アッチソン

April 15, 2008 23:29

◆D6−3G◆
極度の不振に陥っている李が二軍降格となり、当ブログが執拗に推奨し続けてきたゴンザレスが満を持して一軍昇格。オープン戦で誰よりも結果を出しながら、無体な扱いを受け続けた鬱憤を晴らすがごとく、ゴンザレスは第1打席でいきなり二塁打を放ち、坂本の先制二塁打を呼び込んだ。3回にはマッスル千代の富士に6号ソロが飛び出し、2点目。国外亡命表明を果たし、心ここにあらずの上原は立ち上がりからピリッとせず、3回まで中日が川相不在が故の拙攻続きだったのに助けられてはいたものの、4回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した森野の4号ソロを浴びてから、プッツリと切れてしまったのか、谷繁に同点タイムリーを許すと、更に、連続四球で満塁のピンチ。ここで李に2点タイムリーを浴びて、勝ち越し点を献上。直後の5回、マッスル千代の富士に2打席連続アーチが飛び出したのも束の間、その裏、無死一、二塁のピンチを作った上原はあえなくKO。代わった越智も谷繁にタイムリーを浴びるなど、2点を許して、これで致命的となった。中日は6回以降、ウッチャン−小林−岩瀬と左3枚がパーフェクトリリーフを見せ、逃げ切りに成功。

ゴンザレス、第1打席でこそ結果を残したが、以降3打席は凡退。巨人の選手起用方針を考えると、李は高年俸だと言うそれだけの理由で遊ばせておけない為、それなりの結果程度では即座に李と入れ替えられかねないだけに、1安打では満足していられない。高年俸だろうと何だろうと付け入る隙を与えない程、打って打って打ちまくれ…と言うのは酷と言うものだが、実際の所、4割くらい打っても落とされそうなので気が気でならない。さて、ゴンザレス談義はこの辺にしておくとして、上原が無様にKOし、またも白星ならず。昨年は年間4四球なのに、この日だけで4四球の体たらく。ホント、心はすっかりアメリカなのだろうか…。野間口は2回を4三振のパーフェクトと昨年終盤の様な勢いが戻ってきた。勝ちゲームでもこういう投球が出来る様になると大きいが、果たして…。マッスル千代の富士は誰もいない場面で一発を打ちまくっているが、今の巨人打線の状態でマッスル千代の富士が一番打者でいる事に意味があるだろうか。不振の阿部の5番もかなり非効率。坂本や亀井辺りを1番に持ってきて、マッスル千代の富士はクリーンアップに回した方が良さそうな気がするのだが…。

◆T5−0C◆
広島先発・ルイスに対して、阪神は先頭のシャア少佐が四球で歩くと、すかさず二盗。二死後、キュラソ星人のタイムリーで先制のホームイン。2回以降、ルイス,アッチソンの助っ人投手同士の投げ合いが続き膠着状態へ。広島は5回に二死満塁のチャンスを迎えるも、ここでルイスに回ってしまい、三者残塁。6回も二死から2人の走者を出したが、あと一本が出ない。1−0の儘、迎えた8回、阪神は一死三塁から新井のタイムリーでルイスをKO。更に、代わった横山から東出のエラー,鳥谷のタイムリー二塁打等でダメ押しの3点を追加。7回から渡辺−久保田と繋ぐ継投モードに入っていた阪神は点差が開いた事で藤川を温存。最後は江草が締めて完封リレーを達成。アッチソンは開幕3連勝となった。

悪夢の14打数連続ノーヒット。ブラウン監督の気まぐれ采配によりチョロチョロと外される影響か、求道者・前田の至高のバッティングが狂ってきた。そんな今頃になって、栗原が3安打の爆発とは何と言う噛み合わせの悪さか。阪神は投打噛み合っての快勝。アッチソンは相変わらずの安定感を見せており、藤川も温存出来て万々歳の展開だった。それにしても、一向に浮上の気配が見えて来ないゼブラ今岡がいつまで5番に居座り続けるのかが気になる所だ。

