カーター
May 22, 2007 23:03
◆F3−1G◆
日本一を置き土産に日本ハムを去ったガッツだが、交流戦早々、因縁のカードが実現。巨人はマッスル千代の富士の先頭打者アーチで先制した後、ガッツが古巣との初打席で内野安打を放つなど、二死満塁のチャンスを作ったが、ここでDH制が使える事でようやく今季初スタメンで起用された清水があえなく倒れ、三者残塁。これで完全に気勢を削がれた巨人は以降、ひたすらに攻めあぐね続ける始末。先発で開花しつつある福田も3回に稲葉のタイムリーで逆転を許すなど、5回3失点で無念の降板。巨人はグリン−武田勝−MICHEALと繋ぐ日本ハムの継投の前にスミ1に終わり、昨年の交流戦で大転落した悪夢が甦りつつある不吉な黒星スタートとなった。先発で結果が出ずにリリーフに降格された姜が1回を2三振含む三者凡退と好投したのが救いか。尚、この試合、劇団ひちょりは4タコと快音が聞かれず、連続試合安打は24でストップした。
◆M8−3D◆
交流戦V3を目指すロッテは初回から早川のタイムリー三塁打等で2点を先制し、主導権を握ると、3回には里崎のタイムリーで3点目を追加。頼れるベテラン・立浪をスタメン起用する交流戦オーダーで臨んだ中日は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにT.ウッズが19号ソロを放つなど、1点差まで詰め寄ったが、6回にフクーラのタイムリーで突き放され、先発・朝倉はKO。8回にまたもやT.ウッズの犠飛で再び1点差としたが、その裏、久本,平井のリリーフ陣が乱調で4点を失い、試合を決定付けられた。ロッテ先発・成瀬は7回途中まで2失点の好投で開幕5連勝。
◆H2−1T◆
2試合連続完封勝ちと投手陣の頑張りが目立っている阪神。水島の呪いに苛まれているソフトバンクを叩いて、一気に浮上したい所だったが、立ち上がりからピリッとしない先発・福原は2回に森本にタイムリー二塁打を浴び、チーム20イニングぶりの失点を許してしまう。その後も苦しみながら、追加点は与えずにいたが、7回に連打を浴びてKOされると、代わった久保田が本多にタイムリーを許し、2点目を献上。一方、浜中を2ヶ月ぶりのスタメンで起用する交流戦オーダーで臨んだ阪神打線はソフトバンク先発・杉内の前に7回までゼロ行進。8回に二死一、二塁のチャンスを掴み、杉内をマウンドから引きずり下ろしたが、代わった馬原にシーツが打ち取られ、二者残塁。9回にキュラソ星人の一発で完封は逃れたが、あと1点が届かなかった。ソフトバンクは連敗を2で止め、杉内はハーラートップタイの7勝目をマークした。
◆Bs6−0C◆
6連敗後、3連勝と調子を上げてきた偽バファローズは広島先発・大竹の立ち上がりを捉え、牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズの13号2ランで先制すると、4回には後藤がタイムリー。投げてはストッパーから一転して、先発で起用される事となった新助っ人・カーターが2回で5残塁と言う広島の大拙攻に助けられながら、尻上がりに調子を上げ、6回を無失点。7回からは高木−本柳と繋いで完封リレーを決め、4連勝。カーターは来日初勝利をマークした。広島は阪神から移籍の喜田をいきなりスタメン起用する交流戦オーダーを展開し、その喜田は移籍初打席初安打で交流戦での起用増加をアピールしたが、何より4,5番が精彩を欠き、またも貯金生活に失敗。一軍復帰後、無失点が続いていた宮崎も3失点で試合をぶち壊してしまったのも残念だ。
◆E4−2S◆
ヤクルトは好調・真中を3番スタメンで起用する交流戦オーダーを展開するも、その真中のヒット等で作った序盤のチャンスを悉く逃すと、先発・藤井が2回に渡辺直のタイムリー等で3失点。ガイエル,米野の一発攻勢で1点差まで追い上げたものの、すぐさま山崎武の犠飛で突き放された。土壇場9回、抑えの福盛に対して、一死一、二塁と絶好のチャンスを作ったが、宮本,金村弟とベテランコンビがあえなく凡退し、万事休す。3連敗を回避した悪の温床・楽天先発・永井は7回2失点の好投で3勝目。
◆L2−1YB◆
久々にパ・リーグ相手の投球となる横浜先発・はーちゅんは3回まで無失点とまずまずの立ち上がりだったが、4回無死から中島,カブレラ,ベンちゃん,礒?と4連打を浴びて、2点を献上。結局、はーちゅんが崩れたのはこの回だけで、以降、追加点を許す事なく完投を果たすのだが、この2点が最後まで響いた。とりたてて好調でもない下窪をスタメンに起用する謎の交流戦オーダーで臨んだ横浜打線は立ち上がりから制球に苦しむ西武先発・涌井は初回に3四球で作った満塁のチャンスを逃し、2回も四球で作ったチャンスもゲッツーで粉砕すると、5,6回もそれぞれ2残塁と怒濤の拙攻三昧。結局、村田の一発で完封を免れるのが精一杯と言う体たらくで好投のはーちゅんを見殺し4年ぶりの8連敗。ここ4試合で2点しか取れない攻撃陣の効率の悪さは深刻だ。一方、西武も4戦連続2点以下と、相変わらず、打線はパッとしないものの、辛くも連敗を3で止めた。涌井は粘り強い投球で8回を1失点で凌ぎきり、ハーラートップタイの7勝目。
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