January 04, 2011 06:16

2010年購入コミックス総括(完結作品編) 3

 シーズンオフで野球ネタをお休み中と言う事で、久々に漫画ネタを書いてみるの事。2010年の購入コミックスは計140冊。あまり漫画を買わない人から見れば、これでも十分多いのかもしれないが、これっぽっちの冊数で驚いてはいけない。世の中には年間1000冊超の猛者達がゴロゴロいるのである。まぁ、そんな猛者の足下にすら及ばないながらも、決して少なくはない冊数の中、最終巻が出た作品が11作。と言う訳で、終わった事が感慨深い順にランキングしてみるの事。



圏外:「妄想少女オタク系」(紺條夏生) 全7巻
妄想少女オタク系 1 (アクションコミックス)妄想少女オタク系 1 (アクションコミックス)
著者:紺條 夏生
双葉社(2006-04-12)
販売元:Amazon.co.jp
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妄想少女オタク系(7) (アクションコミックス(コミックハイ!))妄想少女オタク系(7) (アクションコミックス(コミックハイ!))
著者:紺條 夏生
双葉社(2010-09-11)
販売元:Amazon.co.jp
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「ふ女子」と言っても、腐っている方の「ふ女子」漫画。終わって残念…と言うより、やっと終わってくれたかと…。まったく何を血迷って、私はこれに手を出してしまったのか…(^^;)。腐女子に理解がない訳ではないが、あのノリに共感出来る訳でもないので、買い続けるのは結構、辛かった。連載開始の段階で着地点がミエミエなので、そこに到るまでの過程を長く引っ張り過ぎた印象だ。はっきり言って、1巻と7巻だけ読んでも、話が通じる様な気がする。

10位:「ぽすから」(中村哲也) 全2巻
ぽすから (1) (まんがタイムKRコミックス)ぽすから (1) (まんがタイムKRコミックス)
著者:中村 哲也
芳文社(2010-01-27)
販売元:Amazon.co.jp
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ぽすから (2) (まんがタイムKRコミックス)ぽすから (2) (まんがタイムKRコミックス)
著者:中村 哲也
芳文社(2010-11-27)
販売元:Amazon.co.jp
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美大進学を目指す予備校4コマ漫画。とは言え、そんなに美術予備校ネタ満載と言う訳でもなく、青臭い青春ラブコメ色の方が強い。題材的には良かったのだけど、美術予備校ネタをもっと取り上げて欲しかったのと、人間関係の表現密度が若干、薄めなままに終わってしまったり、折角、メインキャラに漫画家が出てくるのに、設定を生かしきれなかったり、何だか色々と勿体ない印象が残ってしまった。好き嫌いで言えば、結構、好きな作品ではある。

9位:「ハックス!」(今井哲也) 全4巻
ハックス!(1) (アフタヌーンKC)ハックス!(1) (アフタヌーンKC)
著者:今井 哲也
講談社(2008-11-21)
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ハックス!(4) <完> (アフタヌーンKC)ハックス!(4) <完> (アフタヌーンKC)
著者:今井 哲也
講談社(2010-05-21)
販売元:Amazon.co.jp
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高校アニメ研究会漫画。「げんしけん」的なオタク路線ではなく、素人部員が試行錯誤しながら、アニメーションを作っていこうと言う話。製作過程が高校の部活動レベルとして、かなり現実的な印象で楽しめる。非常に中途半端な所で終わってしまい、完結していた事にしばらく気付かなかった。掲載誌的には、こういう作品を好きな人は多いと思うのだが、打ち切りなのだろうか?

8位:「BAMBOO BLADE」(五十嵐あぐり/土塚理弘) 全14巻
BAMBOO BLADE (1) (ヤングガンガンコミックス)BAMBOO BLADE (1) (ヤングガンガンコミックス)
著者:土塚 理弘
スクウェア・エニックス(2005-09-24)
販売元:Amazon.co.jp
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BAMBOO BLADE 14 (ヤングガンガンコミックス)BAMBOO BLADE 14 (ヤングガンガンコミックス)
著者:土塚 理弘
スクウェア・エニックス(2010-11-25)
販売元:Amazon.co.jp
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アニメ化もされた高校剣道部漫画(主に女子)。男子はひたすらハブられると言う酷い扱いっぷりは、最後まで貫かれた。榊ウラが道を踏み外し、バニ学編に突入する辺りから、かなり迷走感があったが、ウラ vs エリナで大きく巻き返した…って、主人公、全然絡んでないけどね…(^^;)。主人公サイドは剣道部として勝ち上がる方向とは違う意味での成長を進めていた為、着地点としては予定通りだったらしく、締め括りは一応、綺麗にまとまったものの、見方によっては、結構、打ち切りっぽくもある。

