2005 MAJOR
May 25, 2005 19:44
松尾さんのフリー打撃の相手を務める事になった吾郎。外角高めの際どい球を松尾さんが見送った事でそこは松尾さんの嫌いなコースなのでは?と察知する。試しにもう一度同じ所へ投げ込むと打ち返されはしたものの、会心の当たりではなかった。「バッティングピッチャーは打者のリズムや得手不得手,体調まで分かる。超一流に何球も投げられる機会をモノにしない手はない」と言う根本の思惑を掴んだか、きわといコースへ散らして投げ続けていた吾郎だったが、「きわどい球ばかりで打ちにくい上、だんだん球速が上がっている。軽く流したいだけなのに、初日からフォームを崩されたらたまらない」と、松尾さんからストップをかけられてしまう。後がない吾郎は「コジローさんは俺と勝負して2打数2安打でしたよ」と松尾さんを挑発し、一打席だけの真剣勝負を進言。またも喧嘩を売った吾郎に大慌ての茂野が止めに入ると、ここで出てきた大木監督が何と、来週、沖縄入りする若手選抜への合流を許可し、「練習試合でコジローや松尾さんと心おきなく勝負すればいい」と告げる。若手が合流するまではバッティングピッチャーの仕事をちゃんとこなす事を条件にされたが、有頂天の吾郎は「うん、するする。もうけんか売ったりしない」、(別の選手に投げてくれと頼まれると)「あ、は〜〜〜〜い
」と、すっかり従順に(笑)。

「自分の息子だからと甘い待遇で気を使わなくても…」と、恐縮する茂野だったが、大木監督の行動はそんな事が理由ではなかった。2球勝負でいずれも痛打しながらも、実はマスコットバットを折られていたコジローが「面白いから、若手選抜に入れてみては」と推薦していたのだ。「コジローが何かを感じた男をバッティングピッチャーだけにしておく手はない」と言う事で、大木監督も吾郎を試す気になった様だ。そして、いよいよ若手選抜が沖縄入り。その中には寿也や薬師寺らの姿もあった。吾郎−寿也のバッテリー復活の日は目前か!?
結局、まっすぐだけでまだ通用する余地と言うのは、打者の得手不得手を掴む事にある様で…。同じコースでも苦手な打者がいれば、得意な打者がいるのは当たり前の事。TV中継やゲームの効果で、下手すれば、今時の小学生でもプロ選手の苦手なボールとか、何となく分かっていそうなものなのだが、そんな要素が切り札でいいのか? そもそも、今までそんな事を無視していた…と言うより、気付きもせずにいたと言う事の方が信じられない。流石に、今回は説得力に欠けるのではなかろうか。結局、緩急を使わず、ボールの出し入れだけで勝負すると言うのでは、同じタイミングで投げ続ける事に変わりなく、バッティングマシンのごとき投球から逸脱しえない気も…。
それにしても、松尾さんの描写が相変わらず不満たらたらだ。吾郎の投球の変化には気付いても、その意図については挑発されるまで気付かないなど、どうにも凄みを感じない。勝負を挑まれて、睨みを利かせるもイマイチ迫力不足。また、コジローと違い、人間的には非常に好感が持てるか…と言うと、それ程でもなく、モデルの松井さんと比べると、どうにもショボい印象だ。練習試合では、まず松尾さんが打ち取られ、最後にコジローが打ち取られると言う流れなんだろうなぁ、どうせ…(T_T)。打順からすると、先にコジローと当たりそうなもんだが、うまい事打順を調整した上で、吾郎には途中からリリーフさせるくさい…。さて、いよいよ寿也とのバッテリー復活が見えてきた訳だが、これなら、吾郎が何も気付かなくても、寿也にリードを任せておけば済んだ話なのでは?
