ぬけぬけ
April 14, 2007 17:32
◆G2−6S◆
先発ローテで唯一、白星のないアゴくらは2回まで無安打とまずまずの立ち上がりを見せていたが、3回、2本のヒットでピンチを作ると、飯原にはレフトスタンドへ運ばれて、3点を献上。5回には満塁のピンチを作ってKOとなり、またも白星ならず。更に、2番手・野口が代わりばな大カモのガイエルに押し出し四球を与えて、やらずもがなの4点目を許す始末。打線もヤクルト先発・藤井の前に6回まで僅かに2安打と沈黙。7回にマッスル千代の富士の犠飛でようやく1点を返したのも束の間、直後の8回、プロ初登板の深町,チョコが炎上し、ダメ押しの2失点。その裏、阿部のタイムリー二塁打で1点返すも焼け石に水。勝てば首位と言うチャンスをむざむざ逃した巨人は3位転落となってしまった。アゴくらはこれで開幕3連敗。悠長にしていると、同じFA組の野口と入れ替え…なんて事もあるのではなかろうか。
◆C6−1D◆
阪神との3連戦で1つも勝てなかった中日は恵みの雨で流れを切り替えたい所だったが、この日も歯車が噛み合わず、4回までに早くも6つと残塁を量産し、川相不在の弊害を露呈。一時は中継ぎ降格も噂された先発・朝倉はローテに踏み留まるべく3回まで無失点の力投を見せていたが、4回、東出,新井と二塁打を浴びて、ついに先制点を献上。その後も粘りの投球を見せていた朝倉だったが、7回,梵,求道者・前田と立て続けに2ランを浴びて、致命的な4失点。中日は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに8回に李の来日初アーチで完封を免れるのが精一杯で3連敗。一方、広島は連敗を脱出し、大竹は3度目の先発でようやく今季初勝利。求道者・前田は待望の今季初アーチが飛び出すなど、あわやサイクルの猛打賞。これをきっかけに目覚めてくれる事を大いに期待したい。また、右手の指を4本も捻挫し、開幕ベンチを逃したルーキー・中東が8回に代打でデビューしたが、空振り三振に終わった。
◆T0−6YB◆
開幕からのぬけぬけ記録を更新させる為には、うまい事負けなくてはならない横浜。チーム一丸となって記録更新に燃えているのか、初回から先発・ゲーリー川村が恐怖の0割打者・関本にわざわざヒットを打たせると、キュラソ星人のショートゴロをマイケルがさりげなくエラーして、一、二塁のピンチを演出。2回にも大ブレーキの浜中にあえてヒットを打たせて、無死一塁のピンチを作り、3回にはゲーリー川村がわざとらしく連続四球を許した後、相川が白々しく野選を犯して、無死満塁と絶好のピンチを作る。しかし、阪神は再三再四チャンスを施される事にプライドが許さないのか、単に不甲斐ないだけなのか、悉く後続が凡退し、一向に得点が入らない。早いトコ先制して欲しい横浜は4,5,7回と一、二塁のピンチをお膳立てしたにも拘わらず、得点に結びつかない。そして、0−0で迎えた8回表、ここまで散発2安打の力投を続けていた阪神先発・能見が投手のホセロに痛打されたのをきっかけに一死満塁の大ピンチ。下手に打ってしまっては先制点が入りかねないとあって打つ気ゼロの村田だったが、ここで能見は勝手に押し出し四球を与える自滅モードでついに横浜が1点を先制。更に、追加点が入らないように凡退するつもりだった鈴木なおのりが力加減を誤って深いセンターフライを放ってしまい、何とも重い2点目を追加。阪神のあまりの不甲斐なさに最早、記録更新は無理と諦めたのか、横浜は今まで抑えていた力を解放するかの様に、その裏を3人でピシャリと切り抜けると、9回には5安打を集中して、一気に4点を追加。最後は協約上限5倍超の契約金を貰っていた那須野が締めての完封リレーを果たし、今季初の連勝で開幕からの「ぬけぬけ」は12試合でストップ。3番手のホセロに来日初勝利がついた。阪神はなまじ7回まで良過ぎた事で能見を引っ張り過ぎて、JFK投入のタイミングを逸したのも痛かったが、勝ってくれと言わんばかりの横浜のお膳立てを悉く潰した打線がとにもかくにも情けなかった。