7位:「銘高祭!」(TOBI) 全2巻
銘高祭! (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)銘高祭! (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
著者:TOBI
芳文社(2009-06-12)
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銘高祭! (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)銘高祭! (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
著者:TOBI
芳文社(2010-02-12)
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主人公が文化祭実行委員長に選ばれてから、やり遂げるまでの漫画。好き嫌いで言えば、大好きな作品で、もっと上の順位にしてもいいくらいなのだが、題材の性質上、短期で終わるであろう事はハナから覚悟していた為、あえて、この順位と言う事で…。生徒会モノとか、文化祭の雰囲気が好きな方にはオススメ。

6位:「武士道シックスティーン」(安藤慈朗/誉田哲也) 全3巻
武士道シックスティーン(1) (アフタヌーンKC)武士道シックスティーン(1) (アフタヌーンKC)
著者:安藤 慈朗
講談社(2009-11-20)
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武士道シックスティーン(3) <完> (アフタヌーンKC)武士道シックスティーン(3) <完> (アフタヌーンKC)
著者:安藤 慈朗
講談社(2010-12-22)
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「しおんの王」の安藤慈朗が原作付き高校剣道部漫画で帰ってきた…と思ったら、よもやの3巻完結で落胆の色を隠せない。3巻の時間の流れがやけに早かったのは、果たして、原作準拠なのか、はたまた、打ち切りによる影響なのか…? 2年時では焦らしておきながら、最後の年にインターハイ個人戦で直接対決…とか見てみたかったのになぁ。

5位:「クロスゲーム」(あだち充) 全17巻
クロスゲーム (1) (少年サンデーコミックス)クロスゲーム (1) (少年サンデーコミックス)
著者:あだち 充
小学館(2005-09-02)
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クロスゲーム 17 (少年サンデーコミックス)クロスゲーム 17 (少年サンデーコミックス)
著者:あだち 充
小学館(2010-04-16)
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昨年、次々と終了した「サンデー」長期野球漫画の一角。またも懲りずに「野球→人死に」の方程式を炸裂させてしまうと言う衝撃の1巻から始まり、あだち充がたまにやらかす、どんでん返しが起きる事もなく、連載当初から予想出来た順当なカップル成立で完結。そして、また甲子園は端折られた…。ライバルキャラが地味過ぎた所為か、「H2」程の盛り上がりはなかった印象。最終対決がMAXの速球で四球…って、こういうスカシ具合があだち充らしいね。

4位:「最強!都立あおい坂高校野球部」(田中モトユキ) 全26巻
最強!あおい坂高校野球部 1 (少年サンデーコミックス)最強!あおい坂高校野球部 1 (少年サンデーコミックス)
著者:田中 モトユキ
小学館(2005-04-18)
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最強!都立あおい坂高校野球部 26 最後の一球!! (少年サンデーコミックス)最強!都立あおい坂高校野球部 26 最後の一球!! (少年サンデーコミックス)
著者:田中 モトユキ
小学館(2010-06-18)
販売元:Amazon.co.jp
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昨年、次々と終了した「サンデー」長期野球漫画の一角。巴さんのダイエット大成功でまっつんが勝ち組に!と言う衝撃の展開で完結(笑)。3年生が引退してしまうと、人数不足で大会に出られない…と言う事で、案の定、1年目の夏で完結(エピローグ的に翌年の夏は描かれたが)。こういうパターンの作品は先輩の引退後をどう乗り越えるかと言うのを結構見てみたいのだが、間違いなく地味な展開になるのと、再びピークを作り出すのが大変なので、みんな逃げるよなぁ。まぁ、この作品はここで終わって正解だとは思うが…。