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May 18, 2005 21:43
コジローに打ちのめされ、父・茂野に変化球習得に走る時期にきた事を痛感させられたと漏らす吾郎。しかし、茂野はメジャーで4割近い打率を残したコジローに打たれた事イコール、メジャーに通用しない事にはならない,一人の打者に打たれただけで自分のスタイルを簡単に変えてしまおうとするのは結論を急ぎ過ぎていると諭す。何より、簡単にモノに出来る変化球があるなら、今までとっくにやっていただろうと…。そうか? 今まで何度か投げた即興ナマクラ変化球はモノに出来なかったから…とかそういう次元の問題で投げなくなったのとは違う様に思えるのだが…。
ツーシーム,フォーシーム,カットボールと速球に近い変化球も武器として使える程にはマスター出来なかったと言う吾郎。ジャイロ回転でボールを切る事を体が覚えてしまっている事が、真逆の切り方になる変化球習得の足かせになっており、覚えようとするなら、抜くフォークかチェンジアップ,それ以外はジャイロボールに支障が出てしまうと、マイナーのコーチに言われたとか、右では投げられたチェンジアップが左では全くダメだと癇癪を起こしたり、今までのストーリーを忘れた訳じゃないんだよと言わんばかりのネタが続いた所で根本が登場。松尾さんのフリー打撃に投げろとの事だが、コジローとの敗戦ショックが癒えない吾郎はどうせ打たれるからと、これを拒否。しかし、打たせる為のバッティングピッチャーの名目で来ている吾郎のそんな言い分を根本が認める筈もなかった。落胆の色を隠せない吾郎に対して、根本はコジローをいきなりねじ伏せようとしたのが誤りで、打たれる事で分かる事もあるのだと踏まえた上で松尾さんに投げてみろ、とアドバイスする。
コジローと比べると、どうにもオーラが足りない松尾さん。終始一貫して、コジローより格下感が拭えない松尾さんの描写にはいたく不満である。150kmの速球は投げるなと早々、茂野に釘を刺されてしまった吾郎は、力をセーブした球でひたすら打ち込まれまくるバッティングピッチャーの仕事をストレスを溜めながらも渋々全うする。そんな中、外角高めの際どい球をボール球と感じて何気なく見送った松尾さんの様子に吾郎は根本のアドバイスから何かを掴みかけるのだった。
打者の主観による(正規のものとは違う)ストライクゾーンの感覚やコースの好き嫌いを踏まえた上で投げるとかそういう事? コジローの研究をせずに、ただ漠然と際どいコースに投げただけとは言え、完璧に打ち込まれたものが、その程度で立場が逆転する程の切り札にはなりえないよなぁ。この流れでいくと、あくまで緩急を使わずに直球至上主義を貫く雰囲気だけど、それ程の説得力を持たせる答えが果たして、導き出せるのか!?
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May 11, 2005 21:07
予想だにしない展開でコジローとの対戦の機会を得た吾郎。いきなりの指名に肩が出来てないとわめく吾郎に対して、コジローは「10球で肩を作れ。根本さんは10球で肩が作れる。それがバッティングピッチャーだ」と挑発。バッティングピッチャーと言う名目で来ているとは言え、それが本職な訳ではないのだから、そんな部分で遅れを取っても、何ら問題はない筈なのだが、吾郎はまんまと乗せられ、急ピッチでウォーミングアップを開始。まぁ、元々、肩が出来るのが早い吾郎には何ら支障はなかったが…。
いよいよ対決と言う所で吾郎は「3打席勝負で1安打ならコジローの勝ちだが、無安打なら吾郎の勝ちとして、大木監督に推薦しろ」と、一方的に勝負のルールを設定。勝利条件は2安打でもいいのだが…と不敵な笑みを浮かべるコジローに対して、吾郎はインローの際どい所へ渾身のストレート。これをいともたやすく弾き返したコジローの打球は吾郎の前に立ててあった防球ネットを直撃する痛烈なライナーに。完全に打ち勝っているにも拘わらず、ピッチャーライナー(凡打)でいいとコジローは余裕の表情を浮かべる。たった1球で簡単に合わされた事に動揺しながら、2打席目に挑んだ吾郎だが、今度は文句なしのレフト前ヒットを浴び、予想通りの完敗に終わった。