◆Bs2−4H◆
3連敗中のソフトバンクは序盤、デイビーの前に抑え込まれていたが、4回、大村の犠飛,ブキャナンのタイムリーで2点を先制。今季、立ち上がりで苦しんでいる斉藤和はこの日も3回までに3安打3四死球と苦しい投球ながら、無失点で切り抜けると、4回は三者凡退。立ち直りの気配を見せたと思いきや、5回にラロッカにタイムリー,6回には日高に犠飛を浴びて、同点を許してしまう。結局、斉藤和は7回で降板となり、またもエースの責任を果たせず仕舞い。2−2の儘、突入した延長10回、ソフトバンクは一死満塁のチャンスを迎えると、押し出し四球に暴投と金子の独り相撲で労せずして2点を勝ち越し。最後は6日ぶりの登板となる守護神・馬原が3人で締めて、辛くも連敗をストップさせた。
◆F6−1E◆
史上初の3試合連続14奪三振以上に燃えるダルビッシュだったが、3回まで奪った三振は僅かに3個。無失点に抑えているにも拘わらず、味方打線は満塁のチャンスを逃すなど、相変わらずの不甲斐なさで辟易としつつある所で4回、ショートにタイムリーを浴びて、ついに先制点を献上。これで目が覚めたか、ダルビッシュは5回に怒りの三者三振。打線もダルビッシュの気迫に応える様に、その裏、ミスタースナイパー・坪井の同点犠飛で実に25イニングぶりの得点をあげると、稲葉にタイムリーが飛び出して、逆転に成功。8回には金子のタイムリー二塁打等、5長短打で一挙に4点を奪い、ダメ押し。ダルビッシュは奪三振こそ9個に留まったが、2試合連続の完投勝利でチームの連敗をストップさせた。
◆M2−5L◆
前夜、オーバーキルと言っても過言ではない程、無駄に打ちまくってしまい、そのリバウンドが心配されたロッテだが、開幕3連勝中のオツに対して、初回、中村のエラーをきっかけにチャンスを作ると、ズレータがきっちり犠飛を打ち上げ、1点を先制。3回までノーヒットに抑えていた渡辺俊が4回に礒?に同点タイムリーを許すも、その裏、またもズレータが一発をかまして、再び勝ち越し。渡辺俊はこの1点のリードを8回まで守りきり、守護神・小林雅にバトンタッチ。しかし、ここで久々のコバマサ劇場が公演されようとは…。2四死球で二死二、三塁のピンチを迎えた小林雅は代打・大島に2点タイムリーを浴びて引っ繰り返されると、更に、ズレータのエラーで足を引っ張られた後、片岡にもタイムリー二塁打を浴びて、この回、悪夢の4失点。最後は小野寺に締められて、万事休す。8回まで投げていたオツはよもやの逆転劇で白星が転がり込み、開幕4連勝となった。
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April 13, 2007 21:58
◆G4−2S◆
マッスル千代の富士の初回先頭打者アーチで先制した巨人は更に、ニックンのタイムリー二塁打,阿部の犠飛で早くも3点をゲット。ヤクルト先発・石井一は2回から立ち直りつつあったが、巨人は追加点の欲しい頃合いの中盤5回、ガッツのタイムリーで貴重な1点を追加。巨人先発・内海は初回からキレのいいボールで三振ショーを展開し、5回で早くも9三振。6回に連打でピンチを作り、併殺崩れの間に1点を許したが、田中浩相手に10個目の三振を奪って傷口を広げない。8回に寿司職人ラミレスに被弾し、完投は逃したものの、会田−林と繋いだリリーフ陣が踏ん張って、逃げ切りに成功。内海はこれで左腕開幕投手としては球団史上初となる開幕3連勝をマークした。それにしても、またしても使って貰えなかった豊田が気がかり。若大将・原監督曰く「本来なら豊田だが、今日は大事に…」との事で林を使った…って、そりゃ、完全に守護神失格の烙印を押したと同意ではないか?