◆S2−1YB◆
いずれも最近6試合で1勝5敗と下降線を辿っている両チーム。ヤクルトか゛3回に田中の今季初アーチで先制すれば、直後の4回、横浜はガッツな貴公子・仁志の今季初アーチで応戦。1−1で迎えた6回、ヤクルトは今季初スタメンの畠山の一発で再び勝ち越しに成功。直後の7回、横浜は一死満塁と一打逆転のチャンスを掴むが、代打・鈴木なおのり,石井タクローと内野ゴロに倒れて、三者残塁。最大のピンチを切り抜けたヤクルトは8回から押本−林と繋いで、1点を守りきった。先発の石川は7回1失点で3勝目。

ドーピング助っ人・ビグビーにレギュラーの座を奪われかねない状況に追い込まれた吉村がスタメン復帰。内野安打1本と言う微妙な結果で危機感を払拭する事は出来なかった。巨人戦限定好投手・土肥は非巨人のヤクルト相手に粘りの投球を見せたものの、またも白星ならず。ソロ2発で辛勝したヤクルトは10残塁と一発以外のヒットは全て無駄打ち。拙攻のバックに我慢の投球を続けた先発・石川がよく踏ん張った。

◆Bs3−7H◆
二重契約問題で偽バファローズとモメたパウエルだが、まるで嫌がらせの様に偽バファローズ戦で移籍初登板。敵愾心剥き出しの偽バファローズは2回、カブレラ,浜中と一発攻勢で2点を先制。その後も塁上を賑わせるが、パウエルを打ち崩すには至らない。そうこうしているうちに5回まで粘っていた山本が6回に松中に2ランを浴び、一気に同点。これで流れを引き寄せたソフトバンクは7回に川崎のタイムリー三塁打で勝ち越し。更に、8回には小久保の2ランの後、4連打で2点を奪い、ダメ押しの4点を追加。その裏、藤岡が押し出し死球を許し、一発で同点と言うピンチを迎えたが、ここで小椋が後続を断ち切ると、最後まで投げきり、プロ初セーブ。パウエルは移籍初登板初勝利となった。

怨敵・パウエル攻略ならず、偽バファローズは5連敗。パウエルの初登板を偽バファローズ戦に合わせるとは王さんもなかなかやってくれる。折角、怨敵への報復チャンスが訪れた割には淡泊な攻撃だった偽バファローズ。この日限定で破戒僧・清原を昇格させて欲しかった…とか無茶な注文をつけてみたくなる。昨年、未勝利の投手に2球団が見苦しい奪い合いをする価値があるのか?と疑問視されていたパウエルだが、いきなりの初白星で結果を残した。この儘、ローテに定着してくれるとソフトバンクは先発6本柱が確定するだけに今回の投球がフロックでない事を祈るばかりだ。

◆M7−6E◆
極度の内弁慶状態を何とか打破したい楽天は初回に山崎武のタイムリーで先制すると、4回には併殺崩れの間に2点目を追加。しかし、三者三振と言う最高の立ち上がりを見せた先発・永井がその裏に捕まり、一死から連打を浴びた挙げ句に大松に3ランを叩き込まれて、一気に形勢逆転。ロッテは6回にもベニー松山のタイムリー等で2点を追加。粘る楽天は8回、フェルナンデス,山崎武の連続タイムリーで1点差と詰め寄るが、ロッテもその裏、橋本のタイムリーで2点を奪い、再び突き放した。楽天は9回、抑えの荻野を攻め立て、またまた1点差としたものの、あと一歩及ばず、連勝は3でストップした。

逆転負けでまたまたロードゲームを落とした楽天。とりあえず、次の3連戦はホームゲームなので、連敗は3つで止まるかもしれないが、いい加減、ロードゲームにも勝っておきたい所だ。ロッテは10安打が3連打×2,4連打×1と一極集中したのが幸い。ストッパーに定着しつつある荻野は前々回に続いて、またも2失点とこの所、安定感が低下。何でアブレイユじゃあかんのかね…。

◆L3−3F◆
初回、高橋のタイムリーで先制した日本ハムは続く2回には二死満塁から田中の押し出し死球で2点目を追加。2点を追う西武は武田勝の前に4回まで2安打と抑え込まれていたが、5回、陽のエラーでチャンスを作ると、まつかに今季初アーチとなる2ランが飛び出し、一気に同点。追いつかれた日本ハムは直後の6回、高橋の3号ソロですかさず勝ち越し。8回には3連打で無死満塁とダメ押しのチャンスを掴むが、ここでスレッジが最悪のホームゲッツーに倒れるなどして、結局、無得点。すると、粘る西武はその裏、片岡のタイムリー二塁打で同点。試合はその儘、延長にもつれ込んだが、両軍共に決め手に欠き、12回規定でドローに終わった。