コジロー曰く、根本は色々な球種を色々な投手のタイミングで自在に配球出来るテクニックを持ち、実戦の感覚を呼び起こしながら気持ちよく打たせてくれる生きた球の持ち主。一方、吾郎のボールは何球打ち返しても練習する価値のないバッティングマシンのごとき死んだ球だと言うのだ。いくら100マイルの球でコーナーをつこうとも、単調な吾郎の投球は少しも怖くないと…。「3Aでそこそこ活躍した嫌でも耳に入ってくる」程度の投手の球について、よく知ってるな、コジロー。やっぱり、密かにチェックしとったんやないけ。茫然自失の吾郎は慰めにやってきた茂野に対して、変化球習得の必要性を漏らすのだった。
ちょっと待て…、ストレート一本で通用する術はないから、変化球を織り交ぜなくてはならない…なんて話は三船リトル時代にとっくにやってる筈なんだが、今更になって、原点回帰ですか? 真っ直ぐだけでいいのか?と言うテーマは「MAJOR」において、度々触れられているのだが、ストレートのみの限界を痛感し、打者を空振りさせる程、落差のあるチェンジアップを会得したリトル時代の話は、サウスポーになって以降は「なかったもの」として、最後までストレート至上主義の儘、突き進むのかと思っていた。ジャイロボールも変化球の代替にあたる武器なのかと思っていたのだが、今やすっかり忘れ去られているなぁ。決定的なのは、3Aのキャンプ時だろう。メジャーの大エースから、変化球に走るよりも、四隅を絶妙につける精密なコントロールの伴った速球の習得を目指せと言われたあの話だ。それを身につけた事により、制球と言うリミッターを外した時には100マイル超の球を投げ込める様になったと言うのに、ここへ来て、こういう展開になると、その辺のエピソードがもう台無し。ギブソンJrも一気にザコへと格下げされた感じで何だか哀れだね。
さて、果たして、この後、吾郎はこの期に及んで変化球に手を出してしまうのか、はたまた、茂野に喝を入れられてしまい、更なるストレートの進化を目指すのか…!? 後者はもうありえないだろうと言う所まで進化してるので流石に無理がある様に思うのだが、今更、前者ってのも、やはり、釈然としないねぇ。しかも、その習得する変化球がまたチェンジアップだったりしたら、やってられないぞ…(+_+)。その際の師匠はいかにも根本さんな臭いがプンプンだ。
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April 27, 2005 19:40
鈴木一朗…もとい、コジローにバッティング投手としての対戦申し入れを軽くいなされてしまった吾郎。いつもなら、激しく食い下がる所だが、自信に裏付けされた有無を言わせないコジローのオーラに気圧されて、簡単に引き下がってしまうのだった。仕方ないので、松井さん…もとい松尾さんのフリー打撃に乱入するしかないとうなだれる吾郎(仕方ないなどと、鈴木一朗より、松井さんを遙かに格下扱いする様な描写は甚だ不満である)に対して、父・茂野に頼まれ、吾郎のお目付役となった根本バッティングピッチャーが雑用もバッティングピッチャーの仕事だと喝を入れる。日本選手がやたらと国外亡命を図ろうとする最近の風潮が許せない根本は3Aのひよっ子がいきなりメジャーの大物に勝負を仕掛けようとするあつかましさに加え、高卒で即渡米しながら日本代表にはちゃっかり収まろうと言う吾郎が気に食わないらしく、苦言を連発する(鈴木一朗は日本球界を愛想をつかして出ていった様なものだが、この言い回しからして、コジローは鈴木とは違うのだろうか?)。