3位:「MAJOR」(満田拓也) 全78巻
Major―Dramatic baseball comic (1) (少年サンデーコミックス)Major―Dramatic baseball comic (1) (少年サンデーコミックス)
著者:満田 拓也
小学館(1995-02)
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MAJOR(メジャー) 78 (少年サンデーコミックス)MAJOR(メジャー) 78 (少年サンデーコミックス)
著者:満田 拓也
小学館(2010-12-17)
販売元:Amazon.co.jp
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昨年、次々と終了した「サンデー」長期野球漫画の一角。「球道くん」のパクりと言われ続けた時期を乗り越え、16年の連載に終止符。当ブログでも長々とレビューを続けてきたので、それなりに感慨はあるものの、個人的には三船リトル編がピークと思っているので、まぁ~、ここまで長かった…。タイトル通りのメジャー編がイマイチ低空飛行気味な印象だった為、W杯で終わっておけば良かったんじゃなかろうか…と思う事しきりだったが、やはり、子供が父親の姿を追ってプロ野球選手を目指す所までは描きたかったのかな。TVアニメは第6シーズンまでやって、これだけの長編原作をほぼ補完しておきながら、集大成となるワールドシリーズ編が端折られ、ラストエピソードも78巻限定版付帯のDVDに収録とは…。第6シーズンはダンストンやらケロッグやら、もうどうでもいいサブキャラのメイン話や吾郎のCM出演とか微妙~な内容のオリジナル話が多かったが、そんなのやる暇があったら、ラストエピソードを普通に放映しろよと思わずにはいられない…。

2位:「海皇紀」(川原正敏) 全45巻
海皇紀(1) (講談社コミックス 月刊少年マガジン 637)海皇紀(1) (講談社コミックス 月刊少年マガジン 637)
著者:川原 正敏
講談社(1998-08-10)
販売元:Amazon.co.jp
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海皇紀(45)<完> (講談社コミックス 月刊少年マガジン)海皇紀(45)<完> (講談社コミックス 月刊少年マガジン)
著者:川原 正敏
講談社(2010-09-17)
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科学文明が崩壊した後、長き時を経て、中世~近代レベルまで文明が回復した未来…的な世界観で描かれた海洋大河ロマンも12年目の大団円でついに完結。これのおかげで「修羅の門」が一向に再開してくれないが、だからと言って、早く終わってくれ…とは思えないくらい面白いので困る…と言うジレンマを抱えていた訳だが、そこから、ようやく解放されたのは、果たして、喜ぶべきか、悲しむべきか…。ダラダラと長かったのではなく、着実に物語は進行しており、ラストも描きたい事は殆ど描ききった印象で清々しい。最終的に「海皇紀」は誰が書いたものだったのかを考えると、ヴェダイだけが後生を書き記して貰えなかった理由については大いに納得こそ出来るものの、一番贔屓にしていたキャラなので、ちょっと残念だ。

1位:「のだめカンタービレ」(二ノ宮知子) 全25巻
のだめカンタービレ(1)のだめカンタービレ(1)
著者:二ノ宮 知子
講談社(2002-01-08)
販売元:Amazon.co.jp
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のだめカンタービレ(25) <完> (講談社コミックスキス)のだめカンタービレ(25) <完> (講談社コミックスキス)
著者:二ノ宮 知子
講談社(2010-12-13)
販売元:Amazon.co.jp
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実写ドラマにアニメにと、メディアミックス効果で最早、説明不要のメジャー作品。一旦、23巻で完結した後に、アンコールオペラ編として描かれた24,25巻は後日談と言うよりは、真・完結編と言ってもいい内容で、23巻よりすっきりする終わり方。とは言え、それでも名残惜しさは満載。まだまだいくらでも続きを描けるであろう要素がたっぷり残っている作品なので、番外編とか、スピンオフとかを期待せずにはいられない。演出家を目指す峰が主人公とかでも、十分面白そうなのだが…。とりあえず、アンコールオペラ編の実写ドラマスペシャル化を希望する!

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コメント一覧

1. Posted by ボウイ   January 05, 2011 00:59
5 新年初投稿ですね!!
プロ野球ネタと同じく辛口解説(良い意味でですよ)なんですね

また今年のシーズンもこの日日節が炸裂するのを楽しみにしてます!!
2. Posted by toorisugari   January 07, 2011 17:07
年間140冊も漫画を購読し
さらにプロ野球の全試合を事細かにチェックできる
あなたはいったい何者だ?
3. Posted by 主砲・原   January 07, 2011 22:26
>toorisugariさん
それは果たして、誉められているのか、けなされているのか…。
何者…って、ただの暇人ですが、年間140冊なんて
週2~3冊程度ですし、大体、移動中の電車か昼飯時で読破しますから
大した負担にはなりません。殆どレビューもしてない訳ですし…
(なので、実は「MAJOR」レビューが結構な負担でした)。
週刊漫画誌、全作品毎週レビューとかやってる人の方が遙かに凄いですよ。

>ボウイさん
そんなに辛口でしたかね? 「ドカパロ」レビューやらなくなってから
結構、温くなって来てる気がしますが…。
因みに、今年の公式戦の戦評は少し手を抜く…やもしれません(^^;)。

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