ気は何とかならないものか。次に三者三振締めをやったら、次の試合は敗戦処理だな。阪神はJFKを投入しながらの敗北寸前から、3点差を跳ね返しての逆転サヨナラ勝ちでナゴヤドームの悪夢を完全に払拭した形となった。
◆S1−0D◆
金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいで名前が凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガーが6回を2安打無失点に抑えれば、負けじと中日先発・朝倉も5回を1安打無失点の好投を展開。しかし、6回、T.ウッズのエラーで一死二塁のピンチを作ると、続く寿司職人ラミレスのライト前ヒットを福留が弾く相次ぐ拙守でついに先制点を献上。虎の子の1点を貰ったグライシンガーは最後まで投げきり、散発4安打の来日初完封で3勝目をマークした。中日は拙攻拙守と川相不在の弊害を露呈しまくっての今季初の完封負け。人斬り抜刀斎が右脛打撲で登録抹消となる緊急事態も発生しており、一刻も早い名手・川相の現役復帰が待たれる所だ。
◆YB7−1C◆
中東をスタメン起用するテコ入れが空転し、嶋をスタメンに戻した広島だが、2回に二死満塁と絶好の先制チャンスを潰してしまうなど、序盤は相変わらずの噛み合わない攻撃を展開。しかし、4回、栗原に2ラン,好調・倉に今季初ホーマーとなるソロと2本のアーチで3点を先制すると、5,6,7回と小刻みに1点ずつ加点し、突き放す。9回には三橋の4連続四死球による押し出しでダメ押しの7点目。なおも無死満塁のチャンスに1点も取れない詰めの甘さは気になるものの、試合の焦点は広島先発・大竹が完封なるかに絞られた。しかし、その裏、いきなり3連打で1点を返され、あえなく完封が消滅。それでも後続をきっちり打ち取り、今季初完投で2勝目をマーク。求道者・前田は栗原の先制弾を呼び込むヒットを含む猛打賞で3得点とこの日はチャンスメーカーに徹し、ついに打率3割を突破したが、スタメン復帰の嶋は4タコと依然としてトンネルを抜け出せない状態だ。
◆F2−4H◆
5試合連続2桁三振の体たらくで悪の温床・楽天に悪夢の3タテを食らい、とうとう借金生活に突入したソフトバンク。留まる所を知らない水島の呪いにより、和田が背中を痛めて登録抹消となるなど、踏んだり蹴ったりの状態だが、この日は初回からダルビッシュの暴投で1点を先取すると、小久保に3ランが飛び出して、いきなり4点の先制パンチ。しかし、2回以降は立ち直ったダルビッシュの前に完璧に抑え込まれてしまう。このうちに追い上げたい日本ハムは5回に金子誠のタイムリー,7回に劇団ひちょりの犠飛で1点ずつ返し、2点差と迫ったが、あと一歩及ばず。ダルビッシュの2年越しのレギュラーシーズン連勝は12でストップした。
◆E2−4M◆
極度の水島の呪いに苛まれていたとは言え、ソフトバンク相手に奇跡の3タテを成し遂げ、勢い付く悪の温床・楽天。この日も初回から一死一、二塁と絶好のチャンスを作ったものの、フェルナンデスがゲッツーを食らってケチをつけてしまう。3回に早川の犠飛で奪われた1点をなかなか追いつけずにいたが、7回、山崎武の一発でついに振り出しに。しかし、直後の8回、草野のエラーを皮切りに、一死一、二塁のピンチを迎えた所で青野に被弾し、一気に3点差。その裏、フェルナンデスのタイムリーで追い上げたものの、最後は小林雅に反撃を断たれて、連勝は3でストップした。
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April 06, 2007 22:34
◆G6−1T◆