そこへ根本の携帯が鳴る。コジローが屋内で軽く振りたいので、自分とコジローの打撃練習を見に来るかと誘う根本。実は、この男、コジローとの勝負を阻止された最大の要因であるコジローの専属バッティングピッチャーだったのだ。吾郎はコジローのバッティングなどより、対決を阻止された専属投手・根本の方が気になって仕方ない様子だったが、誰にでも打てそうな緩いボールをコジローが当たり前の様に打ち返す様に辟易。「所詮、バッティングピッチャー」と吐き捨て、その場を立ち去ろうとするが、その一言に今までスカした態度をとり続けていたコジローの様子が一変。「お前、根本さんをバカにしたな」と、怒りの表情で吾郎を呼び止める。「今の言葉、俺が許さねぇ。お前の球が根本さん以下だって事を俺が証明してやる」と吾郎に勝負を要求するのだった。図らずも、対決の機会を得た吾郎だが、果たして…。
とりあえず、コジローはただのスカした嫌なヤツではなかったらしい。一人称が社交モードの「僕」から「俺」に変わり、一転して見せた凄みはメジャーの貫禄か。バッティングピッチャーは打者の調子を整えるのが仕事であり、下手に抑え込んで打者の調子を狂わせてしまうなど、言語道断。コジローを挑発する為の演技とは流石に考えづらいので、マジボケなのだろうが、いかに吾郎がおバカとは言え、3Aの選手ともあろう者がそんな事にすら気付かないと言うのは、いささか無理があるのではなかろうか。今回はどう考えても、吾郎の失言であり、コジローに叩きのめされるのは必至。だが、ただ打ち崩すだけでは、吾郎の球が根本以下であると証明する事にはならない訳で、その辺り、どう処理するのかは楽しみにしたい。
Major―Dramatic baseball comic (24)
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April 20, 2005 23:21
クリスマスイヴのバッティングセンターでの特訓(笑)に続き、今度は一緒に初詣とそれなりにイベントをこなしている吾郎と清水。どうも野球と縁のある所に行かずにはいられないのか、今度はストラックアウトをプレイする吾郎は沖縄の日本代表合宿に乗り込む事を清水に打ち明ける。因みに、150km超でコーナーの出し入れを会得している吾郎はストラックアウトも軽々パーフェクトを達成。「まるでプロみて〜っ」「プロだっつーの」と夫婦漫才が繰り広げられるのだった。
いよいよ日本代表合宿が始まる。沖縄に鈴木一朗,今夜の松井さん…もとい、コジロー,松尾さんら、大物メジャーも集結。そういえば、昔、シャイアンズにいた松居はどうなってしまったのだろう? まずは顔合わせのパーティーが開かれた。監督は仰木さん…もとい、大木さんだ。まだ正体がバレたくない吾郎は帽子にグラサンにつけ髭とアヤしさ大爆発の出で立ちでパーティに潜入していた。変装姿の吾郎につきまとわれた眉村は吾郎と気付かず煙たがっていたが、変装を解いた吾郎に仰天。こんなに動揺し、表情豊かな眉村を見るのは初めてだ〜! 妙に感動してしまったわぃ。
そこへ全選手に挨拶回りをしていたコジローが登場。慌てて、変装モードに戻り、後ろを向いた吾郎だったが、3Aで活躍していた吾郎の存在を知っていたコジローにあっさりと正体がバレてしまう。「3Aとは言え、そこそこ活躍していた日本人の事は嫌でも耳に入る」などと嫌みを言われてしまい、カチンときた吾郎はバッティングピッチャーとして最初に指名してくれといきなり本題を暴露。大木さんと話をつけるまでは大人しくしていると言う約束を早くも破ってしまった吾郎と、慌てて制止に入る茂野がドタバタとやっている中、コジローは「君は僕に投げる事は出来ない。専属のバッティングピッチャーとしかやらない事にしているから、他を当たってくれ」と無情の宣告をつきつけるのだった。果たして、コジローの真意は吾郎の企みを見破った上でのいけずなのか、単純に不穏分子に調子を崩されたくないだけなのか。このコジロー、人相だけでなく、結構、性格も悪いので、前者の可能性もなきにしもあらず(笑)。目論みの半分を一方的に断ち切られた吾郎だが、とりあえず、性格のいい松尾さんをターゲットにするのだろうか。まぁ、どうせコジローともやるんだろうけどな。