◆C−D◆
降雨中止。
◆T4−6YB◆
開幕からのぬけぬけ記録を更新させる為には勝たなくてはならない横浜。エースでありながら、開幕2連敗でぬけぬけが続いている要因を作っていたハマのチンピラだが、雨天中止が1試合挟まった事により、ようやく偶数試合(=勝ち試合)に出番が回ってくる事に…。これで記録更新の可能性は高まったかに見えたが、初回から無死三塁と言う絶好のチャンスを逃してしまうと、その裏、いきなりキュラソ星人のタイムリーで先制点を献上する始末。その後、杉山,ハマのチンピラの投げ合いで膠着状態となり、試合は1−0の儘、終盤へ突入。ぬけぬけ更新へ意欲を燃やす横浜は7回、代打・メカゴジラが犠飛を打ち上げ、ついに同点。更に、ハマのチンピラが自らを援護するタイムリー二塁打を放ち、2点を勝ち越し。その裏、鳥谷のタイムリーで1点差とされるも、すかさず鈴木なおのりのタイムリー二塁打等で3点を追加。これで決まったかと思いきや、粘る阪神はその裏、矢野に2点二塁打が飛び出して、2点差。土壇場9回には守護神・クルーン相手にいきなり先頭の鳥谷が二塁打。二死を取られたものの、ここで主砲・キュラソ星人に同点アーチを期待…と言う盛り上がる場面。しかし、カウント1−2と言う所で降りしきっていた雨が強くなり、よりにもよってここでコールドゲームが成立。何とも消化不良な展開となったが、これもぬけぬけの魔力か、横浜は記録を12試合に伸ばし、ハマのチンピラはようやく今季初勝利をマークした。
◆Bs7−4H◆
川崎が戦線離脱してから連敗モードに入っているソフトバンクだが、今度は柴原が前夜の自打球にる右脛痛でスタメン落ちと、着々とスタメンの攻撃力が低下するばかり。しかし、そのおかげで久々のスタメンの座が回ってきた江川が、3回、プロ初アーチを放って、1点を先制。その裏、ラロッカの犠飛で追いつかれるも、直後の4回、またまた江川が満塁の走者を一掃するタイムリー三塁打を放って、3点を勝ち越し。だが、折角リードを貰ったと言うのに先発・神内がその裏、大西に2ランを被弾し、瞬く間に1点差。7回には2番手・山村が平野恵にタイムリーを許して、試合は振り出しに。更に、8回には3番手・三瀬が四球を出しただけで引っ込むと言う何しに出てきたんだから分からない失態を演じると、4番手・藤岡が下山に勝ち越し3ランを叩き込まれ、試合を決められた。これでソフトバンクは3連敗となり、3位転落。大村が6番に落とされた事に江川の活躍が重なり、下位打線は機能したが、逆に上位打線が全く機能しなかったのが痛かった。
◆F0−2E◆
前回に続いて、またもや最下位決戦となってしまったこのカード。最下位の座はもうシーズン終了まで悪の温床・楽天に任せておきたい日本ハムだったが、伊集院光の弟子・金村が初回から礒部のタイムリーで先制を許すと、その裏、ノーヒットで満塁のチャンスを貰いながら、三者残塁に終わると言う何とも嫌な立ち上がり。日本ハムは続く2回にも一、二塁のチャンスを逃す拙攻を展開。すると、その隙にとばかりに悪の温床・楽天は4回、草野の犠飛で突き放す。投げては潰していた右手のマメがようやく完治した新助っ人・林が6回を散発2安打無失点の好投を展開。危なげのない投球ながらノムさんは7回から継投策へ切り替えると、ここから5人の投手を繰り出す小刻みな起用で完封リレーを達成。日本ハムは20イニング連続無得点と言う打線沈黙ぶりで伊集院光の弟子・金村を見殺し、最下位脱出に失敗した。
◆M12−1L◆
過去2試合、好投虚しく打線に見殺され、勝敗がつかずにいるロッテ先発・成瀬は、またいつまでも援護を貰えないのでは…と言う不信感からか、立ち上がりから落ち着きかなく、片岡,中島に連打を浴びて先制点を献上。何とか成瀬を援護したいロッテ打線はその裏、満塁のチャンスを掴み、絶好調の青野を打席に迎えるが、センターフライに倒れて、三者残塁。しかし、続く2回に早川が移籍初アーチとなる2ランを放ち、逆転に成功。これで流れを掴んだロッテは4回にはサブロー,TSUYOSHIのタイムリーで一気に3点を追加。これで完全に主導権を握ったロッテは終盤にも着々と加点し、終わってみれば、12安打で大量12点。今季初めて大量リードを背に投げられた成瀬は7回1失点で今季初勝利を飾った。
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