当サイト推奨助っ人・ゴンザレスが開幕早々ハマのチンピラにスナイプされた後遺症により、ついに登録抹消となる悲劇に見舞われてしまった巨人はゴンザレスの代わりに5番に入っている怒濤のチャンスブレーカー・ニックンが初回から絶好のチャンスを潰す相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮する嫌な立ち上がり。先発・内海も開幕戦で好守に渡って援護してくれたゴンザレスの戦線離脱に動揺を隠せず、2回に満塁の走者を背負うも、ここで下柳を打ち取り、何とかピンチ脱出。するとの、その裏、もう一人の新助っ人・ホリンズが先制タイムリー。更に、マッスル千代の富士,松田記者にも連続タイムリーが飛び出して、3点。4回には李が3ランを叩き込み、下柳を早々とKO。内海は5回にシーツのタイムリーで1点を許したものの、尻上がりに安定感を増していき、完投で2勝目をマークし、チームの連敗を2で止めた。一方、またも拙攻三昧で連敗を喫した阪神。上位打線は当たっていると言うのに、下位打線の壊滅的な貧打ぶりが泣けてくる。浜中,関本と0割台の打者が二人もいて、矢野も1割台と来れば、これで得点が入る方が不思議と言う状態だ。
◆D6−3YB◆
当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスの手首を粉砕する罰当たりな真似をかましたハマのチンピラに対して、中日はこの日で通算1000試合出場となった福留の犠飛で先制すると、更に、李の犠飛等でこの捨て、3点。しかし、立ち上がりからピリッとしない朝倉に対して、横浜は不振の吉村に代わって、今季初スタメンとなったメカゴジラのタイムリーで1点を返すと、4回にはまたもメカゴジラがタイムリー二塁打を浴びせ、朝倉をKO。1点差に追い上げられた中日は6回に井端が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに今季初アーチとなる3ランを叩き込み、試合を決定付けた。横浜は初回に2失策の失態をかましたガッツな貴公子・仁志が汚名返上の移籍初アーチを放ち、追い上げたが、最後は3連投となる岩瀬が反撃を断ち切り、球団新の通算117セーブ目。2番手めグラセスキは2回を無失点に抑える好リリーフで昨日に続いての白星をゲットした。
◆S2−0C◆
ヤクルトの先発は金村(日本ハム)の師匠・伊集院光が「合体変形ロボみたいで名前が凄ぇかっこいいから」と言う理由で一押しの新助っ人・グライシンガー。これに対して、広島は求道者・前田,新井の連打で初回から絶好のチャンスを掴んだものの、嶋が倒れて、先制ならず。以降、すっかり当たりが止まってしまった味方打線のいつ貰えるか分からない援護を待ちながら、3回まで無失点と踏ん張っていたルーキー・青木高だったが、4回、満塁のピンチを迎えると、リグスのファーストゴロの間についに先制点を献上。6回には青木に一発を浴びて、2失点で降板となり、この日も好投は報われず。一方、グライシンガーは7回無失点でリリーフ陣に後を託すと、木田画伯−高津と繋いで、完封リレーを達成。グライシンガーは来日初勝利。貧打続きの広島だが、意外にも完封負けは今季初だった。
◆Bs2−5L◆
ルーキー・岸,川越の相譲らぬ好投で序盤は0−0の投手戦。4回に前夜の殊勲者・ラロッカに2試合連続となる先制弾が生まれ、ようやく均衡が崩れたが、以降も二人の投げ合いは続き、膠着状態の儘、終盤へ突入。好投のルーキーを何とか援護したい西武は7回、G.G.佐藤の逆転2ランを皮切りに6連打を浴びせて、大量5点のビッグイニングを形成。8回まで散発3安打に抑え込んでいた岸はプロ初完投を賭けて、9回のマウンドへ。簡単に2人を打ち取って、初完投初勝利は決まったかと思いきや、ここから一、二塁のピンチを迎えると、北川にタイムリーを浴びて、ついにKO。代わった小野寺は前回、岸のプロ初勝利を粉砕する失態を演じたが、この日はきっちりと後続を断ち、逃げ切りに成功。岸は初完投こそ逃したものの、デビュー2戦目にして嬉しいプロ初勝利を飾った。
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