Major―Dramatic baseball comic (28)
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April 13, 2005 21:38
一向に携帯が繋がらないので、吾郎の家に直接乗り込んでいった清水だったが、間の悪い事に寿也との自主トレの為、スポーツジムに行こうとする所…。野球モードの吾郎は如何ともしがたいと理解しているだけに肩を落として帰りかけるも、一緒に行かないかと誘われ、溜飲を下げるのだった。三船リトル時代に対戦経験があるとは言え、面識があるとは言い難い寿也の前で水着姿を晒す事に抵抗を示しつつも、ぎこちなく挨拶を交わす清水。冗談っぽく寿也に好感を抱いている様な態度をとるや否や、慌てて引き離そうとする吾郎の様子を見て、他意はなかったとは言え、意外な牽制効果に悪い気はしていない様だ。
鈴木一朗や今夜の松井さん…もとい、鈴木コジローや松尾を打撃投手としてねじ伏せようと言う吾郎の無謀な野望に難色を示す寿也だったが、キャッチボールを終えた後の全力で放たれた1球を受け、あながち絶望的な事ではないと感じ取る。一段と早くなった吾郎のボールに大きな成長を感じながら、恋愛にマメな吾郎を期待するのはらしくないと、クリスマスイヴのデートは諦める清水。しかし、別れ際、意外にもイヴのお誘いをかけてきたのは吾郎だった。思わぬ展開に顔をほころばせる清水。当然、ロマンティックなデートを期待していたのだろうが、待っていたのはバッティングセンターでの熱血指導…。「違う…、イヴにここは違うよ、本田…」と泣きながらしごきを受けるハメに…。ああ、相も変わらず、可哀想な清水…。とりあえず、あの吾郎がイヴに誘ってくれただけでも喜んでおけ。来週こそは頑張れ、清水。もういい加減、野球モードになっちまうだろうけど…(^^;)。
Major―Dramatic baseball comic (6)
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April 06, 2005 23:59
「キャワーン」と、吾郎に告白された余韻に浸りきり恋愛モードの清水に対し、すっかり野球モードに逆戻りの吾郎。茂野が伝えた日本代表入りのメドがなくなったと言う話は束の間の恋愛モード中だった事で全く記憶になかった模様だ。しかし、「俺の代わりに自腹でバッティングピッチャーでもやるしかない」と言う茂野の冗談から代表入りへ活路を見出す。メジャーで4割近い打率を残して旋風を巻き起こしたかなり悪人ヅラの鈴木コジロー(笑)らをバッティングピッチャーなのに150kmの速球勝負を仕掛けようと言うのだ。何だか、あっさり展開が見えてしまった感じで拍子抜けだが、イチローもといコジロー得意の走り逃げ打ちでセコい内野安打性の打球を浴びまくり、代表入り失敗…なんて裏切りはあったりするのだろうか。一方、清水は告白後、一度も会っておらず、2,3度電話しただけと言う状態でも安心しきっていたが、友人から両想いでも会わない事でダメになる事は多々ある,10年越しの恋が実ったからと油断するな…と忠告を受けて、一転して焦燥感に駆られてしまう。一応の決着をつけながらも、何だかんだで恋愛モードは結構、引っ張るらしい。ようやく携帯を買ったらしい吾郎へのラブコールを試みた清水だったが、吾郎は電源を切っていたのでありました。哀れ清水…。吾郎が当分、野球モード一辺倒なのは想像に難くなく、清水はまた当分、不憫な状況を耐え忍ぶ日々が続く様だ。ああ、可哀想な清水…。