試合の流れは完全に日本ハムにあり。西武は引き分けでも万々歳だったかもしれない。日本ハムは何と言っても8回のチャンスを両助っ人が叩き潰したのが痛かった(結果論で言えば、5回の陽のエラーの方が痛かったのだが)。存在が地味過ぎるので、ビッグボーイズ程、目立たないが、ここの助っ人も相当役立たずである。一発含む3安打の高橋はすっかり4番らしい活躍。早いトコ、田中がチームの本塁打王と言う異常事態から脱却したいものだ。

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April 08, 2008 23:00

◆YB3−3G◆
FA権を取得するや否や、今オフの国外亡命の意思を表明するなど、亡命の障害がなくなった事に浮かれきっている上原は初回から村田にタイムリー二塁打を浴びて先制点を献上。一方、土肥は待望の巨人戦登板に意気揚々と投げ込み、4回まで1安打と巨人戦限定好投手の本領を発揮。しかし、5回一死から李に内野安打を許すと、阿部の何でもないライトフライが強風に煽られ、吉村が頭を越されるタイムリー二塁打となり、李が同点のホームイン。これで気落ちした土肥に対して、坂本が2試合連続となる2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。2点を追う横浜はその裏、相川の今季初アーチ,7回には吉村が4号ソロを叩き込み、同点。横浜は土壇場9回、無死一、二塁と絶好のサヨナラのチャンスを掴むが、相川がキャッチャー前へ打ち上げるヘッポコバントをかまし、飛び出した二塁走者・吉村が憤死する大チョンボ。結局、両軍リリーフが踏ん張り、延長12回規定でドローとなった。

最下位決戦は結局、ドロー。阿部のタイムリーは捕れなかった吉村がヘッポコ…と言うのは酷だろうか。そもそも、あの強風&雨で試合やろうってのが現場にもファンにも不親切ってモンだ。とりあえず、同点アーチが守備の分は帳消しにした吉村だが、9回の走塁ミスで結局、チョンボの方が上回ってしまった。それにしても、相変わらず、好調が持続しない巨人打線。そんな中、坂本がまたまた一発含むマルチ安打と調子を上げてきているのは何よりだ。案の定、ブーイングを浴びたクルーンは古巣を相手に久々に160km突破。今日はやけに安心して見られる内容だったが、セーブがつかない辺り不憫である。

◆T3−2D◆
2000本安打に王手をかけたキュラソ星人だが、中日先発・中田に対して第1打席はレフトフライ,第2打席は四球となかなか快音が聞かれない。キュラソ星人ばかりに注目が集まる中、アッチソンは4回まで無失点に抑えていたが、5回一死一塁から谷繁にタイムリー二塁打を浴びて、ついに先制点を献上。その裏、阪神は二死一塁でキュラソ星人の打席を迎えるが、セカンドゴロとまたも凡退。0−1の儘、迎えた7回、阪神は一死一、二塁から代打・悠久の若虎・桧山,新井の連続タイムリーで逆転に成功。ここで打席に入ったキュラソ星人はサードゴロに倒れるが、併殺崩れとなる間に悠久の若虎・桧山が返って3点目。久保田−藤川と繋ぐ必勝パターンで逃げ切りを図るが、珍しく藤川が不調。いきなり先頭の井端に痛打されるなど、一死一、二塁のピンチを背負うとベンちゃんにタイムリーを許し、1点差。ここで中村紀を敬遠し、満塁策を取った藤川は森野を空振り三振,谷繁をライトフライに打ち取り、辛くも逃げ切った。

TBSで緊急放送する程、注目の的だったキュラソ星人だが、結局、音なし。それでも何だかんだでキュラソ星人の叩き出した3点目が勝敗を決した。アッチソンは7回2失点で2連勝と今後も頼りになりそうだ。中日は相変わらずの淡泊な攻撃を展開。8回一死走者なしなどと言う場面で立浪を無駄使いしてしまったのも勿体なかった。