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March 30, 2005 23:14
突然、清水を異性として意識し出した事ですっかりパニック状態に陥り、日本代表の件など考えている余裕がない吾郎。改めてそういう付き合い方をする事など、照れくさくて仕方がないなどと思いつつ、今更、後には引けず、清水を遊園地に誘う。無理矢理な理由をつけて絶叫マシンを回避しようとする吾郎を強引に連れ回し、デートを堪能する清水。先日の埋め合わせとして誘ってくれたとしか思っていないながらも、かりそめのデートに礼を言う清水だったが、吾郎は清水への本当の気持ちを告白するのだった…。
今週は完全に恋愛マンガモード一色。日本代表はどうなったんだ〜!?と、野球マンガモードしか望んでいない人(どれくらいいるのだろう?)は完全に置いてきぼりの展開だ。「お前が一人で捕れる様になるまで、オレ、この手、絶対離さねーから…」とか「心配すんな。オレ、お前とキャッチボールしてんの楽しいから…」等々、あくまで野球仲間としてであって、決して恋愛感情があって言っていた訳ではない吾郎の言葉に何度もときめかされてきた清水だが、ようやく貰えた今回の告白にはさぞやご満悦の事だろう。10年近くもじらしておきながら、直球ど真ん中の展開でこうもあっさりと決着をつけてしまうとは、清々しいにも程があるぞ(笑)。肝心の野球マンガモードでテンションが上がりきらない以上、清水との件は、もうちょっとお預けにして欲しかった気もするので、少々複雑な気分…(^^;)。
Major―Dramatic baseball comic (12)
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March 23, 2005 22:56
格闘マンガにありがちな強さのインフレが止められず、脇キャラがどんどん使い捨てにされているにも拘わらず、主人公にはそれ程、感情移入出来ない…………割には結構、面白いのが不思議な作品「MAJOR」。チームメートの存在感のなさに要所以外でのテンションを持続しづらかった3A編がようやく終わり、いよいよ待望の清水とのラブコメ編(?)に突入だ。野球マンガとしては横浜リトル戦がピークだった印象は否めない「MAJOR」だが、清水×吾郎の話は三船リトル時代から毎度ワクワクさせられる。惰性的になりがちな長期連載にあって、このテーマに限っては、終始高いテンションで読める辺り、「MAJOR」は野球マンガではなく、恋愛マンガなのでは?と錯覚してしまう。無論、ストーリーの比率は圧倒的に野球だけど…。吾郎がギブソンに投げ勝つ話よりも、清水の長きに渡る吾郎への想いが報われる話の方が遙かに期待が大きいもんなぁ(^^;)。
そんな期待がいよいよ現実のものとなりそうな気配だ。吾郎との気持ちの温度差に愕然とした清水は100がダメだったら0しかないと言うのは悲しすぎると、吾郎への恋慕を捨て去り、今後もずっと幼なじみの関係でいようと決意。清水に対して、幼い頃から野球を愛してきた同志,ダチとしての感情しか持っていなかった吾郎だったが、この一件でようやく異性として意識する事に…。NPB所属でないからと日本代表候補から除外された事を父から聞かされても、清水の事で頭が一杯で上の空の吾郎だが…。
何だかんだで日本代表入りしてしまいそうな匂いがプンプンするのだが、その前に清水の件にケリがついてしまうのか? 野球の件を後回しにする吾郎はらしくないと言う清水の発言でまた引き延ばしになってしまうのか? まぁ、これまでの事を考えれば、吾郎が清水を意識し出したのはとてつもなく大きなステップアップなので、ある程度の決着はつくと思うのだが…。
Major―Dramatic baseball comic (18)
↑特に、意味はないが、清水表紙の18巻。最新刊は画像がなく、文字だけだと何か寂しいので…。