◆S−C◆
降雨中止。

◆H3−8Bs◆
先発の駒不足に苦しむ偽バファローズは山本を3年ぶりの先発マウンドに送り込む。2回に日高のタイムリーで先制点を貰った山本だが、その裏、松田に2ランを浴び、早くも形勢逆転。一方、今季も暴投にボークと大暴れの新垣は3回、自らのエラーでピンチを作った挙げ句、十八番の暴投を炸裂させて同点とされると、更に、ローズに犠飛を許して、勝ち越し点を献上。しかし、ソフトバンクは4回、3連打で1点を返して、試合は振り出しに。3−3の儘、迎えた8回、偽バファローズは坂口,村松の連続タイムリーで2点を勝ち越し、新垣をKO。更に、この後、ローズ,カブレラの連続アーチで試合を決定付けた。山本は5回もたずに降板となったが、3回1/3を無失点に抑える好リリーフを見せた2番手・山口に4年ぶりの白星がついた。

本多が右肩痛でリタイアしたのと入れ替わりで、左手首手術からの復活を目指す小久保がついに戦線復帰。小久保は早速2安打と活躍したが、残念なが起爆剤とはならなかった。新垣は粘っていたが、堪えきれず…と言うか、序盤にいつもの悪いくせで失点したのがまずかった。終盤アップアップだったが、ニコースキーの連続リリーフ失敗の影響か、王さんもなかなか交代に踏み切れなかった印象。偽バファローズはローズ,カブレラがよもやの連続アーチ…。元50発コンビなんだから、全然「よもや」じゃないんだが…。

◆F8−7E◆
7連勝後の3連敗で貯金が消滅してしまった楽天だが、この日は2回に6長短打を集中し、大量7点のリード。早くも試合は決まったかと思いきや、2回まで3人ずつで抑えていた一場さまが3回に突如、崩れ、3四球で押し出しの1点を与えると、怒り心頭のノムさんは早くも一場さまに降板指令。しかし、これが大誤算。2番手・吉崎,3番手・小倉が怒濤の5連打を浴びて、一気に2点差。4回には田中が4号2ランを放ち、あっさり同点。勢いに乗る日本ハムは6回に渡辺直のタイムリーエラーでついに勝ち越し。この1点を建山−武田久−MICHEALと繋いで逃げ切った。7点差を守りきれなかった楽天は4連敗。

4連敗−7連勝−4連敗と言う浮き沈みの激しい戦いぶりで再び借金生活に逆戻りの楽天。流石に一場さまの交代は早過ぎたのではなかろうか…。堪え性のない継投で失敗したノムさんとは対照的に、2回の7失点がありながら、武田勝を下ろさず、6回まで無失点と言う結果を呼び込んだ梨田監督の我慢の采配が身を結んだ。しばらく鳴りを潜めていた田中が4号と昨年のホームラン数を突破。果たして、どこまで数を伸ばすのか楽しみだ。

◆L4−3M◆
投げれば火だるまが続いているオツはこの日もいきなり4連打で2点を先制される苦しい立ち上がり。しかし、ここから4回まで12人連続で打ち取り、立ち直りを見せる。打線も3回に中島のタイムリーで1点を返し、オツを援護するが、5回、一死一、三塁のピンチを背負ったオツは早川に犠飛を許して、3点目を献上。オツは6回で降板となり、またも白星ならず。西武は7回にブラゼルのタイムリーで再び1点差。土壇場9回、ロッテは何となくストッパーに収まったらしい荻野投入で逃げ切りを図るが、二死一塁からG.G.佐藤に4号2ランが飛び出して、西武が逆転サヨナラで連勝を6と伸ばした

2回以降僅か1安打のロッテに対して、塁上を賑わせまくり、常に押せ押せムードだった西武が最後の最後で逆転サヨナラを果たし、首位をがっちりキープ。今回は先発として最低限の仕事は果たしたオツ。白星はつかなかったが、ようやく復調の気配が見えてきた。これまで好投してきたとは言え、まだまだ守護神としての威圧感は感じられない荻野だが、結局、バレンタインは荻野で固定するつもりなのだろうか?

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